向井荒太の動物日記
愛犬ロシナンテの災難
脚本 吉田智子、福田卓郎、梅田千津子
主題歌 Kinki Kids
大学の動物病院講座と附属動物病院、
おさななじみの大学生3人組を取り巻く、
変な動物との日常や、変な人々とのふれあい模様。
主人公の飼う犬が主役?!の『学園青春動物ドラマ』
出演者 | |||||
堂本剛 |
根津甚八 |
水野真紀 |
安部なつみ |
秋山純 |
北村総一朗 |
大学三年 向井 荒太 (21) |
附属動物病院 院長 浦島 一郎 (60) |
女子寮の 寮母 山口 可奈子 (29) |
大学一年 遠藤 春奈 (19) |
荒太の幼馴染 工藤 みちる (21) |
生理学講座 教授 東野 伊織 (60) |
第一話 |
「一匹の犬の災難の物語・・・」 私の名は、ロシナンテ♪ ロバではない。犬である。 八王子大学、獣医学部のキャンパス。 一月にしては温かなある朝が始まりだった。 向井荒太、ただ何となく動物が好きなだけの学生。 プライドも信念も無い。 怒ることも人とぶつかることもなく、天下泰平であった。 彼に「普通」という事意外語るべきことは無い。 ある一つの事意外は・・。 試験中、カンニングの仲裁に入っていた荒太。 カンニングをしていたわけでは無いのに、彼が見つかってしまう。 これが事の始まりだった。 「退学の換わりに犬の世話をしなさい」 99匹の犬の世話だった。 ブラッシング、散歩、糞尿の始末・・・ 彼はどうも、物を押し付けられやすいタイプらしい。 そしてそれを嫌だと思わない。 実は低血圧で体力が無い彼なのに・・・。 彼は手を抜く事を知らない。 とりえは無いが、ただ一つ、忍耐だけはあった。 案の定、99匹の世話が終わった直後、貧血で倒れる。 「動物の世話は、365日無償の愛をささげる事である。 一日でダウンしていては、獣医になんてなれない。 獣医になんて・・不可能である!」 人間は時に嘘をつく事によって調和を保つが、 彼はそれが出来ないようだ。 人間は、犬の考えていることが理解できない。 犬は寿命が短い。 寂しいから長生きして欲しいと思うのは、 人間のエゴである。 それを考えると、荒太は深く考え込んでしまい、 また貧血で倒れる。 彼は、 担当教授に無理難題を押し付けられ、 幼馴染の二人にも面倒くさいことは全部押し付けられていた。 そして・・ 99匹の中の一匹、ロシナンテにも・・・? 少しずつ犬の気持ちを考え始める荒太。 春奈の愛犬チャッピーの死後、 春奈とロシナンテが同じ残された命同士の通じ合いをしているのを見て、 動物を飼うことは、自分の背中に一つの命を背負う事と悟り、 飼い主を亡くしたロシナンテが保健所に連れていかれそうな所を、 無言で「僕の犬です」と言い放った。 荒太とロシナンテの物語が始まったのだ。 案の定、彼らはアパートを追い出され、 大学構内の獣医学部寮内に引っ越すことになった。 しかしそこは・・・ 女子寮だった!(驚) こうしてロシナンテと荒太の共同生活が始まったのである。 ロシナンテ―――― 何故人間は何度も何度も 「お手」と言うの? 「待て」ならわかるよ。 なんで「お手」なの? しかも人間って、右利きだから 左手ばっかり疲れちゃうよ。 はぁーぁ、子犬の頃はあーんなに 可愛がってくれたのに・・・今は・・。 さて、来週のドラマの時間まで ロシナンテと荒太はどんな生活をしているのかな、なんてね(笑) |
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