2月28日 木曜日
■私的N◎VA総括その2■ 前回の続き、というか前回の補完。 前回は、D&D系のゲームとN◎VAではゲームのコンセプトが違い、別のゲームであると考えたほうがいいんではないか? ということを考察も何もなしに結論だけ書いた。ちなみに両者のゲームコンセプト(俺想像)は以下のとおり。
・D&D系のコンセプト:「ファンタジー世界の住人の一人として冒険をする」 ・N◎VAのコンセプト:「ひとつのドラマをつくりあげる」
今回はそのコンセプト(俺想像)がどういう根拠でなりたっているのか、というあたりを突っ込んでみる所存。 (コンセプト=「そのゲームを遊ぶ際に参加者がもつ目的」「ルールの背景に存在する(デザイナーの)設計思想」としておく)
●能力値 一般にRPGというものを考えるにあたってほぼ全てのゲームに共通している要素として「能力値」というものが存在している。 D&D系にももちろん「能力値」が存在しているし、N◎VAにも「能力値」が存在している・・・・・・が。はたしてこの両者の「能力値」、本当に同じものだろうか?
●D&D系における「能力値」 「能力値」はそのキャラクターの肉体的・精神的な能力がどれくらいか? を表現する数値である。 その世界の住人の「平均値」が設定されていて、また「能力値」に応じてそのキャラクターの能力がどれくらいであるかの指針も設定されている場合が多い。 (例:「筋力:10」がその世界の住人の「筋力=力の強さ」の平均で、「筋力:15」なら100kgのバーベルを軽々持ち上げることがでいる。) つまり、キャラクターはその世界においてどの程度の能力をもつ人物か? を理解させる仕組みとして働くのがD&D系における「能力値」である。
●N◎VAにおける「能力値」の意味 さてN◎VAである。N◎VAにも「能力値」が存在している ただしN◎VAにはその世界の住人の能力値の「平均値」は存在しない。 (それもそのはずでN◎VAには「能力値」が存在すらしてない「エキストラ」と呼ばれるNPCのカテゴリーが存在する) また「能力値」に応じた指針も設定されていない。 (「外界」の市民ランク決定表があるが、外界の能力値「以下」から選ぶ、という形式なので指針とは言いがたい) つまりN◎VAの「能力値」はキャラクターがその世界においてどの程度の能力をもつ人物か? を理解させる仕組みとしては働かない、という事だ。 つまり、N◎VAの「能力値」はD&D系の「能力値」とは性質が異なる(別の処理の為に存在する)『能力値』であると言える。
本日の人生無駄遣い「まとまらないなー」
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