ニュ〜スだよ!


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9月:

さ〜て今週のサンフさんは

*トップチームは、
  ・26日19:00より広島ビッグアーチにてJ1第27節・アルビレックス新潟戦。
  ・27日14:00より神崎山公園にてJサテライトリーグ、ファジアーノ岡山戦。

*ユースは、
  ・高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権、
    10月4日13:20よりJヴィレッジにて準々決勝、藤枝明誠高校戦。
  ・Jユースサンスタートニックカップ、
    27日14:00より吉田にてグループリーグ・サガン鳥栖U−18戦。

*ジュニアユース勢は、
  ・プログレスリーグ。中国地方のU−15年代のクラブチームが10月まで総当りリーグ戦を戦う。

予定は変更・追加の場合があるので、
正確なところはオフィシャルのスケジュールを参照のこと。

21日 高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権・決勝トーナメントラウンド16、
群馬県立ラグビー・サッカー場にてヴィッセル神戸ユースと対戦し2−0で勝利。
得点者は大崎(PK)、大崎(−)。

 決勝トーナメント初戦の相手は、もと滝川二高監督の黒田監督率いるヴィッセル神戸ユース。
立ち上がりからサンフレッチェ対策でしっかりと守備ブロックを作り守備的に対応する神戸の前に、
サンフは攻めの主導権をつかむもののなかなかゴールを奪うことはできない。
前半はスコアレスという拮抗した展開で後半へ折り返すと、
神戸はエース木村を満を持して投入、攻撃にかかる。
しかし後半9分、サンフはエース・大崎が左サイドからドリブル突破、PAに侵入したところで後ろから倒されPK獲得。
これを大崎が自ら決めて先制した。
 ゲームプランの崩れた神戸はここから猛反撃に出るが、サンフは今大会好調のDF宗近を中心にこれをはね返し、
後半32分、砂川からのパスを受けた大崎がGKの位置を見て芸術的なハーフループシュート、
きれいにGKの上を破ってゴールに沈め2−0とし、試合の行方を決定付けた。

 滝川二には2006年の高円宮杯準々決勝でボコられているから、
黒田監督にはその時のプチリベンジができたというところ?
それはともかく、緊迫した試合で守備的にくる相手に我慢を重ねての勝利、素晴らしい。
最近のトップチームっぽくなってきただろうか?

 準々決勝の相手は、サンフと同グループだった大阪桐蔭を延長戦の末2−1で破って勝ち上がった藤枝明誠。
初出場のチームだが、プリンス東海1位のチーム。
磐田や清水や名古屋、静学や藤枝東や四中工の上だったということ。強いチームだ。
油断することなく戦ってほしい。

 広島観音はFC東京U-18と対戦したが、
FC東京のエース重松健太郎(トップ昇格内定)に2ゴールを許し、健闘及ばず1−3で敗れた。
でも、ヴェルディ、流経柏、東福岡という激戦グループを突破したのはお見事。
冬の選手権に向けて大きな自信になったのではないだろうか。
 米子北は23日13:20より夢の島にてジェフユナイテッド千葉U-18と対戦。
現在大会得点ランクトップの山本大稀(5得点)のゴールに期待だ。
20日 ◇J1第26節、日立台にて柏レイソルと対戦し、1−1のドロー。
12勝8分け6敗の勝点44で、順位は3位のまま。

 チュンソンは、契約時の取り決めらしく遠征には帯同せず。
ネルシーニョ監督就任以来、守備重視の手堅いカウンターサッカーでコツコツ勝点を積み上げる柏とのアウェイ戦は、
やはり緊迫したタフな一戦となった。
決定機を迎えながらも決めきれずに折り返したが、
後半7分、CKから相手に押し込まれて先制される苦しい展開に。
しかし、ハンジェ、平繁を投入して攻勢を強めると、
後半38分、陽介のCKこぼれからのつなぎを最後は森脇が叩き込んで同点に追いつく。
それからはホームの柏がポポを中心に怒涛の攻撃を見せたが、
中林がスーパーセーブを連発してゴールを許さず。
ともに勝点1を分け合った。

途中で止まっている川崎3−1鹿島の試合が、そのまま推移して川崎が勝利すると、
サンフレッチェは4位になる。なので、形の上では一歩後退、ということになるが、
アウェイで先制されながらも追いついてもぎ取った勝点1が今後生きてくることになるかもしれない。
次節は陽介が出場停止だが、そうなれば出番があるであろうチュンソンの活躍に期待だ。
19日 高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権・グループリーグ、
西が丘にて三菱養和SCと対戦し0−5で敗れる。
2勝0分け1敗の勝点6、グループ2位で決勝トーナメントへ。

 グループ突破は決めたものの新型インフルエンザ感染者が出てやや不安のサンフレッチェ、
この試合はメンバーをがらりと入れ替えて1・2年生中心で臨んだが、
グループリーグ突破のために負けられない、プリンス関東2位の三菱養和の攻撃はさすがに支えきれなかった。
シュート10本は放ったものの決めることができず、5点を叩き込まれて大敗。
グループ2位で決勝トーナメントに進むことになった。

 GK大野くんをはじめ、柳川くん、津川くん、栗栖くん、藤井くんと1年生が大挙出場。
試合結果は悔しいものだったが、ユース年代屈指のチームと戦ったこの経験を次につなげていってほしい。

 グループ2位突破で、決勝トーナメント・ラウンド16の会場は群馬・前橋の群馬県立サッカー・ラグビー場に。
相手はヴィッセル神戸となった。
 同じく中国地域代表の広島観音、そしてインターハイ準優勝の米子北も、
ともにグループ2位で堂々の決勝トーナメント進出。
近年の中国地方の躍進、この力はもはや本物だろう。
決勝トーナメントでも大暴れしてほしい。
18日 MF森崎和幸が全体練習に復帰した。
 意のままにならず、一向に上がってこない心身のコンディションに一時は引退も考えたそうだが、
自分を取り巻く家族の姿、そしてサポーターへの思いを支えにし、
8月からランニングなどの別メニューでコンディションを上げていき、
この日、ついに全体練習に復帰した。
 ショッキングな慢性疲労症候群の診断からわずか4ヶ月でカズが戻ってきた。
完治率5〜10パーセントという難病からの奇跡の復活といっていいだろう。
彼を取り巻く人々の暖かさもさることながら、カズという男はなんという強い男なのだろうか。
練習ではブランクを感じさせない動きを見せていたようだが、
もちろん長期離脱していたわけだから即実戦、というわけにはいかない。
ACL、そして優勝を目指す戦いのクライマックスに向けて、ゆっくりとコンディションを上げていってほしい。
トレーニングキャンプ(9/27〜10/1)を行うU−18日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK大森圭悟、MF大崎淳矢が選出された。


JFAエリートプログラム(U−14)トレーニングキャンプ(9/23〜27)メンバーが発表され、
広島ジュニアユースより上村佳祐が選出された。
17日 トレーニングキャンプ(9/25〜30)を行うU−15日本代表候補が発表され、
広島ユースよりDF脇本晃成が選出された。
13日 高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権・グループリーグ、
西が丘にて大阪桐蔭高校と対戦し3−0で勝利。
得点者は井波、砂川、水頭。
2勝0分け0敗の勝点6でグループ首位、決勝トーナメント進出決定。

 前半は互いに厳しく牽制しあう緊迫した展開となったが、
前半15分、森保翔平→越智→井波とテンポよくつなぎ、
井波が蹴り込んでサンフレッチェが先制。
後半立ち上がり直後には井波のパスを中山が前へ送り、抜け出した砂川が冷静に決めて2−0とする。
大阪桐蔭も前に出てきて攻め合いとなるが、
サンフレッチェも負傷でベンチスタートだった大崎を投入して対抗。
そして後半34分、前線の選手が高い位置で相手を囲い込んでミスを誘い、
水頭がボールカットしてそのままドリブルシュート、見事に決めて3−0で勝負あり。
連勝でグループリーグ突破を決めた。

 前節、立ち上がりにミスから2失点した轍を踏まなかった。守備陣の頑張りが勝利を呼んだか。
12日 ◇J1第25節、広島ビッグアーチにて横浜F・マリノスと対戦し、3−2で勝利。
得点者は柏木2、ストヤノフ(FK)。
12勝7分け6敗の勝点43で、順位は3位に。
6日 高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権・グループリーグ、
西が丘にて大分トリニータU−18と対戦し3−2で勝利。
得点者は大崎、砂川、中山。

 立ち上がり早々にミスから立て続けに失点、いきなり2点のビハインドを負ったが、
サンフレッチェはすぐさま反撃、まず大崎がドリブル突破からPKを獲得し、これを決めて1点差とすると、
徐々にペースを掴み、後半16分、
交代出場したばかりの早瀬が茶島にパス、茶島シュートはGKにはじかれるもこぼれを早瀬シュート、
これがポストに当たったところを砂川が押し込んで同点。
そして後半26分、大崎の突破から得たFKを中山が壁の横をきれいに破って沈め逆転、
そのまま逃げ切って初戦勝利を飾った。

7月:

5日 ◇J1第16節、広島ビッグアーチにてジュビロ磐田と対戦し、0−1で敗れる。
6勝5分け5敗の勝点23で、順位は7位に後退。

 先週よりはよほどいい試合だったが(主に磐田のサッカーへの取り組み方について)、
ナビスコのときと同じく前田遼一にうまいこと決められ、
この日は「良いヨシカツ」のスイッチが入っていた川口の好守の前に守りきられてしまった。
磐田はイ・グノの居候時に勝点を稼いでチームに余裕が出来たので、しぶといチームになってる。
すぐ後ろまで上がってきたし。やっぱり勝負事にメンタルは重要。
 サンフレッチェはいつもどおりのサッカーを展開していた。
得点を取れなかったので負けた、それだけのこと。
今のサンフレッチェにあれ以上はない(カズと浩司がいれば勝っていただろうけど)。
気を落とさずに次に向かってほしい。まだあわてるような時間じゃないし。まだ名古屋より上よ?
次の相手の浦和は、現在はたぶんドン引きするようなチームではないので、京都や磐田よりはやりやすいはず。
打ち合いを制したいところ。
ただ、一時の流れはちょっと去ってしまったようだし、
何よりカズと浩司の不在がこれからじわじわと効いてくると思うので、
選手のみんなには我慢強く戦っていってほしいと思う。
全広島サッカー選手権準々決勝、修道大と対戦し、1−2で敗れる。
得点者は甲元。

 Bチームは修道大相手に善戦、1点を先制されながらも甲元のゴールで追いついたが、
直後に勝ち越され、そのまま逃げ切られて惜しくも敗戦。
でも、修道大相手にここまで競った試合ができるということは、
今年のユースの選手のレベルはかなり高いということ。
切磋琢磨しあってこのまま伸びていけば、かなり強いチームになるだろう。
日本クラブユースサッカー選手権(U−15)中国地域大会、
サンフレッチェ広島・サンフレッチェびんご・サンフレッチェ常石が決勝トーナメント進出。

 揃ってグループ1位で決勝トーナメント進出した。
広島は初戦で引き分けていて、2戦目は勝ったものの、
グループ最終節のクレフィオとの一戦に勝たなければグループリーグ敗退という瀬戸際だったが
(決勝トーナメント進出は各グループ首位の6チームと、各グループ2位のうち成績上位の2チームなので、
すでに他グループに勝点6の2位が2チームこの試合ドローの勝点5以下ではその時点で敗退が決定する)
4日 JFAプリンスリーグU−18中国2009・第8節、
吉田にて瀬戸内と対戦し、9−0で勝利。
得点者は砂川3、茶島、井波、川森、浅田、山崎、宗近。
7勝1分けの勝点22で、順位は首位をキープ。
また、2位以上が確定し、高円宮杯出場を決めた。

 エース・大崎が翌日のJ1のベンチ入りメンバーに入ったために不在だったが、
それを感じさせない9得点の猛爆。
2年生ストライカー・砂川がハットトリック、さらに同級生のFW井波・川森もゲット、
そして最後はパワープレイ想定でFWとしてプレイしていた宗近までゴールと、まさにやりたい放題だった。

 1部上位リーグのもう一試合は、広島観音と高川学園が3−3のドロー。
89分に高川学園が2点ビハインドを追いつくという、かなり劇的な試合だったようだ。
この結果、サンフレッチェは2位以内を確定。高円宮杯出場を決めた。

 次節は11日、サンフは高川学園と対戦。勝利すれば、優勝が決まる。
3日 日本クラブユースサッカー選手権(U−18)の組み合わせが決定した。
 今年は7/24〜8/2(24日は代表者会議)に開催される。
 サンフレッチェはグループA、
横浜F・マリノス(関東5)・名古屋グランパス(東海3)・塩釜FC(東北1)と同組に入った。
なかなかの強豪が揃うところに入ったけど、勝てない相手ではないはず。
グループ1位を目指して、プリンスリーグに練習に、しっかり取り組んでいってほしい。

6月:

29日 トレーニングキャンプ(7/6〜9)を行うU−18日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK大森圭悟、MF大崎淳矢が選出された。

がんばってこーい
28日 ◇J1第15節、西京極にて京都サンガと対戦し、0−2で敗れる。
6勝5分け4敗の勝点23で、順位は6位に後退。

 仮にもJ1のチームが、J2上がりのチームを迎えたホームゲームであんな中国のチームのようなラフプレイ守備的サッカー。
いくらサンフレッチェの攻撃が恐ろしいからって、日本のトップリーグで戦うクラブとしてのプライドとか美学とかないんだろうか。
それも京の都のチームが。
J1にこんなヘタレたメンタルのクラブがいるから、その寄せ集めの日本代表もあんなヘボい試合をやるんだろう。
こんな、勝点がもらえれば何でもいいという乞食のようなサッカーに負けたのが何よりも悔しい。
しかし、こんな相手に勝てなかったのも事実。それを打ち破る強さを身につけていかなければならない。
まあ、引きこもられながらも決定機は山のように作っていたので、それを決めていれば勝てていたのだけど・・・
全広島サッカー選手権決勝大会1回戦、広島国際大と対戦し、2−1で勝利。
得点者は中山、岡本。

 高円宮杯と天皇杯の日程重複のため、天皇杯県予選であるこの大会には例年通りBチームで試合に臨むサンフレッチェ、
開始直後に水頭のクロスから中山が決めて先制も、その後パス一本から抜け出されて決められ追いつかれる。
試合は支配しながらもなかなかゴールの生まれないイライラな展開だったが、
アディショナルタイムも尽きようとするラストワンプレイ、
GKからのフィードをどんどんつないで最後は岡本洵が豪快なボレーシュートで叩き込んで勝ち越し、
同時に試合終了という劇的展開。
準々決勝に駒を進めた。
21日 ◇J1第14節、広島ビッグアーチにてヴィッセル神戸と対戦し、4−3で勝利。
得点者はOG、槙野(高萩)、柏木(寿人)、寿人(高萩)。
6勝5分け3敗の勝点23で、順位は暫定5位に浮上。

 カズの復帰のめどが立たない状況になり、
チームとしてもより一層の個々のレベルアップが必要になってきた中、リーグ再開。
相手は、約半年間のドイツ短期留学から帰ってきた大久保が復帰早々出場の、神戸。
 開始直後、左サイドに開いて服部が切り返しを入れて右足クロス、
中央寿人が飛び込む前で北本と宮本がジャーンプしたが、
ボールは北本のあたまに当たると絶妙のすらし具合でゴール右サイドネット内側に突き刺さり、
いきなりサンフレッチェ先制。
それからは蒸し暑さのせいもあってかロングボールが多くなったサンフに対しボールをつないで攻める神戸、
という図式になったが、速攻からシュートにまで持っていくのはサンフのほう、
槙野、洋次郎、寿人が次々と決定的なシュートを放つ。神戸はGK榎本の好守で何とか防いでいたが、
前半44分、サンフは左サイドからの陽介のシュートこぼれが右に流れてきたところを青山がダイレクトでクサビ、
洋次郎がワントラップから落として、走り込んできた槙野が豪快にゴール左スミに突き刺して2点目。
代表の練習ではFWをやっていた槙野、その成果をしっかりと見せてくれた。
 神戸としては狐につままれたような2失点、何とか挽回したいところだったが、その機会は後半開始早々訪れた。
左サイド、ゴールライン際からのFK、ゴール前に上げたボールをミキッチがブロックしたが、
ひじに当たったのをハンドと見なされ、PK。これを大久保が冷静に決めてすかさず1点差とした。
ミカは相手に背を向けてブロックにいってるから故意に手を出したということは100パーセントないのだが、
PA内ではたとえ故意でなくても、ボールが攻撃側に不利な動きをすることになればPKを取られることがある。
ここはついていなかった。
さらに後半5分、石櫃のクロスが絶妙な弾道で直接ゴールに飛び込んでしまう、神戸とすれば超ラッキー、
サンフとしてはアンラッキーなゴールが決まってあっという間に2−2のイーブンに戻ってしまった。
それから両チームのせめぎ合いが続いたが、後半21分、
神戸左サイドからのフィードに反応しようとした盛田がすっ転び、
裏で受けた茂木がフリーで抜け出して決め、ついに逆転されてしまった。
特に崩されてもいないのに3失点という悪夢のような展開に2年前のアウェイ戦が頭をかすめたが、
しかしサンフは一誠、平繁を投入して2バックにし総攻撃に出る。
そして後半39分、ストヤノフのロングフィードに中央飛び出した寿人が胸トラップから右足ボレー、に行こうとしたが、
ボールを着地の左足で踏んでしまいすっ転ぶ。が流れたボールが走り込む陽介の前に転がり、
陽介の一撃はGK榎本の手を弾き飛ばしてゴールに突き刺さってついに同点。
そしてその1分後、カウンターから洋次郎が右サイドに開き、
右サイドハーフになっていた槙野が持ち込んで冷静にマイナスのパス。
これを洋次郎がダイレクトでシュート、コースに入った寿人がわずかに触って方向を変えたところ、
マークについていた北本の足に当たってゴール右スミに飛び込んだ。
あっという間の逆転劇で今度こそ流れをしっかりと掴むと、神戸の反撃をしのぎきって勝利。
3連勝で、さらにひとつ順位を上げた。

 どちらのゴールも妙な感じで入ったのがほとんどで、とにかくへんてこな試合展開。
劇場やってるせいで、ビッグアーチになんか物好きでお祭り好きの神様でも住み着きでもしたのだろうか。
とにかく、常識とか理屈というものがスポーンと抜け落ちたかのようなゲームだった。
前半はいつものポゼッションではなくロングボールが多くなってしまい、
2点リードはしていたもののペースをしっかりと握れていなかったのが、後半あんな展開になった一因だろうか。
これからもっと暑くなっていく中、ゲームの進め方をしっかりと身につけていきたいところ。
それはともかく、この勝点3は大きい。
眼下の大ダンゴレースから一歩抜け出し、純粋に上だけを見て進むことができる。
鹿島の背中を見ながら、一歩一歩確実に戦っていきたい。
16日 MF森崎和幸が、慢性疲労症候群と診断された。
 慢性疲労症候群は、極度の疲労が一日中もしくは一日の大半生じている状態が長期間続く症状。
単なる疲労ではなく、疾病として扱われる。
原因不明の強い倦怠感から風邪やインフルエンザのような症状、さらには精神神経症状などが起こり、
これが長期間続くため、普通の日常生活が送れなくなる。
症状により軽いものから重いものがあり、その中でも期間によって変動があるが、
重度のものになると、寝たきりで常に介助が必要になるほど。
 なぜそうなるのかは、解明されていない。主にウイルスもしくはストレスによると考えられている。
原因が解明されていないので、治療法も確立されていない。
発症に対応した薬物を投与するか、充分な休養をとらせる、あるいはカウンセリングなどが行われている。
その結果、症状の軽減は見られるが、完治することはまれという(完治率5〜10%)。

 カズの場合は、昨年復帰直後からチームのために大車輪で、
ボランチだけでなく、レギュラーDFが欠けたらすぐにリベロもしくはストッパーに回され、
複数ポジションでチームの核として活躍した。
普通、チームの核の選手のポジションはいじらないものだが、カズは頻繁にポジションが変わり、
その中で常にハイパフォーマンスを要求された。このプレッシャーと労力は大変なものだったろう。
さらにサンフレッチェの守備には明確な組織がなく、日常の練習や実戦から経験的に練り上げられてきたものなので、
その中でポジションを変えつつこなしていくというのは肉体的・精神的にかなりの負荷がかかる。
おそらくはその肉体的・精神的疲労から罹ってしまったものだろうか。
 治療法が確立されていない病気なので、いつ復帰できるかはわからない。復帰できるかもわからない。
でも、どれだけ時間がかかってもいいから、復帰を祈りたい。
少なくとも、家庭のある身ゆえ、普通の日常生活が送れるように回復してほしい。
MF楽山孝志が、鼠径部痛症候群で全治三週間と診断された。
 別名グロインペイン症候群。キャンプ中に洋次郎もかかっており、彼はキャンプを途中離脱している。
全治三週間なら軽度のものだろうが、リーグ再開にあたって先発も任せられるサイドの控えが離脱するのは
ちょっと痛い。早く戻ってきてほしいところだ。
15日 トレーニングキャンプ(6/22〜28)を行うU−15日本代表候補が発表され、
広島ジュニアユースよりFW野津田岳人が選出された。

14日 ◇サテライトが吉田にてアビスパ福岡と練習試合を行い、4−0。
得点者は平繁2、大崎、浅田。

 ユースからは大崎くんが先発、浅田くん、宮本くんが途中出場。
大崎くん・浅田くん(平繁に代わって出場)がゴールを挙げた。
13日 ◇ヤマザキナビスコカップ、鴨池にてジュビロ磐田と対戦し、1−2で敗れる。
得点者は寿人。
3勝1分け2敗の勝点10でグループ3位となり、決勝トーナメント出場ならず。

 引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる一戦だったが立ち上がりから動きが悪く、
FKから前田遼一にフリーでヘッドを叩き込まれると慌ててしまってペースを握れず、
後半開始間もなくにも再び前田に決められて2点のビハインドとなる。
ここでサンフレッチェは平繁、そして大崎を続けて投入、なりふり構わず攻撃に出る。
形勢は一気に逆転してサンフの攻勢となり、ついに寿人が1点を返す。
決定的なピンチは中林がことごとく防ぎ、あと1点決めるだけだったのだが、
こちらも決定的な場面で決めることができず、そのまま試合終了。
浦和が勝利したことでグループ3位に後退、グループリーグ敗退となった。

 こういう状況で最低でも勝点1を拾うしたたかさは、今のサンフレッチェにはまだまだ足りない。
自分たちのサッカーをすることができなければ、こういう結果になる。
まあでもカップ戦の結果をリーグ戦に引きずることはない。
気分を新たにして、リーグ戦に臨むべし。
◇日本クラブユースサッカー選手権(U−18)中国地域大会、
ガイナーレ鳥取と対戦し3−0で勝利。

 これで全国大会への出場を決めた。
しかし例年なら圧勝のところ、今年はあまり差がついていない。
鳥取もJ入りを目指して着々と基盤を固めてきているということだろう。
12日 トレーニングキャンプ(6/22〜25、茨城)を行うU−18日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK大森圭悟、DF森保翔平が選出された。
8日 Jサテライトリーグ、竹ヶ端にてセレッソ大阪と対戦し、4−3。
得点者は平繁、清水、OG、岡本。

 セレッソは扇原・杉本・細見・宮田・永井とセレッソ大阪U-18の選手が5人出場。
前半早々に平繁のゴールで先制するも、
後半に桜U-18のエース・永井の2ゴールと苔口のゴールで逆転、突き放される。
だが終盤に清水のゴールで追いすがると終了間際にオウンゴールで追いつき、岡本のゴールで逆転した。
トレーニングキャンプ(6/15〜18、滋賀)を行うU−18日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK田村昇大、MF大崎淳矢が選出された。

7日 ◇ヤマザキナビスコカップ、広島ビッグアーチにてアルビレックス新潟と対戦し、5−1で勝利。
得点者は高柳(高萩)、中島(柏木CK)、柏木(高萩)、寿人(柏木)、大崎(高萩)。
3勝1分け1敗の勝点10でグループ2位。

 水曜日に後輩たちがもぎ取った勝点1を無駄にすまいと、主力選手たちが大暴れ。
開始早々に新潟が松下のミドルで先制するも、これが広島の勢いに火を注いだ。
すぐさま服部のクロスを洋次郎が落として一誠が叩き込み同点に追いつくと、
陽介の右CKをニアにフリーで飛び込んだ中島がきれいなヘッドで叩き込む移籍後初ゴールであっという間に逆転。
前半終了近くには洋次郎がドリブルで持ち上がると、
中央を上がってくる陽介へ体を開きつつやわらかい足首のスナップで優しい横パスを出し、
これを陽介がダイレクトでちょーんと軽くゴール右スミに放り込んで3−1とリードを広げる。
 後半には陽介の見事なスルーパスから寿人がトップスピードで裏に抜け出しニアを破って4点目、
そして最後は途中出場のユース・大崎。
先輩の横竹が奪ったボールをこれも先輩の洋次郎が見事なキープから前に持ち出し、
ちょーんと浮かせてDF二枚の間を抜く見事なラストパス。
これを右から飛び出した大崎がダイレクトでゴール左スミに蹴り込み、とどめの5点目。
大崎はクラブ史上、一誠に次ぐ若さでの公式戦初ゴールを記録。
かくて圧勝、自力での首位突破も見えてきた。

 直近の三試合で14得点3失点という恐るべき猛爆。
選手を適宜入れ替えながらも結果が出てきており、底上げが徐々に進んできている。
主力が休むことになっても、代わりの選手が活躍できるようであれば、
リーグ戦でも今以上に勝点を重ねていけるだろう。とくに夏場で。
残り一節、鴨池での磐田戦。ドロー以上で決勝トーナメント進出が決まるが、
もちろん勝ちにいってほしい。
3日 ◇ヤマザキナビスコカップ、九石ドームにて大分トリニータと対戦し、2−2のドロー。
得点者は橋内(リ・ハンジェCK)、平繁(PK)。
2勝1分け1敗の勝点7。

 岡本・横竹がドイスボランチを組むなど、主力を休ませ若手中心のメンバーで臨んだ一戦、
前半は相手の勢いに押されて先制を許してしまうが、
CKからこの日センターバックで出場の橋内がヘッドで叩き込んで追いつき、
後半には丸谷に代わって出場の平繁が突破からPKを得、自ら決めて逆転。
さらにユースの大崎も交代出場し、終盤にウェズレイのFKにより追いつかれてしまったが、
2−2のドロー、勝点1を持って広島に帰ることとなった。

 若い選手たちが必死の大分を相手によく頑張った。
この経験を今後に活かしてほしい。もちろん、日々の練習から。

5月:

30日 ◇ヤマザキナビスコカップ、広島ビッグアーチにて大宮アルディージャと対戦し、7−0で勝利。
得点者は寿人(ミキッチ)、ストヤノフ(FK)、柏木(−)、OG、柏木(中島)、青山(寿人)、横竹(寿人)。
2勝1敗の勝点6で、順位は3位に浮上。

 ホーム開幕戦で屈辱的な逆転負けを喫した相手を今回は完膚なきまでに叩きのめした。
 開始早々にミキッチのクロスを寿人がヘッドで叩き込んでゴールラッシュの幕開け。
11分には左サイド角度のあまりないところからストヤノフのFK、これを直接ぶち込み2−0。
35分には裏へのパスをDFがクリアミスで後ろにこぼしたところを拾って対角に蹴り込み3−0とし、
他にも決定的なシュートを何本も放つ圧倒的優勢で折り返した。
 後半立ち上がりには、ミキッチと陽介のワンツーからPKを獲得、しかしミキッチのキックはバー、押し込むもオフサイドの判定。
だが直後、前線へのフィードに寿人が走り、DFマトがヘッドでGKに返そうとしたがGKも飛び出しており、
そのままオウンゴールで4−0。もう大宮の守備陣は混乱の極みに達しており、修正不可能だった。
その3分後には中島が中央左からタテにスルーパスを通し、走り込んだ陽介がダイレクトでニアを破るファインゴールで5−0。
そして2ゴールの陽介に代わって一誠が怪我から復帰出場を果たし、
今度は青山が右からのパスを受けてGKの股を抜き6−0。
さらに横竹、そして岡本が交代出場、
アディショナルタイムには横竹が右の寿人とワンツーから正面を破ってゴールに叩き込み7−0。
横竹のプロ初ゴールで完全に息の根を止め、かくて爆勝を飾った。

 7ゴールのほかにもポストやバー直撃、PK失敗に微妙な判定と惜しいシュートが何本もあり、
それらのうちいくつかを決めていれば二桁得点も夢ではなかったが、
あんまり取りすぎたら逆にこっちの調子に響いてしまうので、このくらいでいいか。
シュート25本で7得点、ホーム開幕戦での悔しい思いを払拭する見事な勝利だった。
陽介が走りに走って素晴らしいプレイを連発し、横竹もプロ初ゴール。おめでとう!
岡本も出場し、やりたいことはほぼできたというところか。
これでグループ3位に浮上、突破も見えてきた。次の大分戦、大量得点に慢心することなくきっちりと戦いたい。
24日 サテライトが徳島ヴォルティス・セカンドと練習試合を行い、1−1。
得点者は平繁。

 結果はともかく、この試合で久保が退場したってことだけど、いったいなにやったんすか
ユースからはGK田村くんが先発フル出場、浅田くん、大崎くん、茶島くんが途中出場した。
前日試合があったというのにおつかれさま。
23日 ◇J1第13節、九石ドームにて大分トリニータと対戦し、1−0で勝利。
得点者は寿人(中島)。
5勝5分け3敗の勝点20で、順位は暫定6位に浮上。

 ちょっと踏み込めば芝がめくれて滑る、九石ドームのピッチはさながらトラップゾーンだったが、
その状況でも慌てることなく、できる限りの自分たちのサッカーを展開し、
前半終了間際に陽介が粘って出したボールを青山が中央ドリブルから倒されながらも右に出し、
上がってきた中島が狙いすましたグラウンダーの折り返し、これをファー飛び込んだ寿人が左足ギリギリで合わせてゲット!
先制して折り返す。
後半もサンフレッチェペースで試合が進むが、追加点の決定機を決めることができない。
そして終盤、大分に決定的なシュートを撃たれるが、これは中林がスーパーセーブで防ぐ。
そのまま試合終了、今季初の連勝を飾って勝点を20に伸ばした。

 叩ける相手を確実に叩く。
今まではなかなかできなかったことだけど、1−0という緊迫した展開で制することができたのは素晴らしい。
今シーズン、なかなか運が向かない中を崩れずによく我慢できたから、
ようやくゆっくりと流れがこちらに向いてきたというところか。
きたぜ ぬるりと・・・って感じで。
ここで代表戦のためにひと月空くのはちょっと残念だが、その間に負傷者の復帰など態勢をもう一度整えて、
新たな気持ちでリーグ戦に臨んでいってほしい。
もちろん、ナビスコも気合入れていけー
JFAプリンスリーグU−18中国2009・第7節、
バードスタジアムにて境と対戦し、5−0で勝利。
得点者は宮本、茶島、砂川、宗近2。
6勝1分けの勝点19、首位でセカンドラウンド1部上位リーグ進出を決めた。

 ファーストラウンド最終節も、サンフレッチェの攻撃陣が爆発。
11分に中山のフィードからゴール前に飛び出したセンターバック・宮本徹が叩き込んで先制すると、
その後も試合を支配。境GKの好セーブもあり前半はそのまま1−0で折り返したが、
後半14分、右サイド元田のクロスを宮本がシュート、DFに当たってこぼれたところをキャプテン・茶島が蹴り込んで追加点を挙げると、
一気に試合の天秤が傾いた。
3分後には茶島→甲元とつなぎ、甲元の折り返しをFW砂川が豪快に決めて3−0、
後半26分にはCKの流れから砂川シュート、こぼれを宗近が押し込んで4−0、
後半35分にはまたもCKから中央混戦となったところを宗近が押し込み5−0とし、
シュート数も22対4の完勝を飾った。

 この試合には大野くん、柳川くん、圭悟(翔平の弟)、石坂くんの1年生四人がベンチ入りし、
石坂くんと圭悟が途中出場。この経験を次に活かしていってほしい。

 他の試合は、

皆実0−0作陽
西京0−3瀬戸内
高川0−3観音

この結果、ファーストラウンドは、

1位:サンフレッチェ(勝点19)、2位:広島観音(17)、3位:高川学園(12)、4位:瀬戸内(10)、
5位:作陽(8)、6位:境(6)、7位:広島皆実(5)、8位:西京(1)

となり、上位4チームがセカンドラウンド上位リーグに進むこととなった。
作陽、皆実という強豪2チームが揃って姿を消すというまさかの結果に。
それだけ今年のプリンスは実力伯仲ということだろう。
瀬戸内は、近年の選手権でもあと一歩、というところまできていただけに、
この結果もそう驚くことでもないだろう。強いチームだ。
それにしても今年の観音は強い。7試合2失点、リーグ最少失点は素晴らしい。
チームとしての仕上がりが速いのか。
高川も最近はもう一つな成績だっただけに、今年は健闘が光る。

セカンドラウンドまでひと月余り、この一ヶ月でさらにどこまでチームを高められるか。
21日 DF槙野智章が日本代表に選出された。
 おおついに来た。
 得点力のあるプレイヤーは今の代表になくてはならない存在だから、当然の選出だろう。
ばんばんゴールを狙ってきてほしい。ていうか出たら決めろ。
 あー、守備?FWとかMFとかが何とかするっしょ。
ゴールのため、ひいては勝利のためには全員が協力しなくてはいけない。
20日 ◇ヤマザキナビスコカップ、日産スタジアムにて横浜F・マリノスと対戦し、1−3で敗れる。
得点者は寿人(柏木)。

 ・・・忘れていた。
GWもフル稼働だった主力を休ませ、清水、横竹が先発。
しかし立ち上がり早々にDFとGKの連携ミスをさらわれて失点、
中盤のボール奪取から陽介のパスを寿人が受けてGKをかわし決めて同点に追いつくも、
直後にゴール前のマークが甘くまた失点。
後半は反撃し試合を支配したがゴールを決めることができず、逆に失点し敗れた。

 森脇、ストヤノフ、カズ、青山、服部、洋次郎と、
ミシャがこれだけ主力を休ませるのは珍しい。
それだけ疲れが溜まっているということだろう。
これだけ変わると、いつものパフォーマンスができなくてもまあ仕方がない。
その中でも横竹、清水ともいい経験を積めたし、今後に活かしていってほしい。
16日 ◇J1第12節、広島ビッグアーチにてモンテディオ山形と対戦し、3−1で勝利。
得点者は柏木(−)、槙野(柏木FK)、高萩(−)。
4勝5分け3敗の勝点17で、順位は7位に浮上。

 前節の悔しい敗戦を振り払いたいサンフレッチェだったが、
攻守の要のカズが体調不良で出場できないことになり、中島がボランチに入るという緊急布陣。
しかし選手たちは試合開始から走りに走り、
8分、サンフが左サイドに開いたボールをDFがヘッドでGKに戻すところ、
狙っていた陽介が猛然と走り込んできて奪い取り、DFともつれながらもゴールに蹴り込んで先制。
直後の10分には、寿人が体を張って得た左FK、
陽介がゴール前に上げたボールを、味方とうまく入れ替わりフリーで飛び込んだ槙野がヘッドで叩き込む。
そして前半アディショナルタイムには、寿人がファウルを受けつつも粘って出したボールをひとつ右に持ち出した洋次郎が、
思い切ってロングシュート!これがものの見事にゴール左上に突き刺さり、前半で3点のリードを奪った。
後半は超決定機を外したりで無得点、
安易にクロス上げさせてゴール前もたついてあっさり失点したりとスッキリとした勝利にはならなかったが、
トータルで見れば、前半にほぼ勝負を決めての快勝だった。

 突然のカズ離脱を全員の力でカバー。
チームの心臓不在でも勝ちきったのは前節の敗戦を取り返した以上に価値が大きい。
ゲーム運びにはまだまだ拙さがあるが、今のチームは「敗戦から学ぶ」ことができる。
以前は、ただただ同じような敗戦を繰り返すだけだった。
このまま紆余曲折を経つつも成長していくことができれば。
今年も中位がダンゴ状態で、ひとつの敗戦で順位が大きく変動してしまう。
しかし、それにわずらわされることなく、今はとにかく目の前の試合に集中していってほしい。
点数計算とかするのは、優勝するチームか落ちるチームだけでいい。
まずは次節、
現在のチーム状況が悲惨な大分を、
微塵の躊躇も無く一片の後悔も無く鏖殺することだけを考えること。
JFAプリンスリーグU−18中国2009・第6節、
吉田にて広島皆実と対戦し、3−2で勝利。
得点者は大崎、茶島2。
5勝1分けの勝点16で首位をキープ。

 昨年は苦杯を舐めた皆実との一戦、
しかし今年の皆実は勝点が伸びず、
この試合に敗れればセカンドラウンド上位リーグに残れない可能性もあるという背水の陣。
両チームの意地がぶつかり合う緊迫の一戦となったが、
立ち上がりの4分、砂川の右からのクロスを浅田が胸で落とし、
これをエース大崎が叩き込んでサンフレッチェがいきなり先制。
14分にはCKから玉田が競ったボールを大崎が冷静に右に流し、茶島が蹴り込んで2−0とリードを広げる。
しかし皆実も黙っておらず、19分、秦のスルーパスから広住が叩き込んで反撃ののろしを上げると、
ポスト直撃のFKなどサンフレッチェゴールを脅かす。
 後半は激しいせめぎ合いが続き、アディショナルタイム4分に入った中、
浅田のスルーパスに抜け出した茶島がドリブルで持ち込んで蹴り込み、3−1として勝利を引き寄せる。
皆実も直後、秦のクロスに広住が競り合い、こぼれたボールを中野が押し込んで追いすがるも、
あと一歩及ばず。
サンフレッチェが激闘を制し、昨年の雪辱を果たした。

 背水のライバルに競り勝ち、首位キープ。勝負強いよ。いいよ。
他の試合は、

観音4−0瀬戸内
境1−1作陽
西京0−5高川

観音、何かスイッチ入ったか。ここまでのトータル15得点2失点とか凄い。
作陽と境がドローだったため、皆実はセカンドラウンド上位進出の可能性が首の皮一枚残った。
(作陽が勝っていたら皆実はセカンドラウンド下位行きだった)
ファーストラウンド最終節は、

皆実VS作陽(みよし運動公園、11:00)
高川VS観音(高川学園、11:00)
西京VS瀬戸内(高川学園、13:30)
サンフVS境(バードスタジアム、13:30)

サンフは、勝って1位でセカンドラウンドへ向かいたい。
皆実は、作陽に勝利し、さらに境がサンフレッチェに、瀬戸内が西京に敗れなければ、
セカンドラウンド上位リーグに残れない。
もう他力本願しかないが、まずは作陽に勝利することだ。
上位リーグ進出は、サンフレッチェ・観音・高川は確定。
最後のひとつの椅子は、作陽か瀬戸内か境か皆実か。23日は運命の日になる。
9日 ◇J1第11節、フクダ電子アリーナにてジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、1−2で敗れる。
得点は高萩()。
3勝5分け3敗の勝点14で、順位は10位に後退。

 先制したものの、前半のうちにカウンターとセットプレイで逆転され、
後半は遮二無二守り倒す千葉の牙城を崩すことができず、逃げ切られてしまった。

 選手の疲れがピークに達しており、シュート数では圧倒しながらも押し切ることができなかった。
せめて一誠がいれば・・・と思ったりもするが、
こういうときにフレッシュな代わりの選手が出場して勝利する、というのが強いチーム。
連戦にも固定メンバーで戦わざるを得ないところは、まだまだというところ。
それでも、何かに取り憑かれたような大分に比べれば軽いもの。
この一週間でリフレッシュし、仕切り直して山形戦に臨みたい。
JFAプリンスリーグU−18中国2009・第5節、
バードスタジアムにて作陽と対戦し、3−0で勝利。
得点者は浅田、大崎2。
4勝1分けの勝点13で首位をキープ。

 選手交代後にややペースが落ちたものの、
シュート数13対2と作陽を圧倒して勝利。
エース大崎くんが2ゴール1アシストと大いに気を吐いた。
長いトンネルを抜け、一皮向けて大きくなったか。
リベロ・玉田くんに宗近くん・翔平のスリーバックも安定してきた?
それでもまだまだ高めていけるはずなので、これで満足することなく、レベルを上げていってほしい。

ほかの試合は、

境2−1皆実
瀬戸内0−2高川
観音7−1西京

皆実どうしたんだいったい
ていうか観音7ゴール猛爆すげえ
これで、現在の順位は、

1.サンフ +11 13
2.広島観音 +9 11
3.高川学園 0 9
4.瀬戸内 -1 7
5作陽 -2 6
6.境 -1 5
7.広島皆実 0 4
8.西京 -16 1

となった。
得失点差が凄いことになってるけどそれはさておき、
皆実は、次節の第6節はサンフレッチェ、7節は作陽と。
この強敵との連戦に連勝しないと本当にヤバい状況。ひとつ負けたらほぼ終わりだろう。
サンフはこの死に物狂いの皆実と戦うわけで、決して油断してはならない。
トップチームがなりふり構わぬ千葉に敗れたように、持っていかれるだろう。
5日 ◇J1第10節、広島ビッグアーチにてFC東京と対戦し、2−0で勝利。
得点は高萩(ミキッチ)、寿人(青山)。
3勝5分け2敗の勝点14で、順位は暫定7位に浮上。

 厳しいスケジュールの中での攻撃的な両チームの攻め合いという図式となったが、
サイド攻撃が二度美しく決まったサンフレッチェが勝利。
ここ数試合我慢の試合が続いたが、GWの最後にホームのサポーターへ勝利を見せることができた。
 1点目は持ち上がったストヤノフの右へのスルーパスからミキッチが、
はっきり言ってヘディングがからっきしの洋次郎でも決められる絶妙のセンタリング。
得点の90パーセントはミカの功績だろう。残り8パーセントがイリアンのスルーパス、
1パーセントが洋次郎の走り込み、あと1パーセントが運。
 2点目は陽介の華麗な股抜きスルーパスに左サイド青山がオーバーラップし寿人とのホットライン炸裂。
寿人も踏み込みの軸足になりかけていた右足をよく伸ばして押し込んだ。
 守備ではこの試合もウッズ中林がビッグセーブを連発、
守備陣も奮闘して三試合連続完封。
この日の勝利で攻守ともいい方向に向かっていけば。
ただ、清水戦のように相手がこちらをリスペクトして守ってこられた場合どうするか。
J2であればさんざんパスで振り回して相手がヘトヘトになったところを料理できたが、
J1の守備陣はそうはいかない。そこを打開していく力をつけていかなければいけないだろう。
4日 JFAプレミアカップ、サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは1次ラウンド敗退。
 3日の第1試合で清水エスパルスと対戦、
開始早々に先制され、前半は清水の倍のシュートを撃つも得点ならず、
しかし後半早々に追いつく。しかしそこから短い時間で取ったり取られたりで2−3となり、
そのまま押し切られて敗れてしまう。
 しかし第2試合のグランセナ新潟戦では前半のうちに3ゴールを奪い、4−1で快勝。
 2日目の1次ラウンド最終戦は北海道のアンフィニMAKIと対戦、
先制するも試合終了間際に同点とされそのままドロー。
3連勝、勝点9の清水がトップ通過し、サンフレッチェは勝点4の2位。
2位のうち3グループのうちもっとも成績のよいチームが決勝トーナメントに進出できたが、
名古屋グランパスが勝点7であったため、惜しくも決勝トーナメント進出はならなかった。

 優勝は、大会通して14得点2失点と、攻守に隙のなかったガンバ大阪。
準優勝は2位通過の名古屋グランパスだった(準決勝で清水を3−1で破った)。
この大会はU−14の大会(2年生と早生まれの3年生が出場可能)ということで、
ここで活躍した選手は今後注目の選手となってくるかもしれない。
大会記録がしっかり公開されているので、その名前を見ながら今後に期待してみるのもいいかも?
2日 ◇J1第9節、広島ビッグアーチにて清水エスパルスと対戦し、0−0のドロー。
2勝5分け2敗の勝点11。

 「サンフレッチェを相手に試合を支配するのは難しい」と判断した清水・長谷川監督は、
まずがっちりと守備を固め、そこからの速攻で勝点を狙う作戦に出てきた。
サンフは連戦の疲れもありその清水を攻めあぐね、少ない決定機も決めることができず、
清水にある程度納得の勝点1を持って帰られてしまった。
JFAプリンスリーグU−18中国2009・第4節、
廿日市市サッカー場にて西京と対戦し、4−0で勝利。
得点者は茶島、元田、大崎、砂川。
3勝1分けの勝点10で首位をキープ。

 前半半ばに大崎のキープからのパスをボランチ茶島がミドルで叩き込んで先制すると、
CK混戦から元田が大技バイシクルで決めて追加点。
2−0で折り返すと、
後半開始早々に中山のボールカットから大崎が見事な個人技からのコントロールシュートを決めて試合をほぼ決定づけ、
またもCKの混戦から、今度は砂川が決めて4−0とし、試合を決めた。

 現在最下位の西京から確実に勝点3を得て首位キープ。
ほかの3試合は、

作陽2−1高川
皆実0−2観音
境1−2瀬戸内

広島ダービーは観音が制した。
この結果、観音が勝点8で2位、瀬戸内が勝点7で3位、作陽が勝点6で4位に浮上。
高川・観音に連敗した皆実は勝点4で6位と、やや苦しい状況に。
しかし、皆実がこういう状況になるということは、それだけ今年のリーグは実力伯仲ということ。
サンフレッチェも作陽・皆実・境との試合を残しており、油断をすると一気にひっくり返される、ということもありうる。
気を抜くことなく(抜ける相手との対戦はないけど)、ファーストラウンドの残り試合を戦っていってほしい。

次節は9日、鳥取のとりぎんバードスタジアムにて13:30より作陽と対戦。
ほかの3試合は、

瀬戸内VS高川(庄原市上野総合公園陸上競技場、11:00)
観音VS西京(庄原市上野総合公園陸上競技場、13:30)
境VS皆実(とりぎんバードスタジアム、11:00)

負けると首位交代、となりかねない。負けられない一戦だ。

この試合、勝敗がほぼ決してからキャプテン・茶島くんが途中交代したのですが
キャプテンマークを巻いたのは玉田くんだったそうです
なぜw

4月:

29日 ◇J1第8節、瑞穂陸上競技場にて名古屋グランパスと対戦し、0−0のドロー。
2勝4分け2敗の勝点10で、順位は8位のまま。

 川崎戦でミキッチが不可解な判定で退場、一誠が全治二週間の負傷で一時離脱したのに加え、
寿人も出場が危ぶまれるほど体を痛めていたが、強行出場。
名古屋もACL疲れに加えマギヌン・玉田を欠くという、両者とも万全の状態ではない中、試合が始まった。
ファーストシュートはサンフレッチェ。それからもパスをつないで攻めるが、
ACLの連戦にもかかわらず運動量豊富に動き回り素早く守備組織を整える名古屋の前に次第に手詰まりになり、
押し込まれてくる。はじき返してもセカンドを拾われ、攻撃に出ても押し上げが遅く、押し返すまでいかない。
ダヴィのパワフルな突破や巻のヘッドがバーを直撃するなどひやりとする場面も多かったがなんとかしのぎ、後半へ。
 後半、サンフも修正して名古屋を押し返し、一進一退の拮抗した展開に。
名古屋の危険なシュートや突破は中林が素晴らしい判断でことごとくセーブしてゆく。
スリーバックも奮闘、中盤の選手も走り回って名古屋の攻撃を防ぎ止める。
特に陽介は自陣深くまで戻って守備しそのまま前線に飛び出していくという動きを数え切れないくらい行った。
名古屋は巻に代わってスピードのある杉本を投入、またDF竹内を下げてMF花井を投入し4バックにして勝負に出るが、
サンフの気迫の守備の前に持ち味を出せない。逆に中盤の人数が減ったことでサンフの攻撃陣が動けるようになった。
終盤は寿人が立て続けにシュートを放ったりと攻め込んだが、寿人も怪我の影響かシュートに力がなく決めきれない。
そしてアディショナルタイム、名古屋のダヴィが強引なボールキープからDFをかわしてPAに侵入したが、
この試合素晴らしい飛び出しを何度も見せていた中林がまたも飛び出してこれをストップ!
最後は陽介のカットからのドリブル突破で敵陣深く攻め入るがシュートにまでは至らず、試合終了。
両者がっぷり四つのタフな試合は、0−0のスコアレスドローという結果になった。

 今季初の無得点試合であり、今季初の無失点試合。
どう評価するのか難しいところだが、サンフは攻撃的なチームなので、0−0は本意とするところではないだろう。
実際、これまでのような攻撃の形をほとんど組み立てることができなかった。
ミキッチとストヤノフがいないことが大きかった(ストヤノフの場合は良し悪しあるけど)し、
疲れもあったと思う。寿人が万全であればもっと裏を取れたかもしれない。
そこらへんはもうひとつ巡り合わせが悪い、流れが完全には来ていないというところだろう。
しかし、継続していればそのうち必ず流れは来る。
それまで気を切らさずに、続けていってほしい。

 この試合は中林のパフォーマンスが素晴らしかった。
試合開始まもなく右サイドをダヴィに突破された時、
PAを大きく飛び出しタッチライン際まで出て行ってクリアしたときは肝を冷やしたが、
それで気持ちが入ったのか、セットプレイではいい飛び出しからキャッチ&パンチ、
シュートにも落ち着いて反応、相手のドリブル突破にも素早く飛び出してキャッチングと、八面六臂の大活躍。
試合終了後での挨拶では、サポーターからの「なっかばやし!」の大コールを受けていた。
 フィールドプレイヤーでは陽介。攻守に二人分の働きだった。
ほかのプレイヤーも守備では本当に頑張っていた。
攻撃に関しては、ミカがいないと攻撃にキレが欠けるなどの問題点があったが、
そういうところはきちんと修正していってほしい。そして、その上にこの試合で得た守備の収穫を加え、
またもう一段チームをレベルアップしていってほしい。
 GWあと2試合、寿人の状態などもあり厳しい戦いが続くが、総力で乗り切り、ホームで勝利を。
26日 ◇J1第7節、広島ビッグアーチにて川崎フロンターレと対戦し、1−1のドロー。
得点者は高萩(−)。
2勝3分け2敗の勝点9で、順位は8位に浮上。

 前節、右膝後十字靭帯断裂の重傷を負った昭大に代わって中林がゴールを守ることとなったが、
さらにストヤノフが左ふくらはぎの張りによりメンバーを外れ、リベロには中島が入った。
それでも川崎を相手に問題なく戦えていたのだが、
前半半ばには一誠も負傷してしまい、洋次郎が急遽投入となるアクシデント。
これでちょっと雰囲気が悪くなっていたところ、
中林と森脇の呼吸が一瞬合わなかったところをヴィトール・ジュニオールにかっさらわれ、
そのまま決められて先制されてしまった。
この失点でサンフレッチェの選手たちは気負ってしまい、チームがちぐはぐとなってしまう。
そして前半終了間際、右からPAにドリブルで突入しようとしたミキッチが横合いからチャージを受けて倒れる。
このプレイに吉田主審は躊躇なくシミュレーションのイエローカードを提示、
すでに遅延行為で1枚もらっていたミキッチはこれで退場となってしまった。
このプレイ、シミュレーションを取るならミキッチは川崎DFに接触していないことになるが、
リプレイではどう見ても横合いからチャージを受けている。
正当なチャージであったとすれば、ミキッチはその圧力に負けて転んでしまったと判断し、
「起きなさい」のゼスチャーとともにそのまま流すのが正常な判断。
そうしなかった吉田主審は明らかにおかしい。
場内からはこの判定に大ブーイングが起こったが、当然のこと。
ルーカスは勝手に滑って転んだだけでPKもらえたのに、ミカは退場とは・・・Jの審判は気ままな仕事やのう
 1点を失いさらに一人退場という最悪の状況となったが、サンフレッチェはここから反撃に出る。
選手交代することなく、森脇を右サイドに上げてカズを最終ラインに下げ、中盤を青山にカバーさせて攻撃に出る。
中盤の青山・陽介・洋次郎が縦横無尽に走って中盤を埋め、持ち味のパスサッカーで徐々に川崎を圧倒、
そして後半13分、相手最終ラインにプレッシャーをかけると井川のクリアを洋次郎がブロック、
裏にこぼれたボールに洋次郎が追いつき、GK川島より先に触って無人のゴールに流し込み同点。
さらに、一人少ないとは思えないほどのパスワークでボールを支配、次々に川崎ゴールを脅かす。
槙野のシュートはわずかに触られ、寿人の切れ込みからのシュートは左に外れる。
パスをつないで走り込んできたカズのミドルはGK一歩も動けず、しかしバー直撃。
終了間際にはカウンターから中島がゴール前抜け出すが、シュートはGKに防がれてしまう。
逆転の機会はあったがそれを決められず、1−1のドローとなった。

 逆境に立たされるゲームが続くが、それを落とさずに勝点をもぎ取っていっているのは本当に凄い。
それも、ようやっと追いついたというのではなく、
逆に「勝点3を取れなかったことが残念」な展開に持ち込んでいる。
これが勝てるようになれば、サンフレッチェはすべてのクラブから恐れられる存在になるだろう。
ただ、今はまだまだ発展途上。あせらず、地道にプレイの精度をさらに上げていく努力をしていかないと。
あんな凡ミスによる失点はあってはならない。
ただ、中林はよく守っていた。ボールに対する反応には優れたものがあるので、
あとは周囲との連携を。キックはまあ、多くは望まない。

 しかし、第三者からは見ていて楽しいが当事者は敵も味方もハラハラしっぱなしな試合展開でござる。
25日 JFAプリンスリーグU−18中国2009・第3節、
広島スタジアムにて瀬戸内と対戦し、3−2で勝利。
得点者は大崎2、砂川。
2勝1分けの勝点7で首位に浮上。

 第3節も広島ダービー、今季1部昇格の瀬戸内との対戦。
昨年の選手権県大会では皆実相手に互角の戦いを繰り広げ、
先日は作陽を2−1の逆転で破った、あなどれない相手。
 サンフレッチェはエース大崎が奮起、8分にGK田村のキックを砂川がヘッドで落としたボールを受けるとミドルシュート、
見事に決めて先制すると、31分にはセットプレイの混戦から蹴り込んで2点目をゲット。
その後凡ミスから失点し1点差となるが、前半終了間際、大崎のパスから砂川が決めて3−1とする。
 後半も攻めるサンフはDF宗近を下げてFW井波を投入、4点目を取りにいったが、
その矢先にサイドを崩されて失点、再び1点差となる。
しかしサンフも攻めの姿勢を崩さず、終盤にはFW川森を投入してあくまで攻め勝つという固い意志を示し、
そのまま3−2で押し切った。

 シュート数は19対5と圧倒していたが、僅差の決着となった。
押しまくっていた前半でカタをつけきれなかったことで後半を難しくしてしまったか。
まだ細かい連携ができていないようなので、練習と試合の中で熟成していってほしいところ。
しかし、大崎が2ゴール1アシストと、何かを掴みかけているようなのは明るい材料。

 他の試合は、

高川2−1皆実
観音1−0作陽
西京1−1境

 皆実が高川に敗れ、サンフレッチェが入れ替わりに首位に立った。
さらに観音が作陽を破り、順位は下位まで非常に拮抗した状況に。

GW中には、5月2日に第4節が行われる。

サンフVS西京(11:00、廿日市市サッカー場)
作陽VS高川(11:00、高川学園)
皆実VS観音(11:00、庄原市上野総合公園陸上競技場)
境VS瀬戸内(13:30、庄原市上野総合公園陸上競技場)
19日 サテライトが吉田にて愛媛FCと練習試合を行い、3−2。
得点者は平繁2、高萩。

 前日は昭大が負傷してしまったし、この先どういうことがあるかわからない。
そういう時にも普通にその穴を埋められるように、練習からしっかり取り組んでいってもらいたいと思う。
18日 ◇J1第6節、ビッグスワンにてアルビレックス新潟と対戦し、3−3のドロー。
得点者は寿人(青山)、柏木(ミキッチ)、オウンゴール。
2勝2分け2敗の勝点8で、順位は9位のまま。

 15分、青山のロングフィードに飛び出した寿人がダイレクトでゴール右スミに蹴り込んでサンフレッチェが先制するも、
22分、新潟は千代反田のフィードにペドロ・ジュニオールが反応。昭大が飛び出すがタイミングが遅く、
先にペドロがバックヘッドでゴールに流し込み、同点に追いついた。
このクロスプレイで昭大とペドロが激突、ペドロは腰を痛めながらも復帰したが、
昭大はいったん立ち上がったものの膝から崩れ落ち、立つことができない。
これで急遽中林が昭大に代わり出場、そして前半30分、最初の守備機会となった新潟の左CK、
ニアで競り合った選手の上から曲がり落ちてくるボール、
中林はキャッチにいったが捕ることができずに前にこぼしてしまい、そこにいたペドロがきっちり放り込んで逆転。
突然の交代でまだ試合に入りきれないうちの出来事だった。
さらに前半43分、PA付近でパスをつながれ、最後は右からセンタリングを入れられファーのペドロが蹴り込み1−3。
前半だけでハットトリックを許してしまう最悪の展開となった。
 しかし、攻めるしかなくなったサンフの選手たちは後半から怒涛の反撃に出る。
パスをつなぎ、新潟の守備陣を思う存分振り回しながらほぼ一方的に攻めに攻め、押しに押しまくった。
後半10分にはミキッチの折り返しを陽介が、
「トラップはミスだったがそこからイメージができた」
と、トラップを中央へこぼしながらも瞬時にアイデアを切り替え、反転して左足一閃!
アジアユースの北朝鮮戦のゴールを思い出させるような鮮烈な一撃で追撃ののろしを上げると、
後半22分には陽介のCKに中央飛び込んだ森脇の肉の圧力にDFが抗しきれず、
自分のゴールに押し込んでしまって3−3の同点に。
その後も、カウンターで危険な場面は何度もあったが中林のファインセーブやマルシオ・リシャルデスの身長のせいなどで
失点を許さず。最後まで新潟を押し込んだが決定機を決めることができず、3−3の引き分けで勝点1を分け合った。

 後半は5点くらい取って叩き伏せることができたと思うので、ドローという結果はちょっと残念。
でもアウェイで2点ビハインドを追いついたんだし、あまり贅沢は言うまい。
それよりも昭大の負傷がどうやら膝の十字靭帯をやってしまったらしく、長期離脱は避けられないようだ。
纉cは全治八ヶ月で今季絶望だが、それと同じような症状だと、昭大も今季はもう出場できない。
詳しくは診断の結果待ちではあるが・・・
中林と原には頑張ってもらわなくてはならない。原はU−20代表とのかけもちで大変だけど。

 森脇、オウンゴールってことわかってただろうに(リプレイでもバレバレだったし)、
まるでゴリラみたいに喜んで走り回っていたのが可笑しかった。
まあ向こうも森脇のマッスルパワーに体の自由がきかずについ押し込んでしまったんだろうから、
事実上彼の得点といってもいいのかもしれない。 
JFAプリンスリーグU−18中国2009・第2節、
吉田にて広島観音と対戦し、0−0のドロー。
1勝1分けの勝点4で2位。

 第2節は広島ダービー。
 試合はもうひとつ前線へのクサビが不正確だったりチームとしての動きがまだ未完成だったりでゴールを奪えず、
スコアレスドローに終わった。
こういう実戦で練習試合とは違ういろいろな経験を積み、レベルアップしていってほしいところ。

 ほかの3試合は、

皆実0−0瀬戸内
作陽3−1西京
境0−1高川学園

もうひとつの広島ダービーもスコアレスドロー。
スタッツでは皆実が押していたようだが、やはり瀬戸内の守備は堅い。
ほかには作陽と高川が勝利。
今のところ、勝点4で皆実・サンフ・瀬戸内、勝点3で作陽・高川とまだまだダンゴ状態。
これはたぶん最後まで変わらなさそうなので、ひとつの負けも許されない感じ。

 次節のカードは、

瀬戸内VSサンフ(広島スタジアム、11:00)
高川学園VS広島皆実(高川学園、11:00)
西京VS境(高川学園、13:30)
広島観音VS作陽(美作ラグビー・サッカー場第1芝、13:30)

堅守・瀬戸内の牙城を崩せるか。
14日 トレーニングキャンプ(4/20-22)を行うU−20日本代表が発表され、
広島よりGK原裕太郎が選出された。

 岡本は今回は選ばれず。
やはりU−20ともなるとフィールドプレイヤーは試合に出てないと選出は難しい。
原と岡本は一年下の年代だけど、それでもU−17同僚の水沼や山田は選出されてるし。
でも今のサンフの中盤は激戦区。ここに割って入って試合出場するのは至難の業。一誠もついに覚醒したようだし。
しかしここで少ない機会をつかんで活躍できれば・・・ナビスコとかで。
13日 DF盛田剛平が上顎骨(じょうがくこつ)骨折で全治3週間と診断された。
 ギニャー
柏戦で負傷した。
喋ったり食べたりに差し障りがあるだろうか。安静にして早く治ってほしい。
12日 JFAプリンスリーグU−18中国2009・第1節、
吉田にて高川学園と対戦し、3−0で勝利。
得点者は茶島(PK)、砂川、大崎(PK)。

 皆実から王座を奪回すべく迎えた初戦、
大森と森保が代表で、宮本がトップのサテライトリーグ戦に駆り出されて不在のサンフレッチェはGKに田村、
右サイドは元田で茶島の相棒のボランチには2年生の早瀬を起用、
センターFWにも2年生の砂川を配し、スリーバックは宗近・玉田・浅田。
前橋遠征で結果を出した「リベロ玉田」という新しい形で試合に臨んだ。
 開始早々に砂川がPKを獲得、これを主将の茶島が決めて幸先よく先制し、
前半終了間際には田村からのフィードを前線で競り、落ちたボールを水頭がスルーパス、
抜け出した砂川が決めて2−0とし、折り返し。
後半半ばには大崎がPKを獲得、これを自ら決めて3−0とし、そのまま押し切って白星発進を飾った。

 玉田くんDFコンバートはうまくいったようだ。
性格的にも、盛田をDFにコンバートしたような感じでしっくりきているのではないか。
身体的には素晴らしいものを持っているので、このポジション(リベロもしくはストッパー)でブレイクしてほしい。

 他の試合は、

皆実6−2西京
作陽1−2瀬戸内
観音1−1境

皆実は、宮原大輔の弟・宮原崇晃のハットトリックに、
サンフジュニアユースではDFだったが皆実でFWにコンバートされた広住のゴールなどで圧勝。
とりあえず首位に立った。
そして今季昇格の瀬戸内が作陽に逆転勝利という上々の滑り出し。

 次節は18日、
みよしで皆実VS瀬戸内、吉田でサンフVS観音という広島ダービー×2。ともに11:00キックオフ。
ここでの勝敗が今後の行方に大きく関わってきそう。重要な戦いになるだろう。
開幕間もないということで気を抜くことなく、最高に気合入れて臨んでほしい。
もちろん、広島ダービーに気を抜く選手はひとりとしていないはずだけど。
Jサテライトリーグ、大分にて大分トリニータと対戦し0−2。
 西河、DFが足りない状況でも先発できないのか。まだまだ時間がかかるのか。
11日 ◇J1第5節、広島ビッグアーチにて柏レイソルと対戦し、4−1で勝利。
得点者は槙野(柏木CK)、服部(ミキッチ)、柏木(寿人)、寿人(−)。
2勝1分け2敗の勝点7で、順位は9位に浮上。

 昨年末の天皇杯では試合を支配しながらも決定力を欠き、延長で敗れた柏との戦い。
柏は昨年の戦いを参考にサンフレッチェ対策を施してきたが、
選手たちは時間の経過とともにその囲みを徐々に破っていき、
39分、陽介のCKに中央飛び込んだ盛田が囮となり
ファーの槙野が見事なダイビングヘッドでゴール右スミに叩き込んで先制すると、
終了間際にはストヤノフのミドルをGKがはじいたところに青山、一誠が立て続けに飛び込んで決定的なシュートを放つ。
そして後半開始早々、右サイドで寿人が粘って落としたボールをミキッチがクロス、
中央飛び込んだ一誠にはわずかに合わずも、ファーから走り込んできていた服部がインサイドで確実にミート、
きっちりとゴールに蹴り込んで2−0。両ウイングバックが同時に攻撃参加するというおなじみの形でリードを広げると、
後半12分には相手DFに寿人と一誠がプレスをかけ、挟み込むようにしてボールを奪うと一誠が寿人にスルーパス、
寿人がゴールめがけ一直線にドリブルしていくとノールックでマイナスの折り返し、
そこにいた陽介がズバリと蹴り込み、柏守備陣を手玉にとって3−0と突き放した。
 しかし、ここでサンフはいきなり調子を落とし、柏の攻勢の前にあたふたして防戦一方となってしまう。
また悪い癖が顔を覗かせ、やはり大きく振られてからのクロスを北嶋にスタンディングヘッドで決められ、1点を返される。
さらにポポ、大津、李らに決定的なシュートを立て続けに撃たれてピンチに陥るが、
後半31分、カズのロングフィードに寿人が走り、
後ろに走りつつ対応しようとしたDF古賀の足に当たったボールがゴール方向に転がったところに寿人が走り込み、
ゴール左スミに蹴り込んで4−1。柏の反撃ムードをへし折り、勝利を確実なものとした。
この得点、古賀のコントロールミスから生まれたものだけど、
それを誘発したのは、右へ走っていたところから急激に左に方向転換し体を入れ替えようとした寿人の鋭い動き。
これにとっさに対応しようとした古賀の足並みが乱れたところへカズの蹴ったボールが落ちてきて、
あのような致命的なコントロールミスになった。
これはミスがらみの偶然ではなく、寿人のストライカーとしての能力が呼び込んだ必然の得点といえるだろう。
 かくて勝利。90分の試合運びにはまだまだ難はあるが、決めるところできれいに決めた快勝だった。
そして、これはJ1通算200勝という区切りの勝利でもあった。

 柏の監督は、サンフレッチェ出身で、サンフレッチェのユース育成にも力を尽くした高橋真一郎さん。
それゆえ、ユース出身選手は「恩返し」ということで非常なモチベーションでこの試合に臨んでおり、
高橋さんも、
「(かつてのユース生たちは)成長はしているとは思いますが、
今日の試合でそんなに頑張らなくてもいいのに、と正直思いました」
と冗談交じりにコメントしていたようだ。

 次の相手はアウェイで好調・新潟と。
外国人選手がフィットしているときの新潟は強い。気張っていけ!
10日 JFAプレミアカップの開催要項、組み合わせが発表。
5月3〜4日にグループリーグ、
5日に3グループの1位と各グループ2位のうち最上の成績の1チーム、計4チームによる決勝トーナメントを行う。

 サンフレッチェはグループC。
北海道代表・アンフィニMAKI.FC、
北信越代表・グランセナ新潟FCジュニアユース、
東海第1代表・清水エスパルスジュニアユースと同組になる。
 セイザンFCはグループB、
東海第2代表・名古屋グランパスU−15、
関東第1代表・FC東京U−15深川、
東北代表・JFAアカデミー福島と同組。

 この世代はちょっとしたことで試合が動いてしまうし、短期開催なので何が起こるかわからない。
相手が格上であっても「まさか」が容易に起こりうる。
それだけに3日間、最高に集中して最高の結果を出してほしいところ。
5日 JFAプレミアカップ中国地域大会、サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースが優勝。
 サンフレッチェは、グループリーグは1勝1分けの勝点4、得失点差によりグループ2位で決勝トーナメントに進出。
そして準決勝で開星中を3−1で破り、
決勝ではグループリーグではドローだったセイザンFCを6−1で降して優勝。
二年連続での全国大会出場を決めた。
また、セイザンFCも、普及枠ということで中国地方に出場枠が+1されており、全国大会出場となった。
2チームとも、中国地方のチームの代表として恥ずかしくない戦いをしてきてほしい。
4日 ◇J1第4節、万博競技場にてガンバ大阪と対戦し、2−2のドロー。
得点者は高柳(柏木)、寿人(服部)。
1勝1分け2敗の勝点4で、順位は11位のまま。

 前日練習では盛田がDFをつとめていたが、その後の発熱によりメンバーから外れ、
ブルガリア代表から戻ってきたばかりのストヤノフが先発した。
 立ち上がりから運動量豊富なサンフレッチェがペースを握る展開も、
25分、チョ・ジェジンへのクサビに誰もアタックに行かず逆に一瞬引いてしまい、
フリーでミドルを撃たれて失点。
シュートはスーパーだったが、ミドルレンジであんなにフリーにしては精度の高いシュートを撃たれるのは当然。
その時DFラインに五人もいたんだから、誰か行きなさい。
 しかしペースは握っているサンフレッチェは攻撃を続け、35分、
カズが入れたフィードに寿人が競り、こぼれたボールに走り込んだ陽介が右足ダイレクトのスルーパス、
中央寿人の前に転がるボールに左から寿人を追い越して飛び込んできた一誠がダイレクトで流し込み、
同点に追いつく。一誠はこれがリーグ戦初ゴール。
さらに42分、ストヤノフのクサビのボールを寿人がヒールで左サイドに流し、走り込んだ服部がクロス。
見事なウェーブの動きでファーでどフリーになっていた寿人がヘッドで叩き込み、逆転。
試合を支配したまま後半へと折り返した。
 だが、ここでガンバに加担する何らかの力が働き、
48分、PA内でルーカスがボールを持ってキープしている最中雨のピッチで滑って転倒した瞬間、
すかさず鍋島主審はPKの判定を下した。
ついていた青山はまったくルーカスに触れておらず、本当にルーカスが勝手にこけただけだったのだが。
この、主審が何かの幻覚を見ていたかお金もらっていたかとしか思えないような判定で得たPKを、
ガンバは遠藤がきっちり決めて同点に追いつく。
 後半はガンバも前線からのプレッシャーを強めて反撃を試みるが、
サンフも運動量を落とさずに真っ向から立ち向かい、ガンバを押し返す。
それでも疲れが見えてきた終盤にはさすがに前半のような勢いにかげりが出てきたが、
ストヤノフのフィードにミキッチ、でその都度押し返す。
終了間際、負傷の森脇に代わって横竹が初出場を果たす。
最後、ロスタイム4分のところ、これでも試合内容からするとかなり長かったが、
主審は4分が経過しても一向に試合を終わらせず、5分をはるかに超えてもまだ続ける。
ボールデッドとなりガンバのCKとなったがさすがに終わりだろう・・・と思ったら信じられないことにまだ続行。
誰の意思かは知らないが、どうしてもガンバに勝たせたかったようだ。
サンフの選手たちはこの圧力に負けずに最後のCKをしのぎ、試合終了。
試合後会見でミシャが
「フィールドには相手が12名いたように見えた」
とコメントしたように、主審に勝利を取り消されたような悔しいゲームだったが、
ガンバを相手に優勢に試合を進めてドロー、という結果となった。

 サンフレッチェの選手たちは本当に素晴らしい戦いぶりで相手を圧倒していた。
勝利に値する試合だったが、しかし、主審によって勝点2を奪われてしまった。
ガンバはこの試合勝てばホームでJ1通算250勝となり、
次のACLでは来場者全員に何らかの景品を出す計画だったようだ。
ゆえにこの試合は絶対に勝ちたかったところで、そこで何らかの力が働いたのかもしれない。
でなければあんなトンチキにJの笛を吹かせるのはやめてほしいというところ。
ガンバ戦は奥谷の例もあるし、主審が露骨にやってくるイメージがぬぐえない。
ほんまムカつくわ。
選手たちはこの内容を次に活かし、今日の怒りを次節にぶつけて勝ってほしい。






うんまあ陽介があれ決めてたら勝ってたんだけどネー

3月:

27日 オーストラリア遠征(4/5〜13)を行うU−15日本代表が発表され、
広島ジュニアユースよりFW野津田岳人が選出された。

 チームではトップ下で活躍する野津田くんだが、FW登録での選出。代表ではFWやるんだろうか。
活躍して、代表に定着していってほしいところ。
 中国地方からは、 ほかにもクレフィオの西嶋有矢くん、レオーネの清永丈瑠くんが選出されている。
野津田くんともども頑張ってきてほしい。
26日 サテライトが吉田にて九州産業大と練習試合を行い、6−0。
得点者は平繁4、高萩、清水。

 前半のうちに6ゴールを奪って快勝。平繁が4ゴールと気を吐いた。
UAE遠征(4/3〜14)を行うU−18日本代表が発表され、
広島ユースよりGK大森圭悟、DF森保翔平が選出された。

 代表候補合宿で追加招集されていた大崎くんは残念ながら選出されず。
でも、プリンスリーグで大暴れすればまた選ばれるだろう。
プリンスリーグ初戦はこの二人が不在なので、その分点を取りまくってほしい。
 大森くんが1番ということで、正GKということになるのだろうか。
フィールドプレイヤーの背番号はDFからFWへ順繰りになっているが、DF登録の翔平がちょうど7番。
森保7番いいね。
体調を崩さず、怪我なく頑張ってきてほしい。
25日 ◇ヤマザキナビスコカップ、広島ビッグアーチにて浦和レッドダイヤモンズと対戦し、1−0で勝利。
得点者は寿人(青山)。

 ナビスコカップ初戦、ストヤノフがブルガリア代表で抜けたリベロには中島が入り、
日本代表で主力数人が抜けている浦和を迎え撃った。
 立ち上がりからラインを高く保ちプレスを早くすることを心がけたサンフレッチェは浦和に一歩も引かずに渡り合い、
27分、青山のフィードに抜け出した寿人がワンタッチでGKの上を越すループシュート、
これが決まって先制する。それからも優勢に試合を進め後半へ。
 後半も何度も攻め入り決定的なシュートも放ったが決めることができず、そうこうしているうちに徐々に浦和にペースが移り、
後半25分頃からは完全に浦和に主導権を握られ決定的なシーンをこれでもかこれでもかと作られる。
サンフは洋次郎、盛田、ハンジェを次々に投入して耐えて耐えて耐え忍び、そしてついにホイッスル。
10年ぶりに浦和に勝利した。

 試合後の監督が
「この試合で残念だったのはスコアが7対3でなかったこと」
と語ったように、サンフレッチェは1−0という勝ち方をするチームではない。
決めるべきところをもっと決めていかないと、今回は運良く完封で勝てたが、大宮戦や鹿島戦のようになることもある。
今回は浦和が代表不在のため若手を多く試しており、それで勝てたといってもいいだろう。
過信することなく、この戦いで得たことや修正点をさらに次のガンバ戦に向けて煮詰めていってほしい。
サンフレッチェは「失点より多く得点して勝つ」チーム。攻めの姿勢を崩さないように。

 まあでも浦和に勝ったのでよし!


 J2、岐阜の冨成が先発フル出場していてうれしかった。がんばれー
22日 ◇J1第3節、カシマスタジアムにて鹿島アントラーズと対戦し、1−2で敗れる。
得点者はストヤノフ(PK)。
1勝2敗の勝点3で、11位。

 立ち上がりから妙に引いてしまい、鹿島にボールを支配されて押し込まれる展開。
そして15分にセットプレイのこぼれ球をつながれ、最後は本山のミドルがDFのブロックも及ばずゴールに吸い込まれ先制される。
それからも鹿島のプレスにボールをつなげずロングボールをカットされ、中盤を支配されて両サイドも下がってしまい、
鹿島に攻めに攻められたが、守備陣がなんとかはじき返しつつ1点ビハインドで折り返す。
 後半になってサンフレッチェも前に出てきて攻め合いになり、後半14分には中島と一誠を投入、点を取りに行く。
そして後半16分、ストヤノフのロングパスに寿人が裏に抜け出し、PA内に持ち込んだところで内田に倒されPK獲得。
これをストヤノフがゴール左スミにズバリと決めて同点に追いつく。
これで勢いづいたサンフは、ACLの疲労が見えてきた鹿島のコンディション低下に乗じて
ようやく両サイドを使った攻めが見られるようになってきたが、
やはり中長距離のパスが主体で完全に崩す場面は少なく、得点を奪えないままアディショナルタイムへと入った。
そしてその矢先、鹿島のCKのクリアが不充分なところを途中出場の興梠がボレー、
DFにかすったボールはゴールに突き刺さり、土壇場で勝ち越されて万事休す。
勝点1がするりと逃げ、連敗を喫した。

 立ち上がりの守勢は戦術なのかと思ったが、監督や選手のコメントを読む限りそうではなく、
単に受け身になってしまっただけらしい。
攻撃サッカーが身上のチームが気後れして受け身になったら、そりゃサッカーにならない。
基本がカウンターではなくつなぐサッカーなので、「よく踏ん張った」な状況では得点を取ることはできない。
相手より走り、激しくプレイし、中盤を制圧してショートパスを回しながらゴールに迫る、
そういうサッカーをしなければならなかった。
相手はつい先日ACLを戦ってコンディションはよくなかったのだから、
立ち上がりからガツンといってペースを握ればよかったのに。
コメント抜きでこの日のサンフレッチェを見た者には、
「今日の広島は引いて守ってカウンター狙いか」
としか思えなかっただろう。
特にカウンターを志向していたわけでもないので、
仕方なくロングパス、ばかりで有効なカウンター攻撃もろくにできなかったけど。

 その中でも勝点1を取れれば御の字だったが、それもできなかった。
ここまでの総失点は3試合で7。そのうちの過半数の4失点がセットプレイから。
鞠戦・大宮戦の最警戒選手をフリーにするというのは論外だが、
この日は2失点ともクリア後のセカンドボールを拾われて決められている。
キックのボールをはね返すだけではなく、その後の反応も鋭くなければならない。
2失点ともブロックしかけてはいるが、結局ゴールになってしまった。その僅かな時間での一歩が足りない。
そこが守れるチームと守れないチームの差。
そういうのは練習できっちり体に叩き込んでほしいんだけど・・・やらないからなあ・・・
3試合7失点では、一試合に3点以上取らないと勝てない。
相手を圧倒して攻め倒す攻撃サッカーを貫徹しなければ勝利はおぼつかないのだから、
相手がどこでも、立ち上がりから気後れすることなくガツンとぶちかましていってほしい。
今のサンフは守備的になったら得点は取れなくなるし、点が取れないうちに結局つまらないことで失点して負ける。
攻めて攻めて攻めて、極力相手に攻撃権を渡さず攻めきって勝つしかない。
槍を持った鎧武者にポン刀一本諸肌脱ぎで立ち向かい圧倒して勝つ、
選手はそういった時代劇の主人公のようなスピリットで戦わなくては。
ナビスコ浦和戦、次節ガンバ戦が試金石。
「よく踏ん張った」「よく頑張った」ではダメ。勝てない。
「チンチンにした」「叩きのめしてやった」なら勝てる。
やってほしい。



 でもセットプレイ守備は攻撃的守備的関係ないので、できればやってください
そこが守れるだけで全然違うから
21日 DFイリアン・ストヤノフがブルガリア代表に選出された。
 W杯欧州地区予選、28日のアイルランド戦(アウェイ)と4月1日のキプロス戦(ホーム)に向けて。
ブルガリアのいるグループ8は現在イタリアとアイルランドが勝点10の並走状態で、
ブルガリアは3分けの勝点3。
これ以上離されると、早々に脱落が決定してしまう。
それゆえ、この連戦で勝点を落とすことは許されない。新監督の下、正念場の戦いとなる。
祖国の勝利のために頑張ってきてほしい。

イリアンは鹿島戦に出場の後、出発となる。
ナビスコの浦和戦は出場不可能、そしてコンディションを考慮すると4月4日のガンバ戦にも出場は難しい。
強敵との連戦に彼がいないのは厳しいが、こういうときのために中島国王がいらっしゃる。
おたの申し上げます。
19日 2008ナショナルトレーニングキャンプU−16概要が発表され、
広島ユースよりMF川森有真、広島ジュニアユースよりFW亀島周が、
レスポール浜田FCジュニアユースよりGK大野哲煥、富山北FCよりFW石坂元気が選出された。

 西日本は20〜24日、熊本県の大津町運動公園にて。
 ユースからは新2年の川森くんと、新入生の亀島くん・大野くん・石坂くんが選出。
がんばってこーい
18日 MF遊佐克美の、ツエーゲン金沢への期限付き移籍が発表された。
 来年1月31日まで。
金沢は現在北信越リーグ1部所属で、将来のJ加入を視野にまずはJFL昇格を目指しているクラブ。
昨年は昇格ならずも天皇杯で旋風を巻き起こしたが、しかしその後に前監督が辞任。
それを引き金にして主力選手の自主退団が相次ぎ、
元サンフレッチェの木村龍朗(チームの顔としてサポーターからの人気は絶大だった)や中尾真那もクラブを離れた。
つい先日にも主力DFの大河内が突然の退団と、現在、クラブ内部にはかなりギクシャクしたものがあるようだ。
今年は事実上また一からやり直しといった感じ、になるのだろうか。
今年からは元サンフレッチェの上野さんが監督を務め、木寺さんが最後尾を守る。
上のほうはともかく、現場ではそれほどストレスを感じることはないだろう。
遊佐にはここで試合経験を積んで、このカテゴリーなら単なるチームの一員ではなくチームを引っ張るぐらいの活躍を見せて、
一回りも二回りも大きくなって帰ってきてほしい。
17日 JFAエリートプログラムU−14トレーニングキャンプ(3/18〜22)メンバーが発表され、
広島ジュニアユースよりDF脇本晃成が選出された。

 高知県の春野運動公園球技場にて。
ユース昇格が決まっており、すでにユースのレギュラー組でプレイしている脇本くんが選出された(早生まれ)。
高知県サッカー協会HPでは同じジュニアユースのFW大谷くんの名前も挙がっているが、
JFAのほうが日付が後なので、怪我か何かの理由で辞退したのだろう。
将来、ともに世界を目指すことになるかもしれない同年代の選手たちと切磋琢磨してきてほしい。

※19日、病気により辞退との発表あり。残念。
16日 Jサテライトリーグ、吉田にてファジアーノ岡山と対戦し1−3で敗れる。
得点者は楽山。

 前半に2点を先行され、やっとこ1点を返したのは終盤の82分。
J2に上がってきたばかりのチームのサテライト相手に何をやっておるのかね(しかも吉田で)。
15日 ◇J1第2節、広島ビッグアーチにて大宮アルディージャと対戦し、2−3で敗れる。
得点者は高萩(服部)、森脇(ミキッチ)。

 開幕戦を勝利で飾ったサンフレッチェ、洋次郎も復帰し万全のメンバーでホーム開幕戦を迎えた。
2万人を超えるサポーターも集まり、昂揚した雰囲気の中、キックオフ。
その勢いのまま、3分、フィードを寿人がヘッドで裏へ落とし洋次郎が突破、
陽介につないで左に展開したボールを服部がクロス、これをファーに回り込んでいた洋次郎が足で合わせ、
相手に当たったボールはゴールマウスに飛び込み早くも先制。最高のスタートを切った。
しかしその後、大宮は自陣にコンパクトな守備陣を敷いてサンフの前線をがっちりとマーク。
サンフは2シャドーが前線に張り付いたままで上下動がないためにボールが入れられず、だんだん手詰まりとなり、
ミキッチへのロングボールが増えてきた。そして大宮に攻撃権を渡し、攻められる場面が増えてくる。
特に森脇の体のキレが悪く、あっさりと裏を取られる場面が目立った。
それでも昭大のセーブなどで何とか防ぎ、
逆にカウンターから服部のサイドチェンジを洋次郎がダイレクトで折り返し飛び込んだ寿人が倒されてPK獲得。
蹴るのは槙野、いつものように後ろ向きから助走しキックするも、中途半端なゴロになってしまいあっさり止められてしまう。
これで流れが悪くなると、41分、大宮左サイドのパス回しから波戸が森脇の裏を取って突破、
森脇の背後からのタックルは波戸の思惑通りに彼の足にかかり、PKの判定。
マトが鋭いキックをゴール右スミに決めて大宮が同点に追いついた。

 切り替えて臨んだ後半立ち上がり、左サイドからボールをつないで右サイドのミキッチへ展開、
ミキッチが陽介とのワンツーでタテに抜け出しセンタリング、
これに、先ほどのパス回しに絡んだのちゴール前に飛び込んでいた森脇がドンピシャのヘッド!
先ほどのミスを帳消しにする見事なゴールで2−1と勝ち越す。
これで勢いに乗ったサンフは大宮を一気に押し込み、ほぼ一方的に攻め立てるが、なかなかゴールが生まれない。
逆に大宮のカウンターから押し返され、危険な場面が増えてくる。
しかし再び盛り返して押し込んでいた矢先、FKのリスタートのボールを中央で受けたストヤノフが前線へパス、
だがこれが目の前の相手へのプレゼントパスとなってしまい、数的不利の中すばやくボールを回されて最後は市川。
最悪のミスで同点に追いつかれてしまった。
これで浮き足立ったサンフ、さらにCKを与えると、
最も警戒しなければならないマトにゴール正面フリーで走り込まれてあっさり合わされ逆転されてしまった。
終盤は平繁を投入して必死の反撃、寿人が二度の決定機を迎えたがサイドネットとバー。
最後はツキにも見放され、ホーム開幕戦は先行しながらの逆転負けというがっかりの結果となった。

 守備で致命的なミスを三回もやってしまっては、まあ勝てない。
森脇は前半から簡単に相手に裏を取られまくり、それがPKにつながった。
ストヤノフは試合途中からロングフィード一辺倒や無理やりなキープに持ち上がりと独りよがりなプレイを連発し、
信じられないようなプレゼントパスを出した。
PK失敗の槙野はそれを引きずったのか、終盤の大事な場面のセットプレイでマトのマークを完全に外していた。
もっとも、この失点は全員の意識がニアにつられてしまってゴール前をがら空きにしたチーム全体の問題だが。
いくら攻めていても、「どうぞゴールを取ってください」なことをやっていては勝ちようがない。
ここらへんの失点はもう嫌になるほど繰り返されているパターンだが、ここまで一向に改善されないということは、
もうどうしようもないと考えるしかない。仕様です。
サンフレッチェは、J1では90分間攻撃で相手を圧倒し続けるしか勝つことはできない、ということ。
それには、チームがきちんと意思統一されていなければいけない。
この試合では、ストヤノフが途中から森脇や槙野をほぼ無視し、
自分でボールを持ち上がったりミキッチへのロングフィードを繰り返したりで最終ラインが不統一になってしまい、
それがチームバランスを崩して相手の攻勢を許してしまった。
リードしてこちらが主導権を握っていたのだから、じっくりパスを回していればよかったのに。
あんな展開ではカズがリベロになってしまって組み立てが難しい。
引かれたときはシャドーが動いてボールを引き出すとか、GKを含めた最終ラインの連携を再確認するとか、
そういったことをもう一回見直さないと、鹿島戦はとんでもないことになりますよ?
 攻撃陣も、ちょっとしたことで何点取られるかわからないので、チャンスは確実に決めなさい。
先に3点取って相手を意気消沈させるくらいでなければ。もっとたたみかける迫力を。

 やっぱりこのサッカーは、見る者にとっては極上のMサッカーである喃
JFAプレミアカップ広島県大会はサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースが優勝。
 14日のグループ最終戦、A組の広島・びんご直接対決は0−0のドロー、同勝点得失点差で広島1位、びんご2位。
B組は常石が2勝1分けの勝点7で1位突破。
 15日の2次ラウンド、びんごが常石を2−1、広島がシーガルを2−1で破って決勝進出、
決勝はふたたび広島とびんごの対決となったが、2−1で広島が勝利、優勝した。
サンフレッチェ広島が昨年に続き中国地域大会に進出。
12日 U−18日本代表候補合宿に、広島ユースMF大崎淳矢が追加招集された。
 MFの選手に辞退者が出たため、追加招集。
がんばってこーい
10日 サニックスカップ(3/17〜23)に参加するU−17日本代表が発表され、
広島ユースよりDF宗近慧が選出された。

 最近の成長ぶりが著しい宗近くんが堂々の選出。
今年のU−17W杯に向けての重要な強化試合なので、ここでアピールして世界の舞台に立ってほしいところ。
 サニックス杯公式ページはこちら。国内の強豪に海外招待チームを迎えての戦いとなる。
この辺りからは作陽高校が参加している。
トレーニングキャンプ(3/15〜19)を行うU−18日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK大森圭悟、DF森保翔平が選出された。

 前回の合宿から人数を絞り込んでの合宿になる。
大崎くんと茶島くんは今回は選ばれなかったが、チームで活躍してまたの機会を待ちたい。
9日 JFAプリンスリーグU−18中国2009の組み合わせ発表。
 昨年は皆実がサンフレッチェの牙城を破ってついに初優勝を飾ったプリンスリーグ、
今年の1部は皆実、作陽、サンフレッチェ、境、観音、高川学園に、
2部から昇格してきた瀬戸内、西京を加えた計8チームでの争い。
ファーストラウンドは4月11日開幕、5月23日まで。
サンフの初戦は12日、相手は高川学園。

先日の前橋遠征は前橋育英に1−1、浦和ユースに1−1、ヴェルディユースに2−1で、
総合1位の成績だったようだ。得点は順番に井波、井波、砂川、玉田とのこと。
課題はいろいろあるだろうけど、いい感じでチームができていっているみたい?
これからも練習試合をたくさん組んであるようだし、どんどんチームを固めていってほしいところ。
8日 サテライトがガイナーレ鳥取と練習試合を行い、2−1。
得点者は岡本、橋内。

 洋次郎が前半45分間プレイ。大宮戦、間に合うか?
JFAプレミアカップ広島県大会、週末の結果。
 グループAの広島・びんごはともに連勝で、決勝トーナメント進出を決めた。
グループBの常石はNETZ8に0−0のドロー、シーガルに2−1勝利の勝点4で、
NETZ8と同勝点の得失点差で現在グループ2位。
最終戦の十日市中戦、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。
7日 ◇J1第1節、日産スタジアムにて横浜F・マリノスと対戦し、4−2で勝利。
得点者は槙野(ストヤノフ)、寿人(服部)、柏木(高柳)、ストヤノフ(FK)。

 2009J開幕、初戦の相手はアウェイでの鞠戦。
 立ち上がりに決定機を逃し、その直後に鞠の右クロスからゴール前でうっかり裏を取られてあっさり失点、
悪い癖がまた出てしまったが、いつものことなのでこの程度のことでは選手たちはうろたえない。
すぐに反撃に出ると、19分、ミキッチの右CKが逆サイドに流れるところをカズが拾ってキープ、
戻したところをストヤノフがクロス、これにファー槙野が中澤を振り切って飛び出しヘッド!
サンフレッチェ2009初ゴールは槙野となった。
さらに24分、中盤でボールを拾った青山がすかさず左サイドへスルーパス、
飛び出した服部が持ち込む、一誠がゴール前ニアに飛び込む、服部そこへクロス・・・と見せかけグラウンダーの横パス、
そこに走り込んできたのは先ほどパスを出した青山、シュート、いやスルー、
そしてその向こうにいたフリーの寿人がダイレクトで左足を振り抜き、ゴールに突き刺して逆転した。
38分にはストヤノフのロングフィードに競ったミキッチがこぼれに素早く反応、マークを振り切って突進すると、
飛び出してきたGKもかわして折り返し、飛び込んだ寿人がつぶれた所に走り込んだ一誠が冷静に横パス、
そこへ走り込んだ陽介がシュート、松田のフォローも及ばずボールはゴールマウスに飛び込み3−1。
 後半立ち上がりには青山のスルーパスに飛び出した寿人が中澤に倒されてFK獲得、
これをストヤノフが見事にゴール右スミに放り込んで4−1、大量リードを奪った。
後半半ばにCKからファー栗原・中澤に抜け出されて決められるというお粗末な失点を喫してから終盤は押されたが、
陽介の強引なドリブル突破からのミドルなど反発し続け、そのまま4−2。
J1復帰戦を勝利で飾った。

 攻撃は持ち味を発揮して4得点。浩司・洋次郎不在でも、チームでゴールを奪ってみせた。
その一方、立ち上がりの不用意な失点やセットプレイへのお粗末な対応
(一番危険な栗原や中澤を二人してフリーにするとは、迂闊にもほどがある。あとさんまの対応も中途半端)など、
守備においての課題も多く見られた。
したたかなチームと対戦した時にはこれが致命傷となるので、しっかり対応していってほしいところ。
守備さえしっかりしてれば(あと負傷者が少なければ)上位は充分狙えるので。
次節の大宮戦は、そこが試されることになるだろう。

 まあ4点も取って勝ったので気持ちがいいー。
ミカもスピードとキレがあって素晴らしいじゃないですか
スパッと切り返してグイッと裏に抜け出すプレイとかゾクゾクした
これでもまだコンディション上げられるらしいので、完全版ミカを早く見たいところ。
あとマッスルはもっとコンディションを戻して戻して
槙野ゴール後のパフォーマンス、槙野・森脇・ミカで三銃士結成か?(弓だけど
5日 4日の練習で負傷したMF纉c慎一朗が左膝前十字靭帯断裂および左膝内側側副靭帯損傷、
MF篠原聖が左足関節前距腓靭帯断裂で全治一ヶ月と診断された。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シーズンも始まってないのに怪我人多すぎやっつうねん
纉cは、全治は手術後に判明だけど負傷内容を見ればもう長期離脱は必至だし、
篠原も一ヶ月とか・・・練習で一日にこんな負傷者二人も出すか普通。
昨年もあれだけ負傷者が多かったのに、予防措置とか講じてるんだろうか?
シーズンに入って疲労が積み重なってくればいっそう負傷しやすくなるのに、
今からこんなんだと、激しいJ1のシーズン中に大変なことになってしまうかもしれないぞ。
何とかしてくれスタッフ。
シノはあせらずリハビリ、クワシンはまずは手術の成功を祈る。

 浩司に洋次郎に加えてクワシンまで離脱となると
(浩司は復帰した?ようだけど、コンディションを上げるにはしばらく時間がかかるだろう)、
トップ下は当面陽介と一誠に龍一、航平の四人で回していくことになるのか。
一誠にはここで奮起してやってもらわんと、本当に困る。やってくれ。
JFAプレミアカップ広島県大会組み合わせ。
 昨年はサンフレッチェ広島ジュニアユースが準優勝の成績を収めたU−14の大会の県大会。
地区予選を勝ち抜いた8チームが2組に分かれて7・8・14日にグループリーグを行い、
上位2チームが15日に決勝トーナメントを行って県代表を決める。
7・8日はグリーンフィールド(廿日市市サッカー場)、
14・15日はびんご運動公園での開催。

 昨年は、今季ユース新入生のDF脇本くん(早生まれ)、
そしてU−15日本代表候補のMF野津田くんらタレントの揃ったサンフレッチェ広島が快進撃、
決勝で惜しくも静岡学園中に敗れたものの準優勝という見事な成績を収めた。
先輩たちに続くことができるか。
2日 サテライトがファジアーノ岡山と練習試合を行い、1−3。
得点者は平繁。

 5分に先制するものの、その後追加点はなく3点を奪われて逆転負け。
練習疲れだろうか、それにしてももうちょっとやってもらわないと困るが・・・
 ストヤノフは浦項戦で味方選手に激しい言葉をかけた罰でそれ以降レギュラー組を外されているようだけど、
そういうことがあれば謝罪させて、すぐに元通りの扱いにしないといけないのでは。
でないとしこりを残すことになると思うけど。
ミシャは、個性的もしくはクセがある選手と付き合うのが苦手そうなイメージがあるので、
ストヤノフがここへ来る前千葉でやったように、監督と不和になってシーズン途中で移籍、
とかならないようにしてほしいけど。
彼は今ブルガリア代表だし、本国からのオファーもあるかもしれないので。
トレーニングキャンプ(3/9〜14)を行うU−15日本代表候補が発表され、
広島ジュニアユースよりMF野津田岳人が選出された。

 2011年のU−17W杯を目指すチームの立ち上げとなる。
ジュニアユースからはセンスとテクニックを兼ね備えたレフティ、野津田くんが選出された。
今年は、ジュニアユースのプログレスリーグの試合がある日にもかかわらずユースの練習試合に参加、
そこでも堂々としたプレイを見せている。サンフレッチェも期待の選手と位置づけているようだ。
代表定着目指して頑張ってきてほしい。

2月:

25日 モンテディオ山形と練習試合(45分×3)を行い、1−3。
得点者は楽山(−)。

 キャンプ最後の練習試合は、前の浦項戦もそうだったが試合前から雨が降ってピッチが水浸し。
それに前日の2部練による体の重さも手伝って、攻撃では山形の守備の前にまったくボールを前へ運べず、
守備ではCKとカウンターから早々に2失点。
 2本目ではやや改善されたものの、サテライト組に入れ替えた山形の守備をやはり崩せず、
逆に失点して0−3となった。
 3本目、サテライト組が楽山の突破からのゴールで1点を奪い、トータルは1−3になったものの、
結果としては完敗、だった。

 体が重いところに重馬場、さらに自分たちのことを知り尽くしている相手との対戦。これは厳しい。
・・・とはいえ、そういう状況下でも対応して最善の戦いをしてほしいところだけど。
浩司と洋次郎という、昨年点を取りまくった二列目が不在なのが開幕に向けていささか不安ではあるが、
ここからはコンディションを高めていってほしい。




で、ストヤノフはいったいどうしたの
23日 U−18日本代表候補合宿に、広島ユースMF茶島雄介が追加招集された。
 ヴェルディユースのMF高木俊幸、セレッソU−18のFW永井龍という大駒二枚が怪我で辞退したため、追加の招集。
ポジション的には高木くんの代わりとなるか。
しかし代表にこれだけ小さい選手(161cm、50kg)が選出されるというのは珍しい。
もちろん、これは彼の持っているこの世代屈指のテクニック、
そしてこの体格でボランチをこなすというメンタリティが評価されているためだろう。
これを機会に定着なるか、がんばってきてほしい。
22日 レギュラー組が浦項スティーラーズ(韓国)と練習試合(45分×2)を行い、3−2。
得点者は中島(柏木CK)、ミキッチ(−)、寿人(PK)。

 川崎戦に負傷をおして出場した槙野は出場せず、代わりに横竹が先発して臨んだ試合、
しかし全体の運動量が少なく、浦項の激しいプレスをまともに受けてパスをつなげないまま勢いに飲まれてしまい、
先制を許す。さらに相手の突破を防ぐべくPAまで戻ってきて守備をした陽介のプレイがファウルを取られてしまい、PK。
これを決められ、悪天候の中2点のビハインドを負ってしまった。
 後半立ち上がり、中島・青山・楽山と予定通りの交代をしながらもよりアグレッシブなサッカーをと飛び出したイレブンは、
青山を中心にしてとにかく動き回ってペースをつかみ、後半28分、陽介のCKを中島がヘッドで叩き込んで反撃ののろし、
さらに後半30分、青山のフィードから寿人が左サイドを突破してクロス、陽介が飛び込み、
GKがはじいたところにミキッチが詰めてゴール、同点に追いつくと、平繁を投入してさらに攻める。
そして後半40分、相手のパスをカットした一誠が持ち込もうとするところを相手がPA内ハンドで止めてPK、
これを寿人がきっちりと決めてついに逆転し、そのまま逃げ切って試合終了。
前半の不調から後半見事に切り替えて勝利した。
 
 中島がいいリベロっぷりを見せていたようだ。
今年はストヤノフがブルガリア代表で抜ける機会が多いかもしれないので、
彼のパフォーマンスがチームの浮沈に直結する可能性が高い。
なので、新加入ながらこの時期にかなりフィットしているというのはうれしいこと。
これからもどんどん調子を上げていってほしい。
 横竹もDF陣のセカンドチョイスに定着してきた。この調子を維持し、さらに上を。

 洋次郎は帰広して検査を受けた結果、グロインペイン症候群と診断されたそうだ。
ジダンや中田英寿も発症、昨年は中村俊輔もこれで手術を行った。
脚を使うスポーツ選手がよくかかる症状で、Jでも発表されたりされなかったりするけど毎年多くの選手がなっている。
初期症状ということで、とりあえずは手術せずに経過を見てから改めて処置を検討するとのこと。
できるだけ早く復帰してほしいところだけれど・・・
サテライトがベガルタ仙台と練習試合を行い、1−3。
得点者は清水(内田)。

 前半8分に内田のクロスを航平が決めて先制するも、
28分、70分、89分にゴールを奪われて逆転負けを喫した。
 3失点とも、DFやGK、ボランチがボールを奪われてカウンターを受けたりそのままミドルを決められたりと、
ビルドアップの時点でのミスがそのまま失点に結びつくという、サンフレッチェのよくある失点パターン。
ここをしっかりつなげるか、または臨機応変に対処できるかというのがレギュラー組とサテライトの差
(もっとも、レギュラー組もサムタイムズ最終ラインで取られて失点するけど!)。
かなり難しいことだけど、日頃の練習で精度と判断力を高めていってほしい。

 しかし内田、最近アシスト多い。
いいぞ、このままいけー



23日はオフになるとのこと。
20日 川崎フロンターレと練習試合(45分×3)を行い、3−2。
得点者は纉c(楽山)、槙野(−)、横竹(−)。

 浩司・森脇・服部・青山・洋次郎と主力が負傷その他で出られない状況の中、宮崎での初の練習試合に臨んだサンフレッチェは、
開始から攻め合う展開の中、一本目8分、カズが持ち上がって左にスルーパス、飛び出した楽山のクロスを纉cが押し込んで先制、
さらに35分、陽介の蹴ったCKを槙野が合わせ、川島がセーブしたところを槙野が押し込んで2点目。
しかしその直後、パスカットからヴィトール・ジュニオールにミドルを決められて2−1となり、二本目へ。
 二本目、川崎はサテライトメンバーに入れ替え。サンフレッチェは19分にサテライトメンバーに入れ替え。
そして28分、平繁から内田に開き、内田のクロスがこぼれたところにDF横竹が上がってきて見事なミドル。
元FWの面目躍如なファインゴールで3−1とし、そのままリードを保って二本目終了。
 三本目には、負傷からの復帰を目指す森脇が約20分間プレイ。
本人コメントでは失点に絡んでしまったようだけど、あせらずにゆるゆるとコンディションを上げていってもらいたい。
結果、三本トータルでは3−2、昨年J1で2位の川崎相手に勝利となった。

 試合後コメントでは、監督は「これはあくまでもトレーニングの一環だ」と、自制的なコメント。
川崎は代表勢の合流遅れでチーム作りがまだまだな面もあり、今日の勝利で今年は安心とするわけにはいかない。
川崎はかなり前線からのプレスを徹底しており、思うようにボールをつなげなかった時間帯もあったようで、
そこをいかにミスなくしのいで攻撃につなげられるか、臨機応変な対応ができるようになってほしい。
 槙野はまだ足が痛いらしいが、元気に出場してゴールも決めた。
くれぐれも無理すんなよー
18日 ◇宮崎キャンプスタート。


広島を退団したFWステパン・ユキッチがクロアチア・セスヴェッテ(クロアチア)と契約を結んだ。
 前クロアチア代表監督・クラニチャール監督のもとで働くことになる。
素晴らしいプレイスキックを持っているので、これを活かして残留争いの中にあるチームを救ってほしい。
17日 トレーニングキャンプ(2/24〜27)を行うU−18日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK大森圭悟、MF大崎淳矢、MF森保翔平が選出された。

 次回のU−20ワールドカップを目指すチームとなる。
吉田高校の修学旅行から帰ってきたらすぐさま合宿とは忙しい。
 森保さんと風間さんの息子さんが揃って代表(候補ではあるけど)入りとは、感慨深いものがある。
13日 ◇トルコキャンプ打ち上げ。
 今年はJ1復帰ということで意識的にレベルの高い相手と練習試合を組み、
問題点を洗い出すとともにどこまでチャレンジできるかを試した。
パス回しは結構できるが、それをゴールまで結びつけるさらなる力強さ、
そして自陣ゴール前からのビルドアップミスからの失点が課題といったところだろうか。
これを宮崎で詰めていってほしい。

 槙野は海辺を歩くリハビリをしていて、荒れ気味の海に向かって矢を放つパフォーマンスしたりと
相変わらずアホやってるみたいなので大丈夫なかんじ。
12日 サテライトがラボトニツキ(マケドニア)と練習試合(35分×2)を行い、2−1。
得点者は西河(内田CK)、久保(内田)。

 先方からの申し出で急遽組まれた練習試合。ラボトニツキは現在マケドニアリーグ3位のクラブ。
 35分×2本の試合だったが、立ち上がりが悪く、立て続けに決定機を許すなど相手の攻勢を許す展開。
それでも左サイドの内田の突破を足がかりに徐々に押し返し、前半を終える。
 後半立ち上がり、サンフレッチェはCKを得て内田がキック、これに西河がマークを外してヘッドを叩き込み先制、
しかしすぐにカウンターからのループシュートで失点してしまう。
反撃に出るものの、あと一歩のアイデアに欠けて攻めきれず、逆にカウンターを受けて危機に陥る場面も。
このまま引き分けか、と思われた終了間際、この試合再三左サイドを突破していた内田がドリブル突破からクロス、
これをファーサイドへ開いてフリーとなった久保が右足で蹴り込んで勝ち越し、そのまま試合終了。
なかなか結果の出なかったサテライトが、最後にようやく勝利という結果を出した。

 内容的には決してほめられたものではなかったようだが、勝利という結果を出したのはよし。
左サイドを担当する内田が2得点に絡んだ。
必殺の左足をもつタレントだけに、この勢いに乗って服部や楽山を脅かしていってほしい。
レギュラー組がリテックス・ロベチ(ブルガリア)と練習試合を行い、1−0。
得点者は高萩(−)。

 三年連続での対戦となるリテックス(現在リーグ3位)との練習試合。
つい先日リテックスのストイロフ監督がブルガリア代表に就任(クラブ兼任)したため、
リテックスからも何人かブルガリア代表に選出されており、
彼らはストヤノフと同じく親善試合翌日ということでこの試合は出場できず。
それでも、このチームは前線からのプレスや正確なパス回しと組織的な戦いが徹底されており、
サンフレッチェは守勢に回る。しかしその中、青山のフィードに抜け出した洋次郎がDFを振り切ってゴールを決め、先制。
しかし試合の流れはリテックスにあり、サンフは苦しい戦いを続けるが、何とかしのいで折り返す。
 後半、立て直したサンフはカウンター攻撃に活路を見出し、盛り返してくると持ち味のパス回しが出始める。
それでも全体的にはリテックスが押す展開で、サンフは若い選手を立て続けに投入して逃げ切りを図る。
そして終盤に航平がPKを奪取。これを寿人が蹴ったが、GKにストップされてしまう。
終了間際には立て続けに決定機を許したが、しのぎきって勝利。
最後の練習試合を勝利で飾った。

 前の試合と同じスリーバックで、カズがリベロということもあり(連戦の疲労のため後半から怪我から復帰の中島に交代)、
組み立ての起点が低いことで相手に押される展開となった。
シーズン中はストヤノフが代表で抜ける可能性があり、中島のコンディション次第ではカズがリベロをつとめる機会もあるだろう。
こういうときのために、ほかの中盤の選手も組み立てる力をつけてほしいところだけど・・・
まあ、そこは岡本が伸びてくれば解消されると思う。
この試合も横竹が先発、このままがんばれば開幕ベンチ入りもあるかもしれない。
DFだけでなく、ボランチや二列目にFWもできるし、ベンチにいたらものすごく使い勝手がいい選手なので、
このチャンスを活かしてほしいところ。
11日 ブルガリア代表がスイス代表とジュネーヴで親善試合を行い1−1。
得点者はポポフ(ブルガリア)、フッゲル(スイス)。
広島DFストヤノフは先発フル出場。

 レギュラーやん。
動画はこちら
中島、今年は責任重大だ。
10日 宮崎2次キャンプの概要発表。
 2/18〜27、これも恒例のシーガイアキャンプ。
 期間中に川崎、浦項、仙台、山形と練習試合を行う。
パルチザン・ベオグラード(セルビア)と練習試合を行い、1−2。
得点者はリ・ハンジェ(FK)。

 セルビアでは(旧ユーゴでもだけど)レッドスター・ベオグラードと双璧をなし、
現在リーグ首位を走るパルチザン・ベオグラードとの試合、
このキャンプでは最高の相手との一戦ではあったが、サンフレッチェは森脇・中島に加えて槙野が負傷、
そしてストヤノフがブルガリア代表で一時離脱と、守備陣が非常事態。
この日のスリーバックは横竹・カズ・盛田となった。
 試合開始早々にクロスの競り合いこぼれを蹴り込まれて先制されるが、すぐさまハンジェが直接FKを決めて追いつく。
いきなり先制もすぐ追いつかれたことでパルチザンは俄然やる気になり、前線の強烈なプレスからの攻勢をかける。
サンフはカズがリベロに下がっているため攻撃の起点が低く、パスはつないでも最後のところまでなかなか持っていけない。
こういうときに浩司がいればボランチとしてバランスをとってくれるのだが、彼もいないのでかなり苦しい戦いとなった。
前半終了間際にカウンターを食らい横竹が一対一の状況になったが、この日先発に抜擢された横竹は見事な対応を見せた。
きっちり体をぶつけてディレイさせ、カズの戻る時間を作ってクリアにもっていき、ピンチを救った。
 後半も一進一退の試合展開だったが、65分にロングレンジからの直接FKを決められて勝ち越される。
サンフはすぐさま6人の選手交代、橋内・岡本・楽山・纉c・航平・平繁と若手中心のメンバーを投入して攻め、
終盤に岡本が決定的なシュートを放つがGKの正面でゴールならず、そのまま1−2で敗れた。

 せめて槙野がいれば後方からの攻撃参加ができたのだが・・・
その槙野は、現地病院での検査ではとりあえず骨には異常はないとのこと。
しかし松葉杖がないと歩くこともできず、さらに日常生活にも多大な支障をきたしているらしい。
靭帯とかだと最悪一年を棒に振ってしまうし、骨折のほうがまだましという事態になってしまうが・・・
帰国してからの精密検査が待たれる。
 彼の代わりにストッパーで先発したのは横竹。
今までは橋内がファーストチョイスだったろうけど、キャンプでの奮闘ぶりが監督の心を動かしたか。
69分に橋内と交代するまで、決定的な危機を何度も回避するなど結果を残したようだ。
ユースではGK以外のあらゆるポジションで活躍したけど、トップチームではもうDF(時々ボランチ)でやっていくことになるだろうか。
元FWがディフェンシブなポジションにコンバートされて成功する例も多々あることだし、あ、盛田もそうか、
どのポジションでも自分のポテンシャルを最大限発揮していってほしいと思う。

・・・まあ・・・「将来のサンフのツートップは平繁&横竹だ!」と長い間思ってたけど・・・いいっす・・・

11日はリカバリートレーニングを交えた練習を行い、
12日には、現ブルガリア代表のストイロフ監督が兼任で指揮を執っているリテックス・ロベチとの試合となる。
ストやんは監督といっしょに帰ってくるのか?
9日 サテライト組がスラヴェン・コプリヴニツァ(クロアチア)と対戦し1−2。
得点者は清水(久保)。
レギュラー組がスリヴェン(ブルガリア)と対戦し4−0。
得点者は纉c(横竹)、清水(寿人)、柏木(服部)、森崎和(寿人)。

 サテライト組はクロアチアリーグ4位、
ディナモ・ザグレブやハイデュク・スプリトを追走するスラヴェン・コプリヴニツァと対戦。
この日の天候は嵐のような雨と強風、
その中、すべてにおいて上回るチームを前に試合開始から押される展開で、38分に最終ラインでボールを奪われて失点、
さらに後半立ち上がりにGKのパスをカットされて決められ0−2となる。
しかしサンフレッチェの若い選手たちも負けておらず、攻められる中でも必死に反撃の糸口を見出し、
ついに岡本のドリブルから左サイド内田に展開、内田のクロスを久保がヘッドで落とし、
飛び込んだ航平が体ごと押し込む執念のゴールで一矢を報いた。

 レギュラー組は、ブルガリアリーグ5位と上位を走るスリヴェンと対戦。
スリヴェンは、ある選手が試合後に「Jリーグのチームのようだった」と言ったように攻守に非常に組織的にまとまっているチームで、
サンフレッチェはなかなか攻め手を見出せずにじりじりした展開が続く。
そして槙野が状況を打開すべくドリブルで持ち上がっていったとき、後ろからモロにレイトタックルを食らってしまい、
倒れて起き上がれない槙野にすぐさま×が出て、槙野は負傷交代。
代わりに、スラヴェン戦にフル出場していた横竹がそのままストッパーに入った。
いきなりの投入に最初は戸惑っていた横竹だったが、まもなく試合にしっかりと入り、
カバーリングと正確なパスでチームを支える。そしてサンフが徐々に押してきたところで前半終了。
 後半立ち上がりから服部・ミキッチ・陽介・寿人を投入して攻撃に出たサンフは、
49分、ミキッチがCKを取ると自らキック、これに横竹が競ってこぼれたところを纉cがボレーで叩き込んで先制。
これでスリヴェンも前に出てきて激しい攻め合いになったが、次のゴールはサンフに。
70分、カズのフィードに裏へ飛び出した寿人が折り返したところを、
サテライト戦にフル出場してゴールを挙げ、この試合にも途中出場していた航平がGKのタイミングを外すトーキックで決めて2−0、
79分には服部のクロスをファー陽介が冷静に右足で流し込み3−0、
そして86分には寿人のスルーパスからカズが叩き込んで4−0。
これまでの鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュ&完封で勝利を飾った。

 サテライトは、実力ではるかに上回る相手に対して若い選手たちが最後まであきらめずに一矢を報いた姿勢が良し。
レギュラー組は、ようやく結果が出た。「日本的」なチームに粘り強く応対し4ゴールを奪って完封、
これは今季に向けてのいいシミュレーションとなっただろう。
ただ、槙野の負傷の具合が心配だが・・・

 10日は、キャンプでの最大の強敵、パルチザン・ベオグラード戦。
槙野はおそらく出場は無理、中島・森脇も負傷中、
さらにストヤノフがブルガリア代表でチームを離れるが、その中でどれだけやれるか。
7日 サテライト組がベウハトゥフ(ポーランド)と対戦し1−2。
得点者は纉c。
レギュラー組がディナモ・ザグレブ(クロアチア)と対戦し3−4。
得点者は高萩(寿人)、寿人(ミキッチ)、ストヤノフ(FK)。

 サテライトは、ポーランドリーグ5位と上位を走るベウハトゥフと対戦し、
前半に纉cのゴールで先制するも、後半30分過ぎから2失点して逆転負けを喫した。

 レギュラー組は、クロアチアリーグ首位を走る強豪、ディナモ・ザグレブと対戦。
先日ドルトムントから移籍加入したばかりの一個小鉢ことロベルト・コバチも出場したガチメンバーと相対した。
 先制はサンフレッチェ。ディナモのCKをはね返すと、
ボールを受けたミキッチが猛然とドリブルで持ち上がるカウンターから寿人へ折り返し、
寿人が狙いすました股抜きスルーパスを洋次郎に通し、洋次郎がGKと一対一を冷静に制した。
しかし、ディナモのクロスからの競り合いの中でPA内のファウルを取られてPKを与えてしまい、同点に追いつかれる。
だがサンフはすぐさま右サイドを突破したミキッチのクロスに飛び込んだ寿人が合わせてゲット、すぐさま勝ち越す。
このままいきたいところだったが、自陣ゴール前でのパス回しをカットされて決められ、また追いつかれてしまった。
 イーブンで始まった後半、先手を取ったのはまたしてもサンフ。
ストヤノフが相手の逆を衝く直接FKを決め、3−2と再び勝ち越す。
だがディナモもFKからPA内の競り合い、ここで青山がハンドの反則を犯したと判定されてPKとなり、決められて追いつかれる。
そして、ストヤノフがボールを奪われてからの速攻を食らって逆転されてしまった。
サンフは次々に選手を投入してゴールを狙ったがかなわず、
先手を取りながら逆転負けという悔しい結果となった。

 サテライトは逆転負けを喫したものの、ポーランドリーグ上位相手からゴールを奪い、
それから長い間リードを保っており、内容は向上していると思われる。
 レギュラー組は微妙な判定や自陣でのミスによる4失点、判定はしょうがないとして自陣でのミスはなくしたいところ。
それでも、ディナモ・ザグレブ相手に3ゴールを奪ったのは大きな収穫だろう。
とくに前所属チームとの対戦ということでいつもより余計に気合の入っていたミキッチが2点に絡む素晴らしい活躍。
もっとチームになじめば、凄い武器になりそうな予感。

 8日は、「みんながよくやっているから」ということでオフになる。
6日 今季のJリーグ日程が発表された。
開幕は3月7日13:00より、アウェイ・日産スタジアムで横浜F・マリノス戦、
ホーム開幕戦は15日14:00より、広島ビッグアーチにて大宮戦。
ナビスコカップ初戦は25日19:00より、広島ビッグアーチで浦和戦。
あと一月、万全の調整をしていってほしい。
5日 サテライト組がテプリツェ(チェコ)と対戦し0−1。
レギュラー組がブトゥチノスト・ポドゴリツァ(モンテネグロ)と対戦し1−1。
得点者は寿人(服部)。

 サテライトはチェコリーグで8位という中位につけているテプリツェと対戦。
イヴァン・ハシェック氏のご子息のパヴェル、
そして3日に移籍加入したばかりのエルサムニー・オサマ(ヴェルディユース→東京ヴェルディ)がいるチーム。
前回のハイデュク・スプリト戦では22分で5失点を喫したサテライトだが、この日はその雪辱をすべく奮闘。
立ち上がりから攻勢をかけ、岡本のパスから丸谷が倒されていきなりPKを得る。
蹴るのは丸谷、しかしGKに読まれて止められ、先制ならず。
相手のフィジカルを活かしたロングボール攻撃を食い止めながら攻撃、決定機をつかむも決めきれず後半へ。
 後半も攻めたがどうしてもゴールが奪えず、逆にカウンターからワンチャンスを決められて失点。
反撃も及ばず0−1で敗れた。

 レギュラー組はモンテネグロリーグ2位を走るブドゥチノスト・ポドゴリツァと対戦。
開始早々に右サイドを破られ、クロスに合わされ失点。
悪い癖がいきなり出たスタートとなったが、ここで選手たちが声を出し合って持ち直し、持ち前のパスサッカーで反撃に出る。
そして22分、服部のクロスに寿人がワンタッチでボールを浮かせてのオーバーヘッドキック、
大技一発で同点に追いついた。
 これで勢いに乗りたいところだったが、相手は中盤でパスを回されてボールを支配できずイライラしたのかラフプレイに走り、
険悪な雰囲気となる。
後半もサンフレッチェが攻める展開だったが、途中からは選手を入れ替えてリフレッシュした相手が盛り返し、
守勢に回る。それでも粘り強くはね返し、終盤にはミキッチのドリブル突破でゴールに迫り、PA内で倒されるも笛なし。
いい内容だったが、惜しくもドローに終わった。

 ハイデュク戦の大敗から一日のインターバルしかなかったが、選手たちは見事に切り替えてきた。
勝てはしなかったが、キャンプはまず内容が問われるので、その面では一歩前進だろう。
4日 DFイリヤン・ストヤノフがブルガリア代表に選出された。
 11日にジュネーブで行われるスイスとの国際親善試合に向けての選出。
ブルガリアはW杯欧州予選ではグループ8におり、現在3戦3分けの勝点3で、
イタリア(勝点10)、アイルランド(勝点7)に次ぐ3位につけている。
2位以上を確保するためには負けられない3月28日のアウェイ・アイルランド戦に向けての重要な一戦、ということになるか。
 4年ぶりの選出にはちょうど近くまで来ていたというタイミングのよさもあるだろうけど、
2月1日に就任したブルガリアの新監督ストイロフは12日に練習試合を行うリテックス・ロベチの監督であり(兼任)、
かつてレフスキ・ソフィアで監督をしていた時分にストヤノフと一緒に仕事をしている。
自分のやり方を熟知しているメンバーを多く招集した、という理由もあるようだ。
とはいえ、マンチェスター・Uでレギュラーを張るベルバトフも招集されたガチメンバーのようなので、
ここで活躍すれば代表定着もありえるか。
そうなったら中島国王にサンフの浮沈がかかることに!
こりゃすごい
3日 ハイデュク・スプリト(クロアチア)と練習試合を行い、0−8(0−7、0−1)。
 現在クロアチアリーグ2位の強豪ハイデュク(ちなみに監督はあのロベルト・ヤルニ)との練習試合、
そのハイデュクは首位ディナモ・ザグレブを追撃するための重要なキャンプながらここまで練習試合で結果が出ておらず、
ためにメディアからは攻撃され、さらに本国からサポーターが大挙アンタルヤへ駆けつけるという一種非常事態。
練習試合ながら絶対に負けられない一戦として、ハイデュクはベストメンバーの超本気で向かってきた。
 サンフレッチェは前の試合と同じくまずサテライトが出たがこの気迫に飲まれてしまい、
開始2分にクロアチア代表FWニコラ・カリニッチ(イタリア、スペイン、イングランドからのオファーの噂が立つ、クロアチア期待の星)
を止められずにPKを与えてしまい早々に失点、完全に浮き足立ったサテライトはわずか20分あまりで5失点を喫し、
ミシャ監督はたまらずレギュラー組のアップを急がせて25分にメンバーを槙野以外総替えしたが、
行け行け状態のハイデュクを止めきれず最終ラインのミスとCKからさらに2失点、前半は0−7の大惨事だった。
 後半はサンフも持ち直してパスをつなぎ攻め込む場面も増えたが、
ハイデュクもしっかり切り替えて守備を固め、失点を許さない。
そして終了間際にカウンターからゴールを食らって0−8となり、一矢報いることもできず大敗を喫した。

 キャンプに入ったばかりのサンフとハイデュクでは、コンディションやチーム状況に差があったためにこんな状態になった。
後半は競った展開になっており、最初からレギュラー組であればもっとまともなゲームになっただろう。
ただ、ハイデュクも前半の大量ゴールで後半は落ち着いていたということもあり、
前半のテンションを続けられたらレギュラー組もどうなっていたかはわからない。
本当に強いチームとやったらこんな展開になる、といういい経験になっただろう。
この経験を次につなげてほしいところ。
GK木寺浩一のツエーゲン金沢への移籍が発表された。
 昨年は負傷するまでレギュラーを張っていたし、GKとしての能力にまだまだ衰えはないはず。
金沢は今年から元サンフの上野さんが指揮を執るし、JFL昇格に向けて力になってほしい。
2日 IBリュブリャナ(スロベニア)と練習試合を行い、1−1(0−0、1−1)。
得点者はストヤノフ(FK)。

 キャンプ初めての練習試合の相手は、現在スロベニアリーグ5位のリュブリャナ。
 前半はサテライト、後半はレギュラー組で臨んだサンフレッチェは、
前後半とも概ねゲームを支配。
得点は後半、槙野が倒されて得たFKをストヤノフが直接決めたもの。
前半は前線を担った丸谷・清水の二人の動きが良く、
後半はミキッチ、橋内が持ち味を出してその働きが目立ったようだ。
FWステパン・ユキッチの退団が発表された。
 新体制が発表されてからの退団は珍しい。いろいろと事情があるのだろう。
このタイミングだから代わりの外国籍選手はまだ決まっていないだろうが、
焦って中途半端な選手を引っ張ってくるよりは、開幕後に戦力を検討し、
その上で足りないところを補うというのがいいだろうか。

1月:

30日 広島修道大と練習試合(60分×2)を行い、5−1、4−0。
 60分×2という変則的なゲーム、シャッフルした2チームで試合に臨んだ。
 一本目はカズ・岡本のドイスボランチが中盤を支配、両サイドにストッパー西河がどんどん攻撃参加し、
ハンジェのクロスから服部、服部のクロスから丸谷、ハンジェのCKからカズ、
中島の左からのクロスを途中出場の久保が落として纉c、
ゴール前で回して最後はリベロ中島のヒールパスからストッパー西河、で5得点。
 二本目も、青山・一誠のドイスボランチが試合を支配。
ほとんどスタメン、といってもいいメンバーが押しに押した。
ストヤノフのミドル、槙野が得たPKをミカが決める、平繁の裏へのフィードから陽介、
陽介のクロスを龍一がボレーで4得点。
いい感じでトルコに発つことができそう。
29日 1次キャンプの概要発表。
 恒例のトルコキャンプ、2月上半期を欧州クラブとの練習試合漬けで過ごす。
ハイデュク・スプリト、ディナモ・ザグレブ、そしてパルチザン・ベオグラードという欧州の強豪とどこまでやれるか。
 新卒選手は学校行事のために途中から参加。ユースからはGK大森くんが帯同する。
28日 MF森崎浩司がオーバートレーニング症候群と診断された。
 昨年は開幕当初カズが不在だったこともあり一年通して大車輪の活躍。
シャドーだけでなくボランチも当たり前、さらにはリベロまでやったりとチームのために粉骨砕身、
さらに自己ベストの14ゴールもマークした。
チームの中でも責任ある立場だし、一年でJ1復帰という目標の中でプレッシャーも相当だったはず。
その中で心身ともに限界を振り切ってしまったのだろう。
以前カズもかかってしまったこともあるが、こうなったら本当に安静にするほかない。
絶対に焦らず無理せずゆっくり休んで、リフレッシュして戻ってきてほしい。
23日 今季のスタッフ・選手が発表された。
 コーチ陣では、ジュニアユースコーチ・ジュニアコーチと下部組織の指導を行ってきた高野コーチの昇格と、
ミシャ監督の通訳担当だった杉浦大輔通訳のコーチ就任が発表。
ミシャによれば、杉浦コーチを本当は選手登録したかったが認められなかったのでコーチにしてもらった、とのこと。
もちろん冗談だろうけど。
 選手では、期限付き移籍から完全加入となった楽山、
期限付き移籍延長の中林の背番号はそのまま33番・34番、
徳島への期限付き移籍から復帰の西河は3番、新加入のミキッチは14、中島は35、原は36。
他の選手は昨年のままで、空き番号は4・13・21となる。
21日 サガン鳥栖から期限付き移籍中のGK中林洋次の、期限付き移籍期間延長が発表された。
 一年間の延長。
噂されていたGKの補強はなく、中林の期限付き移籍期間延長ということになり、
今年のGKは昭大、中林、下田、原の四人体制となった。
下田がまだリハビリ中のため、当面は昭大・中林の二人が守護神の座を争うことになるだろう。
見た人によると中林はサテライトでのパフォーマンスがけっこういいそうなので、
今年一年モチさんの下で頑張れば、かなり成長できるのでは。
19日 大分トリニータへ期限付き移籍中のFW前田俊介の、大分トリニータへの完全移籍が発表された。
 大分でミシャの眼鏡にかなうような活躍ができれば復帰もあったかもしれないが、
昨年は途中連続試合得点もあったものの、エース高松が復帰し桜から来た森島が戦力になってくると、
またベンチから外れてしまい主力に成長するまでには至らなかった。
 やはり汗かき量と動きの質の向上がまだまだで、サンフに帰ってきても、
FWとしての席次はおそらく航平の次になってしまうだろう。
ならば大分で自分の生きる術を見出すほかはない。
上のほうの人に気に入られているようだけど、それに甘えることなく、厳しく自分を見つめ直してほしい。
さもないと、ここまで自分を育ててくれた人たちを裏切ることになる。
その大きな才能を、このまま埋没させることがないように。
6日 MFリ・ハンジェが朝鮮民主主義人民共和国代表冬季合宿(1/14〜20)メンバーに選出された。
寒い中ではあるけれどコンディションを上げてきてほしい。

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