ニュ〜スだよ!


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12月:

28日 ◇広島ユースFW平繁龍一・MF遊佐克美のトップチーム昇格が発表された。


25日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権・準々決勝、
サンフレッチェ広島F.CジュニアユースはSSSジュニアユースと対戦し1−1のドロー、
PK戦2−4で準決勝進出ならず。


24日 サハラカップ・決勝、ユニバー記念競技場にてFC東京U−18と対戦し2−0で勝利、優勝。
得点者は保手濱(−)、中野(平繁)。
23日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権・ラウンド16、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは日章学園中と対戦し3−1で勝利。
得点者は茶島3(1PK)。

 全中王者の日章学園との一戦、
累積警告でFW玉田くんが出場停止だったが(2枚もらってたのか)、
その代わりにMF茶島くんがハットトリックの大活躍。
シュート数9対4という競った試合を彼の「シュート3本で3ゴール(PK含む)」という決定力でものにした。
やったぜチャジーニョ。

 ベスト8、準々決勝に進出したサンフの次なる相手は、北海の雄・SSSジュニアユース(北海道1)。
25日11:00より熊谷陸上競技場にて。
勝利した場合、27日13:10より西が丘にてFC東京U−15むさしと栃木SCの勝者と対戦する。
22日 ◇MF高萩洋次郎の愛媛FCよりの復帰が発表された。
◇徳島ヴォルティスへ期限付き移籍中のDF西河翔吾の、期限付き移籍期間延長が発表された。

 愛媛の中盤の核として大活躍、
U−21日本代表にも選出されてアジア大会でもハッスルしまくった洋次郎(マヌーな理由で退場しちゃったけど!w)、
堂々のサンフ復帰。待ってたぜ!
これで来季のサンフ中盤は大激戦になる・・・誰をどう使うんだミシャ。
・・・・・・・・・あ、洋次郎センターバックってひょっとして可能性あり?
運動量あるし、ノールックでサイドチェンジできるくらいロングパスは正確無比だし・・・・
 
 シーズン終盤に徳島へ期限付き移籍した西河はもう一年徳島に。
実戦でしっかりと経験を積んで、ミシャのサッカーに対応できる下地を作ってきてほしいぞ。
21日 ◇FW佐藤寿人に第二子が誕生。
おめでとうございます!
名前はリリトくん。漢字では里吏人と書くようだ。
◇DF小村徳男の横浜FCへの完全移籍が発表された。
◇FW田村祐基の愛媛FCからの復帰が発表された。
◇愛媛FCへ期限付き移籍中のDF森脇良太の、期限付き移籍期間延長が発表された。

 オムさんは期限付き移籍先の横浜FCへ完全移籍。
ベテランの味、充分に堪能させていただきました。横浜では高木さんを男にしてあげてほしい。
 タムは愛媛では芳しい結果を残すことができなかった。来年が正念場。
しかしあの大黒も、レンタル先の札幌でまるで活躍できずにガンバに戻ってきたが、
その後めきめきと頭角を現して日本代表入り、そして海外移籍。
タムも頑張り次第ではいくらでも活躍の目はある。
自分のストロングポイントを磨いて、勝負してほしい。
 マッスルはレンタル延長。
レギュラーの座は確保したもののファウルの数が尋常でなく、出場停止しまくりだった。
ユースのときからそうだったが、すぐに頭に血が上ってしまうところは修正しないといけない。
DFとしては致命的な弱点だ。
落ち着いてプレイせよ。
◇フィジカルコーチ・生駒武志氏の退任が発表された。
 今までありがとうございました!
生駒さんは桜のフィジカルコーチに就任するとのこと。
20日 ◇FW大木勉の愛媛FCへの完全移籍が発表された。
 以前より大木さんの獲得を画策していた愛媛、ついに念願かなう。
残念ながらズーパー友近が今季限りで引退したため、「南宇和ツートップ」の再現はならなかった。惜しい。
愛媛ではエースに成長した俊也とコンビを組むことになるだろうけど、
今後もクレバーなプレイでチームを引っ張っていってほしい。

今までありがとう!久保とのコンビは絶品だった。
広スタでの市原戦だったか、相手が四、五人いる密集の中をワンツー一発で久保に突破させたシーン、
そして2001年の2nd神戸戦、鮮やかなアウトサイドトラップで相手DFのタックルをかわして蹴り込んだゴール、
一生忘れないと思う。
17日 サハラカップ・準決勝、長居第2陸上競技場にて三菱養和SCユースと対戦し2−1で勝利。
得点者は横竹(藤澤)、平繁(−)。

 準決勝の相手は、2回戦でガンバ大阪ユースをガンバ大阪練習場というアウェイの場で破るなど、
Jユース勢を三連破して勝ち上がってきた三菱養和。
 サンフはマリノスを破った余勢を駆ったか、前半4分に左サイドを藤澤が破ってセンタリング、
これを横竹がダイビングヘッドでゴールに突き刺し幸先よく先制する。
その後もチャンスを作り、右サイドを突破した平繁のループシュート、
GKはじいたところを中野ダイレクトシュートという決定機もあったが、DFに阻まれゴールならず。
そうこうしているうちに三菱養和が鮮やかな中盤の連動からペースを握り、一方的にサンフを押し込む展開になった。
サンフは中盤を寸断され防戦一方、次々に危機を迎えるが、
ここで守備陣が大いに奮闘、兼田はスーパーセーブを、拓はいいカバーリングを連発。
そして篠原が体を張って養和の猛攻をはね返しまくる。
 後半に入っても苦しい時間帯が続き、養和の決定機もあったが、サンフは最後のところで体を張って防ぎ続ける。
耐えて耐えて、そして後半25分、エース平繁の一発!
左サイドからの浮球フィードを受けると、両側から二人に挟まれながらも一人を弾き飛ばし一人をはねのけ、
体勢を崩しながらも強引にシュートを放ってGKの脇を抜き、ゴール右スミに転がした。
フィジカル抜群の平繁の面目躍如たるゴール。
 終盤にさしかかろうとするときの2失点目はさすがに効いたか、養和の勢いにも徐々にかげりが見え、
サンフも落ち着いて対応できるようになった。
しかし養和も前線の選手を入れ替えて最後まで攻撃の手を緩めず、
ついにロスタイム、右サイドから相手をかわしてはたいたボールを途中出場の石井が押し込んで1点を返す。
その直後のキックオフで試合が終了し、サンフレッチェが苦しみながらも勝利、決勝進出を決めた。

 三菱養和はさすがにガンバを倒しただけあって素晴らしいチームだった。
中盤の四人とツートップが完全に連動した縦横無尽な攻撃、
そして神村くん・木暮くんらの卓越した個人技でサンフを翻弄しまくった。
サンフが負けていても全くおかしくない試合。
しかしそういう試合をものにしたのは、サンフの選手たちの粘り。
数え切れないほどのピンチを、最後のところで体を張って防ぎ続けた。
そして試合を決定づけた平繁くんの執念のゴール。
彼本来の圧倒的フィジカルの強さを前面に押し出した、素晴らしいゴールだった。
このように強引に決める、という場面をもっと見たい。

 決勝の相手はFC東京U−18。
強固なセンターラインを持った、とにかく隙のないチーム。
年代別代表のGK権田くん、DF吉本くんが怪我から復帰して守備力は飛躍的に向上、
決勝トーナメントは未だ無失点で勝ち上がってきた。
先制されると、ほとんど勝ち目はないだろう。
粘り強く守って、勝機を見出したい。
中央は堅固なので、崩すならサイドから。
FWが上手くボールを引き出して藤澤・横竹に展開し、センターバックをつり出しての折り返しを決める、
という形が理想的。
もちろん、平繁くんや中野くんが個人技で中央突破できればそれに越したことはない。
その場合は相手にも相当の精神的ダメージを与えることができるだろうが、実際にはそれは難しいだろう。
それでも、ちょっとは期待してしまうけど・・・
何にせよ、相手よりも多く走る、ということは必須。
勝とうが負けようが今年のラストゲーム、悔いの残らないような全力プレイを見せてほしい。
高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権・グループリーグの結果。
 サンフレッチェびんごは16日に関東1位の栃木SCに0−4で敗れ、
17日に東海3位の名東クラブに2−0で勝利、2勝1敗の勝点6に。
しかしこの日の試合で栃木SCがVALENTIAに1−2で敗れ、
栃木、VALENTIA、びんごの3チームが勝点6で並ぶ事態に。
そして得失点差で1位栃木SC、2位VALENTIA、3位びんごとなり、
びんごは勝点6を挙げながらもグループリーグ突破はならなかった。残念・・・

 サンフレッチェ広島は16日にクラセン王者横浜F・マリノス追浜と対戦し1−3で敗れるも、
17日に愛媛FCに7−0で圧勝。FW玉田くんがハットトリックの活躍を見せた。
追浜が京都に敗れたことで、ここも勝点6で3チームが並んだが、
広島はこの日の圧勝が効いて1位突破となった。

 広島はラウンド16進出。
23日11:00より、熊谷陸上競技場にて全中王者の日章学園中と対戦する。
現在得点ランク2位につける長身FW玉田くん、変幻自在の小さなクラッキ茶島くんの爆発に期待。
関東の奥まったところだけど、関東サポの方で行ける方はよろしければ応援をー。
16日 ◇トップチームの2007シーズン開幕スケジュール概要発表。
 おお、トルコ遠征ー。
15日 ◇MF中里宏司の湘南ベルマーレへの復帰が発表された。
 出場すればひたむきな走りからアグレッシブな守備を見せていたチュウ、湘南へ帰る。
サンフではセンターバックをやったりして、プレイの幅も広がった、かな?
これからも頑張ってほしい。
14日 ◇GK佐藤昭大の愛媛FCへの期限付き移籍が発表された。
 しっかり実戦経験を積んできてほしい。
後輩には兼田くん、原くんという実力者が控えているので、うかうかできないぞ。
13日 ◇MF戸田和幸のヴェルディ東京1969からの完全移籍が発表された。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
◇FW佐藤寿人が2006Jリーグアウォーズ優秀選手賞を受賞した。
この選出は当然。
11日 ◇DFダリオ・ダバツと来季の契約を締結した。
 終盤は怪我で満足なプレイができなかったが、
来年は開幕からシャープでクレバーな守備を見せてほしいぞ。
10日 サハラカップ・準々決勝、フクアリにて横浜F・マリノスユースと対戦し2−1で勝利。
得点者は横竹(平繁FK)、中野(平繁)。

 フクアリでユース年代最強クラスの鞠ユースと対戦することになったサンフは、
平繁・中野2トップの4−4−2で試合に臨む。
マリノスも負傷中だった中盤の核、長谷川アーリア・ジャスールが復帰。
大学受験の主将・山岸を除くフルメンバーが揃い、ほぼ万全の布陣を敷いた。
 立ち上がりに平繁が相手クリアをカットしてドリブル突破、
DFを引きつけて右にはたきフリーの横竹がシュートを放ったが、これはマリノスGK佐藤峻がスーパーセーブ。
今度はマリノス、FKリスタートから素早く左サイドへ展開し、斉藤からなぜか左へ流れていた水沼へパス。
水沼がタテに突破して折り返したボールをニア飛び込んだFW木村が押し込んで先制した。
 これで闘志に火のついたサンフは左サイドから次々と攻撃を仕掛け、藤澤がキープから倒されてFKを得る。
これを平繁がゴール前に上げ、横竹が競り勝ってゴールに叩き込みすかさず同点に追いついた。
 それからは攻守が目まぐるしく入れ替わるハイスピードな展開。
ボールキープではマリノスが上も、少ない手数でゴール前に迫るサンフのほうがシュート数も多く、押し気味に試合を進める。
平繁・中野のパワーにマリノスDF陣は苦慮していた。
前半終了間際はマリノスがペースを奪ったが、そのまま前半終了。
 後半、マリノスはFW木村に代えて端戸を投入。しかし、サンフは端戸をしっかりと押さえて攻勢に出、
右サイドで横竹→平繁と素早くつないで平繁が中野にパス、
中野はボールを呼び込むとトラップと見せて一瞬ボールをスルー、背後のマークを外すとそのまま反転から強烈ミドル!
左足から放たれた一撃は一直線にゴール右スミに突き刺さり、ついにサンフが逆転した。
 マリノスは水沼に代えてMF大久保を投入、さらに終盤にはMF森谷に代えてDF広田をFWで投入し、
なりふりかまわぬパワープレイでサンフゴールに殺到するが、
森山監督もすかさず横竹をスイーパーの位置に下げてロングボールを片っ端から撃墜させる。
終了間際のマリノスの猛攻はあと一歩でゴールを割るところまで行ったが、
サンフの守備陣、いや全員がゴール前にがっちりと鍵をかけ、ついにゴールを許さず。
試合終了のホイッスルが鳴ると、サンフはフィールド上の選手もベンチの選手もまるで優勝したかのように喜びを爆発させた。
勝利したサンフ、敗れたマリノスとも、双方が今もてる力をすべて出し尽くして最後の最後まで戦った、素晴らしいゲームだった。

 春先の練習試合では1−3と完敗した同年代最強クラスの相手に、今年最高のパフォーマンスを見せての勝利。
マン・オブ・ザ・マッチはスーペルゴラッソで決勝点を挙げたほか、
一対一や空中戦でマリノス守備陣に圧力を与え続けた中野くんになるだろうが、
この試合ではチーム全員の守備意識、というか「戦う意識」が凄かった。
フィールド内だけでなく、ピッチサイドでアップしている控え選手からも、
「俺たちもフィールド内の選手とともに戦っているんだ」という気迫をひしひしと感じた。
この勝利はチーム全員で勝ち取ったものだ、と言っていいだろう。
この意識がある限り、このチームはまだまだ強くなる。

 準決勝の相手は、2回戦でガンバを破った三菱養和。
堅守速攻とセットプレイでJユース勢を次々破って勝ち進んできた。
ここまでくると、彼らのモチベーションも相当高まっているだろう。
「マリノスよりは弱いだろう」
などと甘く見ていると、足元をすくわれることは必定。
マリノス戦以上に集中を高め、闘志を前面に押し出して戦ってほしい。
高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権・グループリーグ、
サンフレッチェびんごジュニアユースFCはVALENTIAと対戦し2−1で勝利、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは京都パープルサンガU-15と対戦し2−0で勝利。

 高円宮杯U−15開幕。
 鳥栖で九州1位のVALENTIAと対戦したびんごは前半圧倒的に攻めまくるも得点なく、
後半途中にイエロー2枚で退場者を出してしまい窮地に陥る。
しかしここでMF元田がFKをヘッドで叩き込んで先制、終盤に同点に追いつかれるが、
終了間際にまたしても元田が決めて勝ち越し、一人少ない状態で重要な勝点3を挙げた。
 高知・春野の広島は京都と対戦。シュート数が少ない緊迫したゲームとなったが、
後半9分に左サイドの宮本がFW中山とのワンツーからゴール前侵入してゴールを決め先制、
後半14分には茶島のFKをGKがセーブしたこぼれをFW玉田が押し込んで2−0とし、そのリードを守りきった。

 まずはアベックで白星スタート。
両チームとも次はグループ一の強敵と対戦。ここを乗り切って、決勝トーナメント進出を。
9日 ◇天皇杯5回戦、神戸ユニバー記念競技場にてガンバ大阪と対戦し、2−4(延長)で敗れる。
得点者は佐藤寿(リ・ハンジェ)、森崎浩(−)。

 ウェズレイ、青山、戸田、ダバツといったレギュラーだけでなく、
中里、一誠、俊介、大木ら主力選手も不在という非常事態での戦いながら、
家長がいない以外ほぼベストといっていいガンバを相手に90分の戦いで後れを取ることなく、
延長戦最後まで走りきり、戦いきった。
その中、決して及び腰になることはなくチームコンセプトを忠実に実行、
DF盛田が再三攻撃参加するなどガンバ相手に堂々と打ち合った。
勝利という結果は出なかったが、本当にこのチームは成長した、というところを見せてくれた。
ハンジェからのクロスをニアサイドに飛び込みピンポイントのヘッドで決めた寿人、
ロスタイムのラストワンプレイ、盛田のフィードを上野が体を張って落としたボールを拾い、
密集の中をドリブルで突破してゴールに突き刺した浩司・・・本当に凄かった。
来年の活躍に期待したい。



 それだけに、あのPK判定を降した主審・奥谷には怒りを禁じえない。
遠目で見ても何がファウルなのか理解できない、何でもない場面でのファウル判定。
BS1で見ても何がファウルなのかわからない。
あれを目の前で見ていてファウルの判定を下したのなら、「ミス」という言い訳は通用しない。
「ガンバを勝たせるため、あるいは試合を盛り上げるためにわざとやった」
としか思えない。
そうでないのならば、即刻主審の資格を剥奪、ついでに運転免許も取り上げたほうがいいだろう。
それだけ目が悪いのだから。
審判という地位にありながら、公正と正義を侮辱し踏みにじったこの男は絶対に許せない。
つってもこんな奴を呪ったりするのもばかばかしいので、正義の天による罰が下りますようにと祈っておこう。
◇アジア大会、U−21日本代表はグループリーグ敗退。
 反町は国際大会でいったい何のシステム遊びしてんだ。
TVゲームやってんじゃないだぞ、真面目にやれ。
5日 ◇FW大木勉、DF小村徳男、DF八田康介と来季の契約を結ばないことが発表された。
 今までありがとうございましたっ!
大木さんは以前から愛媛が狙っていたし、愛媛になる、のかな?
小村さんは横浜FCで、高木さんを男にしてやってください。
ヤツは一対一と対空迎撃能力は折り紙つきで、昨年は鳥栖での実績があるから、
すぐに新しい勤め先が決まるだろう。
これからもがんばってくれー。
3日 サハラカップ・決勝トーナメント2回戦、吉田にてジェフユナイテッド市原・千葉ユースと対戦し2−0で勝利。
得点者は藤澤、平繁。

 いよいよ始まった決勝トーナメント、サンフはホーム・吉田にジェフユースを迎えた。
立ち上がりは不安定で千葉の攻勢を許したが、それをしのぐと徐々に盛り返して互角の展開に持ち込み、
後半へ折り返す。
 そして後半開始直後、右サイドからボールをつないで中野が左へはたき、受けた藤澤がワンタッチからミドルシュート!
見事にコントロールされたシュートは飛びつくGKの手の上を越えて対角のゴール右上スミに突き刺さり、サンフが先制した。
 このゴールで勢いづいたサンフは一気に千葉を押し込み、中野・横竹のポストに平繁・藤澤の個人技が絡み、
さらに野田・遊佐の両サイドバックがガンガン上がってきてサイドを制圧。
そしてGK兼田からのフィードを中野が競って左に落としたボールを平繁が受け、ドリブルで持ち込んでミドルシュート!
鮮やかにゴール右スミに突き刺して2−0とする。
 それからもドリブル突破の遊佐のシュートがバーを叩くなど攻め続け、
終盤はさすがに運動量が落ちて千葉の攻撃を許したが、ゴール前をしっかり固めて決定的なシュートは許さず。
結局そのまま2−0で押し切り、準々決勝進出を決めた。

 7月29日のクラブユース選手権グループリーグ・新潟戦以来、4ヶ月ぶりの公式戦無失点試合。
全員、最後まで集中して戦い抜けたのがよかった。これを続けていってほしい。

 準々決勝の相手は、横浜F・マリノスユース。
エース斉藤陽介も復帰し、
高円宮杯時にはAFC・U−17選手権に行っていた水沼・端戸・斉藤学・甲斐らU−16日本代表勢が
万全の態勢で脇を固める鞠ユースは、今大会最強の相手といっていいだろう。
ガンバは三菱養和にホームで0−2で敗れ、いきなり消えてしまったし。
決戦の日時は10日11:00、場所はフクアリ。
天皇杯に行けない、あるいは神戸ユニバーから取って返した関東サポーターたちは応援よろしく!
2日 ◇J1リーグ第34節、日本平にて清水エスパルスと対戦し、0−3で敗れる。
13勝6分け15敗の勝点45で最終順位は10位。

 ウェズレイが帰国中、大木・上野・ダリオ・中里・橋内・一誠が負傷、青山・俊介・さんまがU−21日本代表と、
主力選手を軒並み欠くサンフは、とにかく動ける選手を全員日本平に連れて行くというギリギリの選手編成。
ボランチにはハンジェ、FWには纉cを配する布陣で清水に相対した。
 5連勝の勢いで清水と互角以上の戦いを展開し、決定機も作るものの、
その矢先の19分、戸田が立て続けのイエローで退場。
主審、おまえもーちょっと試合コントロールしろよ。
ウェズレイ、青山に続きDFの要の戸田までも失いあまつさえ10人になったサンフだが、
しかしここで踏ん張り、一歩も退かない戦いを展開。
DFを補充することなく4バックで対処、FW纉cが全力で走り回ってボールを引き出し、
攻められはするもののこちらからも殴り返し、互角のまま後半へ入った。
 ここでペトロヴィッチ監督は前半でかなり消耗していた纉cに代えて吉弘を投入。
7月1日の練習試合で首を負傷して以来のカムバックの吉弘は右CBに入り、3バックに戻した。
必然的に寿人の1トップとなったが、こうなると前線でボールを収めることが出来ず、
清水がボールを支配するようになってくる。
そして後半半ばに立て続けに失点し、0−3で敗れてしまった。

 これだけ選手がいない状況、
足の状態が万全でないハンジェや首の負傷明けの吉弘まで使わなければならない状況で、
選手達は最後までよくやった。
後半は他にもいろいろやり方はあったろうが、どれもぶっつけ本番の策になり、
それでうまくいくメドなどない。監督もギリギリのところで最善を尽くした。
敗北は、それはそれで仕方がない。
むしろ、この状況でもあきらめることなく最後まで戦い続ける姿勢を選手たちに植え付けた、
ペトロヴィッチ監督のここまでの指導には感服するほかはない。
順位はひとつ下げて10位になったが、勝利数は去年と一緒の13勝。
一時は最下位となり、シーズン中に監督を二度も変えたチームが、
さしたる補強もなく現有戦力をベースにしたまま10位にまで浮上したのは素晴らしい。
来年は今のサッカーをさらに発展させた、スペクタクルなサッカーが見られることを期待する。

 さて、今年の戦いはまだ終わっていない。来週は天皇杯5回戦。
相手は、最終節まで粘りながらもJ1連覇を逃したガンバ。
あちらもこのまま今年を終わるわけにはいかない。
何としても天皇杯のタイトルを取るべく、全力で向かってくるだろう。
こちらは戸田が出場停止、青山たちもカタールにいる状態と、状況は今節とあまり変わらない。
しかし、チーム一丸となって戦えば勝機は必ずある。
復活の吉弘、リーグ戦初出場を飾った槙野らも加えた全員の力を結集して戦ってほしい。

11月:

29日 ◇アジア大会、日本はパキスタンと対戦し3−2d
貴様―――反町
アオを殺す気か――――――

いいかげんにしろよてめー。一週間半で五試合目だぞ。体がもつわけねーだろーが!!
選手は将棋のコマじゃねー。人間だ。
アオは、次の出場停止は天の配剤と思って体力を回復させてくれ。
ていうか、正直、こんなチームにいたらどんな怪我させられるかわからないので、
今すぐ日本へ帰ってきてもらいたいところだが・・・
27日 サテライトがガンバ大阪練習場にてガンバ大阪と練習試合を行い、5−0。
得点者はチョ・ウジン2、槙野、平繁、中野。

 ユースから遊佐・平繁・中野が帯同し、遊佐・平繁が先発フル出場、中野は途中出場。
そして平繁・中野がゴールを挙げる活躍。
終始ペースを握り、サテライトリーグでは苦戦したガンバサテライトをボコボコに叩きのめした模様。
 サテライトは意気軒昂なようだ。
トップチームは現在満身創痍に近い状態だし、この中から日本平で活躍する選手が出てきてほしい。
26日 ◇J1リーグ第33節、広島ビッグアーチにてアルビレックス新潟と対戦し、2−1で勝利。
得点者は駒野(服部)、佐藤寿(駒野)。
13勝6分け14敗の勝点45で順位は9位に浮上。

 またも雨中の試合となった新潟戦、23日の試合にも体調不良をおして出場した戸田が今回は出場回避、
代わりにダリオが出場したものの彼もまた右足がまだ万全でなく、
盛田も前日に足を負傷しながらの強行出場。
さらに青山は、リーグ戦とU−21日本代表戦で先週土曜日から実に四試合目という殺人的スケジュールと、
ウェズレイ不在もあいまって満身創痍状態でのスタートとなった。
 それでも左サイドを基点にいい形を作り、14分に寿人と服部で左サイドを破ると、
服部のセンタリングをゴール正面飛び込んだ駒野がダイレクトで合わせて幸先よく先制する。
しかし、この後は中盤で軽率なミスが増えて新潟の攻勢を許し、
下田のファインセーブ連発などでしのぎつつ後半へ。
 後半になると、中盤の運動量が落ちて新潟の攻勢となる。
サンフは青山、柏木に代えて中里、纉cを投入するが、
二人が試合にフィットする前に最終ライン付近のミスから一気にカウンターを食らい、
矢野に決められて追いつかれる。
反撃のサンフは駒野のサイドチェンジを受けた寿人のシュート、CKからの盛田のヘッド、
ゴール前切り返しからの纉cのシュートと決定機を迎えるが、いずれも決まらずロスタイムへ。
そしてロスタイムも2分経過したとき、新潟の攻撃を防いで自陣でボールをつなぎ右へ展開、
上がってきた駒野がこれを受けると一直線に右サイドを突破して鋭いクロス、
ニアに飛び込んだ纉cがDFともつれて潰れ、
DFに当たって浮いたボールがGKの上を越えてファーへ転がる、
そこへスライディングで飛び込んだ寿人が左足で押し込みゴール!
終了1分前の劇的決勝弾でサンフは5連勝を飾り、順位をまたひとつ上げた。

 雨の中、最後まであきらめずに勝利を目指した選手そしてサポーターが呼び込んだ、
ロスタイム終了間際の歓喜。
終盤の決定機を決めることができず、ドローでもおかしくなかった状況だったが、
最後の最後で運命の女神の前髪を引っ掴んで強引に振り向かせた。
最近はこういったギリギリの状況から勝点3をもぎ取るということが続いているが、
単に「ツイている」というだけでなく、「ツキを引き寄せている」といえるかも。
ただ、これは全員が最後までハードワークしているからできることであって、
それを怠るようなことがあれば、連勝前の長居第2状態に戻ってしまうだろう。
心をひとつにして最後まで走りきってほしい。

 最終節は長らく勝利がない鬼門・日本平。
しかし、ステージ優勝した94年以来の5連勝を飾った今のサンフには、
そのジンクスを打ち破る好機。
U−21日本代表で青山・俊介そしてさんまを欠くが、
全員が意思を統一して90分全力で走りきれば、きっと結果はついてくる。
そうすれば、大分と名古屋がコケちゃって7位入賞!という幸運も引き寄せられるかもしれない。
この一週間、コンディションを整えていけー。
23日 ◇J1リーグ第32節、フクアリにてジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、1−0で勝利。
得点者は前田(森崎浩)。
12勝6分け14敗の勝点42で順位は10位に浮上。

 ウェズレイ帰国で、代わりのFWには俊介が入った。
その俊介は前半19分、浩司がダイレクトでゴール前に入れたボールをトラップするとドリブル突破、
DFに詰められる前に利き足とは逆の右足で鋭くシュート、GKの左を破って先制ゴール!
そしてウェズレイの弓射パフォーマンスを見せた。
 ボール自体は千葉に支配され、
後半は前掛かりになった千葉の前に前線でボールキープできず猛攻を食らったが、
守備陣が気迫の守備でカットカットカットクリアクリアクリア。
防いで防いで防ぎまくり、虎の子の1点を守りきった。

 ピチブー不在も、代わりに入った俊介が決勝ゴールといういい流れ。
負傷から復帰の纉cも前節から連続交代出場でいい働き。
青山、中一日でフル出場とかマジ鉄人。
盛田、もはや立派なDF?
吉弘、復活のベンチ入りおめでとう!
総力戦でもぎ取った勝点3で順位は10位に浮上。
7位大分(44点)が敗れ、勝点差は2に。
数字上目指せる最高順位は7位。
残り2試合も連取して、7位を目指すしかない。
26日、ホームで新潟を血祭りに上げて、鬼門・日本平へと乗り込みたいところ。
22日 ◇FWウェズレイが父親の逝去のためブラジルへ帰国した。
 ご冥福をお祈りします。
ウェズレイの来日時期は未定。
千葉戦、新潟戦は確実に無理、そして、精神的ダメージやコンディション調整を考えると、
最終節の清水戦も難しい。
残り試合、彼なしで戦わなくてはならない。
最近はゴールにアシストに大車輪、サンフのゴールのほとんどすべてに絡んでいた彼の活躍を考えると、
彼の離脱は本当に痛い。
しかし、サンフレッチェが「チーム」ならば、他の選手がしかるべき仕事をしてその穴を埋めなくてはならない。
現在上野が負傷中のため、残っているFWは大木、そして俊介。
ともに今年ここまでインパクトのある活躍はできていないが、ここで奮起しないでなんとする。
盛田や槙野をFWで使うか、と思われないようなパフォーマンスを見せてくれ。
◇DF吉弘充志が千葉遠征に帯同している。
 19日の練習試合で実戦復帰したばかりでなく先発フル出場し、
なんとゴールまで決めるという鮮烈なカムバックを果たした吉弘、
今週の千葉遠征に帯同することになった。
ただベンチ入りは調子を見て決めるので、彼ではなく槙野が入るかもしれない。
 ついにここまで・・・ていうか、早い!
吉弘の不屈の精神力のなせる業といっていいだろう。本当に凄い男だ。
負傷箇所が頚髄だっただけにくれぐれも無理はしないでほしいが、
もし出場機会があったならば・・・とりあえずは頚が大丈夫なように祈りまくるかも。
21日 ◇U−21日本代表がU−21韓国代表と親善試合を行い、1−1。
 アオはゲームキャプテン。
ボランチとして中盤の底で走り回り、目立つ場面は増田や梶山に任せて、確実にボールをつなぐ地味な役回り。
しかし勝利を目指さなければならない後半は積極的に前に飛び出し、
クサビのパスを平山に入れるとそのまま駆け上がってリターンを受けミドルシュートを放つなど、
前線での仕事が増えてくる。
終盤の、乾くんのスルーパスに反応して最終ラインを破った場面はパーフェクトな飛び出しだったが、
乾くんのパスが強すぎて通らなかったのが惜しかった。
最後まで運動量の落ちない驚異のスタミナはいつもどおり。
千葉戦も大丈夫か?
20日 サハラカップ・決勝トーナメント組み合わせ発表。
 初戦は12月3日の2回戦。ホーム吉田にて13:00より、ジェフユナイテッド市原・千葉ユースと対戦する。
順調に勝ち進んで行った場合、
10日に準々決勝、11:00よりフクアリにて。相手は横浜F・マリノスとトリプレッタの勝者。
17日に準決勝、11:00より長居第2にて。相手はガンバ・三菱養和・川崎・大宮・大分のどれか。
決勝は24日、13:00(予定)より、神戸ユニバーにて。
 ガンバ・マリノスという東西の両雄と同ブロックという激戦区に入ったが、
優勝を目指すなら強いチームと戦っていき、さらに強くなっていくのがいいだろう。
19日 サハラカップ第6節、万博競技場にてガンバ大阪と対戦し1−1のドロー。
得点者は中野。
2勝2分け2敗の勝点8でグループ3位となり、決勝トーナメント進出。

 サンフは、主将の遊佐がサテライト帯同で不在。
J1のガンバVS千葉の試合後の万博ということで完全アウェイ状態での試合となった。
試合はホームのガンバペースで進み、サンフは兼田のファインセーブなどでこれをはね返していく展開。
スコアレスで折り返したが、後半立ち上がり、ガンバのMF倉田にミドルシュートを決められ先制される。
しかしサンフもすぐさま平繁がドリブル突破で相手をひきつけてラストパス、
中野が落ち着いて流し込みすかさず同点に追いついた。
それからは双方攻め合い、サンフも決定機を数度迎えたが決めることが出来ず。
試合はそのまま終了、今年のガンバとの(公式戦での)対戦は1分け1敗だった。

 勝てなかったのは残念だったけど、関西でのガンバは無類の強さを誇るし、よくがんばった。
さて、次は決勝トーナメント。
サンフのグループは最激戦区だったので、ここの勝ち抜けチームはシード状態になるはず。
おそらく12月3日の2回戦からの出場になり、会場も吉田になる・・・?だろうか?
ここまで全勝のガンバに相手のホームで初のドローに持ち込んだ力と粘りをさらに高めて、
12月、そして年末まで突っ走ってほしい!
18日 ◇J1リーグ第31節、広島ビッグアーチにて京都パープルサンガと対戦し、1−0で勝利。
得点者は森崎和(ウェズレイFK)。
11勝6分け14敗の勝点39で順位は13位に浮上。
また、J1残留を確定させた。

 激しい雨が降り、気温も低い中行われたハードなゲーム。
代表帰りでコンディション不良の選手を複数抱えるサンフは序盤、京都にペースを握られる。
しかしそこを粘り強くしのいで反撃に転じ、
FKやCKを立て続けに取って京都ゴールに迫るものの、
15位以上の可能性が消滅し入れ替え戦出場に一縷の望みを託す京都の必死の守備をなかなか崩せない。
だが、このままドローか、と思われた後半41分、
ウェズレイのFKをカズが合わせてついにサンフが先制!
この1点を守りきり、苦しみながらもJ1残留を確定させる勝利を挙げた。

 この時期、残留争いをしているチームははっきり言って強い。
サンフも、降格してしまった2002年終盤はホームの柏戦、アウェイの鹿島戦などで
見事な戦いぶりを見せ勝利していた。
そういった試合で、気候・選手起用ともに厳しいコンディションの中、
フィフティ・フィフティの試合を勝利で飾ることが出来たのは大きい。
もちろん、強いチームならばそういう相手に対しても堂々と受けて立って真正面から粉砕するのだろうけど、
今のサンフはまだまだそういう位置にはいない。
こういう試合で粘り強く戦い、勝点を確実に挙げていくことで精神的な強さを身につけていってほしいと思う。

 で、J1残留確定。
一時は勝利すらままならず最下位に沈んでいたチームを、
望月監督がほぼ専守防衛の超守備的戦術という荒療治で選手たちに守備の意識を植え付け、
そして、どんな戦術でも全員が意思統一して邁進すれば必ず結果は出る、
ということを教えて降格圏から脱出させた。
そして就任したペトロヴィッチ監督、
当初はハシェック、トニーニョ・セレーゾに続く第三候補監督だったということでやや不安だったが、
来日時のコメント、そして練習試合のピッチで展開される素晴らしいサッカーは、
「この人ならやってくれる、大丈夫だ」
と思わせるに充分だった。
 就任いきなりの入船の抜擢に始まって青山・柏木の抜擢、
そしてオーバートレーニング症候群に苦しんでいたカズのDFコンバートと、
チームをみるみる自分の色に染め上げていった。
 残留争いのチームはベテラン選手などを補強するものだが(セレッソの名波獲得のように)、
サンフはダリオを補強はしたものの、基本的に若手の抜擢など現有戦力のやりくりで乗り切った。
これは素晴らしい手腕といえる。
 いまや、選手たちの気が抜けていない限り、(勝敗はともかく)どのチームとも堂々と戦えるだろう。
今後もサンフの指揮を執り、サンフをもっともっと強くしていってほしい。

 周りを見ると、勝点39、そして41のチームがうじゃうじゃ。
うまくすると、10位どころか一桁順位も狙える。
これから対戦する千葉、新潟もこの圏内のチーム(明日試合なので勝点を伸ばすかもしれないけど)。
順位をさらに上げるチャンスが目の前に転がっている。
こりゃ、やるしかありまへんで。
◇U−21日本代表に広島GK佐藤昭大が追加招集された。
 この日のJ1甲府VS大分にて大分GK西川が負傷したため代表を辞退、
さんまが追加選出となった。
アオと一緒にがんばってこーい。
高円宮杯第18回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会・1次ラウンド組み合わせ発表。
サンフレッチェびんごはグループH、鳥栖ブロック。

12月10日 13:10 VS VALENTIA(九州1) (鳥栖スタジアム)
12月16日 13:10 VS 栃木SC(関東1) (鳥栖スタジアム)
12月17日 13:10 VS 名東クラブ(東海3) (鳥栖スタジアム)


サンフレッチェ広島はグループB、高知春野ブロック。
12月10日 13:10 VS 京都パープルサンガ(関西3) (春野総合運動公園陸上補助競技場)
12月16日 13:10 VS 横浜F・マリノス追浜(クラセン優勝) (春野総合運動公園陸上競技場)
12月17日 11:00 VS 愛媛FC(四国2) (春野総合運動公園陸上競技場)


びんごは九州・関東の第一代表と、
広島はクラブユース選手権覇者の横浜F・マリノスジュニアユース追浜と同組に。
厳しい戦いになるだろうが、中国地方の代表として恥じることのない戦いをしてほしい。
17日 ◇21日に行われるU−21韓国との親善試合に向けたU−21日本代表が発表され、
広島よりMF青山敏弘が選出された。

 「現時点での最強メンバー」と反町監督が選んだ選手の中には、当然のように青山。
中盤でアグレッシブに走り回ってきてもらいたい。
 俊介は選出されず。しかし先日のパフォーマンスではごく当然のこと。
今の日本代表、どのカテゴリーでも「走れない選手」の出る幕はない。たとえいくら上手かろうとも。
サンフでしっかりとがんばってもらいたい。
15日 ◇アジアカップ予選、日本代表はサウジアラビア代表と対戦し3−1で勝利。
グループ1位で本選出場を決めた。

 駒野は左ウイングバックで出場。
後半開始早々に今野のフィードに左サイド抜け出してグラウンダーの折り返し、
これを我那覇が決めて3点目。ナイスアシストだった。
 寿人は、足の状態が思わしくなかったこともあり出場機会なし。
14日 ◇U−21日本代表がU−21韓国代表と親善試合を行い、1−1のドロー。
 さんまは出場機会なし、
俊介は後半途中から出場も、一度ゴール前に飛び出して見せ場を作ったくらいで、
あとは前線に張り付いたままでほとんどボールに絡めなかった。
監督の指示がどうだったのかはわからないが、
後半途中から出てきてあれでは、試合を決めることなどできはしない。
なぜもっと走らない?

 それにしても、日韓戦もえらくまったりなカードになったものだ。
ホン・ミョンボさんは相変わらずカッコイイね。
12日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権中国大会決勝、
サンフレッチェびんごとサンフレッチェ広島が対戦し1−0でびんごが勝利、優勝した。

 すでに全国大会出場を決めており、しかも同門対決ということで、
いつものように双方サブメンバー主体での戦いとなったが、びんごがこれを制して優勝。
びんごが中国地域第一代表、広島が第二代表となった。
12月の全国大会に向け、コンディションを高めていってほしい。
◇AFCユース選手権大会インド2006・決勝、
U−19日本代表はU−19北朝鮮代表と対戦し1−1のドロー、
PK戦3−5で準優勝。
得点者は柏木。

 開始早々に見事なロングシュートを決められて1点ビハインドとなるが、
日本は柏木が右サイドからドリブルで切り込みPA内で二人をかわして左足一閃、
鋭くニアに突き刺して同点に追いつく。
 後半もペースを握ったが、森島・青木のツートップをハーフナー・伊藤に代えてからは前線でボールが落ち着かず、
有効な攻撃が組み立てられない。
それでも梅崎や柏木の突破などでチャンスを作るが、最後のところで決められず。
試合は延長戦に入ったが、徐々に北朝鮮が危険なシュートを放つようになる。
しかし延長後半は疲れの見える北朝鮮を日本が押し込みたびたびゴールに迫ったが、
なかなか決定的な場面にまでもっていけずにそのままタイムアップ。
優勝はPK戦の結果に委ねられた。
 先攻の北朝鮮は五人全員が決めたものの、
日本は一人目の梅崎が外してしまい、悲願の初優勝はならなかった。

 結局、試合を決めるスーパーサブ、
ここぞというところで得点の取れるFWがベンチにいなかったことが、最後の最後で響いた。
もっとも、結果を出しているFW森島・青木に代えてまったく結果を出していないハーフナー・伊藤にした采配も疑問。
常識的にはこれまで通り森島・河原でスタートし勝負どころで青木投入、だったろうが・・・
ハーフナーは大きいくせに一秒もボールキープできないしハイボールにも競れないしで、
ただうろうろ走り回っていただけ。
伊藤くんも北朝鮮の守備の前にテクニックを発揮できず。もっとも、ハーフナーよりはずいぶんマシだったが。
このチームのFWはどう見ても森島が軸だったのに、それを代えてしまった。
これは勝利を放棄したにも等しい采配。
森島・河原のコンディションに問題があったのか。そうでなければ、監督の采配ミスといって差し支えなかろう。
 SBS杯の時には、
勝ちはするものの内容的にはアジアユースのグループリーグ突破も危ういくらいのチームパフォーマンスだったが、
柏木、梅崎、アトムといったJレギュラー勢が加わったことで中盤がアグレッシブになり、
他のみんながそれに引っ張られてチームはぐんぐん伸びていった。
ここまで来られたことには、選手達にはお疲れさまといいたい。
監督には、選手の人選やベンチワーク、あと戦術の構築をもっとしっかりしてもらいたい。
 さて来年のU−20W杯に向け、選手たちにはどんどんJの試合に出て経験を積んでいってもらいたいところ。
柏木はとにかく、槙野もポジションを奪ってほしいところ。
そして、今大会のFW勢の出来からすれば、平繁くんにもチャンスは・・・充分あると言っていいだろう。
来年はキャンプからアピールだ!
11日 ◇J1リーグ第30節、博多の森にてアビスパ福岡と対戦し、2−0で勝利。
得点者はウェズレイ(−)、ウェズレイ(佐藤寿)。
10勝6分け14敗の勝点36で順位は14位に浮上。

 風雨の中の一戦、監督より受けた
「この試合だけは“サッカー”ではなく、“仕事”をしてほしい」
という指示のもと一致団結していたサンフは15分に左CKをウェズレイがショートコーナー、
青山のリターンをウェズレイはダイレクトでキック、見事な弾道でゴール右上スミに叩き込むと、
その1分後には相手のクリアミスを拾った寿人が左サイドを突破しクロス、
これをまたもウェズレイがヘッドで叩き込み、2−0とした。
 あとはがっつり守ってそのまま逃げ切り。
結果だけが求められる試合できっちり結果を出し、順位をひとつ上げた。

 これで、残り試合全敗しても福岡とセレッソがそろって4連勝しない限り降格は無くなった。
あとは上を向いて、10位目指して勝っていくだけ。いくぞ。
 そしてピチブーはこの日の2ゴールでJ1通算97ゴールに。
中山・三浦に続く史上三人目、そして外国籍選手では初となる100得点まであと3ゴール。
次のホーム戦、ハットで決めてしまうか?
サハラカップ第5節、J-STEPにて清水エスパルスと対戦し6−4で勝利。
得点者は平繁3、中野2、横竹。
2勝1分け2敗の勝点7で暫定グループ3位。
グループ3位以上が確定したため、決勝トーナメント進出決定。

 ドロー以上でグループ突破が決定するサンフは立ち上がりから怒涛の攻撃、
前半開始早々に平繁と中野が立て続けにゴールし2−0とリード。
清水もFKから1点を返すが、サンフも平繁、横竹、平繁とゴールを連ねて5−1と突き放す。
だが清水もCKからゴールし5−2で折り返し。
 後半は得点のない時間が続いたが、先に点を取ったのはサンフ。
中野がゲットして6−2、再び4点差とするがその直後に失点し6−3、
そしてロスタイム直前にPKを与えてしまい、6−4。
2003年のJユース杯決勝・ジェフユース戦を思い出させるような乱打戦となったが、
三枚看板が揃ってゴールを挙げたサンフが攻撃力で押し切って勝利した。

 今年はこれでいってほしい。
CBがいないんだから、守備の不安を攻撃力で補ってJ1優勝した去年のガンバのように、
相手より1点でも多く得点し、それが出来なければ負けもやむなし、の攻撃的姿勢を貫いてほしいと思う。
下手に守備を考えて(もちろん守備は大事だけど)窮屈なサッカーをするよりは、
90分攻めて攻めて攻め抜く気迫と意地を見たい。
まあ戦術については森山監督の考え次第だからここで言ってもしょうがないけど、
とにかく、選手たちには迷い無く全力を尽くして戦ってほしいと思う。

 決勝トーナメント進出は決まったが、グループリーグはまだ一試合、アウェイでのガンバ戦が残っている。
J1・千葉戦のあとに行われるのでスタンドはガンバサポで埋まっており、よりいっそう厳しい戦いになるだろう。
しかし今度こそ勝つのだ!
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権中国大会決勝トーナメント、
サンフレッチェびんごとサンフレッチェくにびきが対戦し3−3のドロー、
PK戦4−2でサンフレッチェびんごが決勝進出。
サンフレッチェ広島はクレフィオと対戦し2−1で勝利。
サンフレッチェ広島とサンフレッチェびんごが全国大会出場を決めた。
 第一試合の同門対決は試合終盤までびんごが3−0とリードしていたが、そこからくにびきが怒涛の反撃。
立て続けに3ゴールを挙げて同点に追いつくと、延長戦でも決着つかず3−3ドロー。
PK戦で雌雄を決することとなったが、これを制したびんごが決勝進出。
第二試合は広島が山口県代表のクレフィオに競り勝って勝利した。
この結果により、サンフレッチェ広島とサンフレッチェびんごの全国大会出場が決定した。
中国地方の代表として立派に戦ってきてほしいと思う。って、まだ一応明日決勝あるけど。
15日のアジアカップ予選に向けた日本代表が発表され、
広島よりDF駒野友一、FW佐藤寿人が選出された。



9日 ◇AFCユース選手権大会インド2006・準決勝、
U−19日本代表はU−19韓国代表と対戦し2−2のドロー、
PK戦3−2で決勝進出。
得点者は森島、青木。

 柏木は同点ゴールのアシストに、
延長前半の勝ち越しゴールの起点となるドリブル突破と、日本の2得点に絡んだ。
PKは外してしまったが、勝ったのでよし。
 槙野は終盤の84分に韓国選手とGKが一対一になるところへ後方からタックルし、一発レッドで退場。
この時間帯に1点取られたらそのまま試合が決まってしまうかもしれないところ、
覚悟のタックルでチームを救った槙野には「よく守った」と言ってやりたい。
決勝には出られないけれど、他のチームメイトは、わが身を捨ててチームを救った彼のぶんも
全力で戦ってほしい。
◇14日のU−21韓国代表との親善試合に向けたU−21日本代表が発表され、
広島よりGK佐藤昭大、FW前田俊介が選出された。

 今回は選手層を厚くする意味で、野洲高の乾くんをはじめとしていろいろフレッシュな人材を集めている。
さんまと俊介は貫禄を見せてきてほしいぞ。
7日 ◇天皇杯4回戦で負傷したMF高柳一誠が手術を行い、全治三ヶ月と診断された。
 左第五中足骨骨折とのこと。
ラストスパートのこの時期の離脱はチームにとっても本人にとっても本当に痛いが、
あせることなくリハビリにつとめてほしい。来年に間に合うように。
一誠に代わって入ったチュウが良いプレイを見せたということで、
彼の奮起に期待したいところ。
6日 ◇AFCユース選手権大会インド2006・決勝トーナメント1回戦、
U−19日本代表はU−19サウジアラビア代表と対戦し2−1で勝利。
得点者は河原、青木。
U−20ワールドカップへの出場を決めた。

 開始早々に柏木のFKを河原がヘッドで叩き込んで先制すると、
右サイドからの攻撃で優位に試合を進める。
 しかし後半途中からサウジが反撃に出ると日本は押し込まれ、
バー直撃のシュートを2本撃たれるなど苦しい状況に。
それでもサウジの攻勢の間隙を縫って両サイドから決定的な形を作るものの、シュートが決まらない。
そして終盤に差し掛かろうかという頃、サウジFKから自陣PA内でのファウルでPKを与えてしまい、
これを決められて同点に追いつかれる。
 一進一退の状況が続いたが、ロスタイム突入直前の後半44分、
日本は左サイドで粘り強くボールをつなぎ、柏木がボールを受けて中央めがけドリブルし右足シュート、
これはDFに当たったもののボールはゴール前にこぼれ、
そこにいた途中出場の青木が振り向きざまのシュート!見事にゴール右サイドネット内側に突き刺して勝ち越した。
 ロスタイムは梅崎のキープに全員守備で1点リードを死守し、試合終了。
U−20ワールドカップへの出場を決定した。

 次の目標はもちろん優勝。準決勝の相手は韓国。
先日のSBS杯では3−0で勝利してはいるものの、サッカーの質では韓国のほうが上だった。
しかし今回は中盤に梅崎、柏木、アトムが加わっており、質で劣ることはないだろう。
あとは、少ないチャンスを確実に活かして競り勝つこと。勝て!
4日 ◇天皇杯4回戦、鳥取バードスタジアムにてセレッソ大阪と対戦し、3−0で勝利。
得点者は駒野(佐藤寿)、佐藤寿(駒野)、青山(上野)。

 危険な場面もあったものの概ねサンフペースで試合を進め、
後半17分に寿人のクロスを駒野が、18分に駒野のクロスを寿人が決めて優位に立つと、
後半43分に寿人のクロスを上野が落として青山がゲットしとどめ。
リーグ戦での借りを天皇杯で返した。
 5回戦の相手はガンバ。12月9日13:00より、会場は神戸ユニバー。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権中国大会グループリーグが終了し、
サンフレッチェびんご、サンフレッチェ広島、サンフレッチェくにびきが決勝トーナメント進出。

 A組ではびんごが強豪を抑えてトップ通過、
B組も本家・広島が圧倒的な強さを見せて1位突破した。
2位はくにびきと常石が争ったが、エース香山くんを擁するくにびきの攻撃力がわずかに勝り、
得失点差でくにびきが2位突破。
 決勝トーナメントは11・12日、おのだサッカー交流公園にて。
11日の準決勝第一試合(11:00)はびんごVSくにびき、第二試合(13:00)は広島VSクレフィオ。
決勝は12日11:00より。
3日 サハラカップ第4節、吉田にてガンバ大阪と対戦し1−2で敗れる。
得点者は横竹。
1勝1分け2敗の勝点4で暫定グループ3位。

 3連勝で早くも決勝トーナメント進出を決めているガンバを吉田に迎えたサンフは、
まずはしっかり守っての攻撃に徹する。
 そして20分、右サイドでボールをつないで平繁がクロスを上げ、
ファーから飛び込んだ横竹がヘッドで叩き込んでサンフが先制する。
それからは星原・大塚の2トップを擁するガンバの猛攻を受けたが、
守備陣が最後の最後まで踏ん張って決定的な場面を次々に防いでいき、後半へ。
 後半、ガンバはボランチだった倉田と左サイドハーフだった持留のポジションをチェンジ。
これが試合の流れを劇的に変えた。
左に開いてボールを受ける倉田は凄まじいキレのドリブルでサイドを蹂躙、
サンフは一人では対応できず二人がかりの対応となったが、
倉田はそれでもボールキープし、フリーの味方につないでゆく。
56分、倉田が左サイドからドリブル、守備が引きずられたところで倉田は中央にはたくと、
そこへ上がってきたのはボランチ・持留。
フリーでボールを受けるとそのまま持ち上がってミドル一閃、鮮やかにゴール左スミに突き刺して同点とした。
 これでガンバは完全に息を吹き返し、
星原・大塚・倉田・持留・安田・池の前線が変幻自在に動き回ってボールを回し始めた。
こうなるとサンフは防戦一方となり、
67分、持留のパスを受けたエース星原が中央に絞っていた池とのワンツーで一気に最終ラインを突破しゲット、
ガンバが逆転した。
 サンフは藤澤、そして負傷から復帰の野田を投入して反撃、
右サイド野田からのクロスでゴールに迫るものの、シュートはいずれもわずかに枠を外し、ついにゴールならず。
奮闘及ばず、敗戦となった。

 まあ・・・倉田くんもとんでもなかったが、チームとしての総合力で上を行かれてしまった。
サンフは守備を重視した4−2−3−1システムがまだ浸透しきっておらず、
特に攻撃陣が守備に追われて攻撃面でほとんど力を発揮できていない。
そのため、劣勢になると押し返す力が足りずにそのまま一気に持っていかれてしまっている。
これはサンフレッチェ広島ユースのサッカーではない・・・と思う。
攻めて攻めて攻めまくり、それで点が取れなければ負けてもしょうがない、
そういう攻撃的サッカーが身上のはず。
清水戦では攻めまくって攻め勝ち、決勝トーナメント進出を決めてほしい。
2日 ◇AFCユース選手権大会インド2006グループリーグ、
U−19日本代表はU−19イラン代表と対戦し1−2で敗れる。
得点者は梅崎。
2勝1敗の勝点6でグループ1位となり決勝トーナメント進出。

 大敗さえしなければグループリーグ突破が決まる日本は、
イエローをもらっている選手など主力を数人入れ替えて臨んだ。
前半に柏木のドリブルからのスルーパスを梅崎がダイレクトで決めて日本が先制するが、
何としても勝利しなければならないイランも後半反撃、
個人突破からのシュートがポストに当たったこぼれを押し込んで追いつくと、
FKからのヘッドで逆転した。
 終盤は運動量の落ちたイランを日本が押しまくったが、ゴールを割ることができずに試合終了。

 同グループのもう一試合は北朝鮮がタジキスタンを1−0で破った。ロスタイムの劇的決勝ゴール。
これにより日本、イラン、北朝鮮が勝点6で並んだが、
得失点差で日本1位、北朝鮮2位となり、この2チームが決勝トーナメント進出。
北朝鮮−タジキスタンが0−0と聞いていたイランの選手達は試合終了後には大いに喜んでいたが、
その後訪れたバッドニュースに奈落の底に突き落とされた。
中には、あまりのショックで失神した選手もいたらしい。

 そしてベスト8が激突する決勝トーナメント1回戦、勝てばU−20W杯出場が決定する大一番の相手は、
サウジアラビア。
この一戦に全てをかけて戦ってほしい。

10月:

31日 ◇AFCユース選手権大会インド2006グループリーグ、
U−19日本代表はU−19タジキスタン代表と対戦し4−0で勝利。
得点者は森島2、柏木、森重。

 槙野と柏木は先発フル出場、
柏木は2試合連続ゴールを決め、槙野も連続完封勝利を支えた。ブラボー。

 前半開始早々に左サイド素早いリスタートから梅崎がセンタリング、
ファー山本がダイレクトで折り返して中央飛び込んだ森島がカンフーキックで押し込んで先制、
さらに左CK、山本のキックをニア飛び込んだ森島が頭で合わせて2点目。
 後半立ち上がりはタジキスタンの攻勢にラインが下がってきたが、
その中、相手ボールを奪って自陣でつなぎ、一気に左に振って梅崎が受け、
梅崎がドリブル突破からミドルシュート。DFに当たって左にこぼれるところを後半から出場の伊藤が折り返し、
飛び込んできた柏木がダイレクトで叩き込んで3−0とした。
 これでタジキスタンはやや破れかぶれに攻めてくるようになり、日本は攻めやすくなった。
そして左サイドからの横パスをこの日ボランチで先発の森重がダイレクトのミドルシュート、
グラウンダー一閃でゴール左スミに突き刺し4−0。
柏木&森重のドイスボランチが揃って得点を挙げるという実にナイスな展開(広島県的にも)で快勝を飾った。

 問題があるとすれば、試合途中に気が抜けたような時間帯があるところ、
相手の攻勢にラインが下がってしまうところ。
あと、試合の流れを変えるスーパーサブ的な人間が見当たらないこと。
今日の試合を観ていて、「小澤か平繁がいりゃあなあ・・・」と思った。
ここ2試合は比較的うまくいっているが、そうでない展開になったとき、ちょっと心配。
29日 ◇Jサテライトリーグ、新居浜にて愛媛FCと対戦し3−0で勝利。
得点者は前田、高柳、佐伯。

 ユースから2年の大西くん、そして1年の不老くんと佐伯くんが帯同し、
佐伯くんが左アウトサイドで先発出場。(大西くんと不老くんは途中出場)
愛媛県の西条北中出身で、プチ地元帰りとなった佐伯くんは素晴らしい活躍を見せたとのこと。
77分には何とゴールまでゲットし、愛媛サポたちを唸らせたという。
サハラカップ第3節、吉田にて名古屋グランパスエイトと対戦し1−2で敗れる。
得点者は中野。
1勝1分け1敗の勝点4でグループ2位タイ。
 前半からチームの意思が統一された素晴らしいプレスサッカーで試合の主導権を握り、
横竹のポストから中野がキープからの反転シュートで鮮やかに先制。
そのまま名古屋にほとんど形らしい形を作らせることなくサンフペースで前半を終了した。
 後半立ち上がりに少しもたついたものの、またプレスサッカーが機能し始めペースを握ってきたとき、
アクシデントが起こった。
名古屋がサンフPA前でボールをつなぐところ、戻ってきたサンフ選手がこれをカットしてそのままバックパス。
これがやや弱く名古屋の選手が詰めてきたが、GK兼田は素早く飛び出し、クロスプレイになったもののスライディングでクリア。
よく守った、と思われたが、主審は倒れた名古屋選手へのファウルを取ってPKを与え、
さらに兼田にレッドカードを出した。
 名古屋はこのPKを決めて同点に追いつくと余勢を駆って一気に押し込み、CKから逆転。
一人少なくなったサンフはなかなか形を作れなくなったが、それでもセットプレイやダイレクトパスで何度も幾度か決定機を作る。
しかしここで立ちはだかったのが名古屋GK・長谷川、
逆を取られながらも左足一本で防ぐスーパーセーブなどでゴールを許さない。
ロスタイムのサンフのFK、藤澤のキックも完全に彼の逆を衝いていたが、これも残した左足一本でセーブされ万事休す。
前半は素晴らしいサッカーを展開しながら、微妙な判定に泣かされ悔しい敗戦となった。

 微妙な判定っていうか、
クロスプレイの後ボールは兼田くんのスライディングした方向に転がっていったんだから、彼が先にさわったことは明白。
名古屋選手はそのあとに兼田くんの足にかかって転倒しただけ。
それでPKはちょっとありえない。
百歩譲ってファウルだったとしても、状況としてはサンフのバックパスに名古屋選手と兼田くんが寄せていったので、
フィフティ・フィフティの競り合い。そこでのクロスプレイなのだから、
レッドの対象となるプレイのひとつ「得点機会阻止」とはならないだろう。
名古屋選手のスルーパスからの抜け出し、また名古屋選手のドリブル突破を倒してしまった状況なら
充分「得点機会阻止」に当たるだろうが。
また、これもレッドの対象となる「著しく不正なプレイ」にもあたらない。
相手を手で止めてしまったなら該当するだろうが、兼田くんはスライディングでクリアにいっていた。
ファウルにしてもカードなしか、出てもイエローで、とても退場に該当するプレイではない。
見ている者にとっては納得しがたい、厳しい判定だった。
 ただ、それまでは圧倒的にゲームを支配していたのだから、一人少なくなっても、
中盤で落ち着いて粘り強く我慢強くボールをつないで名古屋の勢いを食い止め、
再びペースを取り戻してほしかった。
このあたりの試合だと、よろずのことキチンと裁いてくれる審判なんてなかなかいないんだし、
作陽にいたころの青山のような「世紀の誤審」みたいなことも起こりうる。
そういうところでチームコンセプトを見失わず、
「一人少なくなったんか。ああ、ちょうどいいハンデだぜー」
とプレイできるようになれば・・・ってそれは難しいか。トップチームでもなかなかできないことだし。
 まあ、前半のサッカーをこれからも続けられれば、残り3試合、心配は要らないだろう。
変に引きずらずに、自分たちのやるべきことを貫徹していってほしい。

 同グループもう一試合は、ガンバが清水を4−0で撃破。またもエース星原くんが活躍した模様。
これでガンバは3連勝で勝点を9に伸ばした。
現在1位は勝点9のガンバ、2位が勝点4で得失点差も同じのサンフと名古屋、4位が勝点0の清水。
ガンバは残り試合全敗し清水が全勝した場合でもグループ3位以上が確定したため
(その場合は1位サンフ勝点10、2位・3位が勝点9のガンバと清水、4位が勝点7の名古屋、となる)、
決勝トーナメント進出を決定した。
 次節は11/3、吉田でその宿敵・ガンバとの一番。
ガンバには負けられない。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権中国大会開幕。
 28日からグループリーグが始まり、
A組のびんごは連勝でグループリーグ突破を決定した。
 B組は今週は28日の一試合のみ。
広島は茶島くんの4ゴールなど攻撃陣爆発で10−0と快勝発進、
常石とくにびきの同門対決は双方譲らず1−1のドロー。
来週末の2試合で勝ち抜けるのはどのチームか。
◇AFCユース選手権大会インド2006グループリーグ、
U−19日本代表はU−19北朝鮮代表と対戦し2−0で勝利。

 槙野と柏木はそろって先発フル出場し、勝利に貢献。
 槙野は北朝鮮の攻撃を最終ラインでことごとくストップし、前へ飛び出しての守備も見せるなど万全の活躍。
 柏木は前線への飛び出しから帰陣しての守備と90分間休みなく走り回って中盤を支え、
83分には河原のパスに反応して相手の裏に飛び出し、勝利を決定づける2点目のゴールを挙げた。
また、1点目の河原のゴールのときもニアのDFライン裏に猛然と飛び出して河原にシュートコースを提供していた。
 柏木、ゴール後にはボールを抱えてゴール裏のサポーターたちに投げキッスし、
祝福にやってきた槙野と靴磨きパフォーマンス。
それから国際映像のカメラは事あるごとに柏木をクローズアップし、
試合後も背番号15を映しまくりで面白かった。
 チームとしては途中だれたところもあったが、劣悪なピッチ状況にも粘り強く戦ってまずは勝利。
二人ともこのままの調子でいってほしい。
28日 ◇J1リーグ第29節、広島ビッグアーチにて横浜F・マリノスと対戦し、3−0で勝利。
得点者はウェズレイ(FK)、佐藤寿(ウェズレイ)、ウェズレイ(服部)。
9勝6分け14敗の勝点33で順位は15位のまま。

 立ち上がりに鞠の攻勢を許すも下田の好セーブでしのぐと、
左FKをウェズレイが見事な弾道でゴール左スミに叩き込み先制。
これで主導権を握ったサンフは鞠をカウンターの網にかけ、
後半にはウェズレイのパワフルな突破からの折り返しを完全フリーの寿人が合わせて突き放すと、
さらに服部の折り返しを寿人がスルーしてウェズレイが押し込み、トドメを刺した。

 立ち上がりこそ不安定だったが、前節の反省を活かして素晴らしいゲームを展開。
細かいところでは不満もあるものの、マリノス相手にまずは快勝だった。
やればできるチームなんだから、これからもやるべきことを最後までやりきってほしい。
 さあ次節は博多の森で福岡戦。
はっきりいって、この状況では鞠なんかより降格圏のチームのほうが怖い。
今節、福岡はアウェイで新潟を撃破し、勢いに乗りかけている。
この勢いに飲み込まれると、サンフの尻に再び火がつく。
「絶対に負けない」という強固な意志をもって戦ってほしい。
二度と長居の轍を踏んではいけない。気張れ!
25日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権中国大会の組み合わせ発表。
 8チームをA、Bの2組に分けてグループリーグを行い、
各グループ上位2チームが決勝トーナメントへ進出する。
10/28・29、11/3・4にグループリーグ、11/11に準決勝、11/12に決勝。
 びんごはA組、そしてB組には広島、常石、くにびきの3チームが入った。
A組は山口、B組は広島で開催される。
◇U−21日本代表がU−21中国代表と親善試合を行い、2−0で勝利。
得点者は梶山、平山。
広島MF青山敏弘は先発出場し89分間出場、FW前田俊介は87分より交代出場。

 青山はボランチで先発し、梶山とコンビを組んだ。
梶山を前に行かせて青山はバランスを取る、というチームコンセプトを忠実にこなしたようだ。
 俊介は苔口と交代で出場。残り時間わずかでの出場だったが、
3番手FWという位置づけになるのだろうか。
◇J1リーグ第28節、長居第2陸上競技場にてセレッソ大阪と対戦し、2−4で敗れる。
得点者はオウンゴール、森崎和(森崎浩FK)。
8勝6分け14敗の勝点30で順位は15位のまま。

 「勝負は戦う前から決まっている」を地で行く試合だった。
立ち上がりから全力で向かってくるセレッソの迫力に完全に飲まれ、
パスはミス、トラップは浮き、ダイレクトパスも浮き、ロングパスはラインを割り、
フィードは相手GKに。
相手が相手ゆえそれなりにパスは回せるものの、
フリーでミドルシュートを撃てる場面でもパスを選択し、決定機にもシュートは枠を捉えられず、
ようやく戸田のミドルシュートが相手のオウンゴールを誘発したものの、
直後にセットプレイからあっさり失点し突き放される。
こんなんで勝てるわけがない。
負けるために長居に行ったようなものだった。

 瓦斯戦で立ち上がりが悪く苦戦したというのに、モロに同じ徹を踏んでしまった。
今回は崖っぷちで死に物狂いの桜が相手だというのに、
先制された後に中途半端にペースを握っていったので何となくだらだらと試合を進めてしまい、
先に追加点を奪われてようやく目が覚めたものの、もう試合の流れを引き戻すことは出来なかった。
このような試合運びでは、福岡戦・京都戦でも苦戦は免れないだろう。
 しかしこんな試合でも、ペトロヴィッチ監督は試合後、
「勝ちたいという気持ちはうちの選手たちが一番持っていると信じている。
それが信じられないなら、私はこのチームの監督をやめる」
と堂々と言い放った。
この言葉に奮起しないようでは、男じゃない。
横浜戦ではサンフレッチェ広島のサッカーを、いやそれ以前に心のこもったプレイを見せてほしい。
サハラカップ第2節、吉田にて清水エスパルスユースと対戦し2−1で勝利。
得点者は内田(FK)、遊佐。

 昨年のサハラカップ覇者である清水ユースとの対戦。
清水のエース・長沢のゴールで先制されるが、
サンフはFKから内田の左足一閃、見事に決めて追いつくと、
たたみかけるように中野の落としから遊佐のミドル!あっという間に逆転して折り返した。
 後半は清水が長身・長沢にボールを集めて猛攻を仕掛けたが、
守備陣が最後まで踏ん張って失点を許さず。
そのまま2−1で逃げ切り、勝点3を挙げた。

 同グループのもう一試合は、ガンバがアウェイで名古屋を2−1で降し2連勝。
前半に先制されるも、U−16日本代表の大塚のゴールで追いつき、
後半にエース星原のゴールで逆転した。
 連勝のガンバが首位、サンフがそれに続き、名古屋、清水という順位。
激戦区なので、ホーム戦は確実に取っていきたい。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権広島県大会が終了し、
サンフレッチェ広島が優勝、サンフレッチェびんごが準優勝、サンフレッチェ常石が3位。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権島根県大会が終了し、
サンフレッチェくにびきが優勝した。

 広島県大会、島根県大会とも21、22日に準決勝・決勝&3位決定戦が行われた。
 広島県大会、準決勝では広島がFURUTAに勝利、びんごと常石の対決はびんごの勝利。
そして決勝で広島とびんごが対戦し、2−1で広島が勝利、優勝した。
3位決定戦は常石がFURUTAと対戦。スコアレスで延長戦に突入する激戦となったが、
ここで3点を入れた常石が3−0で競り勝った。
広島県はサンフレッチェの下部組織が1−2−3フィニッシュで中国大会へ。
 島根県大会はくにびきが制し、これも中国大会へ。
というわけでサンフ下部組織4チームがすべて中国大会進出というめでたいことになった。
全国大会目指してさらに練習していってほしい。
20日 25日のU−21中国代表との親善試合に臨むU−21日本代表が発表され、
広島よりMF青山敏弘、FW前田俊介が選出された。

 さんまは残念だったが、青山と俊介が選出された。
リーグ戦も佳境ということで体力的にはきついが、怪我のないよう全力を出してきてほしい。
 しかし、22名呼んどいて2名はベンチから外すって反町さん、リーグ戦の最中にそんな悠長なこと。
わざわざ呼ばれて当日メンバーから外されてスタンド観戦になったら、「最初から呼ぶなー」という感じになると思うが・・・
柏の小林とか、昇格がどうかっていう最も重要なときなのに。
チーム内競争とかそういうのはもっとヒマなときにやってほしい。
19日 AFCユース選手権大会インド2006(10/29〜11/12)に出場するU−19日本代表が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が選出された。

 今までこのチームの中核を担ってきた二人が堂々の選出。
チームを引っ張り、ワールドユースへと導いてほしい。
 平繁くんは残念だった。
チームではMF扱いということもあり、これも元々の中心選手だった柳澤(柏)の復帰ではじかれた格好に。
しかし、小澤とか平繁くんとかいうところを外して、苦しいときに大丈夫か、という気もするが・・・
まあ、これで決まったことなのだし、このチームでアジアユースを突破すべく全力で戦ってきてほしいところ。

 柏木がこの間チームを離れるということで、サンフのほうは誰かがその穴を埋めなければならない。
最近好調なハンジェ、FC東京戦では短い時間で結果を残した一誠がその責を担うことになるだろうか。
チームのクオリティを落とすことがないよう、しっかりとトレーニングしていってほしい。
 そして平繁くん、サハラカップもあるけど、そろそろトップチームにも顔を出してほしい・・・と思うが、どうか。
16日 トレーニングキャンプ(10/17-18)を行うU−21日本代表候補が発表され、
広島よりGK佐藤昭大、MF青山敏弘、FW前田俊介が選出された。

 25日のU−21中国代表戦に向けたトレーニングとなる。
18日には練習試合があるようだ。
15日 ◇J1リーグ第27節、広島ビッグアーチにてFC東京と対戦し、5−2で勝利。
得点者は佐藤寿(柏木)、ウェズレイ(服部)、リ・ハンジェ(ウェズレイ)、森崎浩(前田)、ウェズレイ(高柳)。
8勝6分け13敗の勝点30で順位は15位のまま。

 14位の東京とのホームでの対戦。
絶対に勝ちたい試合だったが、立ち上がりから前に出てきた東京の圧力に押し込まれたサンフは、
いずれもセットプレイからの流れで9分、13分と立て続けに2点を失い、厳しい状況に。
だが21分、左サイドウェズレイの落としを柏木がダイレクトクロス、
これを右サイドフリーで待ち構えていた寿人がダイレクトボレーで叩き込み反撃の狼煙を上げる。
寿人はその前のプレイでジャーンのタックルを受け足を負傷していたが、
その中で挙げた重要なゴールだった。
 このゴールを機にペースはサンフに移り、特に駒野が再三右サイドから素晴らしい突破を見せて攻撃をリード。
寿人が負傷のため俊介と途中交代したものの、ロングパスもつながり出しほぼ一方的に試合を支配した。
ここでゴールが生まれなかったのは残念だったが、そのまま折り返し。

 後半、「ミスを恐れるな!」とのペトロヴィッチ監督の檄を受けて飛び出したサンフイレブン、
立ち上がりは平山に交代して投入されたルーカスの動きなどで東京に決定機も作られたが、
下田のファインセーブでしのぐ。
しかしここで駒野が左足親指の爪を割ってハンジェに交代というアクシデント、
日本代表の二人を試合途中で相次いで失ってしまったが、ここで投入されたハンジェが獅子奮迅の活躍。
右サイドのスペースにいいタイミングで飛び出すと、鋭く危険なクロスを次々に供給、好機を立て続けに演出し、
ウェズレイもアクロバティックなバイシクルシュートを放つなど(土肥がセーブ)どんどん東京を押し込む。
 そして63分、右サイドに飛び出してボールを受けたハンジェが鋭いクロス、
左に流れるも服部が拾って中央へ折り返し、
ゴール正面ウェズレイが胸トラップから身を翻してハイボレーシュート!
ゴール右スミに叩き込むスーパーゴールでついに同点に追いついた。
 さらに2分後、またもハンジェが右からキープしながら持ち込み、柏木を経由して左サイドへ回し、
服部がダイレクトで前に落としてそこに走り込んだウェズレイがシュート!
これは枠を捉えずに真横に飛んでしまい、ゴール正面にいた俊介は合わせきれず。
しかしファーに詰めていたハンジェがこれをダイレクトシュート!
ボールはセーブに行った土肥の体をはじいてゴールに飛び込み、すかさず逆転。
 71分にはカウンター、ウェズレイがキープして俊介に出し、俊介が右からキープしつつ持ち込んで中央へ落とすと、
そこへ走り込んだ浩司が右足一閃!ボールは左ポストを叩いてゴールに飛び込み、4−2となった。
 これで東京の選手は集中が切れてしまい、サンフの一方的ペースに。
一度東京がCKから波状攻撃を繰り出したが、立て続けのシュートも下田が飛び出しての連続セーブでゴールを許さず。
サンフはウェズレイが相手の裏に抜け出しまくってシュートを撃ちまくるが、バーに当てたりでなかなか決まらない。
しかしようやくロスタイム、カウンターから一誠のシュート、土肥はじかれるもこぼれを拾って一誠がクロス、
ファー待ち構えていたウェズレイが今度はきっちり頭で合わせて5−2、東京の息の根を止めた。

 立ち上がりに2失点してしまったものの、下田のJ1通算250試合出場をめでたく勝利で飾ることができた。
足の負傷で直前合流だった下田、1失点目の飛び出しでクリアできなかったシーンでは「まだ足が悪いのか!?」
と心配になったが、それからは決定的シュートをはじき出すなどいつものプレイ。
日本最高クラスのGKとして、これからも頑張ってほしい。
 寿人、駒野が相次いで負傷交代というアクシデントに見舞われたが、交代選手がめざましい活躍で勝利を呼び込んだ。
特にハンジェはタイミングのいい飛び出しと鋭いクロスで右サイドからの攻撃をリードし、
同点ゴールにつながるクロスに逆転ゴールゲットと大活躍だった。
先週のサテライト練習試合でも見せていた良いパフォーマンスを実戦でも見せることができたということ。
今後も続けていってほしい。
 俊介は、さすがにこの舞台だと動きの質、最前線でのキープやポストプレイに関してはまだまだ問題が多いが、
今日の1アシストをひとつの成果として、次に向かってさらに努力していってほしいところ。
今日寿人が遅延行為によるイエロー(岡田さん気が短すぎ)で累積4枚、次節出場停止になったので、
先発出場を目指して来週の練習、全力でアピールしていけ。
次は長居第2、Jユース杯で戦い慣れたところ。ゴールを期待する。
 一誠は最後のシュートそしてクロスと、短い時間でアピールできた。これを継続だー。

 来週は、下位との対戦第1ラウンド、セレッソ大阪戦。長居ではなく、長居第2。
相手は立ち上がりから死に物狂いで来ると思われるので、今日みたいな入りは厳禁。
最初から集中してしっかり戦い、勝点3をもぎ取りたい。
サハラカップ第1節、トヨタSCにて名古屋グランパスエイトと対戦し2−2のドロー。
得点者は岡本、内田。
 平繁がU−19日本代表候補合宿に行っており、彼抜きで高円宮杯準優勝の名古屋に挑んだサンフ、
前半から押し気味に試合を進めるもスコアレスで折り返し。
 後半立ち上がりに岡本のゴールで先制し、
試合終了間際にも途中出場の内田が追加点を決めて2−0、試合は決まったと思われたが、
なりふりかまわぬパワープレイに出た名古屋の前にロスタイム、セットプレイとスローインから立て続けに失点。
まさかの2−2ドローとなってしまった。

 終盤の追加点で相手を突き放し完全な勝ちパターンだったのに、大変もったいない試合。
来週の試合ではそういうことがないように、最後まで集中して戦ってほしい。

 同グループのもう一試合は、ガンバが清水を2−1で破った。
ガンバは前半、清水にPKを与えて先制され、さらにPKを与えたプレイで一発レッド。
1点ビハインドで一人少なくなる厳しい状況となったが、
これで目が覚めたか逆に清水を押し込み、エース星原の2ゴールで逆転勝利を飾ったとのこと。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権広島県大会の経過。
 14日の試合ではサンフレッチェ広島、びんご、常石とも勝利し全勝で1位突破、
15日の決勝トーナメント1回戦でも揃って勝利し準決勝に駒を進めた。

 準決勝は21日、広域公園第一球技場にて。

11:00 FURUTA−サンフレッチェ広島
13:00 サンフレッチェ常石−サンフレッチェびんご

 決勝と3位決定戦は22日15:30より(天然芝で決勝、人工芝で3位決定戦)。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権島根県大会の経過。
 1回戦シードで準々決勝より登場のサンフレッチェくにびきは松江二中を6−1で破って準決勝進出。
21日14:00より斐川東中と対戦する。
決勝&3位決定戦は22日。
13日 第15回アジア競技大会2006/ドーハ サッカー男子日本代表エントリーメンバーが発表され、
広島よりGK佐藤昭大、MF青山敏弘、FW前田俊介が選出された。
また、愛媛へ期限付き移籍中のMF高萩洋次郎も選出されている。

 早い話がU−21日本代表。
今年のアジア大会はカタールの首都ドーハで、12/1〜15の期間で行われる。
今大会からチェスとトライアスロンが新競技として加わるそうで・・・
 それはおいといて、さんまに俊介に青山ががっつり選出された。
青山選出については技術委員長の小野さんも、サンフはもう残留できるんじゃないか、と踏んだようだ。
代表に抜かれる前にとっとと3勝以上して残留を決めたいところだけど・・・
 俊介も、先日のサテ戦でもいい動きをしていた。
もっと無駄走りを覚えれば、もっと良くなるだろう。
彼が柳沢ばりの「エロいフリーランニング」を覚えたら、まさに無敵なのだけど。
FWの軸はとりあえずカレンと平山になるだろうが、そこからポジションを奪ってほしいところ。
 愛媛で縦横無尽にやってる洋次郎もめでたく選出された。
相も変わらず線は細いが、かなりアグレッシブにプレイしているようで何より。
代表でさらにいろいろなことを吸収していってほしい。 
10日 トレーニングキャンプ(10/14〜18)を行うU−19日本代表候補が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が、
広島ユースよりFW平繁龍一が選出された。

 29日よりいよいよ本番、AFCユース選手権インド2006。
そのメンバーを選出するための最後の合宿。
今回のU−19はかなり?おとなしい印象なので、
そのワイルドさでいいアクセントになりそうな平繁くんはぜひ残ってほしいところ。
気張ってこーい。
9日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−15)選手権広島県大会グループリーグ第1戦・第2戦の結果。
 12月に行われる高円宮杯U−15の広島県大会開幕。
連休中に各グループ第1戦・第2戦が行われ、
サンフレッチェ広島、びんご、常石はすべて連勝してグループ2位以上を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。
14日にグループリーグ最終戦が行われ、15日より決勝トーナメント。
◇高円宮杯全日本ユースサッカー(U−18)選手権が終了し、滝川第二高校(関西3)が優勝。
また、サンフレッチェ広島F.CユースFW横竹翔が大会得点王となった。

 サンフを準々決勝で破った滝川二がガンバ、名古屋とクラブユース勢を連破して優勝。
高円宮杯だけでなく、インターハイ、高校選手権を通じて初のタイトルを獲得した。
全員がチーム戦術を徹底し、最後まで走りきる素晴らしいチーム。
こいつらに先制されたらそりゃ勝てないよ、という強靭極まりないチームだった。
名古屋は中田くんがいれば・・・と思ったが、それでも難しかったか。

 そして、大会得点王は6得点でわれらがサンフのFW・横竹くんに。おめでとう!
とはいえ、ベスト8敗退ではいまいち喜べないか。
来年は優勝チームからの得点王、となりたいところ。

 広島県では観音高校が「HIROSHIMA NIGHT」を応援に使っているけど、
他県の滝二も使っていたのにはなんというか新鮮さを感じた。
8日 ◇サテライトがSC鳥取と練習試合を行い、7−1。
得点者は上野3、前田2、槙野、リ・ハンジェ。

 のどかな秋の昼下がりの練習試合は、
相手がそれほど厳しくプレッシャーをかけてこないこともありちょっとまったり風味だったが、
要所要所でチームとしての狙いを出しつつ7ゴールを挙げた。
失点は、素早いリスタートにフリーで合わせられるというおまぬけなもので、
プレッシャーもそれほどない中での致命的なミスパスもあったりと至らないところもあったものの、
概ね見ていて安心できるゲームだった。
 大木と一誠の動きの質がよく、それに両サイドのハンジェと入船が絡んでチャンスを量産。
左サイドに展開して入船・一誠のクロスにファーからハンジェが飛び込んできて決定機、という場面をたびたび作っていた。
 1点目は(見ていないけど)大木から上野のゴール。
2点目は大木を起点に左サイドへ開いてクロス、大外から飛び込んできたハンジェのヘッドをGKがはじいたところを
上野が押し込む、という理想的な流れからのゴール。
 後半に入って3点目は、自陣でボールを受けた槙野がドリブルで持ち上がって左にはたき、
左サイドつないで俊介が入れたクロスを、そのままオーバーラップしていた槙野がゴール正面で受けて右スミに決めた。
これぞリベロ、というファインゴール。
 さらに左サイドでパスを回してのクロスをファーのハンジェが受けて折り返し俊介が押し込んで4−0、
大木が退いてウジンが右サイドに入り、ハンジェが中央へ回ると、
そのハンジェが左からのパス回しのボールを受けてのコントロールシュートを右スミに決めて5−0。
 その後つまらない失点を喫したが、すぐに俊介のCKからファー上野がヘッドで叩き込んで6−1とすると、
最後は俊介が左サイドでキープ、一対一で勝負し取られかけるが体を寄せて強引に取り返し、
そのままフリーで切り込んで右足でゲット、7−1とした。

 DFでは橋内や槙野の積極的な上がりが目立ち、大きなサイドチェンジを使っての揺さぶりも頻繁に見られ、
相手とのレベル差はあるとはいえ、やりたいサッカーを表現してのゴールを重ねられたのはよかった。
左サイドから右大外にサイドチェンジしてのチャンス量産は美作での練習試合でもよく見られた光景なので、
これをもっとサテライト戦で見せられれば。
7日 ◇J1リーグ第26節、小瀬にてヴァンフォーレ甲府と対戦し、0−1で敗れる。
7勝6分け13敗の勝点27で順位は15位のまま。

この試合負けとったらあきまへんでェ―――!!
順位を上げる絶好の機会だったのに、
相手にペースを握られ終了間際にセットプレイから失点して勝ち逃げされた。
最近はそこそこのゲームができていたのが逆にまずかったか。
これはちょっとネジを締めなおしてホームのFC東京戦に挑まなければならない。
5日 ◇MFベットの契約解除が発表された。
 酒の席でふとした行き違いから知人を殴り、五日間の怪我を負わせて傷害容疑で逮捕。
ベットは容疑を認め、この日の処分となった。
 練習のある平日の未明に酒を飲んでいたうえ刑事事件を起こして逮捕されたのだから、
この処分もいたしかたないところ。
 しかし、彼が今までサンフのために全力でプレイしていたこともまた事実。
おとなしすぎて躍動感に欠けるチームの中、
パワフルなドリブルで中盤を駆け上がりチームに推進力をもたらす彼のプレイは本当に素晴らしく、
また普段から明るく冗談好きでチームに活気をもたらしていた。それには感謝したい。
 今回の処分は社会的制裁ということで、ベット自身の人格をどうこういうつもりはない。
酒の上でのいざこざはよくあることだし。
また新天地で元気にサッカーを続けてほしいと思う。
◇DF吉弘充志がチーム練習に復帰した。
 9月7日にランニング中心での練習復帰をしていたが、この日からチーム練習に本格的に復帰。
ただ、ヘディングなど首から上に負担がかかるプレイはまだできない。
ペトロヴィッチ監督は、無理せずに来季のキャンプインを照準に調整してほしいと思っているようだ。
 ここまで順調にリハビリが進んでいるのは、メディカルやトレーナーの尽力もあるけれど、
何より吉弘の意志の強さと前向きな姿勢によるもの。感服仕る。
これからも無理せず、我慢強く、復活に向けて歩みを進めてほしい。

9月:

30日 ◇J1リーグ第25節、等々力陸上競技場にて川崎フロンターレと対戦し、3−3のドロー。
得点者は佐藤寿(青山)、佐藤寿(ウェズレイ)、佐藤寿(ウェズレイ)。
7勝6分け12敗の勝点27で順位は15位のまま。

 今週来週とアウェイ連戦、今週はあまりいい思い出のない等々力。
しかし動きの硬い川崎の隙を突き、ショートコーナーからのクロスを寿人が押し込んで先制する。
その後ダバツが負傷、盛田に交代するアクシデントがあったが、そのままリードで折り返し。
 後半は前に出てきた川崎、過去サンフに何度も煮え湯を飲ませてきた黒津がゴール前に飛び出してシュート、
下田がはじいたこぼれへの反応が遅れたところへ我那覇が走り込み、押し込んで同点となる。
しかしサンフもすぐさま反撃、PA外でボールをつなぐとウェズレイがトリッキーなヒールで寿人へ、
寿人が左足で流し込んで勝ち越す。
だが川崎も中央左から黒津が突破し角度のないところからシュート、
下田は反応しきれず、ボールはニアのわずかなスキマを縫ってゴールに飛び込み、またしても同点に。
だがサンフも取り返す。右サイドに大きく展開してウェズレイがボールを受けクロス、
ニアに飛び込んだ選手をおとりにファーでどフリーになっていた寿人がヘッドで叩き込みハット達成3−2。
だがしかしだがしかし、川崎もゴール正面で粘り強くボールキープした我那覇の落としを谷口がミドル、
無回転で右スミに叩き込んで三たび同点に。
それからは双方攻め合ったが得点は生まれず、そのまま試合終了。
よくやったというか残念というか、何ともいえない激闘だった。

 勝てる試合だったが、それは向こうも一緒だろうし、落ち着くところに落ち着いたという感じか。
もっとも、ダリオが負傷交代しなければ3失点もしなかっただろうが・・・
ともかくFC東京と勝点で並び、次節甲府に勝てば勝点を30に乗せられる。
修正すべきところを修正し、万全の状態で小瀬へ乗り込んでほしい。
ダリオの足は大丈夫かな?
24日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−18)選手権・準々決勝、
サンフレッチェ広島F.Cユースは滝川第二と対戦し、1−4で敗れる。
得点者は平繁(PK)。

 試合開始直後に滝川第二にスーパーなFKを決められると、それから滝川第二の一方的なペース。
相手攻撃陣の圧力にDFラインが下がり、中盤が間延びしてボールがつなげず、守勢に回ってしまう。
それでも何とか耐えに耐えて29分、平繁がPKをもぎ取って自ら決めて同点に追いついたが、
その直後、31分に勝ち越しゴールを許してしまった。
悪い流れのまま後半に入ると、遮二無二同点ゴールを狙いにいった裏を突かれ、
64分にたった二人による見事なカウンターを食らって1−3となってしまう。
そして終盤の83分にもゴールを許して1−4、万事休した。

 得点差もそうだが、試合内容から完敗だったようだ。
田中くん、宮本くんの両CBが不在とはいえ、戦術が徹底され意思統一がなされていればそう大崩れはしないもの。
チームの完成度で滝川第二が上だった、ということだろう。
もっとも、同点に追いついたあとすぐ失点していなければ、また違った展開にはなっていただろうけど。
 攻撃陣の威力は文句なかったが、守備の要・田中くんを欠いたあとの守備については、
クラブユース選手権からいまひとつ詰め切れなかったか。
リーグ戦とは違い、トーナメントというシビアな場では、やはり失点を許さない守備力がものを言う。
それを考えると、ベスト8まで進出したのはよくやった、ともいえる。
札幌第一戦では2点ビハインドをはね返して延長で勝利する、という執念のゲームも見せてくれたし、
まだまだやればできるはず。この悔しさをバネに、サハラカップに向けてもうひと頑張りしてほしい。

 田中くんは復帰までもう少しらしく、サハラカップのグループリーグ中には復帰できそう。
長期離脱していた江本くん(待ってたぜ!)らも復帰してくるようなので、年末に向けて、
「真のサンフレッチェ広島F.Cユース」
というものを見せつけ、有終の美を飾ってほしいと思う。


わりとどうでもよくなったけど、10月7日に国立で行われる準決勝組み合わせは、

初芝橋本(和歌山)−名古屋グランパス(愛知)
ガンバ大阪(大阪)−滝川第二(兵庫)


関西勢が3チームに、名古屋。

長居あたりに会場変更すりゃいいのに
と思った。
◇Jサテライトリーグ、吉田にてガンバ大阪と対戦し1−1のドロー。
得点者はリ・ハンジェ。

 前半は散々で先制点も許してしまったが、
DF陣が粘りに粘って相手の猛攻を食い止め続けるうちにサンフにペースが移ってきた。
そして終盤はサンフがガンバゴールに次々に襲いかかるという逆の展開になり、
ロスタイム、ベットのクロスを右アウトサイドから飛び込んできたハンジェがヘッド、
GKにはじかれるところを執念で食いついて押し込みついに同点に。
先週、1−6と完膚なきまでに叩きのめされた相手に、後半だけとはいえよい試合ができたのは一定の収穫。
これを今後につなげてほしいところ。
23日 ◇J1リーグ第24節、広島ビッグアーチにて大宮アルディージャと対戦し、1−0で勝利。
得点者は森崎浩(ウェズレイ)。
7勝5分け12敗の勝点26で順位は15位のまま。

 彼岸の中日、ちょっと暑めだが絶好の秋晴れのもと行われた重要な一戦、
サンフは最近不動のメンバーで試合に臨んだが、
「絶対に勝たなければならない」という緊張のせいか、はたまた(例のごとく)いい陽気にまったりしてしまったのか、
立ち上がりから大宮の鋭いプレスにミスを連発し押し込まれる苦しい展開。
素早いカウンターからゴール前に持ち込まれることもあったが、下田とDF陣が最後のところで体を張って食い止め続けた。
そうこうしているうちに大宮の鬼プレスも徐々に緩んでき、サンフの両サイドからの攻撃が機能し始める。
オフサイドとはなったが寿人が大宮ゴールネットを揺らし、カウンターから駒野のシュート、といういい場面を作り、前半終了。
徐々によくなってはきたが、好機にドリブルからのシュートを狙わずパスを選択する場面もあり、
やや積極性の足りない45分だった。

 後半は立ち上がりからサンフのペース。浩司の絶妙スルーパスにウェズレイが抜け出しシュート、
GKも反応できなかったが、ボールはちょうどその左脛に当たってしまいゴールならず。
後半はウェズレイと寿人の微妙なタイミングの飛び出しがことごとくオフサイド判定されてしまい、
特にウェズレイはかなりカリカリきていたが(あとスタンドの観衆もマジ切れ)、
それでも選手達は集中を切らさずにプレイを続ける。
 大宮は藤本を投入して中盤にテコ入れし攻撃に出るが、サンフも浩司が積極的にシュートを放ち、
さらに柏木が中央左からトップスピードでドリブル突破しPA直前でマルセイユ・ルーレット!
素晴らしいスピードの回転で一瞬のうちにDFをかわしPA突入したが、
ルーレット後のボールがもうひとつ足につかずにシュートにまでいけず。
しかしゴールまであと一歩の勢い。
そしてその直後、右サイドでボールをつなぎ駒野→ウェズレイ、
ウェズレイはそのままタッチライン際からアーリー気味のクロスを上げると、
ボールは寿人につられてがら空きになっていたゴール正面へ。
そこへ後方から走り込んできた浩司、PA付近からダイレクトシュート!
完全に抑えられたシュートは小さくバウンドするとゴール右スミに鋭く突き刺さり、サンフが待望の先取点を挙げた。
 大宮は森田、そしてアリソンを投入してパワープレイに出るが、
サンフも粘り強くはね返してカウンターに出、寿人、ウェズレイが立て続けに決定的シュートを放つが、ゴールならず。
ロスタイム、大宮はとにかくゴール前に放り込んであわよくば、を狙ったが、
ダバツが空中戦に体を張り、最後は下田がカバーして危機を脱する。
最後は、90分運動量を落とさなかった柏木が左サイドを突破してクロス、GKがキャッチしたところで試合終了。
絶対に落とせない一戦で勝点3を得、残留へとまた一つ、歩を進めた。

 前半は「もっと中盤省略してロング入れて相手DF押し下げて中盤にスペース作れよー」とか思ったくらい、
相手のプレスに苦しみながらそれでも最終ラインからのパスでビルドアップしようとしていた。
ここらへんはもうちょっと臨機応変にいってもいいと思うけど、
曲がりなりにもちゃんとつないで形を作れるのは進歩。見ててうれしくなる。
前半のカウンター時に青山や柏木がドリブルで突入してシュート撃てばいいのにスルーパスや横パスを選択しており、
ちょっと気後れしているのか、と思ったが、後半はアグレッシブに変わっていたのでよかった。
柏木はああいうところでマルセイユ・ルーレット繰り出す「発想」がいい。もっとやってください。
 浩司は前半から積極的に仕掛けてシュートを狙う意識が高く、それが決勝ゴールに結びついた。
この日のゴールは、先日入籍を発表したカズへのお祝いゴールという形に。
やっぱり彼はゴールを決めてナンボの選手だと思うので、もっともっとシュートを撃ってほしいところ。

 あとこの日はやはり審判団の判定が気になった。今更言ってもしょうがないのかもしれないが。
副審のオフサイド判定も怪しいが、
駒野にチャージされた選手が大げさに飛んで倒れて見せたら、あっさり駒野にイエロー。
チャージ自体は全くイエローには該当しないプレイだったが・・・つくづく騙しやすい人間だなあと思った。

 この日の勝利で勝点を26に伸ばし、現在勝点30で10位の大宮を射程内に捉えてきた。
来週は等々力で川崎、再来週は小瀬で甲府と、二試合連続のアウェイ戦となるが、
ここで勝点を30にのせることができれば、残留だけでなく、さらに上の千葉や横浜も射程に捉えることが出来るだろう。
さらにサッカーの精度を高めて、残り10節、加速していきたいところ。
22日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−18)選手権決勝ラウンド・ラウンド16、
サンフレッチェ広島F.Cユースは札幌第一と対戦し、4−2(延長)で勝利。
得点者は横竹2、保手濱、OG。
 前半にサイドを崩されて失点、反撃に出てほぼ一方的にシュートを放つもどうしてもゴールを奪えず、
後半立ち上がりにまたもサイドを破られ、オウンゴールで2点のビハインドを負ってしまった。
 しかしここでサンフがようやく目を覚まし、60分、野田のCKから横竹が頭で叩き込んで反撃の口火を切ると、
2分後には横竹が相手守備陣を引きつけて出したパスを保手濱が蹴り込み、あっという間に追いついた。
 試合はそのまま10分ハーフの延長戦へと突入。
延長前半はスコアレスだったが、後半立ち上がりに野田のCKがゴール前に飛ぶところ、
GKがクリアしきれずボールはそのままゴールへ。記録はオウンゴールだったが、待望の逆転ゴールを挙げた。
そして後半終了間際にはまたも野田のCKを横竹が頭で叩き込んでとどめのゴール、4−2。
苦しみながらも粘り強さを発揮し、準々決勝へと進出した。

 高いDF、そして前線にテクニックのある選手をそろえたプリンス北海道1位・札幌第一相手に大いに苦戦したが、
苦境をはね返してなんとか勝利。これを今後の糧にできれば。
それにしても野田くんのCKはマジカル。ここまで彼のCKから・・・ええと7ゴールが生まれている。
野田→横竹は無敵のホットライン。今大会最強クラスの飛び道具だろう。
もっとも、流れの中からのゴールがもっとほしいというのもあるけど。
 準々決勝の相手は、鞠ユースを3−2で破った滝川第二。
高円宮杯開幕一週間前に練習試合をした相手との、本番での再戦。
練習試合では追いつ追われつの打ち合いの末サンフが勝っているが、今度はどうなるか。

 銀河学院はガンバに0−7で敗れた。
大差といえども、後半途中までは0−0といい試合をしていた。
しかし61分に中盤の要でありチームのキーマンである高橋くんが2枚目のイエローで退場、
10人になると天秤の針が一気にガンバに傾き、そこから怒涛のゴールラッシュとなってしまった。
攻められながらも一歩も退かない堂々の勝負をしていただけに、残念。
でもガンバ相手にそういう試合が出来たことを自信にして、今後につなげてほしいところ。

24日の準々決勝組み合わせ。

初芝橋本−ヴェルディ(西が丘、11:00)
名古屋グランパスエイト−鹿島アントラーズ(柏の葉、11:00)
ガンバ大阪−星稜(柏の葉、13:20)
滝川第二−サンフレッチェ広島(西が丘、13:20)


 初芝橋本は、静学に同点に追いつかれさらに一人退場というエマージェンシー状態に追い込まれたが、
それをはね返しカウンターで勝利をもぎ取った。凄いな。天皇杯との掛け持ちもお疲れさまと言いたいッ!
ヴェルディはなんか磐石って感じ?粛々と勝ち進んでいる。どんな戦いになるだろう。
 名古屋と鹿島の赤い対決も面白そう。個の名古屋と組織の鹿島って構図になるのか。
 ともに大量得点で勝ち上がったガンバと星稜、集中力を切らさないのはどっち。
20日 ◇U−21日本代表候補が神戸と練習試合(60分×2)を行い、3−2。
FW前田俊介が2本目に1ゴールを挙げた。
また、サンフレッチェ広島F.CユースOBで神戸の特別指定選手である大屋翼(関西大)も1本目に出場。

 俊介はゴールを決めながらも「課題は守備」とコメントするあたり、意識の高さが見える。
大屋くんも神戸の一員として頑張ったようだ。
19日 MF森崎和幸(25)の入籍が発表された。
 浩司から二ヵ月後、カズもめでたく入籍の発表。カズも姉さん女房なのかー。
良い家庭を築いてください!
18日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−18)選手権1次ラウンド、
サンフレッチェ広島F.Cユースは東福岡と対戦し、2−3で敗れる。
得点者は保手濱、横竹。
2勝0分け1敗の勝点6、グループ1位で決勝トーナメント進出。

 平繁を温存してスタートしたものの、やはりモチベーションに問題があったのか、
前半の終盤に立て続けに2失点。
 後半より平繁を投入して押し込み、セットプレイから2点返して追いついたものの、
試合終了間際に東福岡に崩され失点、逃げ切られた。

 やっぱ気分が乗らないと実力発揮できないのかー。
でもこういうところでしっかりした試合ができないと、優勝なんか出来ないぞ。
来週は岡本くんたちが帰ってくるし、ここでもう一回兜の緒を締めなおして、
あとのない一発勝負トーナメントに臨んでほしい。

中国勢のほかの試合は、

*銀河学院4−1ルーテル学院
九州の強豪・ルーテルを相手に前半7分、MF前田のゴールで先制すると、
28分には前田のクロスを左サイドで受けたMF重政がドリブルで持ち込んで右足で決め2−0。
さらに44分には高橋のドリブルからのスルーパスをまたしても重政が決めて3−0とした。
後半にルーテルの反撃を受け、85分に失点するものの、
後半ロスタイムにFW大国の競ったボールを途中出場のMF大場がダイレクトで叩き込んで4−1とし、快勝を飾った。
1勝0分け2敗の勝点3でグループ3位、得失点差−1、総得点6。

*作陽0−3静岡学園
静学は多少メンバーを入れ替えてはいたがその強さは変わらず。
作陽はシュート数6対18と圧倒され、敗れてしまった。
1勝0分け2敗の勝点3でグループ3位、得失点差−3。

*広島観音0−2旭川実
勝利すれば2位突破の可能性が高かった試合だったが、
18分、21分に立て続けに失点し2点のビハインドを負ってしまう。
後半は猛攻を仕掛け、旭川実は後半シュートを一本も撃てないほどだったが、
観音は最後までその守りを崩すことができず、敗れた。
0勝1分け2敗の勝点1でグループ4位。
インターハイ王者は一勝もできずに大会を終えることとなった。

 そして決勝トーナメント進出の条件である「グループ1位と2位、また各グループ3位のうち上位4チーム」に入ったのは、
銀河学院。
各グループ3位のうちから勝点6の鹿島ユースと初芝橋本、勝点4の札幌第一がまず抜け、
そして勝点3には銀河、作陽、旭川実の3チームが並んだが、
得失点差で作陽がまず落ち、残った銀河と旭川実はともに得失点差−1。
ここで総得点がものをいい、総得点6の銀河が総得点3の旭川実を上回って決勝トーナメント最後の椅子を手に入れた。
というわけで、ロスタイムにどでかいゴールを決めた大場くんはあっぱれ。
福山の高校がこんな大きな大会の決勝トーナメントに進出するとは・・・感無量でござる。


決勝トーナメント、9月22日に行われるラウンド16の組み合わせは以下のとおり。

静岡学園−初芝橋本(藤枝、16:00)
ヴェルディ−東福岡(ひたちなか、16:00)
ベルマーレ−名古屋グランパスエイト(熊谷、16:00)
青森山田−鹿島アントラーズ(秋津、16:00)
ガンバ大阪−銀河学院(秋津、18:15)
盛岡商−星稜(熊谷、18:15)
横浜F・マリノス−滝川第二(藤枝、18:15)
サンフレッチェ広島−札幌第一(ひたちなか、18:15)


 サンフの相手・札幌第一は、グループリーグではガンバ大阪を破っており、決して侮れない相手。
細心の注意を払って戦いたい。ひたちなか4試合目ということで、地の利を活かしての戦いも忘れずに。
 銀河は、ガンバと対戦。掛け値なしの強敵との戦いで不利な戦いを余儀なくされるだろうが、
しかしガンバは意外なところで時々ころっと負けてしまう悪癖があるので、つけ入る隙も充分ある。
接戦に持ち込んで相手の焦りを誘い、少ないチャンスを確実に決めたいところ。
トレーニングキャンプを行うU−21日本代表候補が発表され、
広島よりGK佐藤昭大、FW前田俊介が、
愛媛FCよりMF高萩洋次郎が選出された。

 洋次郎キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今回は各クラブのレギュラークラスは呼ばれず、バックアップ発掘といった趣。
しっかりアピールしてきてほしいぞ。
17日 AFC U−17選手権シンガポール2006・決勝
U−16日本代表はU−16北朝鮮代表と対戦し4−2(延長)で勝利、優勝した。
得点者は柿谷、端戸、河野2。
 立ち上がり6分に北朝鮮のミドルがDFに当たって方向が変わるというアンラッキーな失点を許すと、
24分には右サイドから中央にクロスを送られ、落としたところを一人かわして決められて0−2。
フィジカルに勝る北朝鮮に対して非常に苦しい状況となってしまったが、このチームはめげなかった。
ダイレクトパスを連ねる美しい攻撃で中盤を掌握すると、徐々に北朝鮮を圧倒していく。
 そして後半、日本が本領発揮。右サイドからボールをつないで左サイドPA内柿谷(セレッソ大阪)へ、
柿谷はトラップで浮いたボールをリフトしてDFをかわすと、ボールの落ち際を右足アウトサイドで擦るシュート!
弾丸のような一撃をゴール右サイドネット内側に突き刺し、反撃の狼煙を上げた。
そして同点弾はまたも柿谷から、中盤左サイドでボールを受けると、ゆるゆると持ち上がって不意にスルーパス、
そこへトップスピードで走り込んだ途中出場のFW端戸(横浜FMユース)が左足ダイレクトで蹴り込み、同点。
 試合は延長戦に入り、前半は北朝鮮に決定機を与えたりもしたが、
GK廣永(FC東京U−18)のファインセーブもあり無失点に抑え、後半へ。
ここで投入されたFW河野(ヴェルディユース)が果敢なドリブルを立て続けに見せてチームを勢いづけると、
その河野がゴール正面PA外からドリブルで突っかけて右前にいた水沼(横浜FMユース)へちょんと浮き球パス、
水沼がDFを背負いつつもヒールで落としたところへ河野が突っ込み、胸トラップからDF三人を振り切って左足一閃!
豪快に右スミに突き刺し、ついに日本が逆転した。
 残り時間、北朝鮮もパワープレイでどんどん放り込んでくるが日本も冷静に対処し、
自陣スローインをつないで端戸がヘッドで前線に送ったボールに河野が反応、
総攻撃状態だった北朝鮮の裏を完全に取って右サイドをドリブル独走。
河野はGKが飛び出してきたところで絶妙左足アウトサイドシュート、
ニアを破ってゴールに流し込み、試合終了1分前、勝負を決定づける4点目を奪った。
 最後もがっちりボールを掌握し、端戸がオープンスペースにドリブルしていきファウルをもらって時間を使い、
そこで試合終了。
1994年、高原・小野のいわゆる「黄金世代」以来となる優勝を飾った。

 岡本くんはボランチで先発フル出場。
確実なつなぎ、両サイドへの大きな展開、そして両サイドへの飛び出しやミドルシュートなど、
山田くん(浦和レッズユース)とともに縦横無尽に中盤を作って試合を有利に導いた。
欲を言えばミドルシュートが枠を捉えてほしかったけど・・・まあそれはスリッピーなグラウンドのせいということにしておこう。
甲斐くん(横浜FMユース)も滑ってたし。
 原くんは出場機会がなかったが、歓喜の輪に加わる姿は微笑ましかった。
控えではあったが、この半月は他では得がたい経験になっただろう。
 さて、二人は最高の結果を叩き出してようやく日本へ帰還。
高円宮杯決勝トーナメントではいっそうの活躍を期待したい。

 それにしても、このチームは強い!
個人能力と組織ががっちりと融合、最後まで休むことなく走りきる素晴らしいチーム。
岡本・山田・水沼・柿谷の中盤はエクセレント。
柿谷がもっとスタミナをつけて走れるようになれば、さらに破壊力を増すだろう。来年が楽しみ。
◇Jサテライトリーグ、ガンバ大阪練習場にてガンバ大阪と対戦し、1−6で敗れる。
得点者は前田。
 一言で言ってタコ殴りガンバユースOBショウタイムだったとか。
ベンチもなーんもしなかったとか。
ユースから沖田くん&不老くんも参加していたが、出番なしだったとか。
トップチームがどんどん波に乗っているのに、サテライトがまるで別クラブのような泥沼化って、
いったいどうなっているのか。普通ありえんだろう。おかしいぞ。
こんなことじゃチームは一向に強くならない。何とかしろ。
16日 ◇J1リーグ第23節、埼玉スタジアム2002にて浦和レッドダイヤモンズと対戦し、1−2で敗れる。
得点者はウェズレイ(服部)。
6勝5分け12敗の勝点23で順位は15位のまま。

 アウェイ・埼玉スタジアムにも関わらず自らのサッカーを貫くサンフは時々ピンチを迎えるものの、
守備陣が高い集中力で相手FWを封じ込め、中盤の選手が次々前線に飛び出して好機を作り出し、
首位を争う浦和相手に一歩も引かぬ戦いを演じる。
しかし、毎回のようにゴールを許している闘莉王に見事なミドルを決められて先制を許してしまう・・・
が、サンフもすぐさまウェズレイ、ショートコーナーのリターンをダイレクトシュート、
鮮やかにゴールに叩き込んですかさず追いつき、後半へ。
 サンフの前になかなか形が作れない浦和は田中達也に代えてポンテを投入、
さらに動きの少ない小野に代えて広範囲に動ける山田を投入して打開を図る。
両者ともにシュートを放ち、サンフも浩司やハンジェがシュートを放ったが、
ポストを叩くなどしてゴールならず。
そして終了間際の後半41分、浦和はカウンターからアレックスのグラウンダーのクロス、
ファーに抜けるところを交代出場の山田が押し込んで貴重な勝ち越し点。
ロスタイムはボールキープして逃げ切り、ギリギリの勝利。
サンフはあと一歩というところで大魚を逸した。

 悔しい!勝てる試合だった。もったいない。
チームとしてやりたいことはサンフのほうがよく表現できていただけに・・・
浦和にアウェイで自分達のサッカーで真っ向勝負して一歩も引かない、
チームパフォーマンスとしては今季最高クラスだっただろう。
ただ、攻撃面では押し込みながらもあともう一歩の詰めが甘く、
好機を逃し続けていたつけが最後の最後で出てしまった。
ここはもっともっと突き詰めていかないといけない。
 来週はもうひとつのさいたまのクラブ・大宮と対戦。
ここ数試合でどんどん向上しているパフォーマンスを結果に結びつけ、絶対に勝利を。
高円宮杯全日本ユースサッカー(U−18)選手権1次ラウンド、
サンフレッチェ広島F.Cユースはヴィッセル神戸ユースと対戦し、5−1で勝利。
得点者は平繁3、中野、保手濱。
2勝0分け0敗の勝点6とし、決勝トーナメント進出決定。

 この日も攻撃陣が爆発。
堅守速攻を武器にガンバをも抑えてプリンス関西1位となった神戸が相手だったが、
前半15分に平繁がドリブル突破から中野にパス、そしてリターンを受けてのゴールで先制すると、
30分に野田のCKの混戦から中野(実際のところは篠原らしいが)が押し込んで追加点、
前半終了間際の42分にはまたも野田のCK、保手濱のヘッドのクリアを平繁が押し込んで3−0とした。
その直後にCKから失点し3−1、鹿島戦の悪夢がよぎったが、同じ過ちは繰り返さなかった。
後半は前半に増して苛烈な攻撃を繰り出し、59分には三たび野田CKを横竹がヘッド、
GKセーブもそのこぼれを平繁が押し込んでハットトリック達成。
65分には横竹→平繁とつなぎ、平繁のパスを保手濱が蹴り込んで5−1。
その後も攻撃の手を緩めず、完勝した。

 シュート数22対6(シュート撃ちまくり)、CK11対2(サイド破りまくり)、直接FK数も24対7(ファウルもらいまくり)と、
内容・結果とも相手を圧倒しての勝利。
堅守が売りの神戸ユースからコンスタントに加点して5点を奪ったのは素晴らしい。
 守備でも、前節の鹿島戦の後半に崩壊して3失点した反省からこの一週間守備を徹底的に修正し、
その過程では選手間で口論になる場面もあったそうだが、
そこは主将の遊佐くんががっちりまとめて試合に臨み、チーム全体での守備で失点をセットプレイの1点に抑えた。
この調子で、油断なくやり続けていってほしい。

 この日の勝利で勝点を6としたサンフは、
先立つ試合で東福岡が鹿島に2−3で敗れたため、グループ首位に立った。
まだ最終節の結果次第ではグループ3位になってしまう可能性があるが、
たとえ3位になったとしても、決勝トーナメント出場の条件である
「各グループ3位のうち成績上位4チーム」に入ることが確実となっため、
決勝トーナメント進出が決定した。
よって最終節の東福岡戦はモチベーションの維持がやや難しいが(気分屋が多いし)、
モチベーションの高い控え組を出場させるなどしてしっかり戦ってほしいところ。


中国勢のほかの試合は、

*銀河学院1−4青森山田
東北の雄・青森山田相手に粘り強く戦ったものの、シュート数2対27ではさすがに勝てない。
その中で2試合連続ゴールを決めた大国くんは立派(ボールカットからドリブル突破、GKもかわして決めたらしい)。
最終節・ルーテル学院戦に勝利すればグループ3位となるが、
勝点3では得失点差の関係もあり決勝トーナメント進出は難しい。
しかし、プリンス中国2位の名にかけて、全力勝負を。

*作陽3−4滝川第二
2点先行されるも、前半のうちに相手が一人退場したこともありそれに乗じて追いつき、
後半開始早々に逆転。しかしすぐさま追いつかれると、あろうことか再逆転を許してしまう。
80分には滝川第二が二人目の退場者を出し11対9となるが、
滝二の守備を崩せず。悔しい敗戦となった。
最終節の相手は、圧倒的な攻撃力を誇る静岡学園。
守りを再確認し、接戦に持ち込みたい。

*広島観音1−2ヴェルディ
オサマに先制ゴールを許すも、観音もGKが入れたFKの処理をヴェルディがミスしたところを
エース左山駿介が蹴り込んで同点に追いつく。
しかしこのまま同点か、と思われたロスタイムに勝ち越しゴールを許し、勝点1を失った。
最終節の旭川実戦に決勝トーナメント進出をかける。
14日 AFC U−17選手権シンガポール2006・準決勝
U−16日本代表はU−16シリア代表と対戦し2−0で勝利。
得点者は斎藤、柿谷。

 イラン戦からメンバーを入れ替えてスタートしたが、立ち上がりからシリアを圧倒。
ただ、フィニッシュの精度が悪く得点が入らない。
順次主力を投入して得点を取りに行くが、今度はシリアGK・マドニアの好守に阻まれる。
しかし、69分に山田(浦和ユース)のシュートのこぼれを途中出場の斎藤(横浜FMユース)が押し込んで先制すると、
80分には大塚(ガンバ大阪ユース)のパスを柿谷(セレッソ大阪)が決めて2−0とし(この二人も途中出場)、
そのまま勝ちきって決勝進出。

 決勝の相手は北朝鮮。揃いも揃って16歳とは思えないほどデカいらしいぞ。
 
11日 DF西河翔吾の徳島ヴォルティスへの期限付き移籍が発表された。
 来年1月31日まで。
 対人能力と高さには非凡なものを持ち(大学時代にはあの平山相太を完封してのけたほど)、
小野監督には重用されていたが、
DFにビルドアップと攻撃参加も求めるペトロヴィッチ監督のもとではなかなか力を発揮できず、
サテライトの試合では一対一でも相手に後れを取るなど、明らかに調子を崩していた。
今回のレンタル移籍で実戦経験を積み、ひとまわり成長して戻ってきてほしい。
AFC U−17選手権シンガポール2006・準々決勝
U−16日本代表はU−16イラン代表と対戦し1−1のドロー、PK戦8−7で準決勝進出。
同時にU−17世界選手権への出場を決定した。

 前半14分に柿谷(C大阪)のゴールで先制し、その後も優位に試合を進めたが追加点を決められず、
逆にミスから同点に追いつかれてしまう。
試合は延長戦に突入したが双方譲らずPK戦に。
このPK戦は壮絶なもので、先攻の日本は四人目が外すがイランも四人目が外してサドンデス突入、
そして日本が六人目・七人目が連続で失敗するもイランも連続で外してなおも続行、
さらに九人目も双方外すというとんでもない展開でついに二巡目突入。
その十二人目、柿谷が決めたあとのイランが失敗し、PK戦8−7で日本が準決勝進出。
同時に2001年(茂木の世代)以来のU−17世界選手権出場を決めた。

 20分を優に越えるPK戦を制した日本代表の面々の精神力は素晴らしい。
GKの廣永くん(FC東京U−18)は決められれば終わりという絶体絶命の状況を実に三度切り抜けるという、
某ヨルダン戦の川口を越える神っぷり。お疲れさま!原くんも負けるな。
 岡本くんはこの日もボランチで出場。強靭な守備と的確な散らしで中盤を支えていたようだ。
今週末の高円宮杯には間に合わないことほぼ決定だが、こうなったら優勝目指して突き進んでほしい。
 準決勝は14日。相手は、サウジアラビアを2−1で破って勝ち上がったシリア。
10日 高円宮杯全日本ユースサッカー(U−18)選手権1次ラウンド、
サンフレッチェ広島F.Cユースは鹿島アントラーズユースと対戦し、5−3で勝利。
得点者は横竹3、藤澤、中野。

 序盤は押されたものの、横竹のゴールで先制すると一気にサンフペースとなり、
さらに平繁FKから横竹がヘッドで加点、
そして前半終了間際には横竹の落としから藤澤、ロスタイムに三たび横竹が決めてハットトリック達成。
前半で4点を奪いこのまま圧勝かと思われたが、
後半立ち上がりにミスから1点を奪われると鹿島ペースに。
中野がゴールを挙げて突き放したと思われたがすぐさま鹿島もFKからゲットして追いすがり、
さらに流れの中から崩して3点目を挙げる。
2点差に追いすがられたが、何とかそのまま試合終了。
楽勝ムード一転ヒヤヒヤの逃げ切りとなったが、まずは初戦を勝利で飾った。

 夏休み期間中に鍛えに鍛えた攻撃力がいきなり爆発。
守備にはさらなる集中が必要だろうが、今後に向けて慢心しないためにはちょうどいい試合だったかも。
気合を入れ直して、来週の試合に臨んでほしい。

 13:20より行われた同組のもう一試合は、東福岡が神戸ユースを5−0で撃破。
二戦連続の大量得点ゲームとなった。
ひたちなかには魔物が棲んでおる喃。


 銀河学院は星稜に2点先行されるも終盤に1点を返し1−2。
 広島観音は盛岡商に先制されるも前半のうちに追いつき、そのまま1−1。
 作陽は大分U−18に1−0で勝利。
◇Jサテライトリーグ、吉田にて大分トリニータと対戦し0−0のドロー。
 前半は一方的に押しまくられたが、
後半に大木を投入してから流れが変わり挽回するもスコアレスドロー。
活躍したのが好セーブを連発した木寺と中盤のバランスを回復させた大木の両ベテラン、
というのがいささか淋しいところ。若手奮起しろ。
9日 ◇J1リーグ第22節、広島ビッグアーチにて名古屋グランパスエイトと対戦し、0−0のドロー。
6勝5分け11敗の勝点23で順位は15位に後退。

 代表帰りの寿人と駒野をスターティングメンバーに入れて臨んだホーム・名古屋戦、
序盤は一進一退の攻防が続いたが、徐々にプレイの正確さで勝るサンフがペースを握ってゆき、
後半はほぼサンフが試合を支配して攻め立てたが、両サイドからのクロスに精度を欠き無得点。
守備では安定してきたスリーバックの働き、そして中盤から前線にいたる献身的なプレスで、
ヨンセンを中心とした好調・名古屋攻撃陣を完封してスコアレスドローとなった。
蒸し暑いことこの上ない天候、さらに双方ともメンバーのコンディション的にはベストではなかったが、
その中でできる限りのパフォーマンスを発揮し最後まで戦い抜いた好ゲームだった。

 得点は生まれなかったものの、チームの安定感はどんどん増している。
メンバーも固定されてきて、これからさらにレベルアップしていってほしいところ。
ただ、他のクラブは代表組をベンチスタートさせ途中出場、ということを普通にやっているが、
サンフは彼らに無理をさせて先発出場させなければならない。
特に今回は寿人・駒野とも中東遠征で腹をこわしており、コンディション的にはかなり厳しい状況にあったが、
それでも彼らを先発させてフル出場もしくはそれに近いところまで引っ張らなければならなかった。
これはひとえに彼らに代わるパフォーマンスができる選手がいないということであり、
控え・サテライトの選手にはいっそうの奮起を望みたいところ。

 この試合、まともなクロスが入っていれば左右からそれぞれ2点ずつくらい入れるチャンスがあった。
あとは浩司が後半フリーで撃ったシュートが枠を捉えられなかったこと、
青山がもうちょっと前線に顔を出してほしかったこと、が惜しいところ。
が、鹿島・磐田に連勝しているし、今回の勝点1は試合内容とあわせてまあ許容範囲。
 柏木がどんどん自信をつけてきているようで、
周囲を確認したうえで余裕ぶっこいたエレガントなトラップしてるのを見たときは思わず吹いた。
その調子でいってほしい。
あと、ダリオもほぼ日本にフィットしたようで、実に安定したディフェンスを見せていた。頼もしいぞ。
 FC東京のマヌーな試合運びのおかげで甲府が勝利したために順位は15位に落ちたが、
この辺のチームは勝点差がどんどん詰まってきているので、
細かいことは気にせずに勝点を地道に積んでいくのがいいだろう。
次節のアウェイ・浦和戦でもこのパフォーマンスを持続し、
23日のホーム・大宮戦での勝利につなげることができれば。
7日 ◇DF吉弘充志が練習に復帰した。
 まずはランニング中心に体を作っていき、それから本格的に練習復帰する予定。
本人は焦らずに前向きに練習に取り組んでいるようで、まずは安心。
あとは完全復活ができるよう、細心の注意を払って調整していってほしい。
ゆっくり、じっくりと。
AFC U−17選手権シンガポール2006・グループリーグ
U−16日本代表はU−16韓国代表と対戦し3−2で勝利。
2勝1分け0敗の勝点7、グループ1位で決勝トーナメント進出。

 先制、追いつかれ、勝ち越し、追いつかれという緊迫のゲームは、
鞠監督の水沼貴史氏の息子・水沼宏太のロスタイム決勝ゴールで劇的勝利。
堂々のグループ1位突破となった。
決勝トーナメント1回戦の相手は、イラン。
粘り強く戦って、何としても勝利を。

 岡本くんはボランチのポジションでレギュラーとして活躍中。
しっかり守って展開して、前線に飛び出してラストパスorシュート、で日本を世界大会へ導いてほしい。
5日 トレーニングキャンプ(9/11-14)を行うU−19日本代表候補が発表され、
広島よりDF槙野智章・MF柏木陽介が、
広島ユースよりMF平繁龍一が選出された。

 柏木の代わりとして招集されたSBS杯のU−19では中盤を存分に走り回ってプレイスキックも蹴りまくり、
仙台カップのU−18でも10番を背負って暴れまわった平繁くんが、今回もU−19に選出された。
おとなしいっていうかお上品っていうか、
覇気があまり感じられない今のU−19のいい刺激になってほしいと思う。
高円宮杯の合間ということで体力的には厳しいのだけど、怪我なく乗り切ってほしい。
AFC U−17選手権シンガポール2006・グループリーグ
U−16日本代表はU−16シンガポール代表と対戦し1−1のドロー。

 地元・シンガポール相手に終盤先制するも、
PKで追いつかれてまさかのドロー。
同組の韓国はネパール・シンガポールに連勝している。
韓国戦は・・・決勝トーナメントの組み合わせをにらみつつの戦いになる?
4日 MF青山敏弘、MF柏木陽介がプロA契約を締結した。
 現在のサンフの中盤を圧倒的運動量とアグレッシブさで支えている二人が、
堂々のA契約締結。
これを励みに、いっそう伸びていってほしい。
◇アジアカップ予選、
日本代表はサウジアラビア代表と対戦し0−1で敗れる。
駒野友一は先発フル出場、佐藤寿人は後半途中出場。

 この試合、大熊コーチが指揮執っとったん?
3日 ◇AFC U−17選手権シンガポール2006・グループリーグ、
U−16日本代表はU−16ネパール代表と対戦し6−0で勝利。
広島ユースMF岡本知剛は先発出場し、1ゴールを記録。

 岡本くんは前半13分、チーム2点目のゴールを決めた。
原くんは控えGKで出場機会はなし。
でも、国際大会では何が起こるかわからない。用意は怠らないでほしい。
2日 ◇名古屋FW鴨川奨が広島の練習に参加している。
 この日の福山大学との練習試合にも出場し、
昨年名古屋でともにプレイしたウェズレイとのコンビでのびのびとプレイ。
相手が大学生とはいえいきなりハットトリックを達成した。
現在、FW陣はウェズレイと寿人が頭二つくらい抜けた状態で、バックアップにはやや不安がある。
まだ獲得は決まってはいないが、はたしてどうなる。

8月:

31日 ◇DF駒野友一、FW佐藤寿人が日本代表に選出された。
30日 ◇J1リーグ第21節、広島ビッグアーチにてジュビロ磐田と対戦し、2−1で勝利。
得点者は佐藤寿(−)、佐藤寿(ウェズレイ)。
6勝4分け11敗の勝点22で順位は14位に浮上。

 四連戦の最終日、駒野が復帰して現状でのフルメンバーで臨んだサンフは、
立ち上がりに磐田・前田遼一に決定的なシュートを撃たれるが、バー直撃で事なきを得る。
ほかにもミドルシュートを福西が方向を変えた超決定的シュートもあったが、
これも下田が凄まじい反応ではじき出しノーゴール。
対するサンフは左サイドの服部を中心に攻撃を繰り出し、攻め合いの様相で前半終了。
 そして後半、6分にサンフは青山のフィードに飛び出した寿人がDFを振りきり、
飛び出してきた川口をワンタッチでかわしてゴール!いい時間帯に先制した。
これで勢いに乗ったサンフは磐田を押し込み次々にチャンスをつくる。
磐田も菊地に代えて犬塚を投入し服部のサイドを抑え、
さらに中山を投入して攻撃に出る。
 しかし後半36分、サンフはウェズレイが中盤で相手ボールをカットするとそのままドリブルで独走。
DFとGKをひきつけるとちょんと右へ流し、走り込んできた寿人がきれいに決めて2−0とした。
 磐田もロスタイムに上田のゴールで1点差に迫り、なおも攻めたがあと一歩とどかず、
サンフが今季ホーム2勝目を飾った。

 2点をリードしがっちり勝利、と思いきや選手交代でチームバランスが崩れ、
ロスタイムに崩されて1点返されると終了直前には自陣PA内で相手を倒しあわやPK?
という場面もあり、ドタバタ冷や汗の逃げ切りとなった。
ここらへんはまだまだチームとして甘いといえるけれど、ホームで勝っていなかったプレッシャーということで、
今度からはしっかりやってくれるだろう、と思っておく。
 10人の大分にも勝てずに連敗が続いたときはどうなることかと思ったが、
ガンバ戦の後半、一誠と柏木がいい働きをしてくれたことがチームにとって転機となった。
とくに柏木は鹿島戦・磐田戦に先発して勝利に貢献、
復帰した青山とともに中盤をよく支えた。
中断期間でコンディションを戻して、再び全開で走り回ってほしい。
そろそろ鮮やかなドリブル突破からのシュートを見たいところだ。とか言って。

 得失点差で甲府を抜き、順位をひとつ上げて14位。
次の相手は、目の前を走っている名古屋。ホーム戦だ。
ホームでがっつり連勝し、さらに前へ行こう。
◇DF小村徳男の横浜FCへの期限付き移籍が発表された。
Σ
怪我で新体制のスタートには間に合わなかったが、
サテライトでは安定したプレイを見せていたのだけど・・・
DFにビルドアップ能力を求めるペトロヴィッチ戦術では出番がなかった。
人間的にも素晴らしい歴戦の勇士がいなくなってしまうのは淋しいが、
彼ほどの選手が試合に出られないのもまた残念なこと。
高木琢也監督のもと、鉄壁の守備を武器にJ1昇格を射程圏内に捉える横浜FC、
チームを歓喜に導くために全力を尽くしてほしいと思う。
頑張ってきてください!
26日 ◇J1リーグ第20節、カシマスタジアムにて鹿島アントラーズと対戦し、2−0で勝利。
得点者は青山(−)、OG。
5勝4分け11敗の勝点19で順位は15位のまま。

 前回の敗戦にもメンバーをいじらずに鹿島へ乗り込んだサンフは、
鹿島にボールを持たれる展開にも下田を中心にしっかりと守って応戦し、機を待つ。
そして後半立ち上がり間もなく、柏木のパスを受けた青山が35mのロングシュートを鮮やかに突き刺して先制。
見事なドライブシュートだった。
 それからも鹿島の攻撃をしっかりと押さえ込み、
再び柏木のフィードがゴール前鹿島の混乱を誘いオウンゴールに。
2−0としてそのまま逃げ切り、連敗を止めた。

 青山のロングはグレ―――――――――――――ト!!!
そして2得点にしっかり絡んだ柏木もブラボー。この調子でいけ!
23日 ◇J1リーグ第19節、万博競技場にてガンバ大阪と対戦し、2−3で敗れる。
得点者は柏木(ウェズレイ)、リ・ハンジェ(−)。
4勝4分け11敗の勝点16で順位は15位のまま。

 青山が復帰、コンディションの悪いウェズレイと戸田も強行出場と、
過密日程の中可能な限りベストに近いメンバーで首位ガンバとの試合に臨んだサンフ、
前半からガンバに決定的な形を何度も作られながらも、
GK下田の驚異的なセーブ連発やバー、ポストの助けでしのぎにしのぎ、スコアレスで折り返す。
 後半も立ち上がりに下田の好セーブが飛び出していたが、
ここでガンバがCKでトリックプレイ、遠藤がファーサイドPA外へで低いライナーを送りフリーの前田がシュート、
ポストに当たってはね返ったゴール前混戦から最後は山口が押し込んで先制する。
次いで左サイドからの速攻、マグノ・アウベスが折り返すところゴール正面フリーの二川が受け、
戸田とダバツのチェックをフェイントでかわしてゴール右スミへ流し込み2−0、
さらに右サイドからの折り返しを青山がバックパス気味の中途半端なクリア、
これをマグノ・アウベスがダイレクトで蹴り込んで3−0とした。
 しかし、この直後投入された一誠と柏木が献身的に中盤を走り回ってパスをつなぎ、
崩壊寸前のチームをギリギリで支える。
そして勝利を確信しての選手交代でギクシャクしだしたガンバから後半34分、
右サイドの崩しからのクロスをファーの寿人がヘッドで折り返し、
ウェズレイが落とした浮き球を飛び込んだ柏木が右足ダイレクトで叩き込み1点を返す。
さらに37分、左サイドに展開してウェズレイが切り返しクロス、
ニア飛び込んだ寿人がダイレクトで合わせバーに当たって落ちるところをハンジェが押し込み1点差とした。
 サンフはDFのダバツを外してFW上野を投入し、終盤はガンバを一方的に押し込んだが、
あと一歩が足りずタイムアップ。三連敗を喫した。

 最後はガンバにコーナーポストでのキープをさせるまでに追い詰めたが、もう一発が出なかった。
さすがに3点先行されればきつい。
セットプレイの失点は仕方がないとしても、その後の2失点はDFがボールを見すぎて二川をフリーにしたり、
クリアが中途半端だったりといずれも守備のミスから。これをやってしまうと勝つのは厳しい。
とくに後半のダバツはいい加減頭が茹だり気味だった。次節は休ませてクールダウンさせてはどうか。
 3失点してから投入された一誠と柏木は良いプレイを連発し流れを変えてくれた。
柏木は初ゴール。思い切りの良いプレイも目立った。これを自信にして、さらに飛躍してほしい。
終盤の吹っ切れたサッカーを最初からできれば・・・
この試合が望月さんのときのナビスコ・千葉戦のような転機の試合になればいいのだけど。
 26日にアウェイ鹿島戦、30日にホーム磐田戦と間を置かずに試合は続く。
ここで踏ん張って、何としても勝点を積んでほしい。
すぐ後ろに京都が迫ってきたこともあるし。
21日 AFC U-17選手権シンガポール2006に出場するU−16日本代表が発表され、
広島ユースよりGK原裕太郎、MF岡本知剛が選出された。

 23日から合宿に入り、9月3日よりシンガポールにて本番。
高円宮杯と日程が重なるため岡本くんはそちらのほうには出場できないが、
ここは世界大会出場に向けて全力を尽くしてきてほしい。
メニコンカップ2006日本クラブユースサッカー東西対抗戦(U-15)の出場メンバーが発表され、
サンフレッチェ常石FCよりGK神舎宏、
サンフレッチェ広島F.CジュニアユースよりDF宮本徹が選出された。
 9月10日、名古屋市瑞穂球技場にて。
クラブユース選手権U−15の優秀選手が出場するこの大会、
東西とも錚々たるメンバーが名を連ねているが、負けずにいいプレイをしてきてほしい。
20日 ◇J1リーグ第18節、広島ビッグアーチにて大分トリニータと対戦し、0−1で敗れる。
4勝4分け10敗の勝点16で順位は15位のまま。

 入りはよかったが、またもミスから失点。
その後流れが悪くなりピンチをたびたび招く。
しかし前半終了直前に大分DF三木が得点機会阻止で一発退場。
これにより後半は一方的に押し込んだが、
相手PAに近づくにつれ攻撃スピードは遅くなり、最後の崩しでミス連発、左右からのクロスも不正確、
ゴール前でのアイデアもなく適当に蹴って蹴って蹴っての繰り返し。
うまくやってきたフリーの超決定機もシュートミスでふいにしてしまう。
終盤は俊介、上野を投入し総攻撃態勢になったが、形を作ることができずに試合終了。
ホームで10人の相手から1点すら奪えないという体たらくで、実にホーム4連敗となった。

 選手達はどうやら相手ゴール前25mまでボールを運ぶことを目的に試合に臨んでいるようだ。
何としてもゴールを奪うぞ、という気概は見られなかった。ビビリ過ぎ。
後半途中、波状攻撃をかけて左スローインとなったとき、素早くスローしてダバツが受けたとき、
ゴール前には二人しかおらずその他の選手はぼーっと立ち尽くして何もしていなかったのを見て、
こいつら点取る気あるのか?と愕然とした。なんのためにその場にいるんだ。
このチーム、青山がいないと全然ダメだ
早く帰ってきてー
18日 MF纉c慎一朗、DF中尾真那が疲労骨折による手術を行った。
 纉cは左足関節内果疲労骨折にて全治三週間、
マナは右膝膝蓋骨疲労骨折にて全治六週間。
ちょっと頑張りすぎ我慢しすぎだったか。
特にマナはやっと負傷から復帰したばかりなのでつらいところ。
でも今は焦らず治して、万全になってから再びチームでアピールしていってほしい。
DF駒野友一が左大腿二頭筋長頭筋損傷にて全治二週間と発表された。
 アジアカップ予選・イエメン戦で負傷し前半で交代した駒野、
ちょっと重い怪我だったようだ。
前節でも劣勢の中ウェズレイのゴールを引き出しており、右サイドからの攻撃には欠かせないだけに、
この苦しい時期の離脱は痛い。
でも最近クラブや代表で連戦続きだったし、ここでリフレッシュして再びチームに戻ってきてほしい。
高円宮杯第17回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会組み合わせ発表。
 サンフはC組。
同組には鹿島ユース、東福岡、神戸ユース。
日程は、

9月10日 VS鹿島ユース (ひたちなか市総合運動公園陸上競技場、11:00)
9月16日 VS神戸ユース (ひたちなか市総合運動公園陸上競技場、13:20)
9月18日 VS東福岡   (習志野市秋津サッカー場、11:00)

 会場が ひ た ち な か ということで、関東の方もなかなか行きにくいかも。
でも、行ける人は応援お願いします。
(簡単な案内) (ひたちなか)  (秋津)
 一昨年のJユース杯決勝でがっちり守られ、PK戦にて涙を呑んだ相手・鹿島ユース、
昨年のJユース杯では準優勝、闘争心溢れる堅守速攻の神戸ユース、
そして九州の名門・「赤い彗星」東福岡と、
鞠や脚ほどではないが油断禁物のチームが揃っている。ていうか全部赤いチームだ。
ひたちなかは強風・砂嵐で有名。予測のつかないことが起きることも多いと思うので、
相手がどこであろうと全力でぶつかっていってほしい。


 プリンス2位の銀河は群馬開催のA組。相手は星稜・ルーテル・青森山田。
各地域を代表する強豪校が顔を並べた。
しかし、プリンスでサンフ、作陽、皆実を破り観音と引き分けたその力を発揮すれば、
はっきりいってグループ突破も難しくない。高橋くんと大国くんの活躍に期待。
 プリンス3位の作陽は藤枝開催のD組。相手は静岡学園・滝川第二・大分U−18。
地元・静学が強敵だが、そこを何とかできればグループ突破も見えてきそう。
 そして、インターハイ王者の観音は、西が丘開催のE組。
相手は盛岡商・ヴェルディユース・旭川実。
ヴェルディが難物だが、2位以内は確保して決勝トーナメントに進んでほしいところ。
 昨年はサンフと観音がベスト8進出と活躍したが、
今年も中国勢で旋風を巻き起こしたい。
仙台カップ国際ユースサッカー大会2006(8/27〜9/3)に出場するU−18日本代表が発表され、
広島ユースよりMF遊佐克美、FW平繁龍一が選手された。

 それぞれ背番号は5、10。
遊佐くんはアグレッシブにチームを鼓舞し、
平繁くんはU−19日本代表のときと同じようにガンガン動いてピッチを蹂躙してほしい。
16日 日本クラブユースサッカー選手権U−15・ラウンド16、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは浦和レッドダイヤモンズジュニアユースと対戦し1−2(延長)で敗れた。
得点者は茶島(PK)。

 残念。接戦だっただけに。
でも、この悔しさをバネに、冬の高円宮杯向け頑張っていってほしい。
◇平和祈念広島国際ユースサッカー2006、
サンフレッチェ広島F.CユースはエスパニョールユースU−17と対戦し、4−0で勝利。
得点者は中野、遊佐、横竹、平繁(FK)。

 サッカーの質の違いを存分に見せ、鎧袖一触の4−0完勝。
これほどのサッカーができるのになんで柏ユースに負けたのか、というくらい。
そこで負けてしまうのがまだ今のチームの甘いところ、ということなのだろうけど。
 試合内容は、運動量、激しさで上回るサンフがエスパニョールを一方的に押し込み、
開始早々に野田のクロスを中野がループ気味ヘッドでGKの上を越して先制、
さらにオーバーラップした遊佐のゴールで追加点。
 後半には素早いリスタートから右に展開し野田のクロスを横竹がヘッドで決めて3−0。
そして前日にU−19日本代表の試合に出場し1ゴール(PK)を挙げていた平繁が途中出場、
彼がPA右角付近からのFKを右足でニアに叩き込んで4−0とした。
 終盤は双方とも選手がそっくり入れ替わったのでやや膠着したが、
サンフがペースを握ったまま試合終了。
アジアカップ予選を観るよりははるかに満足度の高い2時間だった。

 DFラインはクラセンのときと変わらず。このまま高円宮杯を戦い抜くようだ。
頑張れ篠&拓!
第9回ブラジル‐日本友好カップに参加するU−15・Jリーグ選抜チームが発表され、
広島ジュニアユースよりFW茶島雄介が選出された。

 茶島くんはチームではMFだが、FW登録での選出。
ブラジル的な変幻自在のテクニックを本場で炸裂させてきてほしいところだ。
◇アジアカップ予選、日本代表はイエメン代表と対戦し2−0で勝利。
駒野友一は先発、途中交代。佐藤寿人は後半44分より出場、1ゴールを決めた。

 寿人のゴールはまさに「決定力の差」を見せつけたもの。もっと長い時間見たいー。
14日 日本クラブユースサッカー選手権U−15グループリーグ、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは3勝0分け0敗の勝点9で1位となり、
決勝トーナメント進出。
サンフレッチェ常石ジュニアユースFCは0勝3分け0敗の勝点3で3位となり、
決勝トーナメント進出ならず。
13日 Jサテライトリーグ、大分にて大分トリニータと対戦し2−1で勝利。
得点者は前田、八田。

 誰かリーグ戦で活躍できる選手はいねーかー。
12日 ◇J1リーグ第17節、広島ビッグアーチにて清水エスパルスと対戦し、1−2で敗れる。
得点者はウェズレイ(駒野)。
4勝4分け9敗の勝点16で順位は15位のまま。

 代表戦ほかで2週間が空き、戦術的に熟成が見られるかと思ったが、
ピッチで展開されたのは、負傷の青山が抜けて全く躍動感がなくなったスカスカサッカー。
前半はなんとかスコアレスで折り返したが、
後半早々にミスから枝村に決められてしまう。
それでもウェズレイのゴールで試合を振り出しに戻したが、
中里が二枚目のファウルで退場。
そしてその直後、またミスから枝村に決められて勝ち越される。
サンフは途中出場のハンジェが走り回ってチャンスを作ったが、
シュートチャンスに決めることが出来ず。
またもホームで敗れ去った。

 ここまで、リーグ・カップ戦含めてホームで勝利したのは福岡戦の一回のみ。
よく戦っての敗戦ならまだしも、集中力を欠きミスを連発しての無様な敗戦が多すぎる。
ホームでこういう試合ばかりするというのは、いったいどういうことか。
こんな内容では客も来ないし、クラブの収益が上がらなければ自らの給料も上がるまい。
だいいちホームで勝てないチームが残留できるわけがない。
本当にマジメにやってほしい。
9日 ◇U−21中国代表戦で負傷したMF青山敏弘の検査結果が発表され、
全治は2週間と診断された。

 症状は「左足関節前距腓靭帯損傷」。書くと難しいが、要するに捻挫。
すでに歩きながらのリハビリを開始しているとのことで、ほっとした。
今のサンフには彼の働きが不可欠なので、ゆっくり急いで怪我を治して、
また中盤を縦横無尽に走り回ってほしい。
◇日本代表がトリニダード・トバゴと親善試合を行い、2−0で勝利。
得点者はアレックス2。
駒野友一は先発フル出場しアシストを記録。佐藤寿人は途中出場。

 歴戦の名将・オシム新監督の日本代表初采配は、
ほぼ寄せ集めのメンバーをわずか三日間で「チーム」に鍛え上げての快勝。
やっぱりやりますね、このお方は。
 駒野は左サイドバックで先発し、攻撃的MFのアレックスとのコンビで左サイドを崩す。
そして彼のフィードからアレックスが2点目となる見事なループシュートを決めた。
 寿人は後半途中から出場。
活発に動き、左サイドでダイレクトでボールをはたいてから一気にゴール前に走り、
こぼれ球に詰めてシュートを放つという見せ場も作った。
 イエメン戦でも二人の活躍に期待したい。
8日 MF柏木陽介がチーム事情でU−19日本代表を辞退し、
広島ユースよりMF平繁龍一が追加招集された。

 青山が負傷したために柏木がサンフに残るべく辞退、
代わりにユースからFWの平繁くんがMF登録で選出。
久しぶりの選出、存分に暴れてきてほしい。
7日 ◇U−21日本代表がU−21中国代表と練習試合を行い、2−0で勝利。
得点者は本田、増田。
青山敏弘は先発出場し、20分に負傷交代。

 追加招集ながらメンバーに選ばれ先発出場の青山、
しかし13分、中国の20番の悪質なカニ挟みタックルの前に負傷。
いったんはピッチに戻ったものの、プレイ続行できずに20分に交代した。
担架に乗せられた青山の左踝は大きく腫れ上がっており、
青山は無念の涙を流していた。
あのような野蛮なプレイをする人間がいる中国U−21代表とはいったいどういう集団か。
教育がなっとらん。
4日 9日の親善試合に向けた日本代表が発表され、
広島よりDF駒野友一、FW佐藤寿人が選出された。

 6日に集合して練習を始め、9日にトリニダード・トバゴ戦。
16日のイエメン戦のメンバーも基本的にこの13人がメインとなるとのこと。
A3に出場しているガンバと千葉の選手はコンディションを見て追加するかどうかを決めるそうだ。
 サンフの二人は当然の選出。コンディションに気をつけて頑張ってきてもらいたい。
SBSカップ国際ユースサッカー(8/12〜15)に出場するU−19日本代表が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が選出された。

 9日よりJ-STEPで練習、12日からSBS杯。
 現在サウジ遠征中のU−19日本代表、
槙野は3日のU−19サウジアラビア代表戦で先制点を挙げたそうだ。
目指せチーム得点王。
3日 ◇SVリート所属DFダリオ・ダバツ(28)の完全移籍加入が発表された。
 リートはオーストリア・ブンデスリーガのクラブ。
元韓国代表のソ・ジョンウォンがいたりする。
ペトロヴィッチ監督はシュトルム・グラーツで指揮を執っていたときから「彼がほしい」と思っており、
それで今回の完全移籍となったようだ。
サイド、センターともにこなせる器用なプレイヤーで、
状況に応じて様々な役割をこなせそう。
現在サンフは吉弘の負傷などでDFの層が薄くなっているので、
それをカバーする活躍をお願いしたい。
◇中国遠征(8/4〜8)を行うU−21日本代表が発表され、
広島よりGK佐藤昭大、MF青山敏弘が選出された。

 7日にU−21中国代表と親善試合を行う。
青山は追加招集からのメンバー入り。反町監督に認められたようだ。
さんまは西川に次ぐ第2GK。地道にアピールしていってほしい。
一誠は練習中に負傷したということで残念。早く復帰してほしい。
しかしこの合宿怪我人多すぎ。
オシム監督、ペトロヴィッチ監督はともに厳しい練習を課すものの、負傷者はそれほど出ない。
ただ厳しい練習を真似すればいいってもんじゃないぞ、男前。
2日 日本クラブユースサッカー選手権U−18決勝トーナメント1回戦、
サンフレッチェ広島F.Cユースは柏レイソルユースと対戦し、1−2で敗れる。
得点者は中野。

 決勝トーナメント1回戦の相手は、グループリーグでも対戦した柏。
グループリーグでは平繁のFKで先制したが、この試合は柏の輪湖にFKを決められて先制される。
そのまま後半へ折り返し苦しい時間帯が続いたが、
後半15分に柏のFW比嘉がイエロー二枚で退場するとサンフに流れが傾き、
後半18分に篠原のインターセプトからのパスを中野が決めて同点に追いつく。
それからは10人になった柏を攻め立て、後半は実に16本のシュートを放ったが、決めることができず。
逆に柏が土壇場の後半36分、左サイドからのクロスからMF太田がヘッドでゴール。
勝ち越すとそのままサンフの攻撃をしのぎきって勝利した。

 相手が10人になり、圧倒的に攻め込んだもののあと1点が奪えずの敗戦。
一度勝った相手に負けたということもあって、相当悔しいだろう。
この悔しさを今後につなげてほしいと思う。
 しかし大会直前に田中くんが骨折という非常事態に陥りながらも横竹くんをDF起用することなく、
このチームでは通常ボランチの篠原くんとサイドバックの佐藤くんを
センターバックで起用しての全勝グループリーグ突破、ベスト8入りは大きな成果といえるだろう。
高円宮杯もこの布陣でいくのか、それとも岡本くんあたりをDFに回したりするのか。
どちらにせよ、攻撃的でど根性なサッカーを貫いてほしいと思う。
1日 日本クラブユースサッカー選手権U−18グループリーグ、
サンフレッチェ広島F.Cユースは清水エスパルスユースと対戦し、2−1で勝利。
得点者は中野、遊佐。
3勝0分け0敗の勝点9でグループ1位となり、決勝トーナメント進出決定。

 グループリーグ最終日の相手は、まさかまさかの連敗でグループリーグ敗退がすでに決定している清水。
引き分け以上で自力1位が決まるサンフは、第一戦と同じく岡本が先発で平繁がベンチスタート。
この布陣が奏功したか、左サイド山根からのパスを岡本がスルーパス、
これを中野が決めてサンフが先制する。
それからは攻め合いとなり、清水も好機を作るが、サンフ守備陣が踏ん張って1−0で折り返す。
 後半からは中野に代えて平繁を投入、そしてその平繁のポストから遊佐が飛び出してゲット、2−0。
ドローでも1位が決まるサンフはここからどんどん選手を交代させ、主力の体力温存に出る。
清水も意地を見せ、終盤にエース長沢のゴールで1点差に迫り、さらに激しく攻め立てたが、
サンフも負けずに立ち向かってこれをはね返し続け、試合終了。
3連勝の堂々1位通過を果たした。

 平繁くんが一試合ごとにベンチスタート、先発となっているが、
それでもチームが機能していることが、現在のチームの好調さを物語る
(彼がいないほうがボールがよく回るっていうのは言わないお約束)。
プリンスで絶好調だった横竹くん・藤澤くんがそれを持続させて攻撃を引っ張り、
第一戦の横竹くん4ゴールで中野くん・平繁くんも奮起したか、それぞれ2ゴールずつゲット。
先制点・追加点を早めに取れているので、
後半途中からどんどん選手交代してスタメンを休ませられたことも今後へのアドバンテージとなるか。
チームがこれ以上ないくらいいい感じで回っており、さらに上が目指せる雰囲気だ。

 サンフは各グループ1位のうちで最高の成績を残し、
決勝トーナメント1回戦では「グループ2位のうち2番目に成績の良かったチーム」と対戦することに。
そのチームは、



Σまたか

柏はサンフ戦ロスタイムに1点を返したのが大きかったかも。
サンフは03年にクラセン制覇したとき、ガンバをグループリーグで撃破し、
決勝トーナメント1回戦で再戦してまたも撃破。その勢いでそのまま優勝した。
今回もその再現なるか。
平繁くんの爆発に期待。守備陣は柏の山本くん・比嘉くんの二人をしっかり抑えたいところ。
U−21日本代表候補トレーニングキャンプに、
広島よりMF青山敏弘が追加招集された。

 選出されたばかりの磐田の森下、そして川崎の谷口が負傷離脱し、
青山と清水の岩下の二人が追加招集された。
 青山はペトロヴィッチ体制では堂々のレギュラー、最近の活躍には目を瞠るものがあり、
選出も当然、待ってました!というところ。
怪我に気をつけて、力いっぱいアピールしてきてほしい。
◇豊田国際ユースサッカー大会(8/11〜13)に出場するU−16日本代表が発表され、
広島ユースよりGK原裕太郎、MF岡本知剛が選出された。

 7日より練習、11日にU−16チェコ代表、12日にU−16アメリカ代表と対戦し、
13日に順位決定戦。
 昨年は中野くんが地元で溌剌とプレイし、ゴールも決めていた。
今大会の原くんと岡本くんも、観に来た人を唸らせるようなプレイをしてきてほしい。

7月:

31日 U−21日本代表候補トレーニングキャンプに、
広島よりMF高柳一誠が追加招集された。
 磐田の森下、福岡の城後とともに選出された。がんばってこーい。
30日 日本クラブユースサッカー選手権U−18グループリーグ、
サンフレッチェ広島F.Cユースは柏レイソルユースと対戦し、3−2で勝利。
得点者は平繁2(1FK)、中野。

 連日の試合となる柏戦、サンフは前日ベンチスタートだった平繁が満を持して先発。
そしてその平繁が前半3分、いきなり直接FKを決めてサンフが先制する。
柏も左サイドからのクロスから最後は比嘉がヘッドで押し込み追いつくが、
またも平繁がインターセプトからのドリブルシュートですかさず突き放す。
後半も押し気味に試合を進めるサンフは
後半22分に藤澤のロングスローのこぼれを中野が押し込んで3−1とし、
ほぼ試合を決定づける。
それからはどんどん選手を交代させて翌日に備え、
ロスタイムにCKから再び比嘉に決められて3−2とされたが、
そのまま逃げ切って連勝を飾った。

 前日にゴールを挙げられなかった平繁くんと中野くんのゴールで勝利と、
いい具合にチームが回っている。
現在グループ1位ではあるが、明日の清水戦に大敗すればちょっとややこしいことになるので、
やはり勝ちにいきたい。
その清水は今日、新潟の前にまさかの敗戦。
連敗でグループリーグ敗退が決定した状態で、どのようなモチベーションで臨んでくるか。
なるべく早い時間帯にゴールし、戦意をどんどん削ぎとっていきたいところだ。
好調な攻撃陣に期待。
◇Jサテライトリーグ、吉田にて愛媛FCと対戦し、0−2で敗れる。
 前日にトップチームはアウェイで快勝、サテライトのほうも奮起を期待していたが、
前半からボールは支配するものの最後の崩しがなく、なかなかシュートにまでいけない。
後半途中からは徐々に愛媛にペースを握られ、
サンフは中盤で全くボールキープできなくなりやがて愛媛の攻勢に。
そして終盤、右ウイングバックのマナがドリブル勝負もあっさり奪われてカウンターを食らい、
そのまま右サイドを広庭に突破されてマイナスに折り返され、フリーのFW川井健一がシュート。
これは当たりそこねのボテボテシュートだったが、GK河野はなんとこれを後逸して失点。
プロにあるまじきプレイの連発で先制されようやく目が覚めたものの、
狂った歯車を修正できる者はいなかった。
中盤のパスミスをカットされて再び右サイドを広庭に突破され、
クロスをファーへ走り込んだ川井健太に右足で押し込まれて0−2。
J2愛媛のサテライト相手に後半は完全に力負けし、無様に敗れ去った。

 前半はともかく、後半にサンフの放ったシュートはハンジェのクロスに纉cが頭で合わせた1本くらい。
対する愛媛は8本のシュートを浴びせ、2点を奪った。
確かにツートップは纉c・ウジンでキープには難があったが、
その分中盤がFWを追い越して前線に飛び出すなどの工夫がほしかった。
ダイレクトパスにこだわっていたものの攻撃に迫力は少なく、
ウイングバックを活かした場面もほとんどなし。
サイドチェンジなどの大胆な攻めも皆無で、最後の崩しやクロスの精度もなかった。
とりあえず、点が入りそうになかった。もっと精進してほしい。

 収穫といえば、小村が先発し後半途中までプレイできたことと、
柏木が中盤でいいキープからゲームメイクしていたこと。
ただ、柏木はゲームメイクにこだわりすぎて前線への飛び出しが少なかった。
この試合ではハンジェがどんどん前へ出ていたが、
ハンジェは前へ行くに比例してプレイが慎重になり遅くなってしまうので、
攻撃で脅威となりえなかった。
柏木が前へ出たほうが相手にとって脅威なので、
そこはうまくコミュニケーションをとってプレイしてほしい。遠慮は無用。
怪我から復帰のマナはまだまだ試合勘が戻っていなかった。
練習の中で復調していってほしい。
◇DF吉弘充志が頚椎手術を行った。全治は三ヶ月。
 デリケートな箇所の手術ではあったが、無事終了。
そして全治も三ヶ月。
よくて全治六ヶ月前後も覚悟していただけに、いい意味でのサプライズ。
術後経過やリハビリが順調に行けば、リーグ戦最終盤での復帰も可能なのか。
リハビリ頑張ってほしい!待ってるぞ!
◇FW前田俊介が28日のトレーニングで負傷。
全治は二週間で、U−21日本代表候補のトレーニングへは不参加。

 仕方がない。まずは治して、サンフでもう一回アピールし直し。
別に落胆することはない。ろくに公式戦出場もしていないのに選出されたこと自体がラッキーだったんだから。
世の中そんなに甘くない。サンフで試合に出場し続け、選ばれてこそ価値がある。
29日 ◇J1リーグ第16節、味の素スタジアムにてFC東京と対戦し、2−0で勝利。
得点者は佐藤寿(ウェズレイFK)、佐藤寿(ウェズレイ)。
4勝4分け8敗の勝点16。

 水曜日にあまりに無様な敗戦を喫したサンフは東京に乗り込み、
石川直宏復帰で意気揚がる瓦斯と対戦。
 戸田が累積警告による2試合出場停止から復帰してリベロに入り、
左センターバックには盛田、そして右センターバックには何と中里が入った。
前回の甲府戦では失点に絡んでしまったチュウを「初めて」というセンターバックで起用するとは、
ペトロヴィッチ監督もなんと大胆。
その起用にチュウが応え、チーム全体も見違えるような動きで優位に試合を進める。
そして26分、右サイド遠目からのFKをウェズレイが不意にゴール前に入れ、
ニアに走り込んでいた寿人が右足ダイレクトで合わせてゲット、先制した。
FC東京の守備が整わない隙を突いた抜け目ないゴール。
その後前に出てくるFC東京に押し込まれる危険な時間帯が続いたが、何とかしのいで折り返す。
 後半立ち上がり、中盤の競り合いのルーズボールがFC東京陣内へ。
守備の対応が一瞬遅れたところ、ウェズレイが相手を背負いつつこれをダイレクトで裏へ落とし、
そこへ左から長駆走り込んできた寿人、マークに走り勝ち、狙いすましてGKの股下!
スパッと抜いてゴールに蹴り込み、2−0と突き放した。
それからはFC東京の攻勢に決定的な場面も作られたが、
下田、戸田が最後の砦となってシュートを防ぎ続け、
また、サンフの気迫にシュートも微妙に軌道をそれてバーに当たってゆく。
そしてそのまま2−0で押し切り、アウェイで連勝。
ペトロヴィッチ新体制初の完封勝利という結果もついてきた、意義深い試合だった。

 やはり経験のある戸田が後方にいると違う、というところか。
でもまたイエローもらっちゃったし、そこだけが怖い。
寿人が2ゴールで得点ランク3位タイ、もちろん日本人ではトップに立った。
最近はピチブーの活躍に「今日はゴールした?」と訊いてくるレオトくんの前で肩身の狭い思いをしていたそうだが、
これで胸を張って報告できるようだ。
それにしてもツートップが相手の隙を見逃さずに試合を決めてくれた。
これは彼らの能力の高さもさることながら、
チーム全体がよく押し上げられていて、二人が仕事しやすかったということ。
また、チーム全体の集中力が高まっていたからこそ、
相手のわずかな隙をも見逃さなかった、ということ。
もちろんうまくいかなかった部分も多く、相手に押し込まれたり決定的な場面も作られたりしていたので、
そこはこれからの二週間で詰めていってほしいところ。
この調子で、とりあえずできるだけ早く勝点30までもっていってほしい。あと14。 
日本クラブユースサッカー選手権U−18グループリーグ、
サンフレッチェ広島F.Cユースはアルビレックス新潟ユースと対戦し、6−0で勝利。
得点者は藤澤、横竹4、岡本。

 昨年は初戦でつまづき、流れをつかめずにグループリーグ敗退したサンフ。
しかし、今年は立ち上がりから怒涛の攻勢をかけた。
7分に中央のパス回しから藤澤が抜け出して先制すると、
13分には藤澤のロングスローからのこぼれをつないで最後は横竹、
21分には篠原のFKをまたも横竹がヘッドで叩き込み、
39分には藤澤のインターセプトからのパスを三たび横竹が決めて前半でハットトリック達成。
さらに40分ハーフの前半ロスタイム、中野のシュートのこぼれをまたしても横竹が押し込み、
5−0で折り返した。
 後半は横竹と藤澤を下げたことと、新潟の意地の前になかなかゴールを奪えなかったが、
後半から入った平繁のFKのこぼれを岡本が押し込んで6−0とし、そのまま試合終了。
選手を温存させつつ快勝という、上々の発進となった。

 この日は体力面で不安のある平繁くんがベンチスタート。
その状態でチームが5点取ってしまったので、彼もうかうかしていられないだろう。
柏戦、清水戦が正念場、ここでゴールを決めてほしい。もちろん中野くんも。

 柏と清水との一戦は、柏が3−1で勝利。
柏を叩けば、決勝トーナメント進出に大きく前進する。
26日 ◇J1リーグ第15節、広島ビッグアーチにてヴァンフォーレ甲府と対戦し、1−3で敗れる。
得点者はウェズレイ(佐藤寿)。
3勝4分け8敗の勝点13で、順位は15位に後退。

 前半2分にいきなりCKから先制を許し、
6分には甲府で心機一転の茂原にロングシュートを決められていきなり2点ビハインド。
それでも前半ロスタイムにウェズレイのゴールで反撃の狼煙・・・と思った瞬間、
甲府キックオフからあっという間にサイドを破られて失点し1−3で前半終了。
 そして後半は押し込みながらもスコアレスでそのまま試合終了。
平日のビッグアーチに集まった5500人余りのサポーターたちを裏切る、無様な試合だった。

 連戦だが連続ホームゲームでもあり、
駒場→広島という連続アウェイの甲府に比べれば、はるかに恵まれた状況にあった。
しかし前半2分、6分、ロスタイムという危険な時間帯にものの見事に3失点。
いずれも自陣に充分人がいる状態での失点で、
システムや戦術や本職ストッパーがいない云々以前、
集中力の欠如、試合に臨む心構えの欠落としか言いようがない惨状。
昨年はミドルが枠に飛ぶことすらまれだった茂原にロング決められるとは、
どんだけスペースと時間与えとったねん。
前半ロスタイム1分のうちに追撃ゴールを挙げたと思ったら返す刀で失点し前半終了って、
見ているほうはたまらないだろう(双方違う意味で)。
チャレンジしてミスをするのはしょうがないけど、
戦う前には覚悟完了する、そして90分間集中する、それくらいのことは当たり前のようにやってくれないと。
まずそれがしっかり出来ていなければ、いいサッカーなど夢のまた夢。
望月監督のやったような単純明快ガチガチ守備サッカーしかできない、
ちょっと戦術が高度化するともうできませーんお手上げでーす、な集団になってしまう。
プロなんだから、たとえ疲れていてもプロらしく戦ってほしい。
高円宮杯第17回全日本ユース(U−18)サッカー選手権の大会要項が発表された。
 グループリーグは関東+藤枝集中開催で、9/10、16、18。
決勝トーナメントは22日からで、決勝は10月9日、体育の日に行われる。
中国地方からはサンフ、銀河学院、作陽の3チームが出場
(ただしサンフがクラブユース選手権で優勝or準優勝すれば、
サンフはクラブユース選手権枠での出場となり、皆実が繰り上げ出場となる。
また、観音がインターハイで優勝or準優勝すれば、観音は高校総体枠で出場する)。
プリンスで旋風を巻き起こした銀河学院の活躍に期待大。
サンフは、先日足首を骨折したDF田中が全治三ヶ月ということで、
クラブユース選手権と同じく守備の要を欠いた状態での出場となる。
クラセンと同じくチーム一丸となって戦ってほしい。
サウジアラビア遠征(7/31〜8/6)を行うU−19日本代表が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が選出された。

 8/3、4にU−19サウジアラビア代表と練習試合を行う。
本番に向けてどんどんチーム力を高めていってほしいところ。
25日 トレーニングキャンプ(8/1〜)を行うU−21日本代表候補が発表され、
広島よりGK佐藤昭大、FW前田俊介が選出された。

 3日にこのメンバーから代表を発表し中国遠征、7日にU−21中国代表と親善試合を行う。
 トップチームではなかなか出場機会のない二人だが、
試合出場を重ねている選手たちに負けないアピールをしてきてほしい。
23日 ◇サテライトが吉田にて神戸と練習試合を行い、1−2。
 前半3分に上野がゴールを決め先制し折り返すが、後半に2失点した。
 小村が前半45分プレイ。
現在ディフェンスラインのリーダーが不在なだけに(戸田はともかくとして)、彼の復帰が待たれるところ。
全広島サッカー選手権決勝大会2回戦、
サンフレッチェ広島F.Cユースは福山大学と対戦し、2−4で敗れる。
得点者は内田(FK)、不老。

 Bチームが中国学生サッカーの強豪・福山大(今年の中国大学サッカー選手権準優勝)に挑んだが、
やはりフィジカルや経験などの差はいかんともしがたく、序盤より福山大のペース。
それでもよくしのいでいたが、直接FKを決められて先制を許す。
しかしサンフも内田のFKが誰にも触らずに直接ゴール、1−1で折り返した。
 後半開始から福山大は選手交代、チームバランスを修正してさらに攻め立て、
立ち上がりに2点を連取して3−1と突き放し、さらにダメ押しの4点目もゲット。
サンフは終了間際に不老のゴールで意地を見せ2−4としたが、そのまま試合終了。
今年は2回戦で姿を消した。

 ユース年代の公式戦であるプリンスリーグと日程がかなり重複していることもあり、
最近は主力を出すことが難しくなっている全広島サッカー選手権。
来年はプリンスリーグも参加チーム数を増やしてまた形式を変えるということで、
それとの兼ね合いはどうなるのだろう。
それはともかく、社会人や大学生相手に果敢に戦ったBチームの面々にはおつかれさま、といいたい。
さて、来週からはクラブユース選手権。チーム一丸となって勝ち抜いていってほしい。
22日 ◇J1リーグ第14節、広島ビッグアーチにてジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、2−4で敗れる。
得点者は服部(−)、ウェズレイ(青山)。
3勝4分け7敗の勝点13で、順位は14位のまま。

 オシム門下のペトロヴィッチ、小オシムの両監督が激突した一戦は、
立ち上がりからサンフが千葉相手に一歩も引かぬ戦いを展開。
そして盛田のパスを受けた服部が左サイドからミドルシュート一閃、
対角のゴール右スミへ鮮やかに突き刺して先制する。
だが千葉もすかさず左サイドからハースにボールを入れ、
PA前でわずかにフリーになったハースが振り向きざまミドル、ゴール左上スミに決め同点に追いついた。
 緊迫した前半だったが、後半そのバランスがいきなり崩れる。
後半4分、千葉はポストプレイから左サイドよりフリーで走り込んできた山岸がニアを破って逆転すると、
7分には右CKをゴール正面水本がほとんど体で押し込んで3−1と突き放す。
しかしサンフも11分、左サイドを盛田がドリブルでオーバーラップ、
そこから寿人→青山とつないで最後は右からウェズレイが豪快に叩き込んで1点差に詰め寄る。
さらにスルーパスに反応した寿人が立て続けにシュートを放ったが、決めることができず。
逆に千葉が再び山岸の後方からの飛び込みからゴールを挙げ、4−2と突き放した。
 終盤は青山が果敢にミドルを放っていくなどサンフも攻める気持ちを失わなかったが、
ゴールを挙げることはできず。ペトロヴィッチ新体制ホーム初戦を勝利で飾ることはできなかった。

 サンフは闘志をもって全力で戦い、
同じ哲学を持つチームの成熟度では格段に上の千葉を相手にして前半は堂々と戦った。
しかし、後半立ち上がりに2失点し試合を難しくしてしまった。
セットプレイは別として、山岸に後方からフリーで飛び込ませてしまったのは、
DF云々ではなくチームとしての守備がまだ固まっていないということ。
出場停止や負傷者のためにチームをなかなか固めることができない現状だが、
個々がもっと判断力を高め、コミュニケーションをとりつつ戦っていってほしいと思う。

 この試合はカズがオーバートレーニング症候群から復帰し、フル出場。
戸田の出場停止のためリベロという重責を担った。
リーグ戦再開に間に合ったのは、やはりカズの精神力が強かったということだろう。
体に気をつけながら、早くトップフォームを取り戻していってほしい。
 また、入船が途中出場で公式戦初出場。右ウイングバック、そして駒野と入れ替わりでストッパーでプレイ。
そして柏木もリーグ戦初出場。溌剌とした動きで攻撃にアクセントをつけていた。
監督も試合後のコメントで「それにわれわれには槙野もいる」とこの日ベンチ入りしていた槙野にも言及しており、
青山も含めて若い力がどんどん出てきている現状はポジティブに受け止めるべき。
彼らが経験を積むことで、チーム力はもっと高まっていくだろう。
 今日のところは「同じやり方のチームが戦ったら成熟度が上のほうが勝つ」という理屈どおりの結果になったということで、
この試合での課題を次からに向けて修正していってほしい。
JFAプリンスリーグU−18中国2006第11節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは広島観音と対戦し5−0で勝利。
得点者は中野、平繁2(1FK)、保手濱、遊佐。
9勝1分け1敗の勝点28とし、優勝した。

 守備の要であるDF田中尚が足の骨折で離脱する緊急事態となったサンフは(ユースもかっ・・・)、
佐藤・篠原のセンターバックで優勝をかけた最終戦に臨んだ。
 サンフは開始早々の3分、横竹が抜け出すとGKをかわして折り返し、中野が押し込んで先制。
10分には藤澤のロングスローから立て続けにシュートを放ち、最後は平繁が押し込んで2点目。
そして16分に野田のCKから横竹がヘッド、こぼれの混戦の中保手濱が頭で合わせて3−0とし、
前半でほぼ試合を決めた。
 後半にも平繁のFKが誰にも触らずそのままゴール、そして野田の折り返しを遊佐が決めて5−0。
好機を確実にものにしていったサンフが最終戦を快勝で飾った。

 同時刻(11:00)キックオフの皆実VS作陽は、作陽が1−0で勝利。
そして、13:30キックオフの銀河VS県工は、銀河が2−1で勝利。
この結果、
勝点 得点 失点 得失点差
サンフレッチェ広島 28 46 +40
銀河学院 28 35 13 +22
作陽 27 30 15 +15
広島皆実 25 29 11 +18
となり、サンフレッチェ広島が四年連続四度目の優勝を飾った。

 サンフレッチェ広島、銀河学院、作陽の3チームが高円宮杯に出場。
 MVPは、序盤に強豪を連破し、その勢いで大躍進を遂げた銀河学院の攻守の要・
MF10高橋卓見くん。
 得点王も、その銀河学院からMF10高橋卓見くんとFW20大国仁史くんが11点で分け合った。
 フェアプレイ賞は境が受賞。

 サンフのゴールランクは、
10:藤澤、7:横竹、6:平繁、5:保手濱・中野、2:遊佐・田中・岡本、
1:篠原・内田・不老・大西、松田、野田、植野。
(公式記録では篠原2となっているけど、片方は内田くんのゴールだったと思う)
藤澤くんは観音戦でゴールを決めれば得点王だったが、惜しかった。

 最初のうちは4−3−3が機能せずになかなか思うような結果が出せていなかったが
(練習試合では4−4−2のほうがうまくいっていた)、
第4節・境戦(5−0)のあたりから狙い通りの形が出るようになり、
(細かいところでは紆余曲折はあったけど)得点力・守備力とも向上していった。
それだけに、守備の要ともいえる田中くんの離脱は大きな痛手なのだが・・・
クラブユース選手権直前というだけでなく、進路を決めるにあたっても重要な夏休みの時期だけに、
本当に痛い。
負傷の程度はわからないけれど、高円宮杯では元気な姿を見せてくれることを願う。
 クラブユース選手権でのセンターバックはどうするか・・・
この日は佐藤くん・篠原くんの二人で臨んだけれど、ハイボールに対してやや不安がある。
もちろん、トップチームが94年にステージ優勝したときのように、
センターバックに上背がなくとも守れないこともない。
このままいくのか、それとも昨年のように横竹くんをDFで起用するのか、森山監督の決断はいかに。

 もう来週29日からはクラブユース選手権。
負傷のため試合に出られない選手たちのためにも、一試合完全燃焼で精一杯戦ってきてほしい。
Bチームは全広島頑張れ!
19日 ◇J1リーグ第13節、瑞穂陸上競技場にて名古屋グランパスエイトと対戦し、3−2で勝利。
得点者はウェズレイ(佐藤寿)、ウェズレイ(PK)、佐藤寿(−)。
3勝4分け6敗の勝点13で、順位は14位に浮上。

 W杯中断が明け、いよいよJ1が本格的に再開。
ペトロヴィッチ監督を迎えて風雲再起を期すサンフは瑞穂に乗り込み名古屋と対戦。
しかし中盤守備にまだ不安を抱えているサンフは、開始早々中央にスルーパスを通され、
完全に抜け出されたところをハンジェが後ろから奪おうとするが倒してしまいPK。
これを玉田に決められ先制されてしまう。
 しかし今のサンフはこれくらいではめげない。右サイドからのパスをウェズレイがキープ、
前線から下りてきた寿人にはたくと寿人はすかさずスルーパス、
これをパス&ゴーで相手の裏に走り込んでいたウェズレイが受け、GKをかわすと落ち着いてゴールに蹴り込み、
すかさず同点に追いつく。
さらにベットのスルーパスに抜け出した寿人がPA内でGK川島に倒されPKゲット、
これをウェズレイがGKをあざ笑うかのようなソフトタッチのチョロキックでゴールど真ん中に転がし、逆転した。
 ただ、守備においてはやはりまだ約束事や臨機応変の動きができておらずたびたび危機を招き、
前半ロスタイム、名古屋のリベロ・スピラールの中央ドリブルからのスルーパスを金正友に決められ、
2−2の同点とされてしまう。
 後半、サンフはセンターバックに入っていた駒野を右ウイングバックに上げて得点を狙いに行く。
そして後半11分、左CKからのこぼれを立て続けにシュート、
八田のミドルを川島がはじいたところに寿人が詰め、右足で蹴り込んで再び勝ち越す。
途中からは運動量が落ち名古屋の攻勢を許したが、全員一丸となって守り抜き、
新体制の船出をアウェイの地での勝点3という最高の結果で飾った。
 サンフは中断を挟んで3連勝。

 まだできることよりもできないことのほうが多い、そういった新体制初の実戦だった。
しかし、今までとはサッカーの方向性が劇的に変わっているわけだから、それはしょうがないこと。
これから試合を重ねていく中で修正していってほしい。
 この日は青山がリーグ戦初スタメンフル出場。ワンボランチという重責をこなした。
「負傷した吉弘のために」という強い気持ちを持って戦ったということで、それが結果につながってよかった。
次節もがんばれ。
 寿人・ピチブーの2トップはさすがの破壊力。
古巣でPKを含む2ゴールを挙げたピチブーのテクニックと度胸(PKのど真ん中チョロキックには笑った)、
そして1ゴール1アシスト+PK奪取と3得点全てに絡んだ寿人の勝負強さには脱帽。
ちゃんと守備ができるようになり、中盤をつくってチャンスを量産できれば、
この二人が決めまくってくれる。
 
 この試合で戸田が警告を受け、累積警告により次節より2試合出場停止となった。
吉弘は負傷、ジニーニョが退団、小村は負傷上がりということで、現在リベロをこなせるプレイヤーは槙野くらいしかいない。
槙野を起用するのか、ほかのDFを入れるのか、それとも駒野や青山を臨時に入れるなどするのか。
監督の判断はいかに。
18日 DF吉弘充志が中心性頚髄損傷にて七月末に手術することが発表された。
 吉弘は1日に行われたセレッソとの練習試合の前半終了間際、
セレッソのゼ・カルロスと激突して負傷交代していた。
 頚髄損傷とは首部分の脊髄が損傷したもので、
骨には異常はないが脊髄、つまり神経が損傷して、早く言えば体の一部が麻痺してしまう。
「中心性」ということは脊髄の中心部にダメージがあるということで、
脊髄の中心部には上肢に行く神経が集まっているので、
一般的に下肢にはほとんど問題はなく、上肢に麻痺・痺れなどの症状が出るとのこと。
そのため、鞭打ちとの区別がつきにくいそうだ。
損傷の度合いによって症例は様々だが、
吉弘は負傷直後には上体を起こしたり首や腕を動かしたりしていたので、酷くはないことを信じたい。
今はただ手術が成功することを祈る。後遺症なく完全復活してほしい。
彼はワールドユース直前に骨折しながらも驚異的スピードで完治させてメンバー入りしたこともある。
その回復力が今回も発揮されますように。
15日 JFAプリンスリーグU−18中国2006第10節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは広島皆実と対戦し1−1のドロー。
得点者は平繁。
8勝1分け1敗の勝点25で、首位をキープ。

 残り2節。同勝点との皆実との一戦は、勝てば高円宮杯出場が決定する重要な試合。
灼熱の太陽照りつける中行われた一戦は、
立ち上がりにペースをつかんだサンフがエース平繁のゴールで幸先よく先制する。
しかし、その後は何としても負けられない皆実が運動量を上げて中盤を制圧し、
28分にサンフジュニアユース出身・加藤昂の鮮やかなミドルシュートで1−1に追いつく。
 後半は双方とも暑さのために運動量が落ち、決定機も決めきれずそのまま試合終了。
首位決戦は勝点1を分け合う痛み分けとなった。

 U−17日本代表に横竹・中野の二人のストライカーを送り出していたが、
しかしチームとして皆実に走り負けていたということは、二人のいるいないとは関係なく、
サンフの試合への覚悟が皆実よりも劣っていたということ。
クラブユース選手権も(J村はこちらより涼しいとはいえ)こういった酷暑の中での連戦になる。
相手も、「強豪・サンフレッチェ」を倒すべく全力で向かってくる。
その中で逆境を跳ね返して勝利できなければならない。
最終節は全力を出し切って、優勝という結果を出したいところ。


上位の結果は、
銀河学院 3−0 江の川
作陽 2−1 多々良学園

というわけで、

勝点 得点 失点 得失点差
サンフ 25 41 +35
銀河 25 33 12 +21
皆実 25 29 10 +19
作陽 24 29 15 +14

勝点1差内に4チームが入った大混戦となった。
この中から3チームが高円宮杯出場となる。
見た目はシビアだが、しかし得失点差、そして最終節の皆実−作陽直接対決のため、
サンフの高円宮杯出場はほぼ確実となっている。

(○皆実−×作陽の場合、作陽は勝点24のままで4位決定、サンフの3位以内確定。
○作陽−×皆実の場合、皆実が勝点25のまま。サンフが観音に敗れても、得失点差が16離れているので、
よほどの惨敗を喫しない限りサンフは3位以内に入る。
△皆実−△作陽の場合、作陽が勝点25に。サンフが観音に敗れても、得失点差が21離れているので、
よほどの惨敗を喫しない限りサンフは3位以内に入る)

そういった現状ではあるけど、これに甘えてモチベーションを下げていてはいけない。
観音を倒し、優勝するしかない。
14日 ◇DFジニーニョのパルメイラスへの移籍が発表された。
Σ

 今年のジニーニョは負傷で出遅れてなかなか昨年の調子が取り戻せず、
望月監督のもとでもレギュラーではなく、ペトロヴィッチ監督のもとでも基本的にサブ組・・・と、
厳しい状況に置かれていた。
美作での桜との練習試合ではプレーオン中に大久保と口論しており、精神的にも不安定だったようだ。
それだけに、ブラジルのビッグクラブから相次いでオファーがあったことで、
ジニーニョとサンフ、双方にベターな選択として今回の移籍となったようだ。
 吉弘が怪我、小村が負傷上がりという現状でジニーニョを失うのは大きな痛手だが、
他の選手たちにとっては大きなチャンス。奮起してほしい。

 とはいえ・・・昨年「美しい守備」というものを存分に見せてくれたジニーニョがいなくなるのは淋しい。
陽気で人当たりもよく、人間的にも素晴らしかっただけに。
またブラジル代表か世界クラブ選手権かで日本に来てほしいと思う。
12日 ◇博多の森でアビスパ福岡と練習試合を行い、
サテライトは2−5。得点者は前田2。
トップチーム(非公開)は0−1。

 サテライトでは小村・大木が復帰し、途中出場でプレイ。
また、ユースの遊佐と平繁が先発出場し、遊佐はフル出場した。
最近は毎日ヘトヘトになっている俊介が前半だけとはいえ2ゴールを挙げてアピール。
これを続けていってほしい。
 最近のトップチームは水曜日は愛媛に1−2、桜に0−1、そして福岡に0−1ともうひとつな試合が続いている。
毎日猛練習が続く週の中日で体力的にはかなりきついと思われるが、
来週水曜日までの調整でどれだけベストな状態に持っていけるか。
11日 ◇FWウェズレイの契約延長が発表された。
 8月1日〜2007年1月1日。
新監督の戦術にもマッチし、練習試合では寿人と組んで縦横無尽の活躍をしているだけに、
このニュースは歓迎。
再開後の大爆発を期待する!
トレーニングキャンプ(7/15-22)を行うU−16日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK原裕太郎、MF岡本知剛が選出された。

 今回は主力どころが選出され、岡本くんも当然選出。
そして、前回の代表合宿メンバーから原くんが引き続き選出された。
前回の合宿は初選出・最近呼ばれていない選手を中心にしていたので、
原くんはそこでいいアピールができた、ということだろう。
宮原くん、佐伯くんは今回は残念だったが、サンフでアピールして次の機会を目指してほしい。
10日 ◇MF森崎浩司の入籍が発表された。
 おめでとう!
最近好調なのもそのお陰だったか。
これで地にしっかり足をつけて、奥様のサポートのもと、さらに飛躍していってほしい。
8日 ◇広島経済大と練習試合を行い、12−0。
得点者はウェズレイ3、佐藤寿4、戸田、高柳2、森崎浩2。
広島修道大と練習試合を行い、6−0。
得点者は上野2、ベット、森崎和2、チョ・ウジン。

 この日は選手シャッフルで二試合を行ったが、
経大戦ではピチブー&寿人おおあばれ。
中盤の青山・一誠・浩司のトリオも良好で、両サイドのハンジェと柏木も積極的に攻撃参加、
リベロの戸田もゴールと、大学相手ながら攻撃陣がしっかりと結果を出した。
 この試合、ユースから2年の小西くんが出場した。

 修道大戦ではカズが90分フルタイム出場。
また、服部が好プレイを連発し好調をキープ。
全体としてのパフォーマンスは経大戦のチームには劣ったが、収穫もあった。
JFAプリンスリーグU−18中国2006第9節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは多々良学園と対戦し6−0で勝利。
得点者は横竹2、藤澤、篠原、植野、松田。
8勝1敗の勝点24で、首位をキープ。

 これからは一戦も落とせない残り三連戦。
この試合、サンフは平繁・横竹・中野のスリートップに藤澤トップ下という攻撃的フルメンバーで臨んだ。
そして遊佐のパスからスリートップの連携、最後は横竹が抜け出して決め先制すると、
藤澤が相手のミスを逃さずボールを奪って6試合連続ゴールを決め、
さらに左クロスを横竹がヘッドで叩き込んで3−0とし前半終了。
 U−17日本代表のためチームを離れる横竹と中野は前半でお役御免となったが、後半もサンフは攻める。
タテパスを藤澤がヒールで落とし篠原蹴り込んで4−0、
内田のシュートのこぼれを植野が押し込んで5−0、
そして、靱帯断裂からついに復帰した途中出場の松田が、植野の落としたボールに反応し抜け出してゴール!
復帰戦を自らのゴールで飾って6−0とし、サンフが完勝した。

 この試合、勝ったことよりも松田くんがついに復帰したことがうれしい。
負傷したのが確か昨年の五月で、靱帯断裂で全治八ヶ月、重傷だけど春先には復帰できるだろうか、
と思っていたがなかなか復帰せず、大丈夫なのだろうか・・・と思っていたが
(実際には前十字靱帯完全断裂、内側靱帯断裂、半月板損傷、膝関節軟骨骨折という大怪我だったそうだ)
復帰早々いきなりゴールという離れ業。もう心配は要らないみたいだ。
今までの分、存分に暴れまわってほしい。
同じく靱帯を痛めてリハビリ中の江本くんも、焦らずにしっかりと治して復帰してほしいと思う。

上位陣のこの日の試合結果(カッコ内は勝点)は、

皆実(21→24) 2−1 観音(13)
銀河(19→22) 4−2 岡山学芸館
作陽(18→21) 4−1 国泰寺

ということで、観音(13)と多々良(11)が脱落。
サンフ(24)・皆実(24)・銀河(22)・作陽(21)の四チームが三つの席を争うこととなった。
来週の組み合わせは、

サンフ−皆実(吉田、11:00)
江の川−銀河(みよし、11:00)
多々良−作陽(広域第一、13:30)

同勝点の場合は得失点差で大きくリードしているサンフが有利だが、
そういう細かいことは抜きにして、連勝で決めてしまいたいところ。
来週は横竹くん・中野くんがU−17日本代表で不在だが、
エース平繁くんに現在絶好調の藤澤くんという両FWを軸に戦ってほしい。
7日 2006 JOMOオールスターサッカー(7/15、カシマ)出場選手・監督が発表され、
広島よりDF駒野友一、FW佐藤寿人がサポーター投票により選出された。

 サポーター投票で二人選出キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
一昨年にカズと浩司が選出されたときはカズが負傷のため出場辞退したが、
今回は問題あるまい。
いいプレイをして、サンフレッチェの名を高めてきてほしい。
 それにしても駒野、前回の6月1日発表の時には圏外も圏外、
4位の根本からも約5万票離れた9位(68,345票)にいたが、
それからとんでもない票を重ね、最終発表では185,864票で3位。やるな、コマ。
つっても、実力からすれば3位でも低いくらいだけどー。
 寿人は玉田を抑えきって堂々のFW部門一位。こちらは実力・成績どおり。
昨年はバーに当てたり中山隊長のゴールをアシストしたりだったが、今年こそゴールを。
6日 日本クラブユースサッカー選手権U−18の組み合わせ発表。
サンフはBグループ。

7/29 10:30(P1) VSアルビレックス新潟
7/30 15:00(P3) VS柏レイソル
8/1  13:00(P1) VS清水エスパルス

今年は準決勝(8/4)・決勝(8/5)が三ツ沢開催となっている。
目指せ横浜。そして中華街でうまいもん食って帰るべし。
5日 ◇吉田にてセレッソ大阪と練習試合を行い、
サテライトは2−2。得点は纉c、平繁。
トップチームは0−1。

 トップチーム、レギュラーメンバーで固めた前半は青山+森崎兄弟の中盤が機能しチャンスを量産したが、
そこからシュートにもっていくことができず、得点を奪うことができなかった。
そして後半、選手交代と疲労でパフォーマンスが落ちたところでひとつのミスから速攻を食らい失点。
結果は敗戦となったが、
青山のボランチ、戸田のリベロ、そして駒野の右ストッパーという、
先週の美作で試した布陣の発展形がうまくいったとのことで、ひょっとするとこのままいくのかも。
シュート一歩手前でミスしてしまうのは昔からのサンフの課題なので、克服してほしい。
サンフには、決定力にかけては日本随一のFWがいるのだから。

 サテライトも前半押しまくり、ウジンのクロスから纉cが押し込んで先制も、
後半ペトロヴィッチ監督が席を外してその声がなくなるとトーンダウンし、
森島、そして柿谷のゴールで逆転される。
しかし、今のサンフはここから盛り返すことができるのが強み。
終盤に攻勢をかけ、柏木のスルーパスからユースの平繁がドリブル突破しゴール。
2−2で試合を終えた。

 ユースのエース・平繁が先発フル出場。
ユースでは時々動かないこともあるがトップチームに入るとガンガン動き回る平繁、
この日も前線でのアグレッシブな動きで決定機を量産したとのこと。
この調子を維持できれば、今年中のJ出場もありうる、かも。
 この日は、平繁のほかにも遊佐、中野(U−17日本代表)、そして1年の岡本(U−16日本代表)が出場。
遊佐は左ウイングバックで先発し、73分に中野と交代。中野はFWに入り、平繁とツートップを組んだ。
岡本は64分、ウジンに代わって途中出場。右の攻撃的MFに入った。
 岡本くん、トップチームのスタッフからの評価も高いようだ。このまま精進していってほしい。
4日 第10回国際ユースサッカー IN 新潟(7/14-17)に出場するU−17日本代表が発表され、
広島ユースよりFW中野裕太、FW横竹翔が選出された。

 というわけで、二人は15日の皆実戦には出場できなくなった。
でも、プリンスリーグのことは気にせず、目の前の試合に全力を尽くしてガンガン点を取ってきてほしい。
2日 全広島サッカー選手権決勝大会1回戦、
サンフレッチェ広島F.CユースはH’’IDEと対戦し、5−1で勝利。
得点者は沖田2、金田2、池田。

  全広島には1年生主体のBチームが出撃。
1回戦の相手は社会人チームのH’’IDEだったが、前半に1年生・沖田の公式戦初ゴールで先制して折り返すと、
後半にも4点を奪って快勝。2回戦に駒を進めた。

 2回戦の相手は福山大学。23日11:00より吉田サッカー公園にて。
前日の22日がプリンスリーグ最終節なので、Bチームの出場となる。
それに勝った場合も、準決勝の30日にはクラブユース選手権(28日より)で主力はJ村にいるので、
やっぱりBチームの出場となる。
決勝の8月27日はAチーム出場も可能かもしれないが、それに勝利したとしても、
天皇杯1・2回戦は高円宮杯グループリーグと日程モロ重複のため、
Bチームで出るしかない。
 天皇杯は日本の全てのサッカーチームが参加して頂点を目指す大会だが、
日程変更のためにプリンスリーグや高円宮杯に出場するユース年代チームには敷居が高くなってしまった。
もう少しどうにかならないものか。
日本クラブユースサッカー選手権U−15中国地域予選決勝、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースとサンフレッチェ常石ジュニアユースFCが対戦し、
1−0でサンフレッチェ広島が勝利、優勝した。

 これで、広島が中国地域第一代表、常石が第二代表となった。
全国大会は8/11〜20、Jヴィレッジにて。
前川さんがんばれー。
1日 ◇美作総合運動公園ラグビー・サッカー場にてセレッソ大阪と練習試合を行い、
サテライトは1−1。得点はOG。
トップチームは2−1。得点者は森崎浩(上野)、佐藤寿(服部)。

 美作キャンプ中の桜さんとこにお邪魔しての練習試合。
まずサテライトどうしの試合は、ペースを握りながらも後半開始間もなく苔口にスピード突破され決められるとバテモードに。
しかし、ここでユースから参加の遊佐が縦横無尽の運動量を発揮して先輩たちを鼓舞、
それによって徐々に盛り返してきたサンフがCKを得、
俊介のキックがGKの上を越えたところを桜がオウンして1−1の同点となり、そのまま試合終了。

 続くトップチーム同士の対戦は、サンフがダイレクトパスにサイドを大きく使った展開で立て続けにチャンスをつかむが、
浩司のミドルがバーを叩いたり駒野がゴール前決定機でセミ・サイクロンしたりで(ドイツで柳沢に影響受けすぎ)、
なかなか得点できず。
そうしているうちに、桜は西澤が中盤に下りてきて巧みなボールキープから好パスを連発。
森島、古橋、そして藤本、ゼ・ロベルトらの飛び出しにより両サイドは下がったままになり、
中盤の人数も足りなくなって桜の攻勢を許す。
それでもボールを奪うとダイレクトプレイからの速攻でチャンスをつかんでいたが、先制は桜。
中盤からのフィードにPA内右ピンゴが飛び出して体をひねりつつダイレクトシュート、
角度のないところから突き刺して先制した。
吉弘がマークについていたが、シュートを防げず。ちと意表を突かれたか。
 後半、サンフは前半終了間際にゼ・ロベルトと激突して負傷した吉弘に代わって入った入船がセンターバックに入り、
さらに駒野もセンターバックに回って、入船・ジニーニョ・駒野という奇抜なスリーバックに。
桜が前線を総入れ替えして攻撃に迫力がなくなったこともあり守備も安定してきたが、
攻撃にはもうひとつ正確さが見られない。
しかし、後半途中にベットに代わってボランチに投入された青山が戦況を劇的に変えた。
全くミスなくボールをつなぎ展開すると、二列目、FWを追い越して一気にゴール前に飛び出す。
浩司、そして後半開始から出場のカズがその後ろできっちりバランスを取るので攻守が安定、サンフの攻勢となる。
 そして、前線で上野が相手クリアに猛然とチェックをかけ、相手クリアを二回連続でブロック。
そして裏にこぼれたボールをキープするとドリブルで持ち込んで折り返し、
走り込んだ浩司が押し込んで同点に追いつく。
 そうなるとあとはサンフの一方的展開。
攻撃になると、センターバックの駒野と入船もガンガンサイドを駆け上がってクロスを上げる。
そして試合終了間際、右サイドへの展開からハンジェがキープしてクロス、
中央スルーして左サイドフリーで走り込んできた服部が受けてもう一度クロス、
これをファーから飛び込んできた寿人がダイビングヘッドでゴールに突き刺し逆転!
そのまま試合終了、2−1で気持ちよく美作遠征を終えた。

 カズのコンディションはどんどん上がっている。
これはJ再開に間に合うかも、とも思うが、まあ焦らずゆっくりと。
チームとしては、もっとチーム全体でのチェックのかけ方を高めていかないといけないだろう。

 桜では、スペイン辺りから帰ってきたとおぼしき人が後半より出場。
さっそくジニーニョと手とか足とか口とか出し合って激しいバトルしてました。
なかなか面白かった。サッカーとは違う意味で。
JFAプリンスリーグU−18中国2006第8節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは広島国泰寺と対戦し4−0で勝利。
得点者は田中、保手濱、不老、藤澤。
7勝1敗の勝点21で、首位をキープ。

 雨の広スタは未明からの雨のせいでほとんど田んぼ状態だったそうだが、
セットプレイから尚のゴールで先制すると保手濱の個人技からのゴールで突き放し、
後半には1年生・不老の公式戦初ゴール、そして藤澤の5試合連続ゴールで試合を決めた。
主将の遊佐、そして平繁、篠原をトップチームの練習試合のため欠きながらもがっちりと勝利。よくやった。
 次節からが正念場の多々良・皆実・観音三連戦。
現在の順位は、

1.サンフ21 2.皆実21 3.銀河19 4.作陽18 5.観音13 6.多々良11

得失点差では他をリードしているものの、一つ負ければ一気に順位を落としてしまう。
次節の相手・多々良は高円宮杯出場(3位以内)の可能性が数字上だけといっていいくらいしかないが、
ホーム・多々良グラウンドでは無様な戦いはしないだろうし、
毎年サンフとは1点を争う接戦を演じてきている。油断せず戦ってほしい。
日本クラブユースサッカー選手権U−15中国地域予選準決勝、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは廿日市FCと対戦し1−0で勝利。
サンフレッチェ常石ジュニアユースFCはアヴァンサールと対戦し2−2のドロー、
PK戦3−1で決勝進出。
この結果、サンフレッチェ広島とサンフレッチェ常石が全国大会への出場を決めた。

 先週に続いて雨天、劣悪なピッチ状況で、
ちょっとの運が勝敗を左右する非常にタフな試合となったが、
サンフレッチェ広島と常石がそれを制して全国大会への出場を決めた。
Jヴィレッジでも全力を出して戦ってきてほしい。

6月:

28日 ◇広島スタジアムで練習試合を行い、
徳山大学と対戦して3−0。得点者は前田、平繁、青山。
愛媛FCと対戦し1−2。得点者は佐藤寿(森崎浩)。
26日 トレーニングキャンプ(6/28〜7/2)を行うU−16日本代表候補が発表され、
サンフレッチェ広島F.CユースよりGK原裕太郎、DF佐伯尚平、FW宮原大輔が選出された。

 常連の岡本くんなどU−16の主力どころは今回選出されず。
佳境を迎えたプリンスリーグなどとの兼ね合いもあるし、
またバックアップメンバー発掘という目的もあるんだろう。
 原くんや佐伯くんは昨年より招集されているが、宮原くんは初招集になる。
頑張ってきてほしい。
25日 日本クラブユースサッカー選手権U−15中国地域予選決勝トーナメント1回戦、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは安芸FCと対戦し3−0で勝利。
また、サンフレッチェ常石ジュニアユースFCとサンフレッチェくにびきジュニアユースFCが対戦し、
2−0で常石が勝利した。

 あいにくの大雨で、なかなか難しいピッチコンディションの中の試合となったが、
広島と常石がそれを制して勝ち上がった。
 常石とくにびきの同門対決は、水溜りでボールが止まるピッチに双方とも苦闘。
しかし後半開始直後に右からのハイクロスがGKの手をはじいてそのままゴール、
というラッキーな得点で常石が先制すると、
終盤のくにびきの怒涛の攻撃をしのぎきって試合終了直前、カウンターから決定的な2点目を挙げて勝利した。
わずかな運が勝敗を決したというところ。晴天の下での試合を見たかった。

準決勝は7/1、びんご運動公園にて。
サンフレッチェ広島−廿日市FC(11:00)
アヴァンサール−サンフレッチェ常石(13:00)
24日 ◇徳山大と練習試合を行い、7−0。
得点者はベット、前田2、上野2、西河、青山。
引き続き福山大と練習試合を行い、8−0。
得点者は佐藤寿3、ウェズレイ(FK)、リ・ハンジェ2、服部、入船。

 この日はどうやらレギュラー組とサテライト組に分けられたようで、
徳山大との試合にはサテライト組、福山大との試合にはレギュラー組で臨んだ。
そして福山大との一戦、この前半は凄まじかった。
疾い!ボールを奪うとそこから全選手が動き出し、ダイレクトパスをどんどんつないであっという間に相手ゴールに迫る。
開始早々に寿人がゴールを奪うと、次いでショートコーナーからのクロスをウェズレイがヘッド。
これはバーに当たったが、怒涛の攻撃は止まない。
そのウェズレイが直接FKをねじ込んで2−0、
寿人の落としから右サイド突破した浩司の右足クロスを寿人がヘッドで叩き込んで3−0、
服部のクロスを寿人がヘッド、バーに当たったはね返りをハンジェが蹴り込んで4−0、
寿人の反転ミドルが綺麗に突き刺さって5−0、
寿人の落としから浩司のシュートがブロックされはね返ったボールを、
ハンジェがダイレクトミドルで豪快に突き刺し6−0。
一方的に試合を支配し、前半で6点を奪ってしまった。
 後半は連日の厳しい練習(オシム式)が響いて運動量がガクンと落ちたが、
その中服部のスーパーなミドルシュート、そして服部のクロスをゴール前飛び込んだ入船が押し込んで2点を追加。
サイドの選手の奮闘で8−0とした。

 オーバートレーニング症候群でしばらくチームを離れていたカズが後半途中から出場。
まだまだ本来の動きはできていなかったが、無理せず焦らず、ゆっくりじっくり調整していってほしい。

 しかし、本当に別のチームになっていた。
みんなが声を出し合ってフォローし合い、
バックラインがハーフウェイラインまで押し上げ、
そこから全員が絶え間なく動き回ってダイレクトパスをつなぎ、目もくらむような攻撃を仕掛ける。
基本的には3-5-2だが、実際には3-1-4-2、いや変則の3-1-3-3というような超攻撃的システム。
両サイドの位置が高く、特に今日右に入っていた入船はFWと同じラインにまで上がっていて、
ウイングバックというより純然たるウイング状態。
8点目のゴールはその位置取りが生んだもの。
 ただ、この状態では一つミスすれば一気に決定機にまで持っていかれるので、
実際にはいろいろと調整しなければいけないだろう。
ただ、こういう攻撃ができるのなら、これからのチームには本当に期待が持てる。
吉弘、戸田、浩司、寿人とセンターラインがビシッと決まっており、
このまま熟成していけば凄いチームになる。
JFAプリンスリーグU−18中国2006第7節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは岡山学芸館と対戦し2−0で勝利。
得点者は岡本(遊佐)、藤澤(岡本)。
6勝1敗の勝点18で、首位に浮上。
 前々からの天気予報に反して快晴、灼熱の太陽照りつけるハードコンディションの中、
サンフは序盤から遊佐を中心にしっかり守って的確に展開する見事なサッカーでペースをつかむ。
そして16分にボールカットした遊佐のスルーパスを岡本が受けて冷静に蹴り込み先制。
続く20分には右サイドの速攻からの折り返しを岡本がスルーパス、
これを藤澤がダイレクトで叩き込んで2−0と突き放した。
 時間の経過とともに人工芝ピッチの温度はみるみる上がり、陽炎がもうもうと立つ状況に。
そのために両チームとも運動量が落ち消耗戦となったが、
サンフは途中出場の横竹、植野が奮闘し、そのままリードを保って逃げ切った。

 吉田高校の体育祭で出場メンバーが限られ、選手交代がほとんどできない中、
暑さのために消耗して足を攣らせる選手もなく、無事に試合を終えられた。
まあ、みんな、よく言えばペース配分がよく、悪く言えばうまい具合にサボっていた。
これから毎週土曜日に連戦となる。コンディションに気をつけて、逆転優勝目指せ。

25日、銀河が多々良に敗れたため、サンフがついに首位に立った。
日本クラブユースサッカー選手権U−15中国地域予選、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース、サンフレッチェ常石ジュニアユースFC、
サンフレッチェくにびきジュニアユースFCが決勝トーナメント進出。

 グループリーグでは広島と常石、びんごとくにびきが同グループに入って直接対決。
A組の広島VS常石は0−0のドロー。
この組は広島が勝点7、常石が勝点5のワンツーで決勝トーナメント進出決定。
みろくの里から名称を変えた常石は、今年から元日本代表GK・前川和也さんが指導を行っている。
D組のびんごVSくにびきも1−1のドロー。
この組はくにびきが勝点7、安芸FCが勝点4で突破。
びんごは安芸FCに0−3で敗れたのが響き、安芸FCと同じ勝点4ながら得失点差で突破を逃した。

 決勝トーナメント1回戦は25日。
組み合わせは、

サンフレッチェ広島−安芸FC(10:00、みよし運動公園)
廿日市FC−ピジョン(12:00、みよし運動公園)
ハジャス−アヴァンサール(10:00、びんご運動公園)
サンフレッチェ常石−サンフレッチェくにびき(12:00、びんご運動公園)

準決勝は7月1日11:00&13:00、びんご運動公園。
決勝は7月2日10:00、びんご運動公園。
23日 ◇夏期キャンプ中止の発表。
 法的手続きの関係でらしい。
この時期だから、とくに遠方に出かける必要もないだろう。
22日 ◇広島修道大と練習試合(45分×2)を行い、3−0。
得点者は入船、青山、前田。
引き続き吉備国際大と練習試合(45分×2)を行い、4−1。
得点者は八田2、森崎浩、上野。


17日 夏期キャンプ(6/26〜7/2)の概要発表。
 近年は北海道キャンプが続いていたが、今年は夏もグアムのレオパレスリゾートにて。
U−19日本代表で海外遠征の槙野と柏木は不参加。
日本代表でドイツにいる駒野の合流は、代表のスケジュール次第。
走りに走るハードなキャンプになりそうだが、
各人これからの巻き返しを期して気張ってきてほしい。
◇日本クラブユースサッカー選手権U−18中国地域予選、
サンフレッチェ広島F.Cユースは萩FCユースU−18と対戦し2−0で勝利。
得点者は金田、宮原。

 この日はトップチームとユースの練習試合が組まれていたため、
クラセン予選は1年生主体のBチームで臨んだ。
前半にFW不老の競ったこぼれをボランチ金田が押し込んで先制し、
さらにFW宮原のゴールで2−0と先行。
後半は得点は入らなかったものの、試合は概ね支配して快勝、
サンフが中国地域代表となった。
 昨年はグループリーグ敗退に終わったクラセン、今年はまず決勝トーナメント出場を。
もちろん、目標は優勝で。

 トップチームとユースAチームの練習試合は、3−0。
得点者は寿人、ウェズレイ、大木。
14日 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任会見が行われた。
 ペトロヴィッチ監督の実績を見ると、
4部のチームを3部に昇格させたり、
降格の危機にあるチームを土壇場で救ったりと、まさに「再建屋」という感じ。
シュトルム・グラーツでは、
クラブ経営に関するゴタゴタでオシム監督が辞めた後、
ほぼ空中分解していたチームを見事にやりくりしてブンデスリーガに残留させ、
「よくあのチームを残留させたなオイ」
ということでオーストリアではかなり評価が高いという。
 基本理念は師であるオシム監督と同じのようで、初練習ではいきなり激しい練習を選手たちに課したそうだ。
かいつまんで言えば、走りに走らせた、らしい。オシム監督と一緒だ。
 広島に来たのは、以前にオシム監督からJリーグについて聞いていたことと、
オシム監督がJで監督をしていることにも興味があったから。
来日前にはオシム監督と会って話をし、
日本やJのこと、そしてサンフについての分析を語ってもらったとのこと。
オシム監督はサンフについて非常にポジティブな話をしてくれたとのことで、
ちょっとうれしい。ペトロヴィッチ監督にとっても非常に有用だっただろう。

 オーストリア1部(日本でいうJ2)のクラブでの仕事を(決定していたのにも関わらず)
断って来日したペトロヴィッチ監督の意欲と情熱はかなりのもの。
記者会見でも誠実でポジティブなコメントを発しており、人柄も信頼できそう。
ハシェック、トニーニョ・セレーゾに続く三番手の監督候補だったとはいえ、
これは期待できる、と思う。
13日 タイ・オーストラリア遠征(6/19〜7/3)を行うU−19日本代表が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が選出された。

 いつもの選出だが、最近はJで出場機会のある選手が先発で起用されることが多く、
先日のインド遠征でもこれまで不動のレギュラーだった槙野と柏木も当初はサブに回った。
しかしU−19ともなると、Jでの実戦経験のある選手が優先的に起用されるのは当然のこと。
二人がレギュラーの座を奪回するには、サンフでレギュラー獲得、また少なくともベンチ入り以上の実績を出さねばならない。
新監督になったことだし、サンフでもいっそうの奮起が望まれる。
12日 ◇W杯グループリーグ、日本代表はオーストラリア代表と対戦し1−3で敗れる。
駒野友一は先発フル出場。

 前半からヴィドゥカの圧力にスリーバックがズルズルと下がり、
ぽっかりと空いた中盤をオーストラリアが自在に使って攻め立てる展開。
その中、日本は中村のクロスがゴール前混戦の中誰にも触らずゴール、というラッキーな先制点を挙げる。
それからはとにかく守って速攻、を繰り返す日本。しかし詰めが甘く決定機にまで持っていけない。
 オーストラリアは後半途中から攻撃的選手を次々投入、それが実って後半39分のロングスロー、
この日好守を何度も見せていた川口が不用意に飛び出しがら空きになったゴールへ
途中出場のケーヒルが蹴り込んで同点とした。
最初のキューウェルのシュートは駒野がスライディングでカットしていたが、報われなかった。
ケーヒルはさらにゴール正面PA外でボールを受け、プレッシャーがないと見るやミドルシュート、
逆転のゴールを突き刺した。
ロスタイムにはDFを下げて大黒を投入し薄くなった日本にカウンターを仕掛け、
これも途中出場のアロイージが中央突破して決め3−1。終盤の鮮やかな逆転勝ちだった。

 加地の負傷が長引き、駒野がW杯先発出場!
前半から堅実な守備、そしてボールの来る来ないに関わらず積極的な上がりを見せていた。
ただ、日本が中盤で優位を得られなかったことでなかなかいい形でボールをもてず。
それでも、日本の先制点の場面で中村にボールを回したのは駒野だった。
後半、双方バテてきてサイドにスペースが生まれ、フリーでクロスを入れる場面もあったが、
そこで中央のFWに合わせることができなかったのは残念だった。
もっとも、それは加地でも同じ結果だったろうから、彼と比較して責めることでもない。
もちろん本人としては納得いかないだろうけど。
しかし、それは右サイドを加地に固定したジーコの責任でもある。
終盤にドリブル突破でPAに侵入、切り返して一人かわしたところで足を払われて倒されたが、笛はなし。
宮本が猛抗議したが、判定は変わらなかった。
リプレイで観たが、ありゃ完全にPKだろう。
クロアチア戦ではアシストに期待。

 しかしジーコ、マルタ戦でダメダメだった小野を入れてどうするつもりだったんだ。
巻か遠藤でいいだろうに。

9日 ◇ランコ・ポポヴィッチ氏のトップチームコーチ就任が発表された。
 ポパキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(別人です
ペトロヴィッチ監督の腹心のようだ。
ようこそ広島へ。
8日 新監督決定が発表された。
その名は、トニーニョ・セレー・・・ではなくて、

ミハイロ・ペトロヴィッチ

Σ誰!?

 今年5月までオーストリアのシュトルム・グラーツを率いていたとのこと。
シュトルム・グラーツは前任のオシム監督のもと大躍進し、チャンピオンズリーグにもたびたび進出していたが、
チームの方針に関する意見の相違でオシム監督がクラブを去りペトロヴィッチ監督に代わってからは成績を落としている。
実力のほどは未知数、
Jリーグに関する知識も、春先に千葉の欧州キャンプにおいて練習試合やったくらいしかなさそうだし
(師であるオシムに教えてもらえば少しは違うだろうが)、
はたしてどんなものなのか。
 オーストリアのFCケルンテンへの就任が決まっていたが、それを白紙撤回してのサンフ監督就任になる。
そちらのほうは円満に解決して、なるべく早くチームに合流してほしい。
第21回日本クラブユースサッカー選手権(U−15)大会中国地域予選組み合わせ発表。
6/17〜7/2にて開催。Jヴィレッジ目指してがんばれ。
4日 ◇日本代表がマルタ代表と練習試合を行い、1−0。
広島DF駒野友一は先発フル出場。
3日 ◇U−19日本代表インド遠征の結果。
3戦全勝という結果だったようで。

U-19日本代表 1-0 U-19インド代表
得点者:青木

U-19日本代表 5-1 HAL(クラブチーム)
得点者:河原、長沢、大島、伊藤、横谷

U-19日本代表 1-0 U-19インド代表
得点者:槙野

槙野、1点だけとはいささか少なすぎやしないか。
3点くらい取れー。
・・・と思っていたら、槙野が出たのは最後の一試合だけとのこと。それまでは体調不良だったらしい。
1試合1ゴールなら、日頃の目標どおりなのでOKだ。
1日 ◇Jリーグの後期日程詳細発表。
J1はこちら。
J2はこちら。

5月:

31日 ◇日本代表がドイツ代表と練習試合を行い、2−2。
広島DF駒野友一は前半途中より交代出場。

 前半途中に加地がシュヴァインシュタイガーの後方からのタックルを受けて負傷し、
急遽駒野が投入された。
 駒野はいきなりの出場ですぐには試合に入りきれず、クリアミスからピンチを招いたりしたが、
次第に安定。
後半立ち上がりにタイミングのいい攻め上がりから二本いいクロスを上げると、
右サイドのキープからクロスと見せかけてニアの高原にグラウンダーで折り返し、
高原の2点目のゴールをお膳立てした。
 駒野もシュヴァインシュタイガーの標的となり、激しいタックルを受けてユニの襟が破けたが、臆せずにプレイ。
シュヴァインシュタイガーを一対一で抜き去るなど、完全に右サイドを制圧。
中央に絞っての守備でも数度チームのピンチを救い、実力の一端を遺憾なく発揮した。

 試合後、ドイツGKのレーマンは、日本で脅威だった選手として中村と駒野を挙げたらしい。
ドイツ、そしてこの試合を注目していた各国にも強い印象を与えただろう。
加地はねんざということで大事には至らなかったようだが、
その回復具合によっては駒野の先発出場もあるかもしれない。
その時が来てもしっかりと自分のプレイが出来るよう、いっそう集中して練習に臨んでほしい。
27日 JFAプリンスリーグU−18中国2006第6節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは作陽と対戦し6−1で勝利。
得点者は平繁(横竹)、岡本(−)、横竹(−)、藤澤(田中)、横竹(平繁FK)、野田(?)
5勝1敗の勝点15で、順位は2位のまま。

 上位が大混戦で、それゆえに一戦も落とすことが出来ないこれからの戦い、
この日は上位同士の対決になる作陽戦。
アウェイともいえる倉敷・福田公園での戦いは、意外な展開になった。
立ち上がり、慎重を期して引き気味に入ってきた作陽に対しサンフはボールキープして押し込み、
藤澤ロングスローから横竹がつないで最後は平繁の左足!でいきなり先制する。
先制された作陽はワントップの長身FW村井にボールを集め、
それに山本・高山が絡んでチャンスを作るが、
逆にサンフが野田のクロスのこぼれを岡本ミドルシュート、左スミに決めて2−0とした。
岡本は公式戦初ゴール。
 勢いに乗るサンフは、守備には危なっかしい場面を見せるものの横竹のポストを中心に攻撃は好調、
篠原のフィードから横竹がドリブルでPAに持ち込み、GKのセーブを突き破って3−0、
さらに田中のフィードから藤澤がPA内抜け出して落ち着いて決め4−0とし前半終了。
 大量リードを奪ったものの、後半、作陽が先に点を取れば乱打戦になりかねない雰囲気だったが、
その後半の立ち上がり1分に平繁のFKを横竹が頭で叩き込んで5−0となり、大勢は決した。
後半19分には左サイド高い位置で相手のスローインをカットして折り返し、
落としたボールを野田がダイレクトのミドルシュート、これが相手DFに当たって方向が変わり、
ゴール右スミに飛び込んで6−0。
作陽も波状攻撃から村井の意地のゴールで一矢を報いるが、そのまま6−1で試合終了。
チャンスを確実に決めていったサンフが、重要な上位対決を制した。

 ここ3試合で5得点、8得点、6得点と、4-3-3での攻撃力は上がってきた。
やはり横竹くんがセンターFWに入れば、攻撃のスピードと滑らかさが格段に上がる。
あとは守備とのバランスが取れれば、もっとレベルアップできるだろう。
現在は篠原くんがセンターバックに入っているが、
宮本くんが怪我から復帰してきたとのことで、その点は心配ないか。
 次節はひと月空いて6月24日の岡山学芸館戦(吉田)。
そこから毎週の戦い、7/1国泰寺(広スタ)、7/8多々良(多々良G)、7/15皆実(吉田)、7/22観音(広域第一)
の連戦で高円宮杯への出場を争う。
学芸館は、ブラジル年代別代表の経験を持つ留学生マルコ・アウレリオくんを中心にした、侮れないチーム。
間隔は空くけど、しっかりとチームを高めていってほしい。

 リーグ戦も折り返しに達した。
で、現在の得点ランキングー。

1位:7ゴール
高橋卓見(銀河学院)、藤澤典隆(サンフ)

3位:6ゴール
大国仁史(銀河学院)、水口直也(広島皆実)、宮澤龍二(作陽)

6位:5ゴール
横竹翔(サンフ)、山田竜司(多々良)

首位を走る銀河のMF高橋くん、FW大国くんがゴールを重ねている。
FWに入って荒稼ぎの藤澤くんに横竹くん(昨年の得点王)、負けずにゴールを重ねてほしい。
もちろん、平繁くんや中野くんといったところも。


 それにしても、プリンスが終わったその次の週にはJヴィレッジでクラブユース選手権がスタートとは、
なんと忙しい。
25日 ◇駒野友一がドイツに出発した。
一旗上げてこーい!
24日 トレーニングキャンプ(5/29〜6/3)を行うU−16日本代表候補が発表され、
広島ユースよりGK原裕太郎、DF岡本知剛が選出された。

 原くんは昨年はU−15選抜のブラジル遠征に参加しながらも、
その後肩の手術でリハビリを続けていたために代表へは声がかからず。
しかし最近ようやく復帰したことで代表候補に選出された。頑張ってきてほしい。
 岡本くんはもはや常連。さらなるアピールを。
 今回宮本くんや佐伯くんは選出されなかったが、次回を目指そう。
21日 ◇ヤマザキナビスコカップ第6節、新潟スタジアムにてアルビレックス新潟と対戦し、1−0で勝利。
得点者は佐藤寿(服部)。
1勝2分け3敗の勝点5で、グループリーグ4位。

 グループリーグ敗退は決まっていたが、サンフの選手は勝利に向け一丸となっていた。
望月体勢当初と比べるとずいぶん攻撃的になり、がっちりとした守備からペースを掴む。
そして16分、右サイドからの折り返しが左サイドに流れたところを拾った服部がパーフェクトなクロス、
これをファーからゴール正面に飛び込んできた寿人が頭で叩き込んでサンフが先制する。
 後半は新潟の攻勢にさらされたが、
ここまでに培われていたガッチガチの守備はそれらのことごとくをはじき返してがっつり逃げ切り。
最後の最後で勝点3を挙げ、望月体制有終の美を飾った。

 望月体制、当初はどうにもこうにも見ていて辛いことこの上なかったが、
5月に入ると、選手たちには
「これをやるんだ」
という意思統一ができてきて、見ていてストレスのそれほどたまらないサッカーになってきた。
プロとしてああいうサッカーをやるのはかなりの苦痛だったろうが、
勝利のためにそれをやりきる、という忍耐を結果に結びつけることができたのはよかった。
今のサッカーはトムソン体制中期くらいのクオリティはあると思う。
他のチームからすれば、いやらしいことこの上ない相手。
かつて大物食いを繰り返していたころが思い出されて懐かしい。
ただし、それは5年以上前のサッカー。このまま先祖返りをしていてはいけない。
新監督のもとでは、さらなる質の向上が望まれる。
20日 JFAプリンスリーグU−18中国2006第5節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは防府と対戦し8−0で勝利。
得点者は藤澤4、横竹2、大西、田中。
4勝1敗の勝点12で、順位は2位に浮上。

 最下位の防府相手にしっかり大量得点を奪って勝利、
4勝1敗が3チーム並ぶ中、得失点差で2位に浮上した。
4-3-3もずいぶんと形になってきたみたい。
スリートップには中野・平繁・横竹とストライカー三人を並べるより、
藤澤のようなクラッキを混ぜたほうがいいかも。
それにしても藤澤、試合開始25分でハットとは凄い。
 次節は高円宮杯への第一関門、作陽戦。万全の調整を。 
17日 ◇ヤマザキナビスコカップ第5節、広島スタジアムにて清水エスパルスと対戦し、0−1で敗れる。
2分け3敗の勝点2で、グループリーグ敗退決定。

 降りしきる雨のために水を含んだピッチがボールを止めてしまうほどの悪コンディションの中、
両チームとも我慢の展開が続いたが、試合を決めたのはマルキーニョスのループだった。
 どちらに転んでもおかしくない難しいコンディションの中、サンフも決定機を幾度も迎えたが、
それらはことごとく若きGK・山本海人のセーブに防がれてしまった。
たまにはこういうこともある・・・という試合の典型。惜しかった。
 これでグループリーグ敗退が決定したが、
残る一試合、これからの立て直しのためにも無様な戦いは許されない。
15日 2006FIFAワールドカップ・ドイツに向けた日本代表23名が発表され、
広島よりDF駒野友一(24)が選出された。

駒野キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「各ポジションに二人を選ぶ」というジーコの発言により右サイドは加地と駒野が選出されるだろう、
というのが大方の見方だったが、そのとおりの順当な選出となった。
激戦のFW陣では久保が外れて巻が入るという驚きがあったが、
概ねこれまでの実績を重視した、予想通りの選出となった。
寿人はやはり今年から招集という時間のなさが響いたか、少ない時間で結果を出しながらも選から漏れた。
しかし、寿人はまだまだ代表へ足を踏み入れたばかり。
これからもリーグで結果を残し続け、引き続き代表に選ばれ続けて結果を残していれば、
自ずと次のW杯への道が開けるはず。彼ならやってくれるはずだ。

 駒野はサンフレッチェ広島初の日本人W杯出場プレイヤーとなる。
(これまでは韓国代表のノ・ジョンユンだけだった)
同時に、サンフレッチェ広島ユースが輩出した初のW杯出場プレイヤーとなった。
今回の代表では最年少で、アテネ世代からは唯一の選出。
最年少だからといって遠慮することなく、チームのために自分のできることを精一杯やってきてほしい。
14日 ◇ヤマザキナビスコカップ第4節、広島スタジアムにてアルビレックス新潟と対戦し、0−0のドロー。
2分け2敗の勝点2。

 寿人と駒野が前日に代表親善試合があったため不在、そして小村が負傷と、
攻守のキーマンを欠いていたサンフ。
しかしサンフはこれまでの守備偏重戦術から一歩足を踏み出し(もちろん基本は徹底した守備だが)、
DFラインを上げ、浩司を攻撃参加させて得点を狙いにいくスタイルで新潟に対した。
基本はきっちり守ってからのカウンターのため、相手にボールを支配されシュートも多く浴びたが、
決定的な場面はほとんど作られることなく、小村不在にもかかわらず守備陣は公式戦三試合連続の完封。
ただ、攻撃に関しては詰めのところでミスが多く、せっかくのカウンターからのチャンスを潰す場面が多かった。
それでもいくつか決定機を作ったが、それらを決めることができず。
特に浩司はシュートを5本放ち、決定的な場面も二度ほどあっただけに悔やまれるところ。
とはいえ詰めのところでミスが多いのは昔からなので、練習の中で高めていくしかない。
これより悪い状況の中で得点を重ねていた寿人は本当に恐るべきFWだといえるだろう。

 ホームでのドローでグループリーグ突破は難しい状況になったが、
17日の千葉戦に勝利すれば望みは残る。
新戦力の起用だけでなく、今後に向けて勝利も追求したい。
6日 ◇J1リーグ第12節、広島ビッグアーチにてアビスパ福岡と対戦し、1−0で勝利。
得点者は駒野(FK)。
2勝4分け6敗の勝点10で、順位は15位に浮上。

 ホームに今季昇格の福岡を迎えたサンフは、これまでと同じく守備的な戦いを徹底。
中盤の選手も相手のキーマンを徹底マークし、相手にほとんどチャンスをつくらせない。
こちらの攻撃もほとんど形にならなかったが、チームとしてそのやり方を徹底させて破綻を見せずに前半終了。
 後半、福岡は薮田を投入。彼が前線をかき回すことでサンフは徐々に押され始める。
福岡のほうも降り続く雨の中ミスを多発するが、
自陣深く引いてしまったサンフはそれをカットしてカウンターに出ることもできず、
一方的に福岡に攻められ、シュートを撃たれ続けた。
決定的な場面も作られたが、ここで下田が前節に続き素晴らしいセーブを連発。
雨中の難しいコンディションの中、飛び来るシュートをキャッチしまくり、ゴールを許さない。
そして87分、高い位置でのこぼれ球を拾った途中出場の一誠が決死のドリブルを敢行、
ゴール正面三人を抜いてPAに入るところを倒されてFKを奪った。
この試合ほとんどなかった好機、その最後のひと蹴りにサンフは三人が壁に割り込み、
何としてもゴールを奪わんとする意思を見せる。
そしてボールの側に立ったのはベットと駒野、先に走り出したベットが蹴る、と見せかけてスルーし、
その背後から駒野が右足一閃!
グラウンダーで壁の間を抜けたボールがGKの逆を衝いてゴールに突き刺さり、
それまで耐えに耐えてきたサンフが逆境を覆す先制ゴール。
これを最後まで集中を切らさず守りきり、二試合連続の完封勝利を飾った。

 試合内容としては、攻める福岡に守る広島という、
どちらがホームでどちらが今季昇格チームなのかわからないものだったが、
全員が戦術を徹底していたことで、最後まで集中力高く試合を運べた。
故・エディ・トムソン元監督時代初期の、とにかくがまんがまんの時代を思い出したりしたが、
とにかくこれで勝点10、二桁に乗せてJ1中断を迎えることができた。
戦術はプロとしてとても(ていうか全く)誉められたものではないが、
とりあえず結果を形として残せたことは大きい。
5月はあとナビスコ杯の3試合があるが、
ここではさすがに今までの専守防衛戦術ではなく、攻撃のほうにも手を入れていくだろう。
ずっと守っていても進歩がないし、
何より見ていて面白くないし、プロとして銭にならない。
新監督を迎えるわけだし、この勝利を手がかりにリスタートしたいところ。
4日 ◇2006ナイキプレミアカップジャパン・グループリーグ、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースはアルビレックス新潟と対戦し0−2で敗れ、
グループリーグ突破ならず。

むう、残念。
3日 ◇J1リーグ第11節、駒場にて大宮アルディージャと対戦し、1−0で勝利。
得点者は佐藤寿(駒野)。
1勝4分け6敗の勝点7で、順位は17位に浮上。
 ベットが中盤の底に復帰して臨んだアウェイ大宮戦、
サンフはこれまで通りしっかり守ってからのカウンターに徹する。
そして前半40分、そのカウンターから駒野のクロスを寿人がヘッドで叩き込み先制。
寿人は望月監督就任以来3試合連続先制ゴール。
 後半も大宮のシュートを下田を中心に粘り強くはね返し続け、
森田・桜井投入に加えトニーニョを前線に上げての大宮の総攻撃も、
八田投入でがっちりと守りを固め、最後までゴールを許さず。
今季初勝利を完封で飾った。

 後半途中に寿人と交代で投入したルーキー橋内を、
トニーニョが前線に上がったのを見るやわずか6分ですぐさま八田に代えるという非常にして非情の采配もあり、
まさにあらゆる手を尽くして掴み取った勝点3となった。
寿人→橋内→八田この間6分、というのは通常なら「アホかお前は」というようなマヌーであんまりな交代劇だが、
今回は初勝利のため、ということで許される、のか。
Jは中断まであと1節、サンフはホームで福岡戦。これも勝って勝点を10に伸ばしたい。
今季昇格の福岡が相手とはいえ、サンフはおそらく専守防衛カウンター。
見ていて面白いことはないだろうが、それでも勝利のために声援を送らなければ。
「サッカー」については、新監督の手腕に期待すべし。
◇2006ナイキプレミアカップジャパン・グループリーグ、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースは日章学園と対戦し1−0で勝利、
アズーリFCと対戦し1−0で勝利。

 U−14チーム(早生まれ中学3年以下)によるナイキカップ全国大会が開幕し、
サンフジュニアユースは幸先よく連勝スタート。
明日アルビレックス新潟と対戦し、ドロー以上で決勝トーナメント進出決定となる。
国際親善試合(5/9ブルガリア戦、5/13スコットランド戦)に向けた日本代表が発表され、
広島よりDF駒野友一、FW佐藤寿人が選出された。

 最後のアピールだ!福岡戦に勝って、心置きなくいってこい!

4月:

30日 JFAプリンスリーグU−18中国2006第4節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは境と対戦し5−0で勝利。
得点者は中野(内田)、中野(藤澤)、中野(兼田)、藤澤(−)、中野(−)。
3勝1敗の勝点9で、順位は3位に浮上。

 主将の遊佐が今節も出場停止で不在、そしてエース平繁が風邪で帯同せずと主力を欠いて試合に臨んだサンフ、
しかしこの試合は最近不調だった中野が大爆発。
 開始10分、左サイドスローインから抜け出した内田がふわりと上げたセンタリングをヘッドで叩き込んだのを皮切りに、
17分には右サイドから藤澤が上げたクロスをファーでトラップするとタテに持ち込んで豪快に突き刺し、
前半終了間際の44分にはGK兼田のフィードに右サイド抜け出して持ち込みゴール。
前半でハットトリックを達成した。
 後半には保手濱のフィードに抜け出した藤澤がPA内でDFを軽やかにかわして加点、
とどめは大西のクロスのこぼれを中野が蹴り込み5−0。
前半途中から中だるみしたり終盤にスローダウンしたりしたものの、相手に得点を許すことなく完封勝利を飾り、
順位を3位に上げた。

 銀河学院は国泰寺も一蹴して4連勝の勝点12で首位を快走、
それを追って、ともに銀河に敗れた作陽、サンフ、皆実が勝点9で追う。
その後ろには2勝2分け、勝点8の観音。
現在、この5チームのマッチレースの様相を呈している。
すでに2位グループの3チームには自力優勝はないので、これからは負けられない戦いが続く。
特に直接対決には。
29日 ◇J1リーグ第10節、日産スタジアムにて横浜F・マリノスと対戦し、1−2で敗れる。
得点者は佐藤寿(下田)。
4分け6敗の勝点4で、順位は18位のまま。

 前半からしっかり守ってカウンターを徹底するサンフは、
40分に下田のフィードから中央左を抜け出した寿人が角度のないところから右スミに決めて先制。
後半もシュートを撃たれながらも我慢強く守っていたが、
横浜が後半32分にハーフナー・マイクを投入したのが試合の分岐点になった。
望月監督は戸田に代えて八田を投入、ハーフナーにマンマークをつけたが、これがあまり機能せず。
横浜右サイドからのフィードに反応したハーフナーを止めようとした盛田がファウルでPKを与えてしまい、
これを松田が決めて後半36分に追いつかれると、
後半44分には横浜右サイドからのクロスをハーフナーがヘッドで落とし、後方から飛び込んできた吉田が押し込んで逆転。
残り10分で逆転されるというショッキングな敗戦で、またも勝ち星は挙げられなかった。

 今のサッカーは、基本的に結果が出なければ今後に残るものがあまりないサッカー。
正直J2でやるような、いや、最近のJ2でもやらないであろうシロモノ。
それだけに、こういう場面では絶対に勝ちきらなければならないところだったが・・・
結局、ハーフナー投入でボランチを削ってさらにセンターバックを増やした采配が敗因になった。
すぐさま八田をマンマークで投入したものの、PK時にハーフナーについていたのは盛田だったし、
逆転されたときもまるで競れていなかった。さらに二列目からの吉田の飛び出しもカバーできず。
センターバック過多でゴール前はかえって混乱していたのでは?
それにボランチの選手を削ったのなら、すぐさまハンジェかチュウを投入しなければならないはず。
あっちがロングボール攻撃に来ることはわかりきっているのに、一誠ひとりでその出所を抑えたり、
二列目からの飛び出しを抑えられるわけがない。
八田を入れるのならウェズレイ・寿人に代わってハンジェ・浩司も投入するぐらい徹底してほしかった。

選手たちは、あんなサッカーを屈辱に耐えながらよくやってると思う。
ただ、上のほうは選手たちにそういうサッカーを命じておきながらその選手たちを信じていないようだし
(八田投入がそれを如実に物語っている)、その上勝負がまるでできていない。
ルーキーのハーフナー投入にビビってそれまでの形を崩し、
そのハーフナーの2ゴールに絡む活躍で逆転されるなんて、笑えない冗談だ。全く意味がない交代。
本当に、あと少し粘ればいいところでくるりと相手に背を向けてしまい、
一太刀浴びせられてあわてて向き直ろうとしたところを斬り捨てられた、という感じ。情けなさすぎる。
ああいう場面は、たとえ相手がバルサやチェルシーであっても守りきらねばならない局面。
それを自らの手で壊してしまうとは、何たる失態。いい加減にしてほしい。
選手たちにまともに、普通にサッカーをやらせろ。それが役目じゃないのか望月監督。
このままでは、建て直しどころかさらに退行してしまうぞ。もう退行しつつあるけど。
もっと熱く勝負に出られる人かと思っていたけれど・・・
いくら選手たちが戦っても、指揮官が臆していては勝負にならない。

やっぱ高田GMに監督に降りてきてもらって、ジュニアユースの島監督がコーチとして指揮を執ったほうが・・・
島さん、びんごやジュニアユースで本当に組織的ないいチーム作ってますよ?
サテライトがいぶきの森で神戸と練習試合を行い、3−3。
得点者は西河2、橋内。

先制されたものの俊介のFK、そして柏木のCKから西河がヘッドで叩き込んで逆転し、
さらにマナのスルーパスから橋内が抜け出して決め、神戸を突き放す。
しかしその後追いつかれてドロー、という展開だったようだ。
中国遠征帰りの柏木の攻守に渡る活躍が目立ったとのこと。

 サテのほうはまだ4-4-2中盤フラットだったということで、
トップとサテの間の関係がどうなっているのかはちょい疑問。

 ユースからは遊佐、内田、大西、小西が帯同して遊佐・内田が先発、
大西・小西が途中出場。
遊佐くんがこっちに来てると言うことは、銀河戦の暴言による退場で複数試合の出停を食らってるということか。
今週のトップリーグでもBチームにいたとのことだし。

それにしてもサンフのオフィシャルは情報遅い。
サッカーに関する情報は迅速にお願いしたい。それとも芸能プロダクションにでも鞍替えする気か?
26日 ◇ヤマザキナビスコカップ第3節、広島スタジアムにてジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、3−4で敗れる。
得点者は盛田(森崎浩CK)、森崎浩(−)、盛田(森崎浩CK)。
1分け2敗の勝点1。

 ルーキー槙野をはじめとして若手が多数先発、彼らの働きに期待がもたれたが、前半10分までに2失点を喫する。
それからは1点を返そうと気の逸る前線、これ以上の失点を防ごうとする守備陣の意識の違いが中盤に広大なスペースをつくってしまい、
千葉がそのスペースを自由自在に走り回って完全な一方的展開。
さらに2点を加えられ、前半で0−4となった。
 後半、サンフは西河・寿人・ウェズレイを外して盛田・纉c・上野を投入。
すると、纉cの突破が千葉DF結城の退場を誘い、CKから盛田が叩き込んで1点を返す。
これで息を吹き返したサンフはさらに浩司のドリブルシュートで2点差に迫り、
完全に逃げモードに入った千葉を一方的に攻め立てる。
そしてCKからまたも盛田がゴールでついに1点差にまで迫り、同点目指してなおも攻め続けたが、
しかし千葉が逃げ切って勝利した。

 前半4失点は最悪だが、
後半入った盛田・上野のベテランコンビが若手たちを引っ張り、チームを立ち直らせた。
 DFとして入った盛田は無難な守備に加えて終盤はFWに上がってハイボールに勝ちまくり、
セットプレイから2ゴール。
 上野も、相手が浮球をクリアにいこうと足を上げたところに頭から突っ込んで関節FKを奪うなど、
気迫のプレイを随所に見せた。
 終盤の、盛田・上野・浩司・纉cによるほとんど4トップの怒涛の攻撃は凄まじく、
サンフの試合を観ていて久々に熱くなれた。
こういう気迫溢れるサッカーを続けてほしい。
そうすれば、結果はおのずとついてくる。


◇U−19日本代表がU−19中国代表と親善試合を行い、0−2で敗れた。
 柏木は森重と組んで中盤の底でプレイ。
福元・槙野・ハーフナーら主力を大量に欠いた中で健闘はしたが、
ここ一番での力強さが足りず、集中を欠いたところから2失点と、課題の残る試合だったようだ。
23日 ◇DF槙野智章が、チーム事情のためU−19日本代表を辞退した。
ナビスコ出撃、という解釈でいいのかな?
◇J1リーグ第9節、広島ビッグアーチにてセレッソ大阪と対戦し、1−1のドロー。
得点者は佐藤寿(上野)。
4分け5敗の勝点4で、順位は18位のまま。

 ともに監督が交代して初めての試合は最下位争いという逆の意味で注目の一戦。
試合はいきなり動く。サンフのキックオフ、戻して戸田が左サイドへフィード、
これを上野が中央へ折り返すとそこへ走り込んだ寿人がDFをかわしてシュートし、
開始10秒足らずで先制した(試合開始後最速ゴールのJリーグ記録)
 しかしこれが悪かったのか、それからのサンフは妙に引いてしまってセレッソの一方的攻勢。
もっともセレッソの攻撃もミスが多くあまり迫力がなかったが、
サンフのほうも両サイドはドン引きですぐに出てこれないし、中盤からはまともなボールが出ないしで、
効果的な攻めが全くできない。
この日DFとして初先発の盛田ら守備陣がしっかりはね返す中、前半終了。
 後半もセレッソペースで始まり、後半5分、サンフ中盤のミスから西澤にボールが入り、彼から森島へ。
森島はうまく裏へ抜け出してシュート、下田は何とかはじいたがそこへ徳重、押し込んで同点に追いついた。
それからは運動量に勝るセレッソがボールを支配し、サンフがカウンターで対抗するという図式。
双方とも決定的場面をつくるものの決めきれず、そのまま痛み分けとなった。

 いきなりの先制以降は押しに押されて専守防衛、
追いつかれると勝点1を死守するために交代カードも一枚しか切らず。
こういう状況でなければ大ブーイングを受けてもおかしくない腰の引けた無様なゲームだったが
(実際、試合後の挨拶時にあの寛容に過ぎるバックスタンドからも野次や罵声が飛んでいた)、
こういう状況ゆえ我慢するしかないのか・・・試合後は涙が出てきた。
この程度の相手にも守って守ってのドローでよしとしなければならない(しかもホームで!)ほど弱いとは。
1998年くらいの状況に逆戻りしたような錯覚に陥った。
こんな試合でも、相手を1点に抑えたということで自信になればいいのだけど。
この状態から上を目指すとなると相当きつい仕事になると思うが、確実に前へ進んでいってほしい。
18日 小野剛監督の辞任が発表された。
併せて望月一頼GKコーチが後任監督として指揮を執ることが発表された。

 小野監督が17日にクラブに辞任の意思を伝え、クラブ側はこれを了承。
W杯による中断までの期間、望月GKコーチが監督として指揮を執ることになった。
6月に改めて新監督を迎える予定とのこと。

 今季ここまでの成績と内容では、監督交代もいたしかたないところ。
ただ、J2に落ちたサンフを一年でJ1に復帰させ、
昨年はかつての教え子たちを数多く呼び寄せてチームを強化し上位争いに加わらせた、
その手腕もまた評価されるべき。
特に一年でのJ1復帰はかなりの難題、それを成し遂げた小野監督は決して能力が低いわけではない。
今年も、単に「上位を狙う」というノルマであれば普通にこなしただろう。
しかし、今年は昨年の成績をうけて「優勝」が目標となった。
そのためにもう一段階高度な戦術を採用したが、それが選手たちに浸透せずにチームは迷走。
それでも何とか理想を実現しようと手を尽くしたが、悪い流れを変えられなかった。
シーズン半ばで辞任するには相当な葛藤があったと思うが、
下手に引きずって取り返しのつかない事態になる前に全ての責任を負って身を引いた、
その姿勢は潔いと思う。
広島での経験を糧にして、今後いっそうの活躍してくれることを祈ります。
小野さんが自らの目にかなう選手達を集めて指揮すれば、きっと常勝チームを作り上げると思うので・・・
三年間、お疲れさまでした。

 モチさんは長い間サンフのGKコーチを務めサンフを知り尽くしており、
また日本代表GKコーチとして国際経験も持っている。
2003年の9.23、絶対に勝たなければならない天王山のホーム新潟戦、
その終盤にベンチを飛び出してスタンドのサポーターたちを煽ったこともあり、
なかなか熱い性格の持ち主でもあったりする。
とはいえGKコーチと監督では全くやることが違うわけで、
そこは全員が一丸となって盛り立てていくほかない。
現在のチーム状況は悪く、そこからの立て直しにははっきり言って我慢のサッカーをするしかないので、
劇的な変化を望むのは無理。望む者は、サンフをJ2に落とそうとする者だ。
こちらも我慢しながら望月監督の奮闘に声援を送りたい。

 さて、小野監督は立派に責任を取った。次は選手たちの番。
小野さんにあそこまでさせておいて、今度の土曜もこれまでと変わらないゆるゆるなサッカーやってたら、
およそ赤い血の流れた人間じゃない。
このような事態になったのには、
ガチガチに決められたことしかできず、ちょっと自由度の高い戦術になったらもうチンプンカンプン、
相手に押され始めたら気後れしてしまって防戦一方、
点をとられようものならすぐさましゅんと下を向いてしまって相手に思うさま蹂躙される、
そういった選手たちにも大いに責任がある。
(もちろん、そこらへんは小野監督の指導力とかそういうのも絡んでくるのだけけど)
これからは本当に自らの全てをかけて戦ってほしい。
これからは言い訳無用。
イタリア遠征中のU−15日本代表がフランコ・ガッリーニ国際トーナメントにて優勝した。
 日本の戦績は以下のとおり。

グループマッチ:
○ 3−0 コネリャーノ(得点:OG、児玉、三浦)
○ 2−0 ピッツバーグ(得点:奥山、古田)
○ 3−1 レッジョ・エミリア(得点:原口、酒井、玉田)

決勝トーナメント:
○ 3−0 NECナイメーヘン(得点:田口、宇佐美、原口)
○ 1−0 リヴ・ゴルゲンセ(得点:原口)
△ 1−1(PK4-3) ラピッド・ウィーン(得点:酒井)
○ 2−0 ユヴェントス(得点:田口2)

 広島ジュニアユースから参加している玉田くんもレッジョ・エミリア戦でゴールを決めている。よくやった!
クラセンでもゴールを。
それにしても無敗で優勝を決めるとは素晴らしい。
モンテギュー国際大会に出場したU−16日本代表は、6位の成績。
 日本の成績は以下の通り。

グループリーグ:
○ 3−1 U-16ポルトガル代表(得点:工藤、柿谷、大塚)
● 0−1 U-16コートジボワール代表
● 0−1 U-16イタリア代表

5-6位決定戦:
▲ 1−1(PK3-4) U-16イングランド代表(得点:大塚)

岡本くんと宮本くんはどうだったろう。
AFC U−17選手権シンガポール2006(9/3〜17)の組み合わせ発表。
 来年韓国で行われるU−17世界選手権の出場権をかけた大会で、各国のU−16代表が出場する。
上のモンテギュー国際大会に出場した選手たちが中心になるので、
これを勝ち抜けば岡本くんや宮本くんが世界の舞台でプレイすることになる(開催地は韓国だけど)。
頑張ってほしい。
17日 中国遠征(4/23〜27)を行うU−19日本代表が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が選出された。
また、AFCユース選手権インド2006の組み合わせが発表された。

 頑張ってこーい。
 そして日本はC組、イラン、タジキスタン、北朝鮮と同じ組に。
これで2位以内に入り、決勝トーナメント1回戦でD組の1位あるいは2位と対戦して勝てば上位4位以内が確定し、
ワールドユース出場が決定する。
16日 ◇J1リーグ第8節、ヤマハスタジアムにてジュビロ磐田と対戦し、0−3で敗れる。
3分け5敗の勝点3で、順位は18位に後退。

 開始直後に磐田が右サイドに展開して鈴木秀人のクロス、
これはミスキックだったが、これが風に乗って下田の上を越えゴールに飛び込む「シュータリング」。
いきなりの失点を喫すると、19分にはクリアボールへの寄せが遅く太田にさらわれると、
そのままど真ん中をドリブル突破されて失点。
ゴール前には充分人数はいたが、全く対応できずに太田の通過を許してしまった。
2点のリードを奪った磐田は余裕の試合運び、対するサンフもいい形は作るものの決定機は遠く、
頼みの寿人にボールがとどかない。
終了間際にも太田にこの日2点目のゴールを許し、またも3失点で敗れた。
この結果、サンフは最下位に転落。

 こちらのやることなすことは全くうまく行かず、相手のやることはことごとく当たってボロボロにされる、
そんな感じ。流れの悪いときの典型的なパターン。
こういうときは下手に打って出ても相手に振り込むだけ。
じっと我慢しながら勝機を見出し、流れを引き寄せるしかない。
磐田戦を見る限りこっちから何か仕掛けても全部裏目に出るので、まずは守備を立て直すことからやってほしい。
今の守備は相変わらずゆるゆる。
3−4の点の取り合いになった鞠VS脚の両チームのほうがよっぽど厳しい守備をしている。
それを見ると、サンフの守備はJ1を戦うにはあまりにも脆弱。ていうかJ2のクラブでももっとやるだろう。
何でああまで守備できないのか。その原因を早く取り除いてほしい。
15日 JFAプリンスリーグU−18中国2006第3節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは江の川と対戦し1−0で勝利。
得点者は横竹(野田)。
2勝1敗の勝点6で、順位は4位に浮上。

 雨と強風に加えピッチコンディションも悪いという厳しいゲーム、
しかしサンフは20分、右サイドでボールカットした野田がすかさずクロスを上げ、
ゴール正面走り込んだ横竹がGKの頭上を越すテクニカルなヘッドを決めて先制、ペースを握る。
後半は積極的に前へ出てきた江の川の攻勢に何度か決定機を作られたが、
この日ゴールを守ったGK兼田のファインセーブ連発などで何とかしのぎきり、
貴重な勝点3を手にした。

 守備にはもっと厳しさが、攻撃にはもう少し工夫がほしかったが、
悪条件の中の試合のため、勝てたことでまずはよし、というところ。
主将の遊佐が出場停止で不在だったが、全員が声を出し合って踏ん張っていたのはよし。
次の試合は二週間後なので、それに向けてしっかり準備したい。

 皆実、サンフを破った銀河学院は、作陽をも破って三連勝、首位に立った。
その後ろに、2勝1敗の作陽、皆実、サンフが続く。
後続も虎視眈々と上位をうかがっており、今年は全く予断を許さない展開。
この日対戦の江の川も基本がとてもしっかりしており、ダイレクトパスの精度は素晴らしいの一言。
10番のMF下田くんは165cmと小柄ながら卓越したスピードとテクニックをもつ要チェックのプレイヤー。
本当に今年のプリンスは面白い。
12日 ◇ヤマザキナビスコカップ第2節、日本平にて清水エスパルスと対戦し、2−2のドロー。
得点者は森崎浩(駒野)、佐藤寿(森崎浩)。
1分け1敗の勝点1。

 今年に入ってまだ勝利のないサンフは久しく勝利のない鬼門・日本平に乗り込んだ。
カズが負傷で出場できないサンフは、戸田・ハンジェ・ベット・浩司の4−4−2中盤ダイヤモンド。
昨年の基本フォーメーションだったが、状態の悪い現在ではそれもなかなか機能せず、
15分、マルキーニョスに先制ゴールを許す。
しかしサンフも32分、サイドチェンジからの駒野のクロスを浩司がヘッドで叩き込んで追いつくと、
後半キックオフからのフィードを上野が落として浩司がスルーパス、これを寿人が決めて逆転した。
このまま勝ち切れればよかったが、後半32分にシュートブロックのこぼれを枝村にミドルで蹴り込まれて追いつかれ、
またも勝利はならなかった。

 ボロ負けが常の日本平で2−2ドローだったのは、ナビスコとはいえ結構な快挙(昨年もドローだったし)。
勝てればよかったが、なかなかよくやったといえるだろう。
そして浩司がナビスコ第1節から4試合連続ゴール。
ようやく本調子に戻ってきたようで、
FW以外に得点源のほとんどなかったサンフにとっては心強いニュース。
リードを守りきれない、シュート数で圧倒的に負けている(9対19)、などのマイナス要素も依然あるが、
それを週末の磐田戦に向けて可能な限り修正していってほしい。
毎試合2点も3点も取られちゃ勝てんよ。何でもいいからゼロに抑えろ。
9日 2006ナイキプレミアカップジャパン中国地域大会が8・9日に行われ、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースが優勝した。

 8日のグループリーグを広島とくにびきは揃って突破、
この日の準決勝で両者が対決した。
前半1−1、後半2−2と両者一歩も譲らず延長戦に突入したが、
最後は広島が延長前後半で5点を加えて勝利。激戦にけりをつけた。
 決勝では山口県のFCレオーネと対戦し、1−0で競り勝って優勝。
GWに行われる全国大会への進出を決めた。

 先輩たちに負けないような戦いをしてきてほしい。
このチームはU−14だけど、3年も加えたフルメンバーには、
いよいよクラブユース選手権U−15の広島県予選が。
島根のくにびきも加えて、ジュニアユース勢には頑張ってほしい。
8日 ◇J1リーグ第7節、広島ビッグアーチにて川崎フロンターレと対戦し、1−3で敗れる。
得点者は森崎浩(FK)。
3分け4敗の勝点3で、順位は17位のまま。

 これまでホームで3失点、4失点、3失点と大量失点を繰り返しているサンフは、
この試合ではあえて守備を固めることはせず、攻撃的に行くことでボールを支配し失点を防ごうとした。
その結果、開始わずか20分で3失点。
すべて流れの中からの失点というどうしようもない惨状で、この時点でほぼ試合を決められてしまった。
サンフは前半のうちに浩司の鮮やかなFKで1点を返し、それからはペースを握って攻め続けたものの、
川崎の長身スリーバックの壁を最後まで崩せず。
今回も大量失点で無残に敗れ去った。

 この日のマン・オブ・ザ・マッチは、サンフレッチェ広島ユース出身の西山貴永。
川崎の2点目を決めた谷口へのパス、そして3点目の起点となるクロスを上げるなど、
プロ初出場とは思えない溌剌とした動きを見せていた。
持ち味の「キュンキュンドリブル」はさらに鋭さを増しており、
スピードドリブルからの切り返しには駒野もついていけず、
彼の腕によよと取りすがって引っ張るファウルでしか止められなかった。
初先発選手がしっかりと機能する川崎と、一人でもレギュラーが欠けるともう機能しないサンフ、
チームの成熟度の差が如実に現われていた。
井川も右ウイングバックで実によく働いていたし。

 新監督ならともかく、四年目の監督。
それがここまでチームを機能させられないというのは、もはや限界ということだろう。
ここまで何をやってもダメなら、もうスリーバックにして、守備に重点を置き、攻撃はカウンターで、
相手の弱点をひたすら突いていくというリアクションサッカーに徹するしかない。
「相手どうこうより自分たちのサッカーをすることが大事」というのはこの状態では話が逆。
そういう戦い方は強いチームのものであって、弱いチームは相手を考えたサッカーをするべき。
しかしそれは監督の望むところではないから、それはしないだろう。
ならば、上が決断するしかない。
このどうしようもない状態で「優勝が目標」というのははっきり言って世迷言。
優勝を目指すチームに失礼だし、むしろ鼻で笑われる。
まず1勝、そしてその成果をもとに勝点を地道に積み上げていく。
これからやるのは「壊れたチームの立て直し」。
W杯明けまでにはJ1でしっかりと戦える態勢を整えないと、またJ2に落ちる可能性が高い。
今度落ちれば、もう一年で復帰できる保証はない。サンパイオいないし。
新監督探しましょう。
とりあえず高田GMに名義上の監督やってもらって、
ジュニアユースの島監督を引っ張ってきて指揮を執らせるというのはどうか。
JFAプリンスリーグU−18中国2006第2節、
サンフレッチェ広島F.Cユースは銀河学院と対戦し2−4で敗れる。
得点者は保手濱(横竹)、平繁(野田)。
1勝1敗の勝点3で、順位は6位。

 二週間にわたる練習試合(15日で19試合)のせいか動きに精彩を欠くサンフは、
7分に平繁のCKを横竹が落とし保手濱が押し込んで先制したものの、
それからは銀河の運動量とプレス、ショートパスをつないでの速攻に翻弄される。
攻める銀河は37分、右サイドに展開するとシンプルにつないでクロス、
これをニアでFW前田が合わせて同点に追いついた。
このゴールによって試合展開は激しくなったが、銀河ペースは変わらない。
 それでもサンフは後半5分にまたも平繁のCK、
野田に出したショートコーナーのリターンを受け取った平繁が中に持ち込んで強烈にゴールに突き刺し勝ち越す。
だが後半11分、サンフゴール前にこぼれたボールを金山がファンブル、これを銀河MF赤木が押し込みまたも同点に。
勢いに乗る銀河は後半23分にMF高橋卓見のFK、
サイドからゴール前に上げたクロスボールが誰にも触らずに直接入る逆転ゴール。
その直後には遊佐が主審への暴言で一発退場となり、
後半36分にはまたも高橋卓見がミドルシュートを叩き込んで銀河4点目。
 一人少ないサンフも必死で攻めたが、
CKからの横竹のドンピシャのヘッドもGKにキャッチされるなどどうしても決められず、そのまま試合終了。
何もかもうまくいかず、退場者も出し4失点。散々な敗戦を喫した。

 今年プリンスリーグに復活を果たし、前節でいきなり皆実を4−1で撃破した銀河学院、
今度はサンフユースを撃破して堂々の連勝発進。作陽に続く2位につけた。
これはフロックではなく、純粋に実力のなせる業。
素早く組織的なプレス、以心伝心のパスワークと見ていて楽しいサッカーを展開、
ここからさらに質を高めていけば、高円宮杯も狙えそうな雰囲気。
 対するサンフはほとんど動けず、銀河のプレスの前に常に後手後手に回っていた。
遊佐の退場でわかるように選手達にはかなりフラストレーションもたまっており、
半ば自滅のような敗戦。
やはり春休みの連戦の疲れが残っていたのだと思う。
来週の江の川に向け、万全の調整をしていってほしい。
4日 モンテギュー国際大会に参加するU−16日本代表が発表され、
広島ユースよりDF岡本知剛、DF宮本将が選出された。

 4/8〜19のフランス遠征。
U−15ではセンターバックのレギュラーだった岡本くんの選出は当然といえるが、
今回初の代表候補に選出された宮本くんも堂々のU−16代表入り。おめでとう!
一対一の強さ、正確なフィード、そして落ち着いたプレイでポジションどりを狙ってほしい。
3日 イタリア遠征を行うU−15日本代表が発表され、
広島ジュニアユースよりDF玉田道歩が選出された。

 4/11〜19の遠征。フランコ・ガッリーニ国際トーナメントに参加する。
ジュニアユースではDFやFWでプレイしているが、昨年末の高円宮杯ではFWとしてプレイした玉田くん。
DF登録での選出となったが、起用はどちらになるだろうか。
どこでプレイするにせよ、自らのストロングポイントを前面に押し出してがんばってきてほしい。
2日 ◇J1リーグ第6節、新潟スタジアムにてアルビレックス新潟と対戦し、1−1のドロー。
得点者は森崎浩(PK)。
3分け3敗の勝点3で、順位は17位のまま。

 シュート数9対20。
降り出した雨の中、新潟のロングボール攻撃の前に全く形を作れずホームの新潟に押されまくる。
雨のピッチのいたずらにより吉弘が後逸してしまったボールを中原に決められ先制されたが、
途中出場の上野がPA内で相手のファウルを受けPKゲット、これを浩司が決めて追いつき、かろうじて勝点1を手にした。

 ガンバ戦よりはマシだったが、ただそれだけ、という内容だったようだ。
相変わらず形ができていないようで、寿人・ウェズレイの二人も全く見せ場なし。もったいなさすぎ。
これでは川崎戦、どうなるのか・・・
しかしこの川崎戦が正念場。ここで結果も内容も残せないようだと、大鉈を振るうのも仕方ない。
このままわけのわからないままズルズルいくよりは、スッパリと。

3月:

30日 ◇国際親善試合、日本代表はエクアドル代表と対戦し1−0で勝利。
佐藤寿人は途中出場、決勝ゴールを挙げた。駒野友一は出場機会なし。

 後半途中投入から、アレックスのクロスに散々注文をつけ続けて後半40分、
左サイドを崩してアレックスがニアに低く入れたクロスに飛び込んだ寿人、
左足ダイレクトでボールの軌道を変えてゴールに流し込み決勝点をゲットした。
いかにも彼らしい、鋭く飛び込んでダイレクトで合わせるゴール。
南米のエクアドルを倒すゴールを挙げたということで、ジーコの好感度も大幅アップ?
このゴールで次回も呼ばれることはほぼ確実か。
とにかく、結果を出し続けること。今の寿人ならできるはず。
 最近加地さん気合入ってるので、駒野の出番もなかなかない。
でも本番まで何があるかわからないので、地道にアピールを続けるべし。もちろんJで活躍すること。
29日 ◇ヤマザキナビスコカップ第1節、フクアリにてジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、1−2で敗れる。
得点者は森崎浩(ベット)。

 お菓子杯開幕。
寿人、駒野の代表勢が不在、ウェズレイは負傷が長引き、またもベストメンバーが揃わない。
その中サンフは槙野、柏木というルーキーを帯同させ、柏木は先発出場。
前半開始早々にいきなりDFラインを破られて失点、またしても暗雲が漂うが、
それからの千葉の攻勢を必死で食い止め、反撃の機会をうかがう。
柏木に代えてカズを投入したころから徐々に形を作るようになり、
後半開始直後にベットのスルーパスをこの日FWで先発出場の浩司が決めて同点に追いつく。
後半は双方激しく攻め合ったが、決勝点を奪ったのは千葉。
スローインのボールをつないで最後は佐藤勇人が蹴り込んだ。

 負けはしたが、先日のド最低試合よりはだいぶマシになったようだ。
まあ、あれより悪くなるようならユースと交代でプリンスリーグに出たほうが分相応だけど。
しかし、よくなったけれど勝ったわけではない。
勝つためにはさらに集中し、気迫を高めて戦わなければならない。
27日 サニックス杯の結果。
 森保監督が率いたU−17日本代表の成績は以下の通り。

*グループリーグ(A組):
△1−1 ACミラン(得点者:鈴木)
(PK3-1)
○5−1 東海大五(得点者:畠山、中田2、谷島、水沼)
○1−0 前橋育英(得点者:市原)
グループ1位。

*決勝トーナメント:
●0−1 鵬翔

*5〜8位決定戦:
○3−2 鹿児島実(得点者:鈴木、小井土、中野)
○2−0 大津(得点者:水沼、横竹)
大会5位の成績。

中野くんは鹿実戦で、横竹くんは大津戦でゴールを決めている。
拓は前育戦で決勝ゴールをアシストしたらしい。
U−17日本代表は、今週は沖縄県高校招待サッカーに参加する。
25日 ◇J1リーグ第5節、広島ビッグアーチにてガンバ大阪と対戦し、1−3で敗れる。
得点者は佐藤寿(−)。
2分け3敗の勝点2で、順位は暫定17位に後退。

 前節の無茶苦茶な判定で下田が出場停止、
ジニーニョも股関節に痛みが残っているということで(サテライト京都戦には出ていたのに)ベンチスタート、
カズは体調が戻らずに欠場、
ウェズレイも足の故障でメンバー入りせずと、
センターラインがごっそり抜けた状態でチャンピオンチームをホームに迎えたサンフは、
3−5−2でまず守備をしっかり固め、試合に臨んだ。
 立ち上がりからガンバの攻撃にさらされ、シュートを立て続けに撃たれたが、
スリーバックがよくゴール前を固め、危ない場面を作られながらも失点は許さない。
我慢強く粘ってカウンターに徹するサンフは何度かいい形でゴールに迫るが、
パスミスが多く、なかなかシュートにまでいけない。
最終ラインからのビルドアップやフィードも不正確で、FWの走るところへほとんどボールが行かない。
それでも前半半ばからはガンバのミスも目立つようになり、サンフもしっかり対応できるようになっていく。
そして前半0−0で後半勝負、と思われた43分、
ゴール正面PAやや外でガンバの選手がフリーでボールを持ち、前を向く。
DF陣が誰も詰めにいけないところ、大木が戻ってきてチェックをかけたが、これがファウルをとられてガンバのFK。
このFKを遠藤が素晴らしい切れ味のキックでゴール左上スミに叩き込み、ガンバが先制した。
サンフは、壁もGK木寺も誰も一歩も動けず。そのまま前半は終了した。

 交代はなく後半開始、しかしその立ち上がり、
ガンバは左CKからマグノ・アウベスがファーで完全に競り勝ち、ヘッドで叩き込んであっさり追加点を挙げる。
これでサンフは意気消沈、全く形を作れなくなっていく。
そして61分、サンフはバックパスのミスをマグノ・アウベスにさらわれ、そのまま決められて決定的な3点目を献上。
このまま崩壊していきそうなところ、
しかしここで途中投入のハンジェ、纉cが必死で動き回って中盤をカバー、
さらに一誠を投入するとその矢先、ハンジェのフィードに寿人が中央強引に抜け出す。
GK藤ヶ谷が飛び出すが、寿人は先にボール落下点に入るとその頭上を抜くヘッド、
これは藤ヶ谷が手に当てる、しかし寿人はさらにボールを追って押し込もうとする、
だがその時ボールとの間に宮本が素早く体を入れてブロック、そのままボールをゴールライン外に追い出そうとした。
通常ならあきらめるか、宮本を突いてファウルを受けるところ。
しかしあきらめない寿人はブロックされながらもその後ろから足を出して宮本の支配下にあったボールをキック!
寿人の凄まじい執念がゴールネットを揺らし、サンフが1点を返した。
 これでようやく目が覚めたサンフはそれからガンバに攻勢をかけ、最後の最後まで頑張ったが、そのまま試合終了。
ホームでまたも大量失点を喫し、まだ5節とはいえ順位は暫定17位にまで落ち込んだ。

 今日は、やってるほうも苦痛だろうし、見ているほうもさらに苦痛という、ひどい試合だった。
水曜日に雨の日のナイトマッチでACLを戦い、しかも15点と点を取りすぎて疲れているはずのガンバに対し、
個人技や組織力ならまだしも出足や運動量でも後れをとり、完膚なきまでに叩きのめされた。
ガンバの選手は前線から組織的なプレスで積極的にボールを奪いに行っているのに、
サンフといえばボールホルダーにプレスもかけずに遠巻きに見ているだけで当たりにも行かない。
たまに複数人で寄せてもあっさり個人技でかわされるかダイレクトパスで簡単に突破され、
次々にフリーの選手に回されてしまう。
一言で言って、「ボール奪取は相手さんのミス頼み」みたいな守備だった。
何で当たりに行かないんだ。そういう指示が出てるのか?
 それで何とかボールを奪っても、目隠しして蹴っているとしか思えない無茶苦茶なフィードのオンパレード。
寿人と上野は前半から実によく相手の裏を取ろうと走り回っていたが、二人がかわいそうになるくらいの酷さだった。
上野とか後半途中から完全にバテてたし。
当然ビルドアップもできず、個人での突破もほとんどなし。
寿人のゴールは、本当に寿人個人の力によるもの。「チーム」として奪ったゴールではない。
 後半途中には、冗談でなく
「高校生のほうがもっとマシなサッカーするだろうに」
と思った。ていうか、サッカー?

 本当にゆるゆる。厳しさのかけらも見えない。主力がいるいない以前の問題。
これではJ2のチームにも勝てないだろう。
だが、そのわりには全員ヘトヘトになるまで走り回っているのも確か。
これは、完全にやり方が間違っている。
本番で何かをつかむなんてことは、ほとんどありえない話。
某「柱の男」さんが孫子を引き合いに出して語ったとおり、「戦の勝敗は戦う前にすでに決まっている」。
千葉の選手が「試合よりも練習のほうが大変」と言っているとおりに、練習は本番以上に重要なこと。
練習でやっている以上のものが、本番でできるわけがない。
本当に、普段の練習から全力で取り組んで、何か問題があれば監督も交えてしっかりと話をして、解決してほしい。
今日のサッカーでは、愛媛にも勝てるかどうか・・・
何とかしないと、アレですよ。アレ。そう、アレ。口にしたくはありませんが。
だから

何とかしろ!

開幕戦のときは、
「今日は負けたけど、このままいけばスゲー面白いサッカーになりそうだ」
と思ったんだけどなあ・・・・・・なんでこうなるの。
23日 ◇広島ユースDF佐藤拓がU−17日本代表に追加招集された。
 JFAからの正式な発表はまだだが、ゴリさん日記で書かれていたので。
彼は青森出身だが、スカウトされたのではなくはるばる青森からセレクションを受けに来て、
それに合格してユース入りを決めた剛の者。
1年のときから公式戦にも出場し、今年はセンターバックあるいは左サイドバックでレギュラーの座を確保。
着実に成長を続けている。
この年代の代表は槙野・柏木らの年代の次のワールドユースを目指すことになる。
しっかりアピールして、定着してほしい。
22日 国際親善試合・エクアドル戦(3/30)に向けた日本代表23名が発表され、
広島よりDF駒野友一、FW佐藤寿人が選出された。
 引き続きアピールしてきてほしい。寿人は何とか出場してゴールを。
◇東城陽にてサテライトが京都と練習試合を行い1−1。
得点者は八田(森崎浩CK)。

 結構強い雨の中での試合となり、また主審がアレでカードが乱発したりしたようだが、
前半に失点するも後半に浩司のCKを八田がヘッドで叩き込んで追いつき、
それからも攻撃を続けたが得点を奪えず1−1で終了とのこと。
 次節での復帰となるジニーニョ、下田の代わりに出場が予想される木寺とも無難なプレイだったそうで、
土曜日に向けて問題はないようだ。
 後半から投入されたウジンがその圧倒的なスピードで京都守備陣をかき回していたようで、
早くサテライトリーグあたりで見てみたいところ。
21日 ◇J1リーグ第4節、西京極陸上競技場にて京都パープルサンガと対戦し、2−2のドロー。
得点者は佐藤寿(ベット)、佐藤寿(駒野)。
2分け2敗の勝点2で、順位は16位。

 ジニーニョが出場停止、そしてカズが体調不良で出場不可能、
そしてウェズレイも体力面を考慮してベンチスタートとセンターラインがごっそり抜けた状態で試合に臨むサンフは、
大木をトップ下に置く、慣れ親しんだ4−4−2中盤ダイヤモンドでスタート。
しかし開始直後にバックラインからのパスを奪われてカウンターを喰らい、
元サンフの大久保のクロスが右サイドに流れるところを斉藤にワントラップから蹴り込まれていきなり先行を許す。
先制後、守備を固めてパウリーニョのカウンターに徹する京都にサンフを手を焼いたが、
43分に中盤競り合いこぼれを拾ったベットがぽんと前線に浮き球を送り、
そこへフリーで走り込んだ寿人がPA外からダイレクトで豪快に蹴り込み、いい時間帯に追いつく。
 サンフは後半開始直後からボールを完全支配して攻め込み、
右サイドを突破した駒野の低いクロスを中央上野がスルーしてファーの寿人が受け、
角度のないところから思い切ってシュート!これが見事に決まってサンフが逆転した。
 逆転されたホームの京都はアレモン、そして林を後半の早い時間帯から次々投入し、
スリートップにボールを集める。これにサンフはみるみる押し込まれてズルズル下がり、
攻撃が構築できずに今度は京都の一方的展開となる。
そして76分、京都右サイドからのクロスをいったんはクリアしたが、
これを拾った左サイドバック児玉のクロスを京都の選手がニアでさわって方向を変え、
ファーに流れたところをフリーで待ち構えていた林がダイレクトで蹴り込んで京都が追いついた。
 サンフは浩司を投入して前掛かりになり、バテてきた京都守備陣を再び押し込んで攻勢に立つが、
FKのチャンスにトリックプレイをやって失敗するなどいまいちかみ合わず。
そしてロスタイム、京都のロングボールにアレモンが抜け出しかけるところへ下田がPAを飛び出し、
一瞬早く胸でクリアしてアレモンと激突。
体を張って見事に守った、と思ったが主審の村上伸次はどういうわけか下田にレッドカードを出し、退場を命じた。
全く理解不能な判定、そしてサンフはすでに三人を交代しており木寺を出せない。
試合終了直前の直接FKの大ピンチに、GKユニに着替えてグローブをはめ、ゴールを守るのは小村。
壁に細かく指示を出し、ゴール前を固める。
そして京都パウリーニョの左足!を見事に壁がはじき返し、試合終了。
敗戦は免れたが、またも勝点3をのがしてしまった。

 戦力的・体力的に厳しかったのはわかるが、この日の京都に勝てなくてどこに勝つのか、という感じ。
先日、大分の試合をTVで見たけど、それに比べれば全般的に「厳しさ」が足りない。
この日の試合で厳しさがあったのは寿人、大木、戸田くらいか。
昨年のスタイルでもなお2失点とは、集中力が足りん。
小奇麗にやるのはバルサだけで充分。今のサンフがやっても滑稽なだけだ。
もっと激しく泥臭く勝利を追求してほしい。
WE GET DREAMS.って言ってるけど、夢を見るのはシーズンが始まるまで。
戦いが始まってからもむにゃむにゃ夢を見てたら、あっという間にぶった切られて終わり。
早いとこ目を覚ませ。

あと、


このクサレ脳ミソがァ―――ッ!!>主審

今年の主審、いっそうレベルダウンしてないか。何様のつもりだ。
間違ってるくせに偉そうにカード出して、権力者のつもりか?
人をナメるのもいい加減にしろ。
18日 ◇J1リーグ第3節、広島ビッグアーチにて浦和レッドダイヤモンズと対戦し、1−4で敗れる。
得点者はウェズレイ(−)。

 雨降るビッグアーチでの一戦、
初勝利に向けてサンフは浦和に真っ向からぶつかり、互角以上の戦いを見せる。
しかし、浦和中盤からのパス一本にワシントンが抜け出そうとするところ、
チェックにいったジニーニョがこれを倒してファウル。
常識的にはイエローカードのところだが、扇谷主審はこれを得点機会阻止として一発レッド。
完全に抜け出していたならともかく、ジニーニョはワシントンとの競り合いの中で後ろから倒していたので、
どう考えてもイエローのところ。意気揚々とレッドを出していたので、目立ちたかったのか。
WBCでのどこぞのマイナーリーグ審判のようだった。
サンフは前半26分に10人となってしまった。ジニーニョのところへは戸田が下がって対応。
 これで浦和が得たFK、これはPAに入るか入らないかというぎりぎりのところで、
いわゆる「近すぎて難しい」位置。
しかし、アレックスのキックはやすやすと壁の左を抜けてゴール左スミに飛び込み、浦和先制。
前々からそうだけど、壁の作り方甘いんじゃないのか。
 続いて32分、浦和のフィードが小村の元へ。
ダイレクトでクリアすべきところだったが、小村はどういうわけか身をかがめてのヘッドでこれを足元に落とそうとした。
しかしミス、ボールは詰めてきていたポンテの前へ。
ポンテはそれをかっさらうと小村を振り切って下田と一対一になり、冷静に決めてリードを2点とする。
ベテランにあるまじき言語道断の大チョンボで、試合はさらに難しくなった。
 その後、プレイが切れた後のボールを戸田が大きく蹴り飛ばしてイエローをもらうという失態もあったが、
10人になったとはいえ特に劣勢というわけでもなく、そのまま前半は終了。

 後半立ち上がりはまだ互角の展開だったが、一人多い浦和が徐々に中盤でパスを回して優位を築く。
浦和は小野を下げて内舘を投入、長谷部を前に上げる。
サンフはハンジェに代えて上野を投入、どうすんのと思ったら上野はそのまま右サイドへ。
できるのか、と思ったら、その直後にそのサイドを破られ、これはクリアするもその流れの中からポンテのクロス、
これをワシントンが受けてバックパス、アレックスが折り返し、
中央に飛び込んだ鈴木啓太が合わせて62分、3点目。
さらに66分、今度は長谷部の突破からポンテのクロス、これを中央ワシントンが頭で合わせて4点目。完全に勝負は決まった。
 これで浦和は完全に弛緩、流しモードに入った。そこでサンフもやや押し返し、
85分にウェズレイがフィードに抜け出して都築の上を抜くループシュートで1点を返す。
それからも攻め続けたが、それ以上のゴールは奪えず1−4、
ホームで二試合連続の4失点という惨憺たる結果となった。

 主審の判定はともかくとして、その後のミスで自ら試合を難しくしてしまった。
FKをしっかり防いでいれば、そしてくだらないミスをしなければ。
また、何度かあった決定機を決めきれなかったことも。
浦和のパフォーマンスは正直開幕戦の鹿島より断然下で、10人でも問題なく戦えていただけに、
ここぞというところでの甘さが悔やまれる。
こういうところをしっかりやれるかどうかが、強いチームとそうでないチームとの差だろう。
ただ、ジニーニョが退場するまでのパフォーマンスはよかった。
このよい時間帯のイメージを次節につなげ、西京極で初勝利を飾ってほしい。
そして、中三日ということで選手の入れ替えもあるかもしれない。
現在トップチームより勢いがあるというサテライト勢の奮起にも大いに期待したい。

もちろん、扇谷主審については、二度と広島に来てほしくはない。
ていうかMLBのマイナーリーグにでも行け。
JFAプリンスリーグU−18中国2006が開幕、
サンフレッチェ広島F.Cユースは広島県工と対戦し6−0で勝利。
得点者は遊佐(−)、保手濱(平繁CK)、保手濱(遊佐)、平繁(横竹)、藤澤(−)、内田(篠原)。

 プリンスリーグ中国開幕日は生憎の雨。
会場の広域公園第一球技場も下がぬかるむ劣悪なコンディションとなった。
サンフはMF岡本・DF宮本という、先日U−16日本代表候補に選出されたまだ中3の二人が先発。
立ち上がりはサンフペースだったが、県工もフィジカルと走力を活かして対抗。
特にボールへの寄せではサンフを上回り、たびたびいい攻撃を見せてサンフを押し込んだ。
しかし31分、高い位置でボールを拾ったサンフが左へ展開、
平繁がタテに出してオーバーラップの拓がセンタリング。
これは県工がクリアしたが、これをカットした遊佐がゴール正面からミドルシュート!
これが豪快にゴールに突き刺さってサンフが先制する。
このゴールで調子に乗ってきたサンフは試合を支配、ゴールはなかったがそのままのペースで前半終了。
 後半立ち上がりからも飛ばすサンフ、後半5分に平繁の左CKをニアの保手濱が珍しくヘッドで合わせて2−0とすると、
さらに左から右へサイドチェンジ、ここから保手濱→野田→保手濱→遊佐とダイレクトパスをつなぎ、
最後は遊佐のダイレクトヒールをPA内に飛び込んだ保手濱がこれもダイレクトで蹴り込み、3−0。
サイドチェンジからゴールまで全てワンタッチのダイレクトプレイで決めた、エクセレントゴールだった。

 この後、サンフは遊佐、保手濱といった主力を次々に交代。そのためにしばし戦況が膠着したが、
後半23分、相手GKの持ち過ぎで得たPA内での間接FK、
これを平繁・横竹・野田の三人が見事なトリックプレイからゲット(平繁のゴール)し4−0とすると再びエンジンがかかり、
後半28分には横竹のスルーパスに抜け出した途中出場の藤澤がドリブルから技ありのゴールで5−0、
後半33分には途中出場・篠原の落としをこれも途中出場の内田が左足の強烈ミドルで決めて6−0。
その後も攻め続けて試合終了、前半は苦戦したものの、終わってみれば6−0の快勝発進となった。

 岡本くん・宮本くんは先発フル出場、勝利に貢献した。代表候補合宿も頑張ってきてほしい。
この日の中野くんは決定機を二度外すなどやや精彩を欠いた。次節以降の爆発に期待。
先制ゴールの遊佐くんはユニの下にリハビリ中の松田くんの14番ユニを着込んでおり、
ゴール後はメインスタンド前でそれを誇示するという心憎い場面も。
 県工も走力を活かしたシンプルで鋭い攻撃を見せてサンフを押し込む場面もあり、
リーグでの活躍が期待できそうだ。

 引き続き行われた広島観音と江の川の試合は2−2のドロー。
観音が勝つと思ったが・・・このリーグ、混戦になりそうかも。

 公式記録見たら6点目が篠原くんに。
???中野くんの折り返しを篠原くんが落としてウッチーのミドルじゃなかったっけ?
17日 ナショナルトレセンU−14参加選手が発表され、
サンフレッチェ広島ジュニアユースよりGK田村昇大、DF山崎翼、MF森保翔平、MF浅田裕史、MF茶島雄介、
FW玉田道歩、FW松永侑也、FW砂川優太郎、FW甲斐聖人、MF浜田翔、DF佐川祐樹が、
サンフレッチェみろくの里ジュニアユースよりMF前田裕介が、
サンフレッチェくにびきジュニアユースよりFW小田悠太が選出された。
西日本では熊本の大津で開催される。25〜29日。
大阪商業大学MF宮本卓也(22)のセレッソ大阪への加入が発表された。
 彼は、甲府に加入した田森と同じくサンフレッチェ広島ユースの出身。
ユース時代はセンターバック、サイドバックとして活躍し、
大商大ではボランチにコンバート。昨年は主将としてチームをまとめていた。
165cmと小柄ながらフィジカル抜群でパワーも相当なもの。
ユースでもセンターバックをごく普通にこなしていたし、
サイドバックでは迫力十分のドリブル突破からのクロスを見せていて、
攻守両面で利くプレイヤーだった。
ユースではボランチに田森・沖本がいたこともあって中盤をやることはなかったが、
大学でのボランチへのコンバートは自然ななりゆきだったのかも。
これからは敵どうしになってしまうが、後輩たちの目標になるよう頑張ってほしい。
 ちなみに、彼のユース時代の愛称は「みーも」。
今はどう呼ばれてるか知らないけど・・・

 最近のユースOBは関西学生リーグ1部の大学に入ることが多いが、
彼らにも大きな励みになるだろう。
今年始めには関大の大屋翼が京都に練習生として参加しているし、
次は彼か?まだ1年(ことし2年に)だけど。
15日 ◇神戸と練習試合(35分×1、30分×2)を行い、1−0、0−0、2−1。
得点者は森崎和(1本目)、森崎浩、八田(3本目)。
 レギュラー組が1本目、サテライトが2・3本目?
カズのゴールは、駒野のクロスに飛び込んでのものらしい。
カズのように、中盤の選手がもっとPAに飛び込まないと。
 サテライト勢は、決定力に難はあったものの圧倒的な運動量と連動性で相手を圧倒していたとのこと。
サンフユース化が進んできたようで、なによりだ。
浩司・柏木・纉c・青山の中盤、確かにセンターもサイドもこなせるプレイヤーが多いので、
レギュラー組よりは融通が利きそう。ここに一誠が入れば相当フレキシブルになるだろう。
レギュラーたちが戦術をこなせないようならどんどんその座を奪い取って、サンフを勝たせてほしい。
14日 トレーニングキャンプ(3/21〜26)を行うU−16日本代表候補が発表され、
サンフレッチェみろくの里ジュニアユースFCよりDF宮本将が、
サンフレッチェびんごジュニアユースFCよりDF岡本知剛が選出された。

 毎年恒例のモンテギュー国際大会、
そしてイランで行われるU−17の国際大会に向けての合宿になる。
 岡本くんは昨年のAFC U−17選手権予選でセンターバックのレギュラーとして活躍し、
引き続きの選出となる。
 宮本くんは初選出。長身を活かした守備と正確なロングフィードで代表定着なるか。
 ユース新1年では佐伯くんが昨年のU−17選手権予選メンバーに選ばれていたが、今回は選出されず。
次の機会を狙ってほしい。
12日 ◇J1リーグ第2節、九石ドームにて大分トリニータと対戦し、1−1のドロー。
得点者は、ウェズレイ(佐藤寿)。

 開幕戦からは浩司にかわってハンジェが入ったスタメンで試合に臨み、
前半からボールを支配して大分を押し込む展開も、なかなかゴールが生まれない。
後半は大分が修正して攻勢に転じ、サンフも反撃して攻め合う。しかしスコアレスのじりじりする展開が続く中、
ついにハンジェに代えて浩司を投入、点を取りに出た。
しかしその矢先、大分・内村の左からのグラウンダーのクロス。
松橋が飛び込み、これはとどかなかったものの、下田も松橋の動きにつられてしまい、
二人の間をすり抜けたボールはなんとそのままゴールへ転がり込んで後半34分、まさかの大分先制。
 サンフは上野を投入しスリートップで攻め立てるが、ゴールは生まれずロスタイムへ・・・
その時、後方からのフィードをウェズレイがヘッドで落とし、走り込んだ寿人が二人に囲まれながらもこれをキープ、
そしてちょんとゴール前に出したボールにウェズレイが猛然と飛び込んできて合わせ、劇的な同点弾を叩き込んだ。
試合はそのまま1−1で終了、サンフは九死に一生、といった感じの勝点1を手に入れた。

横浜相手にホームで0−3と敗れ去った鹿島に比べれば、チームバランスはよくはなっているんだろう。
しかし、攻撃面を見るとうまくいっているとも言いがたい。
まだまだチームが未完成の中、次節は天皇杯覇者・浦和をホームに迎える。
目指す戦術を貫くのか、それとも相手が相手だけに現実的な戦術を採るのか。
もっとも、浦和相手に気をつけることは、まず「呑まれない」こと。
試合に向けてやってきたことを自信をもって表現してほしい。
ナイキプレミアカップ2006広島県大会・決勝トーナメントが行われ、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースが優勝した。

 準決勝はサンフレッチェびんごがローザス・セレソンを1−0、
サンフレッチェ広島が廿日市FCを3−1で破って決勝進出。
広島とびんごの同門対決となった決勝は、前半に広島が2点を奪って優位に試合を進め、
後半のびんごの反撃を防ぎきって勝利、優勝した。
9日 ◇サテライトが南津守にてセレッソ大阪と練習試合を行い、2−0。
得点者は上野、前田。

 FW陣が結果を出した。
レギュラーのツートップは寿人とピチブーだが、それを脅かしていってほしい。
JFAプリンスリーグU−18中国2006の日程が発表された。
 今年は総当りリーグ戦。
昨年の上位リーグで戦ったサンフ、観音、皆実、多々良、作陽、国泰寺の6チームに、
新人戦などで参入を決めた境、江の川、岡山学芸館、防府、銀河学院、県工の6チームを加えた12チームが、
3/18〜7/22の長丁場を戦う。
 短期決戦ではないので、まさに「リーグ戦の戦い方」が必要になるだろう。
全てのチームはサンフにはモチベーション高く向かってくるはずだし、
例年通り厳しい戦いが続くと思われる。
それでもそれらの挑戦をことごとくはねのけ、まずは高円宮杯への切符を手に入れてほしい。
7日 JFAが、元サンフレッチェ広島コーチ・影山雅永氏をマカオ代表監督として派遣することを発表した。
 JFA公認A級コーチに加え、昨年にAFC公認プロフェッショナルディプロマコーチの資格を取っていた影山さん、
以前に某ゴリさん日記でバラされていたけど、このたび正式にマカオ監督代表就任の発表がなされた。
コーチ業と監督業はいろいろと違うので大変だろうけど(しかも外国だし)、頑張ってきてほしいと思う。
5日 ◇J1リーグ第1節、広島ビッグアーチにて鹿島アントラーズと対戦し、3−4で敗れる。
得点者は、ウェズレイ(森崎浩)、佐藤寿(小村)、ウェズレイ(リ・ハンジェ)。

 W杯イヤーのJリーグは4日より開幕。
J1は4日のG大阪VS浦和を皮切りに、この日は残り8試合が行われた。
 サンパウロでトヨタカップを制したパウロ・アウトゥオリ監督が率いる鹿島をホームに迎えたサンフは、
4−4−2中盤フラットのシステムで立ち上がりから鹿島と激しい攻め合いを演ずる。
序盤は互角だったが、しかし鹿島が中盤でしっかりパスをつないでキープするようになると、
サンフのDFラインが徐々に下がり始める。
そして、中盤でのミスから一気に最終ラインの勝負にもっていかれる、という場面が続いた後、
鹿島の右サイドバック内田篤人が高い位置でボールを受けると一気にドリブル勝負。
PAに入ったところで服部に足を引っかけられ、PKを得る。
これを小笠原が冷静に決めて22分、鹿島先制。
 サンフは中盤でのパスミスが続いてなかなかシュートまで持っていけない。
だが、フィードボールに競った寿人がファウルを受けてFK、
これを浩司が素早くリスタートし、抜け出したウェズレイがGKの逆を衝いて蹴り込み33分、1−1の同点に追いつく。
 しかし鹿島は両サイドからの攻めが冴え、
新井場・内田の両サイドバックが積極的に上がってクロス、ラストパスを供給。
そして38分、またもサンフは左サイドをえぐられ、ふわりと上げられたクロスをゴール前飛び込んだ柳沢がヘッドで合わせてゴール。
だがサンフもその直後39分、左サイドから小村が放り込んだフィードを寿人が胸トラップ、
前を向くとGKをかわして無人のゴールに蹴り込みすかさず同点、2−2とした。
 しかししかし、鹿島は43分、三たびサンフの左サイドを崩すと中央へ折り返し、
ゴール正面で受けた小笠原が柳沢にはたき、柳沢がこれを決めて三たびリードを奪う。

 後半、サンフは守備面で機能していなかった浩司に代えてハンジェを投入。
彼の運動量としつこい守備で鹿島のパス回しを封鎖し、サンフが優位に立つ。
鹿島はその攻撃を耐え忍ぶと徐々にペースを取り戻し、後半24分、CKをとってフェルナンド投入。
そこからの二度目のCK、小笠原のキックを岩政?がヘッド、バーに当たってはね返るところを柳沢がオーバーヘッド!
これが決まってしまい、サンフは2点のビハインドを負う。
 しかしサンフはあきらめずに攻める。大木を投入して中盤をおなじみのダイヤモンド形とし、
彼を経由しての攻撃で活路を見出す。そして後半37分、中盤から左に展開し服部がクロス、
これはDFがクリアするもジニーニョが右サイドのハンジェに落とし、
ハンジェがすかさず上げたクロスを中央ウェズレイがヘッド!見事に決めて1点差に詰め寄る。
 だが、鹿島はしっかりとボールをつないでキープするお馴染みの老獪さでそのまま逃げ切った。

 ここ2年間リーグ戦でゴールを決めてない?柳沢のようなFWにハットトリックされるとは、
守備がザルといわざるを得ない。
中盤のフラット4の連携がまだまだで、全体としてどう動けばいいのかということもまだ確立されていない。
その不安が個々の運動量のなさ、一対一の激しさのなさにつながっているんだろうか。
今のままでは、最終ラインへの負担があまりにも大きすぎる。
ベットと浩司が勝手に中央に絞っていってしまうので両サイドはがら空き、
特に左サイドは空白地帯で、鹿島のルーキー・内田篤人にいいようにさせてしまった。
これは中盤で浩司が厳しくチェックにいかなかったため。
後半にハンジェを投入し、彼が中盤を走り回りディフェンスするようになるとサンフのペース。
そして、やはりトップ下に大木が入ると攻守が円滑になり、追撃弾が生まれた。
二人の働きはさすがというべき。
 今のスタイルを貫くのか、柔軟にダイヤモンドとフラットを使い分けるのか。
寿人とピチブーの破壊力は今日の試合で証明された。戦力は充分。
彼ら二人が存分に暴れられるような布陣にしてほしい。

 それにしても鹿島は強い。攻撃力に関してなら現時点のJ最強だろう。
ナイキプレミアカップ2006広島県大会、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース、サンフレッチェびんごジュニアユースFCは決勝トーナメント進出。

 広島は3戦全勝の勝点9、びんごは2勝1分けの勝点7でともにグループリーグを1位突破。
12日に各グループ1・2位の4チームによる決勝トーナメントを行い、
優勝チームが中国大会に進出する。

会場は広島スタジアム、
10:00よりサンフレッチェびんご−ローザス・セレソン、
11:15より廿日市FC−サンフレッチェ広島。
決勝は14:15より。

 鹿島戦の前にちょっと広島の試合を観たけど、なかなか組織されたいいチームだった。
FWの砂川くん、トップ下の村重くんをはじめ全員がよく動き回ってボールを回していた。
昨年のような強烈なインパクト(玉田くん、山崎くんなど)はないけど、堅実な試合運びがいい。
3日 サニックス杯、沖縄県高校招待サッカー大会に出場するU−17日本代表が発表され、
広島ユースよりDF横竹翔、FW中野裕太が選出された。

 横竹くんは昨年のDFとしての活躍が認められたのかDF登録での選出。
一応、春にはプリンスリーグ中国の得点王になり、
U−16の北海道国際ではけっこう点を取ってはいたけれど。
今年は基本的にボランチをやっているが、代表ではどこをやるのか。
 中野くんはストライカーとしてどんどん点を取ってきてもらいたい。

2月:

28日 トレーニングキャンプ(3/6〜9)を行うU−19日本代表候補が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF柏木陽介が選出された。
 カタール遠征では怪我のため選出されなかった柏木が復帰。
中盤を走り回って攻守のリンク役となる彼のプレイはチームに不可欠。
またアピールして、ポジションを取り返してほしい。
24日 ◇宮崎キャンプ打ち上げ。
23日 ◇宮崎キャンプ十五日目、札幌と練習試合(45分×2を2試合、非公開)を行い、
トップチームは1−0。得点者は森崎浩。
サテライトは2−2。得点者は前田、高柳。

 「得点にこだわり勝利する」ということを目標にしてこの試合に臨んだサンフ、
今日はこのキャンプ好調な柏木が先発した。
立ち上がりはよかったもののその後うまくいかなくなり札幌に攻められる時間が続いたが、
柏木に代えて投入された戸田が積極的なプレイで流れを変え、
44分、大木が前線へ飛び出してきたカズへパス、
カズはシュートレンジに突っ込むと浩司にはたき、浩司はこれをうまく決めてゴール。
後半はあと一歩のところで攻撃がつながらない場面が多かったが、形はできてきたという印象らしい。

 この日の勝利でようやくスタートラインに立ったというところ。
確かに下田・駒野・寿人というチームの柱三人を欠いた状態ではなかなか苦しかったと思うが、
誰が出ても一定水準のパフォーマンスを見せるのがチームというもの。
とりあえず寿人が戻ってくるし、攻撃に関してさらに詰めていってほしい。
欧州遠征を行う日本代表が発表され、広島よりGK下田崇、DF駒野友一が選出された。
 今回、FW陣は久保のほかは海外勢。つっても柳沢は鹿島に帰ってくるけど。
寿人は巻とともに今回はお休みだが、その分サンフでピチブーとの連携を深めてほしい。
大黒も高原も柳沢も、久保と良好なコンビを組めなければ・・・W杯メンバー落選は確実。
ここ最近点を取ってない人は、ひたすら久保に従属すべし。
22日 ◇アジアカップ予選、日本代表はインド代表と対戦し6−0で勝利。
得点者は小野、巻、福西、久保2、佐藤。
佐藤寿人は後半途中より出場し、1ゴール1アシストをマークした。
駒野友一は出場機会なし。

寿人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
後半30分に投入されると早速右サイド加地のクロスに飛び込むなど積極的にゴールに向かい、
後半33分には久保からのパスをダイレクトでリターンして久保のゴールをアシスト。
そして後半37分、右サイドからのパスをうまく呼び込んでPAに入るとダイレクトでニアに蹴り込み、
代表3試合目で初ゴールをマークした。
それからもゴール前に飛び込む動きでインドゴールをたびたび脅かし、
さらに前線からのチェイスで相手ボールを奪う場面もあり、守備面でも存分にアピール。
15分余りの出場時間ながら、鮮烈な印象を残した。

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦はどうなる。
いくら欧州にいようが、点を取らないFWよりは取るFWを・・・と思うが・・・
21日 ◇宮崎キャンプ十三日目、徳島と練習試合(45分×2)を行い1−1。
得点者は柏木。
サテライトは鵬翔高校と練習試合(45分×2)を行い、6−2。

 戸田が体調不良で欠場し、中盤はベット・カズ・ハンジェ・浩司のフラット。
四人の並びを変えたり、時にダイヤモンド型に変えたりと流動的にプレイする。前半はスコアレス。
 後半、ウェズレイがドリブル突破しGKがファウルで止め一発退場。
しかし練習試合ということで小野監督はGKを戻させ、11対11で続行。
先制は徳島。後半24分カウンターから金がミドルレンジからループシュート、
これが木寺の上を越えてゴールに飛び込んだ。
サンフは大木を投入してから流れを引き寄せ、
後半36分、その大木のスルーパスに抜け出した柏木が鮮やかにゲット。
試合はそのまま1−1で終了した。

 サテライトは鵬翔高と練習試合。
前半に俊介が2点を奪って先行するが、DFのミスやカウンターで2点を失い、2−2で折り返し。
後半は、後半より出場の槙野がCKをヘッドで合わせ、GKがセーブしたところをDF盛田が押し込んで口火を切ると、
さらに西河のミドルシュート、ウジンがフィードに反応し完全に抜け出してGKをかわしてゲット、
そしてクロスボールのこぼれを一誠が押し込んで6−2とした。
 遊佐、平繁らユース2年生組は修学旅行のためすでに帰っているが、
横竹・中野の1年生二人はまだ残っており、この試合にも出場した。
20日 ◇宮崎キャンプ十二日目。
 昨年もキャンプでは試したが実戦ではなかなか機能しなかった4−4−2の中盤フラット、
それを実現させるためのフォーメーション練習。
19日 宮崎キャンプ十一日目、川崎と練習試合(45分×3)を行い、0−1、0−3、1−0。
得点者は平繁。

 最初の二本がトップチーム、ラスト一本がサテライトによるゲーム。
 一本目は43分、マルクスのクロスを木寺がクリアしたところを中村が蹴り込んで0−1。
 二本目は川崎が圧倒的攻勢、マルクスのボレー、黒津のヘッド、マルクスのヘッド。
ジュニーニョが3アシストの大活躍でサンフを押さえ込み、トップチームは一・二本目合計0−4の大敗となった。
 三本目はサテライト。トップチームの体たらくにサテライト勢は逆に発奮したようで、
こちらはゲームを支配して川崎を押し込み、俊介のパスから平繁がGKとの一対一を制しゴール。
ユース師弟コンビのホットラインでサンフが1−0。
18日 ◇宮崎キャンプ十日目。
 連日の練習試合を受けて17日はオフ。
この日はこれまでの試合での課題だった守備からのビルドアップを主眼に練習。
19日は川崎との練習試合。
◇日本代表がフィンランド代表と親善試合を行い、
駒野友一・佐藤寿人は後半途中から出場。

 寿人は駒野からのクロスがゴール前にこぼれるところに走り込んでシュートを放ったが、
GKに当たってポスト、惜しくもゴールならず。
16日 ◇宮崎キャンプ八日目、トップチームは草津と練習試合(45分ハーフ)を行い2−2。
サテライトは九州大学選抜と練習試合(40分×3)を行い2−0、0−1、0−1。
 雨のシーガイア。
 トップチームは草津と練習試合。
 前半にベットからピチブーへのパスが通り、ピチブーのクロスを優作が合わせて先制。
しかし後半立ち上がりにポンポンと立て続けに失点し、逆転される。
それでも後半半ばにカズのクロスをピチブーがヘッドで合わせて追いつき、なおも攻めたが、
GKとの一対一で外したりバーに当てたりと決定機を決められず、またも2−2。
 サテライトは九州大学選抜と対戦。
 一本目は普通にサテライト(つっても平繁いたけど)。
浩司も入っており、その浩司のPKと纉cのゴールで危なげなく2−0。
 二・三本目にはルーキー、ユース組も入ってきて、こちらはともに0−1。
15日 ◇宮崎キャンプ七日目、甲府と練習試合(45分ハーフ2試合)を行う。
トップチームは2−2、得点者はウェズレイ、浩司。
サテライトは1−2、得点者は柏木。
 トップチームは日本代表の三人も加わっての試合。
 開始早々にピチブーのゴールで先制、その後長谷川、浩司、バレーと点を取り合って2−2。
 サテライト戦、甲府はサンフユース出身の田森(法政大卒)も先発。
試合は甲府ペースで、保坂・須藤にゴールを許し2点ビハインドとなるが、
終盤にハンジェのスルーパスから柏木が豪快に蹴り込み、1点を返した。
14日 ◇宮崎キャンプ六日目。
 午前中は三対三。午後は個別練習。
 明日は13時より甲府と練習試合。トップ・サテライトそれぞれ45分ハーフ。
13日 ◇宮崎キャンプ五日目。
 日本代表遠征から戻ってきた三人が合流。
この日は別メニューで、翌日から練習参加。
 その他のメンバーはチームを三つに分け、30分×3の紅白戦。
得点はなかったものの、流動的な攻撃にDF陣の堅い守りが目立ったらしい。
 午後はオフ。
◇下田崇、駒野友一、佐藤寿人が日本代表に選出された。
 18日の親善試合・フィンランド代表戦と22日のアジアカップ予選・インド戦に向けたメンバーで、
アメリカ遠征メンバーがそのまま選出されている。
三人は15日の甲府との練習試合の後、再びチームを離れることになった。
 親善試合と、AFCのカップ戦とはいえ相手がインドということで、
いろいろと試す余地があるだろう。三人が出場し、結果を残すことができますように。
12日 ◇宮崎キャンプ四日目。
 午前中はフィジカル練習、午後は守備練習。
守備練習では攻撃側と守備側が激しいバトルを繰り広げたとのこと。
11日 ◇宮崎キャンプ三日目。
 前日の練習試合で(鞠の一員として)素晴らしい動きを見せた槙野がレギュラー組に抜擢。
いきなりのことで本人も緊張気味だったようだが、物怖じせずにいつもどおりやっていってほしい。
◇佐藤寿人が日本代表対アメリカ代表の親善試合の後半から出場。
 前線で激しく動き回って攻守に貢献し、
巻のゴール時にはニアに飛び込んで相手DFを二人引きつけ、巻を陰ながらアシストした。
ゴールはなかったが、試合の流れを変える働きをしたのは間違いない。
次はあるだろうか。
10日 ◇宮崎キャンプ二日目、横浜F・マリノスと練習試合(30分×3)を行い、0−2、1−0、0−0。
 立ち上がりにセットプレイとパス一本から抜け出されてたちまち2点を失ってしまったが、
チャンスの数はサンフのほうが多く作って一本目終了。
 二本目、サンフはウェズレイを基点にして攻め、優作のスルーパスに反応して飛び出したカズのゴールで1点を奪う。
 三本目、横浜のDFが足りないということで槙野が横浜のDFに駆り出されてプレイ。
ここらへんは岡田さんと小野さんが師弟関係にあるゆえなせるわざ。
その槙野は俊介&纉cのツートップの決定機をことごとくストップして三本目スコアレスの原動力となり、
岡田監督から「ウチに修行に来ないか」と誘われたとのこと。ちょwww岡ちゃんwwww
 中盤が流動的に動いてPAに飛び込み、
試合後にはカズが「ハットトリックを決められたはず」と唇をかんだほど。
守備の連携や攻撃時の細かい合わせはこれからになるからしょうがないけど、
それでも勝負にこだわる姿勢はよし。
9日 ◇宮崎キャンプスタート。
 宮崎入り、そしてスケジュール変更で早く始まった練習にも選手たちは前日からしっかりと用意して臨み、
初日から密度の濃い練習が出来た模様。
 明日は横浜F・マリノスとの練習試合が行われる。

 槙野、柏木、ウジンのルーキー三名が合流、
またユースの平繁、遊佐、金山も参加。ユースからは今後横竹、中野も参加する。
8日 GK木寺浩一とMFチョ・ウジンの加入会見が行われた。
また、今季のチームスローガン「WE GET DREAMS.」が発表された。

 グアムキャンプには帯同したものの移籍加入会見はまだだった木寺組長、
そしてU−19韓国代表のカタール遠征で新人加入会見にはいなかった超人くんの会見。

 木寺はトライアウト後に織田強化部長がすぐに声をかけ、新潟と交渉して獲得決定。
サンフのことはJ2以来の対戦でよくわかっており、
自らの長所である大声のコーチングによる守備統率でアピールしていきたいとのこと。
試合に出られるよう頑張り、新潟には恩返しの意味で勝ちたい!とも。

 ウジンは昨年広島に来て練習参加し、その時の好印象でサンフ加入を決めたとのこと。
日本語を早く覚えたいと語り、また、自らの武器として「100mを10秒台で走るスピード」を挙げた。
サンフで試合出場のチャンスを勝ち取るよう精進し、今後はワールドユース出場、そしてW杯が目標。
目指す選手はクリスチアーノ・ロナウド。
名前の「超人」ネタは韓国で教えてもらったとのことで、それにふさわしい活躍をしたいと語った。
カタール国際の決勝で戦った槙野の印象は「リーダーシップに優れた選手」ということで、
槙野、カタールでも惜しみなく声出していたようだ。

 二人とも、今年一年頑張ってほしい!
5日 ◇グアムキャンプ打ち上げ。
 軽い練習を行い、グアムでの全メニュー終了。
6日に帰国する。
4日 ◇グアムキャンプ。
3日 戦術的な練習に入る。
4日 新潟と練習試合(30分×4)を行い、0-1、0-0、0-0、0-0。
GK下田崇が日本代表に追加招集された。
 土肥、曽ヶ端が相次いで負傷してGKが川口しかいなくなったため、浦和の都築とともに急遽招集。
下田も負傷明けということであんまり無理できないと思うが、
実力的には彼らに引けをとることはこれっぽっちもないので、しっかりアピールしてきてほしい。でも無理するな。
 代表の宮崎キャンプはこの日の鵬翔高との練習試合で実質打ち上げなので、
アメリカから本格合流になる。
この練習試合では、駒野・寿人とも後半より出場。
寿人は巻のゴールをアシストして、ジーコの好感度アップ?
さらにアメリカでゴール決めて、フラグ立ててきてほしい。
佐藤一樹氏のユースチームコーチ就任が発表された。
 一樹さんは一昨年のシーズンに在籍し、公式戦では目だった活躍はできなかったものの、
サテライトでは積極的に声を出し、若手たちを引っ張っていた。
昨年はある意味古巣ともいえる横浜FCでプレイしたが、今季の契約を結ばないことになり、
サンフからのオファーを受けて指導者への道に入ることとなった模様。
 地味な外見(失礼)に似合わず、喋りはすごく面白くてしっかりした人なので、
いいコーチになりそうな気がする。
ゴリさんをサポートして、ユースを心身ともに鍛え上げてほしいと思う。
2日 ◇グアムキャンプ。
1月28日 午前中は1000m×8、午後は一対一強化トレーニング。練習後はグアムの少年たちのためのサッカー教室。
  29日 一対一強化トレーニング、7対7のミニゲーム。柏木が高校の卒業試験のため離脱。
  30日 午前中はFPはサーキットトレ、GKはセービング練習。午後はプールでリカバリートレ。
  31日 午前中はオフザボールでの一対一の動きについて、午後は紅白戦。得点者はピチブー、優作、俊介2(1PK)。
2月 1日 オフ
   2日 午前中は1000m×8、午後はシュート練習とミニゲームなど。

 浩司にキレが戻ってきているようなので、それが嬉しい。
MF木村龍朗のツエーゲン金沢(北信越1部リーグ)への移籍が発表された。
 ツエーゲン金沢(オフィシャルHP)は金沢市に本拠を置くクラブで、
将来のJリーグ入りを目指し、昨年チーム名を金沢SCからツエーゲン金沢へ変更した。
金沢SCとは2003年の天皇杯で広島スタジアムにて対戦し、サンフが3−0で勝利している。
 昨年は金沢SCとして北信越1部リーグを戦い、3位の成績。
今年はリーグを制しての全国地域リーグ出場、そしてJFL入りを目指すことになる。
ツエーゲン(Zweigen)とは、
ドイツ語の「zwei(ツヴァイ、2)」と「gehen(ゲーエン、行く)」の合成でチームとサポーターの両輪をあらわし、
さらに金沢弁の「強いんだっ!」という意味の「強えーげん!」にひっかけている。
アルファベットをまんま読んだら「ツヴァイゲン(ドイツ語では“枝に”の意)」となるけど、お間違えなきよう。
金沢弁といったら「見まっし、来まっし、食べまっし」くらいしか知らないが、そういう言葉もあるのか。

 このツエーゲンには、
同じく北信越1部に所属し、石川県の松任市に本拠を置く(事務所は金沢市内らしいけど)フェルヴォローザFC(旧・松任FC)より、
寺内良太も移籍してきている。
彼もサンフレッチェ広島ユース出身で、龍朗の2年先輩にあたるプレイヤー。
トップチームに昇格したが翌年愛媛FCに移籍し、それから地元の石川県へと戻っていた。
背は低いが得点感覚に優れたアタッカー、でもMF登録ということは、今は二列目をやっているんだろうか。
寺内と龍朗、サンフユースOBコンビの大暴れで、クラブをJFLへと押し上げるべし。
そしてJFLでは隣県・富山県の強豪、アローズ北陸にYKK APと北陸ダービーを繰り広げつつ、
J2を目指してほしい。
 働きながらのサッカーになるが、その中で得るものも多いだろうし、精進してほしいと思う。
これで、今季契約を結ばなかった選手すべての移籍先が決定(ガウボンはサントス移籍らしい)。
みんな頑張れ。

 仙台から大河内英樹も獲得してるのか。彼の放つ必殺のFKはきっと見ものだろう。
カタール国際ユース親善大会・決勝、U−19日本代表はU−19韓国代表と対戦し0−0のドロー、
PK戦4−3で勝利し、優勝した。

 二人も退場したために完全に引きこもりカウンターになってしまった韓国を思いっきり攻めあぐね、
延長戦まで戦ってスコアレスドロー。
しかし、PK戦を制して日本が優勝を飾った。
 槙野&福元のセンターバックを擁する日本の守備はかなり安定してきたようだけど、
それに攻撃力が伴っていないのがこれからの課題。
しかし、よい攻撃はよい守備から。柏木が復帰すれば攻守の切り替えもスムーズになるだろうし、
今大会の結果を自信に、どんどんチーム力を高めていってほしい。
 
 槙野&ウジンはお疲れさま。宮崎からはまた気合を入れ直して頑張ってほしい。

1月:

31日 カタール国際ユース親善大会・準決勝、U−19日本代表はドイツと対戦し2−1で勝利。
 槙野は先発フル出場。
 前半のドイツの攻勢をしのぐと、
後半より投入されたFW森島(滝川二→C大阪)がFW青木(野洲→千葉)のパスを受けて先制ゴール。
さらに終盤、今度はロングフィードに抜け出した森島が相手をブロックしつつゲットして2−0とし、
試合終了間際のパワープレイでドイツに1点(PK)を与えてしまったものの、そのまま勝利。
決勝に駒を進めた。
 決勝の相手は韓国。負けるなー。
30日 MF高木和正のFC岐阜への移籍が発表された。
 FC岐阜は地域リーグの東海社会人リーグ1部に所属しており、将来のJ入りを目指すクラブ。
かつてサンフにも在籍した森山泰行・伊藤哲也、それに平岡直起といったJ経験豊富なベテランが所属している。
オフィシャルHPはこちら
今年はJFL入りを目指して戦う。
 岐阜県からJリーグを目指すという確固たる目標のあるクラブで心機一転、頑張ってほしい。
ベテラン選手からも多く得るものがあるはず。
そのドリブル突破と左足のプレイスキックで、岐阜をJFL、そしてJ へと押し上げるように。
27日 ◇グアムキャンプのここまで。
22日:グアム到着。年代別代表の槙野とチョ、学校行事のある橋内以外の全選手が参加。
    軽くランニング。
23日:午前は1000m×8本、午後はボールを使ったトレーニング。
24日:午前は1500m×6本、午後はボールを使ったトレーニング。ほとんどインターバルはないらしい。
    川淵三郎キャプテンが立ち寄り、その模様を視察。
25日:ハーフコートに4つのゴールを並べ、GK1人+フィールドプレイヤー6人からなる二つのチームが対戦。
    GKが各チーム一人しかいないので、常にどちらかのゴールががら空き。
    そこをどう攻めるか、そしてどう守るか、頭と運動量の勝負。
26日:体力テスト、そして9対9のゲーム。寿人と駒野が日本代表キャンプへ出発。
27日:オフ。

若手が溌剌とした動き、ランニングメニューでは戸田が率先して先頭に立ち、
ミニゲームではウェズレイがベットとのホットラインを構築中、らしい。
鍛えろ鍛えろ鍛えろ。
Jリーグの2006スケジュール発表。リーグ前半戦、ナビスコカップの日程発表。
 リーグ開幕は3月4日。サンフの開幕戦は5日、ビッグアーチでの鹿島戦。
その後、ホームには第3節(3/18)に浦和、第5節にガンバ大阪(3/25)と強豪が続々来襲。
アウェイ戦も第2節(3/12)は大分、第4節(3/21)は京都と、近場が続く。
 ナビスコは3月29日より。同組には千葉、新潟、清水。
 まずはアウェイで千葉、清水と対戦し、ホーム初戦は4月26日、広スタでの千葉戦となる。

 J2も3月4日開幕。俊也に加え田村・洋次郎・森脇も在籍する愛媛FCは、
三浦和良が復帰した横浜FCをホームに迎え撃つ。大きな注目を集めそうだ。
そして11日には神戸ウイングスタジアムで神戸戦。
これは「おまえら広島から観に行ってやれ」っつうことですか。
カタール国際ユース親善大会のここまで。
カタール遠征中のU−19日本代表は、

22日:△0−0フランス
24日:○4−0カタール 得点:田中、伊藤2、梅崎
26日:△0−0オーストリア

1勝2分けの勝点5でグループ1位突破。

槙野はフランス戦とオーストリア戦に先発フル出場、カタール戦に途中出場。
三試合とも無失点ということで、福元とともにしっかりとゴール前に鍵をかけているようだ。
20日 DF吉田恵(32)のサガン鳥栖への移籍が発表された。
4バックの左サイドバックと3バックのセンターバックをこなし、
試合中のシステム変更にも冷静に対応できるクレバーなDF。
かつては川勝男塾に所属、さらにオシムイズムも学んだことで、プレイだけでなく人間としての幅も広い。
まだまだ現役で輝くことが出来るはず。
鳥栖も経営が改善され、松本育夫先生のもとで着実に力をつけている。
今年はあのユン・ジョンファンが移籍加入ということで、上位も狙えるかもしれない。
メグさんのベテランとしての力と経験が、鳥栖の力となるように。
16日 2006春季トレーニングキャンプ(1次)の概要が発表された。
 今年もグアムのレオパレスリゾート、期間は1月22日〜2月6日。
ルーキー勢は学校行事や年代別代表でほとんど不在、
駒野と寿人は日本代表合宿で途中離脱だが、
残りのメンツはしっかりと体を作って、宮崎キャンプにつなげてほしい。
14日 新加入選手三名の記者会見が行われた。
 今回はルーキー三名。
韓国よりのルーキー、チョ・ウジンくんの会見も行われる予定だったが、
彼はU−19韓国代表のカタール遠征に帯同のためにこの日は欠席。
 槙野くんはこの日もしゃべりまくったらしい。
目標は「得点王を狙うことと新人王」。
得点王のほうが先かよ!
 柏木くんは控えめなコメント。将来のため、英語と料理を勉強したいらしい。
 橋内くんは目標がリオ・ファーディナンドということで、将来は「5番」をつけたいとのこと。
駒野が海外移籍するときまでに主力となっているように、頑張ってほしい。
FWジョルジーニョ(20)の徳島ヴォルティスへの期限付き移籍が発表された。
 彼のパスはブラジルのバイーアが持っているので、バイーアからの期限付き移籍となる。
サンフでは活躍できなかったが、その突破力と強烈な左足のFKは徳島の大きな武器になるだろう。
昨年は初めてのJ2ながら大いに健闘した徳島、それをさらに上へ引き上げるべく活躍してほしい。
13日 影山雅永コーチの退任が発表された。
沢田謙太郎ユースチームコーチのプロチームコーチ就任が発表された。
今季のスタッフ・選手および選手背番号が発表された。

 五年間チームを支えてきた影山さんが退任
(昨年AFCのライセンスを取っているので、そちら方面へ行くらしい)、
代わりに沢田さんがユースコーチからトップチームのコーチに上がってきた。
そして背番号発表。
ユニ変更がないので、番号は基本的に前年より変わらず、
新加入選手が空き番号に入る、という形になった。
13、34、35はとりあえず欠番。シーズン中の補強、あるいは特別指定or二種出場登録で使われると思われる。
昨年の茂原みたいにキャンプ入り直前にいきなり加入決定、というサプライズはあるんだろうか?
12日 アルビレックス新潟FW上野優作(32)の期限付き移籍加入が発表された。
 2000年に一年だけ在籍していたが、それ以来6年ぶりのサンフ復帰。
以前の在籍時は目立った活躍は出来なかったが、その後京都を経て、
「電柱コレクター」として定評のある反町監督の新潟へ移籍。
ここで「動く電柱」として改造され、前線で激しく動き回ってボールを引き出してキープし、
さらにここぞというところでゴールも奪えるプレイヤーに成長。円熟味を増してきた。
 昨年はリーグ戦全試合に出場、堂々たる新潟の主力だったが、
木寺・桑原・丸山らベテラン勢が放出される現状を見て、今回の移籍を決断したか。
サンフは寿人・ウェズレイを軸に俊介・大木・盛田がポジションを争う格好になっており、
上野にとっては正直ポジションを得るには厳しい状況。
しかしそれでもなお移籍してくるということは、それなりの覚悟を持っているということ。
その覚悟でサンフを引っ張ってほしいと思う。
11日 サガン鳥栖へ期限付き移籍していたDF八田康介との契約締結が発表された。
 八田、鳥栖で経験を積んでめでたく復帰。
これでサンフにはジニーニョ、小村、西河、八田、吉弘と、実績のあるセンターバックが揃った。
ちょっと前まではセンターバックが極度に不足し、サテライトではMFがCBやらされたりと大変だったが、
そのころに比べるとずいぶんDFの層も厚くなった。今年は槙野くんも入ってくるし。
 とりあえず西河・吉弘との争いになると思うが、しかし彼らは三人が三人ともなごみ系。タイプ似すぎ。
彼らがスリーバック組んだらある意味壮観だろう。見てみたい気もする。
ジニーニョ、ベットとの契約締結が発表された。
 両名とも一年契約。今年一年、またよろしくお願いします。
10日 浦項製鉄工業高校MF趙佑鎮(チョ・ウジン)(18)の加入が発表された。
 超人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 C契約選手として高卒加入してくるチョくんは、
韓国選抜として2005年のサニックス杯に出場、またU−18韓国代表としての経歴もあるらしい。
今年の春に高校を卒業し、サンフでプロとしてのキャリアをスタートすることになる。
サンフの韓国籍選手としては、実にかのノ・ジョンユン以来。
(99年にソ・ドンウォンが入団テストに来ていたが、採用されなかった)
チョくんのプレイスタイルも「スピード豊かな突破力が武器」ということで、ノーさんを髣髴とさせる。
ノーさん二世になってほしいぞ。
 それにしても、ノーさんがサンフに来たとき、
彼は韓国のメディアからは「売国奴」などと書き立てられて大変だった。
しかし今では高卒選手が(ノーさんは大卒だった)ごく普通に日本にやってきてプレイできる。
とても幸せな状況といえるだろう。
隣国とはいえ異国の地でプロとして立つ決心をしたチョくんだが、
同じコリアンのハンジェがいるので、チームにとけこむのにはそれほど抵抗はないかも。
臆することなく頑張ってほしい。
GK河原正治の大分トリニータへの完全移籍が発表された。
 シャムスカ監督のもとで働くことになったようだ。
大分には西川周作という若く絶対的な守護神が君臨しているが、
くさらずに地道に鍛錬を積んでいってほしい。
カタール国際ユース親善大会に出場するU−19日本代表が発表され、
広島ユースよりDF槙野智章が選出された。

 Jユース杯で優勝した清水ユースより大会得点王の長身FW長沢駿にレフティの左SB佐野克彦(いずれも2年)、
そして準優勝の神戸ユースより屈強のCB柳川雅樹(トップチーム昇格)、
さらに高校選手権優勝校・野洲よりセクシーFW青木孝太(千葉加入内定)、
あと、昨年新潟の特別指定選手として公式戦出場も果たした前橋育英高MF田中亜土夢(新潟加入内定)と、
最近活躍した選手を交えての遠征となる。
 今回柏木くんはお休みのようだが、ずっとこのチームの中心選手として活躍してきているし、
サンフでアピールしていればまた選ばれるだろう。
肉離れとのことで、プロ入りを前に気がはやっているのか。
槙野くんにはまたガンガン声を出してきてほしい。
7日 東京ヴェルディ1969MF戸田和幸(28)の期限付き移籍加入が発表された。
 かねてから噂のあった戸田、本日正式に加入発表となった。期限付きなのか。
 ご存知元日本代表、トルシエ監督のもとでは不動のレギュラーとして活躍。
日韓W杯ではトサカ頭で中盤を走り回り、相手の攻撃を潰し回った。
その後は海外でプレイし、その後清水に帰還。
しかし海外に行ったことで相手へのアタックがさらに激しくなり、
カードをもらって退場、累積警告で出場停止となることが多く、昨年は東京ヴェルディへ。
東京ではほぼ一年を通して活躍したが、崩壊したチームの中でいささか空回りした感じ。
日本に帰ってきてからはいまいち輝いていないが、
気分一新、広島に来てどのような活躍を見せてくれるか。

 エキセントリックで遠慮がなく、激しい男。
今のサンフには完全に異質なキャラクター。
彼が羊のようにおとなしいサンフを活性化させ、チームを劇的に生まれ変わらせるか、
それともチームになじめずに浮いてしまい、チームの雰囲気を悪くしてしまうか。
プラスになるかマイナスになるか。中間はありえない。
ある意味今年のサンフの命運を握っちゃうかもしれない。
それだけに、大いに楽しみだ。
盛田ラーメン。
 さすがにラーメン屋で研修というのは珍しいので、記事にもなっちゃってる。
しかし何というか食べてみたいので、ファン感でひとつ、やってみてほしい。
6日 湘南ベルマーレMF中里宏司(23)の期限付き移籍加入が発表された。
 昨年はシーズン半ばに左肩関節脱臼で離脱し不本意なシーズンを送った中里、
ベルマーレ生え抜きの選手ながら、年代別代表での恩師である小野監督の誘いに応じて広島へ。
アテネ世代の選手がまたサンフに入ってきた。
 湘南ではボランチとして献身的な守備を見せていたが、
小野監督が指揮を執ったツーロン国際大会のU−21日本代表では右サイドバックを務めており、
そのユーティリティーさを見越しての獲得か。
 ユース時代からトップの試合に出場しており、優れたセンスを持ったプレイヤー。
基本的にボランチだが、右サイドバックも可能ということはドリブルの能力も高い。
自陣からドリブルで持ち上がってそのままゴールを決めてしまったこともあるそうだ。
 ただ、プロ入りしてからは負傷が多く、
右肩の脱臼が癖になって2002年には右肩を手術、
2004年には左膝前十字靱帯損傷で半年間離脱、
そして昨年は左肩脱臼と、最近はなかなかまともなシーズンを過ごせていない。
そこがちょっぴり心配なところ。
フィジコやトレーナーの言うことをよく聞いて、怪我には気をつけてほしい。

愛称はチュウ。
中里の「中」ではなくて、名前が「コウジ」なので、「工事中」のチュウらしい。
中学校からのあだ名とのこと。
京都へ期限付き移籍中のDF大久保裕樹の、京都への完全移籍が発表された。
 サンフではなかなか出場機会に恵まれなかったが、
京都では右サイドバックとしてレギュラーポジションを確保、スタートダッシュに貢献。
途中怪我で長期離脱したが、復帰してくるとすぐさまポジションを奪い返し、
チーム内での地位を確立していた。
 サンフに帰ってきてもレギュラーの座は約束されない(ていうか駒野がいるのでまず無理)ので、
京都への完全移籍はごく自然な流れ。
今年はJ1で相対することになるので、その時は全力で戦おうではないか。
モンテディオ山形GK阿江孝一(29)の、サンフレッチェ広島育成部GKコーチへの就任が発表された。
 現役引退して故郷の広島に帰り、
育成部GKコーチということはサッカースクールや中国地方巡回で小さなGKたちを教えていく、
ということになるのか。頑張っていいGKコーチになってほしい。
 阿江さんといえば、ヒゲがひどく特徴的なのでインパクト強かった。
5日 DF森脇良太、MF高萩洋次郎、FW田村祐基の愛媛FCへの期限付き移籍が発表された。
 昨年のシーズンで主力選手がほぼ固定され、またさらなるチーム力アップのために補強も行われるため、
若手の出場機会は限られてくる。
そういった選手に活躍の場を与えるには、サテライトリーグよりも期限付き移籍のほうがいい。
今年からJ2に加入、新たなるスタートを切る愛媛FCなら、変なプレッシャーもなくのびのびプレイできるだろう。
もっとも、ここでまったりしてしまってレギュラーも取れないようだとそのままサンフとバイバイとなるのは必定なので、
日々真剣に取り組んでいってほしいと思う。
 森脇が重戦車ドリブルで右サイドを駆け上がり、
洋次郎がノールックサイドチェンジや正確なロングパスでゲームを支配し、
俊也・田村がフィニッシュを決める、そんな光景が愛媛で見られるように。
そういうチームになったら、J2はW杯期間中もやるようなので、松山まで観に行くよ。

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