ニュ〜スだよ!


戻る


12月:

さ〜て今週のサンフさんは

*トップチームは、
  ・1月22日までオフ。 

*ユースは、
  ・Jユースカップ2008はベスト8の成績。
  ・年末年始には新チームの練習試合が組まれるはず。
  ・埼玉とか。

*ジュニアユース勢は、
  ・サンフレッチェくにびきが高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権に出場、
   クラブ史上初の全国大会勝利を挙げ、決勝トーナメントに進出。ベスト16に入った。
  ・来年もさらなる飛躍を。

予定は変更・追加の場合があるので、
正確なところはオフィシャルのスケジュールを参照のこと。

21日 ◇広島ユースGK原裕太郎の昇格が発表された。
 各世代の年代別代表の常連で、昨年は岡本とともにU−17日本代表に選出され、世界を経験。
今年は下田・木寺の負傷でGK不足となったトップチームの助っ人として、
学校の出席日数を犠牲にしトップチームの練習に参加、リーグ戦のベンチにも座った。
中林の期限付き移籍でようやくユースチームに復帰、高円宮杯、Jユース杯では守護神として活躍した。
 セービング能力は言うに及ばず、彼の長所は質の高いキック。
体重の乗った、実に重厚なキックを前線へと飛ばすことができる。
トップチームではロングフィードは少なめなので、主にショートパスでの最後尾からの組み立てになると思うけど、
彼は余裕かましすぎて詰めてきた相手に取られそうになるくらい足元に自信があるので、
プロのスピードに慣れれば、今のGK陣を脅かすことになるだろう。

 トップチームが駆り出しまくったせいで出席日数がかなーりピンチな状況だと思うので、
無事卒業できることを切に願う。
19日、徳島へ期限付き移籍中のDF西河翔吾の復帰が発表された。
 監督がミシャに替わった後の2006年9月に徳島へ期限付き移籍し、
その後2年間は徳島の主力としてしっかりと実戦経験を積んだ西河が帰ってくることになった。
サンフレッチェのDFは手薄であり、実践経験豊富な西河の復帰は心強い。
愛媛帰りで大きく成長した昭大、洋次郎、森脇の例もあるし、
地元出身のプレイヤーとして周囲の期待も大きいと思うので、新たな気持ちで頑張ってほしい。
20日 ◇天皇杯準々決勝、桃太郎スタジアムにて柏レイソルと対戦し2−3(延長)で敗れる。
得点者は寿人(−)、寿人(−)。

 カズと森脇が累積警告で出場停止、服部は虫垂炎手術明け、浩司は腰の状態のためにベンチスタートと、
主力を多数欠く状態で試合に臨んだサンフレッチェは、
開始早々にアレックスのFKにファー古賀、一番警戒しなければいけない人間をフリーにしてしまい、
あっさりと決められ先制を許す。
しかしすぐさま、ストヤノフのロングフィードにハンジェが競りこぼれがPA内へ、この浮き球を寿人が、
DFを背負いつつアクロバティックにハイボレー!
ふわりと浮いたボールがGK菅野の上を越えてゴールに飛び込み同点。
だが、自陣でのパス回しにプレスをかけられ、GK昭大が前にいるストヤノフにダイレクトでパスを出したがこれが浮き球、
ストヤノフがトラップしたところをかっさらわれ、菅沼にゴールに流し込まれて1−2となる。
それでも、またもストヤノフ、ドリブルで持ち上がると陽介とのパス交換でフリーとなり、
強烈にドライブのかかったミドルシュートを放つ。
目の前でワンバウンドしたシュートをGK菅野ははじくのが精一杯、
そこへ詰めた寿人がきっちり蹴り込んで再びサンフが追いつく。
 それからはサンフがストヤノフのフィード、寿人のポストから縦横無尽のパス回しで次々柏ゴールに襲いかかり、
決定的な場面を次々作り出すが、柏はGK菅野やDF小林らが凄まじい集中を見せ、
最後の最後でボールを防ぎゴールを文字通り死守。
柏は、途中出場のボランチ・山根の奮闘で徐々に試合の流れを引き寄せると終盤に切り札・フランサを投入、
後半終了間際には寿人・フランサが決定的な場面を迎えるが決めることができず、試合は延長戦へ。
そして延長前半9分、
中盤でボールを持ちスルスルとあがっていったフランサがひょいと浮き球のパスを李忠成に入れ、
その落としに走り込むと飛び出す昭大の上をちょんと浮かせてゴールに流し込み、柏が再び勝ち越した。
延長後半、サンフも平繁を投入し、リハビリ明けの平繁は「らしい」動きでシュートを放つなど活躍したが、
これもGK菅野に阻まれてゴールならず。
柏は残り時間きっちりとボールキープし、逃げ切った。
元日を目指したサンフレッチェだったがあと一歩及ばず、今年はこれで戦いおさめとなった。

 主力四人、とくにカズを欠いた状態で柏をあそこまで押し込めたのはチームとしての成長が見えた。
カズがいればさらに攻守が安定し、普通に勝っていただろう。
ただ、あそこまで押していながら勝ちきれず、逆に少ない人数の個人技の前に簡単に失点して敗れてしまうのが、
やはりJ1とJ2の差。
J1はちょっとしたミスも許してくれないし、ここぞというときの集中力は凄まじい。
さらに得点力を高めるのはもちろんのこと、特に守備を安定させないと、勝ったり負けたりの不安定なシーズンになる。
盛田や龍一といった負傷者も復帰してきたし、来年は全員でしっかりと準備していきたい。
Jユースカップ2008・準々決勝、、長居第2にて東京ヴェルディと対戦し2−3で敗れる。
得点者は茶島(宮本将FK)、板倉(宮本将FK)。

 準々決勝の相手は、高木豊氏の息子である高木俊幸・善朗兄弟や爆発的な得点力を持つストライカー・真野らを擁する、
クラブユース選手権ベスト4、高円宮杯ベスト8の強敵・ヴェルディ。
 不老・大崎を前の試合の負傷で欠き、さらに交通事情で試合会場到着が遅れたため、
コンディションもやや不充分な状態で試合に臨んだサンフレッチェ、
先発メンバーは前の試合の途中交代メンバーのまま、不老・大崎の代わりに砂川・安武が入った4−4−2。
 試合はまず双方ともセットプレイからゴールをうかがう展開となり、
まずサンフが宮本将のFKから小兵・茶島が頭で合わせて先制すると、
さらに宮本将のFKから今度は点取り屋・板倉がトラップから反転シュートを決めて2−0とリードし、折り返す。
 しかし前の試合も逆転で勝ち上がってきたヴェルディもこのまま終わることなく、
後半半ばに都並・富所の立て続けのゴールで一気に追いつき、さらに猛攻をかけるが、
サンフレッチェも板倉・宮原が果敢にゴールを狙う。
同点のままアディショナルタイム4分に突入し、このまま延長かと思われたラストワンプレイ、
カウンターからヴェルディ・富所が逆転ゴールを挙げ、そのまま試合終了。
2点を先行しながらも、悔しい逆転負けとなった。

 不老・大崎という大駒を欠きながらも、他の選手がそれをカバーしてよくやった。
今年は途中でチームの柱である岡本知剛がトップ昇格してしまい、
GK原も下田・木寺の負傷離脱によるトップチームのGK不足でかなりの期間ユースチームに加わることができず、
なかなかチームを作っていくことができずに空中分解寸前の状態で試行錯誤を繰り返していた。
高円宮杯もグループリーグを突破できず、Jユース杯もシステムを変えながらなかなか結果が出せず、
グループ残り2節の劇的な逆転勝ちでようやく光明が見えた、というところだった。
しかしここからチームが驚異的な団結を見せ、ラウンド16では高円宮杯準優勝の名古屋を、
アウェイといっていい刈谷で大崎・不老を負傷で欠きながら3−1の快勝。
そしてこの日はヴェルディを相手に最後の最後まで戦い抜いた。
一ヶ月余りでこれだけチーム力を高めるのは並大抵のことではない。
選手たち、監督やコーチも含めて、本当に頑張ったと思う。
これでユースを巣立つ3年生も、来年チームを背負う1・2年生も、この経験をこれからのサッカーに活かしてほしい。
おつかれさま!
高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権決勝トーナメント・ラウンド16、
サンフレッチェくにびきFCジュニアユースはヴィッセル神戸と対戦し1−3で敗れる。
得点者は高橋(柳川)。

 グループリーグで12得点無失点という破壊的な猛威を振るって上がってきた神戸との対戦は、
神戸の攻撃の前に前半に2点を先行される苦しい展開で、
さらに後半半ばには決定的な3失点目を喫してしまう。
しかしその直後、左サイドからの米沢のシュートがバーに直撃しはね返ってくるところをエース柳川がカットしラストパス、
これを高橋が押し込んで1点を返す。
シュート数5対21と圧倒される中で意地を見せ、大会ベスト16という成績を挙げた。
 
 くにびきはこれまでに全国大会での勝利がなく、
今大会グループリーグ、ブレイズ熊本戦の1−0がチーム史上初の勝利だった。
しかも今大会は初勝利だけでなくグループリーグ突破も果たしており、これは素晴らしい成績だといえるだろう。
この経験を今後に活かして、さらに強いサンフレッチェくにびきをつくっていってほしい。
18日 ジェフユナイテッド市原・千葉MF中島浩司(31)の移籍加入が発表された。
 オシム時代の千葉では主にボランチとしてプレイし、ストヤノフがいない試合ではリベロに入っていた。
サンフレッチェが求めている「ボランチとリベロができるプレイヤー」としてまさにうってつけであり、
このたび千葉との契約が満了した彼の獲得となった。
 千葉の前に所属していた仙台では10番をつけ司令塔として活躍するなどテクニックのあるプレイヤーで、
181cmの長身でヘッドも強い。
ただ、試合により出来不出来の差が大きく、凄まじい活躍をする日もあれば凡ミスしまくる日もあり、
ボールにいまいち絡めずピッチを漂うこともあって、凄いのか凄くないのかよくわからないという。
でもそこが人気の元らしい。
 トルコキャンプに行った際、観光地によくある「顔を出して記念写真撮るパネル」で国王の顔で写真撮ったことから、
愛称は「国王」。
 経験もあり、ネタキャラとしての風格も充分なので、来季の活躍が期待される。
14日 Jユースカップ2008・決勝トーナメントラウンド16、刈谷にて名古屋グランパスと対戦し3−1で勝利。
得点者は砂川(−)、板倉(−)、宮原(安武)。

 決勝トーナメント初戦の相手は、高円宮杯準優勝の強豪・名古屋。
サンフレッチェは宮本将を右サイドバックに置く4−4−2の布陣で臨んだが、
開始早々のセットプレイのチャンスの競り合いの中で大崎が負傷しプレイ続行不可能で安武に交代、
さらに前半半ばには不老も負傷で1年生FW砂川に交代するという非常事態。
しかし、この交代選手たちが目覚しい動きで前線を活性化させて名古屋を押し込むと、
前半37分、FW板倉のポストからDFの裏を取った砂川、シュートにいくところをいったんDFにカットされたが、
そのボールを奪い返すとそのまま反転シュート、見事にゴールに突き刺して先制、リードして折り返した。
 後半も守りに入ることなく2点目を奪いにいったサンフは、
後半9分、右サイドを突破した宮原の折り返しを受けた板倉が思い切ってミドルシュート、
鮮やかな弾道でゴールに叩き込み2−0とリードを広げる。
これで完全に試合の主導権を握ると、後半32分、安武のフィードを途中出場のFW松林がヘッドで落とし、
宮原がきっちり蹴り込んで3点目を挙げ、ほぼ試合を決めた。
後半38分にミスからゴールを許し3−1となるが、後半の名古屋のシュートはこれ1本のみ。
シュート数14対5で圧倒したサンフレッチェが快勝を飾り、準々決勝に駒を進めた。

 素晴らしい!
グループリーグ終了時から相当の練習を積み、チームの団結力を上げてきたんだろう。
とにかく全員が全力で力尽きるまで走り回り、交代して入った選手も気持ちの入ったプレイで得点に絡む。
試合に出る選手、出られない選手も含めてチームがひとつになっている証拠だ。
2006年のJユース杯優勝時のテンションに近づいてきた感じ。
この勝利でさらにチームの結束が固まったはず。
次の相手は、1回戦で高円宮杯王者・浦和を降した三菱養和を逆転で破ったヴェルディ。
こういうトーナメント戦ではどっちが強いかというよりも、
その日、その時、相手を上回っていたほうが勝つ。
さらに気力を高め、長居に乗り込みたい。
高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権グループリーグ、
サンフレッチェくにびきFCジュニアユースはアルビレックス新潟と対戦し0−4で敗れる。
1勝1分け1敗の勝点4でグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。

 新潟に引き分け以上ならば自力でのグループリーグ突破が決まる試合だったが、
力及ばず0−4で敗れてしまった。
しかし、グループ3位のコンサドーレ旭川(勝点1)が4位のブレイズ熊本(勝点0)に敗れたため、
くにびきがグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。

 決勝トーナメント・ラウンド16の相手は、ヴィッセル神戸。
グループリーグを3戦全勝、得点12の失点0で勝ち上がってきた、勢いのあるチームだ。
チャレンジャーとして、全力でぶつかっていってほしい。
会場は、今日ユースが名古屋に快勝したウェーブスタジアム刈谷。
サンフレッチェの勝利の余韻がまだ会場に残っていれば・・・いいなあ。

 中国地域1位のレオーネはガンバに1−1で見事引き分け、グループ2位で決勝トーナメント進出。
ラウンド16の相手は、セレッソ大阪。
こちらも勝ち上がっていってほしい。
13日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権グループリーグ、
サンフレッチェくにびきFCジュニアユースはブレイズ熊本と対戦し1−0で勝利。
得点者は今岡。
1勝1分けの勝点4で、グループ2位。

 グループリーグ2戦目は地元のブレイズ熊本と対戦。
公式記録を見る限り拮抗した試合展開のようだったが、
後半26分にエース・柳川が右サイドを突破して上げたクロスをFW今岡がヘッドで叩き込んで先制、
これを守りきって見事に勝利を挙げた。

 グループリーグ最終戦の相手は、現在首位の新潟。
この日の旭川との対戦でも、シュート数23対6と圧倒し2−1と逆転勝利している。
くにびきは現在2位だが、新潟に敗れると、旭川がブレイズに勝利した場合、
勝点で並び得失点差で逆転される可能性がある。
なんとしても勝点を挙げたいところ。

 レオーネは川崎に2−0で勝利。
こちらもグループ2位、最終戦のガンバ戦にグループ突破をかける。
◇阪南大学と練習試合を行い、5−1。
得点者は高萩、纉c、寿人2、槙野。
九州産業大学と練習試合を行い、3−2。
得点者は横竹2、清水。

 最近は連日厳しい練習を続け、また服部が虫垂炎手術、浩司・青山・ハンジェが腰痛また膝痛でまだ不在と、
万全とは言いがたいチーム状況で臨んだ練習試合、
まず第一試合の関西学生王者・阪南大学戦(ユースOBの木原が所属している)、
先制はしたもののなかなか調子は上がらず、一時は同点に追いつかれる。
しかしここから選手たちが奮起、纉cのゴールを口火に8分で4ゴールを奪い、5−1で勝利した。
 盛田がフルタイム出場と調子を上げている。
また、完全移籍が決まった楽山が複数得点に絡む活躍を見せたようで、柏戦に向けて明るい材料。
槙野のゴールは、ストヤノフの「PKトリックプレイ」から。実際にやるのかそれwww

 第二試合の九州産業大学戦、
前半の中盤までに横竹・清水が3ゴールを奪いリードするが、
後半は運動量が落ち、ミスから2点を失い、逃げ切る展開となった。
 左サイドに入っていた内田がプレイスキックやパスで得点に絡む活躍を見せ、
篠原の復帰でボランチに入っている横竹も内田のCKをヘッドで叩き込んだり平繁のシュートこぼれを押し込んだりと、
久々に攻撃に絡む活躍。やはり彼は前のほうで見たいー
清水も好調を維持、柏戦でも出場が期待される。
また、後半途中から、ユースの元田くん・川森くん・早瀬くんが出場している。
12日 ディナモ・ザグレブ(クロアチア)のMF/DFミハエル・ミキッチ(28)の広島移籍が取沙汰されている。
 クラブは移籍拒否も本人は移籍に乗り気、
監督は「クラブには必要な人材だが、どうしても出たいというならしょうがない」というスタンスのようだ。
ディナモとは来年夏まで契約が残っているので、移籍金で折り合いがつくかが焦点か。
 基本的に右サイドの選手だが、左もできないことはなく、前のほうもできるらしい。
攻撃的な選手で、パスやクロスの精度はなかなかみたい。
守備力はそれほどではないようだが・・・
サンフレッチェの運動量と過剰気味のパスワークになじめるタレントであればいいけど・・・
11日 ジェフユナイテッド市原・千葉より期限付き移籍中のMF楽山孝志(28)の完全移籍加入が発表された。
 膝の負傷をおして一年がんばってきていたハンジェの膝の状態の悪化、
そして服部の虫垂炎手術によって終盤から天皇杯にかけて出場機会が増え
じわじわとパフォーマンスを上げていっている楽山、
左右両サイドができるポリバレント性とチームへの順応性により、完全移籍の運びとなった。
 個人としてもいろいろとおもしろいキャラなので、来年もよろしくお願いしたい。
7日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権グループリーグ、
サンフレッチェくにびきFCジュニアユースはコンサドーレ旭川U−15と対戦し0−0のドロー。

 冬の風物詩、高円宮杯U−15開幕。
くにびきはコンサドーレ札幌の下部組織・コンサドーレ旭川と対戦し、0−0のドロー発進。
同組のもう一試合は新潟がブレイズを4−0で破っている。

 同じく中国地域代表のレオーネはスクエア富山と対戦し、4−5で敗れている。
しかし前半に3点ビハインドを負い、
そこから点を返すごとにすぐに突き放されながらも最後は1点差にまで詰め寄る、驚異の戦いぶり。
同組のガンバVS川崎も5−4、ここは凄いグループになる?
6日 ◇J2第45節、広島ビッグアーチにて徳島ヴォルティスと対戦し3−0で勝利。
得点者は森崎和(柏木CK)、寿人(森崎和)、ストヤノフ(−)。
31勝7分け4敗の勝点100、J2優勝でシーズンを終えた。

 J最終節は寒波襲来、ビッグアーチでは雪が降りしきり、試合前のピッチには薄く雪が積もっているなどきっついコンディション。
浩司・青山・ハンジェ・服部と主力が疲労によるコンディション不良ほかで出場回避、
左サイドには楽山、右サイドには橋内、そしてボランチにはプロ初出場となる岡本が入った。
 中盤のメンツがごっそり変わっているためにいつものパスワークがなかなか見られず、立ち上がりからじりじりした展開。
後半開始から岡本に代えて纉cを投入し、さらに楽山に代えて清水、橋内に代えて久保と、
「勝点100・総得点100」の目標に向け総攻撃態勢をとった。
そして後半22分、右CKを得ると陽介が左足でゴール向け大きく巻いていくキック、
これにニア飛び込んだカズがジャンプ一番合わせてゴール左スミに叩き込み、
2日に生まれた長男・陽太(ひなた)くんの誕生を祝ってみんなでゆりかごダンス。
これで勢いづいたサンフはさらに攻め、
後半38分には清水の左サイドスローインから持ち込んだカズがゴールエリア直前で切り返してDFをかわし、
ゴール正面にいた寿人にちょんとプレゼントパス。
寿人は軽く合わせてゴールに蹴り込み、J2通算50ゴールをゲットした。
さらに後半43分、ペナルティアークすぐ外でFKを得るとこれをストヤノフが右足でキック、
いったんは壁にはじかれるも、自分の前にこぼれてきたボールを今度は左足で豪快にゴール右スミに蹴り込んで3−0、
総得点100まであと1とし、寿人はゴール内のボールを拾い上げて一目散にセンターサークルへ。
3−0でリードしているチームがこういうことをするのはそうそうないだろう。
残り時間、槙野は前線に張り付きストヤノフも中盤でボールを運び、とにかく失点してもいいからあと1点、と目指したが、
チャンスを決めきれず無念のホイッスル。
3−0快勝にもかかわらず選手たちはうなだれて、試合直後はまるで負け試合のような雰囲気だった。

 それはともかく、勝点100という目標はギリギリながら達成。
9月中に早々と優勝を決め、それから二ヶ月、普通ならモチベーションが下がってしまうところを
最後まで全力で戦い抜けたことはチームとしての大きな成長。
現状で満足しない、常に次を見据える選手たちの姿勢が素晴らしかった。
今のパスサッカーはJ1でも充分通用するが、J1の強力な個人能力をもったFWをどう抑えていくか、
それが来年の課題になるだろう。
それはこれからの天皇杯で体験し、対策を立てていかなければならない。
20日、桃太郎での柏戦。
サンフレッチェ対策には定評のある石崎監督の戦術を、カズと森脇抜きでどう打ち破るか。
今年、どのようなアウェイでもホームのような雰囲気を演出していたサポーターたちでスタンドを埋め、
素晴らしい戦いをしたいところ。
4日 MF服部公太が虫垂炎の手術を行った。
 急性虫垂炎で、薬で散らせないことがわかったために手術に踏み切ったもの。
これにより、(昨年フルタイム出場記録は途切れたが)なおも続いていた連続試合出場記録も途切れることとなった。
残念。
 でも盲腸はほっとけないし、手術の傷がしっかり癒えてから、ゆっくり再始動してほしいと思う。
彼の不在の間、左サイドは楽山に任せることになりそう。
千葉ではよく左サイドで途中出場していたような印象があるので、きっちりこなしてほしいところ。
1日 サンフレッチェ広島F.CのJ1昇格が承認された。
 モンデディオ山形の昇格もあわせて承認された。来年もよろしく。
JFLからは栃木SC、カターレ富山、そしてファジアーノ岡山のJリーグ入会が決定、J2入りとなっている
来たねえ岡山。
鳥取はあと一歩、惜しかった。
 地域リーグではレノファ山口があと一歩でJFL入りを逃したが、
中国地方のサッカーは着実に成長しているといえるだろう。
サテライトが広島経済大学と練習試合を行い、2−1。
得点者は橋内、清水。

 盛田、平繁、篠原が試合復帰した。もうちょっとか!

11月:

30日 ◇J2第44節、KK WINGにてロアッソ熊本と対戦し2−1で勝利。
得点者は寿人(服部)、寿人(柏木)。
30勝7分け4敗の勝点97で首位。
 上村健一ラストゲームとなったこの試合、KK WINGには双方合わせて2万人を超えるサポーターが集結。
サンフレッチェはストヤノフがもう一試合出場停止のため、体調不良ながら復帰のカズがリベロに入り、
森脇の代わりには結城、そして右サイドには楽山が入る布陣。
 立ち上がりからリベロのカズが試合を組み立ててサンフがボールを支配、熊本がそれを防ぐという展開。
そして前半38分、服部が中に戻したボールを青山がダイレクトでタテへ、
パス&ゴーで飛び出していた服部が上げたボールをゴール前フリーになっていた寿人がヘッド!
見事なゴールで先制した。
 後半、熊本は上村を投入。そして後半12分、その上村のロングパスに左サイド走る木島が競り、
結城の対応のまずさを突いてあっさり突破、
そしてカバーに入ろうとしていたカズがとっさのことでバランスを崩したところを抜き去りフリーでPA侵入、
角度のないところから昭大の逆を衝いてニアに蹴り込み同点とした。
 追いつかれたサンフは猛攻を仕掛けるが、ゴール前の一瞬の判断が悪かったりGKのセーブに阻まれたりで、
なかなかゴールできない。
纉c、橋内、そして清水を投入して攻めるサンフ、
途中バックパスの処理が悪く、泰にさらわれてあわや失点という場面もあったりしたが、
後半42分、左サイドを持ち上がった槙野が中央に折り返したところ、
それを受けに行った陽介が身体を捻るや意表を突くダイレクトのフィードをゴール前へ。
これをゴール前に飛び出していた寿人が後ろから来るボールのワンバウンドの跳ね際を左足でジャストミート、
ゴール右スミに突き刺すファインゴールでついに勝ち越し!
あとは前線に上村を上げていた熊本の攻撃をしのいで逃げ切り、勝利。
勝点を97に伸ばし、最終節での勝点100到達につなげた。
MF戸田和幸、GK木寺浩一の契約満了に伴い来季の契約を結ばないことが発表された。
 ともにチームが苦しいときに助けてくれた、頼れるベテラン選手。
経験ある選手も必要ではあるが、しかし今年一年で若い選手たちも経験を積み、チームとしても成長を遂げている。
ちょっと寂しい気持ちになるが、二人ともまだまだ現役でやれる力を持っているし、新天地での活躍に期待したい。
29日 オーストラリアU-19 親善広島国際ユースサッカー 2008、
サンフレッチェ広島F.CユースがU−19オーストラリアと対戦し1−0。
得点者は板倉。
 来日したのはU−19オーストラリア代表ではなくU−19のオーストラリア学生選抜といったチームだったようだ。
フィジカルに優れた相手に対し、サンフユースは小柄な選手のテクニックと機動力で対抗、
後半にカウンターのフィードから不老の落としたボールを板倉が受け、そのままドリブルで抜け出してゲット。
先制するとそのリードを守りきって勝利した。
25日 Jユースカップ2008決勝トーナメント組み合わせ発表。
 Fグループ2位だったサンフレッチェはGグループ1位の名古屋と対戦することとなった。
いきなり強敵だが、トーナメント戦ではどうせ強敵と当たるのだし、
名古屋は強いがエンジンがかかるのが遅いイメージがあるので、初戦で当たって正解かもしれない。
このブロックは名古屋のほかにも浦和、ヴェルディにガンバと強敵ぞろいだが、ここまできたらやるしかない。
やったれ!

 会場はトヨスポでも瑞穂でもなく、ウェーブスタジアム刈谷
刈谷市総合運動公園の中にある、JFLのFC刈谷(元・デンソー)のホームスタジアム。
愛知県や東海地方の大会ではよく使われるスタジアムで、
愛知県一サッカーが盛んな刈谷市の誇りらしい。
元々は専用スタジアムにしたかったが、諸々の事情で断念、陸上競技場になったとか。
メインスタンド屋根つき、バリアフリーとかなり整備されているようだ。
行ける方はサポートよろしく!
22日 ◇J2第43節、広島ビッグアーチにてザスパ草津と対戦し4−3で勝利。
得点者は高萩(−)、槙野(PK)、寿人(−)、森脇(森崎浩)。
29勝7分け4敗の勝点94で首位。

 攻守の要であるカズ、ストヤノフが出場停止のサンフレッチェは、
リベロに浩司、ボランチに一誠を配してスタート、しかしこれがまったく機能せずに立ち上がりから押されまくる。
開始早々に都倉に決定的シュートを打たれると、
4分には草津が左からフリーで上げたクロスにゴール正面誰も競れず、都倉にヘッドで叩き込まれて早くも先制される。
サンフは16分、PA前フリーでボールを受けた洋次郎が見事なコントロールでゴール右スミに叩き込んで追いつくが、
それからも不安定な守備は変わらず。
後半開始時に一誠・ハンジェに代えて結城・楽山を入れ、浩司をボランチに上げてチームのバランスを取ろうとし、
後半7分に得たPKを槙野が決めて逆転、こちらの流れに・・・と思われた矢先、
後半12分、草津の右からのクロスのこぼれへの反応が遅れたところを交代出場したばかりの鳥居塚に拾われて蹴り込まれ、
後半22分には、左からのクロスにまたもゴール正面誰も競れず、再び都倉にヘッドで叩き込まれて逆転される。
サンフは久保を投入して得点を狙うが、得点できないままアディショナルタイムに。
敗色濃厚、しかしここからドラマが。
左サイドから服部が右足で入れたクロスを槙野がヘッド、ポストに当たってはね返るところを再びシュート、
これが寿人の膝に当たってゴールに飛び込み同点に追いつくと、
さらにその直後、右サイド持ち込んでキープした久保が左へはたき、
上がってきていた森脇がダイレクトでクサビ、
浩司がダイレクトヒールで落としたところに回り込んでいた森脇がフリーでミドルシュート!
鮮やかにゴール右スミに突き刺して逆転、そのまま逃げ切って試合終了。
負け試合をひっくり返し、劇的な勝利を飾った。

 槙野に森脇よくやった・・・といいたいけれど、
本職の守備で3失点していてはいけない。3失点したらたいていの場合負ける。
今回は特別な事例で、毎試合4点取れれば苦労はしない。
クロスボールに競りきれずにヘッドで決められるとは、センターバックとしては屈辱以外の何者でもない。
しかも都倉の2ゴールはいずれも草津左サイドからのクロスで、
ともに槙野と服部がゴール前にいたにもかかわらず、どちらも競れずにその真ん中から決められている。
一試合のうちに同じ形で二回も決められるなど、これほどちょろい守備陣もないだろう(MFも含めて)。
とはいえ、あのガンバも遠藤・二川が抜けたら川崎に0−4フルボッコされたりするので
(先週は川崎に中村憲剛がいなくてよかったよ)、
ストヤノフとカズがいないサンフがそうなるのも仕方がないといえば仕方がない。
しかし、今回のことでいかに今のチームがカズとストヤノフの力に頼っているかがはっきりとあらわれた。
次節、ストヤノフはもう一試合出場停止。
カズは出場停止明けだが、コンディション不良で次節出場は不透明。
二人抜きでもサンフレッチェをチームとして機能させられるか、この試合の教訓を次節に活かしてほしい。
この試合勝てたということは、もう天がサンフレッチェに勝点100いけと命じてるようなもの。
流れはある。だからあまりノリ任せでいくのではなく、謙虚にいくことも忘れずに。
そうすれば結果は自ずとついてくる。
Jユースカップ2008・グループリーグ、北条にて愛媛FCと対戦し3−1で勝利。
得点者は茶島、不老(PK)、板倉。
4勝0分け2敗の勝点12でグループ2位以上を確定させ、決勝トーナメント進出を決めた。

 勝てばグループリーグ突破が決まるサンフレッチェは守備の要・宮本将を出場停止で欠くものの、
スリーバックではなく森保・宗近・佐伯・浅田の4バック、4−4−2で戦いに臨んだ。
そして前半立ち上がり早々、不老のパスから茶島がボールを受けミドルシュート、
見事に決めて先制する。
その後同点とされ押し込まれるが、粘って耐え忍び、前半終了間際にCKを獲得。
ゴール前の競り合いの中で宗近が倒されてPKを獲得すると、これを不老が決めて勝ち越し。
そして後半立ち上がり、原のフィードを不老が落とし、
そこへ走り込んだ板倉がきれいにGKの上を越すシュートを決めて3−1と突き放す。
それからは選手を次々と入れ替え、そのままリードを保って逃げ切り勝利。
23日のC大阪VS神戸の結果を待たずしてグループ2位以上が確定、決勝トーナメント進出を決めた。
19日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権の組み合わせ決定。
 サンフレッチェくにびきはグループF。

コンサドーレ旭川
アルビレックス新潟
ブレイズ熊本

と同グループとなった。
熊本会場で、

12月7日 11:00 大津町運動公園(球技場) VSコンサドーレ旭川
12月13日 13:10 大津町運動公園(球技場) VSブレイズ熊本
12月14日 11:00 大津町運動公園(競技場) VSアルビレックス新潟

という日程。

 レオーネはガンバ大阪、川崎フロンターレ、SQUARE富山という、なかなかに厳しいグループに入った。
こちらは高槻会場。


目指せグループ突破!
16日 Jユースカップ2008・グループリーグ、吉田にてヴィッセル神戸と対戦し2−1で勝利。
得点者は宮原(大崎)、宮原(−)。
3勝0分け2敗の勝点9でグループ2位に浮上。

 グループリーグ突破にはほぼ引き分けすら許されない、勝つしかない一戦、
しかしサンフレッチェはここまでのチーム得点王の板倉、そしてスリーバックの一角の佐伯が累積警告で出場停止。
4バックにし、前線には中山を起用する攻撃的な布陣で臨んだが、前半はスコアレス。
後半になり、点を取るべく1年生FW砂川を投入したがその矢先に失点、
さらに守備の要・宮本将が二枚目の警告で退場という非常事態になってしまった。
このままではグループリーグ敗退、今年のチームが12月を待たずに終わってしまうことになる。
ここで森山監督はサイドの浅田・ボランチの森保を下げてスリーバックとし、
砂川を右アウトサイドに下げて宮原をFWに上げ、さらに左サイドには1年生アタッカーの越智を投入、
なりふりかまわぬ攻勢に出た。
 ギリギリの攻防が続いた79分、サンフは左サイドに展開し大崎がクロス、
これをゴール前飛び込んだ宮原が押し込んでついに同点に追いつくと、
さらにその直後、またも宮原が今度はDFと競り合いつつのドリブルからシュート、
見事にゴールに突き刺して逆転。
あとはDF山崎を投入して逃げ切り、劇的極まりない逆転勝利。
グループ2位に浮上し、最終節での自力突破が見えた。

 負けられない試合で先制を許し、さらに一人退場と、
絶体絶命の状況からのマンガみたいな逆転劇に、吉田のテンションもMAXになったようだ。
最終節のアウェイ愛媛戦、勝利すればセレッソに続く自力での2位突破となる。
愛媛は神戸に対して3−1、0−1といい勝負をしており、
さらにこちらは守備の要・宮本将と攻撃の大駒・大崎を出場停止で欠く。(大崎はまだ1枚で出場OKらしい)
決して楽観できる状況ではないが、
この日の経験を無駄にしないためにも、絶対に勝利し決勝トーナメント進出を決めたい。
サテライトが佐川急便中国と練習試合を行い、5−0。
得点者は高柳、纉c2、清水、横竹。

 リーグ戦次節はカズ・ストヤノフという攻守の柱二枚が不在。
彼らの穴を埋めるべく、全員でチーム力を高めていってほしい。
勝点100にはもう残り試合全勝しかないので。
15日 ◇天皇杯5回戦、長崎県立総合運動公園陸上競技場にて川崎フロンターレと対戦し2−0で勝利。
得点者は青山(−)、森崎浩(高萩)。

 前半は運動の量と質で上回るサンフレッチェがゲームを支配、
そして前半33分、GK昭大からのパスを右サイドに展開、陽介が受けてドリブルで持ち上がり左へサイドチェンジ、
上がってきた服部が受けてクロス、ゴール前飛び込んだ四人のうち浩司がドンピシャのヘッド!
これはGKに阻まれたが、浮いたボールにゴール前詰めていた青山がダイビングヘッド、先制した。
それからも決定機を迎えたが決めきれずに後半へ。
 後半立ち上がり、川崎は外国籍選手四人を擁する前線が怒涛の攻撃を見せて10分で10本のシュートを放つが、
昭大のファインセーブや守備陣の踏ん張りでゴールを許さず。
完全に押し込まれたが必死で耐え忍び、後半12分、
カウンターから洋次郎が右サイド抜け出し絶妙なグラウンダーのクロスを中央へ。
これにファーから走り込んだ浩司が左足一閃、見事にゴールに突き刺してリードを2点に広げた。
その後は一誠・楽山・久保と選手を入れ替えつつ、そのまま試合終了。
J1で上位を争う川崎を破り、ベスト8に進出した。

 宿敵・川崎相手に見事な勝利。
もっとも、相手はかつてのアルビレックス反町を上回る外国籍選手4トップというおもしろ布陣。
サッカーの理想と質で上回ったこちらの勝利は妥当だろう。
それでも川崎は中村ケンゴがいればそれらを絶妙に操れたのだろうが、
彼がいなくてはただの頭でっかち鈍重システムにすぎない。
ただ、一発はあるので押せ押せ状態になられたら厳しい。
結局、川崎にはシュート数で上回られたわけだし、
J1で戦っていくには、個人で押してくる相手に対してそういう状態に陥らないような、
洗練された守備を身につけていかなければならないだろう。
さもないと、個人で止めようとしてイエローがかさみ、中盤からは出場停止連発でベストメンバーが組めずにズルズル・・・
となりかねないので。
そういう意味では、アキのパフォーマンスは凄かった。この日のMOMといってもいいだろう。

 天皇杯ではとくに珍しくないベスト8に進出し、次の相手は柏。
無類のサンフレマニア・石崎ノブリン監督が相手となる。
サンフレッチェ相手には徹底的に研究しつくし対策を施してくる、まさにサンフキラーなお人。
これまでのイロモノJ1チーム相手とは違い、ここからが真の戦いになる。
カズ・森脇を欠き、どのように戦うか。
ここを突破できれば、元旦リベンジが見えてくる。
10日 サテライトがいぶきの森にてヴィッセル神戸と練習試合を行い、1−0。
得点者は纉c。

内容はよかったようで、GK中林のパフォーマンスが目立ったとのこと。
9日 ◇J2第42節、宮城スタジアムにてベガルタ仙台と対戦し1−1のドロー。
得点者は寿人。
28勝7分け4敗の勝点91で首位。

 今季リーグ戦でまだ勝ちのない仙台相手にアウェイで勝ちにいったサンフレッチェだったが、
ホームながらガチガチに守ってカウンターの戦術をとる仙台の前に逆に先制を許してしまう。
しかしボールを支配し攻めるサンフは、前半終了直前に寿人が決めて同点に追いつく。
後半はサンフが攻めに攻め、決定機も多く作ったが、GK林卓人のセーブに阻まれてゴールを割れない。
アディショナルタイム、楽山のCKに中央清水が頭で合わせたが、これも林の正面でゴールならず。
試合を優位に進めながら仙台の守備をあと一歩崩せず、ドローとなった。
Jユースカップ2008・グループリーグ、いぶきの森にてヴィッセル神戸と対戦し1−2で敗れる。
得点者は板倉。
2勝0分け2敗の勝点6でグループ3位に後退。

 佐伯のミドルこぼれを大地が押し込んで先制したものの、
前半終盤にセットプレイから押し込まれて追いつかれると、
試合終盤に逆転ゴールを許し、競り負けた。
これでグループ3位に後退、次節の神戸戦は絶対に負けられない戦いになった。
高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権中国地域大会、
サンフレッチェくにびきが準優勝で全国大会出場を決めた。

 8日に行われた準決勝でくにびきとびんごが対決、
3−2でくにびきが競り勝って決勝進出、同時に全国大会出場を決めた。
しかし9日の決勝戦では今大会圧倒的な強さを見せているレオーネがその実力をここでも発揮し、
2−6で敗れて優勝ならず。
 レオーネ、くにびきとも、中国地域代表として冬の大会に熱い旋風を巻き起こしてほしい。
4日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権中国地域大会・グループリーグ、
サンフレッチェくにびき、サンフレッチェびんごが決勝トーナメント進出。

 11/1〜3に行われたグループリーグ残り試合、
くにびきはピジョンに2−0、ハジャスに2−1で勝利し3戦全勝でグループ1位突破。
びんごは先週レオーネに敗れていたが、ガイナーレ鳥取に2−0、アヴァンサールに6−0で連勝、
全勝のレオーネに続きグループ2位突破を果たした。

 決勝トーナメントは11月8日・9日に岡山市の灘崎町総合公園多目的広場で行われる。
準決勝は8日、11:00よりくにびきとびんごの同門対決、
そして13:00よりレオーネとクレフィオの山口対決。
9日11:00より決勝戦が行われる。
◇◇AFC U−19選手権サウジアラビア2008・グループリーグ
U−19日本代表はU−19サウジアラビア代表と対戦し1−1のドロー。
グループ1位で決勝トーナメント進出。
得点者は水沼。
広島MF岡本知剛は出場機会なし。

 ともに連勝で決勝トーナメント進出を決めているチーム同士の対戦、
日本はサブメンバー主体で試合に臨み、
先制されるも香川のパスから水沼が決めて同点に追いつき、そのままドロー。
ともに2勝1分けで、得失点差で日本が上回りグループ1位となった。
3日 Jユースカップ2008・グループリーグ、吉田にてセレッソ大阪と対戦し0−2で敗れる。
2勝0分け1敗の勝点6でグループ首位をキープ。

 サンフレッチェは森保翔平をアンカーに据える3−6−1と、
ここ最近うまくいっている形でスタート。
対するセレッソは3−5−2で、DFラインを高く上げ、陣形をコンパクトに保ち前線から激しいプレスをかけてきた。
これによりサンフはなかなか有効なボールが前線に出ず、
逆にセレッソが屈強なFW中東・スピードとテクニックに優れるFW永井・そして左サイドを駆け上がる丸橋らの活躍で
たびたび危険な場面を作り出す。
しかしサンフも体を張った守備や気迫のプレイでこれをしのぎつつ前へ前へと進み、
相手のイエローを誘うなど気迫の個人突破を見せたりして対抗。
両者譲らず、試合はスコアレスのまま後半へ。
 このまま我慢し、相手の疲弊を突いていきたいところだったが、その立ち上がり、
右サイドでビルドアップのパスをミスして相手に渡してしまい、
すかさず入れられたクロスに反応してニアに飛び込んだ永井に誰も対応できず、フリーで合わされて先制を許してしまう。
サンフは翔平に代えてFW川森を投入し攻撃の枚数を増やすが、
逆にセレッソが左コーナー付近からのFK、ニア密集から中央に抜けるところを丸橋が決めて、0−2。
2点のリードでセレッソは最後まで集中、サンフはDFの宮本将をトップに上げるスクランブルに出るも、
180cm以上の選手をそろえるスリーバックの山脈を越すことができず、
また終盤の決定機もものにすることができずにそのまま0−2で試合終了。
南津守の仇を吉田で取られた格好になった。


180cm越えが四名を数え、フィジカルで優れるセレッソの圧力の前になかなかいい形ができなかった。
中盤で茶島・大崎のドリブル突破から相手を崩す兆しというのはあったのだが、
後半立ち上がりの失点で相手に余裕を与えてしまった。
終盤はパワープレイだったが、セレッソのDF陣はそろって180オーバーという山脈で、有効ではなかった。
中盤ですばやくボールを動かしサイドに開いてからフィードで相手の高いDFラインの裏をつく、
というジャブを徹底したほうがよかっただろう。
1トップ2シャドーも頑張ってはいたのだが、連動してボールを受け、また裏を突く、といった危険な動きが少なかった。
またトップチームと同じように自陣から律儀にビルドアップしていたが、
あの日本でも特異な変態サッカーを今から叩き込み精確に機能させるには時間が少なすぎる。
もっとシンプルなプレイを心がけたほうがいいと思うけど、どうなのだろうか。

 この日は負けたが、まだ首位の座を明け渡してはいない。
崩されて失点したわけではないし、気持ちを切り替えて残り三戦、全勝でグループ突破してほしいところ。
◇サテライトが吉田にてV・ファーレン長崎と練習試合を行い、1−0。
得点者は清水。

 ゴールを上げた清水は好調を持続、怪我から復帰の内田もコンディションを上げてきている。
ただ、全体的にはミスが多くひどくまったりしていてシュートもほとんどなく、
よい内容だったとはとても言えない。
AFC U−19選手権サウジアラビア2008・グループリーグ
U−19日本代表はU−19イラン代表と対戦し4−2で勝利、決勝トーナメント進出。
得点者は宮澤、永井3。
広島MF岡本知剛は先発フル出場。
2日 ◇天皇杯4回戦、西が丘にて東京ヴェルディと対戦し1−0で勝利。
得点者は高柳(楽山)。


1日 AFC U−19選手権サウジアラビア2008・グループリーグ
U−19日本代表はU−19イエメン代表と対戦し5−0で勝利。
得点者は水沼2、永井、山本、鈴木。
広島MF岡本知剛は先発、途中交代。

 靭帯の負傷から復帰したばかりの岡本も、U−19代表での定位置・右サイドバックで先発出場。
U−17時代の同僚・水沼とのコンビで右サイドを崩し、大勢の決した75分に原口と交代した。
 まだまだトップコンディションには達していないだろうが、試合の中でカンを取り戻していってほしいところ。
しかし香川が体調不良でダウンとか、けっこう現地は厳しそう。
体にはくれぐれも気をつけてほしい。
戻ってきてからの凱旋デビューもあるだろうし!

10月:

26日 Jユースカップ2008・グループリーグ、南津守にてセレッソ大阪と対戦し3−1で勝利。
得点者は不老、板倉2。
2勝0分け0敗の勝点6でグループ首位をキープ。

 グループリーグ2戦目は、アウェイでセレッソと対戦。
立ち上がりは動きが悪く、10分にはサイドからのクロスを押し込まれて失点、リードされる苦しい展開。
しかし徐々にペースをつかんで相手陣内に攻め込み、シュートを次々に放っていくと、
前半終盤に不老が見事なミドルシュートを突き刺して同点に追いつく。
 後半もそのままの勢いで押し込み、開始早々に茶島のFKを板倉が合わせて逆転、
さらにCKからまたも板倉が今度はヘッドで叩き込んで3−1と突き放す。
後半途中からはセレッソの攻撃に守勢に回る場面が増えたが、
終盤には攻撃的選手を次々に入れ替えて最後まで攻めの姿勢を貫き、そのまま逃げ切り。
立ち上がり連勝と、好発進を切っている。

 大地が二試合連続ゴールと好調を維持、これからもその調子でいってほしい。
不老も、あまり柄ではないと思われるワントップでいろいろと仕事が多そうだけど、頑張ってこなしてほしいと思う。
アンカー役はこのまま翔平でいくんだろうか。
 次節は11月3日、ホーム吉田で引き続きセレッソと対戦。
しっかりと叩いて、グループリーグ突破に前進したい。
高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権中国地域大会、週末の結果。
 サンフレッチェびんごは鳥取ブロックに入り、25日にレオーネFC(山口県代表)と対戦し3−4で敗れた。
 サンフレッチェくにびきは岡山ブロックに入り、26日にクレフィオFC(山口県代表)と対戦し3−2で勝利。
11月1〜3日に残りのグループリーグが行われ、各ブロック上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
かなりチーム力が拮抗しているようなので、なんとか競り勝ってほしいところ。
25日 ◇J2第41節、広島ビッグアーチにてサガン鳥栖と対戦し5−1で勝利。
得点者は森脇(森崎浩CK)、森崎浩(高萩)、森崎浩(服部)、清水(寿人)、寿人(青山)。
28勝6分け4敗の勝点90で首位。

 やや間が空いたリーグ戦、往々にして気が抜けがちな一戦だが、
この試合は森脇がリーグ戦に復帰、また一誠を先発に起用し、ベンチにはルーキー清水航平を入れるなど、
来年を視野に入れたメンバーで試合に臨んだ。
しかし前半は、立ち上がりこそよかったもののその勢いを持続させることができず、
前半のあとのほうは鳥栖にペースを握られ、決定機も幾つか与えてしまうなど、いまいちな内容だった。

 スコアレスで折り返した後半、
サンフレッチェは青山・楽山を投入し右アウトサイドだった森脇をストッパーに下げ、
カズをボランチに上げて青山と組ませ浩司をシャドーの位置へと上げる。
カズ・青山が中盤を締める「本来の形」になったサンフは鳥栖を押し込み、
後半10分に左CK浩司のキックを、ゴール前密集からうまくファーに抜け出した森脇がフリーのヘッドを見事に決めて先制。
天皇杯に続き快気祝いのゴールでチームを盛り上げると、
後半15分には中央森脇のドリブルから右に開き、PA内走り込んでいた洋次郎がダイレクトでふわっと折り返し、
中央飛び込んだ浩司がヘッドで合わせて2点目。
さらに後半19分には中盤ハーフウェイライン付近でボールを奪って寿人がフィード、
これに反応した服部が左サイドを抜け出しダイレクトで中央へグラウンダーのクロス。
これをまたも中央走り込んでいた浩司が右足できっちり流し込んで3点目。
 ここでサンフは2得点の浩司に代え、満を持してルーキー清水航平を投入。
3点リードで難しいことを考えることもなくただゴールを目指すことだけを考えていた清水は、
セットプレイからヘディングシュートを放つなど積極的な動き。
そして後半26分、中盤上がり目でボールを持った清水がトップの寿人にパス、
寿人はDFと競り合いながらも左のスペースに見事なリターンパスを出し、
そこへ走り込んでいた清水はバウンドを合わせて左足一閃!
矢のようなシュートでニアを破り、公式戦初出場初ゴールを記録した。
 この後、やや運動量が落ちてフォローが少なくなったところ、最終ラインで無理にボールを回したところをカットされ、
フリーの選手に出されてあっさりと失点。
ここらへんはもうちょっと状況考えろと言わざるを得ない。
 その2分後、中盤上がり目でボールを拾った青山が浮き球のパス、
右でうまくフリーになっていた寿人が右足で蹴り込んで5点目。
最後はエースがきっちりと締め、5−1で圧勝した。

 前半と後半でがらりと変わってしまったサンフの変貌ぶりに、
前がかりの鳥栖が対応しきれずにズルズルと泥沼にはまってしまった、という一戦。
昇格争いで大変な時期なのに、こっちの都合で翻弄させてしまってすみません、という感じ。
今日のは事故と割り切って、心機一転最後の巻き返しに臨んでほしい。
東北のほうとか遠征が大変なので。

 清水、初出場初ゴールおめでとう!
見事なシュートだった。
しかし、これで満足したり慢心したりしてしまうと、後から来る選手にあっという間に追い越され置き去りにされてしまう。
ごく最近でも、ルーキー龍一にあっさり抜かれて大分に出されてしまった俊介の例がある。
さらなる修練を積み、サンフレッチェのパスワークに馴染み、ゴールをさらに量産していってほしい。
 森脇は、ヒーローインタビュー時の涙が印象的だった。
今日はかつての本職である右サイドでのスタートだったが、ここではあまり活躍できず、
後半、今年やり慣れているストッパーに入ってからは溌剌としていた。
これからさらにコンディションを上げていってほしい。
20日 AFC U−19選手権サウジアラビア2008に出場するU−19日本代表が発表され、
広島よりMF岡本知剛が選出された。

 先日の代表候補合宿ではコンディション不良のために途中で離脱、
やっぱ怪我からの復帰が間に合わなかったか・・・と思いきやまさかの選出。
17日の練習試合で90分フル出場したのがきいたのか。
「え、フルタイムいけるの?そんじゃ選ぶよー」って感じで。
怪我上がりをあえて選出とは、よほどトモが代表に必要とみえる喃。

 トモは、U−19では主に右サイドバックを担当。
なんでも、彼がここにいないとチームが瓦解状態になってしまうらしい。
右サイドバックで?
ともかく、チームになくてはならない存在ということで、
昨年のU−17メンバーの高橋・金井・水沼・河野・柿谷ともどもがっつり頑張ってきてほしい。

今週末に出発し、31日からグループリーグが始まる。
19日 高円宮杯全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会・県大会の結果。
 18日に広島県大会決勝戦が行われ、
Aブロックのサンフレッチェ広島はピジョンFCと対戦し、2−3で敗れ中国大会出場ならず。
Bブロックのサンフレッチェびんごとサンフレッチェ常石の同門対決は、びんごが5−2で制して優勝、
中国大会への進出を決めた。
 びんごとピジョンには中国大会でも存分に力を発揮してほしい。

 島根県大会は18日・19日に準決勝・決勝が行われ、
サンフレッチェくにびきは準決勝で開星中に3−1、
決勝で玉湯SCを10−0で破り優勝、中国大会出場を決めた。
 圧倒的な強さで県大会を突破したくにびき、中国大会でも大暴れしてほしい。
18日 Jユースカップ2008・グループリーグ、吉田にて愛媛FCと対戦し2−0で勝利。
得点者は宮原、板倉。

 最後の公式大会となるJユースカップもいよいよ初戦を迎えた。
サンフレッチェはこれまでの4−3−3ではなくトップチームと同じ3−4−2−1のシステムで試合に臨む。
前半からペースを握って攻めるものの、
やはりボールを展開するプレイヤーがいないために攻撃が個人技主体となり、
うまくいかないところを奪われて反撃を食らう、という場面が少なからずあった。
また、茶島のFKが2回ポストに当たるというツキのなさも加わってなかなか得点が入らなかったが、
後半8分、不老のパスから宮原がドリブル突破、そのままシュートを決めてついに先制。
 これで硬さの取れたサンフは、交代投入の森保の働きもあってさらに攻勢を強め、
そのあまり前がかりになりすぎて愛媛のカウンターに危険な場面を迎えることもあったが、
終盤に板倉がドリブルシュートを決めて2−0とし、勝負あり。
川森・中山ととにかく攻撃的な選手を投入し続け攻め続けた姿勢が実り、初戦を白星で飾った。

 今年のユースは岡本トモの昇格でいわば「森崎兄弟がいないトップチーム」のようなチームになっている。
「今年のJ2での戦いにもしも森崎兄弟がいなかったら」と考えると空恐ろしい気分になるが、
ユースはまさにそういう状況で今年を戦っている。
それだけに、勝利するには攻守に全員が一丸となってプレイしなくてはならない。
華麗なプレイよりも、そういった粘りや頑張りに注目して応援したいところ。
17日 広島修道大、吉備国際大と練習試合を行い、それぞれ6−0、9−0。
 修道大戦では途中出場の丸谷がハットトリック、同じく途中出場の清水も1ゴール。
吉備国際大戦では怪我から復帰の岡本がボランチで先発フル出場、回復ぶりをアピールした。
監督はこれからのリーグ戦での若手の起用を明言しているし、彼らの登場もある、かも。
13日 ◇Jサテライトリーグ、福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場にて大分トリニータと対戦し、2−0で勝利。
得点者は久保、ユキッチ。

 前日秋田で豪快なゴールを決めた久保が先発出場、1ゴールを決めた。
高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権広島県大会、連休中の結果。
 サンフレッチェ勢はグループリーグをすべて1位突破。
決勝トーナメント準決勝では3チームとも勝ち上がった。
Aブロック決勝はサンフレッチェ広島VSピジョン、
Bブロック決勝はサンフレッチェびんごVSサンフレッチェ常石。


 島根県大会では、サンフレッチェくにびきが快進撃中。
二桁得点で勝ち上がり、準決勝に進出している。
12日 ◇天皇杯3回戦、秋田市八橋運動公園陸上競技場にて大阪体育大学と対戦し6−0で勝利。
得点者は槙野(PK)、服部(リ・ハンジェ)、森脇(−)、服部(−)、高柳(−)、久保(森崎和)。

 天皇杯は3回戦からJ2勢が登場。
サンフレッチェは夏の総理大臣杯を制した大学代表の大阪体育大学と秋田で戦うことになった。
大体大は関西2部リーグながら1部前期1位の阪南大(ユースOBの木原がいる。また、浦和内定のDF野田、
横浜FC内定のFW西田も所属)を関西大会・そして総理大臣杯決勝の2度破って優勝しているチームで、
決してあなどれない相手。
 サンフは寿人が代表で不在のため、洋次郎をワントップに据える布陣。
右ストッパーには、長期離脱から復帰の森脇が入った。
 前半からサンフがパスを回して攻め込み、大体大が守ってカウンターを狙う展開。
しかし、サンフのパス回しに大体大はついていけず、15分、PA内飛び込んだ浩司を倒してしまいPK。
これを蹴るのはなぜか槙野(試合前にPKあったら蹴らしてくれと浩司に直訴していたらしい)。
槙野はボールをセットするとくるりとGKに背を向け、笛とともに反転し助走からど真ん中に蹴り込み先制。
 続いて30分には右サイドに展開しハンジェのクロス、これにゴール中央飛び込んでいた服部がヘッドで合わせて2点目。
2点リードして折り返すと、後半24分にはセットプレイこぼれからのセンタリングを槙野が落とし、
こぼれを森脇が蹴り込んで3点目、後半30分には見事なパスワークによる崩しから青山が抜け出してシュート、
これはニアポストに当たったが、跳ね返りを服部が押し込んで4−0。
そして後半42分にはタテパスを途中出場の纉cがヒールでDFラインの裏に落とし、
走り込んだこれも途中出場の一誠が切り返しから強烈なミドルを突き刺して5−0、
その1分後にはハンジェのサイドチェンジから服部とカズがパス交換、
カズが服部に出すと見せかけてそのまま切り込みセンタリング、
これをファーサイド待ち構えていた途中出場の久保がジャンプ一番体をひねってダイレクトボレー!
場内が騒然とし、大体大の選手も思わず笑ってしまった豪快ゴールで6−0とし、
相手のゴールを許さずそのまま試合終了、快勝した。

 試合後には、選手たちから
「変な奪われ方をしてピンチに陥ったことが何度もあったので、修正したい」
と口々に反省の弁があり、監督も、
「今日は特別よい出来ではなかった」
とコメントするなど、攻撃においては相手を翻弄してはいたが、ベストな戦いではなかった。
それでも、格下の相手にきっちり大量点を奪ってそれなりの試合ができるようになったのは、
チームの成長というものだろう。
 4回戦の相手は、J1・東京ヴェルディ。
残留戦線真っ只中で厳しい状況にあり、天皇杯でいろいろと手がかりをつかむべく全力でくるだろう。
それを相手にどれだけの戦いができるか。


 にしても、森脇は復帰いきなりゴール決めるとは彼らしいというかなんというか。
試合中、最終ラインはカズとストヤノフの2バック状態で槙野と森脇はどっかいったきりだったし。
5日 高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権広島県大会、週末の結果。
 サンフレッチェ広島は九嶺FCに7−0、AC MINAMIに5−0で勝利し現在グループ首位、グループリーグ突破決定。
 サンフレッチェびんごはMUNE FCに1−0で勝利し、現在グループ2位。
 サンフレッチェ常石は五日市FCに3−1で勝利し、現在グループ2位。
11・12日にグループリーグ残り試合が行われ、グループ2位以上が決勝トーナメントに進出する。
決勝トーナメント(13日・広域公園、18日・びんご運動公園)は8チームが2ブロックに分かれて行われ、
それぞれを勝ち抜いた2チームが中国大会に出場する。
4日 ◇J2第39節、広島ビッグアーチにて湘南ベルマーレと対戦し2−0で勝利。
得点者は纉c(ストヤノフ)、森崎浩(−)。
27勝6分け4敗の勝点87で首位。

 前節のアウェイ戦で優勝を決め、凱旋試合となったこの一戦、
サンフレッチェは「湘南戦までは主力中心で行く」という監督の言葉どおり、レギュラー陣勢揃いで挑んだ。
ただ、直前の練習では一誠がセンターバックを任されていたのだが、パフォーマンスが上がらないため先発は回避、
そのために当初は足のコンディションがよくないため先発回避だった浩司が急遽先発でボランチに入り、
カズがセンターバックに入る布陣でスタートした。
 湘南は、無理に勝ちにいかずに勝点1を目指しあわよくば3を・・・と、ワントップを残してドン引きの超守備的布陣。
サンフはこの堅陣を崩すべく攻め込み、カズもほとんど中盤に上がったままパスを供給する。
急遽出場の浩司も積極的にミドルシュートを放ってゴールをうかがう。
そして後半21分、中盤からダイレクトパスを4本繋ぐ美しい流れから最後はゴール前に飛び込んだ纉cが合わせて先制、
さらに24分にはCKこぼれを纉cが奪い、こぼれを拾った浩司がドリブルからミドルシュート、
飛びつくGKの手をはじきゴール左スミに突き刺してゲット、試合を決めた。
 終盤は湘南の右サイドからのクロスから決定的な場面を2度作られたが、
いずれもGK昭大がファインセーブではじき返し、得点を許さず。
シュート数26対5で圧倒し、快勝でホームのサポーターに優勝報告を行うことができた。

 クワシン、リーグ戦初ゴールおめでとう!
1日 トレーニングキャンプを行うU−19日本代表候補が発表され、
広島よりMF岡本知剛が選出された。

 岡本はまだリハビリ中ではあるが、
合宿で別メニューをこなしながら他のメンバーと顔合わせしたり戦術を聞いたり、
チームから離れすぎないようにとの配慮だろう。
それだけ岡本はU−19にとって欠かせない戦力であるということ。
柿谷・水沼とU−17時代の同僚もいるし、気分転換にがんばってきてほしい。

9月:

29日 ◇サテライトがファジアーノ岡山と練習試合を行い、2−1。
得点者は清水、橋内。

 森脇、66分間出場。かなりコンディションを戻してきてる?
キリンチャレンジカップ・UAE戦(10/9)に向けての日本代表が発表され、
広島よりFW佐藤寿人が選出された。

 J2優勝も決まったし、心置きなく行ってきてほしい。
ゴール決めてきてー。
28日 ◇J2第38節、長居スタジアムにてセレッソ大阪と対戦し3−2で勝利。
得点者は高萩(青山)、高萩(柏木)、佐藤寿(−)。
26勝6分け4敗の勝点84とし、J2優勝を決めた。

 この試合に勝てばJ2優勝が決まる一戦、
サンフレッチェはカズが足の負傷で出場できず、やや不安のスタートとなったが、
それが現実となり、開始早々にミスから持ち込まれて決められ、先制を許してしまう。
動きの硬いサンフだったが、セレッソの攻勢を防ぎつつペースをつかみ、
39分、服部のクロスをファーサイド、フリーで受けた青山がドリブルで切り込んで股抜きの折り返し、
これをゴール正面待ち構えていた洋次郎が蹴り込んで同点に追いつくと、
42分には右サイドで相手パスをカットした陽介がドリブルで突進、
DFとGKを引きつけると中央へ折り返し、これを再び洋次郎が蹴り込んで逆転。
44分には青山のミドルシュートをGKがこぼすところを服部がカットしてシュート、
GKがギリギリはじいたところを寿人が押し込んで突き放した。
 直後に自陣深いところでのルーズボールを拾われてドリブルで切り込まれ、
結城が倒してPKを与え、ジェルマーノに決められ1点差とされるが、
後半はとにかく自重しすぎなくらいボールを回しに回してノーリスクな戦いを徹底、
そのためにシュートにまでいけないところをカットされてカウンターを食らい危険な場面も何度かあったが何とか防ぎ、
そのまま逃げ切り。前節のJ1復帰内定に続き、J2優勝を飾った。
23日 ◇J2第37節、広島ビッグアーチにて愛媛FCと対戦し4−1で勝利。
得点者は佐藤寿、服部、森崎浩、青山。
25勝6分け4敗の勝点81で首位をキープ、
2位以上が確定したためJ1復帰を内定した。

8月:

14日 キリンチャレンジカップ2008・ウルグアイ戦に向けた日本代表に、
広島FW佐藤寿人が選出された。

 もはや完璧に最終予選に向けての戦力として見られている。
サンフレッチェでも、ワントップとしてさまざまな仕事をこなしプレイの幅を広げており、
代表でもただのゴールハンターだけではない、アクセントのきいた仕事をしてほしいところ。

 とはいえ、寿人は腰を痛めているし、代表と掛け持ちとなればその体には今まで以上の負担がかかる。
彼がいない時のシフトも決めておかなければならないだろうが・・・
以前ノートップをやったが、あの時結局試合を決めたのは途中出場のストライカー・平繁龍一だった。
今は龍一はいない。どうやって点を取るのか・・・
仙台戦では寿人に代えて纉cを交代出場させていたが、彼がファーストチョイスなのだろうか。
13日 鳥栖GK中林洋次(22)の期限付き移籍加入記者会見が行われた。
 11日に期限付き移籍加入が発表されていた中林の記者会見が行われ、
中林は出場機会を求め、自己を高めるため広島に来た、という意気込みを語った。
この時期にGKが移籍してきて定位置を得る、というのは難しいが、
GKはフィールドに一人しかいないポジションなので、いつ出番があるかわからない。
その時があるかどうかはわからないが、万全の用意をするべくモチさんのもとで地道に練習して、実力をつけていってほしい。
さてどんな選手なんだろう。
市船出身なのだから、いっぱしの力は持ったGKなのだろうが。
日本クラブユースサッカー選手権(U−15)、サンフレッチェ常石ジュニアユースFCの結果。
 初戦の大宮アルディージャ戦は林のゴールで先制しながら逆転を喫し1−4だったが、
二日目のアビスパ福岡戦は林・大木のゴールで2−0と勝利、
三日目のCEDAC戦は林の三試合連続ゴールと藤田のゴールで2−0と連勝し、
2勝1敗の勝点6、グループ2位で決勝トーナメント進出。
決勝トーナメント、ラウンド16の相手は強豪・名古屋グランパス。
よく粘って前半はスコアレスで折り返したが、後半に5失点を喫して敗れてしまった。

 グランパスには完敗したけど、グランパスは準々決勝でアントラーズをも4−1で撃破するほどの実力。
決勝トーナメント進出はまずは立派な結果。おつかれさま!
チーム力にさらに磨きをかけ、年末の高円宮杯に向かってほしい。
12日 平和祈念広島国際ユースサッカー2008の結果。
 オランダのフローニンゲン、メキシコのチーバスを招待し、
サンフレッチェ広島ユース、広島県高校選抜とあわせて4チームでの交流戦を行い、
サンフレッチェはチーバスに1−2、広島選抜に1−0、フローニンゲンに2−3で3位という成績。
強いチームとの対戦で得た課題と収穫を、来月の高円宮杯へとつなげていってほしい。
10日 ◇J2第29節、ユアテックスタジアムにてベガルタ仙台と対戦し1−1のドロー。
得点者は佐藤寿(柏木)。
20勝5分け3敗の勝点65で首位をキープ。

 前半から両GKのファインセーブでなかなか得点が入らない拮抗した展開も、
後半に服部のクロスを陽介が微妙に足に当てて軌道を変え、ゴール正面で受けた寿人の古巣へのゴールで先制。
しかし寿人を下げて纉cを入れた直後、セットプレイからのシュートのクリアミスを蹴り込まれて同点に。
久保を入れて勝ち越しを狙うかと思われたが、
両サイドのハンジェと服部を結城と楽山に入れ替え、自重したままドローで終了。
痛み分けとなった。

 仙台は対広島シフトとして4−3−1−2システムを敷いてきたが、
その中でもしっかりボールを回しておおむねペースを握っていた。
勝ちきれなかったが、鳥栖戦でも後半途中からガクンと運動量が落ちて相手の攻勢を許す展開が見られたので、
両サイドを代えて自重するのもまあアリかもしれない。アウェイだし、纉cは走れるし。
ただ、試合中に両アウトサイドを交代するっていうのはあんまりないことだとは思う。
まあ、最近はラッキー込みでうまいこと勝点を積み重ねてきていたので、
こういう試合も釣り合いが取れていていい。昇格争いのライバルにアウェイでドローは悪くない結果だし。
2位・山形は勝利し、勝点差は15。
まだまだ大きく差は開いているが、油断することなく、さっさと20差つけるという意気込みで勝利に向け邁進すべし。
4日 ◇サテライトが南津守にてセレッソ大阪と練習試合を行い1−4。
 前半早々に一誠のミドルで先制したものの、その後ボコボコボコと立て続けに失点、
後半にも1点を取られて、そのまま。
おらー、金使って南津守までいったんだからもちっとましな試合してこーい。
 ストヤノフが実戦復帰、楽山がサンフレッチェでの実戦初出場。
ユースからは原くん・森保翔平くん・浅田くんが出場。
原くんは、今は夏休み中だからいいけど、9月になってもまだ第4GKのメドが立たなければ、
トップ昇格させて転校させてあげないと吉田高校を出席日数不足で卒業できなくなってしまうよー。
3日 ◇J2第29節、広島ビッグアーチにてサガン鳥栖と対戦し1−0で勝利。
得点者は森崎浩(−)。
20勝4分け3敗の勝点64で首位をキープ。

 曇天で蒸し暑い中、
立ち上がりはバックラインで不用意なボール回しをカットされたりファウル気味にボールを奪われたりして危機に陥ったが、
そこを何とかしのぐと、最近のパターンどおり最後尾のカズを中心にしたきっちりつなぐサッカーで徐々に支配率を上げ、
カズ・浩司のロングパスから幾度となくサイドにいい展開を見せるが、
そこからの突破が少ないこととクロスの精度がないことでゴールをなかなか奪えず。
FWは久保じゃなくて寿人だし前にはヘッドの強いのいないんだから、駒野が入れてたような低く速いクロスを入れなさい。
それでも無意味なくらいにボールを回しに回しまくって鳥栖を守備に奔走させ、前半終了。
 後半立ち上がりから攻勢に出たサンフはCK奪取、いったんはクリアされるもこぼれを拾って左に出し陽介が受け、
キープからのスルーパスに走り込んだ盛田がDFをフィジカルではね飛ばしてボールを奪い切り込んでマイナス折り返し、
洋次郎のシュートはDFのブロックにあうも、そのこぼれに走り込んだ浩司が左足で絶妙のコントロールシュート。
ゴール左上スミに吸い込まれるボールにGKは一歩も反応できず、後半4分、いい時間帯に先制点を挙げた。
鳥栖は前半から守備に奔走していたせいでチームがなかなかかみ合わなくなり、サンフが次々攻め込むが、
決定的なシュートはバーやポストに阻まれたり、またPAに近づくとスローダウンしてパス相手を探すという悪癖が出たりで、
なかなか追加点が奪えない。洋次郎のキラーパスから途中出場の纉cがすばらしい飛び出しでGKと一対一になるが、
GKに阻まれゴールならず。あれPKちゃうんかい。
後半途中から、まずハンジェがばて、さらに中盤でバランス取りまくっていた浩司と青山が疲れでプレイ精度が落ちたため、
サイドと中盤が機能しなくなって終盤は鳥栖が押し込んだが、
DF陣がきっちり対応したことと、鳥栖もすっかりゆで上がっていてプレイ精度に欠けていたこともあり、
めちゃ危ないシーンはあったが(盛田のバックパスに詰められ、昭大のキックが相手に当たってはね返りポスト直撃とか)、
なんとかしのいで勝利。
3位・鳥栖を叩き、今節試合のなかった山形とあわせて下位との差をまた広げた。

 2位の山形との勝点差は17に開き、鳥栖に続く昇格候補の仙台はドロー、セレッソは敗れ、
下位との差がそろそろ20に達しようとしている。
今年のJ2は全体的に守備的スタイルから攻撃的スタイルへの過渡期にあるようで、
絶対的な個人能力を持つ外国人FWが少なくクラブ間の戦力差があまりないことで、かなりの混戦になっている。
その中で、タレントの質で図抜けているサンフレッチェがうまいこと抜け出すことができた。
サンフレッチェにとっては、今年のJ2がこういう状況でラッキーだったといえる。
ただ、相手を圧倒できるにもかかわらず、それがあまり結果として出ず、接戦続きになっているのはいただけない。
今日のような、ひたすら足元でショートパスをつなぎサイド攻撃にも迫力と精度がない、
守備時には両サイドがドン引きして空いた中盤を自由に使われる、というJ1レベルから見るといささか拙い内容ではいけない
(ストヤノフがリベロに復帰しカズが中盤に戻ればかなり改善はされるだろうけど)。
次節からはストヤノフが復帰してくる。そうなれば戦力的に大崩れすることはもうない。
彼がDFラインにおらず、さらにカズも中盤にいない状況でも上位を圧迫して勝ち続けられたのだから、
もはやJ2に敵はいないといってもいい。
あとの敵は自分たち自身。残り試合、自分たちのさらなるレベルアップを図っていきたいところ。
それを探求していけば、そのうち勝手に昇格は決まるし優勝はするし、
さらに天皇杯でのJ1勢との対決、そして来季につながっていくだろう。
昇格ライバルも、これだけサンフとの差が開いてしまい周囲にはライバルがいっぱいとなれば、
サンフを倒すよりもうじゃうじゃいるライバルを直接対決で叩く!というほうに重きを置かざるをえないだろうし、
やれる余地はあるはず。

7月:

29日 日本クラブユースサッカー選手権(U−18)グループリーグ第3日、
浦和レッドダイヤモンズユースと対戦し0−2で敗れる。
1勝1分け1敗の勝点4でグループ3位、決勝トーナメント進出ならず。

 トップチームからMF高橋峻希が復帰し万全の体勢の浦和に立ち上がりから押し込まれ、
エース原口元気のFKから先制されると、浦和の組織的な速いプレスからの攻撃に防戦一方。
なんとか持ちこたえていたが、後半にまたしても原口が今度は鮮やかな個人技からゴールを陥れて0−2。
選手交代も打開の決め手にならず、完敗を喫した。

 他の一試合は、三菱養和が神戸を降し、2勝1分けの勝点7でグループ首位となり、決勝トーナメント進出。
浦和は2勝1敗の勝点6でグループ2位となったものの、
全グループの2位のうちの上位2チームに入れず、無念のグループリーグ敗退となった。
やはり1回でも負けると決勝トーナメント進出は厳しいということ。

 トモさえいれば浦和とも渡り合えたと思うけど、それは言っても詮無いこと。
このチームはゲームを作るボランチさえキマれば、攻撃陣は豊富なだけに大化けする可能性は充分ある。
灼熱の8月を経て、グレードアップしたサンフレッチェユースが見られることを期待したい。
27日 ◇J2第28節、ニッパツ三ツ沢球技場にて横浜FCと対戦し2−1で勝利。
得点者は青山(−)、久保(服部)。
19勝4分け3敗の勝点61で首位をキープ。

 灼熱の夏場に突入しややミスが目立つ展開で双方とも決定機を迎えるも決めきれず、スコアレスで後半へ。
試合が動いたのは後半18分、シュートをキャッチした横浜GK岩丸のフィードを奪った青山がそのままミドルシュート、
無人のゴールに突き刺してサンフが先制するも、
直後の20分には自陣PA前で横浜FW池元に入ったクサビへの対応が遅れ、
周囲に四人いたにもかかわらずミドルシュートを撃たれて決められ、同点に追いつかれてしまう。
これで勢いづき攻め込む横浜の前に劣勢に立たされたが、このムードを一変させたのが久保竜彦。
後半32分にピッチに現れると、34分、洋次郎の横パスを受けて服部が放ったクロスに反応しゴール前で飛翔。
スタンディングジャンプだったにもかかわらず、
両側にいたDFを遥かに見下ろす高さからさらに捻りを加えてゴール左スミに叩き込むスーパーヘッドで再びリードを奪い、
これを守りきって勝利。苦しい試合をものにしてアウェイで貴重な勝点3を手にした。

 寿人が腰を痛めており出場も危ぶまれていたが、彼は見事にその役割を果たし、
彼に代わって出場した久保が試合を決めるゴールを決めてみせた。
チームが苦しい中、人数が少ないながらも結果を出したFW陣に乾杯。
こういう時期なので、丸谷・清水・横竹(最近はDF不足でDFやってるけど)らの若きFWも奮起して出場、
活躍してほしいところだ。
岡本もびんご時代はJFAストライカーキャンプにも出てるし、FWでもいけまっせー。

 また、昨年までのユースのエースで、横浜FCに加入していたFW中野裕太が初ベンチ&初出場。
ゴールはならなかったが(サンフ戦で決められたら困るのだけど)、シュートも放つなどまずまずの動きだったようだ。
これを足がかりに出場を重ね、どんどんゴールを決めてほしい。ただしサンフ除外で。
日本クラブユースサッカー選手権(U−18)グループリーグ第2日、
ヴィッセル神戸ユースと対戦し2−0で勝利。
得点者は茶島(FK)、宮原(−)。

 絶対に勝たなければならない第2戦、
前半は強風の風下ということもあってなかなかうまく攻められなかったようだが、
後半、システムを4−4−2に変えてサイド攻撃を徹底、また風上に立ったことでペースをつかみ、
後半5分に茶島が直接FKを決めて先制、
後半28分には大崎のパスから、手の骨折をおして出場の宮原がドリブルで切り込んでシュート、
ポストに当たってはね返るところカバーに戻ってきた神戸DFに当たってゴール、
記録上は宮原のゴールで突き放す。
後半はシュート12本を浴びせて圧倒したサンフレッチェが勝利を挙げ、
グループリーグ突破に一歩前進した。

 残る一試合は三菱養和が浦和に2−1と競り勝ち、サンフと勝点4で並び得失点差で2位。
浦和が勝点3で続き、神戸は連敗の勝点0でグループリーグ敗退決定。
最終戦は、優勝候補の浦和との対戦。
養和との対戦では同じ浦和のチーム(縁もあるしと)いうことでいろいろやりにくかったのだろう、
惜敗したものの、この年代では強豪であることは変わらない。サンフ戦は全力で勝ちにくるだろう。
さらにその試合ではチームの柱の一人・高橋峻希がJ1の試合にベンチ入りしていて不在、
彼が火曜日の試合に出てくるようならばさらに難しい試合になる。
現在グループ首位ながら、グループ突破は浦和戦の結果次第。
気を緩めることなく、チャレンジャーとして全力でぶつかり、勝利してグループ突破を決めてほしい。
26日 日本クラブユースサッカー選手権(U−18)グループリーグ第1日、
三菱養和SCと対戦し1−1のドロー。
得点者は大崎(PK)。

 GK原がトップ帯同、DFの要・宮本将が骨折で不在という厳しい状態で迎えたクラブユース選手権、
初戦の相手はJユース杯準決勝でも激闘を繰り広げたことがある強豪・三菱養和SC。
前半半ばにセットプレイから先制を許すも、宮本徹の突破からPKを獲得、
これを大崎が決めて前半のうちに同点に追いつく。
猛暑の中、後半は打ち合いになったようだが、得点は生まれずそのままドローとなった。

 決勝トーナメント進出チームは、各グループトップの6チームと、
各グループ2位の6チームのうち成績上位の2チームの、計8チーム。
それだけに、ひとつでも負ければ決勝トーナメント進出は非常に厳しくなる。
ので、先制されながらも追いついてドローにし勝点1を得たのは最低限の結果を出したといえる。
しかし、これで浦和と神戸には勝利して、1位を取るか勝点7の2位での突破が不可欠となった。
24日 FW平繁龍一が腰椎間板ヘルニアの手術を行い、全治三ヶ月と発表された。
 開幕から試合出場を重ね、重要なゴールを決めてきていたストライカーが痛い長期離脱。
これからの酷暑の夏場、
一番苦しい時期の最前線を(久保がそう長時間起用できないこともあり)事実上寿人ひとりに頼らなければならない。
その寿人も日本代表としてこれからたびたび招集されると思われるので、
その時の代わりをどうするか・・・

坂田大輔あたり借りてこようか
23日 ジェフユナイテッド市原・千葉MF楽山孝志(27)の期限付き移籍加入が発表された。
 千葉では主に途中出場の人というイメージだけど、彼もオシムの薫陶を受けた人間、
手薄なサイドをこなせる選手ということで期待したい。

 そのテクニックは日本代表クラスらしい。練習限定らしいが。
トレーニングキャンプ(7/28〜30を行う日本代表候補が発表され、
広島よりFW佐藤寿人とMF柏木陽介が選出された。

 寿人は引き続きの選出だが、陽介こっちかよ!という感じ。
まあ反町の下にいるよりは岡田さんの下でやるほうがまだマシなので、
このチャンスを逃さず定着に向けてアピールしてきてほしい。
21日 Jサテライトリーグ、吉田にて愛媛FCと対戦し0−1。
 ユキッチも一時帰国してしまったし、本当に人がいないなあ。
19日 ◇J2第27節、長居スタジアムにてセレッソ大阪と対戦し2−1で勝利。
得点者は寿人(−)、柏木(−)。
18勝4分け3敗の勝点58で首位をキープ。

 前半立ち上がりにちょこちょこ崩され、うっかり突破されてPKを与えてしまったりしたが、
セレッソがこれを外すとサンフレッチェ・ショウタイム。
寿人がクロスにスルーパスに縦横無尽に抜け出して次々にシュートを放ち、
この日先発の纉cや陽介もこれに続く。
シュートの雨あられを浴びせたが、ただ、一発も決まらず。
寿人のシュートのこぼれを纉cがシュートし押し込んだシーンもオフサイドの判定。
 で、後半立ち上がりに左サイドをワンツー連続で崩され、小松Ruiに叩き込まれて先制された。
しかし直後、サンフは右からのクサビをPA外中央で受けた寿人がトラップで左に持ち出すや左足一閃!
ゴール左スミに叩き込んですかさず同点に追いついた。
さらにセンターサークル内で香川のドリブルを浩司がカット、
こぼれを拾った陽介がドリブルで一気に持ち上がりGKの位置を見てミドルシュート!
ボールは綺麗なアーチを描いてGKの上を越えゴールに突き刺さり、鮮やかに逆転。
あとは結城・久保を繰り出して押し切り、2位セレッソを内容で圧倒して勝利した。


この試合にはU−23日本代表監督の反町が見に来ていたが、
その目の前で、五輪メンバー・香川から奪ったボールを落選の陽介がスーパーな決勝ゴール。
大変面白い物を見せることができたと思います
まあ北京で頑張ってください
17日 日本クラブユースサッカー選手権(U−15)組み合わせ発表。
 サンフレッチェ常石はGグループ。
アビスパ福岡、大宮アルディージャ、F.C.CEDACと同組。
8/9に大宮、8/10に福岡、8/11にCEDACと対戦する。
 アヴァンサールはCグループ。
ヴィッセル神戸、ディアマント鹿児島、前橋FCと同組。
神戸、ディアマント、前橋の順に対戦。
13日 Jサテライトリーグ、島根県立サッカー場にてサガン鳥栖と対戦し0−0。
 負傷者続出で土曜日の吉田サテ練には四、五人くらいしかおらず、
リーグ戦ベンチメンバーにユースからも七人ほど借り出してゲームに臨んだ。
遊佐が退場になったため守備陣が忙しかったようだ。
日本クラブユースサッカー選手権(U−15)中国地区予選決勝、
サンフレッチェ常石はアヴァンサールと対戦し6−2で勝利、優勝した。

おめでとう!
それにしても常石、強い。全国大会でもその力を存分に発揮してほしい。
アヴァンサールも、中国地方代表として常石とともに暴れまわってほしい。
12日 ◇J2第26節、広島ビッグアーチにてFC岐阜と対戦し4−0で勝利。
得点者は盛田(−)、柏木(高萩)、寿人(−)、森崎浩(PK)。
17勝4分け3敗の勝点55で首位をキープ。

 この試合は陽介が先発復帰。
立ち上がりからサンフがボールを支配するが、
どうしてもみんな最後尾のカズにバックパスし、そこからの展開となるため、
攻撃が遅く、チャンスはおおむねロングボールからとなった。
ボランチはボールはつなぐものの周囲の連携があまりなくなかなか展開できず、
両サイドもあまり使えていなくて、
最終ラインのボール回しから時々DFのオーバーラップを交えての単発な攻撃が続き、
そのうち中盤のミスからカウンターを受ける場面が出てきた。
このままいったらまずい・・・と思ってきた42分、右からのアーリークロスからCKを取り、
陽介のCKを中央槙野がヘッド、GKがはじいたところを盛田が左足で蹴り込んで久々のゴール。
前半終了間際には岐阜のバックパスを寿人がカット、青山がすかさずスルーパスで左から洋次郎が抜け出し、
洋次郎はタテに走りながら右足インサイドで完璧な折り返し。
走り込んだ陽介がこれも左足のインサイドできっちり蹴り込み、
J2初ゴールで2−0と突き放す。
 後半立ち上がりには服部のクロスに寿人が競り(裏の洋次郎のためにスルーしたとのことだが)、
DFに当たってゴール前にこぼれたボールに素早く反応、クリアしようと待っていたDFの前にするっと入り、
先にゴールに蹴り込み3−0。
試合の行方を決定づける3点目で岐阜は大いに戦意喪失。
あとはサンフが中盤の運動量で上回りパスを回してほぼ一方的に攻撃、
後半17分には右サイドの展開からハンジェがサイドを深くえぐって(この試合中2回やったうちのひとつ)センタリング、
中央こぼれをつなぎ、左に流して服部が飛び込んだところ倒されてPK獲得。
これを浩司が思い切りゴール右スミに叩き込んで4−0、
長女誕生の祝砲一発で岐阜の息の根を止めた。
最後は一誠、纉c、久保を繰り出してそのまま押し切り、
大量得点・無失点とホームで久しぶりに気持ちのよい勝利を飾った。

1点目が入るまでの内容はアレだったが、
決めるべき人間・決めてほしい人間がきっちり結果を出し、チームに勢いがつく結果となった。
こいつはけっこう大きい勝利。
でも過信は禁物。いい時間帯の、相手の致命的ミスによる得点が重なったということもあるし、
毎回こんなことを期待してはいけない。
カズが中盤にいればもっとボールがスイスイ回って、
青山もどんどん前にいけて決定的なパスを出しまくれるんだけどなあ・・・

にしても洋次郎の右足インサイドの折り返しはクールだった。 
JFAプリンスリーグU−18中国2008・第10節、
吉田にて広島皆実高と対戦し1−3で敗れる。
得点者は佐伯(沖田FK)。
6勝1分け3敗の勝点19で最終順位は3位。

 今週の練習で茶島・宮本将というセンターラインの要が負傷して出場できず、
首位・皆実との大一番に苦しい布陣で臨むことになってしまったサンフだったが、
互角の展開の中から徐々にペースをつかみ、不老の突破からのシュートなどで皆実ゴールを脅かすが、
皆実もGK神舎のファインセーブをはじめ守備陣の踏ん張りでゴールを許さない。
前半の終盤にはCKこぼれをFW松林がループシュート、
枠を捉えていたがライン上でDF村田がヘッドでクリア、ゴールを死守する。
すると前半終了直前、皆実が中央から素早く左サイドに展開、落としたボールをミドルシュート。
GK大森は反応していたが、これがDFに当たってコースが変わり、大森の逆を衝いてゴールに転がり込み皆実が先制。
1次リーグと同じような形で失点してしまった。
 後半、サンフは同点に追いつくべく攻撃を仕掛けるが皆実もこれをはじき返す。
そして皆実右サイドからのロングフィードをサンフ守備陣が処理しきれず、
裏にこぼれたボールを皆実にフリーで拾われ、GKとの一対一から決められ0−2。
堅守・皆実相手に非常――――に苦しい展開となった。
皆実は井林をDFに下げて中盤に秦を投入、彼を起点としたパスワークにより中盤を支配しペースを握るが、
しかしサンフも反撃、大崎の突破から得たFKを途中出場の沖田がキック、
これをファー飛び込んだ佐伯が見事に頭で合わせてゴール、1点を返した。
終盤は双方とも檄を飛ばしあう激しい攻防となったが、
アディショナルタイムに皆実は自陣こぼれ球をMF谷島がタッチライン際まで追いかけていってぎりぎり止めると一気にフィード、
コーナーポストまで飛んでいったボールをFW金島が全速力で追いかけスライディングで残し、
立ち上がるとキープではなくカットに来たDFをフェイントでかわして中へ持ち込みマイナスの折り返し、
そこに詰めてきた皆実の選手がダイレクトで蹴り込んで決定的な3点目を挙げた。
そして試合終了、今年のプリンスリーグは3位という成績に終わった。

負けはしたものの、攻撃の形を作るという点においては作陽戦よりも良かったのだが・・・
先制点をまたも不運な形で喫したのが残念だった。
トモがトップチーム昇格、原くんがトップチームの事情でそっちに取られ、
さらに将・茶島くんの負傷という非常事態の中よくやったんだけど、報われなかった。
しかし、これで終わったわけではない。
クラセン、高円宮杯、そしてJユース杯という大舞台が待っている。
将は足の骨折でクラセンは出場不可能。
守備の要がいない状況だが、ここでほかのDFたちが奮起して彼の穴を埋めてほしい。
クラセンはかなり厳しい戦いになるだろうけど、
ここで歯を食いしばって戦い抜けば、きっと大きな成長ができると思う。
がんばれ!
日本クラブユースサッカー選手権(U−15)中国地区予選準決勝、
サンフレッチェ常石とサンフレッチェくにびきが対戦し4−0で常石が勝利、
全国大会への出場を決めた。

 Jヴィレッジ行きの切符をかけた同門対決は常石に軍配。
全国の舞台でもその実力を遺憾なく発揮してほしいところ。
決勝の相手はアヴァンサール。
最低限の目標は達成したが、優勝目指してモチベーション高く戦ってほしいー
9日 ◇J2第25節、ニンスタにて愛媛FCと対戦し2−0で勝利。
得点者は高萩(槙野)、寿人(青山)。
16勝4分け3敗の勝点52で首位をキープ。

 ストヤノフの負傷が長引きこの試合もカズがリベロ。
盛田が先発復帰、そして一誠がシャドー、浩司がボランチという布陣でスタート。
4分にセットプレイこぼれを浩司クロス、ファーのカズが競り合いつつが落として槙野がつなぎ、
洋次郎がうまく叩きつけてGKの上を越し先制。
32分には自陣からの青山のロングボールに反応し裏へ抜け出した寿人が落ち際を右足ダイレクト、
見事にゴールに突き刺して2−0とした。
後半途中からは防戦一方になり、
結城をボランチに投入というようわからん采配でペースもなかなか変わらなかったが、
終盤の陽介&久保投入で前線にタメができ、なんとか押し切ることができた。

 疲れの中、内容はともかく最低限の結果は出した。
お疲れー(選手に)
岐阜戦をしのげば週一ペースに戻る。全力で勝負せよ。
岐阜はツボに入ったら強いから、弱みを見せてはいけない。
GK下田崇が左膝軟骨損傷手術を行い、全治三ヶ月と発表された。
 シーズン始めから膝の状況をだましだまし練習し、ベンチにも入っていたものの、
状態が一向によくならなかったので手術に踏み切ったということか。
これで下田・木寺は確実に三ヶ月の離脱となったわけで、
新しいGKの獲得は急務となった。
現在はユースの原くんが練習・ベンチに帯同しているが、
このままトップチームに帯同していたら確実に出席日数不足で卒業できなくなる。
若人の未来のためにも早く何とかしてください強化部。
7日 DF森脇良太が右膝外側半月板断裂手術を行い、全治二ヶ月と発表された。
 夏場を迎えての主力の離脱は痛いが、
秋の正念場への復帰を目指して、じっくりと治して帰ってきてほしい。
6日 日本クラブユースサッカー選手権(U−15)中国地区予選。
 5日でグループリーグを終え、
そろってグループ突破したサンフ勢は6日、決勝トーナメントに臨んだ。
サンフレッチェ広島はクレフィオと対戦、2−2のドローとなり、PK戦1−3で惜しくも敗退。
びんごと常石の同門対決は4−2で常石に軍配。
くにびきは高陽を7−2と破った。
この結果、準決勝の組み合わせは、

くにびき−常石
アヴァンサール−廿日市

となった。これに勝利した2チームが、全国大会への切符を手にする。
準決勝は12日、佐伯総合スポーツ公園にて10:30より2試合が行われる。
5日 ◇J2第24節、広島ビッグアーチにてロアッソ熊本と対戦し2−2のドロー。
得点者は寿人(−)、寿人(PK)。
15勝4分け3敗の勝点49で首位をキープ。

 今のチームを支えているふたつのストロングポイントである、
「リベロ・ストヤノフ」
「ボランチ・カズ」
がこの日は存在しなかった、それがこの結果で、それ以上でもそれ以下でもない。
この二人が「その位置」にいなければ、このチームは熊本にも勝ちきれない力しかない、そういうこと。
選手個々の実力は他チームを上回っていても、それがチーム力として反映されていない。
今からこんなでは、もはや珍しくなくなった猛暑の夏で確実に失速する。
そこでフレッシュな新戦力を出せるか。
これまでのように偏重起用が続けば、昨年のようなことになるだろう。
JFAプリンスリーグU−18中国2008・第9節、
広域公園補助グラウンドにて境高と対戦し4−0で勝利。
得点者は大崎(茶島)、不老(−)、玉田(茶島)、玉田(−)。
6勝1分け2敗の勝点19で2位に浮上、高円宮杯出場を決めた。

 前節で作陽に痛い敗戦を喫し、わずかに残った優勝の可能性のためには、
絶対に勝たなければならない境戦。
サンフは1年生DF宗近を先発起用、佐伯をボランチに据える布陣でスタート。
新布陣ということもあり、立ち上がりから硬さの目立つ試合運びとなったが、
42分、川森のポストから茶島のスルーパス、これを大崎が角度のないところから叩き込んで先制。
これで硬さが取れ、ハーフタイムで森山監督の指示を受けた選手たちは後半に本領発揮。
PKを奪取しこれを不老が決め・・・られなかったが、
不老はこれを取り返すべく、川森のポストからドリブル突破、個人技からゴールを奪って面目躍如、
あとは途中交代出場のFW玉田が茶島のパスおよびシュートから2ゴールを挙げて勝利。
4位・境に残り一試合で勝点差6をつけ、高円宮杯出場を決定した。

もう一試合は皆実が作陽を5−0で粉砕、2位のサンフとの勝点差5を保ち初優勝を飾った。
作陽も境との勝点差が5のため、高円宮杯出場を決定。
あとは最終節でサンフと作陽が2・3位を決める戦いになる。
(境は、サンフがクラブユース選手権で優勝もしくは準優勝すれば繰り上がり出場となる)
皆実との対戦、同じ相手に二度負けるわけにはいかない。いったれ!
3日 日本クラブユースサッカー選手権(U−18)組み合わせ発表。
 サンフレッチェはEグループ、
同組には浦和レッズ、ヴィッセル神戸、三菱養和。
粘り強い難敵揃いだ。
かなりの混戦になるかもしれないので、こちらも集中を切らさず粘り強く戦っていってほしいところ。

今年はC組が死のグループになりそう?

6月:

30日 サテライトがいぶきの森にて神戸と練習試合を行い、1−2。
得点者は平繁。
 メンバー表だと4バックのようですが別にそんなことはなかったぜ!
いつもの3バックだったようです。
ていうか原くん、今からこのままサテに駆り出され続けたら出席日数ヤバいんじゃないだろうか。
29日 ◇J2第23節、NDスタジアムにてモンテディオ山形と対戦し1−2で敗れる。
得点者はストヤノフ(FK)。
15勝3分け3敗の勝点48で首位をキープ。

 徳島戦で選手はかなり疲れていたようなので、持久戦に持ち込まれたらまずい状況だったが、
開始早々の意表をついたストヤノフFKで先制したものの前半終了直前に同点ゴールを叩き込まれ、
後半もなかなか点が奪えない中、終盤に1失点目と同じように左サイドからのクロスから決められて逆転負け。

 守備組織のしっかりしたチームに持久戦に持ち込まれたらきつい。
サンフは出場選手を固定し、選手交代もあまりせずに最後までいくことが多いので、
夏場になってくると体力面で厳しい試合が増えてくるだろう。
監督は最近はサテライト組への叱咤が多いようだが、
サンフのサテライトにはベテランがほとんどおらず、加入三年目までの選手がほとんどなので、
そーとークレバーかつ図太い選手でなければ、しっかりした戦術や組織が叩き込まれていないと使えないだろう。
ここらへんで新しい選手をスパッと出してものにしていくことができるか、
そうでなければ、メンタル的に強い選手があまりいないサンフのこと、失速する可能性もある。
次節はストヤノフが累積警告で出場停止。
最終ラインで神業カバーしまくり攻撃の起点にもなっていた彼の不在でチームがどうなるか、
ちゃんとしたチームは、誰かが欠けても代わりの誰か、そして組織の力がその穴をきっちり埋めるもの。
チームの完成度というものが試される試合になるだろう。
日本クラブユースサッカー選手権(U−15)中国地区予選開幕。
 今年は広島県開催、県下の各地会場で試合が行われる。
 Bグループの常石は、レオーネ・アヴァンサールという山口・岡山の強豪を連破してグループ2位以上を確定、
決勝トーナメント進出を決めた。
 Dグループのくにびきも、ピジョン・五日市と広島の2チームを連破してグループ2位以上を確定させ、
決勝トーナメント進出。
 Cグループには広島・びんごが入ったが、この日は直接対決はなく、
ともに連勝で決勝トーナメント進出を決めた。

 7月5日にグループリーグ最終戦が行われる。

12:00 サンフレッチェ常石−FURUTA(佐伯総合スポーツ公園)
13:30 サンフレッチェびんご−サンフレッチェ広島(佐伯総合スポーツ公園)
15:00 サンフレッチェくにびき−クレフィオ(広域第一)

決勝トーナメントは7月6・12・13日に行われる。
Jヴィレッジ目指してがんばれ!
28日 JFAプリンスリーグU−18中国2008・第8節、
吉田にて作陽高と対戦し1−2で敗れる。
得点者は不老(茶島)。
5勝1分け2敗の勝点16で3位に後退。

 セカンドラウンド、高円宮杯出場をかけた1部上位リーグ開始、初戦の相手は作陽。
センターバックの佐伯が全広島・平成大学戦で退場処分を受けていたため、
元田がセンターバックに入り、右サイドバックには不老が入った。
 立ち上がりからサンフが攻め作陽が守る展開で、決定機も迎えるが惜しくもゴールならず。
作陽は早くも中盤の選手を交代させる状況だったが、サンフは守備時の対応がやや遅く、
攻め込まれたときにやすやすとシュートまでいかせてしまう場面が見られるようになり、
そうした突破から与えたCKから、中央フリーで合わされて先制されてしまった。
 サンフは1年生DFの宗近を投入し不老をFWに上げて反撃するが、
守備を固めてきた作陽の前になかなかシュートまで持ち込めず前半終了。
 後半、立ち上がりからサンフは猛攻をかけ、
茶島のロングフィードから不老がDFを振り切り抜け出してGKとの一対一も制してゴール、同点に追いつく。
さらに中盤のプレスからボールを奪って速攻、次々に決定的なシュートを放つが、
GKの好セーブもありなかなかゴールを奪えない。
その中、自陣深いところで作陽にボールキープされ、寄せが甘くやすやすと中央までつながれ、
勝ち越しのゴールを叩き込まれてしまった。これが作陽後半最初のシュートで、
作陽は後半にあと1本、合計2本しかシュートを撃てなかったのだが。
 終盤、サンフは宮本将・山崎のツインタワーを前線に置く超スクランブルを発動したが、
作陽の屈強のセンターバックにはねかえされ、及ばず。
決定機の数では上回りながら、守備の甘さから悔しい敗戦を喫した。

 岡本トモがトップチーム昇格で抜けたため、
中盤を完全支配しそこからのパスワークで相手を切り崩すサッカーは望めない。
そのぶん、全員が集中、運動量で相手を圧倒して中盤を制圧し、
そこから優れた個人技にわずかの組織を加えて攻撃、
相手を突っ張りで押しまくって突き出すようなサッカーで勝利をつかんでほしい。
この試合も、攻撃では悪戦苦闘していたが、決定機はいくつもつくっていた。
それらを決めきれずに試合後はひどく悔しがっていた大崎くんの爆発に期待。
27日 21日の水戸戦で脱臼したGK木寺浩一が手術を行い、全治三ヶ月と発表された。
 三ヶ月ー!?(ガビーン
きっつい・・・これは本格的にGKを探さないといけないけど、
即戦力級のGKはクラブが出さないし本人も来たがらないだろう。
どうするのか・・・強化部の手腕が試される。
26日 DF橋内優也が右膝内側側副靭帯損傷で全治六週間と発表された。
 やっと復帰したと思っていたのにまた負傷・・・
負傷するくらいまでがんばっているのはわかるんだけど・・・
とにかく、焦らずに治して、あきらめずに復帰してきてほしい。
25日 ◇J2第22節、広島ビッグアーチにて徳島ヴォルティスと対戦し2−1で勝利。
得点者は高萩(青山)、寿人(青山)。
15勝3分け2敗の勝点48で首位をキープ。
 復帰後、チームを劇的に立て直し中盤で攻守の要となっていたカズを、
突如(悪夢の昨年のように)DF起用。
ペースは握りながらも危うい守備の中先制されてしまうが、
すぐさま青山のパスから洋次郎、寿人が決めて逆転。
前半途中から結城がアップ、やっぱ無理と悟って後半からカズ中盤に上げるのかなと思っていたら、
ハンジェに代えて結城インで、槙野を右アウトサイドに持っていき、結城右センターバック、
そしてカズは左センターバックに移動。
後半はスコア動かず、そのまま2−1。
攻守の主力選手不在の下位・徳島に僅差勝利という、またしてもホームで微妙な試合をした。

 チームの大黒柱をこうも簡単にいじって、監督はチームを把握しているといえるのだろうか?
3−6−1システムでの洋次郎・浩司・陽介の併用はどう見ても前線過多。
それでも目覚しくチームにフィットしている結城をセンターバックにし、
槙野を右サイドバックにする4−5−1にすればまだカズを中盤で使えたのだが、
ハンジェを残してスリーバックに固執、結局カズをセンターバックにし、一試合そのまま。
これが何かのオプションになるのだろうか。
カズが中盤にいないと、ボールキープは難しいしパスも効果的に回らないし青山も前へ出にくいし、
今のサンフの最大の武器である(といっていいだろう)センターバックの攻撃参加もおぼつかない。
はっきりいって、今日の主力欠け欠けの徳島のような、
かなりの格下チーム相手でしか機能しないだろう。
でなければ、単純にサイドに開かれボコボコクロス放り込まれてドカドカ決められ大量失点。
これは昨年でいやというほど実証済み。
J2三位だった京都にも通用しなかったんだぜ?

 五輪前だから、まだ本調子でない陽介を無理にでも使って感覚を取り戻させ、
なんとか彼を五輪代表に滑り込ませようという魂胆なのだろうか?
リーグ戦よりも一人の選手を優先させるという姿勢はどうなのか。
少なくとも、J1復帰という絶対命題を首位にあって遂行中のチームがすることではない。
だいたい、相手によってチームのセンターラインの主軸の位置をほいほいといじるなどと、
相手をナメきっているのか、その主軸選手のメンタルなどまるで考慮していないのか、
その選手を「あいつは何やっても口答えしないからいいだろう」とナメているのか。
チーム状況が相当苦しいのならいざ知らず、
負傷者はいるもののフィールドプレイヤーの戦力は(FW不足ではあるが)充分充実している。
その中でこういうことをするというのは・・・チームをぶっ壊す行為に等しい。
チーム作りという観点から言えば、勝てばいいというものではない。


 とりあえず、次の山形相手には前半によほどうまく得点を重ねて押せ押せにならない限り通用しないだろう。
どうする?監督さん。
今度こんなことされたら、カズは監督に抗議していいと思う。
それでもしメンバーを外されるようなことがあれば・・・
何としてでも監督を解任しなければならない。

 あー、まともに試合やって前半で徳島叩きのめしてれば、
後半に岡本投入がありえたのに・・・
監督、試合後コメントでカズをDF起用した意味について、
「盛田や森脇がいないから」
って言ってたけど、それだとここ三試合で加入いきなり結果を出している結城の立つ瀬がないだろう。
何言ってんだこいつ。
トレーニングキャンプ(6/29〜7/2)を行うU−19日本代表が発表され、
広島よりMF岡本知剛が選出された。

 DF登録なので、U−19では右サイドバックが定位置になるのだろうか。
どこにせよ、しっかりと自分の力を発揮してきてほしい。
22日 全広島サッカー選手権決勝大会準々決勝、
廿日市にて福山平成大学と対戦し1−3で敗れる。

 サテライトに原・大崎・浅田が参加した状態で主力チームで試合に臨んだが、
ミスも重なって押し切れず、先制され追いつくも、終盤にPKを与え一人退場、これを決められて勝ち越される。
試合終了間際には前がかりのところをカウンターで3点目を奪われ万事休す。
前日に体育祭があったことも災いしたかもしれないが、不完全燃焼の一戦だった。
次週はプリンスリーグ再開、高円宮杯出場をかけた戦いが始まる。
初戦はいきなり作陽。万全の練習で心身を高めていってほしい。
サテライトがファジアーノ岡山と練習試合を行い、2−2。
得点者はユキッチ、遊佐。

 横竹もなんかすっかりDFになってしまったなあ
◇W杯アジア三次予選・バーレーン戦に佐藤寿人が先発出場。
 岡田監督、寿人を「スーパーサブで呼んだ」と言っときながら、
なぜか先発起用で60分以上引っ張った。
何しとんねんワレ
寿人もがんばって立ち上がり早々に見事PK奪取。
やたーと思っていたら茸が思いっきり止められる
AHO−
GKの逆を衝いたと思って安易に右蹴ったら見事にGKの術中にはまっていた
まあ寿人おつっしたー

 それにしてもオモローな決勝ゴールどした
今回の日本代表はお笑い追及?
21日 ◇J2第21節、笠松にて水戸ホーリーホックと対戦し2−1で勝利。
得点者は平繁(リ・ハンジェ)、平繁(森崎浩)。
14勝3分け2敗の勝点45で首位をキープ。

 寿人が日本代表にもっていかれたのでスタメン登録メンバーのポジションには「FW」の文字はなく、
「3−7−0」という状況でスタート。
それなりに支配するものの、浩司も洋次郎もボールは回せるもののターゲットになるタイプではなく、
陽介はU−23監督のソリマーチが観ていたためか前へ前へと急ぎすぎていて、まったくチームプレイに絡めず。
それでも槙野の左サイド突破切り返しからのシュートなど決定機はいくつか作ったが決めきれず、後半へ。
 後半11分、機能していなかった陽介に代えて、病気から復帰した平繁を投入。
するとその平繁が爆発、投入早々の後半13分に、
中央粘ったボールを右に展開しハンジェの上げたボールをファー飛び込み頭で合わせてゴール、
さらに後半25分には中央ワンツーでPA飛び込んだ浩司がDFにブロックされ倒れるも、
倒れたまま根性でキープして左に流し、走り込んだ平繁がGKの手をはじいてゴールに叩き込んで2点目ゲット。
 終盤、水戸右サイドからのFKをファーで槙野がマークを外されて決められ1点差となるが、
今回はそのまま逃げ切って勝利。

 ユースから昇格した岡本が初のベンチ入り。
後半はアップもしており、2点差のままならば終盤の投入もあったかもしれないが、
1点差に迫られたため出場はならず。残念。
全広島サッカー選手権決勝大会1回戦、
庄原にてマツダSCと対戦し4−1で勝利。
 吉田高校の体育祭と日程が重なっていたため、2年生が途中抜けで試合に臨んだ。
試合は先制を許したものの前半のうちに逆転、後半もしっかりペースを握って加点し快勝。
16日 FW佐藤寿人が、埼玉で行われるW杯3次予選・バーレーン戦(6/22)に向けた日本代表に選出された。
 FWの得点力不足を補うため、スーパーサブとしての起用を意図しているようだ。
しばらく代表からは離れていたので、
すぐに試合出場というよりは、最終予選に向けて今からチームに合わせていく、ということらしい。
ええい、役に立つ日本人FWはもうJ1にはおらんのか!
もー、こっちはJ1復帰に向けて忙しいんスから岡田さん困りますよー。
釣男FWにすればいいじゃないですかー。

 さて次節は寿人抜き。
・・・寿人抜きの試合やったことあったっけ。
対策はあるのか!
◇サテライトが吉田にてアビスパ福岡と練習試合を行い2−2。
得点者は纉c、ユキッチ(PK)。

 盛田が45分間ながら試合復帰。調子を上げていってほしい。
15日 ◇J2第20節、広島ビッグアーチにてアビスパ福岡と対戦し1−1のドロー。
得点者は高萩(−)。
13勝3分け2敗の勝点42で首位をキープ。

 U−23から青山が復帰したものの前節で森脇が負傷したため、スリーバックの一角には結城が入った。
福岡はとにかく全員自陣に引きこもっての徹底したマンマークでゴール前を固めてきたため、
サンフはボールは支配するものの、ミスの多さも手伝ってなかなかゴールを奪えない。
槙野や寿人の決定的なシュートもポストに当たって得点ならず。
 後半、ハンジェに代わって陽介を投入し4−5−1にするがなおもゴールは遠かったが、
ついに相手のバックパスをカットした洋次郎がそのままドリブルで切り込み、
中央へ切り返しざまのシュートでついにゴールゲット、先制した。
そのまま終盤に至り、これはこのまま1点逃げ切りに入るか、と思われたが、
キープするかとにかくクリアして逃げ切るか、それともとどめの2点目を取りに行くのか、
そこのあたりが曖昧になってボールを失いカウンターを受ける場面が増え、
最後の最後にサンフのゴールキックから中盤の競り合いこぼれ球を福岡がダイレクトでロングシュート、
これが木寺の上を越えてゴールに飛び込み、1−1。
そのまま試合終了、勝点2を失った。

 相変わらずホームで微妙な試合運び。
超ドン引きで「勝点1取れればもうけもの」という相手にむざむざ勝点1を与えてしまった。
なんという気前のよさ。向こうさん味をしめちゃうぞ。
といっても、前節サンフが甲府に対してやったことを今回福岡に(大袈裟に)やられたようなものなので、
因果応報といえるかも。
 最後のシュートは普通ならばまず決まらない、
決めた本人も「ラッキーだった」とコメントしていたものだったが、
サンフの場合はそういうシュートを普段からたびたび決められている。
早い話は「そういうスーパーなシュートを打たせる余裕を与えてる」ということ。
ユーロのトルコの試合でも見て、主審の笛が鳴るまでは絶対に気を抜くなということを学びなさい。
ていうか、残り数分を逃げ切るのかとどめ刺しにいくのか、
その程度の意思統一くらいピッチ内でやれ。

 とにかく、スッキリした試合しなさい。ホームで。
日本クラブユースサッカー(U−18)選手権・中国地区大会、
吉田にて鳥取KFC U−18と対戦し12−0で勝利。
全国大会への出場を決めた。

 どうやら2年生チームで戦いに臨んだ模様。
前半4点、後半8点と、手を抜かずに最後まで攻撃できたようだ。
今年最初の全国大会となるクラセン、
岡本トモがトップ昇格でいなくなったが、彼がいなかったから・・・と言われないよう、
全力でプレイしてきてほしい。
その前に、プリンスリーグをしっかりと。
全広島サッカー選手権大会決勝大会組み合わせ決定。
 天皇杯の県代表を決める大会。
数年前の天皇杯日程変更により高円宮杯と日程がかぶってしまっているため、
それからサンフレッチェ広島ユースは全広島にはBチームで臨んでいる。
今年もそうなるだろう。
初戦は21日。相手は社会人のマツダSCだが、気後れすることなくぶつかっていってほしい。
11日 ◇J2第19節、小瀬にてヴァンフォーレ甲府と対戦し2−0で勝利。
得点者は、オウンゴール、寿人(高萩)。
13勝2分け2敗の勝点41で首位をキープ。

 小瀬未勝利、さらにミシャ就任後は一度も甲府に勝てておらず、
U−23で青山不在、一誠も負傷で不在という状況で中二日のアウェイ戦に臨んだサンフは、
自分たちのサッカーを捨て、なりふりかまわず勝ちに行った。
新加入の結城を先発させ、MF登録したもののその実は相手のFWをマンマーク、
センターバック二人も残るFWをマークしストヤノフを余らせる4バック。
しかし両サイドのハンジェと服部にまでは戦術を浸透させるには至らず、
本来中盤の動きをしなければならない二人
(4−3−2−1の両サイドボランチもしくは4−1−4−1のサイドハーフ)
はこれまでどおりのアウトサイドの動きをしたため中央でカズが孤立し、
前までボールをつなげず甲府に押し込まれる展開となった。
それでもロングボールから寿人が抜け出して決定機をつかむも決めることができず、
ちょっといやな雰囲気になりかけたが、それを打破したのが洋次郎。
ハンジェのパスを受けるとそのまま右から突破してGKもかわし角度のないところからシュート、
戻ってきたGKがクリアしようとするもかなわず一緒にゴールに飛び込んでしまいゴール、
記録はオウンゴールとなったが、洋次郎のテクニックによってもたらされたゴールだった。
 このまま後半へ折り返したものの、森脇が負傷というアクシデント。
そこで負傷明けの陽介を左サイドに投入して服部をDFラインに下げ槙野を右SBに回し、
さらに体力的にきつくなってきたハンジェに代わってこれも負傷明けの纉cを右サイドに投入。
これでなんとか中盤のバランスを保つと、
終盤に左ショートコーナーから洋次郎のクロスが逆サイド抜けるところを寿人がヘッドで押し込み、
決定的な2点目。
今回はアディショナルタイムもきっちり守り、完封勝利。
今までミシャはちょっとチームをいじってろくなことがなかったが、
今回は何とか結果を出すことができた。

 今回の戦術は、まともにやったら甲府に勝てないということを告白したようなものだが、
まあアウェイで勝ったからよしとしよう。次回もやるのか。
 結城は合流間もないながら見事に自分の仕事をこなした。
ストヤノフとやった経験があったにせよ、さすがにオシムのもとで学んだだけはある。グーよグー。
広島ユースMF岡本知剛のトップチーム昇格が発表された。
 ユース所属時の昇格としては高萩に続く二人目となる。
 サンフレッチェびんご時代からU−15をはじめとして各年代の代表に選出され続け、U−17では世界を経験、
今はひとつ上の世代であるU−19でもレギュラーを獲得している、
この世代では屈指のプレイヤーがトップに上がってきた。
 びんご時代は、チーム事情でFWをやっていた2年のときにはJFAストライカーキャンプに招集され、
3年の時には中盤に復帰、ユースではボランチとしてクールに中盤を仕切っていた。
年代別代表では、U−15ではフィジカルとビルドアップ能力を買われてセンターバックとして起用され、
U−16・17ではボランチとして「ファンタスティック・フォー」と讃えられた中盤の一角を担った。
そして現在のU−19では右サイドバックをこなしている。
およそGK以外ではどこでも水準以上のプレイをこなせるスペシャル・プレイヤー。
 おそらくは第1クール終了後の戦力補強に関する会議で昇格が検討された?
この時期の2種出場登録はあっても昇格は普通あんまりないことなので。
「今」上げるということは、それはもう戦力として計算されているということ。
同世代では、鞠の水沼、浦和の山田・高橋らがどんどんトップチームの試合に出ている。
岡本もそれに負けてはいられない。
 現在、サンフのボランチはカズ・青山のほかには一誠はいるものの、彼のパフォーマンスはまだまだ。
DF・アウトサイドはモロに人材不足。
彼の実力からすればベンチ入り・試合出場は驚きでもなんでもない。
彼が中盤に君臨するようになれば、間違いなくサンフのサッカーは変わる。
トップに上がったからには、プロ意識を持って、レギュラー獲得目指して頑張ってほしいと思う。

 彼の持ち味は正確な展開力と攻め上がり。
あとボールを受ける時の身のこなしには注目。
視野が広いので、常に次のプレイにつなげるための無駄のない動きから、
ダイレクト、ワンタッチ、ツータッチ、あるいはドリブルと臨機応変につなげていく。
8日 ◇J2第18節、広島ビッグアーチにて湘南ベルマーレと対戦し5−2で勝利。
得点者は服部(ストヤノフ)、槙野(リ・ハンジェFK)、高萩(青山)、寿人(青山)、久保(森崎浩)。
12勝2分け2敗の勝点38で首位をキープ。

 前節はお休みで2週間の休養、体力充分のサンフが出場停止者続出の湘南を押し込み、
4分にストヤノフのフィードをゴール前飛び込んだ服部が合わせて先制、
12分にはハンジェのFKをゴール正面槙野がヘッドで叩き込み、
31分には青山のドリブルからのスルーパスを、裏へ抜け出した洋次郎が豪快に蹴り込んで3−0、
 後半11分には青山のフィードから裏を取った寿人が左から蹴り込んで4−0とすると、
後半31分には浩司がドリブルから左にはたき、
そこへ途中出場の久保が走り込みながらの左足ダイレクトシュート、
スライス回転のかかったボールはゴール右スミに突き刺さり5−0!
全盛時を思わせるスーペルな一撃で試合は決まった・・・と思われたが、
直後の湘南左からのクロスを守備陣が一列に並んでしまっていたため誰もクリアできず、
ファーの石原に押し込まれて1点を返されると、
ロスタイムにはアーリークロスからうっかり裏に抜け出されてシュートを撃たれ、
ポストはね返りを詰めていた永里に押し込まれて再び失点。
スコア的には快勝は快勝だが、なかなかスッキリはさせてくれない実にサンフ的な勝利だった。


 とはいえ、久保のあのゴールで・・・許せる!
コンディションも上向きのようなので、時間は短くてもいいから使っていってほしい。
広島においてはやっぱり彼が入ると、違う。

 まあ、久保に加えてユキッチと龍一まで入れちゃ、そりゃあバランス崩れるでしょ。
どうせ失点するなら結城のお目見えさせとけばよかったのに。

 今日の相手は、ドイスボランチが大山にルーキーの永田と経験の浅いコンビだったので、
ここを突き破ればいくらでも点は取れるだろうと思っていたけど、そのとおり取りまくってくれた。
この二週間で攻撃面ではちょっぴり進歩は見られたみたい?
あとは守備なんだけど・・・まあ練習しなさそうなので、
最後につまらない失点をすることなく90分間試合をコントロールする術を身につけてほしい。
スゲー難しいことだけど。

 この日は下田ではなくさんまがサブGKに。
いつまでも木寺さんの後塵を拝している場合ではないぞ。
このチャンスにレギュラーまで取る!くらいの勢いできてほしい。
5日 12日の国際親善試合(U−23カメルーン代表戦)に向けたU−23日本代表が発表され、
広島よりMF青山敏弘が選出された。

 甲府戦には出られないのか・・・きついな。
でもがんばってきてほしい。
4日 MF戸田和幸のジェフユナイテッド市原・千葉への期限付き移籍と、
ジェフユナイテッド市原・千葉DF結城耕造(29)の期限付き移籍加入が発表された。

 期限付き交換トレードみたいな形になったけど、
これが戸田・結城両者にとっていい結果になれば。
戸田には千葉残留に力を尽くしてほしいし、
結城にはJ1復帰に力になってほしい。

5月:

26日 Jサテライトリーグ、熊本にてロアッソ熊本と対戦し5−6。
得点者は久保、ユキッチ、内田、平繁、不老。

 スコアwwwwwww
いくらDFがいなくなったからってJ2新加入のサテライトに6失点とか凄すぎる。
若手が攻撃を組み立てきれないのか守備練習不足で守れないのか。
25日 ◇J2第16節、広島ビッグアーチにてザスパ草津と対戦し1−0で勝利。
得点者は槙野(−)。
11勝2分け2敗の勝点35で首位をキープ。

 第2クールに突入、今度はホームで草津と対戦。
最近のサンフはカズの復帰で以前のように前線からプレスをかければいいというものではなくなったが、
草津の植木監督は「引いて守るより前で守ったほうが得点の確率が高い」と前へ出てきた。
序盤はその勢いに押され、元サンフの佐田に危険な場面を作られたが、それをしのぐと、
左からのクロスからPKを獲得。
前節の試合日に祖母を亡くしていた浩司は試合前に
「もしPKがあったら自分に蹴らせてくれ」
と言っており、そのとおりに自ら蹴ったのだが、気持ちが入りすぎていたか、
完全に読まれてストップされてしまった。
しかし前半ロスタイム、左CK、洋次郎のキックを中央飛び込んだ槙野がドンピシャのヘッド、
GKに阻まれるもこぼれに食らいついて強引に蹴り込み、先制。
後半はパスを回して主導権を握り、平繁、ユキッチ、戸田と選手を入れ替えつつそのまま1−0で勝利した。

 連戦の疲れで運動量に乏しく、さらに好機にもう一歩が合わなかったり決定機を外したりと、
ここ最近以上になかなか厳しい試合だったようだが、勝利できてひとまずよし。
この試合でしばし中断なんだからもっと走ればいいのに・・・とか思ったりするがまあいい。
しかしユキッチ、第2クールになるのにまだチームにフィットしないのか。
ゼロックスから後プレイスキック以外目立った活躍はないし、
彼の実力の問題なのか、指揮官が彼を使いきれていないのか・・・
24日 JFAプリンスリーグU−18中国2008・第7節、
みよし運動公園にて作陽高と対戦し1−0で勝利。
得点者は大崎(茶島)。
5勝1分け1敗の勝点16で2位に浮上、1部上位リーグへ進出。

 1次リーグ最終節は前節首位に立った作陽との戦い。
サンフは1年生のFW川森有真をセンターFWに抜擢。
攻めるサンフ、守って速攻の作陽という時間帯が続き、
なかなか得点機の生まれないじりじりした時間が続く中、
森山監督は次々に選手を交代させて戦況を打開しようと試みる。
そして72分、選手交代で前目のポジションになった茶島のパスを受けた大崎がシュート、
これがDFに当たってGKの上を越え、ゴール。
前節の皆実戦の失点と同じような形から、今度は得点が生まれた。
この1点のリードのまま最後まで押し切り、サンフが勝利。
作陽を抜いて2位に順位を上げ、上位リーグへとつなげた。

 皆実は高川に4−0で勝利して勝点を18に伸ばし1次リーグ首位。
4位には学芸館を2−1で降した境。
皆実、サンフ、作陽、境の4チームで上位リーグを争う。
第8節は6/28、第9節7/5、第10節7/12。
上位3チームが高円宮杯に出場するが、まず狙うは優勝。
3連勝で優勝し、高円宮杯に臨みたい。
21日 ◇J2第15節、広島ビッグアーチにて横浜FCと対戦し1−0で勝利。
得点者は平繁(森脇)。
10勝2分け2敗の勝点32で首位をキープ。

 最近の相手と同じく引いて守ってきた横浜を相手にボールを支配、
積極的にミドルを放ったりクロスを上げたりで攻め立てるもののなかなかゴールに結びつかず。
しかし85分、左からの洋次郎のクロスをファー飛び込んだ森脇が折り返し、
これをゴール正面飛び込んだ平繁が押し込んでついに先制。
そのまま押し切って3連勝を飾った。

 最近と同じゲーム展開。
カズが中盤で効いているので槙野と森脇の攻撃参加が目立った。
シュートや決定的な場面にはだいたい彼らが顔を出しているので、
前のほうの選手にはもっとしっかりしてもらいたいところ。

 第1クール終了。
序盤はストヤノフがいないとどうにもならない状況だったが、
カズの復帰でとりあえずは大きな穴はふさがった。
ただ、彼らがいないと元の木阿弥になるだろうから、手放しに安心は出来ないけど。
出場メンバーはスタメン+一誠・龍一くらいに限られてきたし、
序盤は起用されていたユキッチや久保も最近は時間稼ぎで出て来るのがせいぜい。
一度は復帰した陽介はまったくチームにフィットしていなかったし、
右サイドはタテに行かないし、
ゴール前に飛び込む人数足りないし、
首位にはいるものの、うまくいってるのかいってないのかわからない出来。
相手がよっぽどヘボでない限り相手がバテてこないと点が取れないというのも、
ゴール前での精度や工夫が足りないということ。
だいたいホームで弱いというのがいけない。
無様に負けても拍手がもらえるからって、アウェイでのような緊張感が欠けているんじゃないか。
ホームでは堂々と勝ちなさい。

およそサッカーというものは即興と意外性のアートとファンタジー、
そして足首太もも汗と涙の世界を楽しむものであり、
マツダの工場で流れ作業を行っている職人さんを社会見学するようなものではない。
サンフは近年苦行のようなマゾサッカーばっかりやっているので、
見ている人もサッカーとはそのようなものだと勘違いしているかもしれないが、
本当はそうではないということをしっかりと魅せてほしい。
少なくともホームでは。
今回のJ2って2003年の川崎や新潟や大宮のような強くてしぶといのいないんだから、
それくらいの格の違いは見せてほしいが・・・
とはいえ、2位以下との差はあまりなく、
監督の修正能力や采配手腕にはほとんど期待できないので、
つまづいてしまったときが怖い。
選手たちではねかえせればいいのだが、
前回のときのサンパイオのような重鎮がいないため、どうなるかわからない。
一番いいのはこのままなんとなくだらだらとシーズンが終わってあら首位でしたー、
というものだけど。
一戦一戦を大事にし、気を抜かず集中して戦っていってほしい。
DFダリオ・ダバツとの契約が満了、新たに契約を結ばないことが発表された。
 昨年に負傷で長期離脱し、今年も復帰早々脱臼とアクシデントが続き、
サテライトでも満足な活躍が出来ずリーグ戦でのベンチ入りもままならなかった。
契約延長せずも仕方のないところか。
でも、出場した試合では活躍してくれたし、お疲れ様、といいたい。
この日の試合後には、サポーターへ挨拶に行った彼への暖かいコールがあった。
これからのダリオの活躍を祈っています。

 ユキッチがスタメンを張れない現状では、
今度獲得する外国籍選手は絶対にスタメンを張れる実力の持ち主でなくてはお金の無駄遣いになる。
補強ポイントは当然手薄極まりないセンターバックになるが・・・
今年のユキッチの獲得も、本命が獲れなくてキャンプ先現地調達のようなものだったし・・・
強化部大丈夫だろうか。
17日 ◇J2第14節、ベストアメニティスタジアムにてサガン鳥栖と対戦し1−0で勝利。
得点者は寿人(服部)。
9勝2分け2敗の勝点29で首位をキープ。

 ホームながら山形のように引いて守ってきた鳥栖を相手にボールを支配、
積極的にミドルを放って攻め立てるもののなかなかゴールに結びつかず。
しかし75分、ロングボールのこぼれをハンジェがクロス、
いったんはクリアされるも逆サイドで服部が拾ってすかさずクロス、
これをゴール正面でうまくフリーになった寿人がヘッドで叩き込みついに先制。
そして終盤の鳥栖の攻勢を防ぎきり、九州アウェイ連戦を連勝で飾った。

 カズとアオのコンビで最終ラインから中盤での不安が解消されつつあるので、
これからは前線からのチェックよりは引きこもりを選択するチームが増えてくるかもしれない。
こういった状況を打開し、2点、3点と取っていく力をつけていきたいところ。

 この試合後、アオはU−23日本代表でおフランスへ。がんばってこーい
JFAプリンスリーグU−18中国2008・第6節、
吉田にて広島皆実高と対戦し0−1で敗れる。
4勝1分け1敗の勝点13で3位に後退。

 中間試験明け、岡本知不在という状況での試合となった一戦、
立ち上がりから膠着し、両チームともゴールが遠い展開となる。
そして66分、皆実FW谷本のシュートが宮本将の頭に当たり、
方向が変わってゴールに飛び込むという不運な失点で先制を許すと、
終盤のパワープレイも奏功せず、皆実に逃げ切られて敗戦を喫してしまった。

 すでに2次上位リーグへの出場は決めているが、
今年は1次リーグの成績が2次に持ち越されるため、
優勝のためには1次最終節の作陽戦は絶対に負けるわけにはいかない。
男ならやってやれ!

ただいま首位は安定した戦いぶりが光る勝点15の作陽、
そして皆実が同勝点で続き、サンフはその次、勝点13。
4位は勝点10、エース住田の活躍で境が躍進。
観音は勝点8、突破は最終節の結果次第。どうなる。

2部では瀬戸内が首位をキープ。
得失点差で首位突破はほぼ間違いのないところか。
15日 トゥーロン国際大会(5/20〜31)に出場するU−23日本代表に、
広島よりMF青山敏弘が選出された。

 カズと青山の組む中盤は安定感があっただけに離脱はちょっと痛いが、
怪我なく活躍してきてほしい。
13日 MF篠原聖が左ハムストリング肉離れで全治4週間と診断された。
 ちょっと重い怪我だった。
それでも長期離脱というわけではないので、あせらずリハビリして戻ってきてほしい。
12日 サテライトがガンバ大阪練習場にてガンバ大阪と練習試合を行い、0−3。
 内容は特にいいところもなくやられた模様。
篠原が負傷交代したとのこと。
ユースからは不老くん・宮本将くんが出場。
11日 ◇J2第13節、レベルファイブスタジアムにてアビスパ福岡と対戦し3−0で勝利。
得点者は森崎浩(寿人)、森脇(リ・ハンジェCK)、森崎浩(服部)。
8勝2分け2敗の勝点26で首位をキープ。

 立ち上がりは互いに守備がうまくいかずに双方決定機の応酬みたいになったが、
サンフが右への展開から寿人の折り返し、
そこへ後方から走り込んだ浩司が右足でゴールに突き刺してきれいに先制。
これでペースをつかむと、森脇が積極的なオーバーラップから再三決定的なシュートを放つ。
後半立ち上がりには福岡に押されまくったが、それをしのぐと、
右CKに中央潰れたところファーから飛び込んだ森脇が胸トラップからシュート、
見事に決めて突き放す。
終盤には服部が左サイドをドリブル突破してマイナスの折り返し、
これを待ち構えていた浩司が今度は左足でゴール右スミに叩き込んでとどめを刺した。

 前節、最後の最後で前に出られてシュートを決めさせてしまい号泣していた森脇が獅子奮迅の活躍。
どっちかというと攻撃で大いに目立ち、試合後にはミシャが、
「問題は彼がDFなのかFWなのかと言うことです」
とコメントしていた。サンフレッチェびんご時代FWで鳴らしていた経験の賜物か。
まあセンターバックよりはFWのほうが彼らしいというかなんと言うか。
守備のほうでもがんばってもらいたい。

 しかし福岡、サンフが3トップ気味で来るんだから4バックでやりゃあよかったのに、
3バックにしたら個人能力の差でつかまえきれんだろう。
7日 6日の仙台戦で負傷したMF柏木陽介が、
左恥骨筋断裂および左短内転筋の損傷で全治一ヶ月の負傷と診断された。

 試合終盤には左腰を押さえてほとんど動けない状態だったから大丈夫だろうかと思っていたが・・・
復帰にちょっと無理しすぎたか。
今度はじっくりと治して、完璧に治してから戻ってきてほしい。
6日 ◇J2第12節、広島ビッグアーチにてベガルタ仙台と対戦し0−1で敗れる。
7勝2分け2敗の勝点23で首位をキープ。

 GW最後の試合、サンフは立ち上がりから仙台を押し込むもチャンスで精度を欠き、
また決定機にも枠を捉えられず、そのうちに連戦の疲れで仙台に押し返される。
そして終了直前、フィードをカットされると素早く前線に送られ、
仙台の交代出場選手・佐藤由紀彦のクロスを同じく交代出場の中原にヘッドで叩き込まれ万事休す。
試合の大半を支配しながらも無得点で敗れるというやりきれない試合となった。

 サンフは連戦、仙台は前節が休みとコンディションでは仙台のほうがよかったかもしれないが、
サンフも熊本・鳴門・広島広島と近場アウェイにホーム連戦とかなり恵まれた日程だった。
それにコンディションの差もものともせず後半途中までは圧倒的に押せていたのだから、
早いうちに点を取って試合を決めておくべきだった。
猫パンチを当てまくって手数の多さで判定勝ちに持ち込めそうなところを、
最後の最後でカウンターもらって一発KOされたボクサーみたい・・・と書くと実にマヌケだが、
実際そんな試合。
コンディションがきついことは前からわかっていたんだし、そういう試合運びをしなければ。
だいたいサンフはパスを回しボールを支配しているにもかかわらずCKを取る回数が少ない。
サイドのえぐりが少ない。特に右サイド。
PA前で横パスを回していても得点の匂いはなかなかしない。
もっと相手の懐を抉り抜くべし。顔はやめなよボディーボディー。

あと、後半立ち上がりのMF二枚代えがまったく意味がなかった。
試合運びが変わらないどころか、そのままチームパフォーマンスが低下していった。
おかげで平繁投入もほとんど意味なし。
チームコンディションが悪いなら、選手交代ももっと細心の注意を払わなければ・・・
陽介を入れるならあの時点で浩司ではなく平繁を入れてツートップにすべきだった。
浩司を入れるなら単純に一誠と交代させて3−6−1のままいき、
戦況を見ながら平繁もしくは陽介の投入機会をはかればよかった。
それに久保をベンチに入れながら出さないとは・・・
もっとも、三枚目のカードが平繁だったということは、
ある程度は点が入って余裕のある状態でないとコンディション的に出せなかったのかもしれない。
2−0くらいで勝ってれば満を持して投入、スタンド沸きまくり、だったんだろうけど。
この日は久保Tシャツ販売開始ということもあってベンチに入れたんだと思うけど、
そういうところもひっくるめてサンフレッチェ広島というクラブは商売ヘタだなあ、と思う。
5日 JFAプレミアカップ、
サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースが準優勝。

 U−14(早生まれ3年以下)の大会であるプレミアカップ、
グループリーグ初戦で強豪ガンバに3−3のドロー、これで勢いに乗ると、
後の二戦を連勝して決勝トーナメントに進出。
準決勝では横浜F・マリノスジュニアユースを2−0で破って決勝進出、
決勝の相手はグループリーグでも対戦した静岡学園中。
グループリーグでは2−1で勝利していたが、
二度目の対戦となると互いに手の内を知っているため緊迫した試合に。
30分ハーフの前後半で決着つかず10分ハーフの延長戦へ、
それも終了間際でPK戦かと思われた79分、静岡学園が決勝ゴールを挙げ、決着。
惜しくも優勝はならなかった。

 優勝は出来なかったけど、
この年代では屈指のタレントが揃っているということがうかがえる堂々の成績。
このまま切磋琢磨してさらに上を目指してほしいと思う。
3日 ◇J2第11節、広島ビッグアーチにてモンテディオ山形と対戦し1−0で勝利。
得点者は寿人(−)。
7勝2分け1敗の勝点23で首位をキープ。

 とにかくドン引きでサンフに対してきた山形を大いに攻めあぐんだが、
槙野のカットから平繁の突破、平繁シュートのこぼれを寿人が押し込んで決勝点。
苦しみながらも勝点3を挙げた。

4月:

29日 ◇J2第10節、ポカリスエットスタジアムにて徳島ヴォルティスと対戦し4−1で勝利。
得点者は浩司(−)、寿人(青山)、浩司(服部)、寿人(−)。
6勝2分け1敗の勝点20で首位をキープ。

 前節の内容を受けてカズが試合前にメンバーに檄を飛ばし、
燃えた面々が立ち上がりから飛ばす。
フィードを洋次郎が胸で落とし受けた浩司がドリブルで三人を振り切りシュートで先制、
さらに青山のフィードに寿人が抜け出してダイレクト、
セットプレイから西河に決められて追いすがられるもすかさず浩司が突き放し、
それからはいつものようにジリジリした試合展開になったが、
最後はフィードを受けた寿人がDFを背負った状態からの反転シュートを突き刺しとどめ。
カズの復調とともに少しずつ内容に改善が見られた試合だった。
JFAプリンスリーグU−18中国2008・第5節、
広島スタジアムにて高川学園高と対戦し5−0で勝利。
得点者は板倉2、玉田、浅田、大崎。
4勝1分け0敗の勝点13で首位に浮上。
 前節は負傷が癒えきらず前半で交代した岡本知は、今節はかなり復調。
中盤の底から自在にパスをさばいてチームにリズムをもたらすと、
上がり目のボランチに入った茶島のパスから板倉・玉田が立て続けにゴールを奪い主導権を握る。
さらに岡本のCKから板倉がうまくすらせたヘッドを決めて3−0で折り返すと、
後半はややもたれたものの玉田のサイド突破からのセンタリングをGKがはじいたところを浅田が押し込み、
さらにCKのこぼれを大崎が鋭くゴールに突き刺して5−0とし、勝負を決めた。

 皆実が作陽を1−0で破ったため、再びサンフレッチェが首位に立った。
ほかの試合は、
境2−2観音
銀河3−1岡山学芸館

これからは勝点1差で追ってくる皆実・作陽との戦いになる。
細心の集中力で臨みたい。
26日 ◇J2第9節、KK WINGにてロアッソ熊本と対戦し2−1で勝利。
得点者は平繁(PK)、服部(寿人)。
5勝2分け1敗の勝点17で首位をキープ。

 勝ったが、前半終了時はサポーターからブーイングが飛び、
試合後にもカズが
「こんな試合をしていたらじきに勝てなくなる!」
と息を荒げた試合だった。
JFAプリンスリーグU−18中国2008・第4節、
広域公園第一球技場にて広島観音高と対戦し2−2のドロー。
得点者は不老、宮本将。
3勝1分け0敗の勝点10で2位に後退。

 立ち上がりから打倒サンフレッチェに燃える観音の勢いに押されながらも
後半立ち上がりに不老のゴールで先制、
しかしその後観音に逆転され、終盤はDF宮本将を前線に張り付かせて捨て身の攻撃、
終了間際にスローインからの佐伯のクロスをその宮本がヘッドで叩き込んで何とかドローに追いついた。

 作陽が勝利したため、サンフは2位に後退。
これからの試合はひとつも落とせない。
21日 サテライトが徳山大学と練習試合を行い、8−1。
 大学生相手に先制されたが、
そこから目が覚めて大反撃、ユキッチの4発に久保、
篠原&丸谷のルーキーコンビに最後は戸田と、きっちり力の差を見せて勝利した。
 カズがかなりコンディションを上げているようで、次節には出れるかも?
今の頼みはカズだけだー
20日 ◇J2第8節、広島ビッグアーチにてヴァンフォーレ甲府と対戦し1−2で敗れる。
得点者は服部(寿人)。
4勝2分け1敗の勝点14で首位をキープ。

 前半開始早々にロングパスからの寿人の落としを服部が見事なダイレクトミドルでゴールに突き刺し、
勢いに乗るかと思われたサンフだったが、
甲府の前線からの激しいプレスにディフェンスラインをずるずると下げてしまい、
アーリークロスにゴール前でDF二人とGKが譲り合う格好でするっと抜け出されすぐに同点に追いつかれると、
さらにFKからあっさり合わされて逆転される。
運動量と玉際の激しさで劣るサンフはほとんど何もできず、
後半に入ると激しいプレスの副作用で疲れの見える甲府を攻め立てたものの、
甲府の気迫と執念の守備にゴールをこじ開けることはできず。
そのまま敗れ去った。

失点は、
「絶対に引かずに前線からプレスをかけてDFライン・両翼を下がらせ5バック状態にし、
タテポンあるいはパスミスをカットしたらサイドに開いて、
アーリーでも何でもいいからとにかくゴール前に放り込めばそれだけでビッグチャンス。
あとセットプレイも狙い目よ(はあと)」

という「対サンフ必勝法」そのまま。
昨年の課題がぜんぜん修正されていない。
相手が弱かったり気持ちを切らしてしまうようなヘタレだったらまだいいが、
気持ちの入ったまともなチームと対戦したらあっという間に化けの皮がはがれる・・・
そんなのでは「戦い」にならない。
ここで「底」を見せてしまえば、前と同じように第2クールからはろくに勝つことはできないだろう。
それでもカズが帰ってくればチームはたぶん劇的に変わるだろうから、なんとかなるかもしれない。
しかし、それはストヤノフの場合と同じように「個の力」に頼ったチームでしかないのだけど。

 昨年の失敗をJ2でまだやるというのは、監督はもうカンペキにああいうやり方しかできない、
ほかに引き出しを持っていないのだろう。
理想は高いし、若手を見出し育てる才能もすばらしいが、指揮官としての能力はほとんどない。
人望だけでは戦いに勝てない。
選手も、監督留任を望んだのなら、このサッカーを容認したのなら、
このサッカーで圧倒的に勝たなければいけないのに、それができないというのはお話にならない。
まあ相手に走り負けるとか競り負けるとかそれ以前の話だけど、
それは自分たちにまともな戦術や約束事がないから信じて走ることができない、
ということの裏返しでもあるから仕方ない面もある。
さて、いつまでこの見る者にもやる方にも苦痛を与えるマゾサッカーが続くのか。
この苦痛が快楽に変わる瞬間が来るのか、それとも沈んでいっちゃうのか、
明日はどっちだ。
◇広島ユースとU−16日本代表候補が練習試合を行い、7−1。
 U−16にはいい練習試合になったと思う。
ユースからU−16参加の岡本洵くんは所属チームとの試合でいろいろやりにくかっただろうけど、
これからもチームに定着できるようにサンフで活躍してほしい。
 ユースの面々はこの試合の後広域公園をマラソン(6km)だったそうです
18日 トレーニングキャンプ(4/21〜23)を行うU−23日本代表が発表され、
広島よりDF槙野智章、MF青山敏弘、MF柏木陽介が選出された。

三人も抜いてくるかァー反町!
16日 ◇広島ユースとU−16日本代表候補が練習試合を行い、4−1。
得点者は大崎2、佐伯2。

 相手は年代別代表候補とはいえ年齢による総合的能力差が大きかったらしく、
サンフがほぼ主導権を握って攻めていたようだ。
15日 ◇C大阪戦で負傷した盛田剛平が右膝内側側副靭帯損傷で全治二ヶ月と診断された。
カレカの野郎――――ッ!
ストヤノフに次ぐDF陣の柱である盛田が長期離脱するのは痛い。
とりあえずは森脇が右ストッパー、槙野が左ストッパーになるだろう。
森脇の奮起と更なる成長に期待する。

 盛田は、まずは生まれたばかりの息子さんをかわいがってあげて、
それから無理せずリハビリし、早く帰ってきてほしい。
14日 ◇サテライトがファジアーノ岡山と練習試合を行い、3−1。
得点者は平繁2、ユキッチ。

 カズがフル出場、復帰まであともう少しというところらしい。
JFAプレミアカップ(5/3〜5)の大会概要および組み合わせ発表。
 中国地域からはサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースが出場。
グループリーグ同組には、

静岡学園中
レイソルS.S.盛岡
ガンバ大阪

となかなかきつそうだが、がんばってほしい。
13日 ◇J2第7節、広島ビッグアーチにてセレッソ大阪と対戦し4−1で勝利。
得点者は高萩(森崎浩)、寿人(服部)、森脇(リ・ハンジェFK)、寿人(−)。
4勝2分けの勝点14で首位をキープ。

 ストヤノフ・洋次郎が出場停止から戻ってきた今節、
サンフは寿人のワントップの下に陽介・洋次郎のツーシャドーが並ぶ3−6−1のシステムで試合に臨んだ。
サンフの予想に反しセレッソがカレカのワントップ・柿谷トップ下という布陣で来たため、
守備時のマークがずれてなかなかペースがつかめなかったが、
浩司のドリブルからのパスを洋次郎がダイレクトで決めて先制。
これで乗っていけるかと思った矢先に盛田がカレカとの接触プレイで負傷し森脇と交代、
ここから流れがおかしくなり、ついには槙野のオウンゴールが飛び出してしまい1−1の同点に。
そのままズルズルといきかけたが、ここで前半終了。
 ハーフタイムで修正を行い、後半開始早々、洋次郎のカットからボールをつなぎ、
服部のクロスを寿人が合わせていきなり勝ち越し。
これで流れを引き寄せると、後半13分にはハンジェのFKを森脇がヘッドで決めて突き放す。
このゴールでセレッソはやや戦意喪失、サンフのペースとなり、
後半30分には陽介の大きな展開からの服部のシュートこぼれを寿人が押し込んで4−1とし、試合を決めた。

 3−6−1は昨年ウェズレイがいないときのオプションとして何度か採用しており、
概ね「ベストメンバー」の時より出来はよかった。
攻撃面では別にこれで問題ないと思われる。
ただ、どんなシステムでも共通して守備のほうが不安なことは変わらない。
盛田の負傷が長引くようだと難しいことになりそうだが・・・軽いことを願う。
 次節は同じくホームで甲府戦。この結果を次につなげたいところ。
12日 JFAプリンスリーグU−18中国2008・第3節、
竹ヶ端総合運動公園陸上競技場にて銀河学院高と対戦し4−1で勝利。
得点者は大崎、不老、安武、玉田。
3勝0分け0敗の勝点9で首位をキープ。

 立ち上がりからボールを支配はするものの、面子的にどうしてもドリブルやキープが多くなり、
なかなかボールをつなぐ有効な攻めができなかったが、
28分に中山のCKのこぼれを大崎が鋭く蹴り込んで先制。
 しかし、後半になってさらにプレスを強めた銀河の前に徐々にペースを失い、
DFのハンドで銀河にPKを与え、これを決められて同点に追いつかれてしまう。
逆転を狙って攻勢を強める銀河だったが、この流れを断ち切ったのは不老。
後半37分、PA左カド付近でボールを受けるや中央向けドリブル、前が開いた瞬間右足を振り抜き、
豪快にゴール右スミに突き刺した。
サテライトでも結果を出し続けているストライカーの三試合連続ゴールで再び試合の流れを取り戻すと、
終盤には中山FKをニアで合わせてゴール前にこぼれたボールを安武が押し込んで3−1、
そしてロスタイム突入直前には相手クリアボールを拾ってPA内右サイドにいた途中出場の玉田に入れ、
玉田が角度のないところから豪快に対角のネットに突き刺し4−1、勝負を決めた。
 サンフレッチェは3連勝、同じく3連勝の作陽を得失点差で上回り首位をキープ。

 岡本知がいないこともあり、まだまだ中盤の連動や前線でのタメなど、
スピーディで迫力のある攻めは出来ていない。
それでも4ゴールを奪って勝利するというところは、個人能力の高さもさることながら、
苦しい状況でもなんとかしてやる、という負けん気の強さの表れだろう。
これでチームが出来上がってくれば、ものすごいパフォーマンスを見せてくれるかもしれない。

1部リーグの他試合は、

作陽2−0観音
皆実1−3境
高川0−0学芸館

皆実が境に不覚を取り一歩後退。
次節からは26日に観音戦(ビッグアーチ)、29日に高川学園戦(広スタ)とゴールデンウィーク連戦となる。
集中を切らさず、しっかりと戦っていきたいところ。
7日 Jサテライトリーグ、吉田にてロアッソ熊本と対戦し5−2で勝利。
得点者はユキッチ、高萩2、清水2。

 JFL上がりのチームのサテライトに2失点はどうかとは思うが、
とりあえず点を取って勝てたのはよいこと。
一誠も85分出場でコンディションを上げてきているようなので、復調に期待。
 ユースからも不老くん・宮本将くんがともに途中出場。
不老くんは5点目に絡んだとのこと。
走れるFWなので、これからもサテライトで活躍して力を伸ばしていってほしい。
6日 ◇J2第6節、長良川競技場にてFC岐阜と対戦し1−1のドロー。
得点者は槙野。
3勝2分の勝点11で首位をキープ。

 前半は、サイドを破られて岐阜にCKを取られまくったものの、
CKから槙野のゴールでうまうまと先制。しかしそれからの好機を決めることができず、
後半、運動量を上げて前に出てきた岐阜の前にずるずると下がってしまい、
菅のスーパーなミドルシュート一発で同点に追いつかれる。
それからは完全に岐阜ペース、サンフはろくにパスもつなげず闇雲にロングボールを蹴るだけとなり、
交代出場の久保やユキッチも有効な働きができず。
岐阜にバー直撃のシュートが2本あり、勝点1は得たものの内容では完敗の試合だった。

 この日はストヤノフが出場停止で不在だったが、その影響がモロに出た。
鮮やかなカバーリングと最後尾からの正確なロングボールは相手チームにとっての脅威だったが、
それがないことで岐阜をずいぶん楽にした。
いくら岐阜が好調とはいえ、ストヤノフがいないとJFL上がりの新顔にも勝てず、
それどころか圧倒されて内容でも負けてしまう。
これでは昇格など不可能だろう。
次節からセレッソ・甲府と昇格を争うクラブとの連戦になる。
なぜ降格したのか、それをもう一度よく考えて戦いに臨んでほしい。

日頃からまったり練習してんじゃないでスよ。
ああいうダサい試合をするということは、普段からそういうメンタルで練習してるということ。

今西さんいい仕事してますね
5日 JFAプリンスリーグU−18中国2008・第2節、
吉田にて岡山学芸館高と対戦し5−1で勝利。
得点者は不老、茶島、中山、大崎、板倉。

 中盤の要・岡本知を負傷で欠くサンフは、1年生の野口(JヴィレッジSC)が先発出場。
チーム立ち上げの時期に主力選手がいないというのはなかなかうまくいかないものだが、
その中、中山の右CKを不老がヘッドで合わせて先制、そのまま後半へと折り返した。
 しかし後半9分、中盤でのパスミスを学芸館MF片山雄大にカットされ、
そのまま持ち込まれると豪快に決められて追いつかれてしまう。
意気揚がる学芸館の攻勢をサンフは粘り強くしのぎ、ついに中山のスルーパスに茶島が抜け出して勝ち越しゴールを挙げると、
その直後には中山がドリブル突破から冷静に流し込んで突き放す。
さらに茶島のスルーパスから大崎が決め、沖田のFKを板倉が合わせて5−1とし、勝負を決めた。

 サンフは連勝で、同じく連勝の作陽・皆実を得失点差で上回って首位に立った。
吉田強化フェスティバルではなかなか勝てずに苦しんだが、
新学期前によい結果が出てほっとしたというところ?
この日の1部リーグ他試合の結果は、

作陽2−1境
皆実2−1観音
高川2−2銀河

皆実VS観音の広島ダービーは皆実の勝利。
ともにサンフ下部組織出身者が多いが、
主に攻撃的選手が多い観音の攻撃を、守備的選手が多い皆実がうまくしのいだ格好になった。
高校チームは新学期が始まれば新1年生も加えてさらに戦力を整えてくるだろうから、
これからも油断せずに戦っていってほしい。
1日 トレーニングキャンプ(4/6〜9)を行うU−19日本代表候補が発表され、
広島よりFW丸谷拓也、広島ユースよりMF岡本知剛が選出された。

 岡本くんはカタール国際親善トーナメントで、あまり経験のない右サイドバックを任されながらも
レギュラーとして堂々とプレイ、優勝に貢献した。
一年年少ながら、もはや主力選手といえるだろう。
31日の吉田強化フェスティバルでは怪我のため出場していなかったが、
トレーニングキャンプには間に合うのだろうか?
 丸谷はしばらくぶりの選出。怪我からも復帰し、先週末の福岡大との練習試合では2ゴールを奪って上り調子。
視野の広さと正確なポストワークを武器にして、この勢いをもってメンバー入りを狙ってほしいところ。

3月:

26日 ◇ユースのドイツ遠征結果。
 昨年の高円宮杯準優勝によりラウプハイムで行われたSBCカップ(U−19)に出場し、
グループリーグではラウプハイムに2−0、
1860ミュンヘンに0−1、トゥエンテに0−1でグループリーグ突破ならず。
最終日の7・8位決定戦ではヘルタ・ベルリンに3−0で勝利し、7位という成績だった。
 相手はU−19ということで体格に優れる相手にもおおむねペースを握る戦いはできたが、
しかし決定力を欠いて勝ちきれなかった、という課題が如実に現れたようで、
それは今後の練習で磨いていってほしいところ。

 この後は福岡遠征、西日本サッカーフェスティバル、吉田強化フェスティバルと、
練習試合続きの殺人スケジュール。でもこの時期どこのチームもこんなもの、
気張ってこなしていってほしい。
23日 ◇J2第4節、広島ビッグアーチにて水戸ホーリーホックと対戦し2−2のドロー。
得点者は久保、森脇。

 立ち上がりに決定機を幾度となくつかむも決めきれず、
そのうちに落ち着いた水戸が後世に転じ、洋次郎が二枚目のイエローで退場してしまう。
それからは水戸のペース、
後半立ち上がりに平繁に代えて久保を投入するもスカスカの中盤を使われまくって攻められ、
ついには水戸の決定的シュートをストヤノフが手で止めて得点機会阻止の一発レッド、
9人になった上にPKも決められて先制されるという最悪の展開となった。
 中盤が機能しない中選手たちも奮闘し、
カウンターから服部のクロスをファーの久保が見事に抑えたボレーでゴールに叩き込んで同点に追いつくも、
守備ではサイドを徹底的に崩され、またも失点を許してしまう。
サンフはユキッチを投入して総攻撃に出、焦る湘南は鈴木が遅延行為による二枚目のイエローで退場。
ホームのサポーターにも後押しされてひたすら攻め、ロスタイム4分、ユキッチのCKを盛田が折り返し、
森脇が蹴り込んで歓喜の同点ゴール、勝点1をもぎ取った。

 新聞では「交代選手が結果を出した」という評価になっていたけど、
平繁→久保では一人足りなくなった中盤のフォローができずにサイドから一方的に攻められまくった。
その結果はストヤノフ退場さらに先制を許すという最悪のパターン。
その後も右サイドはそれこそ毎分おきに突破されるくらい悲惨な状況になっていた。
大量失点しなかったのは(水戸の方には失礼ではあるけれど)相手が水戸だったからにほかならない。
相手がたとえばセレッソだったら目も当てられないことになっていただろう。
確かに交代出場の久保、森脇がゴールを決めたが、
最後のワンプレイが決まっていなかったら最悪の幕切れだった。
 龍一に代えるなら普通にユキッチをトップ下に入れるか、
戸田をボランチに入れて浩司をトップ下に上げる3−5−1にすべきだったと思うが・・・
ミシャは就任時から、普段とちょっと違うことをしては大失敗とか、
スタメン起用・選手交代がひどく画一的とか、用兵面に関してはかなり心もとないので、
できることなら軍師みたいなのつけてほしいんだけど・・・郭嘉レベルくらいの。
20日 ◇J2第3節、平塚にて湘南ベルマーレと対戦し2−0で勝利。
得点者は森崎浩(FK)、槙野。

 前回の対戦を思い出させるような風雨の中、
前半は風下に立ったサンフはリスクを避け、ボールを奪ったらシンプルにロングボールを放って攻撃。
ボールは支配されるもののきっちりと守り、その中得たFKを浩司が決めて先制する。
後半風上に立つと今度はノーリスクを守りながらボールを支配するサッカーに切り替え、
またもセットプレイから槙野がオーバーヘッドでゴールに叩き込んで追加点、そのまま逃げ切って勝利した。
16日 ◇J2第2節、広島ビッグアーチにて愛媛FCと対戦し3−0で勝利。
得点者は高萩2、寿人。
15日 ◇JFAプリンスリーグU−18中国2008・第1節、
境高と対戦し6−0で勝利。
得点者は浅田、不老2(1PK)、宮原2、茶島。
9日 ◇J2第1節、群馬県立敷島公園県営陸上競技場にてザスパ草津と対戦し2−0で勝利。
得点者は青山、平繁。
1日 ◇ゼロックス・スーパーカップ、
鹿島アントラーズと対戦し2−2のドロー、PK4−3で優勝。
得点者は久保(PK)、寿人(服部)。

2月:

12日 トルコキャンプ、ルダル(モンテネグロ)と練習試合を行い、0−2。
 10日はサテライトっていうか、ほぼルーキー&ユース組による試合。
前半立ち上がりはペースをつかんだが、カウンターで失点するとミスが増え、
相手にゲームを支配されて2点目も与えてしまう。。
後半もなかなか力を発揮できなかったが、相手の運動量が落ちてきたところからペースを握り、
ユースの大崎がドリブル突破から決定的なシュートを放ったり、
途中出場で気合充分のこれもユースの宮原がアグレッシブな動きで左サイドを駆け回ったりと、
今後につながる経験を積むこともできた。

 レギュラー組は肉体疲労を考慮し、11日に予定されていた練習試合はキャンセルし、
軽めの練習を行った。
宮崎2次キャンプの日程発表。
 怪我人がどれくらい帰ってきて仕上げることができるか、重要なキャンプ。
10日 トルコキャンプ、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)と練習試合を行い1−4。
得点者は寿人(リ・ハンジェ)。

 この日の練習試合は一試合、相手は現在クロアチアのリーグ首位を走る名門ディナモ・ザグレブ。
サンフは立ち上がりから優位に試合を進め、40分にハンジェのクロスに寿人が飛び出して合わせ先制する。
しかし2分後、かねてからアーセナルが狙っているといううわさのMFヴコイェヴィッチ(クロアチア代表)が
ミドルシュートを突き刺し追いつく。
 後半12分に後半から出場のFWバラバンがFKを決めてディナモが逆転、
終盤にもヴコイェヴィッチ、DFミクリッチが追加点を挙げた。

 毎日猛練習をしているし、メンバーも数人欠けた状態ではこの結果も致し方ないか。
前の試合に続いてハンジェ→寿人のラインからのゴール。
もっと連携を高めて、今季の武器にしてほしいと思う。
ハンジェの速く鋭いクロスは、寿人の特性に合っているし。
ハンジェが時折見せる守備の軽さを改善できれば、広島のサイドは強力な武器であり続けるだろう。
8日 トルコキャンプ、練習試合を行ってポザナン(ポーランド)に0−5、オシエク(クロアチア)に1−1。
 この日は強引に主力チームとサテチームにチーム分けして2試合。
しかしサテチームは人数が足りないため、コーチのポイチさんに、
あとユース選手といっしょにトルコに来ていたユースコーチの佐藤一樹さんも試合参加!
中盤が遊佐を除けばユース選手とルーキーばかりだったのでボコボコにされるのはまあ仕方ないところだが、
ポイチさんや一樹さんが試合してるところは見たかったーw
 主力組もやや苦しい布陣ながら、NKオシエク(かつてダヴォル・シュケルが在籍していたチーム)に1−1のドロー。
負傷していた下田が途中出場で復帰したのはとりあえず明るい材料。

9日にはクロアチアの強豪、ディナモ・ザグレブと対戦するようなので、楽しみ。
6日 トルコキャンプ、練習試合を行ってオドラ(ポーランド)に0−4、スロヴァン・ブラティスラヴァ(スロヴァキア)に0−1。
 下田・盛田・カズ・戸田・青山・陽介・洋次郎・丸谷と、実に8人の負傷者がいるサンフは、
(あと横竹・内田・篠原の昇格組も吉田高校の行事のため未合流)
2試合の練習試合に主力・サテ組にチームを分けることができず
(主力組に戦力を集中したらサテチームが試合にならない)、
選手をシャッフルして、ユース選手も総動員して試合に臨まざるを得なかった。
そのために2戦とも満足のいく試合ができず、結果は収穫にとぼしいものとなった。
しかし、若手はいい経験を積めただろうし、この中からでも何かをつかんでいってほしい。 
2日 ◇トルコキャンプ開始。
怪我人が多いため、当初はユースからGK原祐太郎のみ帯同の予定だったが、
DF宮本将、MF岡本知剛、FW宮原大輔、FW大崎淳矢、FW不老祐介も急遽帯同となった。
(ユースの練習試合きつそう)

1月:

31日 カタールU-19国際親善トーナメント
U−19日本代表は決勝でU−19ポーランド代表と対戦し6−1で勝利し優勝。
 ユースの岡本くんは右サイドバックのレギュラーとして活躍、優勝に貢献した。
U−15日本代表時にセンターバックはやったことはあるが、サイドバックは初めての経験?
しかし見事な適応力で乗り切った。さすが岡本といったところ。
これからも主力としてU−20W杯目指しがんばってほしい。 
30日 DFダリオ・ダバツが練習中に負傷、左肘関節脱臼で全治三ヶ月の診断。
なんてこったー
ただでさえDFの枚数少ないのに
早く治してほしい。
25日 ◇練習開始。
23日 横浜FCFW久保竜彦(31)の移籍加入が発表された。
 言動からプレイまですべてにおいて規格外、
常に見る者の度肝を抜いてきた男・久保竜彦がしばらくの横浜暮らしから広島に帰ってきた。
横浜では栄冠も手にしたが、いささか酷使されて古傷を痛め、さらに横浜にろくなメディカルがいなかったせいで
コンディションを戻すことができずにW杯出場を逃すなど、最近はつらい時期が続いていた。
しかし広島にはよいトレーナーもいるし、よい医者もいる。
シーズンフル出場は無理としても、出た試合では相手に脅威を与え、
味方には驚きと歓喜を与えてくれるはずだ。

 年齢と怪我のため年棒に見合った結果を残せるかどうか不安の声を上げる人もいるようだが、
そういう人は久保不在の間に彼の楽しみ方を忘れてしまったようだ。
久保竜彦のプレイや言動の破天荒さに驚き、笑い、感動する。
得点など二の次。確実なゴールよりも、見る者の度肝を抜くありえない位置からの超ロングシュート、
彼にはそれを求めていたはず。
横浜で「普通の」ゴールを量産していた時、誰もが
「なんか久保らしくなくなっちゃったなあ」
と思ったはずだ。
得点よりも、「久保竜彦」らしいプレイをしてくれれば、それでいい。
それだけで味方は力づけられ、敵は恐れおののく。
期待してるぞ!
22日 カタールU-19国際親善トーナメント
U−19日本代表はU−19エジプト代表と対戦し3−0で勝利。
広島ユースDF岡本知剛は先発フル出場。

 代表ではDF登録なので公式記録ではDFと表記されているが、
実際どこを担当したかはわからない。
でも一年年長の面々に加わって先発フル出場というのはなかなか評価が高いようだ。
というわけで今年はユースを引っ張っていくだけでなく代表のほうもあってなかなか忙しそうだが、
うまいこと乗り切っていってほしい。
21日 FW田村祐基、GK河野直人のFC岐阜への移籍が発表された。
 今西さんつながり?で、二人揃って岐阜への移籍となった。
広島で学んだことを活かして、レギュラーを獲得できるようがんばってほしい。
しかし今年は敵同士なので、対戦するときは容赦なくいかせてもらいます。
19日 2008年シーズンのスタッフ及び選手背番号が発表された。
 駒野の5番は槙野が継ぎ、10番は陽介がつけることになった。
サンフレッチェでFW以外のフィールドプレイヤーが10番つけるのを見るのは久しぶり。
3・9・13は空き番号。ここに誰か補強してくると思われる。
 沢田さんはポイチさんと交代で育成部へ回ったとのこと。

 高卒新加入選手の記者会見も行われ、
ユースより昇格の横竹翔・内田健太・篠原聖、
東海第五高校より加入の清水航平、境高校より加入の丸谷拓也の五名が、
それぞれプロ入りに当たっての抱負を語ってくれた。頼むぞ!

 しかし内田の頭爆発しすぎw
15日 MF駒野友一のジュビロ磐田への完全移籍が発表された。
 いくら岡田監督が「J2も見る」と言ったとはいえ、
J2と日本代表とのかけもちはかなりのハードスケジュールになるし、
代表レギュラーが2部リーグにいるというのも、
チームを降格させた監督が留任するのと同じくらいありえないこと。
そういう点から見ればこれはごく自然な流れで、プロとしての決断といえる。
(とはいえ磐田からの誘いがなければサンフに残っていた可能性もあったそうだが)
しかしユースからずっとサンフで育ってきた選手がクラブを去るのはさびしい。
戦力的に本来ありえなかった降格さえなければこういう事態にはならなかった。
なんともやりきれない。
しかし決まったことなので、これからは磐田の一員として戦い、
今までと同じように精一杯親孝行してほしいと思う。

サックスブルーの駒野・・・いまいちイメージがわかないが、赤系統よりはマシか。

さて強化部、駒野の移籍金でしっかり穴埋めのできる選手を連れてこなければ。
10日 DF吉弘充志のコンサドーレ札幌への完全移籍が発表された。
 昨年は、一昨年の負傷から復帰したもののメンバー固定のために出番はなかなか訪れず、
天皇杯になってからようやく出場機会を得て準優勝に貢献したが、
それでも残留には至らなかったようだ。
札幌はブルーノ・クアドロスがFC東京に移籍してセンターバックが手薄になっており、
吉弘の実力ならレギュラーの座は堅いだろう。
札幌は三浦監督のもとで手堅いサッカーをやっているので、やりにくくはないはず。
ただ、昨年の横浜FCのように、J1昇格にあたってはチーム力をもっと上げないと苦戦は免れないので、
苦しい一年となるのは間違いない。
曽田と共に守備の要として気張らないといけない。

曽田とは何となく気が合いそうな気がする。ファッションセンスとか。

でも今年一年がんばって盛田やダリオからポジション奪取して堂々のレギュラーに・・・
とかのほうがよかったと思うけどなー

なー
◇MF柏木陽介の残留が発表された。
と、携帯サイト「オーレニッポン」に出てました。
開幕前スケジュール発表。
 3/1のゼロックス・スーパーカップに向けしっかりと仕上げていってほしい。
8日 メキシコ遠征を行うU−17日本代表が発表され、
広島ユースよりDF森保翔平、MF元田涼介が選出された。

がんばってこーい
大分へ期限付き移籍中のFW前田俊介の期限付き移籍期間延長が発表された。
 レギュラー取れよーていうか試合に出ろよー
がんばれ
7日 愛媛FCへ期限付き移籍中のGK佐藤昭大・DF森脇良太の復帰が発表された。
 実戦の中で得た経験をフルに活かし、サンフでも定位置をつかむべくがんばってほしい。
1日 ◇天皇杯決勝、鹿島アントラーズと対戦し0−2で敗れ、準優勝。
 陽介が累積警告で出場停止という苦しい状況でスタートしたサンフは、
前半の早いうちに内田の飛び出しからゴールを許し、ペースを握られる。
しかしハーフタイムで修正し後半は攻勢に転じ、幾度となく鹿島ゴール前に迫ったが、
決定的なシュートを放つまでにはいかず、鹿島にこすく老獪に逃げ切られ、準優勝となった。

 サンフレッチェ広島となってから四度目の決勝進出だったが、またも準優勝に終わった。
しかし今までのように、力の差を見せ付けられてボロ負けするようなことはなく、
J1王者に対して堂々と戦いを繰り広げることができた。
しかも陽介、青山という中盤の二人を欠いた状態で。
優勝することはできなかったものの、J2での戦いに向けてまずまずのスタートとなった。

 ただ、J2各クラブはサンフの戦いぶりをしっかりと研究してくるだろう。
2003年のように完全に引いてカウンター狙い、というなりふりかまわない戦術をとられたとき、
槙野・ストヤノフ・盛田の三人になって守備はある程度安定したとはいえ、
現状のサッカーでは勝ちきることは難しい。
最低でも、一人でも何とかできる強力なストライカーあるいはポストプレイヤーの獲得が必須。
これができなければ、また前回のように中盤からなかなか勝点を積み上げることができない茨の道になる。
今年はサンパイオのような経験豊富な重鎮はいない。
全員が力を出し合って一年間を戦い抜かなければ、優勝はおろか昇格はない。
昨年のように、充分J1中位以上の戦力がありながらほとんど最後の最後まで誰も何も言わずに
無修正のバラバラで転落していった、そのようなことがないように。

2007年のニュースはこちら。

2006年のニュースはこちら。

2005年のニュースはこちら。

2004年のニュースはこちら。

2003年のニュースはこちら。

2002年のニュースはこちら。

2001年のニュースはこちら。