震えて聴け!俺的名盤  

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あ〜お か〜こ さ〜そ た〜と な〜の は〜ほ ま〜も や〜よ ら〜わ

あ〜お

01.01.25阿部薫追加

アーチー・シェップ/「アティカ・ブルース」
全音楽ファン必聴!大傑作。ここには全てのアメリカが産んだブラック・ミュージックに溢れている。ちょうど公民権運動盛んなころで、ブラック・パンサーとの繋がりもあったシェップによるジャズ、ファンク、ゴスペル、ブルース、全て!このジャズの鬼才(今は凡人)が作った、まさに奇跡的な一枚。むしろジャズを聴いたことが無い人にしっくりくると思う。このアルバムが後のアシッド・ジャズに与えた影響は恐ろしい程デカい!しかし、このアルバム、ジャズ・ファンには全く評価されていないので入手には注意。な、なんと日本でしか現在は手に入らないのだ。急げ!(グルーヴ度1000)
イギー・ポップ/「ラスト・フォー・ライフ」
この笑顔。ドラッグでボロボロになってたイギーが「俺はもう無茶しないよ」という笑顔。とにかく、まずアルバムに捨て曲が無い。殆どが3コードのロックンロールである。なのに、いや、だからこそかっこええ。もう25年ぐらい前のアルバムながら、現在でもライブのレパートリーとして欠かす事が出来ない曲が多い。ストゥージズの混沌さは無いけど、このポップな楽曲にイギーの「俺は生きたい」という決意にあふれた一枚。(ポジティヴ度1000)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/「ファンファーレ フォー ウォリアーズ」
シカゴ周辺いうと今は音響派ですけど、それ以前はAACMいうフリー・ジャズ周辺が盛んな場所で、で連中がその代表。でも音響派との繋がりは無いわけでもなく、当然音響派と同じことをAACMの連中(ジョージ・ルイスという鬼才トロンボーン奏者は電子音のみのソロ作も出してる)はやっていたのです。ジム・オルークやジョン・マッケンタイアが絡んだステレオ・ラブのアルバムは思いっきりこのAEOCでよく聴かれたパーカッション・サウンドが聴けるもんね。でこのAEOC。ジャズの中でもグループ全員でスピリチュアルな志向を持っていた特異な集団。リーダーである、レスター・ボウイの「男気のある泣き」が良い。このバンドECMレーベルから出てるのは低音が少なくて臨場感に欠けるので注意。(ベースのマラカイ・フェイバースの顔は松尾伴内に似ている度1000)
アルバート・アイラー/「
みなさん、大橋巨泉って昔はジャズ評論家だったって知ってますか?で、今はそれをやめていますよね。何故か?アルバート・アイラーを聴いてしまったんですね。「これがジャズというなら、俺の好きな音楽はジャズじゃない。だから評論をやめる」と。アイラーのメロディーは日本人にはぐっと来ます。民謡なんですよ。その辺でソウル・フラワー・ユニオンがライブのSEで使ってると推測できますね。このアルバムは未発表だった曲を追加した完全版です。このアルバム収録の「ChangeHaveCome」というタイトルも凄いけど、メロディーもたまんない曲があるんですけど、なんか、死因不明でハドソン河で死体で見つかったという彼の人生を予感するような悲しい旋律です。(巨泉度−1000)
アネット・ピーコック/「X−ドリームス」
これを中古屋で最初に聴いた時、参りました。エロです。もう淫靡な雰囲気がプンプンしてます。元のダンナはゲイリー・ピーコック。ジャズの名ベーシストです。でその後、離婚してジャズ・ピアニスト、ポール・ブレイと結婚してます。カーラ・ブレイのダンナですね。ジャズ界最大の夫婦交換って噂されました。で、このアルバム。ロックなんですよ。クリス・スペディングのやくざなギター・リフが聴けて、アネットのエロ・ヴォーカルでピンク・サロンのようです。やるだけやって、背後に怖い人がいるみたいな感じで。その後も何枚も出してますけどね、最近、何をしてるのでしょうか?(花びら回転度1000)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド/「ホワイト・ライト・ホワイト・ヒート」
個人的な意見だが、ヴェルヴェッツとはルーとジョン・ケールの二人がいなければ成立しなかったと思っている。3rd以降のケール脱退後も、それはそれで素晴らしいけど、この二人が生み出す軋轢がノイズとなって渦巻くこの2NDは最高である。ここにマイ・ブラや、プライマル、ソニック・ユースなどの原点がある。このバンドがなかったら、ルーとケールのお互いの性格がもう少し良かったら、そう考えると恐ろしいものがある。バンドのメンバー間が仲が良いこということが、優れた音楽を生むとは限らない見本だ。ヒリヒリと仲の悪さが伝わってくる壮絶なドキュメント「シスター・レイ」の轟音を聴け!(仲良き事は善きことかな度マイナス1000000000000度)
エイフェックス・ツイン/「リチャード・D・ジェームス・アルバム」
すいません、あなどってました。この人は天才です。いったい、この音はどこから沸いてくるのでしょう?テクノといっても「どうやって踊るんだ?」という曲ですが、踊るために作っているとは到底思えません。なにせリズムがぐちゃぐちゃですから。でもひたすら音はノイズと綺麗な音が混在し、異様な気持ちよさがある。彼も連続性から解放された一音の凄さを知ってるのでしょうか?変人らしいが、こういう音が出せるというのはコミュニケーションがうまく行く人ではないのは確かだ。音楽的には全く異なるけど、灰野敬二とかにイメージがダブるなー。つかみどころのない人で、音もそんな感じ。90年代、最重要人物であるのは確か。(ねこぢる度1000)
UA/「ターボ」
今やひっぱりだこの朝本浩文を最初にプロデューサーとして世の中にどーんと出したのがUAですね。バックにルースターズのメンバーやリトル・テンポ、アート・リンゼイ、レニー・ケイというバラバラなメンツでアルバムを作っても、全部UAなんだな。で、これは一番ダブ色が強い作品ですね。和製R&Bといっても、UAの場合はバックの音が金メッキじゃなくて、時には純金、時には錆びた鉄みたいで本物ですね。他の人は剥がれそうですよ。それも全てUAの存在感の違いですね。そしてUA自身が「わかってる」のですよ。(HONZIのヴァイオリンも聴きどころ度1000)
オーガスタス・パブロ/「
ピアニカという小学生の時以外に見ることは無いだろうと思った楽器が「実は凄い楽器だった」と教えてくれました。レゲエ=ダブ、スカなんかに似合うのは何故なんでしょう。これがロックのフォーマットの上に乗ってるとチープな感じになるのですが、何故かジャマイカ系の音にはしっくりくるんですよね。パブロと言ったら哀愁です。メロディーがたまんない。(ジャー!ラスタファラ〜イ度1000)
アレア
現代音楽のジョン・ケージが絶賛したイタリアが生んだ化け物バンド。もちろん核となるのはデメトリオ・ストラトスの怪鳥ヴォイス。古今東西の発声法とバルカン半島の旋律。完全に西欧音楽を逸脱した、ある意味ではワールド・ミュージック。これはその死後、かなり経って発表されたライブ盤。「インターナショナル」など代表曲満載。(声の解放度1000)
ヴァルティナ
フィンランドのグループ。4人ほどの女性による倍音唱法で、頭がくらくらします。ブルガリアン・ポリフォニーと違い、バンドがひたすら明るいので聴きやすい。ケルト音楽ファンなども好きになると思う。このアルバムから世界的デビューを果たし、結構評判になった。来日も何度かしたみたいだ。この次に作品ではインダストリアル・サウンドを導入して、ますます突っ走っている。しかし、若く感じる女性陣の声も、実際はいってる。バラカン大推薦。(一回ライブ見たいよ度1000)
ヴァン・モリソン/ムーンダンス
ルックスが悪かったから大スター(いやスターはスターなんだけどね)になれなかった代表とはこの人のことか。アイリッシュの人だからといってもケルト色が強いわけではないが、いわゆるアフリカ系アメリカ人とは異なるスタイルのソウルを徹底的に感じさせてくれる人だ。ある種、ロックというフォーマットで最もソウルな一枚と言えるかな。フジロックで見たいね。来日してくれないのかな?ロックに、ソウルに見た目は関係無いことを証明する一枚。(「アストラル・ウイーク」もジャズ風でなかなか良いぞ度1000)
V.A/「ノー・ニュー・ヨーク」
ブライアン・イーノが何をプロデュースしたのかわからないが、極めて重要な一枚だ。ただのオムニバスではない。ジェームス・チャンスのコントーションズの一曲目で打ちのめされる。リディア・ランチのティーンエイジ・ジーザス&ジャークス、アート・リンゼイのDNAとマーズの4バンドを収録。ここからパンクとフリー・ジャズとファンクの交配が表面化する。ジャケットの裏の参加メンバーの写真が荒々しい写真で、一見犯罪者のように見えるのも効果的だ。フリクションのレックとヒゲはこのレコーディング前に日本に帰ってきてしまったのが惜しい。レックはティーンエイジ・ジーザス、ヒゲはコントーションズのメンバーだったのだ。(レック参加の音源もあるよ度1000)
アンビシャス・ラヴァーズ
アート・リンゼイは元DNAでコードを全く弾かないギタリスト。相棒のピーター・シェラーはリゲティの弟子という現代音楽畑出身。このバックボーンが全く異なる二人がNYでとんでもない傑作を作ってしまった。ノイズ+ファンク+ブラジル。これは衝撃的でしたよ。これなかったらブラジル音楽の今のブームは無かったかも知れぬ。本人たちは「メロディックなノイズ」と表現してますが、物凄いポップな曲にファンクのリズム、そしてアートの無茶かっこいいギター。80年代の最後に登場した、ロック史上にとって極めて重要な作品。(再結成希望度1000)
エイジアン・ダブ・ファンデーション
どれだけ、このアルバムが出るのが待ち遠しかったか。在英インド系によるジャングル+ダブ+ヒップホップ+パンク。政治色が強いが、妙に楽しい。レイジは「怒り」だが、ADFは「お祭り」で政治を変えるといったところか。シリアス度は同じだが。で実際、ダブの影響はベースのラインに極めて強く感じるが、音響としてのダブは弱い。だが、聴くべし。フジで初来日した時「俺らも肌の色一緒だよ」なんて言ってた。確かに白人、黒人以外のアーティストがロックのフィールドで受け入れられたのは最初じゃないのか?(インストの曲もかっこええよ度1000)
AOA
ボアダムズのヒラが中心となってレイヴ会場で参加者をトランス状態に持っていく今や世界的に見ても重要なユニット。パーカッションやモロッコ風の音、空中を飛び交うギター。まさに「その為だけに作られた音」。完全に向こう側の音楽。フジロックで初めてライブを経験したが、ほぼノンストップで50分間の演奏。曲調が変化するといっても起承転結といったドラマを生むのではなく、ゆるやかに緩急をつけて、聴くものをひっぱっていく。(CDでも飛べるが野外ではイっちゃうよ度1000)
MC5
ストゥージーズと並び元祖パンクと呼ばれたバンド。政治色が強いが、それよりも、轟音ギターで破壊的なステージをやってたという点で、パンクの元祖と言われていると思う。ヴォーカルはアフロ・ヘアーのロヴ、ギターは後のパティ・スミスの夫、フレッド・スミスと、パクられたウェイン・クレイマー。あまりにも多くのバンドがカバーをしているタイトル曲はMUSTアイテムだよ。(でもね、出回ってるビデオ見たらね、けっこうださいパフォーマンスだったよ度1000)
ヴィクトル・ハラ
南米チリは選挙で社会主義政権が生まれた数少ない国。そしてその政権は軍事クーデターでつぶされる。その時民衆の代表として軍事クーデターに抵抗したのがハラである。軍事政権に捕らえられ、競技場のグラウンドで民衆の前で銃殺されたハラ。右翼だ左翼だと言ったイデオロギーなど糞だが、俺はハラを支持する。なんともいえない優しい声なんだなこれが。(SFUファン必聴度1000)
遠藤賢司
さすがに佐久間正英のサウンド・プロダクションは時代を感じさせるのに、エンケンの歌はいつだってパンクだ。叙情的でない日本の歌か。とことんまでの俺節。しかも押し付けがましくない。この人のフットワークの軽さは日本のニール・ヤングという使い古された言い方をどうしてもしてしまう。30年間パンクしてたのだ。(テレビで「輪島の瞳」聴いて驚きました度1000)
オーティス・レディング
屈指の名盤であるのは間違いない。バックはもちろんブッカーT&MGズ。ストーンズの「サティスファクション」をやってるがストーンズよりかっこええとミックが公言。いわゆる甘ったるいソウルと違いオーティスの歌は「方向性」があるって感じる。どこへ向けて歌っていたのか今となっては知る術はないのだが。吉祥寺のバウス・シアターで見たモントルーのライブ映画は凄かった。(やはりソウルはスタックス系だな。これはアトランティックから出てるけど度1000)
E.D.P.S
元フリクションのツネマツ・マサトシのバンド。音は洋楽の水準すら越えたものだ。こんなギターを弾く奴はほんといなかった。最近ナンバー・ガールと言うバンドが話題だが、ことにギターの音色に関してはツネマツがもう既に完成したもの。こんなロックンロールバンドがあったということだけでも感激。ジャケットもツネマツが描いたもの。(エレキの弦は金属なんだと納得する度1000)
INU
今や、文豪ですね。町田康(当時町蔵)の衝撃的デビュー作。当時はサブカル雑誌だった「宝島」に凄い目付きの人が載っていた。それが町蔵でした。絶対に近づいてはいけない目をしてましたわ。で、このアルバム。なんかね、町田作の曲と他のメンバーの書いた曲との違いがあまりにも感じましてね、今聴くと「やっぱバンドは解散するわな」って思いました。(目が放送禁止かと思うぐらいインパクトありました度1000)
アフリカ・バンバータ
日本で最初に紹介されたヒップホップ。でもってこのアルバム、MC5のカバーも入ってるんですわ。これが後のヒップ・ホップとハード・ロックの接近の先駆けですかね。そしてクラフト・ワークとヒップホップの接近もこれ。アーサー・ベイカー、ビル・ラズウェル、ファッツ・コメット(ON-Uでお馴染みのタックヘッド)とまさしく「これから新しいのが始まるのね」という雰囲気に溢れた重要作。(この次のアルバムではエイドリアン・シャーウッドも参加してる度1000)
オーネット・コールマン
なんかね、オーネットっていうとハーモロディクスなんて難しいこと言ってますけどね、結局、そいつは音を3次元的に捉えるってことだと思うんですよ。リズム、メロディー、ハーモニー。これが一つの線上で上下に並ぶのではなく3つが有機的に反応しあってる。でもそれって、実は民族音楽で完成してるんですけどね。まー、あえてアメリカで彼が提唱したってことには価値があると思いますが、彼は基本的にルーツ・スタイルのジャズであって、絶対的な革命者ではないと思います。ブルースですから。(結局、これ一枚でその後、ハーモロディクスそのものは進歩してんですかね?度1000)
LTJ.ブケム
これシングルなんですけどね。凄く好きな曲。スペーシーな音でスタートし、ドラムン・ベースに突入。ミニマルな音が続くと、MCコンラッドのラップが「どかーん」って入ってくる。この瞬間がたまんないです。(ブケム眼鏡流行ってるよね度1000)
浅川マキ/「CAT NUP」
プロデュースに近藤等則を迎え、全曲作曲も近藤。浅川マキの作品で一番ロック。この時期の京都大学西部講堂でのライブ・ビデオで見られる近藤のパフォーマンス、演奏を聴くと「ジャズという狭い世界でやってる連中はかっこわるい」と断言できるほど、他のミュージシャンと差がある。圧倒的に突き抜けていた。結局、このアルバムでも近藤のラッパばかり聴いているのだ。(一曲、もろポップ・グループのような曲がある度1000)
ウォーターボーイズ
スコットランドのバンドですけど、アイリッシュ色も強いですね。ケルト民謡もやってますが。しかし、U2のボノとか、ホット・ハウスのリアムとか、このスコティッシュ、アイリッシュの人たちの歌って「メロディーは哀愁。歌は直球」ってのは土地柄なんですかね。いやー、熱いです。ボノほどうさんくさくないですけど。(この次のアルバムにはシャロン・シャノン参加してます度1000)
アイ&アイ
ロリンズ・バンドにいたメルヴィン・ギブスが奥さんのDK・ダイソンらと結成したブラック・ロックのバンド。DK・ダイソンのヴォーカルは歌い上げ系。スティーヴ・コールマンやハンク・ロバーツのアルバムでも重要な働きをしてたけど、ここでも歌い上げてます。ヴェルヴェッツの「毛皮のヴィーナス」のブラック・ロック・アレンジなど聴きもの。(これ一枚で消えた度1000)
アレステッド・デヴェロップメント
あぁ、いつ聴いても素晴らしい。ヒップ・ホップが革新的だったとはいえ、やがて類型的になっていくもの。で連中。ヒップ・ホップにルーツ・スタイルのソウルを取り入れたというか、ソウルの現代的解釈と言った方が早いか。歌心があることと、いわゆる「悪」を気取るのではなくて、ポジティヴな雰囲気。そこんとこが好き嫌いのわかれるとこだろうけど。(リーダー、スピーチはアメリカで評価低すぎ度1000))
ア・シュラ・テンプル
ヤバい。元祖LSDのティモシー・リアリーとマニュエル・ゲッチングがスタジオでラリラリ。それをレコード化。ジャーマン・サイケとはハード・ブルースであったというのも聴いた事が無い人には意外に思うだろうが、これもハード・ブルース。片面一曲で「いっちゃう」のだ。トランス系のロックの元祖といえば良いかな。(その後、ハウスの元祖と呼ばれるマニュエル。東京タワーにはろう人形がある度1000)
ジ・オーブ
元ゴング、システム7のスティーヴ・ヒレッジ、ジャー・ウォブルが参加となって聴かないわけがありません。後にロバート・フリップと共演アルバムを出した事でもわかるように、プログレなんですよね。しかもラリラリ路線。ええなー、これ。力入ってなくて。ダブの新しい形ですね。テクノ?ダブ?プログレ?踊るというより「漂ってみたい」音楽。(変わり者だな、こいつ度1000)
アブデル・アリ・スリマニ
ジャー・ウォブルがプロデュース。ライのアーティスト。なんでもウォブルのバンドにいる方だそうだ。ライの「くっさ〜、たまらん」メロディーに、当然ながらウォブル流ダブ。で、ウォブルのアルバムと何が違うねんって聞かれると、答えは「違いません」です。(ライの中ではそれほどうまい歌ではないけどね度1000)
アフロ・ケルト・サウンド・システム
これは2nd。一枚目をCD屋で発見。アフロとケルトでサウンド・システム?うわ、トランス系か?って思って購入。一枚目はあんまりおもしろくなかった。で2枚目。シンニード・オ・コナー参加ッてんで購入。これがトランスだった。アフロ色よりケルト色の強い曲の方がトランシー。サウンド・システムというだけあって打ち込み多用だがダブではない。(多少、アレンジが大げさですけどね度1000)
オーディオ・アクティヴ
デビュー当時、ON−Uのライブで見たのだが、ダブというよりレゲエだった。全然ロック色無し。ギターもいないし、サックスがいたりで。MASAは首からエフェクターをかけて歌ってた。「冴えないなー」と思ったのだが、次に見たときは「化けていた」。もう無茶好きになってしまいました。これは、その頃のアルバム。まだテクノ的な音作りはしていなく、ライブの重量感は出ていいが、結構、この後のロック色が増したアルバムより好きなんだ。(タイトルにあるユーモア感が出てきたのもこの頃かな?大好き。満点)
アレサ・フランクリン
傑作ゴスペルアルバム。アレサの歌って、一種のソウルの規範みたいなもんか。結局のところ、みんなここへたどり着いちゃう。奇妙な事にロックでは「みんなビートルズ」なんだよなんて誰も言わないし、ビートルズを否定する事は何も珍しくない。しかし、何故かブラック・ミュージックではルーツ的なものを否定せず、脈々と連なるものがある。これを様式美とするか、どうかなんだけど。(でもこれは聴きどころ満点)
阿部薫/「光り輝く忍耐」
映画「エンドレス・ワルツ」でもこのアルバムからの音が使用されていたが、まだ23,4歳頃の阿部薫の演奏である。音を聴くだけで「早死にするわな」って思う。全生命力が音に宿ってるのだ。一度は聴いてみてほしい、阿部薫の演奏を。「なしくずしの死」なども薦める。(映画はフェダイン@渋さ知らズの不破さんや灰野敬二、阿部薫役の町田町蔵だけでなく広田レオナ様の出演に全面的OKです度1000)


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