ま〜も
01.01.19幻の名盤解放同盟 追加
![]() |
マーク・スチュワート/「 元ポップ・グループのマークがエイドリアン・シャーウッドと組んだ2作目。一作目はクリエーション・レベルのメンバーらが参加しているが、この2作目ではNYのシュガー・ヒル・レーベルのバック・トラックを勤めたファッツ・コメッツ=タックへッドの連中で参加。ここでダブとパンクとヒップ・ホップが出会った。アルバム全編、ひたすら過激なエイドリアンのミックスで、ズタズタである。このアルバムに収録されている曲をライブで聴くとかなりファンクなのだが、ここではわずかにダグ・ウインビッシュのベースにその名残があるだけ。これを境にエイドリアンは「ダブ・マスター」としてより「ボディ・ミュージックの祖」となっていく。(解体度1000) |
![]() |
マイ・ブラッディー・ヴァレンタイン/「ラブレス」 なんと表現したらよいのだろう。フィードバック・ギターというノイジーな音がこんなにも綺麗だなんて。いったい何回、オーバー・ダブをしたのだろう?今や、このケヴィン・シールズの作ったギター音は、それこそ日本のヴィジュアル系のバンドでも真似してるぐらい日常的なのだが、当時はぶっ飛びましたよ。ついでにビデオ・クリップを見たときなんか、完全に「いっちゃいましたー」。このクリエーション・レーベルの経営を傾かせたほど制作費がかかったアルバム。もしケヴィン奏法が特許でも取れれば凄い金が動くだろうな。(でも早く活動再開しろよ度1000) |
![]() |
マッシヴ・アタック/「ブルー・ラインズ」 まだ、彼らがヴァージンからアルバムを出す前、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのリミックスを購入して、彼らの存在を知ったのが10年前。で、その後、このアルバムが出て一曲目のベース音でやられました。なんというかっこよさか!当時ボム・ザ・ベースらハウスの連中の音にはあまり馴染めなかったけど、マッシヴははまった。ダークという形容詞を使うのは陳腐なんだけど、ほんとダークなんだもん。根底にあるのがダブ=レゲエっていうのがアシッド・ハウスとの一番の違いか。で、インナーを見るとマーク・スチュアートやゲイリー・クレイルへのリスペクト。そりゃ俺が好きになるはずだ。クラッシュ→ON−U→マッシヴという流れ。やっぱグルーヴ+パンクだよ。(低音度1000) |
![]() |
マディ・ウォーターズ/「エレクトリック・マッド」 ちょうど、クリームとかZEPとかジミ・ヘンといったブルースの影響を受けたアーティストがシーンの主流になっていたころ、それらのアーティストに影響を与えたブルースの大物、マディ・ウォーターズが「俺もロックをやるぞ」と意気込んだかは知らぬが、ギターがバリバリの怪作となった一枚。恐ろしい事にギターとして参加しているのは、エレクトリック・マイルスに貢献した鬼、ピート・コージーなのである。ジョン・スペンサーのような轟音ブルースの原点かも知れぬ。(親父、がんばったね度1000) |
![]() |
ミニストリー/「トゥイッチ」 今はギターが前面に出たバンドですけどね、この頃はギターはいないんですわ。でも凄いノイジーですよ。もう15年以上前の作品ですけどね、エイドリアン・シャーウッドがプロデュースして、暴力的な音のみ。これが後にデトロイト・テクノに影響を与えるんですわ。終盤に至ると、もう人間味ゼロですよ。徹底的に破壊して、何もかも無くなってしまって、真っ白になっちゃいます。草木も生えぬ死のみがあるというか。これとフィータスが同時期に出てきたというのがおもしろいですねー。インダストリアル・ロック・ファン必聴の問題作(ペンペン草も生えん度1000) |
![]() |
マスター・ミュージシャンズ・オブ・ジュジューカ/「 モロッコの伝統音楽集団。ブライアン・ジョーンズ、ウイリアム・バロウズ、オーネット・コールマンを魅了した「激ヤバ」な音。とにかくヤバイの一言。バロウズは2000年の歴史を持ったロックンロールだと言ったらしいですが、頭くらくらしますよ。ピンピン言ってる弦楽器と、ピョロピョロ言う笛と、思いっきり怪しく聴こえるコーラスと太鼓群。あまり他人に聞いているところを見られたくない怪しさがありますよ。これはビル・ラズウェルが現地で録音したもの。ちょい探しにくいので、まずはタルヴィン・シンと共演した新作が国内盤で出てるのでそれから言ってみよう。(憤死度1000) |
![]() |
マテリアル ビル・ラズウェル、後にレッチリのプロデューサーとして有名になるマイケル・バインホーン、ルー・リード・バンド、スクリッティ・ポリッティで知られるフレッド・マーの3人を中心に様々なジャンルのアーティストによる異種交配を行うユニット。いわゆる80年代のNYで起こったパンクとジャズとエスノの融合の代表作。その後、ビルはハービー・ハンコックのプロデュースで一躍時代の寵児となる。そして、あの無茶で失敗も多いプロデュース業に突き進んでいく。でも饒舌なビルのベースはここではかっこええ。(この次のアルバムでは素人だったホイットニー・ヒューストン参加度1000) |
![]() |
マリーザ・モンチ ブラジルの若き女性シンガー。その3作目。前作より「手がけたアルバム全部傑作」でお馴染みアート・リンゼイがプロデュース。前作がサンバ路線なら、このアルバムはボサノバ路線かな。ヴェルヴェッツの「ペイル・ブルー・アイズ」の涼しげなカバーだけでも聴く価値大。この次のライブ盤も傑作。(すげー美人だってさ度1000) |
![]() |
Mr.バングル ザッパのマザースがヘヴィ・ロックやってる。そんなアルバム・フェイス・ノー・モアのリード・ヴォーカルだったマイク・パットンが結成したユニットの1ST。ジョン・ゾーンがプロデュースしており、その影響で「曲調がめまぐるしく変わる」という曲が多い。もっともマイク・パットンというヴォーカリストが基本的に表現の幅が広い声の持ち主ゆえに展開できるという感じ。(これで来日してよパットン度1000) |
![]() |
三上 寛/「ひらく夢などあるじゃなし」 シーザーと同じく「怨念の歌手」。怨歌。三上の歌詞は散文というにはおもしろすぎる。そして、「ねぶたビート」に乗る叫び声。ビーフハートが日本にもいた!これは「宇多田ママ」の代表曲の三上流の歌詞によるカバーを収録。遠藤ミチロウのファンは絶対に聴け!縄文パンクの元祖はこれだ!(響け電気釜なんて歌詞、かける人は世界にビーフハートと三上ぐらいなもんだ度1000) |
![]() |
マジカル・パワー・マコ&灰野敬二 天才。しかも二人。この「マジカル頭脳パワー」みたいな名前の人。多重録音の鬼にして、日本のアヴァンギャルドの草分け。故武満徹が絶賛したのは彼が10代の時。あらゆる民族楽器とシンセ、ファズ・ギター(サスティンが効いて気持ちええ)、そして灰野のヴォイス。このとんでもない組み合わせの音源が発表されたのはまだ、7,8年前。もはや入手不可。見たら絶対に買え(もちろんマコの1枚目も大傑作!度1000) |
![]() |
ミスティック・リべレーション・オブ・ラスタファリ ナイヤビンキの傑作。ジャマイカのラスタファリズムの中でも、山の中で原始共産制的な生活してる人たちの「祈り」の音楽。低音のパーカッションとコーラス。もちろん全てアコースティック。ダンスホール・スタイル・レゲエとは正反対。こっちの方が好きだなー。ダブにはこっちの方が近い。(で、彼らはまだやってるんですかね?度1000) |
![]() |
マックス・ローチ 公民権運動どっぷりな一枚。ローチのスネア・ロールとハイハットは革命的なもんだが、ここでは革命を歌ってしまってる。当時の妻であったアービー・リンカーンに自由を歌わせていて、「熱いねー」なんて軽軽しく言えないのだが、ジャズが「熱かった」10年間のスタートを切った一枚。フリー・ジャズではないのだが、そこらの垂れ流しフリー・ジャズよりフリー(うーん輸入盤では見ないねー度1000) |
![]() |
ミュート・ビート 日本のダブの曙。でも出てきた時はおしゃれなバンドってイメージでした。ウォーターフロントのバンドって感じで。バンドのメンバーにダブ・ミキサーがいるというのも結構驚きました。小玉和文のメロディーは童謡のように聞こえて郷愁にかられます。これは名曲ばかりで大好きなんですが全く古さを感じさせません。個人的には音楽って空間芸術なんだと教えてくれた大切な一枚(再結成ってあったら最高なんだけど度1000) |
![]() |
メレディス・モンク NYのヴォイス・パフォーマー。インディアンのシャーマンやらなんやらの発声法を屈指。で、これヤバいです。とんでもなくヤバい。ピアノと声だけですけどね。一人で聴かない方が良いかと思います。彼女はこの一枚が一番パフォーマンス色が薄くておもしろいです。(これもECMなんだよびっくりだね度1000) |
![]() |
ミュージック・リべレーション・アンサンブル ジェームス・ブラッド・ウルマー。以前雑誌にあるレコード屋店主のコメントで「店で万引きされました。聴きたい気持ちはわかるが、買いたくない気持ちもわかる」という内容。そりゃ、怖いわなー。今みたいなノン・ジャンルの音楽が受け入れられる時代じゃなかったもん。で、これ。フリー・ファンクの大傑作。参加メンツも完璧。シャノン・ジャクソンだもん。(2ndは失敗作だけどね度1000) |
![]() |
マーク・リボー ヤクザ・ギター、キューバン・ギター、キャプテン・ビーフハート・スタイル・ギター、そしてトム・ウエイツ、エルヴィス・コステロのバック。ヘタウマ・ギターの頂点。で、自身のユニットのライブ盤。これがかっこええんだ。アイラーのカバーも収録。ダブル・ドラム、ダブル・ギター、ベースはソウル・コフィングのセバスチャン・スタインバーグ。来日公演(見たよ)の音源も収録。(頭薄くなってた度1000) |
![]() |
マニュエル・ゲッチング これが元祖ハウスなのだ。ミニマル的な繰り返し。アシュラ・テンプルのマニュエルの革命的一枚。全ての「意味」から抜けて「記号」と化した音。情とか抜けて、ただ音のみ。ひたすら60分間で一曲。魂のこもった演奏、歌というが、最後は、感情から解放された一音が勝つと思う。(でも最後まで聴くのはつらいっす度1000) |
![]() |
モグワイ UKから今、こんなバンドが出るとは思っても見なかった。UKにデレク・ベイリーいう即興演奏家がいますけど、なんか、その遺伝子がここにあるって感じますわ。全く違う音楽でも、このバンドにはベイリーが試みたノイズと「間」がありますわ。そして、それだけで終わらせず、ロック的な高揚感がある。良いバンドだわー。(フジの時に酔いつぶれていたので見れませんでした度1000) |
![]() |
マグマ フランスを代表するバンド。クリスチャン・ベンダーいうドラム&ヴォーカルの奴がリーダー。で、彼ら「コバイア語」っていう言語を発明して、それを歌詞にしてるんで、何を歌ってるのかは知りません。辞書が出てたみたいですけどね。基本的に一曲が長いプログレですが、ジャズ的展開ですね。コーラスは多人数で分厚い。吉田達也が無茶影響を受けていますよ。(笑って聴きます度1000) |
![]() |
ムタンチス ブラジルのバンドです。なんかね、怪しいのですよ。サイケデリック・ブラジリアン・ロック。全く違うタイプの音楽のようだが、個人的にはJ・Aシーザーと同じ物を感じてます。コーラスとか、リズムへの取り組み方なんかが。類型的なボサノバやサンバが苦手という人はこれなんか良いと思いますよ。(で、この後プログレになったらしい。このバンド度1000) |
![]() |
幻の名盤解放同盟/「お願い入れて」 全編、ただただ感心するばかり。こんなにも日本の歌謡曲とはおもしろいものだったのか。とにかくあまりにもハイブリットな音楽性に驚くばかり、笑うばかり。ラストを飾る「東京ラリラリ」のコーラスを聴いたなら、一生忘れられなくなること間違い無し。(採点不可) |
![]() |
マイルス・デイヴィス/「オン・ザ・コーナー」 70年代の初期、通称エレクトリック・マイルスは、まさにリズムの革命だったと思う。ファンク・ベースにロック・ビートとディストーション・ギター、ラテン・パーカッションといった様々なビートが渾然一体となり、おまけにマイルスのナイフのようなトランペットと、オルガン。特に、このアルバムは世界初のドラムン・ベースだと断言する。もちろん他のアルバムも聴くべし。特に「イン・ア・サイレント・ウェイ」「ビッチッズ・ブリュー」「パンゲア」「ダーク・メイガス」「アガルタ」は凄すぎる。ロック度満開なのは「ジャック・ジョンソン」。(革命度1000) |