フロリダスッポン

1歳の頃 フロリダスッポン 金魚を追いかけています

96/10/11  撮影

フロリダスッポン   ダンデ   性別不明

カメの飼育年数 1年2ヶ月 2年11ヶ月
甲長 センチ 13.5 19.0
体重 グラム 330 650
  96/10/11 98/07/20


カメの中でもスッポンの類は独特の存在です。水中生活に適応して行動も敏捷、また性格が荒い面もあって飼い主でも噛むとか。一方養殖も盛んで、ご存じのように食用・薬用にもなります。一見簡単に飼えそうですが個人の環境ではその過敏な皮膚構造ゆえに太陽光の不足から病気になったりしてなかなか育てるのは難しかったりします。何とか育って欲しいですね。このスッポンはオスで30センチ、メスでは60センチにもなるそうです。

2001年5月6日撮影 久しぶりの記録。よくここまで病気もせずに育ってくれました。

 

飼い方など

飼い方に関しては、まだまだ私自身も初心者ですのでよくわかりません。いまのところは、ミドリガメと同居して同じ環境で暮らしています。でもこの共同生活もそろそろ限界のようです。だんだん気が荒くなるといわれているので、少し心配。本によると、底には細かい砂を入れるとありますが、私はふつうの砂を入れてます。ですから潜ろうととすると大変です。水の深さも、「潜った状態で長い首の先の鼻が水面に出る」というのが定説ですが、ウチではこれより水深を深くしています。

いずれにせよ、自然界から較べれば、どの疑似環境も遠く及ばないわけで、著書の定説をにわかに信じて戸惑うよりは、自分の納得できる環境で育ててみる方が獲得できる知識も多いと思います。各論を考える前に、まずはまめな水換え、太陽光の確保、餌の嗜好性を知ることなどをやって、とりあえずここまでは無事に来たようです。具体的には子ガメの飼い方を参照して下さい。
3歳になった フロリダスッポン 背中の模様がまだ残っています 98年7月20日 撮影

ミドリガメとの比較をしてみると…まず触った感じがヌルヌルしています。英語でスッポンのことを soft shell などというように、甲羅がありません。ヘリなどはクニャクニャです。そして、想像以上に首が長い。また引っ込めたときにほとんど顔が隠れてしまいます。伸縮自在。首が長いカメはそうですが、スッポンも敏捷。寝るときは深いところで完全に水中にお腹をつけて安定している感じ。ミドリガメは水面近くで、すぐに顔が出る状態で寝ます。水の多い水槽ではほとんど縦になっていますね。私はミドリガメが陸で寝るのを見たことがありません。捕食の仕方は、飲み込む感じに近くて、あまり噛みません。ミドリガメのようにくわえてから引きちぎるということをしません。それは手の形にも関係してまして、スッポンの手(前足)は泳ぐことを優先して、オットセイやアシカのようで、はっきりと指が分かれていない。視覚はミドリガメよりも劣っているようです。また新たな発見があればここに書きたいと思いますスッポンのしっぽは立派なもの 99年7月5日撮影

96/11/29 最近本来のスッポンの本能が目覚めてきたのか、砂に潜るようになりました。目が粗いので必死です。砂の深さを3倍くらい多くしました。これで少し潜りやすくなったようです。97/7/4 背中に大豆大のキズが出来て白くなっています。体が大きくなってきたので、どこかでひっかいたのでしょうか。スッポンは皮膚病にかかりやすいといわれているので心配です。98/1/30 傷も癒えて元気です。今の主食は煮干し。それとたまに金魚を与えています。随分大きくなったなあ。春には身体検査をします。水温は20−25度程度。野外ですから格差は結構あると思います。潜っている時間の方が長くなりました。

98/7/18 動きが鋭くはっきり言って持つのが怖い!上の水槽は45センチの高さがありますが、砂の高さは約10センチ、底に足をつけて鼻の先が水面に出ます。どうですか?長い首でしょう。アカミミとレッドベリーとの共同生活は今のところ平和です。たまにアカミミが生き餌を横取りしようとして壮絶なバトルになります。それにしても捕食に対する執念というか根性は大したものです。これを薬用にした昔の人の感覚が最近実感できます!


99/5/18 久しぶりに水槽の外へ出してみました。以前ほど持つときに暴れませんでした。少し大人になって落ち着いてきたのかな。そろそろ身体測定をしなくてはならないですが、尻尾などずいぶんまるまるとして大きくなった感じです。砂への潜水行動、食生活、その他大きな変化はありません。エサは週に2回くらい。レプトミンと煮干し、乾燥エビなど。もう長く生もの(肉や刺身)は与えていません。1月に大半のプレコが死んでから、水質が低下しました。やはり掃除役は必要なようです。

よく利きそうな鼻してるでしょ

99年6月28日 撮影

 

後記

この時期になると姿を見ることはほとんどなくなりますね。ずっと砂に潜っています。今はヒーターは一本です。もう少ししたら二本にしますが、そのときの方がかえって水温は高いでしょう。暖かい日の昼間は砂から出てきます。 00/12/19

もう二ヶ月以上も姿を見ていません。生きてるの・・・?えさは一週間に一度、二匹がたべた後も残る程度にしていますが、砂から出てきて食べているかどうかは全く不明です。もう片手では持てないほど身体も大きくなっています。暖かくなったら、一度身体測定をしなくては、、でも持つのが怖いですね。01/02/21

 

2001年5月6日撮影。ミントとの比較・・・うーむ、ここまで大きくなっているとはなー

初公開! これがダンデのお腹! 成長につれて激しくなると思った性格は意外と温厚になっているように感じます。以前は暴れ回ってこのようには持たせてくれませんでしたから。(2001/05/23)


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