更新履歴2002


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12月14日

冒頭句に同曲MIDIデータリンク。
クリスマス用MIDI部屋を臨時設置。


12月1日

待降節突入で冒頭句変更。

Veni,veni,Emmanuel;
Captivum solve Israel,
Qui gemit in exilio,
Privatus Dei Filio.
Gaude,gaude;Emmanuel
Nascetur pro te,Israel.

(来たれ、来たれ、インマヌエルよ、
御身の囚われのイスラエルを贖いたまえ。
そは悲しくも追放の身となり、
神の御子より遠ざかりしものなり。
喜べ、喜べ、インマヌエルは
汝がために生まれん、イスラエルよ)

待降節の讃歌「来たれ来たれインマヌエルよ」より。

ハイドン:オラトリオ《天地創造》 トーマス・ヘンゲルブロック指揮バルタザール・ノイマン合唱団&アンサンブルほか(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)
J.S.バッハ:カンタータ第153、154、73、144、181番 鈴木雅明指揮BCJ(BIS)
モンテヴェルディ:歌劇《オルフェーオ》セルジョ・ヴァルトロ指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニョ・ディ・ボローニャほか(ナクソス)
トマス・タリス:モテット、ミサ曲集 フィリップ・ケイヴ指揮マニフィカト(Linn)

広島の帰りに買いました。
J1の結果があれだったんで、トマス・タリスの《エレミヤ哀歌》聴きながら帰りましたよ。


11月22日

冒頭句を、

In memoria aeterna erit justus;
ab auditione mala non timebit.
(正しい人は永遠の記憶をとどめ、
悪い知らせを恐れることはない)

に戻す。
高円宮憲仁親王殿下のご冥福を心からお祈り申し上げます。


11月13日

MIDI部屋のヘンデル《ベルシャザル》のコーラスの締めの部分のティンパニをちょっといじる。


10月31日

容量減らしのため、MIDI部屋の何曲かを削除。


10月22日

冒頭句を、

Ich will umkehren,
dass ich sterbe in meiner Stadt,
bei meines Vaters und meiner Mutter Grab.

わたしは帰り、自分の町で、わが父母の墓の近くで死ぬつもりです)

に変更。

旧約聖書・サムエル記下19.35、37より。
大バッハのカンタータ第71番《神はわが王なり》BWV71の第2曲に引用されている。
さりげなく時事ネタ、ということで。


9月17日

MIDI部屋に一曲追加。
ヘンデルのグローリアより「聖霊とともに」。


9月11日

冒頭句を、

In memoria aeterna erit justus;
ab auditione mala non timebit.
(正しい人は永遠の記憶をとどめ、
悪い知らせを恐れることはない)

に変更。死者のためのミサ典礼文・グラドゥアーレ(昇階唱)より。
ちょっと遅れてしまったけれど、忌むべきテロの犠牲となった人々のために。


8月25日

遅ればせながら『オリ・カーン』のCD買いましたよ。
「足首太もも男の世界♪」
これだけのヴォーカリストを生み出したライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊ドレスデン聖十字架合唱団に乾杯(プローズィット)。

別室に10を追加。

ヘンデルに動き。
 オラトリオ《テオドーラ》をクリスティ&レザール・フロリサンが録音!テオドーラはソフィ・デーヌマン、イレーネはジュリエット・ガルスティアン、セプティミウスはリチャード・クロフト、ディディムスはダニエル・テイラー、ヴァレンスはネイサン・バーグ。レーベルはエラート。
 そして歌劇《リナルド》をヤーコプス&フライブルク・バロック管が!リナルドはヴィヴィカ・ジェノー、アルミレーナはミア・パーション、アルミーダはイサベル・バイラクダリアン、ゴッフレードにはローレンス・ザッゾ、アルガンテにはジェイムズ・ルーサーフォート、キリスト教徒の魔導師&アラルドにはドミニク・ヴィス。レーベルは多分、ハルモニア・ムンディ・フランス、かな。
 歌劇《アタランタ》をクリスチャン・カーニン指揮ジ・アーリー・オペラ・カンパニーが(シャンドス)、
歌劇《トロメーオ》《デイダミア》をアラン・カーティス指揮イル・コンプレッソ・バロッコが(ヴァージン・ヴェリタス)録音。

あと、ジョン・クリストファ・スミスJrがヘンデルの音楽を再構成して作ったパスティッチョ・オラトリオ《ナバル》がナクソスよりリリース。

フェリクス・メンデルスゾーン編曲のヘンデル《エジプトのイスラエル人》(1833)リリースはまだかな・・・ヘルマン・マックス指揮です。


8月15日

聖母被昇天祭。ということで、冒頭句を久しぶりに更新。

Assumpta est Maria in caelum, gaudent
Angeli laudentes; benedicunt Dominum.
(マリアは天に引き上げられたまいぬ。
御使いら喜びもて主を讃え、祝福せん)

最近買ったCDとか一気に羅列。

*メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集2(3,4番) エロイカ四重奏団(ハルモニア・ムンディ・フランス HMU907287)
*メンデルスゾーン:交響曲全集 フランス・ブリュッヘン、エド・デ・ワールト、アルノルト・エストマン、ジョス・ファン・インマゼール、クルト・マズア
(ブリリアント・クラシックス 99926   交響曲1〜5番は新録のライヴ録音、7CD)
*メンデルスゾーン:宗教&世俗合唱曲集 ゲオルク・ラツィンガー指揮レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊(アルス・ムジチ AM1117-2)
*メンデルスゾーン:八重奏曲、シンフォニア6,10番 イタリア合奏団(DENON COCQ-85112)
*メンデルスゾーン:劇付随音楽《アンティゴネー》 ステファン・ソルテス指揮ベルリン放送交響楽団、
カール・マリア・フォン・ヴェーバー男声合唱団他(カプリッチョ 10 392)
*メンデルスゾーン:詩篇、モテット集 ローレンス・エキルベイ指揮アクサンテュス室内合唱団(アコール MU 750 206 532)
*メンデルスゾーン他:ヴィオラ・ソナタ ハ短調、他 ポール・コレッティ(ヴィオラ)、レスリー・ハワード(ピアノ) (ハイペリオン CDA66946)
*J.S.バッハ:BWV1083《取り去りたまえ、いと高き方よ、わが罪を》他 マルタン・ジェスター指揮パルルマン・ド・ミュジーク、
モニカ・フリンマー、アンネッテ・マルケルト(Temperaments TEM 316020)
*J.S.バッハ:ルター派ミサ曲集1(BWV235、234) パーセル・カルテット、グリットン、ブレイズ、パドモア、ハーヴェイ他(シャンドス CHAN0642)
*J.S.バッハ:チェンバロのための協奏曲集1 トン・コープマン指揮&チェンバロ、アムステルダム・バロック管弦楽団
(エラート WPCS-10705/6)
*J.S.バッハ:チェンバロのための協奏曲集2 トン・コープマン指揮&チェンバロ、アムステルダム・バロック管弦楽団
(エラート WPCS-10707/8)
*J.S.バッハ:BWV215、195 カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮ヴィンズバッハ児童合唱団、WDRコレギウム・ムジクム
(ロンドー ROP2006)
*J.S.バッハ:モテット集 カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮ヴィンズバッハ児童合唱団(ロンドー ROP1009)
*シュッツ:ダヴィデ詩篇集1619 カール・フリードリヒ・ベリンガー指揮ヴィンズバッハ児童合唱団(ロンドー ROP1010)
*モンテヴェルディ:倫理的・宗教的な森(全曲) コンラート・ユングヘーネル指揮カントゥス・ケルン
(ハルモニア・ムンディ・フランス HMC901718.20  3CD)
*ヘンデル:歌劇《タメルラーノ》 バチェッリ、ランドル、プシェ他 トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート(AVIE AV0001 3CD)
*ヘンデル:歌劇《アルミニオ》 アラン・カーティス指揮コンプレッソ・バロッコ ジェノー、マグレーヴィ、ラベル他
(ヴァージン・ヴェリタス 7243 5 45461 2 9)
*ヘンデル:オルガン協奏曲集作品7&4 トン・コープマン指揮&チェンバロ、アムステルダム・バロック管弦楽団(エラート WPCS-10717/8)
*ヘンデル:メサイア トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート(アルヒーフ UCCA-3155/6)
*ヘンデル、他:《ヘラクレスの選択》他 ロバート・キング指揮キングス・コンソート(ハイペリオン CDA67298)
*ヘンデル:ディクシット・ドミヌス他 スコラーズ・バロック・アンサンブル(ナクソス 8.553208)
*ヘンデル:シャンドス・アンセム集(全曲) ハリー・クリストファーズ指揮ザ・シクスティーン合唱団&管弦楽団他(シャンドス CHAN0554-7)
*ハイドン:大オルガン・ミサ&マリアツェル・ミサ リチャード・ヒコックス指揮コレギウム・ムジクム90(シャンドス CHAN0674)
*フックス:レクイエム、他 ルネ・クレマンシック指揮クレマンシック・コンソート(アルテ・ノヴァ 74321 27777 2)
*ヘンデル:オラトリオ《イェフタ》 マーカス・クリード指揮RIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミー、
エインズリー、ジョージ、デンリー、エルツェ、ケーラー、グッディング(ブリリアント・クラシックス 99956  既発売のオラトリオ集よりの分売)
*パーセル:《来たれ、汝ら学芸の子よ》他 デイヴィッド・マンロウ指揮ロンドン古楽コンソート(ヴァージン・ヴェリタス 7243 5 61333 2 7)
*ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル他 ジェラール・レーヌ、イル・セミナリオ・ムジカーレ(ハーモニック・レコード H/CD 8720)
*リュリ:《ファエトン》 マルク・ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊 クルック、ヤカール、ジャンス、フシェクール、フッテンロッハー他
(エラート WPCS11351/2)
*モーツァルト:レクイエムK.626 ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮オランダ・バッハ協会(チャンネル・クラシックス CCS18198)
*カリッシミ他:《イェフタ》他 コンラート・ユングヘーネル指揮カントゥス・ケルン(ドイツ・ハルモニア・ムンディ BVCD35005)
*ベルリオーズ:歌劇《トロイ人》 サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団&合唱団、
ヘップナー、デヤング、ラング、ミンガルド他(ロンドン響自主制作CD、LSO 0010 ライヴ、4CD)
*ベルリオーズ:歌劇《トロイ人》 ラファエル・クーベリック指揮ミラノ・スカラ座 デル・モナコ、シミオナート、コッソット他
(MYTO RECORDS 3 MCD 021.256   1960年5月30日ライヴ、イタリア語台本)
*カーゲル、トルミス他:20世紀の男声合唱曲集 マッティ・ヒョッキ指揮ヘルシンキ大学男声合唱団、タッラ・ヴォーカル・アンサンブル
(フィンランディア WPCS-5939)
*ロッシーニ、ラインベルガー、グスタフソン他:19〜20世紀の男声合唱曲集 ユルゲン・ファスベンダー指揮カンタービレ・リンブルク
(カルス Carus83.115)

・・・・・・・・疲れた。これぐらいでやめときます。まだありますが・・・
つーか買いすぎだろ。

ブリリアント・クラシックス侮るべからず。レーゲンスブルクは少年の声が大人びていてセクシー、女性におすすめ(ホントかよ)。
ヴィンズバッハのシュッツは予想通りイイ。カントゥス・ケルン、ブラボー。
タメルラーノはやっぱり名オペラだなあ。タメルラーノが慈悲を見せるまでは救いようのない悲劇へ一直線!てところが。
クリード、RIAS&ベル赤(<ベルリンの赤い雨ではなく、ベルリン古楽アカデミーの略。ウソ)はヘンデルをもっとやってほしい。
トロイ連発。あとはガーディナー&ORRでやってほしいなあ。
20世紀の男声合唱は、イッてるのも多いが味もある。ヴォーン・ウィリアムズのは日本人に受けそう。


7月9日

もし↓の人が代表監督だったら、代表の試合はいつも満員!!欧州遠征ではどのようなチンケな練習試合だろうが世界中から人が集まる!ゲームが始まったら途端にいなくなるかもしれないが!

カーン様のうた「足首太もも男の世界」を歌っているのが、あの大バッハゆかりのライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊出身者と知って、ドイチュラント文化の懐の深さを実感している今日この頃です。


7月3日

W杯も終わって、やっとこっちもちょくちょく更新できそう。

日本代表監督、ジーコ有力!?おいおい大丈夫かよ!!彼は鹿島で総監督経験はあるけど監督としてはほぼシロートに近いんでは?
いくら神さまとはいえそんなのに任せて大丈夫か?ジーコに頼むくらいなら・・・次はドイツ大会だろ・・・

カルロス・クライバーの方がマシだァァァァッ!!

で、試合開始前にブラームスの2番とかモーツァルトの《リンツ》とかベートーフェンの7番とかやってもらうわけよ。もちろんバイエルン国立管を呼んでな!
そしたらぜったいオレ行くね!!!!


5月28日

別室6の、《フィンランディア讃歌》の作詞者を思いっきり間違えていたので訂正。


5月20日

そういえば19日は聖霊降臨祭だった。遅ればせながら冒頭句を変更。

Der uns das Wort, das herrliche, gelehret,
giebt uns den Muth, es freudig kund zu thun.
(わたしたちに素晴らしい言葉を教えてくださったあの方が、
喜びもてそれを宣べ伝える勇気をわたしたちに与えてくださる)

聖霊降臨の情景を描いたリヒャルト・ヴァーグナーの《使徒の愛餐》より、最後のクライマックスを形成する大合唱の冒頭。
男声合唱と12人のソリスト(十二使徒)、管弦楽を擁する珍曲。
EMIからミシェル・プラッソン指揮のが数年前に出てるので、物好きの方は探してみられてはいかがか。


5月19日

《エリヤ》《聖パウロ》室内楽曲のディスコグラフィーに追加。
やっとこ弦楽四重奏曲買った。でもジュリアード買ったあとでアルバン・ベルク見つけてちょっとしまったと思ったり思わなかったり。


5月9日

昇天祭。冒頭句を、

Ihr Maenner von Galilaea,
was stehet ihr und sehet gen Himmel?
Dieser Jesus, welcher von euch ist aufgenommen gen Himmel,
wird kommen, wie ihr Ihn gesehen habt gen Himmel fahren.”
(ガリラヤ人たちよ、何ゆえ天を見上げて立っているのか。
あなたがたより離れ天に上げられたイエスは、
昇天されるのをあなたがたが見たのと同じありさまで、またおいでになる)

に変更。新約聖書・使徒言行録(使徒行伝)1章11節より。

《エリヤ》を買いました。ドホナーニと、カール・リヒター指揮のやつを。ともに怪しげなレーベルでしたが・・・
エリヤは異教のバアル神の祭司を皆殺しにした、「火のような」預言者。
最近のイスラエル付近の情勢をかんがみると、この《エリヤ》の連発はまさかユダヤの陰謀か?とか思ってみたりなんかして。


3月31日

復活祭。冒頭句を

“Maria!”(マリアよ!)
“Rabbuni!”
(ラボニ!)
“Ruehe mich nicht an,
denn ich bin noch nicht aufgefahren zu meinem Vater...”

(われに触るるな。われいまだ父のみもとに昇らぬゆえなり)

に変更。
マグダラのマリアと復活したイエスの会話より。
「われに触れるな」という言葉は、「ノーリ・メ・タンゲレ」というラテン語表記で特に有名。
ラボニとは、「師よ」という意味。ドイツ語表記では、「ラブニ」となっている。


3月29日

イエス受難の聖金曜日。冒頭句を

O Lamm Gottes unschuldig
Am Stamm des Kreuzes geschlachtet....

(おお、神の小羊、罪なくして十字架の上にほふられたまいし御方よ・・・)

に変更。J.S.バッハの偉大なる《マタイ受難曲》、冒頭合唱のリピエーノ・ソプラノのコラールより。


3月24日

今日は、受難週に先立つ「枝の主日」。イエスのエルサレム入城の日、ということで、冒頭句を、

Benedictus qui venit in nomine Domini!
Hosanna in excelsis!
(祝福あれ、主の御名によりて来たる者に。いと高きところに、ホサナ)

に変更。ミサ典礼文の「ベネディクトゥス」より。


2月8日

先日京都に行って「シエナ美術展」などを見に行った帰りに、

*ラモー:歌劇《ダルダニュス》 エインズリー、コジェナー他、ミンコフスキ指揮ルーヴル宮音楽隊(アルヒーフ)
*ヴィヴァルディ:オラトリオ《勝利のユディタ》 コジェナー他、デ・マルキ指揮アカデミア・モンティス・レガリス(オーパス111)
*クロイツァー:男声のためのパート・ソング集 ジングフォニカー(cpo)
*モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626 シュペリング指揮コルス・ムジクス・ケルン、ノイエ・オルケスター他(オーパス111)
*J.S.バッハ:カンタータ第148、48、89、109番 鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS)
*日本管弦楽名曲集(外山雄三、近衛秀麿、伊福部昭、芥川也寸志、小山清茂、吉松隆) 沼尻竜典指揮東京都交響楽団(ナクソス)
*ラインベルガー、メンデルスゾーン、コルネリウス:男声合唱によるロマン派教会音楽集 メッテルニヒ指揮コレギウム・ヴォカーレ・リンブルク(Carus)

*メンデルスゾーン:オラトリオ《キリスト》、プッチーニ:《グローリア・ミサ》 ブッダイ指揮マウルブロン室内合唱団他(K&K)

を買った。
《ダルダニュス》は、トロイア王家の祖・ダルダノスを主人公とする歌劇。ミンコフスキの斬れ味抜群の指揮っぷりが爽快。
《勝利のユディタ》は、ヴィヴァルディの手兵だったピエタ女子孤児院のメンバーによる上演を想定したのか、ソリスト・コーラスとも全て女性で固めている。
ジングフォニカー最高!コレギウム・ヴォカーレ・リンブルクも暖かい音色でいいね。
シュペリングは、ジュスマイヤー版の後に、純粋にモーツァルトが書き残した部分だけを付録としておさめている。ラクリモーサの中途で終わってしまったセクエンツィア、そしてオッフェルトリウムが、断片的に書き込まれていた器楽パートを伴って演奏され、ほかの誰の手も入っていない「モーツァルトの」レクイエムを堪能できます。もちろん、セクエンツィアを締めくくると目されている16小節の断章、「アーメン・フーガ」もそのまま収められております。ラクリモーサが「あそこ」でブチッと唐突に終わってしまったのを実際聴いてみると何か心に来るものがある。これ、ライヴでやったら結構ウケるんじゃないだろうか?物好きはぜひ買え。
《キリスト》はちょっとねえ・・・・あれはイカンよ、演奏が・・・ひどい。京都・河原町三条の十字屋にはベルニウス指揮のCarus盤があったから、まともなの聴きたい人はそっち買って、お願い。

メンデルスゾーンの声楽曲の棚オラトリオ《キリスト》の欄にCD追加。


2月2日

もうすぐ立春!ということで、冒頭句を、

Komm,holder Lenz! Des Himmels Gabe,komm!
Aus ihrem Todesschlaf erwecke die Natur!

(来たれ、のどけき春よ!天の恵みよ、来たれ!自然を死の眠りから呼び覚ませ!)

に変更。ヨーゼフ・ハイドンのオラトリオ《四季》より第2曲、村人の合唱。


1月19日

盛期ルネッサンスに書かれた絢爛豪華なる大叙事詩、ルドヴィゴ・アリオストの『狂えるオルランド(オルランド・フリオーソ)』の邦訳を購入。
(脇 功訳、名古屋大学出版会、上下巻セット12,000円)

ヘンデルの歌劇《アリオダンテ》のストーリーはこの第四歌〜第六歌にあたり、
ここでは、ギネヴィア(ジネヴラ)姫を護ろうとする謎の騎士(アリオダンテ)と、姫を不貞であると告発したルルカーニオ(アリオダンテの弟)の決闘の最中、シャルルマーニュのパラディンの一人で、駿馬バイアルドを駆るモントーバンの騎士リナルドがこれを遮り、ルルカーニオを騙して姫を告発させたポリネッソの悪事を暴き、自らポリネッソとの決闘に挑む、という筋になっていた。
同じくヘンデルの歌劇《アルチーナ》の筋は、この直後からとなる。

ほんとに登場人物は多いわ、剣や魔法がバシバシ炸裂するわ、イッポグリーフォ(ヒッポグリフ)は空を駆け、「さて話は代わって・・・」の一言で場所も目まぐるしく移り変わり、秘境や中国やアフリカや、はたまた月世界まで行ってしまうわで、もうとんでもない大作だ。
基本的にはシャルルマーニュ配下のパラディンたちのお話なんだけど。
ちなみにオルランドとは、中世のロマンス『ロランの歌』でお馴染み、ロランのイタリア語形。


1月17日

冒頭句を、

Heute wirst du mit mir im Paradies sein.
(この日、汝はわれと共にパラダイスに在るべし)

に変更。ルカ福音書23:43、十字架上のイエスが同じく十字架にかけられていた隣の罪人にかけた言葉。
このテクストはJ.S.バッハの哀悼行事用カンタータ《神の時は最上の時》BWV106にも使用され、
アルトのアリア「わが霊をば汝が御手に委ねん」の後を受け、バスの独唱者によって感動的に歌われている。

7年前のこの日は、西宮の大学下宿で激しい揺れに叩き起こされた日。
会社への行き帰りには車中でルイジ・ケルビーニのレクイエム・ニ短調(男声合唱のほう)を、
帰ってからはバッハのBWV106、118b(イエス・キリスト、生命の光)、198(侯妃よ、さらに一条の光を)を聴き、
あの日、私の周りで亡くなってしまった方々を悼んだ。


1月16日

《聖パウロ》の欄に、第5曲合唱「この者はモーセと神とを汚す言葉を吐いて」の冒頭部MIDIデータ(ピアノ伴奏)を追加。


1月13日

声楽曲ディスコグラフィーにこの前買ったベルニウス盤を追加、宗教曲の棚に追加。


1月7日

冒頭句を、

Doch, Seele, nein,
Sei nur getrost in deiner Pein!

(されど然らず、魂よ、苦難のうちにありて勇気を奮い起こせ!)

に変更。J.S.バッハの顕現節後第2日曜日用カンタータ《わがため息、わが涙》BWV13、第4曲レチタティーヴォより。
出典はエレミヤ哀歌3:15。


1月5日

1月6日は東方三博士が幼子イエスを礼拝した顕現節ということで、冒頭句を、

Die Koen'ge aus Saba kamen dar,
Gold, Weihrauch, Myrrhen brachten sie dar,
Alleluja!

(サバの王ら来たりて、黄金、乳香と没薬を捧げたり、アレルヤ。)

に変更。中世ラテン語降誕節讃歌の独訳《Ein Kind geborn zu Bethlehem》(1545)の第4節で、J.S.バッハの顕現節用カンタータ《みなサバより来たりて》BWV65の第2曲コラールに使用されている。

正月ボケの頭で風呂に入っていると、ふと、

アルフォンソ10世「拳王」

というのを想像してしまった。


2002年1月1日

あけましておめでとうございます。皆様にとってこの一年が良いものでありますように。

年越しは、『ムトゥ〜踊るマハラジャ』でしたよ。あの音楽と歌と踊り、いいですよね。全然脈絡なくて。
この作品から確か空耳アワーに何本か出品してますよね。

冒頭に一句不定期に入れることにしました。
まずは新年ということで、

Singet dem Herrn ein Neues Lied.
(主に向かいて新しき歌を歌え)

詩篇149より。


2000〜2001年更新履歴&CD日記。


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