広島三矢組・組員名簿


2004年組員名簿。


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背番号 なまえ ポジション せつめい(☆は新加入)
下田崇
(シモ)
GK  ゴールキーパーをやりはじめたのは高校に入ってからだが、
ユース代表、アトランタ五輪代表に相次いで選出され、日本代表にも名を連ねた努力の人。
ボールに対する反応速度は日本ナンバーワンといっても過言ではなく、
01年2nd金沢での吹田戦のロスタイム、
アライーバの至近距離完全フリーからのヘッドを横っ飛びで弾き出したミラクルセーブは今でも語り草。
 ただ、そのセーブ能力に対してキックがいささか不正確なのが玉に瑕。
まあ広島GKの伝統といえば伝統なんだけど・・・

 昨年はJ2から唯一日本代表に選出、リーグ戦では防御率ナンバー1、さらに
サンフの被PK3本のすべてをストップ!
神ぶりにいっそう磨きがかかった。
いつも泣きそうな表情をしているが、最近はそれにも菩薩様のような神々しさが出てきた感じ。
後輩のタクトに追いつかれるかと思いきや、さらに成長して引き離した感もある。
広島の守護神は今年、どのようなスーパーセーブをどれだけ見せてくれるのか?
リカルド
(リカ)
DF 神様ズィーコのお膝元、CFZ・ド・リオから「ひとりででき太」でレンタルしてきた守備の職人。
鹿島ではボランチとしてプレイしたがいまいち大成せず、しかしレンタル先の仙台でDFにコンバートされると、
対人能力の高さと優れたカバーリングで仙台のDFラインを引き締め、J1昇格・残留に大きく貢献。
仙台ではJ1残留決定の嬉しさのあまり交通事故を起こしてしまったが、
サンフではしっかり対応して無事故で乗り切ったッ!

 レンタル一年延長で、今年も守備の要として活躍する。
仙台時代の相棒・小村も加わったことで、さらにやりやすくなったのでは。
素早いカバーリングと正確なフィードで攻撃の起点となる。
さらに9.23新潟戦のような、オーバーラップしてのゴールも期待!

 眉根に皺がよった困り顔もチャーミング。
しかもグラサンかけたらメチャかっこよくなるし。サインにも積極的に応じてくれるし、ファンサービスもいい。
2番を背負った女性サポーターもよく見かけます。
小村徳男
(オム)
DF 元日本代表。仙台からやってきた顔面戦士
その強烈なニックネームの由来についてはこちら辺りを参照のこと。
サンフでもヴィオラバージョンの横断幕が見参するのか?

 あきれるほどのヘッドの強さと対人能力の高さを誇り、
加茂時代の日本代表では主力として活躍、32試合出場4ゴールという記録を残す。
サンフ戦では鞠時代のハットトリック&オウンゴールや、
蟹時代のテルFKからのヘッドでのゴール(そのときはリカルドもゴールした!)
と、たびたび苦杯を飲ませている。
リーグ通算でもDF最多得点を誇っているセットプレイマイスター。
ゴール後に看板に跳び蹴りかますパフォーマンスも豪快で有名。
今年も見せろ!

 闘志をむき出しにして戦うファイターで、
おとなしい選手ばっかりのサンフにはよい刺激となるだろう。
警告が多いイメージがあるけど、最近はあんまりないみたいなので心配は要らない、と思う。
(去年はレッド一枚あるけど、もののはずみということで、ひとつ)

 仙台を戦力外になったがトライアウトで小野監督の目に止まり、
またサンフに帰ってきた森保普及育成コーチの勧めもあって、サンフ加入を決めた。
地元が島 根 県ということも大きかったか。
数奇な運命のめぐり合わせによりリカルドとのコンビ、再び。
運命即ち愛(ラブ)!イガーを押しのけ、ユニット再結成なるか?
外池大亮
(殿様)
MF 甲府からやってきた殿様
平塚ではFW、横浜ではFWもしくはDF、大宮ではDF、甲府ではボランチとして活躍した、
とりあえずセンターラインのポジションならどこでもできるプレイヤー。
184cmの長身を活かした空中戦の強さ、対人の強さを持ち、
甲府では倉貫と組んで中盤を走り回りハイボール迎撃にボールの散らしを行っていた。
本人は「不器用」と言うものの、頼めば何でもやってくれる、チームに不可欠なプレイヤー。
ヘッドが強いことから、セットプレイからのゴールも期待できる。

 サンフでの登録ポジションははMF。
ということは、やはり甲府での活躍が認められ、カズやサンパイオのバックアップとしての獲得か。
しかしセンターバックもFWもできるため、彼がベンチにいるだけでも戦術の幅が広がるだろう。

 人柄のよい殿様で、たびたび転封されるものの行く先々でサポーターから愛されている。
その誠実な人柄で甲府では一年でサポーターのハートを掴み、
移籍が決まると、一斉に各所でそれを惜しむ声が上がった。
その人柄をもってすれば、広島でもすぐにとけこめるだろう。
個人的に以前から好きなプレイヤーなので、活躍を期待するッ!!
駒野友一
(コマ)
MF  元U−22日本代表。
 精度の高い両足を持ち、両サイドどちらでもOK。
プレースキックも両足で蹴れるし、もちろん突破力もある。ミドルシュートも強烈だ。
こう書くと非の打ちどころがないプレイヤーだが、容貌のわりに非常におとなしく地味な性格。
攻めろー!という時でも地味にカバーリングしていたりして思わず泣かせる。
たとえるならいじめられっ子タイプ。
でもそういうところにやられるコアなファン多し。

 昨年は開幕戦のディ・モールト美しい二つのクロスから始まり、
FKアシストなども加えてアシストランクトップに一気に躍り出るも、
疲労骨折で離脱、さらに復帰してもコンディションが上がらず、
ついには靱帯損傷で全治10ヶ月の大怪我を負ってしまいリハビリの日々に。
昨年の苦戦は駒野不在がたたったと言っても言い過ぎではないだろう。

 もし無事ならばアテネを目指すU−23日本代表のサイドアタッカーとして必ず選ばれていただろうが、
今はそのことは忘れて、復帰に全力を尽くしてほしい。
そして、ボールに生命が宿っているかような弾道を描くあのクロスをまた見せてほしい。

「どうするアイフル」のチワワ飼ってます。LIFE(スポンサー)の立場は。
セザール・
サンパイオ
(サンちゃん)
MF  御存知元ブラジル代表、W杯戦士。
横浜翼組でモト山口(新潟白鳥会)とJ最強ドイスボランチを組み、
フランスでは磐田青鳥会のドゥンガと中盤を締め、ゴールも決めて見せた。
一昨年は柏に所属。サンフ戦ではCKからヘッドでのゴールを決め、身体能力の高さを見せている。

 2002終了後、各組織からオファーの嵐。とくに京都紫僧団が好条件で勧誘したが、彼は、
「将来日本を席巻するという確固たるビジョンを持った組に貢献したい」
「広島には有望な若衆が多く、彼らと共にプレイしたい。きっと楽しいと思う」

という理由からあえてJ2の広島に足を向けた。うむ!男!

 全盛時のスピードはないが、その深い読みと確実なつなぎで中盤を支配する。
どんなに苦しい時でも戦う姿勢を捨てず、最後までボールに食らいつき、さばいていく。
自らシュートに行くことはあまりなかったが、
彼の決めた山形戦の決勝ヘッド、水戸戦終了間際の同点ゴールは、ともに重要なゴールだった。
 チームが不調にあえぐ時には「J1昇格Tシャツ」を自費製作してチームメイトに配ってみんなを鼓舞し、
また試合終了後にはそれをスタンドのサポーターにプレゼントすることも。
サポーターにも非常に親しく接し、
シーズン終了後にはサポーターたちへの感謝パーティーを自費開催。
非常にアットホームで楽しい会だったらしく、
さらにこの会への抽選に漏れた人全員に、後日おわびのコメントと共にTシャツを送ったらしい。
なんていい人なんですかあなたはッ!!
サッカー選手、というか、人間の鑑です。

 7月までの契約らしいが、もっと長くいてほしい・・・しかし、第1ステージ限りで退団、
サンパウロで最後の花道、それから指導者への道を歩むようだ。
ありがとう、サンパイオ!また会いましょう!

・・・サンちゃん広島移籍、その真相は、にわかに信じられないようなものだった。
累積警告出場停止により、降格争い大詰めの広島VS柏をTVで観ていたとき、
TVを見ていた愛娘のガブリエラちゃんが、
「柏がJ1に残って、広島がJ2に落ちるの。
それで、お父さんが来年、広島をJ1に上げる手助けをするのよ!」

と口走ったのを、そのときはそれほど気には留めなかったが、
その後広島から本当にオファーがあった時にそれを思い出し、
これを神の導きと思って広島に決めた、
と退団にあたってサンちゃんが明かしたのだ。
ガブリエラちゃんは預言者ーッ!
ジョベルト・
アラウージョ・
マルチンス
(ベット)
MF バスコ・ダ・ガマから半年間の契約で引っ張ってきた元セレソン。
ちょっと前に札幌に移籍してきたが、
しばらくして「ホームシック」で無断帰国そのまま退団
という離れ業で話題をさらった。
今回の獲得に当たってもいろいろと不安の声が上がったが、
半年間契約、そして家族も連れてくる
そしてサンパイオの6番の後継者を命ずるという措置により、
可能な限り不測の事態を防ごうとする強化部の努力はいかに。

 個人能力は高く、周りが信頼できないとワンマンショウに走ってしまうこともあるが、
信頼できる選手がいればちゃんとパスは回してくれるようだ。
今のところ、ベンがお気に入りのパートナーらしい。
札幌時代はテツ&トモの「なんでだろ〜」パフォーマンスをやったように、
結構明るくてノリのいいひとらしい。見た目はけっこう怖いんですが。

とりあえずは、広島市内と吉田との往復がイヤになりませんように、
と神様にお祈り。
森崎浩司
(コージ)
MF  U−23日本代表候補。
カズの双子ので、左利き。ライバルはそのカズ(右利き)ということで、
まさに「鏡の向こうのライバル(いつかのサッカーマガジンより借用)」といった感じ。
兄より攻撃的な位置を得意とし、「得意なプレイはシュート」と言い切る。
兄のキープ力に対して彼はダイレクトプレイに優れており、ゴールに直結するプレイを好む。
 ネーミングの由来は、ミスター赤ヘル「山本浩二(昔は山本浩司だった)」から。
なので、ご家族の方々は、
浩司は8番じゃろうが」
と思っているかもしれない。

 昨年は、日本人選手としてはチーム最多の10ゴール。
しかし、必要以上に引いて守られたサンフにあって、
トップ下で使われたりFWで使われたりと起用法が一定せず、
プレイが中途半端で物足りない結果だったことも事実。
彼が器用でどこでもそれなりにやってしまうプレイヤーということもあるのだが・・・
今年は、サイドや後方でパス回しをする浩司を見たくないぞ。
ラストパスを出し、強烈ミドルを突き刺す「エース」としての浩司を見せろ。

 小さいときは警察官になりたかったとのこと。理由は、
「権力があるから」
末恐ろしいちびっこでした。
森崎和幸
(カズ)
MF  U−23日本代表候補。
 かつてのボス・エディからは「スモール・ナカタ」と讃えられ、
2000年には新人王に輝いた、「21世紀のカズ」。
ユース代表でも攻守の基点となった。
彼がいないと、
サンフの中盤は悲しいかなパスがぜんぜん回らないぞ。

 ボランチとして、中盤の底から攻撃にリズムをもたらす。
キープ力、視野の広さ、正確なパスはチーム1。運動量も増え、その質も向上。守備能力もかなりよくなった。
だが、広島の「ミスター・ナンバー」8を背負う彼には、組の中心としてのさらなる活躍が望まれる。
今年は上村がいないから、ほんとうにピッチ内でのキャプテンとしてやってほしい。

 コウジとは双子の兄弟で、こちらが右利き
二卵性双生児なのだが、見事に瓜二つ。見分けるのは至難の業。とりあえずカズには鼻の下にホクロがあるので、そこで見分けてクワさい。
双子だけあって互いに何を考えているのかわかるらしく、
ときどき電波交信でもしているかのような信じられないコンビプレイを見せる。
あと、この兄弟はランニングの時の腕の動きがちょっとへんで、いい。

 小さいときは「ラーメン屋」になりたかったそうです。
何でなんだよ。
眞中靖夫
(ヤス)
FW  得点力不足を解消するために長居桜狼会より召喚した鉄砲玉ストライカー。
運動量はピカ一。ただ闇雲に走るのではなく、ゴールに直結する走りを見せる。常に裏を狙ってるよ。
ボールを受けるや、一気に最終ラインを突き破って強烈なシュートを放つ。
そのパワフルなキック力は、FKキッカーとしても脅威の的だ。
「ハットトリック!?3分もたたずにか!」とコンスコン氏もビックリしそうな、
3分間でハットトリック達成という凄まじい記録を持つ男でもある。

 先年ちょっと諍いに巻き込まれて傷害沙汰になったが、リハビリを重ねて見事に復活、
桜狼会の昇格に大いに貢献した。
 昨年はJ1でも鹿島戦に出場してゴールを決めており、まだまだ主力FWとしていけるはず!

7月より横浜FCにレンタル移籍。兄とともに頑張れ。
10 チアゴ
(おノリヲ)
FW チアゴ・ジョルジ・オノリオ。
中国甲Aリーグ・深[土川](しんせん)よりやってきた192cmの長身FW。
長身を活かしたポストプレイとヘッド、そして裏へ抜け出すスピードを持つストライカー。
肩書きだけなら凄いFWだが、
洋ゲーの「チャンピオンシップ・マネージャー」ではメンタル面の数値が軒並み低く、
ミロ二世ちゃうんかとガクガクブルブル。
サンチャゴとなるのかおノリヲとなるのかは神のみぞ知る。
最近外国籍FWはあんまり活躍できてないので、当たりであってくれー。
11 茂木弘人
(モギモギ)
FW  昨年はU−20日本代表としてワールドユースに出場した、福島の星。
ポスト、パス、シュートおまかせ、さらにスピードもある総合力の高いストライカーで、世界を狙える逸材。
地元(福島)に近い仙台を蹴って広島へとやってきた。

 初ゴールゲット後、
「初ゴールはもっと早く取れると思っていた」
ルーキーイヤーでのA契約後、
「今年中のA契約を目指していたので、うれしい」
などと、その素朴なツラに似合わず結構したたかな面も覗かせる。
でも、声援を送ると、いちいち丁寧にはにかみながらお礼を返してくれるので、和みます。

 ほっぺが赤くて、色白。夏でも白い。そのため、暑さには弱い。
でもワールドユースで走り回っていたことから見ると、徐々に克服できているようだ。
サンフは前線からの守備を徹底させているが、昨年はそれに慣れずに迷っていた。
でも、そういうサッカーはサンフユースでもやってて、彼らは立派にこなしていた。
我慢して守備を覚えた時、いよいよ彼の才能が開花する、だろう。
12 サポーター・ナンバーのため欠番。
13 松浦宏治
(あやや)
FW 阪南大出身。元ユニバーシアード代表。
スピード・スター。「岡野2世」と呼ばれることもある俊足で、一瞬のうちに相手の裏を衝きゴールを陥れる。
スピード系の選手が少ないサンフにあって、切り札となりうる存在。
たとえるなら、磐田のカワグチ野武王のようなプレイヤーだ。
 スリートップにあってはウイング的な存在となるか。

「岡野2世」と呼ばれるからどんな野性的な奴かと思ったら、
えらく色白ではかなげ
小動物的容貌だった。
たとえるなら、フェレット。

 J2ではどこのチームも引いて守ってきたので、
スペースへの飛び出しを得意とする彼にはなかなか活躍の機会がなかった。
しかし終盤になると体の強さも出てきて試合出場機会も出てきて、
第4クール山形戦では、ロスタイム直前に自分のトラップを相手に蹴り込まれて同点に追いつかれ
ロスタイムに上村オーバーヘッドこぼれを押し込んで決勝ゴールを挙げるという、
インパクト絶大な自作自演で一気に名を売った。
 スペースの多いJ1ではいっそうの活躍が望まれる。
14 佐藤一樹
(カズキ)
MF 横浜かもめFM局より移籍してきた右サイドのスペシャリスト。
フリエ、鞠と横浜を中心に、京都や大分でも活躍していたが、
彼の人柄どおり、地味でとくに目立った評判は聞かない。
昨年は右サイドバックおよび右の攻撃的MFとして主に交代でリーグ戦7試合に出場。
つまり波戸やサンチョルさんや由紀彦のサブ。とくに由紀彦の。
セカンドステージではリザーブに入ることが多く、
特にアウェイにはほぼ全試合帯同していたことから考えると、
岡ちゃんはどちらかというと彼の守備力を高く評価していたんだろう・・・か?

 4バックの場合、服部の攻撃力を活かすために、右サイドは守備力に重きが置かれることになるだろう。
もちろん攻守両立できればいいが、駒野が帰ってこなきゃ無理な相談。
よって守備力があり、前への突破力も持ち合わせる(クロスの精度はちょっとアレらしいが)
カズキの加入となった。
 本当に地味なキャラらしいが、それもまた広島にはぴったりフィットするであろう。
とき子さんといっしょに頑張ってくれ(違)。
15 高木和正
(タカギ)
MF  さぬき出身。
スピードの乗ったシャープなドリブルでサイドを切り裂き、左足から正確なクロスを放つアタッカー。
プレイスキックも精度が高く、U−19では彼のCKからモギが決める、というシーンも見られた。
 小柄で色黒のスピード・マウス。受け答えも実に堂々とした讃岐男児(って言葉あんの?)。
イガーによれば、「ガトーショコラ」と呼ばれているらしい。

 4−3−3メインのサンフではトップ下かボランチを主に担当する。
J2ではもう相手が守りまくっていたのでドリブル突破も思うに任せなかったが、
今年はそういう心配は要らない。
みんなライン上げて攻めてくるから、裏を突くスペース充分!切り裂け。
16 リ・ハンジェ
(ハンジェ)
MF  広島朝鮮高出身の、在日朝鮮人期待の星。
その物腰と言動は誇り高きコリアの血を引くことを如実に示す、U−23北朝鮮代表の22歳。
天皇杯ではレギュラーとして全試合に出場した。

 切れ味鋭いスルーパスを武器とする司令塔タイプのプレイヤーだが、
FW、サイドバックもこなす戦術理解度の高さもある。
密集の中からでもダイレクトで前線に正確なパスを出すことができ、
さらにアンパンマンばりのサイドチェンジも繰り出すことができる。
また運動量も豊富で、中盤で広範囲にボールに絡める。
 昨年は16試合に出場。アシストやゴールも記録し、確実に一歩、歩を進めた。
まだその運動量がいまひとつ有効な動きに結びついていないが、
それがリンクした時、広島に「クワ・マークU」が生まれる。

 ラジオでしゃべるの聴いていると、なんとなく
「ケイン・コスギに似てるなあ」
と思う。
17 服部公太
(こーた、
ハム太)
MF  広島の攻撃の要。
2部陥落をささやかれていたどん底の時代から活躍、その左足を駆使してサイドからクロスを次々と撃ち込む。
その信頼は絶大で、彼の不振時も当時のボス・エディは彼をスタメンから外そうとはしなかった。
ついに復調すると、翌年(01年)はその左クロスからゴールを次々に演出。アシストランク3位に入った。
実はその年彼の足は疲労骨折を起こしていたが、
彼はJ1残留のために痛みをおして最後まで出場した。男です。
 J2陥落時は、その後遺症もあってその年満足に活躍できなかった自分を責め、
「自分のせいでJ2に落ちた」とコメントしていた。

 その反省もあったのか、
昨年はリーグ戦44試合フルタイム出場という鉄人ぶりを発揮。
二、三人に囲まれながらもドリブルで突破するという凄まじいプレイを連発し、
サポーターを熱狂させた。文句なく昨年のMVPだろう。
今年もアシスト量産、そして、
現在ろくな人材がいない日本代表の左サイドバックに名乗りを上げたい。

 「見栄晴フェイス」もずいぶんと精悍になり、男の渋さを増した、と思う。
時は人を変える。
その長髪もカールさせて金髪に染めたりしたので、
「ベルばらですね」
と言われたりもした!
昨年はめでたくも娘さんも生まれた。名前は「宇宙(そら)」ちゃん
ガンダムファンですか。
18 八田康介
(やっち)
DF  対人能力はタツをも抑えるほど高い、フィジカルに恵まれた大型DF。
だが本番には異常に強いが、練習では全くダメという困った性格なので、使いづらいのが玉に瑕。
練習では異常に強いが本番では全くダメっていう(井○口みたいなー)のよりはいいけどね。
あと、ちゃんとした指示を受ければカンペキにその通りにやってくれるのだが、
一人ではすぐにパニックになってしまうみたいなので、もっと自分で考えるプレイをお願いしたい。

 茫洋としたスケールの大きな性格で、人当たりがよくファンにも優しく接するため、
出場機会がそれほど多くないわりには人気が高いなごみ系DFである。
昨年は「対空ミサイル」としての出場が多かったが、
「跳ね返せ!」という指示を受けて出て行ったという逸話には笑った)
今年こそ「ストッパー」としての活躍を期待したい。
オムやメグたんに負けるなよ。

ギターが得意らしい。キライな色は紫らしい(おい)。
彼の姓は「はった」と読みがちだが、「やつだ」です。
19 井川祐輔
(イガー)
DF  デイヴィッド・イッカムあるいはマダムキラー井川。
コマの負傷離脱でもともと薄いDF陣が薄氷クラスとなったために、昨年吹田から助っ人として加入した。
吹田の若衆組で育った生粋の吹田人で、
U−22日本代表としてツーロン国際大会にも出場した若手のホープだが、
吹田ではおしゃれな人とか苦みばしったオッサンとかに出場機会を阻まれ、
さらにニシノに嫌われて芽が出ず。
そこを広島に呼ばれて、渡りに船とやってきた。

 スピードがあり、一対一に強くカバーリングにも長けたセンターバックで、
吹田若衆では高橋真一郎氏に超攻撃的DFとして育てられたこともあり、
オーバーラップからゴールを狙うこともできる。
 昨年はもう救世主として獅子奮迅の活躍。
9.23新潟戦で、マルクスからすれ違いざまにボールを奪ったシーンは、
03年ベストプレイと思う。
 サポーターからの残留ラブコールも効いたか、一年のレンタル延長。
ウエミのつけていた19番を背負い、守備の要としていっそうの飛躍が望まれる。
昨年の37番については、「足したら10なんで、エースナンバーかな」と言っていたが、
そういや今年も19、1+9=10。
要望出したのか?


 なんかいきなりカードとか携帯とか取り出して、
「変身!」
とか言いそうな、平成ライダー系いい男。憎いね。
声は意外と甘めなハスキーヴォイス。喋りはもろ関西系で、ノリは抜群。
長髪に戻す、とかいう話を聞くけど、短髪でもカッコイイと思うんだが。
チャームポイントはほくろ。
イガーと呼ばれるのはいやらしい。
イガイガワはOK、ユースケもいいけど、「サンタマリア」はつけないで、とのこと。

7月、期限付き移籍解除、今度は名古屋にレンタルされた。
西野とはつくづく合わないみたい。
19 盛田剛平
(モリツァ)
FW 大宮より期限付き移籍。
「モリツァ」と聞いて知らぬものはない、船越と並ぶ日本屈指の「電柱」
アジアの核弾頭と呼ばれた男・ハラヒロミの眼鏡にかなって鳴り物入りで駒大より浦和に加入、
会見で「利き足は頭です」という名文句をかましたものの、
期待に反してヘッドは不発、両足も不発。
とんだ不発弾だー!と浦和を放り出され、それから桜へレンタルされるもののここでも不発、
その年の内にこんどはJ2の川崎にレンタルされる。
リーグ戦無得点が続いていたが、京都戦で衝撃の初ゴール!
その後大宮へ移籍し、電柱役だけでなく二列目としての役割も任された。
02、03年はそれぞれ32試合(4ゴール)、28試合出場(2ゴール)と経験を積み、
そして今、J1よ、私は帰ってきた!!
モリツァ・ルーレット開始!
ある意味「森本ルーレット」以上の恐怖、かも。
モリツァのJ1初ゴールの相手は、誰だ!

加入会見で「利き足は?」と意地悪な質問をされ、
「左足にしといてください・・・『足』っていいましたよね?」
と笑ってごまかした。

キャンプではいきなり足の張りを訴えて別メニューとなり、
「やはりモリツァはモリツァか・・・」
と思わせたが、若いモンが多いこの組にあってはさすがに責任感を感じたか、
すぐに復帰し、紅白戦ではセンターFWとしてポストに飛び出しに奮闘。
「ザ・ニューモリツァ!」が見られそうな雰囲気が漂う。
キャラクターはいい味漂わせているので、いい意味での人気が得られるように気張れ。
20 大木勉
(ベン)
FW  元U−20日本代表。立派なマユ毛と高い能力を有するものの負傷がちで、
大分聖三位一体教会へレンタルされたものの全く活躍できず。
広島に帰ってきたものの誰にも期待されず解雇直前まで追い込まれ、ついに職安で職を探し始めたが、
時の監督・ニポは我慢強く使い、ついにお菓子杯の東京組戦でVゴール!
それからはクヴォとのコンビで得点を量産、レギュラーの席を獲得した。
日本で一番クヴォと息の合うプレイヤーで、
「どーやったらそれが通るん?」
と言わざるを得ないワンツーを頻繁に繰り出した。
5人くらいいる密集の中をワンツーで突破したときは悶絶しそうになったデスよ。

 その素朴な容貌からはにわかに想像しづらいが、かなりのテクニシャン。
横合いからのタックルをアウトサイドフックでひょいとかわしたり、
前にDFが詰めても細かいボールタッチで間合いを測り、一瞬のシュートコースに足を振り抜き決めてみせたり、
美しいミドルシュートを決めてみせたりする。
またボールコントロールが正確なためダイレクトシュートも得意で、
上背があるため、ヘッドでのゴールも多い。
クヴォも彼のことを「巧い」と尊敬していた。

 性格も優しく、かつてクヴォが日本代表に選出された際、
「知らない人ばかりだから行きたくない」
と嫌がっていたクヴォを心配した彼は、そのとき同時に選出されていたヤスナガに、
(彼はU−20日本代表でベンとツートップを組んでいた)
「あいつ(クヴォ)の話し相手になってくれ、頼むわ」
とお願いしたエピソードがある。

 昨年は、FWの柱として活躍。前線からのチェイスを一番忠実にこなせるプレイヤーで、
終盤ではトップ下として中盤のプレス、ボールの繋ぎを行うチームの要として君臨。
最終節・川崎戦を観に来ていたタツから、
「いつからそんなに守備するようになったのか」
と驚かれたという。
確かにゴール数には不満があるが、チームのために全力を尽くしたことは間違いない。
サンフは今年も彼の力を必要とするだろう。

なお彼の名前は、「つとむ」ではなく、「すすむ」と読みます。
21 林卓人
(タクト)
GK  U−23代表GK。
「自分のキックでゴールをアシストしたい」と語る、足に自信を持つプレイヤー。
その自負どおり、彼のキックは糸を引くように美しい軌跡を描き前線へと伸びていく。
足技のある、広島では待望のGK。

 J2陥落が決まった札幌戦で、シモの負傷退場を受け初出場。
シモを退場に追い込んだ札幌FWアイカワくんにレッグラリアート
(あるいはシャイニングウィザード)
をかまして
一躍一部(主にプロレスファン)全国区に。
で、ついたあだ名は「シャイニング林」「木村健吾」

 U−22代表としてカタール遠征を行い、正GKとして活躍。
タイ戦ではムエタイ勢を退け、
ドイツ戦では元アジアユースMVPくんのゴールを自慢のロングフィードでアシスト、
持ち味を存分に発揮。
 さらに、北九州市長杯では、
自陣からのFKを直接相手ゴールに叩き込むという超ロングシュートでゴールもマーク!!
もはやJ最強の飛び道具、といってもよかろうなのだァァァッ!!

野性味のある表情も精悍になってきた。あとはカリスマ性を身につけ、
目指せ和製オリ・カーン。
シモさんがなんかJ2でもまれていっそう成長しちゃったみたいだけれど、
GKは若いうちは我慢が大事!カゲさんとカトさんの下で地道に鍛錬せよ。
今年のサテライトは結構強くなりそうだし!
 
 体重が84s。重いキックが繰り出せそうです。エノタツなんか目じゃないですよ?
おまえら覚悟しろ!
22 大久保裕樹
(オークボ)
DF  市立船橋高キャプテンを務めた、サンフには珍しいスター・プレイヤー。
選手権では右サイドバックとして活躍するもそれだけでなく、
チーム状況に応じてFW、MFもこなし、さらにゴールやそれに繋がるプレイを決める縦横無尽の活躍。
しかも国体ではGKもやったという情報もあり、まさに文字通りの「ユーティリティー・プレイヤー」だった。

 彼が加入した年はサンフがJ2に落ちてしまったときだったが、
「僕の力でJ1に復帰させます」と言い切って迷わず広島にやってきたナイスガイ。
さらにピッチ内での素晴らしい活躍だけでなく、表彰式では優勝旗を持って突然感極まって泣き出すという、
TV的にも絵になりまくりの「華」のあるプレイヤー。
一年目からの活躍が期待されたがしかし、プロは甘くはなかった。
 サテライトではセンターバックを担当するも、プロのスピードについていけずたびたび突破を許す。
駒野の負傷で右サイドバックの出場もあり?と思いきや起用されたのはユースのハギー。
周囲の環境の変化にも悩んでいていろいろとうまくいかず、
ユース代表で呼ばれたときには「広島レベルが高かった」という、
こっちとしてはあんまりうれしくないコメントを残していた。
でも後半になると持ち前の正確なフィードに加え、対人でも頑張れるようになってきた。

 しかし今年は経験のあるベテランDFが加入し、
センターバックだけでなく右サイドバックでも起用できそうな雰囲気。
トシ、ミツとキャプテンシーのある代表クラスの後輩も入ってきたし、
これを刺激にして再起してほしい。
23 田中俊也
(トシヤ)
FW  星稜高出身。
一見して「海の男か?」と思ってしまった、意志の強そうな顔立ちに引き締まった肉体。
身長はそれほど高くないが、その頑健な身体を生かしたポストプレイ、また強引な突破ができ、
それだけでなくクレバーな動きからフリーになりゴールを奪うことのできるストライカーで、
ある意味モギと似たタイプのスタンドプレイヤーだ。
 
 昨年はまだまだプロに慣れる、という一年だったか。
身体能力は高いものを見せているので、今年はプレイの質を高めていきたい。
24 木村龍朗
(キムタツ)
MF  サンフレッチェ広島FCユース出身。
ドリブルよし、パスよし、シュートよし、フェイスよしの四拍子揃ったハイレベルなプレイヤー。
ちょっと儚げな甘いマスクの彼が滑らかにドリブル、美しくパスを出してゴール前に走り、
ボールを受けるや華麗な身のこなしから鮮やかにゲット!した瞬間、
もうスタジアムの老若男女はズキュゥゥゥンとキムタツの虜さ!
 ユース時代はエースとして活躍し、サテライトに出場してゴールを決めたことも。
「右サイドからのスローインをヒデキがヘッドで反らして入ってきたボールを胸でトラップ、
DFが詰めてきたのを感じるや左足でボールをリフト、頭上を越して後ろに回すと同時に右回り瞬転、
DFを外してシュートコースを空けるや落ちてきたボールをダイレクトボレーでゴールに突き刺すゥゥゥ!!」

という、トヨタ杯のプラティニのあれを彷彿とさせるファンタジー全開のもうたまらんちんゴールを披露。
Jユースカップでもエースとしてチームを引っ張り、苦戦が続く中ここぞというところでゴールを決め、
準優勝に大きく貢献。
 ここぞというところでゴールを決める・・・エースのオーラを漂わせる彼が、
クヴォ・タツの抜けた後の新たなる「タツ」としてチームに君臨することができるか。

 プロ入り一年目は、FWのほかにもトップ下やボランチを務めるなど、
基礎能力を上げることに費やされたか。
しかし二回病気でダウンし、そのたびにチームを離脱。大丈夫か・・・
体調管理をしっかりして、早期発見早期治療ですよ。
25 吉弘充志
(ミツ)
DF 広島皆実高より加入。
U−18日本代表で堂々レギュラーを張るセンターバック。一対一に強く、長身でヘッドも強い。
また一瞬の判断力にも優れ、正確なフィードを前線に送ることもできる。
昨年は主将として皆実を率い、選手権出場を決めベスト16進出、国見と激戦を繰り広げた。
彼は平山と互角に渡り合い、彼がつり出されたスキに平山にゴールを奪われたものの、
チームを建て直し、後半は反撃に転ずる。
敗れはしたものの、皆実はこの大会で唯一国見からゴールを奪ったチームとなった。

 青山と同じく特別指定選手に承認され、サテライトのゲームに何試合も出場。
浦和をはじめ数クラブから獲得の打診があり去就が注目されていたが、
彼の選択は地元のサンフだった。
「たとえ広島がJ2に残留することになっても、僕は広島に入るつもりでした」
男だぜ!
アジアユース、ワールドユース、そして北京五輪の主軸として、世界での活躍も期待される。

 中国新聞掲載の写真見て、
パンチ(佐藤康之)二世キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
と小躍りした人は少なくあるまい。
それはともかく、将来のディフェンスリーダとしてしっかりとクラブで、代表で、研鑽を積んでほしい。
26 高萩洋次郎
(ハギー)
MF  いわき市立植田中出身で、Jヴィレッジサッカースクール出身。
U−18日本代表。
 180pの大型ボランチで、中盤の底からゲームを構築し、
時にはドリブルで持ち上がってシュートを放つ。
その鋭いパス、ノールックかと思わせる一瞬の判断からのサイドチェンジ、
速い弾道のプレイスキック、豊富な運動量で中盤を支配する。
またボランチだけではなく攻撃的MFもこなすことができる。

 昨年、トップチームのキャンプにも帯同、そしてそのままレギュラー組に定着し
出場選手登録される。
そして、4月5日の湘南戦に途中出場、J2最年少出場記録を更新。
さらに、J1での最年少出場記録よりも早い出場ということで、現在J最年少出場のレコード保持者。


 4月29日の甲府戦では先発フル出場。慣れない右サイドバックながら、破綻なくこなした。
なんという適応能力か!そのボール扱いと鮮やかサイドチェンジで、サポーターの信頼を一気にゲット。
そして秋にはプロC契約を交わし、トップチームの一員となった。
今年はまだ高校三年生。学業との両立は厳しいだろうが、頑張れ!

 長身ながらその脚は驚くほど細く、
日本一ハイソックスの似合うサッカープレイヤーとしての評価も高い。
みなさんもチェックしてみなれ。
27 中山元気
(げんき)
FW  長身で、足元にも強い本格派ストライカー。運動量もあり、広範囲に動き回ってポストをこなす。
二度の靱帯断裂にもめげず復帰。サテライトで結果を出してトップ出場、
その運動量で沈滞化していたサンフの前線を一気に活性化させた。
疲れようと最後まで走りきるその根性には敬意を表する。

 とはいえ試合勘となるとまだまだで、「自らのゴール」を引き出す有効な動きができなかった。
ふたつのゴールもゲットしたものの、動きすぎてゴール前ではいっぱいいっぱいらしく、
シュート精度は低かった。夢中で駆け抜けた2003年、だったかもしれない。
今年は心機一転、ストライカーとして新たな一歩を踏み出してほしい。
元チームメイトの高松に負けるなよ!

ダーツの名手らしい。手のほうはいいから足とヘッドの決定率を・・・
28 吉田恵
(メグたん)
DF ハム太のバックアップ求む!ということで市原からやってきた左サイドのプレイヤー。
ヴェルディから川勝男塾に入塾して頭角を現し、
卒業して市原へ向かうとここでも活躍。プロ入り初ゴールもゲットした。
一昨年はケガで一年を棒で振ったものの、
昨年は復帰しサテライトでチームの中心として活躍。セネガル代表を破るなど奮闘したが、
トップからは声がかからず。
エースケさんらベテランを切り、若返りをはかるチームコンセプトにより戦力外になったところを、
サンフより声をかけられ加入となった。

 左サイドのプレイヤーだが、スリーバックの左ストッパーもできる。
温和で協調性が高く、さらに川勝男塾で鍛えられた精神の強さ、
そしてオシムイズムを併せ持つ。
若手のよい手本となるだろう。
彼らに日本男児の生き様(色なし恋なし情けあり)と魂(強く激しく暖かく)を注入し、
サンフの道を魁よ。
29 西村英樹
(ヒデキ)
MF 吹田電脚組若衆出身。ポジションは基本的にトップ下。
ドリブラーだが、スピードで振り切ったりこねくり回してキープするのではなく、
一瞬の判断による切れ味鋭いフェイントで突破を図る。
持ちすぎることもなく球離れが早い。ここらはさすがに名門・吹田育ち、頭がいいといったところか。
関西人だがお笑い系ではなく独りを好む孤高系らしい。公家顔なので納得できる。

 サテライトで安定した力を発揮し、リーグ戦にも出場。
もう少し経験を積めばレギュラー組入りも近い。
30 青山敏弘
(トシ)
MF 作陽高より加入。U−18日本代表候補。
中盤センターから正確なパスを左右に散らし、
時に攻めあがって凄まじいミドルシュートを叩き込む。
2年の時の選手権県予選決勝の「幻のゴール」、
3年のときの国体・東京選抜戦の決勝30mロングシュート、
いずれも一直線にゴールを射抜いた、目の覚めるような弾丸シュートだった。
 先にも挙げた2年の時の選手権県予選決勝、
自らのゴールが「世紀の誤審」にて認められず、作陽は選手権出場を逃す。
日本中の注目が集まる中、潰れることなく立ち上がり、主将としてチームを率い見事に選手権出場を果たした。
ニャーニャーニャーの猫の日生まれの柔和な顔立ちの裏に、
決して折れぬ不屈の精神を秘める闘将。

 チームでは主将としてインターハイ出場、国体でも主将として岡山県選抜を率いて3位入賞に貢献し、
選手権にも出場。
やや小柄ながら、その闘志と統率力でチームを率いることのできる存在だ。
昨年は特別指定選手としてサテライトのゲームにたびたび登場し、
プロの選手達の中で堂々とプレイしている。
先輩の大久保、同期のミツとのキャプテン・トリオでサテライトを引っ張り、
早くトップへと上がってきてほしい。

ポジションはボランチ、あるいは攻撃的MF。
31 河原正治
(マサハル)
GK  奈良育英高出身。
同年代では屈指の実力を誇る大型GKで、奈良育英の監督は、
「高校時代の実力はナラザキ¥1億円より上」
と断言する。
日本代表GK&GKコーチを次々と輩出するGK王国・サンフで、
先輩のごとき日本代表正剛ルキーパーとなれるか!?

 今年はGK三人体制、そしてタクトがU−23日本代表でチームを離れる期間が長いため、
彼にかかる期待も少なくない。気合入れろ!
32 田村祐基
(ユーキ、
タム、
タムタム)
FW ユースより昇格。
 1年の頃より公式戦に出場、豊富な運動量とキープ力で、
主に途中出場で馬屋原とのツートップを組むことが多かった。
2年の時は馬屋原のサブも、運動量を活かした前線からの献身的な守備とボールへの執着心が目立った。
ただシュートの精度が著しく低く、まるで鈴木隆行みたいな感じだった。
しかし3年になって一気に成長。それまでの長所に加えシュート精度アップ!
クラセンU−18ではスーパーサブ的役割で5ゴールを挙げ優勝に貢献、
全日本ユースでは馬屋原を押しのけセンターFWとして先発、2ゴールを挙げた。

 とにかく運動量豊富で、前線から中盤まで走り回ってボールを追うことができ、
キープ力がありポストプレイもできる。フィジカルを活かした突破力もあり、
強引なドリブルからシュートを放つことができる。小野サッカーにぴったりのFWといえるかもしれない。
馬屋原の陰に隠れながら昨年一気に開花したストライカー、
これから大化けする可能性もある。ひそかに期待。
 ジュニアユース出身の選手では初の「広島の」トップ昇格選手となる。
ジュニアユース出身初のプロ選手は、福岡に加入した沖本尚之。
33 佐藤昭大
(さんま、
アキヒロ、
ショーダイ)
GK *2種登録出場選手。若衆所属、若衆名簿参照。
U−18日本代表。
開幕戦でいきなりベンチ入りを果たすなど、タクトがU−23代表やケガで不在の時は
第2GKとしてベンチに座っていた。
前への反応に優れ、精密コーチングでチームを最後尾から引っ張る。
若衆の主将でもあり、あんまりそちらを離れるのは試合経験も積めず困るということで、
京都からウエノを借りてくることとなった。これで若衆に専念できる。
33 上野秀章
(うえの)
GK 7月、京都より期限付き移籍。
カズ、コージそしてタクトらと同世代で、
その年代別代表にもたびたび名を連ねている有能GKのはず、なのだが、
なぜか京都ではくすぶっており、こんな奴の後塵を拝するなどベンチにも座れない日々。
ユース年代をよく知る小野監督や望月コーチも
「京都は何さらしとるんじゃ」
と憤慨し、林がアテネに行っている間の第2GKを彼に任せることに。
基礎能力は高く、さらにコーチングひっきりなしの「しゃべくりGK」なので、
サテライトとかで見ているのも楽しいかも。うちには声出すやつ少ないし。
結構よくしゃべるが関西人ではなく、北海道出身。
34 西河翔吾
(ショーゴ)
DF *特別指定選手。広島修道大3年。
長身を活かしたハイボールへの強さに加えカバーリング能力を兼ね備えるDFで、
ストッパーだけでなく、スリーバックの中央もこなせる。

 ナビスコにもすでに出場。不可解な判定によりイエロー二枚で退場となってしまったが、
小野監督はその後リーグ戦にもベンチ入りさせるなど高い評価を与えている。
夏季キャンプにも帯同、プロ契約も近い、のか?
34
35
前田俊介
(シュンスケ、
マエシュン)
FW *2種出場登録選手。若衆所属、若集名簿参照。
U−18日本代表。
ファンタジスタ。すでにお菓子杯、リーグ戦にも数試合出場、
新潟を翻弄し、1st最終節には磐田と対戦、最後に山西をそのドリブルでブッちぎった。
早くもサポーターの支持は絶大。
35 森脇良太
(モリ)
DF *2種出場登録選手。若衆所属、若集名簿参照。
U−18日本代表。
ミスターマッスル。超高校級のフィジカルを持ち、お菓子杯にも出場。
二人のプレッシャーにも平然とパスを回すその強さに、みんな興味津々。
36 高柳一誠
(イッセー)
MF *2種出場登録選手。若衆所属、若集名簿参照。
U−18、U−19日本代表。
7月24日のお菓子杯で初出場初先発フル出場、さらに弾丸ミドルの初ゴールも決めた、
攻めも守りも自在の万能プレイヤー。
トップではフィジカルの関係で守備はまだちょっと不安だが、攻撃センスは充分に発揮できる。
ので、FWで使ってもすごく面白いと思う。
  纉c慎一朗
(クワ、
クワシン)
MF *2種出場登録選手。若衆所属、若集名簿参照。
シャドーストライカーにしてボランチも可能という、クレバーな男。
高杉真吾
(しんご)
DF 「サンフのDFは静岡コネクションで」の不文律に伴い、静岡の強豪・南葛高から加入、4年目。
巨漢でハイボールへの対応もよく、一対一の強さもあるが、ややスピードに欠ける面も。
ウエミーをも上回るロングスローは迫力充分。そのロングスローで久保のゴールをアシストしたこともある。

2004若衆名簿

 


2003年名簿

2002年名簿

2001年名簿

2000年名簿