広島三矢組・組員名簿


2002年組員名簿。
宮崎がいなくなってしまった今年の一押しは、ナンバー2、川島シン。
昨年は、レンタル先のザルDFの面々に妬まれて出場機会を得られず。
その屈辱を胸に、今季は最初から全開だ。
・・・・とか思ってたら福岡へレンタルされてしまったよ。


戻る


背番号 なまえ ポジション せつめい(☆は新加入)
下田崇
(シモ)
GK ゴールキーパーをやりはじめたのは高校に入ってからだが、ユース代表、アトランタ五輪代表に相次いで選出され、現在は日本代表に名を連ねる。只今千里電脚組のつづきと第3GKの座をめぐって交戦中。モチヅキさんと二人三脚でさらなる向上を(とくにキック)。あとコーチングもな。
ボールに対する反応速度は日本ナンバーワンといっても過言ではあるまい。
昨年第2ステージ・金沢での千里電脚組戦ロスタイム、至近距離からのヘッドをはじき出した神業セーブには魂が震えた。

彼はいつも泣きそうな顔をしていますが、あれは地顔です。決してビクビクしているわけではありませんので、
よろしく。

でも昨年のサンフの守備っぷりには、誰がGKやってもビクビク、泣きそうになることうけあいだったけどね。
川島眞也
(シン)
DF 浦和赤面金剛会から帰還。なんで浦和はザル守備のくせに彼を使わなかったのか。
単純にヘッドの競り合いなら鹿島赤角組のアゴ田にも負けない、ハイ・タワー。
一昨年、珍しく民放で全国に放映された磐田青鳥会戦では、解説の水沼氏をして、
「叩きすぎ」
と言わしめた強烈無比のヘディングシュートを放った。これはバーを直撃、ボールは高く舞い上がったが、このこぼれを再びヘッドでゴールに押し込み、TBSの思惑を砕く広島延長Vゴール逆転勝ちの口火を切った。

昨年はセンターバックだけでなく、右サイドバックもつとめることもあった。その場合、彼は巨体のわりにスピードもあるので、すんごい重戦車ドリブルを披露することになる。エディ時代はFWやボランチをやったこともあり、見かけによらずけっこう器用。
以前AFC月間最優秀ゴールに選ばれたタツのゴールをアシストしたのはFWに入っていた彼だった(後方からのロングボールをシンが競り合いながらヘッドで落とし、タツがダイレクトボレーで叩き込んだ)。

今年はどうやらセンターバック一本でいくようだ。ウエミーの穴を埋めろ!
でもって、W杯後の日本代表候補に入ることをノルマとする。

書記長時代はそのフィジカルを買われて常にレギュラーだったが、
木村監督に代わってからはベンチにも入れず、福岡に行った若衆頭・中村さんの招聘で貸し出しとなった。
いいかげん一皮向けろよ。

彼の場合、バックになんとなくお花畑が似合いそうな気がするのだが、どうか。
沢田謙太郎
(さわけん)
MF 学生とJリーガーと、二つの顔を持つ。昨年は右サイドバックだけでなくボランチに、左サイドバックにフル回転。いずれの位置でも素晴らしいパフォーマンスを見せた。運動量、的確な守備、そしてドリブルでの果敢な攻撃参加と、その技と闘志は衰えることを知らない。まだまだ若手には負けていないぞ!
チーム最年長となった今年はどこをやるのか?

三矢組員中いちばんの良識派である。
うちの組員がTVに出るときは、日本代表経験もあって人前で喋れる、ということでウエミーとチカラがよくコンビで駆り出されるのだが(タツにはまず声がかからない)、この二人、両方ともボケ役なので、会話が収拾つかなくなる。さらにけっこう生真面目で、負けたあとは結構寒い受け答えをしがちなので(BS7の速報21に出た時とかな)、ぜひ経験豊富で喋りも達者な彼を出してほしい。彼も元日本代表なんだし。
桑原裕義
(クワ)
MF 一見人のよさそうなお兄さんだ(実際若手には慕われてる)が、グラサンかけるとりっぱな組の人に変わるらしい。
運動量と守備能力はJ屈指。いったん走り出したら、ボールを奪うまでは止まらないぞ。これでパス精度が上がれば、和製ダーヴィッツの誕生だ(でもドーピングはしてないぞ)
ひそかにリーグ戦初ゴールも狙っているらしいが、果たしてその機会は訪れるのか。
宮崎キャンプでは黒のいでたちにマフラー&グラサンというステキファッションで空港での歓迎セレモニーに臨み、今季にかける気合を強烈にアピールした。

「〜してクワさい」は、昨年の広島周辺での流行語大賞。いまや日常会話の常套句。
発展形として、「〜ですクワ?」がある。
駒野友一
(コマ)
MF ユース代表では不動のサイドアタッカーだった。U−21でもその役割は変わらず。
精度の高い両足を持ち、両サイドどちらでもOK。プレースキックも両足で蹴れるし、もちろん突破力もある。ミドルシュートも強烈だ。こう書くと非の打ちどころがないプレイヤーだが、容貌のわりに非常におとなしい性格。
ワールドユース・グループリーグ初戦、中継でアップで映った時の見事に緊張で凍りついた表情は記憶に新しい。
というわけで、その才能はまだまだ開花したとは言いがたい。

それでも守備力の向上は目覚しく、2ステではアウグストや市川&アレックスを完封したのは確かに凄かったが、彼の持ち味は、美しい弾道を描いてFWに渡る「クロス・オヴ・ワンダー」。
今年はアシスト量産を期待。
トゥーリオ
(ゆーじ)
DF DF、MFどちらもこなす。大きくて、パスがさばけ、FKも蹴れる万能ディフェンス・プレイヤー。
東京69組合神戸支部とのプレシーズンマッチ、負傷したポパの代わりにDFラインに入るや素晴らしいパフォーマンスを見せ、以後レギュラー組に定着した。若手ながらコーチングもまことに堂に入っており、風格充分
開幕戦に早くも登場し、早速ゴールもゲット。新人王争いに一番名乗りを上げ、それからもスタメンに名を連ね、4月13日には早くもA契約を結んだ。
だが組の成績不振もあり、第2ステージは新外国人のため出場機会を奪われた。ただ、ポテンシャルの高さは疑いなし。
最終ラインでリーダーシップを取れるのは君だけだ。ウエミーの穴を埋めろ。

実に頼りになる男だが、時々大ポカをやらかすあたりはフォクシー(現ウエスト・ハム)を連想させたりもする。
祖父が広島出身者の血を引く日系三世のブラジル人。
森崎浩司
(コウジ)
MF U−21日本代表。
カズの双子ので、左利き。ライバルはそのカズ(右利き)ということで、まさに「鏡の向こうのライバル(いつかのサッカーマガジンより借用)」といった感じ。一昨年末に、アジアユースからの無理がたたって疲労骨折をしてしまったが、キャンプ中に無事復帰。ワールドユースではチェコ戦に出場し、流血しながらも大奮闘。
リーグ戦ではなかなか出場機会がなかったが、福岡養蜂組合戦で途中出場、直接FKを含む2ゴールでついにブレイク!・・・と思われたが、直後の練習中にまたも骨折、残り試合出場できず・・・もっとカルシウムを摂取せよ!
ポイチさんの背番号を受け継いだ今季は、ぜひともレギュラー奪取だ。

兄より攻撃的な位置を得意とし、「得意なプレイはシュート」と言い切る。
兄のキープ力に対して彼はダイレクトプレイに優れており、ゴールに直結するプレイを好む。ただ、そのダイレクトプレイに着眼したユース代表の西村監督(現・長居桜狼会会長)は、チェコ戦で彼をボランチとして起用、キープ力のカズをトップ下に置くという通常とは逆の組み合わせを行い、成功を収めた。

今季は開幕戦でいきなり2ゴールと、今度こそ・・・と思わせたが、またも負傷で離脱。
帰ってきた、と思ったら、U−21中国戦でまた負傷、セカンド開幕に間に合わず。
でも帰ってきた横浜戦でいきなりゴールと、相変わらずの忙しい日々。

ネーミングの由来は、ミスター赤ヘル「山本浩二(昔は山本浩司だった)」から。なので、ご家族の方々は、
浩司は8番じゃろうが」
と思っているかもしれない。
森崎和幸
(カズ)
MF U−21日本代表。
かつてのボス・エディからは「スモール・ナカタ」と讃えられ、2000年には新人王に輝いた、「21世紀のカズ」。ユース代表でも攻守の基点となった。彼がいないと、サンフの中盤は悲しいかなパスがぜんぜん回らないぞ。

ボランチとして、中盤の底から攻撃にリズムをもたらす。キープ力、視野の広さ、正確なパスはチーム1。運動量も増え、その質も向上。守備能力もかなりよくなった。
だが、広島の「ミスター・ナンバー」8を背負う彼には、組の中心としてのさらなる活躍が望まれる。

コウジとは双子の兄弟で、こちらが右利き
二卵性双生児なのだが、見事に瓜二つ。見分けるのは至難の業。とりあえずカズには鼻の下にホクロがあるので、そこで見分けてクワさい。
双子だけあって互いに何を考えているのかわかるらしく、電波交信でもしているかのような信じられないコンビプレイを見せる。
あと、この兄弟はランニングの時の腕の動きがちょっとへんで、いい。
高橋泰
(ユタカ)
FW 高校時代には名門・帝京の10番を背負って国立のピッチに立ち、ルーキー・イヤーには堂々の6ゴールをマークして99年の優秀新人に輝いた彼も、ここ2年は悩みの時を過ごした。いいシュート撃ってもバーとか不可解なファウル取られたりで、なかなかブレイクできない。昨年はそれでも1ステで5ゴール奪取(東京組戦ではハット)も、2ステではベンチ要員に。

クレバーな動きとスマートな頭脳を持ち、献身的な動きもできる。上背はないが、タイミングのいいジャンプでヘッドも強い。99年のホーム・鹿島戦、アゴ田を向こうにまわしてのダイビング・ヘッドは痛快無比だった。それに、中盤でのハイボールの競り合いならはっきり言って久保より強いっすよ。
今年はストライカーナンバーの9番をつけ、タツ&ベンのらぶらぶ(はあと)ツートップを脅かすことができるかどうか。
でも始動早々、福岡移籍のコーヘー(宮崎光平)に、
「その番号似合わね〜!」
と冷やかされていた。果たしてどうなる?
10 久保竜彦
(タツ)
FW 広島の誇る「ドラゴン・ロケット」
ヤンセンやハシェックは「彼は将来必ず日本代表になる」と言い、
エディは「アウト・オブ・スタンダード(規格外)」と形容した、
昨年の第2ステージ・清水戦でその恐ろしさを改めて日本中に知らしめた、リアル・ストライカー
40メートル近い距離からの強烈なドライブ・シュートは、昨年のもっとも鮮烈なゴールといっても過言ではない。
ただ、前ボスのニポは、あれを撃った瞬間またあんな所から撃ちやがって!」と舌打ちしたそうだが。
とはいえ、ああいった「無謀シュート」は、彼の調子をはかるバロメーター。ああいうの撃ってるときはたいてい絶好調のときなので、要チェックですよ?

昨年は彼ともっとも相性のいいベンが戻ってきたことにより、モチベーションは上昇。彼との針の穴を通すようなコンビプレイは、何度もサポーターのため息を誘った。

彼は、半袖では通常の能力の半分も出すことができず、すぐに死にそうになってしまうので、夏の暑い盛りでもいつも長袖のユニフォームを着用している。ゆえに、代表でも、彼には常に長袖を支給してくれることを切に希望する。

外国はキライなので(理由のひとつは「醤油がない」)、海外移籍志向は全くない。エディ時代は恒例だったオーストラリアキャンプについても、「イヤだったでしょ」とインタビューされると、 「はい」と間髪入れずうなずいていた。

PKもすすんで蹴るようになり、また、あのロングシュートのあと、奥野先輩の息子さんの誕生を祝って「ゆりかごダンス」をするなど、なおも成長を続ける漢。ヒーローインタビューは相変わらずだけどね。
友人を大切にすることもひとかたならずで、以前ローカルTVの天皇杯3回戦の勝敗予想で、J1勢と当たる新潟白鳥会と大分三位一体教会が勝利と予想していた。理由は、
「新潟には同級生の高橋直樹がいて、大分には大木さんがいるから」
だった。大分のとこで、前川さんといわず大木さんというところがいい。

あと、彼はカレーがダイスキです。

大木を踏み台にした必殺シュート「シャイニングウィザード・ショット」を開発中との目撃情報あり。
楽しみ。
11 藤本主税
(チカラ)
MF 阿波が生んだシャコタン(あるいはチョロQ)・ドリブラー。キング・カズーを尊敬する。
ゴール後の阿波踊りはもはやお馴染み。相手に与える精神的ダメージは相当との噂。
昨年は、最初はスリートップの一角だったがどうもシステムに合わず、「守備時は中盤、攻撃時はトップ」というかなり微妙な位置にコンバート。それから紆余曲折はあったが徐々に力を発揮、しまいには「彼の調子がよければ(球離れがよければ)必ず勝てる」という攻撃のキーマンとなった。彼が動けばサンフが笑う。

何だかんだいってもドリブル・キープ力に運動量はチーム屈指、性格的にもムードメーカー、なくてはならない存在だ。

彼の場合、ピッチではあんまりシャカリキにならずに、もうちょっと力を抜いて余裕を持ってプレイしたほうがいいんではないかと私は思う。
12 サポーター・ナンバーのため欠番。
13 加藤竜二
(かとりゅー)
GK ビッグアーチにもビンビン響くその声を、すこしシモに分けてもらえんだろうかと思ってしまう。昨年、第2ステージ、東京69組合戦でシモ退場を受け途中出場、そして次節、東京69組合神戸支部戦で久しぶりにスタメン出場、勝利に貢献した。ただしわったんのロングスローに目測誤り後ろにそらして点入れられたけど。でも、スーパーセーブもあったし、勝利とあわせて相殺ということで。

5月21日、退団が発表された。タツの飲み相手としてなど、そのキャラクターでチームを陰から支えてくれた彼に感謝をささげたい。これからも頑張って!
13 鳴尾直軌
(ナル)
FW ☆人呼んで「東北の竜」。山形、仙台(ソニー)、新潟を渡り歩いて実力をつけ、それが認められて磐田青鳥会に加入、カップ戦要員として大いに期待されたが、世界クラブ選手権が思いっきりポシャったこともあってろくに出番がなく鬱々とした日々を過ごしていたところ、三矢組からレンタルの声がかかる。すぐさま荷物をまとめて広島に入り練習試合にも登場、抜け目のない動きで、「モリヤマ・ゴリ(泰行)を彷彿とさせる」と評価を上げる。福山大戦では中盤に入って2ゴールをマーク、トップ出場に向け抜かりはない。得点力不足の三矢組を救うか?青鳥会イズムも広島の軟弱モンどもに叩き込んでほしいぞ。
特徴は、長い首とすごい撫で肩。
14 山形恭平
(きょーへー)
MF ナビスコ・東京組戦で2アシストの大活躍もそれからは目立った活躍なし。とはいえ、かつて、というほど昔ではないけれど、冬の国立を熱狂させた(決勝でハットトリック!)、その煌く潜在能力は誰もが認めている。今年こそ彼のパスを、ドリブルを、シュートを、そしてゴールをトップで存分に見せてほしい。
15 松下裕樹
(アンパンマン)
MF U−21日本代表。
まんまる顔の人のよさそうな外見だが、前橋育英では、隣にいたシゲハラ(現・川崎前飾会)を丁稚のごとくこき使い、サイドアタッカーに容赦なくバシバシロングパスを放って奔走させたあげくに、自分はFKを決めておいしいところだけ持っていくといった腹黒系ボランチだった(中身があんこだけに)。
視野が広く、サイドチェンジパスを何気にパシッと通してしまう精度の高い足を持つ。地を這うミドルシュートも見物だ。昨年鹿島赤角組戦で見せたアンパンチ、今年も見られるか?
サテライトでは、周りでガンガン動いてくれるハンジェのお陰で楽できるが、トップでは自分が動かないと始まらんよ!もっと動け!
後輩も入ってきたし、手本となるべくもっとがんばってくれたまい。
16 梅田直哉
(ウメ)
FW 昨年明治大より加入。広島皆実高出身。明治に入学した1年生時にいきなり関東大学1部リーグ得点王に輝く。昨年は関東大学2部リーグで7試合2ゴールながら、相棒FWと共に2部ベストイレブンに選出された。ゴール以外でも、安定したポストプレイを見せ、攻撃を構築できる。
長身を生かしたヘッドとポストプレイもさることながら、その見事なマユ毛団子鼻もトレードマークだ。
第1ステージ、一対一を外しまくったせいか第2ステージより右サイドバックにコンバートされたが、
今年は攻撃的MF。キープ力のあるフィジカル系サイドアタッカーとして異彩を放つ。
17 服部公太
(こーた)
MF サンフのどん底からの復活にその左足で大いに貢献し、五輪代表候補に名を連ねた彼も、一昨年はやや足踏み。しかし彼は、見た目はのんきそうだが、実はメチャメチャプライド高い。その不振時も強気を通し、ついに復調。左サイドを確保した。さらに昨年はその左足が炸裂、アシストの山を築き堂々の二桁アシストアシストランク3位に入った。その後、年間通じて我慢していた両足の亀裂骨折の手術でリタイアも、素晴らしい働きだった。男だ!
でも、99年に開幕戦の会場を間違え(広スタのところをビッグアーチへ)、集合に遅刻しちゃった(しかもチカラを道連れ)、といったおちゃめなとこもある。

スティーブ・ペリマン彼のことがダイスキ☆らしく、雑誌でも彼のことを絶賛していた。
あのふわーっとしたクロスは、なんか好き。
18 八田康介
(やっち)
DF 対人能力はタツをも抑えるほど高い、期待のDF。
昨年はポパの代表招集、ウエミーの出場停止、シンの負傷という非常時の下、新潟白鳥会戦、柏太陽王戦で出場、ハイ・パフォーマンスを見せ(柏戦ではキタジにシュートを撃たせず)、レギュラー争いに参入した。
シンと同じく、右サイドバックでも使われることも。
本番には異常に強いが、練習では全くダメという困った性格なので、使いづらいのが玉に瑕。
あと、昨年は鉄人28号のごとく(背番号28だった)、ロボットのように周りの指示どおり動いていただけだったので、今年はもっと考えるプレイをお願いしたい。
ギターが得意らしい。キライな色は紫らしい(おい)。
彼の姓は「はった」と読みがちだが、「やつだ」です。
19 上村健一
(ウエミー)
DF かつては「もやし」と呼ばれた男も、今は鋼の肉体を持つ鉄人(なんかの通信販売みたいな文面だ)。キャプテンマークを左腕に、今日もロングボールを迎撃、向かい来るFWをぶっ飛ばし、ボールを鮮やかに奪い取る。彼の標的はすべてレッドカードを食らって退場、去り行く彼らの背に、「あばよ〜、とっつぁ〜ん」と彼の高笑いが響く。
昨年は日本代表に選ばれたり、トルトル君に戦犯扱いされたり、それにむっとして、怪我してるのに無理して出場してたらもっと傷めてしまったり、チームの大量失点の元凶にされたりと何かと大変な一年だった。

あと、、サンフのオモシロストライカー。ゴールのためなら、足出せ頭出せ○○○出せ♪、豪快なロングシュートから「あやしいゴール」まで楽しませてくれる。

ポイチさんが抜けたのち、組員をまとめるのは彼しかいない。真のリーダーになるべく体を張って欲しい。
しかし、大宮栗鼠との練習試合で右膝前十字靭帯断裂、全治八ヶ月で今季全休決定。
・・・モリツァ、今年はちょっと本気で呪わせていただくので、よろしく。
20 大木勉
(ベン)
FW 大分聖三位一体教会へのレンタルから復帰した昨年、当初はサポーターも誰一人として期待しておらず、途中出場しても、「何じゃ、恭平じゃのうて大木か」とばかりに冷たい視線を浴びる。しかしナビスコ・東京組戦でVゴールを叩き込んだあとは今までがウソのような快進撃。第2ステージではゴールを量産した。
タツとの相性はチーム1で、そのコンビプレイは以心伝心レベル。名づけて「らぶらぶツートップ」。
ディフェンスが5人くらいいた密集地帯の中、針の穴を通すようなワンツーで、たった二人で敵陣を切り裂いたこともあった。
さすがワールドユース出場FW、ただの「マユ毛」ではない!(ちなみにそん時の相棒はヤスナガ某)

タツとの相性ばかりがクローズアップされがちだが、本人の能力も高い。ヘッドは強いし、ボールタッチも顔に似合わず繊細で巧み。2ステ神戸戦での、後ろからのタックルをアウトサイドでのワンタッチでひょいとかわしてのゴール、同じく鹿島戦での、ユース代表アオキくんに対して細かいボールタッチで巧みに間合いを空け、空いた隙間に的確にシュート、ゴール左隅に決めたものなどは彼のうまさを端的に示している。ただタツと違って慎重なため、なかなかシュートにいかないきらいがある。もっと思い切りを。

なお彼の名前は、「つとむ」ではなく、「すすむ」と読みます。
21 林卓人
(タクト)
GK U−20代表候補GK。
「自分のキックでゴールをアシストしたい」と語る、足に自信を持つプレイヤー。
その自負どおり、彼のキックは糸を引くように美しい軌跡を描き前線へと伸びていく。
足技のある、広島では待望のGK。
守護神・シモの壁はあまりにも高いが、くじけず頑張ってほしい。
表情も精悍になってきた。コーチングも堂に入っている。ひょっとすると、近いうちに下田に追いつくかもしれない。
22 河野淳吾
(じゅんご)
DF 清水市商より昨年加入。シン、よーすけ(大分聖三位一体教会へ移籍)に続く清商よりのDF。元U−16代表で、全日本ユース制覇メンバーの一人。冬の選手権の優秀選手にも選出された。その力には疑いはない。一気に薄くなってしまったサンフDF陣を支えてくれるか。
今はヘッドが強いくらいでトップには厳しいが、リベロをこなせる頭脳を持っている。
ナビスコで初出場も、途中出場で退場してしまい試合後は泣くしかなかったが、これをバネに。
将来の夢はバロンドールらしい。今なら清水に行けば手に入りそうだね。
23 李漢宰
(ハンジェ)
MF 広島朝鮮高より加入の2年目。その物腰と言動は誇り高きコリアの血を引くことを如実に示す。メンタルはすでにプロレベル、活躍によっては早くも出場機会が訪れるか?切れ味鋭いスルーパスを武器とする司令塔タイプのプレイヤーだが、FW、サイドバックもこなす戦術理解度の高さもある。
サテライトではボランチかサイドバックに入ることが多い。
密集の中からでもダイレクトで前線に正確なパスを出すことができ、さらにアンパンマンばりのサイドチェンジも繰り出すことができる。新ボスのガジガジも注目しているようだ。
朝鮮民主主義人民共和国国籍で、将来は国家代表チームに入り、統一チームで日本代表と戦うのが夢。
ナビスコでトップ出場を果たす。

キャンプ中の練習試合では柏、市原相手に連続ゴールを挙げ、「千葉殺し」の異名を獲得。
24 西嶋弘之
(ニシ)
MF 奈良育英高より加入の2年目。「和製リトマネン」の異名を持つ。2年の時には選手権に出場、2ゴールを挙げている。高校時代はFW、ボランチの経験もあり、プレイの幅も広い。
背筋を伸ばしたままの姿勢で、来るパスをダイレクトでパシパシとはたきまくる。伸びてくれば、トップ下でゲームを構築できそう。
現在はサイドバックで守備力向上中。
「ニシ」だから背番号は24に決定<本人がそう言ってた。
25 須田剛史
(タケシ)
MF ☆前橋育英高より加入。2列目からの飛び出し&突破を得意とするタイプで、冬の選手権では、大谷圭のいない中盤の中で奮闘、対戦チームからは最要注意人物とされていた。
切れ味鋭い高速ドリブルでPAを急襲、ラストパスを繰り出す。鹿島のもとやん張りのプレイで、早くも今季の秘密兵器の予感?
高校選抜に選出され、春にはユーロ旅行に行ってきたが負傷で実力を発揮できず。巻き返しはこれから。
26 茂木弘人
(モギモギ)
FW ☆聖光学院高より加入。U−19日本代表FWで、昨年はU−17世界大会に出場、レギュラーとして活躍した。
ポスト、パス、シュートおまかせ、さらにスピードもある総合力の高いストライカーで、世界を狙える逸材だ。
地元(福島)に近い仙台を蹴って広島へ。最初はタツとベンのアツアツっぷりに愕然とするかもしれないが、まずはしっかり勉強して二人の間に割り込んで欲しい。愛は奪うもの。

練習ではウエミーのマークを受けつつもスピードで強引に振り切ったり、ゴール前に素早く詰めてゲットなど、大器の片鱗をうかがわせている。
さらに、ユタカの一年目のナンバーと同じなのが何だか期待を持たせてくれる。
U−19ではゴールを量産、チームでもトップ出場を果たした、得点力不足のサンフの期待の星。
27 中山元気
(げんき)
FW 怪我は完治。かつての同僚、名古屋八鯱会のふじたたいせーに負けじと巻き返しに燃える。横浜かもめFM局のタハラに対するライバル心も高いぞ。
「タハラ?あいつ、ゴール前で全然動かないっすよ」
これは香港ユースカップで全国に証明された。
長身で、足元にも強い本格派ストライカー。運動量もあり、広範囲に動き回ってポストをこなす。
「元気」という名前がインパクト強いので、彼の姓が「中山」であることはあまり認知されていないらしい・・・?
後輩に強力なライバル(↑)が入ってきた今季は勝負の年だ。
28 佐田聡太郎
(そーたろー)
MF ☆前橋育英高より加入。もともと中盤だったが、右サイドバックにコンバートされ、冬の選手権にも出場した。
選手権では中盤のキーマン大谷圭の不在もあってかなかなか攻撃参加できずいまいち活躍できなかったが、本来の実力はどうか。
三矢組には珍しい美少年タイプ。はたしてみんなにとけ込めるのか、そこらへんがちょっと不安。
29 西村秀樹
(ヒデキ)
MF ☆吹田電脚組若衆より加入。ポジションは基本的にトップ下。ドリブラーで、スピードで振り切ったりこねくり回してキープするのではなく、一瞬の判断による切れ味鋭いフェイントで突破を図る。
持ちすぎることもなく球離れが早い。ここらはさすがに名門・吹田育ち、頭がいいといったところか。
関西人だがお笑い系ではなく独りを好む孤高系らしい。公家顔なので納得できる。
吹田からは同ポジションに似たようなのが多いので(サキモトとか?)お呼びがかからなかったため、広島へ。
とはいえ、ここでもチカラ、キョーヘー、タケシ、そーたろーと同タイプが多いので、切磋琢磨だ。

ナビスコ杯で公式戦出場を果たし、今後の飛躍が期待できる。
30 中村祥朗
(ヨシロー)
DF ☆鹿島赤角組から大分三位一体教会に貸し出されていたが、このたびうちが借り入れ加入。
左サイドアタッカー。本来は中盤の攻撃的選手で、守備はちょっと苦手かも。
さすがに鹿島育ちだけあってボール扱いはかなり上手い。ウエミーに何かとかまってもらっているらしく(来広早々、ウエミー宅に食事に呼ばれたらしい)、組にもすんなり馴染んでいるようだ。顔的にも広島顔だし。
左右どちらでもOK、またこーたが怪我上がり&コマはU−21に徴集されるということもあり、出場機会は多そうだ。
31 ビロング DF ☆元カメルーン代表DF。192p、90sの巨体ながら、神戸の野人にも走り負けない驚異の走力を持つ。
韓国ではちょっと警察沙汰でお騒がせしたが、ちゃんと釈放されてるから無罪っすよ、無罪。でもネタにされることは確実だが。東京とかに。
ウエミーがアレなため、広島凶悪DF陣の看板を託せるのは彼しかいない。潰せ。
でもチカラの阿波踊りに参加したり、FKの前に「蹴るぞ〜」というリアクションしたり、かなり愉快なキャラ。
ただいまファン急増中。
相手が格下と見ると、とたんに余裕綽々のまったりしたプレイぶりになるのは、さすがアフリカ人といったところか。
代理人との交渉の席でかなり吹っかけられたこともあり、予算の都合でレンタルです。

どうにもプレイが周りと合わずうまくいかなかったが、英語のわかるゆーじが隣に入ってからはコミュニケーションが密になり、やっと本来の自分を取り戻しつつあるようだ。
彼自身も日本に馴染もうとしているようで、先日、アイーンを習得。たぶんやったら応じてくれるはずなので、
みんな、レッツトライ☆
32 ミロ MF ☆ブルガリアのレフスキ・ソフィアからやってきた攻撃的MF。あ、彼も予算の都合でレンタルです。
昨年は中国リーグの上海申花にレンタル移籍しており、日本に慣れるのにも時間はかからないだろう。
センターもサイドもでき、守備もOKのオールラウンドな能力を持つ。
フルネームはネスコ・ミロバノヴィッチ。登録名は愛称の「ミロ」、ということで、Jリーグ史上2人目のミロ。
前のヤツ(GKだったけど)より活躍してね。スカーレットニードル!

「ネッシー」でも面白かったが。ちなみに中国での登録名は、尼斯科・米諾瓦諾維奇でした。
代表Aマッチ2試合出場の経験を持つ。
あと髪型は花輪くん(@ちびまる子ちゃん)タイプです。
ピクシーよりもキレやすい性格で、2枚イエローで退場、出てきたと思ったらまた2枚イエローで退場で、
こっちがキレそうです。
33 尾崎勇史
(ゆーし)
GK ☆福岡養蜂連合より加入、4人目のGK。
その能力についてはいろいろと言われるが、かつてはアジアクラブ選手権決勝のピッチにも立ち、PK戦で3本を止めて磐田をアジアチャンピオンに導いた男だ。侮ってはいけない。
34 井手口純
(ジュン)
DF ☆横浜かもめFM局よりレンタル加入。
札幌に貸し出されたり、湘南に貸し出されたりしたあげくに今度は広島と、かなりの苦労人的経歴。
ゴハンだけ食べに戻ってくる飼い猫のごとき男。本来の所属よりレンタルでの期間が長いということはないよな。
それでも昨年はレンタル先の湘南で30試合に出場、1ゴールをマークさらに2つのオウン・ゴールを記録
1シーズンに2つもオウンゴールをするなど、井原二世!いやそれ以上かッ!!
でも広島では「ライン統率を任せられる」と評価は高い。さらにセントラルMFを任されるなど、結構活躍しそう。
聞いてたのと違うな。広島の水にジャストフィットしたのだろうか。つまり広島系
35 エルツェッグ
(トモ)
FW ☆クロアチアはハイデュク・スプリトからやってきた、長身頑健のポストプレイヤー。
元クロアチア代表で、以前キリンカップで来日、トルコ戦でゴールを挙げた経験を持つ。
ペルージャに在籍したこともあり、中田ヒデとチームメイトだった。
ボクシッチとかシュケルみたいなのを想像していたら、えらくアメリカンな容貌の兄ちゃん
会見では口数は少なく喋りもボソボソで、久保みたいなのがもう一人増えちゃったという感じだったが、
「私は点を獲るために生きている」
などという頼もしい発言もしてくれる。
初登場の東京組戦ではタツのパスをダイレクトでいきなりVゴール、
市原ブリーダー連合戦では高速ターンからPKゲット、タツのゴールを導くなど、
なぜかタツと相性抜群。
これぞ、『噂のFWトミーとタツ』
36 高杉真吾
(しんご)
DF 「サンフのDFは静岡コネクションで」の不文律に伴い、静岡の強豪・南葛高から加入、2年目。
巨漢でハイボールへの対応もよく、一対一の強さもあるが、ややスピードに欠ける面も。だがプロの水にも慣れ、今季の目標はレギュラー奪取。
ウエミーをも上回るロングスローは迫力充分。

2002若衆名簿

 


2001年名簿

2000年名簿