HOT LINE TITLE MIX DOWN TITLE

毎週、気になったスポーツを取り上げて、
感想とか、僕なりの意見を述べていきます。

毎週月曜日に更新します!
(深夜が多いかもね。)

五輪サッカーベスト8、審判について      
'00.9.18〜'00.9.30

サッカー五輪代表が決勝トーナメント準々決勝で破れた。結果として、ベスト8。やっぱり残念でならない。

まずは、予選最終戦となったブラジル戦。0-1での敗退ではあったけど、ヒデと森岡抜きでしっかり戦ったと思う。未だに、五輪チームのことを「ヒデ頼みのチーム」という人がいるけど、決してそうじゃないってことを証明した試合になったと思う。

で、決勝トーナメント進出は南アフリカ対スロバキアの結果次第となったけど、スロバキアが意地の勝利を納め、トルシエニッポンは予選突破となった。やっぱり、2試合できっちりと勝ち点6を上げていたのが大きかったってことだね。結果的には、スロバキアのお陰ってことになるのかもしれないけど、前に言ってたように、スロバキアだっていいチームなんだし、南アフリカに勝ったところで、何の不思議もない。マスコミは、まず南アフリカが勝つっていうようなこと言ってたけど、そんなこと頭から信じてなかったもん。だから、勝てる試合を落とさないとこがどれだけ重要かっていう結果になったんじゃないかな。

で、決勝トーナメントでのアメリカ戦。正直、1位で突破して、カメルーンと当たらなくてよかったと思った(結果的にカメルーンが金だもんね)。しかし、アメリカもいいチームだった。だてに予選突破してないよね。

先制して追い付かれるという嫌な展開。しかし、高原のゴールで勝ち越せた。でも、僕の嫌な予感はずっと続いた。そして、酒井のファウルからPK。これを決められて同点。この時点で、僕は負けを覚悟した。最終的には、ヒデがPKを外して負けたんだけど、PKまでもつれなかったとしても、勝てるっていう気がしなかった。

これは、何の裏付けもないんだけど、予感ってやつなのかなぁ。スポーツやってる人ならわかってもらえると思うんだけど、実際、自分がスポーツの試合やってるときに感じるものと似てた。「何かなぁ・・・」っていう違和感だな。

ヒデが外したことって、この大会でのヒデを象徴していたように思える。彼は自分のサイトを通して、調子が悪く無いってことを言ってるんだけど、微妙なズレみたいのはあったんじゃないかな。でも、僕らがヒデに求めるものって、「いつも通り」っていうより、「何かすごいこと」なんだろうな。とはいえ、試合の重要な部分で、しっかり顔を出しているあたりはさすがとしか言いようがないね。

とにかく負けた。この結果をどう捉えるか・・・。僕は正直言って、不満だ。彼らにはメダル、得に金色のメダルを本気で期待していたし、ここで満足してもらっては、2年後のWCが不安になる。心情的には「よくやった」って言ってあげたいけど、ある意味“勝てる試合を落とした”ってことでは、厳しく捉えようと思ってる。次のアジアカップは、しっかりと結果を残してきてほしい。

今回の五輪で、審判がクローズアップされる競技があった。サッカーにしても、アメリカ戦における酒井のファウル、高原へのチャージなど、物議を醸し出している。でも、僕のスタンスとしては、審判は絶対ということ。それって、「俺がルールブックだ」的なものなんだろうと思う。だから、審判の判定にはゴチャゴチャ言わない。それが、どう考えても『誤審』だったとしても、それが『誤審』であるかどうかを裁くのは、僕らや選手やスタッフではない。それなりの組織が裁くことである。

柔道の審判に対して、さまざまなサイトで意見が出されているけど、僕が思うのは、あれが逆の立場だったら、何て言うんだろうってこと。日本の選手に対して、「金を返上しろ」とか「はずかしくないのか」とか「くされ金」だとか言うのか? 推測ではあるが、答えはノーだ。

そういう時には、決まって「審判が出したことに対して文句言うな」っていう意見が氾濫する。結果的に、それって、サッカーでいうところのホーム&アウェーの感覚と似ていると思う。だから、今回のフランスの選手とあの試合の審判に対しての意見をインターネットで募るのはやめて欲しい(某新聞社のことだ)。こういうのって、逆の立場で物事を考えられない人達が、躍起になって意見を出す場になってしまうだろうから。

審判の不可解なジャッジも含めて、それがスポーツというものだというのが僕の意見だ。人間が競技し、人間が裁くからこそスポーツであり、それでこそスポーツたるストーリーが生まれるのだと思う。



||2000年||1999年||


||WHAT'S NEW||HEAVY ROTATION||TUBUYAKI||HOT LINE||LINER NOTES||LINK||ABOUT ME||

TOP
TOP

VOICE
VOICE
MAIL
E-mail