佐々木マリナーズへ、スポーツ選手の年俸
'99.12.13〜'99.12.21
佐々木のマリナーズ入りが正式決定した。3年契約の15億円って、すごい金額だわねぇ。何となくマリナーズっていうところが、またいとおかしかもね。まぁ、これでようやく環境も整ったわけだし、来年のメジャーリーグが今から楽しみだわ。 しかし、今や「億」という位が当たり前になったプロ野球界の年俸。5000万以上のアップでの大台突破っていうのにも、驚かなくなってしまったよね。日本人初の1億円プレイヤーである落合が、「後の人のためにも」って言って、散々球団ともめていたのなんて、もう随分昔のことになってしまったのね。 でも、落合なくして、今の年俸に対する価値観はあり得ないと思うな。あの当時、せいぜい8000万がトッププレイヤーの上限みたいな、暗黙の了解ともいえる認識があったもんね。ああやって落合が球史に残る成績を残していって、球団もその認識を改めなければならなくしたのは、彼のプロ野球界における功績の中でも、特筆すべきことだと思う。その後、石毛とかが続いて、どんどん1億円プレイヤーが出てくることになったけど、今や1億円なんて一流選手としての通過点くらいでしかなくなったからね。 そんな傾向が、今やいい方向に作用しなくもなってきたよね。ここ数年の間で、球団の収入がそれほど増えたとは思えないのに、選手に対して支払う金額だけがどんどん高騰してきている。その結果と言ったら語弊があるかもしれないけど、FA制度が導入されて、移籍選手にとてつもない高額が提示されて、一年間頑張ってきた選手に対する査定が厳しかったりして。時には小宮山のように、FA行使が現実的になってきたら、戦力外通告してみたり。 サッカー界でも、いま同じようなリストラが目立っている。プロ野球界ほど高額とは言えないけど、今年も井原や武田あたりがその対象になった。長谷川健太に関しては引退。某テレビ番組でラモスが激怒してたのを見て、その意見に全て賛成はできないと思ったけど、通告があまりにも唐突すぎるよね。 工藤がダイエーともめた時、マスコミの突っ込んだ質問に対して、「ファン不在になってしまうので」というような主旨の発言をしたと記憶してるんだけど、その意見にはすごく共感できる。

工藤も巨人、小野エスパルス？、ジュビロ優勝
'99.12.7〜'99.12.12
一ヶ月以上にわたり話題の中心だった工藤が、ついに巨人入りか・・・。しかし、長嶋監督の執念には脱帽だね。福岡へ乗り込んで、口説き落としたんだからね。 しかし、伝統ある巨人という球団の魅力なのか、スーパースター長嶋監督の人望なのか。このところのFA選手の獲得経緯を見ていると、明らかに後者のような気がするんだよね。長嶋さんが辞めたら、急にFA選手、獲得できなくなったりして。 気の毒なのは、中日。江藤に続き、工藤までもっていかれた。しかも、星野さんの天敵である、長嶋巨人に。星野さん、「逆に燃える」なんてコメントをしていたようだし、この無念は来シーズン晴らしてもらいましょう。 小野のエスパルス移籍というニュースが気になる。僕としては、やっぱり海外でやって欲しい。本人は謙虚ともとれるコメントをしているけど、“修行”っていう観点から考えれば、今のうちから海外に出て、経験を積んできて欲しい。 小野にせよ、俊輔にせよ、これからの日本サッカー界のキーマンになる人材。若い今だからこそ、五輪やワールドカップだけでなく、もっともっと国際経験を積んで、他の選手にいい刺激を与えるような存在になって欲しい。国際経験を積むというのは、何もサッカーの技術だけではなくて、サッカーそのものに対する考え方の違いとか、クラブ内での競争なんかを体感することも含まれると思う。 今、ヴェネツィアでレギュラーポジションが確保できないでいる名波が経験していることも、必ず活きてくると思うし、ワールドカップでの前評判があったとはいえ、ヒデだってセリエAのフィールドで結果を出しつづけてきたことが、今の評価になっている。彼らに続く日本人選手になってくれることを願います。 Jリーグチャンピオンシップはジュビロが制した。ドゥンガ、名波という主軸が抜けて、すっかりダメになってしまうかと心配してただけに、この結果は嬉しい限り。でも、2ステージ制って変だよね。そういう意味では、エスパルスは気の毒だな。

イチロー電撃結婚、江藤は巨人、ホースト優勝
'99.11.30〜'99.12.6
イチローが電撃結婚。ビックリしたけど、彼らしいといえば彼らしい。お相手は7歳年上 ってことだけど、貴ノ花とは全く逆の意味でピッタリだと思える。 来シーズンの成績が楽しみねぇ。彼の性格からして、今まで以上にビシッとしまったプレーを見せてくれるはず。今シーズン終盤にリタイアした分まで頑張って欲しい。目指せ7億円プレーヤーってところかな。 江藤が巨人に入団する。あ〜、せっかく阪神にと期待していたのになぁ。ってことは、来年の巨人のサードは江藤ってこと？どうも、イメージがわかない。 江藤の入団によって、長嶋さんの口から、背番号3復活宣言まで飛び出した。これは、獲得前から言ってたことなんだけど、入団会見の場で改めて言っちゃったからね。江藤よりこっちの方が楽しみかもしれない。さぁ、これで残るは工藤。中日だったらいいんだけどなぁ。 K1では、ホーストが見事に復活。“事実上の決勝”とまで言われたアーツ戦を、アッと驚く逆転劇で征したレ・バンナが優勝するもんだと思ってたから、ビックリ。そのレ・バンナを完璧にKOしたんだから、文句のつけようのない優勝だよね。 K1ファイターの中では、ホーストが一番好き。野獣性というか、爆発力はないけど、“ミスターパーフェクト”というニックネームの通り、的確かつ知的な攻撃が魅力だね。ここしばらく体調不良で、いいところが見られなかったけど、この日は、2年前の優勝の時以上に気合いが入っていたようだった。レ・バンナ戦に勝利した後、花道で雄叫びをあげていたけど、あんなホーストを見たのは、初めてだったよ。よほど限界説がくやしかったんだろうね。

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