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'99.10月版

10月第5週
「CLAPTON CHRONICLES」
ERIC CLAPTON
「点」としては聴いているんだけど、アルバム一枚通してはこれが始めて。とはいえ、ベスト盤なんだから、これも「点」には違いないんだけですけどね。
ベスト盤とは言えども、彼のキャリアから考えると、ここ最近の活動をまとめた一枚ですね。でも、僕にしてみたら、これがタイムリーに知ってる彼の姿であって、ベスト盤としては一番シックリきますね。
こういうベスト盤だから、「Layla」は当然「UNPLAGGED」バージョンで収録。オリジナルはオリジナルでカッコイイんだけど、僕としては、この「UNPLAGGED」バージョンがかなり好きですね。リズムがはっきりしてるし、いわゆる「最近」の姿しかタイムリーに見ていない僕からすれば、あの低い声の方がシックリきますね。
彼の曲で一番好きなのが、この中にも収録されている「Bad Love」。大人のロックっていう感じで、彼にピッタリの曲だと思いますね。ギターにしても、どのパートでもいい味だしてるし。 この曲、PHIL COLLINSがドラム&コーラスで参加しているんですけど、いい音だしてますよね。GENESISの時もそうだったように、ドラマーとしてより、ヴォーカルとかサウンドメイカーとして脚光を浴びることが多い彼ではありますが、やはりテクニックは抜群。この曲を支えるすばらしいドラミングを披露してくれています。
昔のことを考えると、「UNPLAGGED」とかを通して、すっかり落ち着きはらってしまいましたが、それもまた新しい魅力として残っていくんでしょうね。


10月第4週
「SONGS FOR THE BIG CHAIR」
TEARS FOR FEARS
これまた懐かしい一枚でございます。1985年にリリースされた、彼らの超ヒットアルバムです。
このアルバムの代表曲といえば、「SHOUT」と「EVWRYBODY WANTS TO RULE THE WORLD」。それぞれムードの違う曲ですが、しっかりと80年代を代表する曲として記憶に残ってますよね。そのことからも、彼らの幅広い音楽性がわかる気がします。
僕にとって、「EVWRYBODY WANTS TO RULE THE WORLD」は心の名曲なんですよね。ミーハー的に言えば、もう何もかも好き。出来過ぎって感じの曲です。曲全体を支えているキーボートとギターの微妙なバランスがたまりませんね。そして、二度の控え目のようで前面に出ている(って、どんな表現や!)ギターソロが最高。(二発目のソロは、クレジットにNEIL TAYLORと記されている。知らなかった・・・。)これまた僕にとって、名フレーズの一つです。
あと、ライブバージョンですが、「HEAD OVER THE HEELS」もイイですね。そう言えば、彼らのライブって映像でも見たことないんですよね。そんな意味でも、僕にとっては貴重なアルバムです。
しかし、このライブバージョンを含め、ホントバラエティに富んだアルバムだなぁって思います。でも、全体を通して、ズシッと彼ららしさが伝わってくる一枚です。


10月第3週
「T.REX ANTHOLOGY VOL.2 <GLAM YEARS>」
MARC BOLAN & T.REX
MARC BOLANの15周忌追悼企画として日本で編集されたベスト盤4作のうちの1枚。グループ名をT.REXと改名した後からの選曲ということもあって、全盛期の名曲がタップリ楽しめます。
「グラム・ロック」っていうジャンルの話しをするとき、必ずMARCの名前が出てくると思うんですけど、僕からすれば、そんなスケールの小さいところでは片付けられないんですよね。間違いなく、70年代ロックのスター(ヒーローというより、このスターという言葉のスケベさ加減が、僕にはしっくりくる)であり、カリスマ。後にも先にも、あの空気を出せるミュージシャンは存在しないと思うんですよね。一世一代というか、グラム・ロックは彼自身であったような気がしますね。才能を認めない訳じゃないけど、どうも僕には、DAVID BOWIEはしっくりこない。
MARCの魅力って、一つ一つの音だと思うんです。いやらしささえ感じさせる声だとか、まずウマイとは言えないギターだったりとか。その一音一音が、すべて「彼自身」だと思うんですよね。それが「THE GROOVER」とか「20TH CENTURY BOY」のようなパワフルな曲でも、「GET IT ON」のような比較的ドッシリくる曲でも伝わってくる。で、どの曲にも彼の魅力がつまってるって感じがするんですよね。これぞ、テクニック的にはコピーできても、絶対同じような空気は出せない代表格だと思います。
僕が一番好きな曲は、「THE GROOVER」。曲の頭のところで、何とも言い難い声で、「T・R・E・X」ってかけ声が入るんですけど、そこ聴いただけで曲に入り込んでしまいます。そして曲の途中で所々入るギターソロが、この曲の雰囲気を決定付けてくれますね。


10月第2週
「Temperamental」
EVERYTHING BUT THE GIRL
実際のところ、彼らのアルバムでしっかりと聴いたことがあるのは、以前取り上げた「AMPLIFIED HEART」だけだったんです。そのせいもあって、彼らのイメージって、かなりアコースティックなものでしかなかったんですよね。それが、前作をスッ飛ばして今回の新作を聴いたもんだから、ちょいとビックリ。かと言って、納得したりもしてるんですけどね。
ドラムン・ベースのビートを取り入れたりと、かなりデジタルなサウンドになったもんです。でも、何かデジタルの嫌みくささを感じさせない不思議さがあるんですよね。きっとそれは、何ともせつなさを感じさせるメロディと、その魅力を発揮し続けるTraceyのボイスが生き続けているからだろうと思います。それがあるから、変わったというよりも、進化とか、そういった言葉がしっくりきます。
「blame」とか、インスト「compression」のビートはスゴイね。しかし、驚かされてというか、圧倒されてばかりで、このアルバムの本当の魅力には、まだ気付いていないんでしょうね。実際、まだ歌詞もじっくり見てないし。
以前「missing」のリメイクバージョンには、ちょっとウンザリしましたけど、こういうのは大歓迎です。

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