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'99.4月版

4月第4週
「TWISTED TENDERNESS」
ELECTRONIC
NEW ORDERのフロントマンであるBernard sumnerと元THE SMITHSのギタリスト、Johnny MarrとのユニットであるELECTRONICのサードアルバムです。
過去の二枚のアルバムは、僕がこの二人に求めるものとはどうも違ったんですよね。かつて彼らがやっていたものの融合を求めていた僕にとっては、肩透かしくらったような感覚だったんです。しかし、今回はやってくれました。THE SMITHS時代を彷彿させるMarrの強烈なギタープレイ。そして、New Orderばりのビート。ようやくにして「バンド」としての音を聴かせてくれたという感じです。そう、僕はこんなアルバムを待っていたのです。もう「!」が10個くらいつく感動モノです。
何よりもMarrがかつてのようなギターを聴かせてくれたことが一番の感動。僕にとってMarrは、心の3大ギタリストの一人なんですよね。曲の感情がモロに伝わってくるラインを弾けるギタリストだと思うんですけど、ここしばらくの間はおとなしいイメージを受けていたんですよね。それがここに来て、一気にスパーク。やっぱりUKギターロックはこの人から始まっているんだなぁと、改めて感じました。
今やOASISやBLURが幅をきかせてますが、元はと言えば、この人たちが80年代に築き上げて土壌があってこそだと思うんですよね。そんな意味でも、このアルバムにつまったエッセンスは、貫祿そのものです。


4月第3週
「JAZZ JERSEY」
VARIOUS ARTISTS
現コーネリアスの小山田君が、フリッパーズ解散後、最初にやったMO' MUSICも参加している企画盤です。MO' MUSICの曲は、資生堂の「UNO」が発売された時のCM曲として使われてましたね。それが1992年。何とも懐かしい記憶です。
どうやら、全部カバーらしいんですけど、ソウルっぽいのあり、ジャジーなのあり、ボサノバありと、かなり"今風"なアレンジが施されてます。中でも、元スタカンのNICK TALBOTとSTIVE WHITEの「SOUL KITCHIN」は最高。これTHE DOORSの曲なんですよね。原曲は、恥ずかしながら聴いたことないんですけど、THE DOORSのニオイじゃないんですよね。クレジット見てびっくりしたくらい、ポップな雰囲気のアレンジになってます。
その他、HERBIE HANCOCKの名曲、「WATERMELON MAN」もオススメ。演っているアーティストの詳しいプロフィールを知らないが少し残念なんですけど、なんともオシャレな感じにアレンジされてます。
全体を通して見ると、非常に落ち着いて聴けるアルバムですね。こういうムードのアルバムは夜に聴くと、リラックスできてよいです。
最近、こういうリラックス系に傾倒してるな・・・。


4月第2週
「LOUDER THAN BOMB」
THE SMITHS
THE SMITHSの最後となるはずだったベスト盤です。この後、解散して10年近く経ったというにも関わらず、新しいベスト盤やシングルコレクションが出たんですけど、個人的には、どうしてそういうことするかな?って感じでしたね。あのまま、終わっていたほうが、いかにもTHE SMITHSらしかったという気がするんですけどね。ある意味、それだけ根強い「信者」が残っていた、ということなのかもしれません。
THE SMITHSって、海外のアーティストにしては珍しいと思うんですけど、アルバムから何曲もシングルカットしていくパターンではなくて、シングル主導って感じでリリースされているんですよね。アルバムはアルバムで、結構すごいペースでリリースしているし。ホント、突然現われて、嵐のように去っていったバンドであったと思います。その彼らのシングル曲を全てを網羅している訳ではないのですが、彼らの、特に後半のシングル曲、カップリング曲をじっくりと聴ける、いいベスト盤だと思います。アルバムはアルバムとして味わい、シングルはシングルとして味わう。一曲一曲に魂が込められていたことが、このベスト盤を聴いてもわかるように思います。
中でも「ASLEEP」「UNLOVEABLE」は感動モノですね。「ASLEEP」の最後に流れる、オルゴールの「蛍の光」が何ともせつないです。

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