「TWISTED TENDERNESS」 ELECTRONIC |
NEW ORDERのフロントマンであるBernard sumnerと元THE SMITHSのギタリスト、Johnny MarrとのユニットであるELECTRONICのサードアルバムです。
過去の二枚のアルバムは、僕がこの二人に求めるものとはどうも違ったんですよね。かつて彼らがやっていたものの融合を求めていた僕にとっては、肩透かしくらったような感覚だったんです。しかし、今回はやってくれました。THE SMITHS時代を彷彿させるMarrの強烈なギタープレイ。そして、New Orderばりのビート。ようやくにして「バンド」としての音を聴かせてくれたという感じです。そう、僕はこんなアルバムを待っていたのです。もう「!」が10個くらいつく感動モノです。
何よりもMarrがかつてのようなギターを聴かせてくれたことが一番の感動。僕にとってMarrは、心の3大ギタリストの一人なんですよね。曲の感情がモロに伝わってくるラインを弾けるギタリストだと思うんですけど、ここしばらくの間はおとなしいイメージを受けていたんですよね。それがここに来て、一気にスパーク。やっぱりUKギターロックはこの人から始まっているんだなぁと、改めて感じました。
今やOASISやBLURが幅をきかせてますが、元はと言えば、この人たちが80年代に築き上げて土壌があってこそだと思うんですよね。そんな意味でも、このアルバムにつまったエッセンスは、貫祿そのものです。
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