Emirates World Series Racing Championship - 2000

●さて、シリーズ最終戦の第14回香港Cが12月17日に行われます。
この日には他に国際レースが3レース用意されていて目を離すことはできません。
先ず、シリーズチャンピオンが懸かる香港C(G1)にはランキング2位で並ぶファンタスティックライトとザムーンが出走!
勝った方が2代目チャンピオンになります。
しかし、香港にやたら強いジムアンドトニック。グリークダンス。エルダンチヒ。ショーグンロッジ。ウーゾ。
などの伏兵が目白押し!
一体どうなるのか〜〜〜!!??(◎-◎)
香港マイル(G1)には豪州の女王サンラインが登場!迎え撃つのは本年度の安田記念を制したフェアリーキングプローン!
残念なのは日本からの出走が無いこと・・・。
香港ヴァース(G1)にはJC4着のエラアシーナ。JCを回避して準備万端なダリアプール。
BCフィリー&メアーターフで3着したカテーラ。古豪インディジェナス。
香港スプリントにはカルチェ賞・最優秀スプリンターに選ばれたヌクリアーディベートが出走してくる。
ドゥバイからの刺客ベルトリーニ。豪州トップスプリンターのファルヴェロンとブラックビーン。
シンガポールナンバー1の快速馬スパーヴエフェクトやフェアリーキングプローンを破ったことのあるベストオブザベストの走りにも注目!
●結果と雑感
シリーズが終了いたしました!
今年は世紀末なせいなのかどうかはわからんが、やる気のない馬主が多くて困りました。
どの馬にもチャンピオンのチャンスがあったのに、そんなことよりは自らの都合とお金のために参加を見合わせる馬主ばかりなり!
そんな中、孤軍奮闘頑張り通したのはやはり、ドゥバイの殿下独りでした。
そのため、どう考えても2線級のファンタスティックライトが第2代チャンピオンになってしまいました。
日本で言えばステイゴールドがチャンピオンになるようなものかな!?(いえいえステイゴールドは大好きですけれど・・・)
とにかく、おかしい!?
何故にサンラインは香港カップの方に出なかったのか?
十分に勝つチャンスはあったのに・・・実際、マイルでは快勝してるし・・・。
例え、脳炎騒ぎがなかったとしても、TMオペラオーは参加しなかったろうし。
大体、有馬記念なんか何の価値もないレースなのに・・・。(賞金は魅力的だが)
何でそんなに日本のレースにこだわるのだろうかと思っていたところ、先日その疑問が解けました。
TMの馬主さんの竹園氏のインタビューを聞いたからです。
氏がおっしゃるには、TMを日本でしか走らせない理由は海外のレースに出れば、日本から馬券が買えないからだそうです。
あ!この人はファンの事を考えているのだな。などと感心したのだが、その後がよろしくない・・・・。
このJRAの売り上げが下がっている時期に、海外で競馬をすればJRAの儲けにはならないので、国内の競馬に参加することでJRAの売り上げに協力したい!!などとおっしゃるのには呆れた。
海外よりは日本の方が賞金が高い、海外遠征はリスクが大きい。海外の馬と戦うのは国内の国際レースだけで十分だ!
だから、海外遠征には行かない!!!・・・と言ってくれれば納得したが。(馬主としては当たり前のことだろうから)
大体、馬券の売り上げは1頭のスターホースなどでは動かしようのないことである。
1にファンの財布の緩み方次第であり、今の景気の悪い社会ではいかんともしがたいことなのだ。
ファンの為よりはJRAのことしか考えていないような竹園氏には賛同しかねる。
というか、JRAとの変な関係さえ推測させる発言であった。
そもそも、パチンコ屋と客は敵対関係であり、ポーカーの親と子は敵対関係であり、JRAとファンは敵対関係である!
と言うことは・・・・竹園氏はJRAのサクラということか!?
勘弁してくれよ〜〜!竹園氏〜〜〜!!TMオペラオーをダシに使うなよ!!!
オペラハウスの最良産駒であろうTMオペラオーの雄姿を是非とも世界中の人に見せてもらいたいものです。
・・・・・閑話休題・・・・・
香港Cはファンタスティックライトが優勝!・・・2着:グリークダンス、3着:ジムアンドトニック
香港マイルはサンラインが優勝!・・・2着:フェアリーキングプローン、3着:アダム
香港ヴァースはダリアプールが優勝!・・・2着:エラアシーナ、3着:カイタノ
香港スプリントは伏兵ファルベロンが優勝!・・・2着:モーラック、3着:キングオブダンス。人気のヌクリアーディベートは9着。

結果、ファンタスティックライトがポイント1位になり、第2代チャンピオンになりました。
これで、チーム・ゴドルフィンは昨年に引き続き連続でランキング1位。
ジョッキー部門はL.デットーリ騎手が独走で連続1位に輝きました。

来年はどうなるのかな〜〜〜?
Mercedes-Benz Grosser Preis von Baden (G.I) 03/09/2000・・・ザムーン
Dubai World Cup (G.I), sponsored by Emirates 25/03/2000・・・ドゥバイミレニアム King George VI and Queen Elizabeth Diamond Stakes (G.I) 29/07/2000・・・モンジュー Arlington Million (G.I) 19/08/2000・・・チェスターハウス
Esat Digifone Champion Stakes (G.I) 09/09/2000・・・ジャイアンツコーズウェイ
Hong Kong Cup (G.I) 17/12/2000
Canadian International (G.I) 15/10/2000・・・ムタファエク
Japan Cup (G.I) 26/11/2000 Breeders' Cup Turf (G.I) 04/11/2000・・・カラニシ Breeders' Cup Classic (G.I) 04/11/2000・・・ティッツナウ BMW Cox Plate (G.I) 28/10/2000・・・サンライン

レース結果・ポイントランキングは随時更新していきます。


2000 Emirates World Series Racing Championship
WINNERS

Horses Fantastic Light
Jockeys Lanfranco Dettori
Trainers S bin Suroor
Owners Godolphin
最終ポイントランキング
1 Fantastic Light【香港C優勝・キングジョージ2着・JC3着 24
2 Giants Causeway【愛チャンピオンS優勝・BCクラシック2着】 18
3 Samum【バーデン大賞優勝】 13
4 Dubai Millennium【ドゥバイWC優勝】 12
Montjeu【キングジョージ優勝】 12
Chester House【アーリントンミリオン優勝】 12
Mutafaweq【カナディアンインターナショナル優勝】 12
Tiznow【BCクラシック優勝】 12
Kalanisi【BCターフ優勝】 12
Sunline【コックスプレート優勝】 12
TM Opera O【JC優勝】 12