SAMUM LONGCHAMP-BOUND

本年度ドイツダービー馬のサム(Samum)が9月3日に行われたバーデン大賞を制しました。
来月に行われるG1凱旋門賞が楽しみになってきました。

ドイツのチャンピオンジョッキーであるアンドラシュ・シュタルク騎手が単勝2.6倍の1番人気におされた仏ダービー馬ホールディングコートをナイスなペースで押さえ込みました。

2着には2馬身半差でキャテーラ(牝)が入り、英国から参戦したフルーツオブラヴはよく頑張ったが3着止まりでした。
2番人気のダリアプールは4着。ホールディングコートは5着でした。

サムを管理するアンドレアス・シューツ師は大喜びのご様子。
『サムは非常に優れた馬だ!・・・おそらく私が管理した中では最高の馬でしょう!
独ダービーの前から彼に関しては素晴らしいものを感じていたが、ダービーを勝ったことで本当に特別な馬であることがわかりました。
今は、全ての人達がそう感じているはずです。
馬場状態(重)は我々の思惑とは違っていたが、よく頑張ってくれました。最初は馬場の外から来る予定であったんだけどジョッキーの判断で内から来たみたなんだよ!サムは素早くレースをものにしてくれました。』

さて、これで6戦6勝となったサムの次走はG1凱旋門賞のようである。

一方、3着に入ったフルーツオブラヴの騎手であるマイケル・ロバーツ騎手はこの結果に非常に満足のようです。
『乗り味は非常に柔らかい!!(Very Soft) ラヴは良馬場が合うのだが今日は素晴らしいレースができたよ!
2着はあると思ったんだけど、勝負に掛かったときに勝ち馬に飛びように抜き去られてしまったからね〜〜〜!
勝ち馬はとっても良い馬だよ!』

ダリアプールの騎手、パット・エデリー騎手のコメント・・・・
『彼は良く走っていたが、馬場が少し絡みつくような感じだったので(ニカワを塗ったような馬場だ!と彼は言ったが・・・)力を発揮できなかったようです。
しかし、勝ち馬は非常に良い馬だね!』

重馬場はムタファェクを・・・前走のデュッセルドルフでキャテーラを敗っていた・・・8着に終わらせました。
『彼には重馬場は全然合ってない!!』
とリチャード・ヒルズ騎手はコメントしました。