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−街歩きと名所観光−最初に申し上げておきますが、私は根っからの「街歩き派」です。インドに行ったことはあってもタージマハルを見たことはありませんし、タイには何度も行っているものの王宮やワット・プラケオなどを見に行ったことはありません。 観光客と物売りだらけで、旅愁も風情もクソもない観光名所に時間を費やすより、下町を散歩しているほうがずっと楽しいと感じてしまうのです。 でも、観光名所を否定するわけではもちろんありません。 世界遺産に登録されているような建造物などは、素晴らしいに決まっています。 その建造物や遺跡についてきっちり下調べをし、文化的価値を十分に認識した上で「世界遺産」を目の前にすると、その素晴らしさに圧倒され、感動に打ちひしがれさえします。 でも、多くの場合、そこまで下調べをしていませんよね。私も含めて。 だから、私は自然と「街歩き派」になってしまうのです。 「世界遺産」に行ってみると、ツアー旅行者や個人旅行者らで人だかりがしているのが普通です。 でも、例えばカンボジアのアンコールワットを訪れる旅行者で、いったいどれだけの人が当時のアンコール王朝のことを理解しているのでしょうか。 あるいは、ローマのコロッセオを訪れる旅行者で、いったいどれほどの人が当時のローマ皇帝たちの「票集め」の必死さを理解しているのでしょうか。 私の理想は、街歩きも名所観光も両方楽しむことです。両者は決して矛盾するものではありませんから。 しかし下調べが足りないために、毎回「街歩き」が主体になってしまうのです。 |
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