典型的な来客重視の間取りを、暮らす人にとって使いやすい快適な空間に・・・・
リビングダイニングは、快適な光と風を得られる空間に。
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概要 所 在 地:岡山県和気郡 家族構成:夫婦+子供2人 設計監理:(有)米戸建築工房 構造 :鉄筋コンクリート造 延床面積:135.76㎡(41.06坪) 床面積 :2階:38.41㎡(11.61坪) :1階:97.35㎡(29.44坪) 外部仕上:外壁 /リシン吹付、モルタル下地 内部仕上:床 /杉フローリング 壁 /珪藻土 天井 /シオジ合板 主要設備:冷暖房設備、LPガス設備、ユニットバス、 システムキッチン 竣工 :2003年9月 |
(左)朝の忙しい時間でも使いやすい広々とした洗面脱衣室。(中)トップライトも増設し、とても明るい対面式のキッチン。
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改修前は、典型的な昔ながらの間取りの住宅で、南に面した日当たりの良い部屋は来客用のスペースとされており、
北に面した暗くて寒い部屋が家族用に使われていました。
特に、多くの時間をすごす台所兼食堂は北東角に孤立しており、風通りの悪い、夏は暑く冬は寒く暗い部屋となっていました。
また二間続きの和室はほとんど使われておらず、今後もどの様に使うかが懸案となっていました。
この二間続きの和室は南に面して日当たりもよく、南北につながる風通しの良いスペースなので、
ここにLDK(居間兼食堂兼台所)を移動し、快適な光と風を得られる空間としました。
元の食堂の位置には、朝の忙しい時間でも使いやすい広々とした洗面脱衣室と浴室を配置しました。
柱、梁や外部は良い状態だったので、少し構造補強をするだけにとどめました。
典型的な来客重視の間取りを、暮らす人にとって使いやすい快適な間取りに変更することで、
伝統的な家屋のリフォームにひとつの回答を示せました。