床下暖房Q&A
A1:床下暖房は、床下の空間を温めます。床暖房は床面を温めます。 床下暖房は床下全体を暖める全館暖房になります。
A2:安くて快適な事です。イニシャルコスト、ランニングコストを抑えて 快適な環境を確保できる一番よい方法です。
また、エアコンを使うので、身近な商品でメンテナンスが楽だからです。誰でも手に入れる事ができ、
特別な方法でない事が大切です。エアコンはヒートポンプを使っているので、他の熱源に比べて非常に省エネルギーです。
そのため、一般的な安い壁掛けエアコンを使った 床下暖房はとても良いのです。いろいろな種類の床暖房を
設計してきた結果、この方法をすすめする様になりました。
自宅にも採用しており、自信を持って、おすすめします。体感、見学にお越しください。
A3:通常の安い壁掛けエアコンを使うのがおすすめです。高価な床置き型エアコンを冷暖房兼用で設置する方法もありますが、
床下は暖房専用に使うエアコン、床上には冷暖房として使うエアコン、2種類設置する方が、使い勝手もよく、
コストも抑えられます。2台で、家全体の冷暖房をまかなう事もできます(全館冷暖房)。
2階に冷房用1台、1階床下に暖房用エアコン1台の計2台です。
2階リビングの場合は、1階と2階床下を1台のエアコンで温めます。
A4:床下用の放熱器や温風を吹き出す製品もあります。ハウスメーカーなどでも、床下暖房(全館暖房)のシステムを
使っている会社もあります。しかし、色々なオプション(付加価値)を付けて、高価な(150~500万)商品に
なっています。このオプションは、換気・湿度調節・熱交換・花粉対策・除湿などの機能です。
これらは床下暖房とは別に、個別に商品を選べば安く設置できます。
A5:●ランニングコストは半額になります。建物の断熱性能によりますが、高断熱にすれば普通の住宅の半額になります。
全館暖房になるため、高断熱住宅にしない場合は、多少割高になります。快適さを 考えれば、
気になるほどの割高感はありませんが、連続暖房(24時間暖房)、全館暖房にしても、
ランニングコストを半額に出来る高断熱の住宅をご提案しています。床下暖房とは関係なく、
快適さや省エネの事を考えると、断熱性能は上げた方が良いです。断熱性能を上げれば、
毎月の費用(ランニングコスト)は、反比例して下がります。
●イニシャルコストは約7万円です。量販店で売られているエアコンで、工事代金を含めて、
7万円程度の安いものでよいです。基本的にこの金額で設置可能です。より性能を上げるため、
建物を高断熱(東北レベル)にする場合は約30万です。
通常の100万程度の床暖房の1/3以下で設置できます。
設置スペースなどは、階段下や収納下を事前に想定しておけば 特別な費用は掛かりません。
また、冷房用のエアコンを1台追加(+7万)すれば、全館冷暖房にすることができます。
A6:●メリット
・コストが安く、メンテナンスが楽で、とても快適で優しい暖房です。
・輻射熱の効果で室温は低くても快適なので、省エネになります。
・床暖房と違い、床材が通常の物で良いので床材のコストが抑えられます。
・床下を乾燥状態に保てます。
・木造住宅は蓄熱に向いていませんが、基礎コンクリートに蓄熱させる事が出来ます。そのため、温度が安定しています。
●デメリット
・急な温度の変更はできません。長期間使わない場合は 立ち上がりに1時間以上かかります。
蓄熱効果を感じられる安定した、熱環境にするには6時間程度必要です。
しかし、連続暖房(24時間暖房)で使用する事を前提としていますので、急な温度変更は必要ありません。
・難しい事ではありませんが、温度設定などに、慣れが必要です。
A7:ハウスメーカーや工務店で、エアコンを使った安い床下暖房を 施工する会社は非常に限られていると思われます。
高度な技術は必要ないのですが、マニュアルもないので、経験による、いくつものノウハウが必要です。
その様なノウハウを、ご提供できます。高性能な内容で、ローコストに進める事が出来ます。
他社が行う床下暖房は、床ガラリを付けてダクトで空気を循環させますので、余分な費用が掛かります。
温風を床下に閉じ込める事により、シンプル&ローコストで設置できます。
A8:コストが安いので、工事会社もエアコンメーカーも儲かりません。利益が期待できないので、広告される事もないです。
寒い地域を中心に設計事務所が多少採用している様です。よい方法なので、設計事務所が採用するのだと思います。
★エアコンを使った床下暖房 ローコストで高性能な汎用エアコンを床下に設置することにより、 イニシャルコスト、ランニングコストを抑えた暖房にすることができます。 【参考URL】 ・メンテナンスが楽で、快適な床下暖房 |
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★1F階段下に設置した実例 自宅兼事務所の、1F階段下に設置しています。 エアコンの下に見える部分は、基礎コンクリートとなります ※赤(給湯)と青(給水)の配管は、エアコンとは関係ありません。 |