設計した家

柿の木のある家

吹抜けが創り出す変化に富んだ空間。

photo01
大きな座卓を置いた堀炬燵のある居間に面した寝室の襖を開け放つと、
居間・寝室・サンデッキ・吹抜け・2階の予備室を一体化させ、
風通りのよさを実感できる立体的な開放感がうまれる。
概要
所 在 地:岡山県英田郡美作町
家族構成:夫婦+子供2人
設計監理:(有)米戸建築工房 米戸誠治 井上徹治
家具製作:米戸家具工房 米戸雅之(座卓)
構造  :木造2階建 べた基礎
敷地面積:272.22㎡(82.34坪)
延床面積:106.84㎡(32.31坪)
床面積 :2階:28.78㎡(8.70坪)
    :1階:78.06㎡(23.61坪)
外部仕上:屋根 /化粧スレート瓦葺
     外壁 /ラスモル、リシン吹付
内部仕上:床  /コルクタイル
         フローリング畳(和室)
     壁  /クロス貼
     天井 /白柾ラワン合板、クロス貼(他)
主要設備:暖房 :石油温水式床暖房
        (廊下含む全室)
     冷房 :既存エアコン移設
     給湯 :石油給湯器
     その他:換気、ガス設備、システムキッチン
竣工  :2000年2月
施工費 :65万円/坪
      (サンデッキ・吹き抜けの面積は×0.5で計算。
       外構、地盤改良工事は除く)
photo03  photo04
家族の気配を感じられる広い空間の中に配置された階段と、吹抜けに面して設けられた2階の廊下は、楽しい時を演出してくれる。
photo12  photo13
(左)山並みから季節の彩りを届ける吹抜けの窓は、家の中心部である居間へと充分な明るさをもたらす。
(右)敷地は南斜面の中腹に位置し、大変眺望が良く、連なる山並みの緑豊かな景色を楽しめる。
   サンデッキは、屋内と屋外を取り持つ装置としていろいろな楽しい使い方ができる。

予算の制限もあり、要求された内容をできるだけ小さくまとめるように設計し、小さいながらも広く使える配慮をした。
寒い地方であるにもかかわらず開放的な住まいを可能にしたのは、ローコストの全面床暖房(1階)によるところが大きい。

設計に理解のある御夫婦との何回もの打ち合わせを重ねて出来上がった、
家族で暮らす楽しさをつつみこむ個性的な住まいとなっている。



事例一覧へ戻る