設計した家

都市の箱赤

住む人と同じ時を過ごし、お互いが時間と共に味わいを深めてくれる住まい。

photo03  photo03 概要
所 在 地:東京都足立区
家族構成:夫婦+子供2人
設計監理:(有)米戸建築工房
構造  :鉄骨造3階建
敷地面積:60.55㎡(18.31坪)
床面積 :3階:35.92㎡(10.86坪)
    :2階:35.92㎡(10.86坪)
    :1階:19.15㎡(5.79坪)
延床面積:90.99㎡(27.52坪)
     ※バルコニ-、駐車場除く
外部仕上:屋根 /シート防水(外断熱)
     外壁 /セメント中空押出形成板50(無塗装)
     開口部/アルミサッシ(防音)
内部仕上:床  /コルクタイル
     壁  /クロス貼り(1階、3階)
        /白柾ラワン合板(2階)
     天井 /クロス貼り
主要設備:冷暖房エアコン、換気、ガス設備、システムキッチン
竣工  :1996年5月
施工費 :23,166,950円
               (753,390円/坪 バルコニー、駐車場、等の面積は×0.4で計算)
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(左)外観はシンプルにまとめた。狭い敷地でも広い駐車スペースはしっかり確保。赤い玄関ドアが良いアクセントとなっている。
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この住宅は若い夫婦のために建てられた住宅です。
まわりは木造2階建の住宅が密集して建ち、南側を見上げれば首都高速道路がはしっており、
住宅としては決して良い環境とはいえません。
その中で、下記のテーマを中心に設計をすすめました。
都市型住宅の一つの回答になったと自負しております。

・密集した住宅の中で、少ない光と風の確保
・首都高の騒音に対する防音対策
・最小限の床面積での生活の場の確保。
・多くのコストアップにつながる条件の中での低予算の実現
・時間とともに味わいが増すように自然の材料を使用し、質感を大切にする

住宅は住む人が育てあげていくものです。
うれしいことに施主は設計者の意図を理解し、建物をかわいがって頂いています。
この住まいも住む人と同じ時をすごし、お互いが時間と共に味わいを深めてくれることでしょう。



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