電脳戦機 VIRTUAL−ON
Truth 〜Story of ORATORIO TANGRAM〜
≪前回のあらすじ≫
突如現れたクリスタルの“人形”に思いの外苦戦を強いられるエルとワイズ。そんな中、ワイズはサイファー最後の切り札、≪S.L.C.DIVE≫を発動させるが、人形を沈黙させるには到らなかった。そんな打つ手無しの二人の前に現れた謎のVR。VRは自らをエンジェランと名乗り、人形をAJIMと呼んだ。そして始まった両者の戦いはエルとワイズの想像を超え、傷ついたAJIMは自爆と見せかけ遺跡の最深部へと消えた。ダメージを受けているワイズを地上に残し、二人は遺跡のシャフトへと降りていった…。
第5話『使者』〜後編〜
エルの乗る“ラプター”とエンジェランは遺跡の円筒形シャフトを下っていた。シャフト内部は金属とも岩石ともつかない材質のタイルで覆われており、幾何学模様の所々には赤や青の光を発するクリスタルが埋め込まれていた。
しばらくの間は口を訊かずにいた二人だったが、エンジェランの方から先に声をかけてきた。
≪そういえば私を最初に見た時、あなたはあまり驚かれなかったですね?≫
思いもよらない質問だったが、エルはあの時の事を思い出しながら答えた。
「あ、ああ。前に同じような事があったんだ。フェイ=イェンて言う、君に似た、人間のようなVRに会ったことがあって。そう…、君と何か関係があるのかと思った。」
それを聞いて“彼女”の頬がピクリと動いた。
≪――確かに、私と彼女は極めて近い存在です…。私がAJIMを止めるために使わされたのと同じように、彼女もある使命を帯びているのです。≫
「そういえば彼女、『何かを探している』とか言っていたな…。彼女の使命って、もしや“タングラム”を探すことじゃあないのか?」
エルはあの時、フェイ=イェンに聞きそびれた疑問をぶつけてみた。
≪いえ、いくら彼女といっても電脳虚数空間に消えたものを見つけ出すことはできません。それに彼女はOMG以来、それを探し続けているのです。≫
「話を聞いていると、君は彼女の探しているものを知っているみたいだな…」
≪それは――、言えません。ごめんなさい。≫
エンジェランは黙ってしまった。それを見てエルはそれ以上聞き入る事はしなかった。
≪その代わりといっては何ですけど、先程AJIMに邪魔された話の続きをさせて下さい。どちらかといえばこちらの方があなた達にとって重要でしょう。……何故タングラムが消えたのか。かつてムーンゲートは太陽砲を発動させるために暴走し、あなた方によって破壊されました。しかし、太陽砲自体と古代人の意思は残っているのです。全てはOMGが終わった時から、すでに動き始めていました。≫
「どういうことだ?再び太陽砲が発動するとでもいうのか?」
エンジェランはその問いに頷いた。
≪消えたムーンゲートの代わりとなるほど強大なクリスタルの力が必要でした。あなた方は気付いていないかもしれませんが、遺跡とは、あなた方が“プラント”と呼んでいるものとは全てがムーンゲートと同等な危険性を孕んでいるのです。≫
エルは背筋が寒くなるのを感じた。
「まさか…、タングラムは……」
≪タングラムの暴走はまさにムーンゲートの再来なのです。古代人の意思はプラントの中でも最も強いクリスタルの力を持っていたタングラムに感応し、OMGの二の舞とならないために姿を消したのです。よって今度姿を現すのは機が熟したとき…、止めるのは困難を極めるでしょう。≫
「もし、失敗したらば…」
≪欠けていた鍵にタングラムが組み込まれ、古代人の意思に従って太陽砲は発動するでしょう。それに伴い太陽の全エネルギーは異次元に向けて放出されます。そうなれば地球に住む人類全てが滅亡することになる…、それを防ぐにはタングラムを破壊するしかないのです。≫
「(それが真実なのか…!?タングラムの破壊――、最高幹部会の決定に背くことが、俺にできるのか?)」
≪おしゃべりはもう終わりですね。≫
“彼女”の言葉でエルは我に返った。縦に続くシャフトが終わり、半円形の横穴が垂平に伸びていた。横穴は長くはなく、すぐに空間が開けた。シャフトより遥かに大規模な円筒形の空間、天井は高くなく赤紫の光を放ちながら生き物のように蠢いているようにも見える。その中心には八角形のステージがあり、ハニカム状格子からは遥か下まで伸びる遺跡内部が望めた。
エルの乗る“ラプター”とエンジェランはそのステージの端に降り立った。
「ここが、遺跡の最深部なのか?」
≪ええ、この場所にはクリスタルの力を司る様々な機構が収められています。あなた方がVコンバータと呼んでいる物はここにある技術を使い、極めて不完全な形でクリスタルの力を引き出している物なのです。≫
「つまり、VR技術のオリジナルがここに在るわけか…。大変な物だな。ここは暴走しているわけではないのか?」
≪この遺跡はいわば“眠っている”状態です。目を覚ますにはタングラムの様に暴走するか、人間に干渉されるか、あるいは――、≫
エンジェランがそこまで言った時、ステージの中心、天井と舞台の中間点に一つのクリスタルが現れた。見覚えのある大きさ、輝き、エルの目にもそれが変形前のAJIMである事が知れた。その事実は次の瞬間証明された。
<ココマデ着イテクルトハナ…、ソノ勇気ダケハ認メテヤロウ。>
感情の無い、低くくぐもった声、あの時エルの心の中に聞こえてきたAJIMの声だった。
<ダガ、モウ誰ニモたんぐらむハ止メラレナイ。太陽砲ハ発動シ、青キ星ノ人類ハ滅ビ去ルノダ!!!>
≪させないわ!あなた達の悪しき意思は絶対に止めて見せる!!!≫
<クックックッ、えんじぇらん、コノ場デオマエハ役ニ立タン。ソコニイル青イVRヲマズハ片付ケテヤル!!!>
そう言うとAJIMのクリスタルは、その周りにいくつもの小さなクリスタルを従えながら光り輝いた。
<オマエノ心ノ奥底ニ潜ム一番ノ恐怖ヲ召還スル…>
「何を言ってるんだ!?」
エルは言葉の真意が分からないまま戦闘体勢をとる。
≪何も考えては駄目、何も思い出しては駄目!AJIMはクリスタルの力であなたの精神に干渉して幻影を生み出そうとしているのです!!≫
<無駄ダ、無駄ダ。分カルゾ、オマエノ心ノ奥底ニ潜ム恐怖ガ…!今見セテヤロウ!!!>
AJIMが叫ぶと同時に遺跡内部のあちこちに不気味な赤い一つ目の紋様が現れ、AJIMのちょうど上下に当たる天井と床が光を放つ。耳を覆いたくなるほどのけたたましい音と共に、そこから何やら巨大な物体がせり出してきた。上下から一体ずつ、複雑にパーツが組み合わさった本体にそれを支える4本の無骨な足を持ったものが現れたのだ。物体はAJIMを上下に挟んで静止した。
AJIMはその物体に命令するように語り掛けた。
<オマエノ名ハ“ぶらっとす”。サア、我ガ身ヲ守レ、邪魔者ヲ消シ去ルノダ!!!>
ゴオオォオン
呼応するかのように唸りを上げながら、ブラットスはAJIMの体を胴体の中に包み込むと宙に浮いたままだった体をステージ上に降ろす。地響きと共にその巨体を4本の足で支えると、本体の側面に配置されてる砲塔が“ラプター”に向けられる。
≪あ、あれは……!?≫
ブラットスの姿を見て思わず洩らしたエンジェランのつぶやきもエルには届かず、低い唸りによって掻き消されていた。
「何だってんだ!?俺はこんな奴覚えが無いぞ!」
“心の奥底の恐怖”と聞き、エルの脳裏に浮かんだのはフォスター大佐の駆る真紅のサイファー、“遮光の翼”だった。しかし現れたのは似ても似つかぬ巨大兵器。確かなのは目の前の相手は倒すべき存在だ、という事だった。
≪攻撃してください!AJIMは今あなたの精神と同調して普通のVRに近い存在となっています。前のように不死身ではありません!≫
エンジェランがそう告げるのと同時にブラットスは“ラプター”に向けて横殴りの雨のようなバルカンを放ってきた。エルもブースターを吹かしながら移動する機体の横を通りすぎる光弾を横目に見ながらライフルを撃つ。しかし、弾丸はブラットスの分厚い装甲に弾き返される。
「くそっ、どうなってやがるんだ!?」
エルは毒づいた。ライフルの光弾はブラットスを傷つける事すら出来なかった。
≪あのブラットスの体はあなたの恐怖を実体化した言わば“幻影”、倒すにはコアとなっているAJIMを直接攻撃しなくては……≫
<サッキカラ余計ナコトヲ…!>
そう言ったエンジェランにバルカン砲が向けられる。無数の光弾を彼女はふわりとしたジャンプでかわす。
<ダガソウワカッタトコロデ奴ニ何ガデキル、クックックッ>
AJIMの哄笑が響く中、エルとエンジェランは同じく舌打ちをしていた。だが、ライデンやドルドレイを遥かに上回るVアーマー性能を持つと思われるブラットスの装甲を破壊し、中心のAJIMを露出させるだけの火力など見当もつかなかった。
≪双竜よ!!!≫
ブラットスの一瞬の隙をつき、エンジェランはAJIMに致命的打撃を与えた双龍を召還した。うねりながら出現した氷の龍はすぐさま目の前の敵を認知すると、ブラットスめがけて襲いかかる。
ドガアアアッッッ!!!
凄まじい衝撃音とともに、砕け散ったのはドラゴンの方だった。氷の破片が空間を彩る――、
「バスターライフル!!!」
エルはブラットスの攻撃の止んだ瞬間を見逃さなかった。Vコンバータから火器のターボモードのデータを読み込み、ライフルを変形させる、トリガーを引くと同時に巨大砲から極太の閃光が射出された。
だが、ブラットスは超重装甲ドルドレイを一撃で沈黙させた破壊光ですら鏡のように弾き、周囲に拡散させた。エルは天井、壁、ステージへと拡散し、見境無く乱れ飛ぶ自機の攻撃を回避しなければならなかった。
「なんてこった……」
そうつぶやき、エルは言葉を失った。テムジンの切り札、バスターライフルが通じず、心のどこかで頼りにしていたエンジェランの援護すら無駄だと分かったからだ。そんなエルに再びブラットスの攻撃が始まる。“ラプター”はバルカンの嵐を紙一重でかわしていくが――、
<チョコマカト逃ゲオッテ…!コレナラバドウダ!>
そうAJIMの声が響くと、“ラプター”の行く手を数本の光のワイヤーが遮り、リングレーザーと化して機体を捕らえようとする。生き物のように“ラプター”に向かいホーミングして来るリングレーザーをかわしきれず、そのうちの一本が機体の足元に絡み付く。
「しまった…!」
痺れるように、目に見えてスピードの鈍る“ラプター”がブラットスのバルカンに曝される。
「うわああぁぁっ!!!」
モニターを埋め尽くすほど無数の光弾がテムジンの装甲を削っていく。着弾のたびに少しずつ後ずさりしながらステージの端まで追い詰められるエル。それを見たAJIMは勝利を確信していた。
<最後ハコノワタシ自身ノ手デトドメヲ刺シテヤル!>
ゆっくりとブラットスの身体が上下に分かれ、AJIMのコアクリスタルが露出する。AJIMはエルに向けて拡散レーザーを放つ、十数本の扇状レーザーを避ける術は今のエルには無い、
≪エルさんっ!!!≫
絹を切り裂くようなエンジェランの悲鳴が聞こえたその時――、
(コアを撃て――、私はそうしてムーンゲートの番人“ジグラット”を倒した。今の君にならできるはずだ――。私が力を貸した、君になら――)
エルだけにその声は聞こえていた。聞き覚えの無い声だった。いや、エルは気付かなかった。スペシネフとの戦いの時、心の中で『マクラーレン』と呼んだ声であることに、戦いの中でエルは無意識のうちにこの声に従い数々の危機を乗り越えてきたことに。
コクピットの中、エルはしっかり目を見開いた。正面に迫る拡散レーザー、“ラプター”は展開したビームソードを振りかぶるとブラットスに向けてソニックウェーブを放つ、ウェーブはレーザーを相殺しながらブラットスのコア、AJIMに飛んでいく。ウェーブの後ろ、エルの目の前には一本の道が開けている。
「もらったぞ!AJIMっ!!!」
すぐさまAJIMに向けてダッシュをかける“ラプター”。同時にライフルからは高出力の光弾が撃ち出される。光弾は弾かれる事無くクリスタルの表面に突き刺さった。
<ウグウッ…!!?>
思わず苦悶の声をあげるAJIMの眼前には鬼神の如きテムジンの姿があった。AJIMは初めて人間の存在に脅威を感じた、いままで人間など取るに足らないと見下していた“彼”が。
エルはそのままダッシュの勢いを殺さないようにブラットスの手前で“ラプター”を前宙させると、ソードを兜割ぎみにAJIMに叩きつける。鈍い音と共にクリスタルの表面に亀裂が走る。そこへ間髪入れずソードが捻り込まれた。
<ウギャアアァァッ!!!>
本来“痛み”という概念を持たぬAJIMだったが、自らの構成粒子が崩壊していくのを感じ、初めて苦痛と言うものを理解した。それは戦うだけのマシンとして生み出され、その役割を果たせなくなるが故の恐怖だった。
「これで終わりだぁぁっ!!!」
絶叫しながらエルは銃身をクリスタルに突き刺したライフルのトリガーを引き続けた。クリスタルの中で蒼い輝きが強くなる。それはAJIMのエネルギーではなく、炸裂しないままクリスタルの内部に押し込められたライフルの光弾だった。亀裂の入ったクリスタルはその内部で膨張しつづけるエネルギーにそう耐えられるはずもなく――、
<―――!!!>
声にならぬAJIMの断末魔と共にブラットスの幻影は掻き消え、次の瞬間AJIMの身体は弾けるように粉々に砕け散った。
≪凄い!!≫
エンジェランはエルの攻撃の見事さに驚嘆しながらも、心の中で一つの確信を抱いていた。
≪(どうやらこの人に間違い無いようね…、フェイ…。)≫
ステージの中央、砕け散ったAJIMの破片が宙を舞う中、“ラプター”はライフルを構えたままは立ち尽くしていた。今度こそ、エルにはしっかりとした意識があった、手にはトリガーを引いた手応えが残っていた。そうすると心の中にあった不安の一つはすっかり消えていた。
「(あんたは一体誰なんだ?どうして俺に力を貸してくれる…!?)」
何かが吹っ切れたようなエルはそうつぶやいた。
「そうだ、エンジェランは?エンジェラン……」
ふと我に帰り、辺りを見回すエル。しかし、彼女の姿は遺跡内部からいつの間にか消えていた。
◇ ◇ ◇ ◇
地上ではワイズがエル達の帰りを今や遅しと待っていた。幸いあれからは何も起こらず、彼には不安だけが募っていた。そして、二人がシャフトに降りてから3時間程経った頃であろうか、突然地面が大きく振動し出したのだ。ワイズにも、地下で何かが起こっている事は容易く知れた。振動が収まった後、「魔の空域」に変化が起こった。張り付いたようだった大気がそよ風にゆれ、完璧にまで澄み切った青空に雲が流れ出したのだ。
「どうなっているんだ…?」
当たり前と言えば当たり前の光景に思わず息を呑むワイズの耳に、聞き慣れた後輩の声が届いてきた。
『ワイズ先輩、無事ですか?応答してください。』
「エル!?お前こそ無事か?あいつは、AJIMは倒したのか?」
『…ええ。今シャフトを上昇中です。もうすぐ地上に到着します。話す事がたくさんありますよ。帰って報告書を書いた後、ゆっくり一杯やりながら…ですね。はははは…』
ここで起こった事は必ずしも笑い話になるような事ではなく、かえって深刻な内容であった。しかし、何かが吹っ切れた爽快感と、「タングラムを止めなくては…!」と言う使命感が、今のエルを支えていた。
「俺の“ウィザード”は手負いだ。早く帰りたいのはやまやまだが、お手柔らかに頼むぜ。」
2機は「魔の空域」を飛び去り、最寄のDNA基地へと帰還していった。これ以降、「魔の空域」での行方不明事故や電波の不通は無くなったという…。
◇ ◇ ◇ ◇
2機が地平線に消えるのを待つようにして遺跡の上空に現れた人影があった。ポニーテールの頭、体にドレスのような装甲を纏ったVR、エンジェランだった。彼女は後ろに感じた気配に、振りかえることなく声をかけた。
≪フェイ…、来てたのね…。≫
彼女の後ろにはライトメイルを着こなし、手には抜き身の剣という勇ましいいでたちながらどことなく可愛らしい少女のようなVR、フェイ=イェンが同じく宙に浮いていた。
<ついさっきね、エンジェ。>
フェイ=イェンは親友への挨拶の後、わずかな沈黙を挟んで続けた。
<彼に間違い無いのね?私の探している人。>
≪ええ、でもかなり二人の精神が融合してしまっているわ。早くしないとエルさんの方が手遅れになってしまうかもしれない…、でも――≫
<でも?>
珍しく明瞭ではないエンジェランの態度に、フェイ=イェンは怪訝そうに問い返した。
≪人間には彼が今持っている力、いえ、今の彼以上の力が必要となるかもしれない。それを私達が決めてしまっていいのかしら?≫
<私の使命はあの時救えなかった精神を再び導くこと。でもエンジェ、人間を救いたいあなたの気持ちは分かるわ。手遅れにならなければ良いんでしょう?なんとかなるわよ!>
エンジェランはフェイ=イェンの明るさに助けられ、笑顔を見せた。
≪そうね、希望を持たなくちゃね!≫
そう言うとふたりは天高く飛び上がり、空の彼方へと消えた。
◇ ◇ ◇ ◇
誰もいなくなり、クリスタルの光も消えた遺跡の最深部、エルとブラットスの死闘が繰り広げられた場所で、何処からともなく声が響いてきた。
≪マサカ私ガ敗レルトハナ…。ダガモウスグダ、覚醒シタたんぐらむノ力デ太陽砲ガ発動スル。止メラレルカナ?オマエ達ノ敵ハ私ダケデハナイ…、知ッテイルゾ人間ノ敵トハ結局人間デアルト…。欲深キ人間ニたんぐらむヲ捨テルコトガデキルカナ、
ハハハハハハハハハハハハハ……≫
AJIMは残された最期の意識をを振り絞り人類に対する嘲笑を続けた。その声は次第に薄れゆき、闇に溶け込むように消えていった。
To be continued
Written by GTS
≪やっとあとがきだ…≫
「ど〜も、お久しぶりです。作者であります。今回の第5話(聖域編)いかがだったでしょうか?第5話はエンジェラン、AJIM、ブラットスの登場と盛り沢山であり、ストーリーの重要なターニングポイントである事からシリーズ初の3部構成となりました。おかげで書きたかった事が全て盛り込めたと自負しております。ただ、はっきりしない言い回しのため、意味不明のオンパレードに感じる方もいるかもしれません…、これが作者の限界です…(泣)。ではゲストの紹介です、もちろん今回のヒロイン、エンジェランさんで〜す!」
『初めまして、エンジェランです。(ぺこり)』
「ふむ、のっけからハイテンションだったフェイ=イェンに比べて、随分礼儀正しいコだなぁ。」
『あら、私も2Pカラーになればどうなるか分かりませんよ、ふふふふっ…』
「……(恐い。もしかしてエンジェランって二重人格者?)」
『ところで作者さん…?』
「はっ、はいっ!?」
『今回の第5話後編ですけど、今までより随分アップロードが遅くありませんか?』
「(ギクッ!)そ、それは…、まあ…。いろいろ忙しくて…。確かに今までは2週間に一本のペースでアップロードしてたんだけど、今回は3週間も掛かっちゃって…。でも、この第5話後編を書くのに3週間かかった訳じゃないんです。作者は2回分のストックが出来たら続きをアップする事にしているのです。と、言うことで今は第7話中編を執筆中であります。」
『また3部構成なんですね…』
「(ギクギクッ!)…確かに3部構成だけど、話は6話から続いているので実際には4部構成だったりする訳で…(汗)」
『先程忙しいとおっしゃいましたけど、作者さん、なんでも暇な時間は葉っぱのゲームに没頭していると言う話を聞きましたが…』
「(ギクギクギクッ!)え〜〜〜〜〜、その件につきましては某チャットのフ○ンドリー会の皆様から薦められまして〜〜〜、学校の友人からソフトを借りまして〜〜〜、ちょっと萌え〜になってしまったのは事故のようなものでして〜〜〜〜…」
『萌え…って何ですか?』
「ふっ、女子(おなご)には解からぬ世界よ…(遠い目)。はっ、でもオラタンも気合入ってますよ!マジで!!!では、次回をお楽しみに!ごきげんよう!」
『オラタンも…って事は、葉っぱにも気合入ってることですよね?』
「はうっ…(自爆)」
≪完≫
作者・注
今回の後書きはCRさんのHPに掲載時のものをそのまま転載しましたので、制作状況などは現在と異なっております。でも・・・葉っぱに萌えてるのは変わってなかったりして・・・(自滅)