4月某日「兄貴」 
 今日、知り合った年下から「兄貴」と呼ばれてしまいました。兄貴はどこに住んでるんすか?兄貴はどんなタイプが好きっすか?ね、兄貴!あにき、アニキ、兄貴…
いやぁ、兄貴祭りでした(笑)。「姉貴じゃなくてよかったね」というツッコミはいりませんが、真顔で兄貴と呼ばれるのも相当気恥ずかしいものがあります。

 そもそも本当の兄弟でもないのに兄貴って呼び方、俺は呼ぶこともましてや呼ばれることもありませんでしたが、他人が使っているところさえ耳にした記憶がありません。大いなる偏見を持って言わせていただくなら、兄貴って単語はオラオラ系セックス時の専門用語のひとつくらいに思ってました(笑)。でもこうして日常でも使っている方がいるとは新鮮な驚きです。

 余談ですが上で書いた坊ちゃんの話を聞いていて再確認したのですが、「兄貴」で語り始めたフレーズは常に「〜っス」で終わってました。やはり「兄貴」と「っス」は係り結びの法則なんですね。





4月某日「大人のトレーニング」 
 ある坊ちゃんの手助けがあり、俺もようやく“NINTENDO DS Lite”を手に入れることが出来ました。その時に一緒に購入したソフトが「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」。大ヒットした「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の第2弾なんだそうです。これのおかげで毎日十数分、脳を鍛え、脳年齢を測定する日々を送っております。
 脳年齢はランダムに出題される3種類のテストを受けて測定されるのですが、出される問題によって22歳だったり28歳だったり波はあります。しかし今のところ30代に突入することは一度もなく、平均すると24歳ってところでしょうか。この結果は実年齢から考えるとかなり若いわけで、これはもうホームページにわざわざ書かなくっちゃってくらい自慢。先日も22歳と26歳、34歳の坊ちゃんと勝負をしたのですが、誰も俺に勝てず。坊ちゃんたちの悔しそうな顔を見て、かなり天狗な俺なのでした。しかし、体だけ若いオッサンが不気味なように、脳だけ若いオッサンも周りからは鬱陶しいかもしれませんねぇ…。





4月某日「顔から得る情報」 
 人の顔から得る情報は多い。男だとか女だとか年齢はいくつくらいだとか、性格は良さそうだとか悪そうだとか。“人を見た目で判断することなかれ”とわかってはいるが、やはり第一印象というものは顔から得る情報に左右されるものだ。
 しかし先日のこと、見た目で判断するなという先人の教えを痛感するような坊ちゃんと出会った。背丈は小柄で顔は可愛いく、態度は穏やかでおとなしい。話し声なんて「ナンですかーっ?!」といちいち聞き返さなければならないほど小さい。そんな彼とあれこれ話すうちに、恋愛話にまで及んでしまった。最近新しい彼氏が出来たという坊ちゃん。知り合ったきっかけはなんと“セフレの紹介”ときたもんだ。こんな大人しそうな男にセフレがいたという事実にまず驚き、ついでにセフレが彼氏を紹介するという流れにも驚かされた。坊ちゃん、かなりイケイケじゃないですかっ!そして更に俺は驚かされる羽目になるのである。あろうことかこの坊ちゃん、タチだとおっしゃる。坊ちゃん、タチって言葉の意味を間違ってないよね??「入れる方でしょ」。シンプルすぎる答えは間違っていなかった。

 本当に人は見た目ではわからないもんだ。こんな可愛い顔してタチだなんて…。ここまで来たら、この坊ちゃんに入れられてる彼氏の顔も見たくなるというもの。坊ちゃんに無理を言って、携帯に納められた彼氏の写真を見せてもらった。彼氏は短髪・ヒゲで野性味溢れる男だった。ふーむ、つまりこいつはネコか…。短髪ヒゲのイカニモ系の男がネコ。
ま、これは見た目通りか(笑)。





4月某日「告白もどきのメッセージ」 
 先日親しくしている坊ちゃんと会って、こんな話を聞いた。彼は最近、顔も体もイケてるモテ筋の男と出会い「いいなぁ〜」と思ったらしい。そしてその後、2,3通のメールを交わし「是非ともまた会いたい」というメッセージを送った。そうするとモテ筋くんから「友達としてならいいけれど付き合うとかそういう気持はないので」といった一刀両断の返事が返ってきたという。まだはっきりと告白もしていない段階でこの返事、いかがなものか?
 坊ちゃんのことを考えればモテ筋くんは正しい返事をしたと思う。2人のシチュエーションや送信者のキャラクター、またメールの前後の文章にもよるが「会いたい」というのは「会いましょう」と違い、かなりプロポーズ要素を含んだメッセージであろう。モテ筋くんはそれを察知してこの返事。坊ちゃんもどうせフラれるのなら、早い方が傷も浅い。そういう意味でモテ筋くんの返事は正しい。

 それにしても明らかに告白もどきのメッセージを受け取った場合、人は様々な反応をする。そしてそういう反応にこそ、その人の真の姿が垣間見れるというものだ。俺が問答無用でアホかいなと思うのは、相手の気持がわかった途端に返事もしないで姿を消す男。またこれはありがちな気もするが、相手の告白めいた部分への返答は避け、のらりくらりとはぐらかした返事を出すパターンもいただけない。自分の優柔さを露呈して男としての魅力を下げているだけである。人の気持には正面から向き合ってナンボだ。以前「はっきり気持を伝えたら相手を傷つけて可愛そう」と言う男がいたが、これは勘違いもいいところ。「自分が後味の悪い思いをしたくないだけでしょ?」と嫌味のひとつも言いたくなった。そんな男と比べたら、このモテ筋くんは潔い。はっきり「つき合ってほしい」と言われてもない段階でこんな先制攻撃をするなんて、自意識過剰だと言われかねないにも関わらず、この返事。なかなか出来ることではない。

 と、ここまで書いた理屈は、適度にモテる男からかなりモテる男がこういうメッセージを受け取った場合の話である。俺を含めモテることに慣れない男は、「また会いたい」程度のメッセージじゃプロポーズの要素が入っているか否かも見落としてしまうかもしれない。相手の真摯な気持も汲み取れずに「俺も会いたい、会いたい!」と騒いでいるかもしれない。これはこれでバカ丸出し。問題外である。まぁ、俺もそんな心配は告白モドキのメッセージを受け取ってからしろって話だが。





4月某日「5歳になりました!A」 
 5周年を迎えて、BBSへの書き込みやメールをたくさんいただきました。誠に有難うございます。多くの方たちの励ましによってここまで来たんだなぁーと素直に感じました。

 昨年の今ごろは「もう少し頑張ってみようと思います」と言いながらも、実のところ5年やればひとつの区切りで幕を閉じようという思いも少なからずありました。今もどこかで「長く続けるのは未練がましい」という気持ちもありますし、「mixiの時代にいつまでホームページなんてやってんだよ、ダサッ」と思われたくない見栄もあります。しかし5年も続けてしまうと、「手放すには余りにも惜しい」という単純な思いの方が勝っています。いつも節目になると続けるだの止めるだの言いながら結局続けてる、どこか潔くない姿を晒しておりますが、今後もこの葛藤は続くのだろうなぁと苦笑しつつ6周目に突入です。






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