3月某日「ユーミンのツアー」 |
松任谷由実のライブに行って来ました。今回のツアーはアリーナではなく、ホールで行われるもの。というわけで大阪公演はフェスティバル・ホール(通称:フェス)。「フェスでユーミンを聞くなんていつ以来?」てくらい懐かしいものがあります。いや、ホントにいつ以来でしょう?ダイアモンド・ダスト以来?? さて、ユーミン師匠。久しぶりに生で拝見したら、ますます「若井こずえ師匠」に似ていた。今にも「もうてーー!誰か嫁にもうてー!いらんかーっ?」という声が聞こえてきそうな風貌。それから腹回りがちょっとヤバかったです。ハイ。 今回のコンサートは“ショート・ムービー集”という演出だったので、1曲ごとにステージのビジュアルが変わる感じです。だから忙しい感じはするものの、飽きずに楽しめます。ただ『Valentine's RADIO』を歌う時に見せた、大阪人ドン引きの漫才やら、キディランドでデモやってるオッサンの方がよほど巧いで!っていうレベルのマジックは不要なコンテンツでした。ちなみにユーミンは「マジックはMr.マリックに教えてもらったの」と2回も自慢。2回も言うから俺には「言い訳」に聞こえちゃって…。きっと自分でも「これってどうなんだろう…」と、あまり自信がなかったんだろうなぁ(笑)。 そうそう、このライブに行った話を30才くらいのヤングマンに話していて、過去に見たライブに話が及んだ時、「りゅうさんってもしかして、あの伝説の“象に乗って登場するライブ”にも行ったんですか?」と聞かれた。きーーっ!俺が初めて見たのはその次の「時のないホテルツアー」からなんだよ!って、ほとんど変わらんか…。あ、もちろんそのとき俺はまだ幼稚園児でしたけどね。ええっと、何か異論でも? 以下はネタバレです。 《曲目》恋の苦しさとため息と/太陽の逃亡者/Choco-language/Walk on,Walk on by/瞳はダイアモンド/冷たい雨/静かなまぼろし/A HAPPY NEW YEAR/灯りをさがして/罪と罰/あの日に帰りたい/Valentine's RADIO/CHINESE SOUP/別れのビギン/水槽のJellyfish/DOWNTOWN BOY/青春のリグレット/永遠が見える日/やさしさに包まれたなら/Invisible Strings 《アンコール曲目》COBALT HOUR/メドレー:さざ波〜ダイアモンドダストが消えぬまに〜星空の誘惑〜真珠のピアス〜DANG DANG〜埠頭を渡る風/DESTINY/青いエアメイル ![]() コンサートのパンフレット。3000円は高くない? |
3月某日「あの日なつかしく」 |
時代モノからようやく脱却して、現代小説に転換。というわけで、奥田英朗さんの『東京物語』を読みました。80年代青春グラフィティです。 80年代バンザイ!楽しかったなぁ、80年代。 俺自身は80年代に大学生活を送り、就職をした。一生のうちでおそらく最もキラキラした時間をこの80年代に過ごしたわけである。この10年は、日本すべてが上昇志向にあったような時代。後半はバブル景気で、浮かれ気分も加速するばかり。服や小物に金をかけ開催趣旨さえわからんようなパーティーにも随分出かけた。今から思えば「何をやってたんだか?」と不思議でならないが、とにかく楽しかった。 小説の主人公は「たぶん自分は、29歳にもなって、将来は何になろうなどと考えているのだ」と言うが、これは青春時代を80年代に過ごした者にはしみじみと共感を覚える。 若者特有の強気と、浮かれ気分の世情とあいまって、こんなことを思っていたとしても 不思議ではないあの頃の自分。結局何にもなれていないのだけれど。 ふわふわと懐かしく甘酸っぱく、怒涛のように駆け抜けていった80年代。ビバ! 【ルビ吉的80年代キーワード】 カフェバー/ボロファッション/ダブルのスーツ/ミニFM局/カタカナ職業/渡辺美里/ メンズ・ノンノ/地上げ/ホイチョイ・プロ/私をスキーに連れてって/テクノポップ/ 君の瞳をタイホする!/教師びんびん物語/「ぷっつん」/W浅野/マハラジャ/ 江口寿史/Dr.スランプ/ファミコン/ベルリンの壁崩壊/戸塚ヨットスクール/逆噴射/ 松本小雪/ノルウェイの森/kyon2/金妻/カチンカチン体操/ねるとん紅鯨団/ ワム!/気配りのすすめ/ツー・ブロック …etc ※書き出したらキリがありませんでした。ここらで止めときます(笑) ![]() |