6月某日「急ぐ男」 
 しばらくぶりのシュガー・デイズ。ホームページを更新しないのは主義に反するところであるが、書くことがなかった。いや、書こうと思えば書きたいことは山ほどあったのだが、あまりにも暗い話ばかりで、さすがに書くのが忍ばれたということだ。

 ある友人と俺はまったく同じ星のもとに生まれている。同じ星と言っても占いの話。冗談半分、本気半分、その友人とは時々占いに興じている。「占いに頼るようになっちゃ終わりだねー」と言いながら。そしてその友人とは同じような悩みを抱えて生活している。「今日はいい日だからガツンと動こう」とか「今日は大人しくしてよう」とか、我ながら馬鹿げていると思いながらも互いに励ましながら、それはそれで楽しい。

 しかし占いは日々の指針は示してくれても、根本的な問題には無関心だ。我々がこんなに悩まなくてはいけない、そもそもの根本は何なのか?
 そしてある日、気がついた。2人に共通している問題。それは、結論を急ぐこと。先人の尊い教え、“果報は寝て待て”“待てば海路の日和あり”という姿勢をまるで無視して、2人は生きているのだ。仕事もギャンブルも恋愛も、すべて結論を急ぎがちな俺と友人。俺の場合、それでうまく事が運んだ経験もないではない気がするが、具体的には思い出せない。また、よくよく過去を振り返ってみると、「焦ってあんなことをしなければ良かった」と後悔したことは数知れず。でもそんな後悔も「喉元過ぎれば…」で、今日に至っている。
 今年は春以降、次から次へと良くない知らせが舞い込むなか、さすがにここらでこの根本的問題を乗り越えてみることにした。まだどっしりと構えて、とまではいかないが、何かあるたびに「慌てない、焦らない」と言い聞かせると、不思議と問題は起こらないようだ。そんなに単純なことなのか?といぶかしむ向きもいると思うが、今も時々フライングしては小さな火傷を負っている友人を見ると、やはり、果報は寝て待つものなのだろう。寝て待つなんて、俺にはホント、しんどいことだけれど。

【ミニ・トピックス】
恒例、年に一度の甲子園参りに先日行ってきました。今年見るべきはやはり久しぶりの“新庄@甲子園”でしょう。というわけで、日ハム戦。結果は惨敗でしたが。でも今回の甲子園参り最大の目的であった「赤星ラーメン」はきっちりといただいてきたので、「ま、いいか」デス。因みに写真のピンクの物体は、星型に切ったカブの酢漬け。言うまでもなく、それが“赤星”なんでしょう。味は「まぁまぁ」といったところです。


                  


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