5月某日「人は迷いながら時の間を生きる@」 
 金曜日はkazzy氏からお誘いをいただき、夕飯をご一緒することに。土曜日はmry2氏からやはりお誘いをいただき、飲み屋に。どちらも当日の突然のお誘いではあったんですが、若い人から声をかけていただける内が花…とばかりに娑婆に出ることにしました。
 相変わらず大半はバカな話に花を咲かせているわけですが、kazzy氏とは「ゲイの就職、転職、無職」「ゲイの結婚」についてしばし意見交換。mry2氏との時間では、彼が抱える悩みなどを聞かせてもらい…と、案外中身の濃い時間を過ごしたのでありました。

 湿度の高い大阪の夜の街で、俺は俺なりの彼らは彼らなりの決して乾くことのない気持ちを一瞬でも寄り添わせたことは、過ぎてみればささやかな思い出として形を変えることでしょう。

                    

※表題はミュージカル『アイーダ』で歌われる「迷いつつ」という曲の歌詞の一部であります。迷ってばかりの最近の俺は、このフレーズがしょっちゅう頭を横切るのでした。

5月某日「乙女座宮」 
すみません。また百恵氏の話題。

先日、山口百恵のトリビュート・アルバムが発売されました。俺の個人的意見としては
「トリビュートに当たりナシ」なんですが、買ってしまいました。中身もちゃんと見ず勢いで買ってしまい期待もしていなかったんですが、これが予想を裏切っての大当たり。とにかく選曲とアレンジが俺好み。とても山口百恵の曲とは思えないところが良かった…って、それじゃあトリビュートとして成立してへんやん!という意見もございましょうが(笑)。
ちなみにこんな中身です。

 1.ロックンロール・ウィドウ/藤井フミヤ
 2.秋桜/福山雅治
 3.さよならの向こう側/つんく♂
 4.パールカラーにゆれて/Sowelu
 5.愛染橋/中森明菜
 6.ひと夏の経験/PUFFY
 7.夢先案内人/bird
 8.プレイバックpartU/辛島美登里
 9.しなやかに歌って/サーカス
 10.ロックンロール・ウィドウ/SAKURA
 11.乙女座宮/岩崎宏美

“現在はあまり忙しくなさそうなSony Musicのアーティスト大集合”の感も否めない参加アーティストですが(失礼!)、その分?どの曲も丁寧に作られていて、本当に完成度が高いと思いました。特に俺が気に入ったのは、SAKURAの『ロックンロール・ウィドウ』。アレンジがカッコイイ。それと岩崎宏美の『乙女座宮』。こちらは比較的原曲に近いと思うのですが、歌がそれほど上手くはなかった百恵さんと、歌の上手さに定評のある宏美さんとでは、仕上がりが別物。

なんだか褒めてんだかけなしてんだかわからなくなってきましたが、昭和のDIVA、山口百恵。俺もトリビュートの意味合いを込めて紹介させていただきやんした。


 ※ソニーの公式サイトにて何曲か試聴できます。

5月某日「街でゲイビデオのモデルに会う」 
 このsugar*daysでも度々書いている、俺の“ビデオ収納問題”。ようやく売り払いました。ざっと20本以上を中古買取に出して、約6000円。何年も前の作品だったりするし、DVDではなくビデオだしそんなものか…。まぁ、金はこの際いくらでもいい。とりあえず収納スペースが出来たっちゅう喜びが大きいわけで。次はDVDを売らなきゃね。こちらもかなり溜まってしまったし。この半年くらい、何かに憑りつかれたように買いまくったからなー。

 てなことでワタクシ、ちょっとばかりゲイビデオ通。先日も街でG社のモデルさんが女と腕組んで歩いているのを発見。そのモデルってメインモデルでもないのに発見しちゃった俺…なかなか「通」でしょ?(自慢なのかよっ?!)
 ちなみに腕を組んで歩いてた彼女風の女は、いかにも金がかかりそうなタイプでした。言うなれば『恋のから騒ぎ』の最前列に座ってそうな女。てーことは、きっと彼がケツマンにチンコぶち込まれて得た金を、全部コイツが巻き上げてたってことか…。間接的に俺もいくらかはこの女に金を貢いだってことか。ちょっとムカつく…。それにしてもモデル君。もしノンケではなくゲイだったら、間違いなく巻き上げる方に回れるタマなんですけどねぇ。人生は皮肉だ。

 まったくの余談ですが、ゲイビデオでノンケとうたってるモデル。みなさん、あれをどう思います?ホントにノンケだと思います?俺の判断では半分はウソと見ています。一応、俺はノンケかゲイかを、キスシーンとフェラシーンの舌使いで判断しています。ケツに指やら玩具らチンコやらは、意外にもノンケの場合でもそれはアリのようです。しかしキスは口を閉じがちですし、自分から舌を絡めたりはしません。フェラも金のためと割り切ってチャレンジするも、あくまでチンコを口でパクッとするだけでとても舌をチンコに絡めたりはしていない模様。…と、俺も何を偉そうに語りだしてんだか。“チンコ”って文字、乱発だし。

                          

5月某日「フィリピンからのお客様」 
 今日はkazzy氏(旧マンコ氏)と、ウイークデイの憩いの夕べを過ごしましょうってことで、同伴の男女しか来ないような店に。店内は静かで、俺ら以外には明らかにお水の姉ちゃん(=フィリピンからの“じゃぱゆきさん”)とそのお客っていうカップルが1組だけ。そこでゆったりと鍋をいただくはずが…。なんと日比戦争勃発!このカップルが殴り合い掴み合いの流血戦を繰り広げたのでありました。戦争の最後は逆上して気の狂った女が、俺たち民間人もターゲットにし出したので、マントヒヒみたいな顔した仲居さんまで巻き込んでの大騒ぎ。

※流血戦の詳細はマンコ氏(現kazzyさん)のHP『waspish style』のdiaryを参照。

↑では、マンコちゃんは随分勇ましいこと書いてますが、俺はかなりビビリました。だってひとつ間違えたら、じゃぱゆき嬢にビール瓶投げられるところだったしな。ホンマ、ちびりそうやった。
それにしてもフィリピン嬢、自分の正当性を主張する根性は見上げたもの。自分が食器を次から次へと叩きつけるから流血してるのに、幕切れでは「ほらっ、見ろ!血が出てる。警察呼べっ!警察呼べっ!」。挙句の果てはワケのわからん言葉をわめき散らし、肩を怒らしながら退場。一方オッサンは服に付着した血液も生々しく、俺たちに頭を下げに来ましたが、どことなく弱々しく哀れな感じ。まぁ、俺的には特にイケてない男だったので、必要以上に絡むこともなく(笑)許してあげました。イケてる男なら連絡先を聞いてなんだかんだと絡んでやろうかな、と思いましたが(笑)。

 しかし“巻き添えを食う”とはこういうことなんですねぇ。昨今物騒な事件が世間を賑わすことも多いですが、どんな事件も俺などは他人事のように見てしまいます。今後はこれを機に平和ボケを捨て、自己防衛能力も高めなあきまへんな。

 あ、そうそう、面白かったのが店員さん。一応の終結を見せた後、俺たちの所に来て「すみませんでした!お料理は今すぐ取り替えますからゆっくりして行ってください」。
そんなアンタ…瀬戸物のカケラやら野菜が散乱した中で、ゆっくりなど出来ますかいな!


                          



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