2001年度リーディングサイアー

●2001年度の2yo・全馬リーディングサイアーがJBIS(軽種馬改良情報システム)より発表されました。
2yo・全馬共にサンデーサイレンスがまたもやぶっちぎりのトップランキング!
毎年のように有力馬を出し、国際レースでもその力を示し始めた大種牡馬サンデー。
南半球での産駒も勝ち鞍をあげたようです。
また、サンデー系の種牡馬達も好成績をあげ、2yo馬リーディング上位20頭の中に4頭がランクイン!>フジキセキ、ダンスインザダーク、ジェニュイン、バブルガムフェロー。
尚、新種牡馬トップサイヤーには新潟2歳S勝ち馬のバランスオブゲームを出したフサイチコンコルドが輝きました。
それにしても、社台の種牡馬ばっかだね!(-.-)
2000年度サイヤーランキング
1999年度サイヤーランキング
サラブレッド2yo馬総合(中央+地方)
順位 種牡馬名 産地 出走頭数 勝馬頭数 勝利回数
(芝/ダート)
平均勝ち距離
(芝/ダート)
入着賞金(千円) 勝馬率 アーニング・INDEX
1 サンデーサイレンス 62 30 37/1 1583/1400 457,292 0.484 2.21
2 フジキセキ 千歳 35 14 14/5 1371/1200 265,648 0.400 2.28
3 ダンスインザダーク 千歳 47 14 16/3 1643/1266 245,120 0.298 1.56
4 ラストタイクーン 32 7 8/0 1187/- 153,710 0.219 1.44
5 フサイチコンコルド 早来 28 9 7/3 1285/1400 144,115 0.321 1.54
6 ティンバーカントリー 29 7 5/4 1400/1450 144,064 0.241 1.49
7 ナリタブライアン 新冠 33 8 6/2 1733/1500 128,893 0.242 1.17
8 エリシオ 27 7 5/4 1320/1300 117,340 0.259 1.30
9 ブライアンズタイム 27 8 9/0 1533/- 117,281 0.296 1.30
10 フォーティナイナー 18 10 2/10 1400/1260 113,507 0.556 1.89
11 サクラバクシンオー 早来 27 9 9/0 1288/- 105,029 0.333 1.17
12 セクレト 3 1 3/0 1533/- 104,313 0.333 10.43
13 ジェイドロバリー 31 6 3/3 1266/1266 103,398 0.194 1.00
14 トニービン 31 9 9/1 1577/1400 103,148 0.290 1.00
15 ブラックタイアフェアー 40 9 6/3 1366/1266 97,514 0.225 0.73
16 スキャン 28 8 3/5 1133/1160 95,620 0.286 1.02
17 タイキブリザード 12 3 3/1 1633/1000 95,561 0.250 2.39
18 ウォーニング 21 7 7/0 1228/- 88,742 0.333 1.27
19 ジェニュイン 千歳 32 5 4/1 1500/1800 80,573 0.156 0.76
20 バブルガムフェロー 千歳 32 5 3/2 1200/1200 78,920 0.156 0.74
 
期待されたバブルガムフェローは失敗したと言っても良いかも。
お話にならない産駒が多すぎです。
反面、多重クロスが懸念されたフサイチコンコルドはまずまずの成功を収めたようです。
カーリアン自身の逞しい活性血統によって、クロスの悪影響が殺されたのが要因かもしれない。
タイキブリザードの仔が重賞を勝ったのには驚きましたね〜〜〜!
こうしてみると、内国産種牡馬も輸入種牡馬と遜色ないレベルになったのだなと感じます。
青字の種牡馬は2001年度新種牡馬。
2yo馬全レースの平均勝ち距離は芝=1420m、ダート=1296m。


サラブレッド全馬総合(中央+地方)
順位 種牡馬名 産地 出走頭数 勝馬頭数 勝利回数
(芝/ダート)
平均勝ち距離
(芝/ダート)
入着賞金(千円) 勝馬率 アーニング・INDEX
1 サンデーサイレンス 374 180 261 210/48 1748/1606 6,655,185 0.481 2.32
2 トニービン 207 87 131 102/28 1812/1607 3,264,626 0.420 2.06
3 ブライアンズタイム 171 73 97 43/52 1837/1571 1,947,179 0.427 1.49
4 アフリート 182 83 122 19/102 1463/1479 1,920,641 0.456 1.38
5 フジキセキ 千歳 160 70 94 50/44 1518/1490 1,545,092 0.438 1.26
6 コマンダーインチーフ 148 38 51 27/20 1785/1615 1,343,057 0.257 1.18
7 オペラハウス 65 18 27 22/5 2000/1780 1,132,570 0.277 2.28
8 ジェイドロバリー 167 60 70 17/49 1600/1526 1,126,727 0.359 0.88
9 サクラバクシンオー 早来 128 46 59 38/21 1347/1304 971,812 0.359 0.99
10 フォーティナイナー 103 51 68 7/61 1457/1354 965,425 0.495 1.22
11 ダンシングブレーヴ 61 20 28 19/4 1626/1550 954,813 0.328 2.04
12 デインヒル 53 21 39 31/8 1741/1637 950,138 0.396 2.34
13 ダンスインザダーク 千歳 140 49 62 47/15 1693/1566 940,006 0.350 0.88
14 メジロライアン 伊達 102 29 40 25/13 1656/1538 806,985 0.284 1.03
15 ヘクタープロテクター 82 24 32 19/13 1547/1300 771,212 0.293 1.23
16 ティンバーカントリー 125 42 52 11/37 1654/1705 746,927 0.336 0.78
17 トウカイテイオー 新冠 97 31 40 26/12 1584/1558 675,600 0.320 0.91
18 タマモクロス 新冠 112 30 37 23/13 1700/1461 630,323 0.268 0.73
19 ロドリゴデトリアーノ 74 19 26 19/7 1636/1328 617,294 0.257 1.09
20 Caerleon 37 13 20 19/1 1668/2300 616,871 0.351 2.18
 
サンデーサイレンスが1995年から7年連続の首位をキープ。
大物も多く輩出しており、アグネスタキオンの様に春先でリタイヤした馬などが多数いても、お構いなしの首位。
菊花賞・有馬記念の2冠を制したマンハッタンカフェなどのように、どう見ても2番手グループの産駒でさえG1を勝ってしまう。
2yo部門でも5年連続、7度目のトップを奪取しており、早熟・晩成あらゆる産駒で好成績をあげている。
2月のきさらぎ賞ではJRA重賞114勝の新記録をあげ、4月にはJRA通算1000勝を達成した。
年間勝ち数261勝はJRAの新記録。
トニービンは2001年度に再びブレイク!ダービー・オークスの両優勝馬を輩出し、重賞13勝をあげた。
このサイヤーランキングからちょこっと分析したみたが、色分けしているのがそうです。
産駒が芝向きか、ダート向きか。<===>
ステイヤー傾向かスプリンター傾向か。<===>
例えば、サンデーサイレンスは芝向きの中距離が得意で、オープン競走に強い。
アフリートはダートの条件級短距離レースに強い。
オペラハウスは芝向きの長距離が得意で、クズも多いが、強い馬はとことん強い。
ティンバーカントリーはどっちかと言えばダートが得意。上級馬は少なく条件レースで稼ぐ。
など、馬券に役に立つかどうかは分からないが色々と遊べますね!^^;
※全レースの平均勝ち距離は芝=1637m、ダート=1473m