太陽系天体の箱


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惑星

木星
木星の写真です。望遠鏡を直接眼視でのぞくともっと細かく見えるのですが。
2010年8月23日現在、太い縞のひとつが薄くなっている。



ガリレオ衛星
 木星には多くの衛星(月)がありますが、そのなかでも、イオ、エウロパ、カリスト、ガニメデの4個は特に大きくて、小さい望遠鏡でも存在が確認できます。昔ガリレオ=ガリレイが、自作の望遠鏡を向けて、始めて発見したので、「ガリレオ衛星」の名があります。写真は1日の間を置いて撮影したものですが、このくらいの時間でもずいぶん位置が変わっているのがわかります。



土星
土星は輪のある惑星として有名です。実は、輪は太陽系のその他のガス惑星(木星、天王星、海王星)にもありますが、地上から小望遠鏡で目立った輪が見えるのは土星だけです。この輪は土星の軌道の位置によって見える角度が変わり、2010年は、真横から見ることになって消失するか、細い糸のような感じに輪が見えています。



火星
1988年の大接近時に175mm鏡で撮影しました。眼視ならもっと細かい模様が見えるのですが。


火星
上段:2003年8月22日22:45
下段:2003年8月23日23:50

火星大接近
2003年は火星の近日点付近での接近です。200mm鏡にて。




金星
東方最大離角の頃より撮影しました。この頃は地球−金星−太陽の成す角度は90度で金星は半月状に見えます。
それをすぎて、金星が太陽と地球の間に入ってくるような位置関係に近づいてくると、金星の形は三日月状になり、また、視直径は大きくなります。

白昼の金星
つくば市自宅にて
1999年7月7日
 金星は非常に明るいので白昼の青空の中にその姿を肉眼で見つけることができます。7月15日には最大光度の-4,5等級になりますが、7月中はだいたいこれに近い明るさで見えています。7月初旬は午後3時頃に天頂の少し南より、7月中旬は、2時半頃に同じような位置に来ます。




天王星
天王星の明るさは6等級で、なかなか探すのが大変ですが、木星と接近したときに撮影しました。低倍率では恒星とほとんど変わりませんが高倍率で見ると小さな青い円盤状に見えます。模様は小望遠鏡では見えません。画像で何か模様があるように見えるのはカメラのノイズだと思われます。




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