イギリス・フランス・シンガポール 5

せっかくここまで来たんだから と週末と1日学校を休んでひとりぷらぷら2泊3日?で スコットランドへ出かけました。
ロンドンとはまた違ったひんやり湿った印象。

エジンバラで重厚なエジンバラ城を見て、スコットモニュメントに登って、 ガイドブック片手にひたすらウロウロ。
観光用ではなく、タータンチェックにバグパイプのおじさんが歩いてるのを 見たときは嬉しかったです。

スコットランドの英語っていうか、イングランドから来た人と話す時は 私にもわかる言葉なのですが、現地の人同士で話してる言葉って??? 「ぐーぐーごーごー」としか聞こえず、同じイギリスでもここは違うんだなぁ と。
沖縄やアイヌの言葉の世界なのかしら?

そしてせっかくスコットランドまで来たんだから ネッシーが見たい?と ネス湖まで足を延ばしました。

ネス湖は35km、幅1.4kmの長細い湖です。町は細長い両端にしかありません。 この2つの町を結ぶバスは1日3便。このちょうど真中あたりにUrquhart Castle (アーカート城?ウルクハート城?ガイドブックによって表記がちがう)が あります。崩れた城跡。ネス湖の水は茶色く冷たく…ホントになんか住んでいそう。

さて、インバネスの町まで帰ろうと最終便(ほんっとに本数少ないの)のバスを待っていました。
しかぁしっ!! 待てども待てどもバスは来ない。
他の観光客は車でどんどん帰っていく。
ずいぶん待っているのにバスは来ない。
まずい。。。駐車場に残る車もあと少し(・・;)

夕方になってくるし、だんだんお天気も悪くなってきて、 ホントにネッシーでも出てきそうな感じ。
ヒッチハイクするか?
でも女の一人旅、さすがの私もわが身が心配。。。

ちょうど同じように来ないバスを待っている日本人らしき男性がひとり。
どちらからともなく「日本の方ですか? バス来ませんねぇ」と話し掛け、 話を聞くとこの男性、石油会社にお勤めで、今はアバディーンで北海の石油を掘っていて、 その日は休暇でネス湖に来たとのこと。

このまま待っていてもバスは来そうにないので、タクシーを呼んで町まで帰ることになりました。が、 近くで電話のありそうな所っていうと数キロ?離れたロッホネス・センター(ネス湖資料館みたいなの) くらい?
(行きはバスでここまで来て、ここから歩たの私)

雨混じりの横殴りの風が吹き付ける中、ロッホネス・センターまで歩いてタクシーを呼んで、 やっとインバネスに帰り着くことができました。
そしてその人はそのままアバディーンに帰って行かれました。
ありがとう。どうもお世話になりました。


実は、このお話には後日談がありまして。。。(笑)
その1年後、東京で一人暮らしをしていた私の所に、 この人からの日本に帰ってきている旨のお手紙が転送されてきました。
住所を見るとなんと私の通勤沿線。
懐かしさから連絡をとりました。
そして久しぶりなので一度お会いすることに。

あの時はお世話になりました等々、お互いにその後の近況を報告し合い、 いろいろお話する楽しいひとときを過ごしました。
そこまではよかったのですが、ポツリとひとこと。
「僕出会いがないんです」とおっしゃいました。

(^◇^;)げっ
その当時、大阪に彼氏(現在・夫)を残してきた私としては他人の出会いなんて知ったこっちゃなく、 ましてやご期待に沿うわけにもいかず、
サーーーーッと引いたのは言うまでもありません。

この後日談がなければお世話になったいい人のままだったのに。。。 ははははは

 

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