イギリス・フランス・シンガポール 8

「ボンジュール」「メルシー」「シルヴプレ」だけで過ごした1週間。
我ながらよくやったなぁ とは思うけど、「こんにちは」「ありがとう」「お願いします」だけでも なんとなかるもんですね。ヘンな度胸もつきました。
メトロで駅員さんともめた時も 「あんたの言うてることぜんぜんわからへんわ!!何言うてんのよっ!!」と 大阪弁でまくしたてたら、駅員さんは英語の話せる人の所に連れて行ってくれました。
何言ってるのかわからんのはおまえの方じゃ と思ったに違いない(苦笑)

フランス語は数字すらわからないので、食事はひたすらパン屋のパンとかスーパーとか値段の 表示されているものしか買えません。
バケット指差して、人差し指ひとつ立てて、にっこり「シルヴプレ」。 (そのバケットひとつちょうだい)
本場のフランスパンは皮パリッパリでおいしかったけど、 1週間そればかりというのはちょっとキツイものがありました。(笑)

飛行機のリコンファーム(予約確認)をしようと航空会社のパリ事務所に電話をすると フランス語で「パラパラパラ」ガッシャンと電話を切られてしまう。
何度やっても同じことの繰返しで、途方に暮れました。
(実はお昼休みだったのでは?と何年もたってから気づきました。)

こうなったら事務所に直接行って リコンファームするしかないか と思いつつ泣きべそかいていたら、
「どうしたの?」と日本人のお姉さんに拾われました。
パリ在住でお仕事されている方で、これから日本人の友達の所に行くから一緒においで と 誘って下さり、お友達のおうちで一緒にランチをご馳走になりました。

さっきの通じない電話の話をして、これから直接事務所に行って来る と言うと
それならここから と、お友達が電話で「ボンジュール。パラパラポショポショ・・・」と代わりに リコンファームまでして下さいました。
言葉ができなくても旅はできるけど、言葉ができるってやっぱりいいなぁ。

 

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