むらさきぐま日記2007.ユース編2


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1.プリーグ・VS皆実7/7 2.練習試合・VS桜7/16 3.高円宮杯GL・VS福岡9/17

ユースの予定。

JFAプリンスリーグU−18中国2007。
3月17日 ○9−0 江の川(得点者:金田2[1FK]、不老2、板倉3、中野、大崎[PK])
4月 7日 ○6−0 岡山学芸館(得点者:不老、横竹、岡本、中野2、茶島)
4月14日 ○7−1 高川学園(得点者:中野2、横竹3、板倉、篠原)
4月28日 ○4−0 広島観音(得点者:大崎2、宮原、板倉)
4月30日 ○2−1 広島皆実(得点者:内田[FK]、横竹)
5月19日 △0−0 作陽
5月26日 △1−1 銀河学院(得点者:大崎)
セカンドラウンド・1部上位リーグ:
6月30日 ○5−1 高川学園(得点者:内田2、横竹[PK]、中野2)
7月7日  ○3−2 広島皆実(得点者:横竹2[1PK]、中野)
7月20日 △1−1 作陽(得点者:中野)
5年連続優勝、高円宮杯出場決定。


高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権。
グループリーグ:
9月 9日 ○3−2 横浜FM(得点者:不老、大崎、内田[FK])
9月14日 ○2−1 京都(得点者:横竹、内田[PK])
9月17日 △1−1 福岡(得点者:玉田)
決勝トーナメント:
9月22日 ○3−2 ヴェルディ(得点者:大崎、不老2)
9月24日 ○3−1 G大阪(得点者:大崎、横竹2)
10月6日 準決勝 VS名古屋(国立、12:00)
10月9日 決勝戦
日本クラブユースサッカー選手権U−18。

グループリーグ:
7月28日 ○2−0 湘南(得点者:横竹[PK]、宮原)
7月29日 ○2−0 新潟(得点者:大崎、内田)
7月31日 ○7−0 塩釜FC(得点者:板倉2、宮原2、不老、茶島、岡本)

決勝トーナメント:
8月1日 ○5−1 浦和(得点者:横竹2[2PK]、内田[FK]、大崎、OG)
8月3日 ●3−4(延長) 磐田(得点者:横竹2[1PK]、宮原)
大会3位。
日本クラブユースサッカー選手権U−15。

グループリーグ:
8月11日 ●0−2 FC東京むさし
8月12日 △1−1 川崎(得点者:宮原)
8月13日 ●0−3 G大阪
グループリーグ突破ならず。

ユースのプレイヤーについてはこっち参照。


9月17日 秋津サッカー場 晴
高円宮杯全日本ユース(U−18)サッカー選手権・グループリーグ
VSアビスパ福岡ユース

前日は、熊野から新大阪へ22時ごろ戻ってくるはずだったオーシャンアローが阪和線毎度毎度の人身事故による遅れで、新大阪へ着いたのは23時になろうかというころ。構内で開いてる食堂っつったら皇蘭くらいしかなかったのでそこで食べて、ネットカフェへ。
 着いたのが遅く、一息つくのも遅かったので、ちょっと寝入ってしまって当初乗ろうと思っていた新幹線に間に合わず。次のに乗り、9:30に東京に着くと京葉線ホームへえっちらおっちら急いで9:46発の蘇我行快速に乗り、新浦安乗換えで10:19新習志野着。
 そういえば秋津サッカー場の場所知らないなー、と思いつつも、たぶんこっちだろうと歩いていくと秋津公園に来た。入ってしばらく行くと、グラウンドでサンフとアビの選手たちがアップ中、グラウンドの脇では市船の選手たちが待機中。
 サッカー場着。ちゃんとメインスタンドがある。しかし屋根はないので、カンカン照りがモロで非常に暑かった。サンフユースはアウェイ側なので、サポたちはそちらに。拓のご両親もいらっしゃっている。はるばる青森からグループリーグ皆勤とのこと。本当にお疲れさまです。
 ちなみにオブリはいないようだった。

 ほどなく両チームのメンバー発表。

28玉田 9中野
19板倉 25浅田
  
15池田 12沖田
3山根 14佐伯 4宮本将 2大西
1兼田
9大山 14田中
19大庭 27秋田
   
7一瀬 4関屋
2藤田 8河井 5前田 28表
1平山
リザーブ・・・
サンフ:GK16原、DF5佐藤、MF6小西、24茶島、26元田、FW22宮原、27大崎
福岡:GK16笠川、DF18孫、24喜多、25森川、MF13中村、FW12久保、23吉原




 サンフは横竹・内田がサテライトの試合に出場のため帰広、岡本・不老はベンチ外、原・拓・大崎はベンチスタートと、主力の大半を入れ替えて試合に臨む。負傷のため前の二試合でベンチスタートだった山根が先発に復帰。
 福岡はチームのエースであるMF10鈴木が前日のJ2・第40節に途中出場及びこの日のサンフとのサテライトリーグに出場のため不在。あとFW中田もサテライトへ。ベンチにいるDF喜多くんはサンフレッチェくにびき出身で、原くんや大地の後輩になる。

 快晴で、風が強い。芝はやや荒いが、ひどいというほどではない。選手たちが整列して入場。今日は不老くんがビデオ係のようだ。
 さあ試合開始。
 まず福岡、左サイドでスローインを得る。キャプテンの2藤田がロングスロー、こぼれを福岡シュート!はサンフクリア。サンフ、左サイドからパスをつないで右サイドへ展開し大西と浅田がワンツーで突破を図るが、福岡クリア。
 福岡、右サイドでキープし沖田のファウルでFK獲得。19大庭が左足でゴール前に送るが、クリアする。次いで福岡、FW9大山が右からドリブルで突っ込む。フィジカルでマークをはねのけながら一気にPA侵入しシュート!DFブロックしPA外に転がる、ところへFW14田中、中央右からシュート!は上に外れた。あっぶない!
 大西がアーリークロス、中野が飛び込むがGKキャッチ。福岡、左からのFK、大山がゴール前に上げる、ファーDF5前田?競り勝って中央に落とし、飛び出したFW田中がフリーでトラップ、GK兼田と一対一シュート!はわずか左に外れる!また危ない!
 サンフは決勝トーナメント出場をすでに決めている関係で選手を大幅に入れ替えているので、やはり連携に難がある(とくに中盤)。福岡の素早いパス回しからのシンプルなサイドアタックをなかなか止められない。


 サンフ、大西が右からクサビのパス、中野がダイレクトで右ウラに落とし、ボランチの沖田がそこに飛び出してくる!がGK飛び出してキャッチ。惜しい。いい形だった。
 福岡、またも左サイドでFKを得ると大山がゴール前に上げる、兼田キャッチ。またまたFK、DF表がゴール前に上げるが佐伯がクリアしてCKに。左CK、大山のキック!佐伯がクリア、これが前線に残っていた大地のもとへ、大地キープして中野に落とす、中野右に展開して浅田が飛び出してくる、福岡クリアしスローインに。
 右サイドでつなぎ、中野から大西、そこからパスを回して左サイドへ展開、上がってきた山根が受け、ドリブルから中央へクサビのパス、中野受けると見せかけスルー、その外側にいた浅田か沖田?がダイレクトで折り返し、そこへ左から走り込んできた玉田がダイレクトシュート!

ゴール!!

ボールは完全なジャストミートとはいえなかったがぐんと旋回し、立ち塞がっていたDFの外を巻いてゴール右スミに飛び込んだ。15分、劣勢のサンフが1年生・玉田の公式戦初ゴールで先制!長身で体が強く、ポストプレイヤーという感じの玉田だが、今のは見事なコントロールシュートだった。


 左サイドへ展開、上がってきた山根が受けてさらに左へ、大地が受けてタテに突破しクロス、中央中野が飛び込む!がその前で福岡クリア。
 サンフ、調子が出てきた。DFラインの将から左サイドに流れる中野へピタリのロングパス、中野落としてオーバーラップの山根が受け、そのままドリブルで突っかける、福岡クリア。山根ロングスロー、福岡クリア。
 福岡のフィード、大山が走る、兼田が出てくるが大山速い、PAの右カドあたりで両者交錯、ボールがこぼれる!が兼田の後ろにこぼれたため、DFがクリア。サンフ反撃、右サイド細かなパスワークで崩し、最後は中野が受けて強引にタテに突破しシュート、右ポスト外側に当たる。スルーを交えてのダイレクトパスによる崩しが増えてきた。
 中盤でボールを受けた中野が振り向きざまロングシュート!これはゴール前のGKががっちりキャッチ。ちょっとGKの位置を見誤っていたようだ。そして給水タイム。
 暑い。正午前だが、給水しないととてもやってられない苛烈な陽射し。結構強い風が吹いているのでちょっと助かるが、ハイボール処理が面倒になるのが痛し痒し。

 さて試合再開。まずは福岡が中盤でボールを奪ってからのカウンター、しかも三対三、やべー!中央ドリブルで持ち上がって左へスルーパス、走り込んだFW田中がトラップ、持ち込んでシュートは兼田抑える!ナイスキーパー。さらに福岡、中盤つないで右のスペースに出し、オーバーラップしてきたサイドバック・表が受けてゴールライン際までえぐりセンタリング、ファーに飛ぶボールに大西と田中が競る、トラップで田中が大西の裏を取る、あぶない、しかし笛が鳴り、主審が田中のハンドを取った。

 サンフ、左サイドにボールを出し、大地が受ける。ハーフウェイラインからドリブルでキープしながら持ち上がり、粘ってファウルをもらいFK獲得。沖田がセットして右の山根にはたき、山根は右に展開して受けた大西がクロス、福岡クリア、そしてそれをつないだ福岡が速攻、しかしサンフもきっちりと戻って対応し、こぼれ球を兼田がキャッチした。
 福岡、左へ展開する。左サイドバック藤田がスピードドリブルで一気にPA左まで切り込み、切り返しで一人かわしてクロス、ファー、山根が競るが相手と交錯、顔を押さえて倒れ、笛が鳴る。(この時はヒジが入ったのかと思ったが、スパイクが入ったとのこと)まともに入っており、なかなか立てない。主審がようやく身を起こした山根の状態を確認し、外へ出るよう指示した。どうやら流血しているようだ。トレーナーからは○のサイン。止血すればとりあえず問題ないようで、安心。山根はゴールのそばで治療、左サイドバックには大地が下がって対処する。

 給水タイムの後、福岡がまたペースを取り戻している。再び左へ展開し、藤田が受けてゴールライン際までドリブルしセンタリング、ニアでクリアしCKに。ここで山根が復帰。頭をグルグル巻きにしている。頑張れ!左CK、大山のキックにファー競り合い、こぼれる、福岡拾う、中野対処、抜きに来る、中野やや遅れ気味にチャージし倒してしまう、マズっ!しかし笛はなし。クリア、タッチラインを割る。PKでもおかしくなかったところ、助かった。しかしまだ福岡のターン、右スローイン、藤田のロングスロー!サンフクリア、しかし福岡拾ってクロス、兼田飛び出してパンチ!よく出た、PA外へこぼれたボールに両軍殺到、こぼれたところを福岡のMF4関屋がミドルシュート!は上に外れた。

 福岡はFW大山のポストからMF一瀬の散らし、というシンプルな展開が決まりまくっている。大山は体が強い上に結構スピードがあるので、なかなか抑えるのがやっかい。沖田が積極的に前線に上がる関係でその裏を突いてくるケースが多いので、大西がそのつどカバーに行く。大西も最初のうちは難しそうにしていたが、そのうち何とか守れるようになってきた。ただ、彼を抑えてもまた田中というすばしっこいのがいるので厄介だが。

 福岡、右サイドでFK獲得、19大庭が左足でゴール前に上げ、ファー藤田がヘッド!左に外れる。
 福岡さらに攻める、右サイドを田中がドリブル突破しPA突入、向かってくるDFをタテにかわしてシュート、右ポスト直撃!山根クリアで福岡スローイン、藤田のロングスローが誰にも触らず中央こぼれてバウンドしてくるところをDF5前田がヘッド!やられた、と思ったがボールはバーに当たってそのままゴール上へ外れていった。危なかった!バウンドの上がり際だったので上から叩きつけづらかったのがラッキー。

 玉田、右サイドでファウルを受けFK獲得。沖田がセット。サンフは前半風上に立っているので、できれば追加点を取っておきたいところ。沖田キック!はGKキャッチ。
 福岡は立て続けの決定機を逃し、攻め疲れてもきたのか、サンフが盛り返してきた。中盤でボールをキープできるようになり、沖田・池田のコンビがボールをどんどん回す。しかしやや中央に固執しすぎでサイドが使えていなかった。ここで大西や山根をうまく使っていれば決定機も・・・という場面が何度かあったが、このドイスボランチでこういうガチ試合をやるのは初めての経験だろうから仕方がないところ。今後に向けてのいい経験にしてほしいところだ。ただ、中央に入れていっても中野のキープ力と玉田のポストがあるので、それなりに形にはなる。やはりこのメンツで中野がいるのは大きい。きっちりボールに絡んでくるし、ボールが入ればちゃんとキープしてくれるので、時間を作ってくれる。
 ・・・と思っていると福岡の速攻、左サイドをダイレクトパスで崩すとFW田中が完全に抜け出して兼田と一対一、シュート!

セーブ!

兼田、みごとにはじき返した。亜季重グレ――――ト!


 前半も終了間際。サンフ、クサビのパスを中野が左に落とし、受けた大地がそのままの勢いでドリブル突進、PAに侵入してゴールライン際DFと競り合い、こぼれたボールに追いつきセンタリング、ファー玉田詰める!がその前でDFがクリア。惜しい!
 福岡のFK、左サイド、ハーフウェイラインのあたりから藤田が一気にゴール前に上げ、こぼれたところをMF秋田がダイレクトシュート!は上に外れる。サンフ反撃、中野から玉田に入れ、玉田が落として中野が受けたところファウルもらってFK。
 中央やや遠め、沖田がセット。前半ラストプレイだろう。森山監督も、
「直接いけー!」
と沖田に指示を出している。沖田助走からキック!グラウンダーの鋭いボールだったが壁に当たる。山根が拾って右に開き、浅田がトラップするが大きい、福岡クリア、したところで前半終了の笛が鳴った。
 このメンバーにすれば上々の折り返し、皆よくがんばっている。後半もこの調子でいき、途中から拓、小西、大崎らを投入していけば勝てそうな感じだ。
 守備では福岡のサイドアタックに手を焼いていたが、やり方はシンプルなだけにハーフタイムで対策を練ればいけるだろう。将と佐伯のコンビは、まあまあ。将はもうちょっと一対一での力強さがほしいし、佐伯はやはり足元を確実にしてほしいが、なんとかやっている。田中にシュート撃たれすぎだけど、結果オーライか。

 後半開始、双方ともメンバー交代はない。
 福岡、大庭が左サイドをドリブル突破、折り返して右から大山シュート、こぼれるところに大庭詰めるが兼田キャッチ。サンフ、山根のクサビを中野がヒールで落とし、玉田が受けて持ち込むがDFクリア。さらにサンフ、右サイドでつないで大西が受けミドルシュート、左に外れる。
 福岡、右サイドポストプレイから大山がドリブルで切り込み角度のないところからシュート、は右サイドネット。今度は中央遠めからFK、DF河井がクロスを上げ前田が合わせるが枠にいかない、そのボールが落ちるところ藤田がボレーシュート、しかしこれも当たりきらずに右にそれ、こぼれをサンフがクリア。

 サンフ、右サイドつなぐ。大西→浅田→中野、クサビを受けた中野が切り返しから一人かわしたところ倒されるが笛なし。本人は不満そうだったが、取られなくてもおかしくはないプレイ。次だ次。しかし腰を気にしているような仕草。痛めたのか!?
 中央で中野がボールを追い、アタックをかけて奪い取る。そして池田に落とし、池田はドリブルで持ち上がって左のスペースへパス、そこへ走り込んだ大地がダイレクトシュート!いったか!と思ったがボールは左に外れた。惜しいいいいい。枠にいってれば。
 福岡のFK、クリア、福岡が拾うがそこへ玉田が素早く詰めて奪い取りカウンター、一気にドリブルで持ち上がると左へパス、上がってきた中野がそれを受けて切り返しミドルシュート、はGK正面。玉田の中野へのパスがちょっと弱く、DFに戻るひまを与えてしまった。もっと速いパス、もしくはそのまま自分でシュートにまで持って行きたかった場面。これも惜しい。 しかしFWがよくボールを追っている。これくらい走れば後ろが助かるし、高い位置でカットできればビッグチャンスも増える。トップチームも見習うべきだー。
 
 前線の二人に加え、中盤では沖田が攻守によく走り回っている。彼らが走り回ることで、前半はかなり押し込まれぎみだったサンフは後半、対等に近いところまで盛り返していた。福岡、右からのクロス、ファー大山が走り込むが、先に大西がボール支配圏内に入り、大山をブロックしつつボールをゴールラインに追い出した。グッド。今日の大西は守備面での貢献が大きい。
 後半20分、福岡選手交代。MF秋田に代えてFW23吉原イン、そして給水タイム。
 メイン側の副審さんはえらく気さくな人で、こっちがコールしてたりしたらこちらを向いてニコニコしたりしていたが、この給水タイムでは、選手への指示のために出てきた森山監督に対して、
「ちょっと私にも飲ませてくださいませんか」
といって、ボトルをもらってごくごくと飲んでいた。いいキャラしてるなー。

 給水終了。サンフ選手交代、山根に代わって拓イン。佐伯が左に出るのかな、と思ったらそのまま左サイドバックに入った。この試合、中央は将と佐伯に任せるようだ。山根、先発復帰試合は積極的に攻め上がる場面も多く、コンディションはかなりいい。あとはこの試合で受けた頭の負傷の具合だろうが・・・
 福岡のロングフィード、しかし拓がしっかりとカバーしてゴールキックにする。
 サンフ選手交代、中野に代わって大崎イン。中野はかなり腰を痛そうにしているが、大丈夫だろうか・・・大崎、試合を決めてくれ。
 サンフは大崎の投入で左から浅田・玉田・大崎のスリートップになり、トップ下に大地という布陣に。スリートップが全員1年生というのもこりゃまたすごい。
 福岡、右サイドからのFK。ゴール前に上げたとき、ファーで両チームの選手がもつれて倒れ、笛が鳴って主審がイエローを提示、ペナルティスポットを指した。え、PK?直接ボールに関わっていない位置だったし、ホーム側のゴールなので、遠くてよく見えなかったが・・・福岡、FW大山がボールをセットする。兼田が構える。亜季重はPK得意だから何とかしてくれるはず・・・大山、助走からキック!

ゲット!

ゴール右スミ、兼田の読みも当たっていたが、コースが完璧だった。後半30分、福岡が同点に追いつく。


 追いつかれたサンフは玉田にボールを集める。
 福岡選手交代、先ほど入ったばかりの吉原に代え、FW12久保イン。どうしたんだろう。
 福岡右スローイン、藤田のロングスローはクリア、サンフ反撃、中央パスつないで落としたところを池田がミドルシュート!DFに当たってCKに。左CK、沖田のキックはDFクリア、もう一度CK。左CK、沖田キック、ニア、こぼれる、大地追う、後ろから福岡DFが追うが勢い余って大地を押してしまい大地転倒、主審が笛を吹いてペナルティスポットを指した。やた!PK取り返した!大地でかした!
 近くにいた玉田がペナルティスポットにボールを置く。お、道歩が蹴るのか?しかししばらく話し合いがあり、大地がやってきてボールをセットしなおした。大地が蹴るようだ。大地も結構肝が図太そうだし、問題ないか。よーし決めてくれ・・・・・・





はずれ



ギニャー




カッコよくいうならロベルト・バッジョなみの弾道で上に外してしまった。そりゃないぜ大地ーッ!後半38分、得点は動かず1−1のまま。


 右サイド、大崎がドリブルで突進!きたきたきた大崎きたーそのままいけー!マークつく、しかし大崎はそのままキープして時間を稼ぎ、オーバーラップしてきた大西にパス!大西そのままゴールライン際まで切り込みセンタリング、はGKキャッチ。惜しい。でもいい形だ。1点取りに行けー。
 福岡のフィード、こぼれを田中シュートは兼田キャッチ。前半シュートを撃ちまくっていた田中、これが後半初めてのシュート。それだけサンフの後半の守備が整っていたということだろう。
 後半41分、サンフ選手交代。浅田に代えて宮原、今年ここまでのスーパーサブがピッチに入った。遅いよゴリさん。
 中央こぼれ球を池田が拾い、GKの位置を見てハーフループのロングシュート!逆風に戻されていい具合の弾道に。どうか――――ゴールネットの上に落ちた。惜しい。
 左サイドへ展開し宮原クロス、ファー大崎詰める、がGKキャッチ。福岡カウンター、大庭がドリブルで持ち上がりスルーパス、しかしFWとタイミングが合わない、兼田が出てきてトラップ、そのまま足元に置いて捕らない。ちょっ、あからさまwww

 とはいえ、福岡のほうも「勝点1を確実に拾って勝点4でのグループ3位突破」に戦術を切り換え、サンフがボールを持ってもベタ引きしたまま出てこなくなってしまった。ということで、ロスタイムも概ねサンフが主に最終ラインでパスを回し、福岡がそれをじーっと見ている、という感じで消費され、やがて試合終了。1−1のドローで、サンフのグループ1位突破と福岡のグループ3位突破がともに決定した。

 両者にとって最低限の目標が達成されたということで、両チームの選手たちはともに満足そうな表情。福岡の選手たちがサンフのベンチ前で挨拶したとき、こちらからも拍手を送ったら、それに応えるような仕草をする選手もいた。
 戻ってきたサンフの選手にコール。すると、小西くんがなにやらこちらに要求している。そしてピチブーの弓射パフォーマンスのポーズ。ちょ、やるのか!w小西くんが弓を射ると、お約束でバタバタと倒れるサポたち。そんなこんなでひとしきり盛り上がったあと、選手たちはクールダウン、サポたちは第2試合があるので断幕などの撤収に。


 ここまで出ていない選手たちに出場機会を与え、貴重な経験を積ませてさらに勝点1を加えグループ1位突破と、最上ではないもののまずは満足のいく結果。個人的には茶島くんを見られなかったのがアレだが、まあそれはおいといて。
 前日に熊野那智大社の近くの茶屋で買った餅(賞味期限3日)を拓のご両親やサポの方々に差し上げて、スタンドの上の方へ。前のほうには、第2試合の大阪桐蔭高校の選手のご家族の方々が入ってこられる。第2試合は、別グループになるが市立船橋VS大阪桐蔭。インターハイ王者・市船の手並みを拝見するとしようか。


(つづく?)

7月16日 美作ラグビー・サッカー場 曇一時雨
練習試合・VSセレッソ大阪U−18

 プリンス最終節が台風で順延になったので、7/16に舞洲であるセレッソU-18との練習試合でも見に行こうと思った16日朝、薄暗いからまだ早朝かと思いきやすでに8時。
 何でこんなに暗いんだ、と外を見ると曇り空、雨も降っている。ちょ、昨日晴れとったやんけ。まあでもそんなに降ってるわけじゃないし、舞洲っつったら桜が練習に使ってるとこだし、雨をしのぐとこくらいあるだろ、と朝飯を食べ、ちょっとニコニコ見てから家を出る。

 福山駅でmixi見ていて、新潟で震度6強の地震ー!?と驚く。6強はかなりまずいだろう。北陸線は止まってしまったらしい。ナオさん大変そうだ。
 新幹線で新大阪駅に着いた・・・が、こちらはこちらで吹田駅の人身事故によりダイヤ乱れまくり。しゃーないので改札を出て地下鉄にする。マクドで食べ、御堂筋線で梅田に出、環状線(大和路快速)で弁天町へ。ここでnaokiさんとjunkoさんに拾っていただき、舞洲へ向かう。

 本当に埋立地。キテレツなゴミ処理場がある。舞洲グラウンドは駐車場からけっこう歩いたところにあった。
 ピッチではサンフと桜の選手がアップ中。周囲はまるっきりの土で、台風のおかげで湿ったりぬかるんだりしている。時々ダンプカーも往復するし、何を埋め立てたのか知らないが異臭もするので、正直、観戦に適したところではない。南津守でやってほしいぞ。
 13時ちょい前から試合開始。



 サンフの先発メンバーはGKが兼田くんである以外は皆実戦と同じ。
 前線でのパスワークがよく、それに岡本・内田・拓・佐伯からのロングフィードも織り交ぜ多彩な攻撃を展開。そして左サイドで桜のクリアをカットしてクロスを入れ、中央受けた中野が寄せてくるDFも出てくるGKもものともせず、落ち着き払ってゴール右スミに流し込み先制。
 FW+横竹の動き出しがいいので、フィード一発からビッグチャンスになる。CKを取り岡本のキック、これがファーポストに当たりニア側へはね返る、GKキャッチするもラインを超えており、ゴールで2−0。
 桜はセットプレイやカウンターからゴールを狙うが、守備陣がきっちりとはね返す。そしてサンフ、ダイレクトパスから内田スルーパス、PA内走り込んだ横竹をGKが倒してPK。横竹がこれをきっちりと決めて3−0。


 右サイドへ展開し、大西が中央クサビを入れると横竹が右の裏に落として不老走り込みニアを破って4−0。ちょっとGKの対応もまずかった。
 左からのフィード、右で横竹受けて切り返しで一人かわして折り返し、中央中野、ゴールに背を向けた状態だったがルーレットでマークを外してGKと一対一、はGKがキャッチ。
 サンフのフィード、これに中央横竹がフリーで抜け出す。PAに侵入、飛び込んでくるDFをひょいといなして右スミに蹴り込み5−0。桜、このあたりになると完全に集中力が切れていた。
 そして前半終了間際、大崎→内田→中野とつないで左に展開、山根がワントラップからクロスを上げ、ニア不老が合わせて6−0。
 かくて、40分ハーフの前半を6−0で折り返した。


 ボール支配率は8割近かったんじゃあないかと思わせるような圧倒的ワンサイドゲーム。桜も失点を重ねるたびに戦意と集中力を失っていっており、はっきりいってこんなんじゃあ練習にならない。近場で広経大とやったほうがよっぽどマシだと思った。
 桜の監督が選手たちにカミナリを落としている。高円宮杯出場を決めているチーム、目を覚ましてほしいところだけど・・・


 後半開始、いきなり桜の選手がアグレッシブ。ようやくシャッキリしたか、ボールにどんどんプレッシャーをかけてきた。サンフもボールを回してそれに対抗していたが、大量リードで気が緩んだか、次第に桜がボールカットから素早くサイドに展開してチャンスを作るようになった。戦線は膠着し、ゴリさんも、
「前半とやってる事違うぞ!」
と叫ぶが、内容は変わらない。岡本もイージーミスやってしまうようでは、チームの雰囲気は推して知るべし。
 終盤は桜がボールキープして攻めたが、肝心なところでミスが出たのと、サンフ守備陣も踏ん張ったことでゴールならず。6−0、前半収穫、後半課題と両極端な80分だった。



 で、2試合目。先ほどの試合に出場しなかった(ちなみに一試合目のメンバーは交代なしで80分プレイ)フィールドプレイヤーたちが出てくる。1年生は、先ほどの試合には大崎くんが出ていたが、この試合には茶島くん。この二人は益田カップに行かずにこっち帯同。
 GKは引き続き兼田、DFラインは小西、将、池田、植木。あとはわかる人にはわかるでしょう、ということで・・・

 試合開始。立ち上がりからちょっとミスが多く、前線の動きが少ないためにボールが前に出ていかない。シンプルに攻める桜の前に劣勢を強いられるが、その中左サイドでボールを回し大地がクロス、ファー沖田が拾って戻したところをオーバーラップしてきた小西がダイレクトのミドルシュート!ボールは一直線にゴール左上スミに突き刺さり、サンフが先制。いかにも小西らしい、ごっついミドルだった。
 しかし、試合展開はあまり変わらず、前半終了。

 ハーフタイム中にいきなり夕立。大粒の雨がバラバラと落ちてくると、じきに横殴りの大雨になった。隣の野球場裏にある屋根つき休憩スペースへ避難。といっても5m四方くらいで、少年野球をしてた選手や審判、親御さんたちもおり、あまり雨よけの役に立たない。でもないよりはマシか。
 桜ベンチには屋根はあったが、サンフベンチにはなかったので、選手たちはシャワーの中監督からの指示。そしてその豪雨の中、後半開始。
 後半は、前半にも増して桜の一方的展開。開始早々にボールカットから右サイドに展開し速攻、クロスに中央フリーで走り込んできた桜FWが合わせてゴール。
 そのうち雨は小降りになってきたものの、桜ペースは変わらず。サンフはミスの連続、フィードもどんどんラインを割り、桜がハーフコートマッチのように攻めに攻めまくる。後半になってDFラインが安武・将・植木・茶島となったこともあり、前線にフィジカルに強い選手が揃っていた桜に対しては分が悪かった。

 前半途中にやってこられたナオさんが帰られる。地震でダイヤが乱れているためとのこと。大変な遠征になってしまい、残念。

 桜のCK、ゴール正面クリアがゴール方向に転がってしまい、それを蹴り込まれて逆転される。サンフも速攻からパスをつないで沖田がドリブルで突進しファウルを受けFK獲得、これを沖田が直接狙ったがわずかに右に外れる。
 終盤、サンフの選手は相当イライラしていたのかラフプレイが多かった。これはいけない。桜のほうは練習試合だというのにコーナー時間稼ぎとかしてて、これはこれで「???」な感じだった。
 そして試合終了。いくら天候が悪かったとはいえ、控え選手がこれではクラセンや高円宮杯という大会ではやや心もとない。クラセンまで時間はない、もっと頑張ってほしいところ。

 久しぶりに将を見たけど、かなりコンディションも上がってきたようで、背筋の伸びた良い姿勢で無難なプレイをしており、なんか巻誠一郎がDFやってるような感じだった。ポジション獲得に向け、怪我のないよう練習していってほしい。

 
 車に戻り、エアコンを噴かして濡れた服を乾かす。難波まで乗せていっていただき、ここでnaokiさんたちとお別れ。いつもありがとうございます。
 難波を歩いていたら地震。なにー!?震源は奈良らしかった。この連休は無茶苦茶だ。
 難波を歩いていたら疲れがどっと出てきたので、帰ることにする。御堂筋線で梅田に戻り、タワーとJEUGIAをざっと見て回っていくつかCDを買い、大阪駅に行ったらさっきの地震のためまたしてもダイヤ大乱れ。いいかげんにしてくれー。新大阪に着いた時にはもうへとへとだったが、レールスターが発車間際だったのでいそいで走ってセーフ。
 ウォークマンを聴きつつ福山着、ガストで食べて帰宅し、そのままばたんきゅー。

7月7日 美作ラグビー・サッカー場 曇時々晴
JFAプリンスリーグU−18中国2007・セカンドラウンド
VS広島皆実高

 9時過ぎに家を出て、福山東ICから山陽道に乗り一路美作へ。今日はサンフVS皆実の広島ダービーだが、試合会場は岡山の奥、ほとんど兵庫県に近い美作ラグビー・サッカー場。なでしこリーグの岡山湯郷Belleのホームでもあるけど、遠いっつーねん。
 岡山JCTで岡山道に折れて北上、中国道に入ってさらに東行、途中眠くなったのでひと休みして、11時45分ごろ着。入り口を入ると、前のほうにサンチェバスが。今到着か。

 駐車場に停めてまたひと休み。でも暑いので外に出る。天気予報では雨のち曇だったが、すでに雨は止み、太陽まで顔をのぞかせていて非常に蒸し暑い。試合は主競技場ではなく、上のほうの第1補助競技場で行われていた。その点では雨でなくて助かったけど。
 ピッチでは2部上位リーグ、境VS玉野光南の後半が。両チームの選手のご家族たちがコンクリート製のスタンド?に腰掛けて応援している。サンフの練習に参加していた境の丸谷くんは10番をつけ、4-5-1のボランチでプレイしていた。
 試合のペースは境。ボールを奪ったら素早く前線につなぎ、前線4人の個人技でうまくゴール前に迫っている。もっと後方からの押し上げがあれば厚みのある攻めができると思うけど、それはこれからの課題だろうか。丸谷もあまり目立たず、地道にボランチのしての仕事をこなしているという感じだった。ボールを持てば気のきいたプレイをするのは流石だが、年代別代表クラスのプレイヤーなのだから、もっと動いて絡んでほしい気もした。
 境が右サイドからボールをつないで左サイドに開き、左MF6本城の突破からのクロスを中央トップ下の11番矢倉が受け、競り合いでこぼれたところを拾って右に持ち出しシュート、きれいに決めてゴール。これで2−0となったようだ。さらに境、丸谷のパスを基点にMF8松原が右サイドを突破してクロス、これに中央飛び込んだFW9住田がDFに引っ張られながらも右足で合わせてゴールに放り込み、3−0。時折光南の速攻にあたふたする場面もあったが、概ね境が試合の主導権を握り続け、そのまま3−0で押し切って勝利した。

 両チームの挨拶が終ると、奥の土グラウンドでウォーミングアップしていたサンフと皆実の選手がピッチに入ってきてアップを始めた。
 篠原くんがシャツを着て特に何をするわけでもなくぶらぶらしている。今週の練習でヒザの靱帯をやってしまって全治一ヶ月ほど、クラセンに間に合うかどうかわからないらしい。

Σ

なんてこった
 代わりには誰が入るんだろうか。岡山の試合だし、池田くんあたり?
 今日はゴリさんがU-20W杯追っかけでカナダ、雨野さんも国体選抜のほうの仕事があるのだろうか不在で、一樹さんが指揮を執るようだ。

9中野
25大崎 11不老
10横竹
8内田 13岡本
3山根 14佐伯 5佐藤 2大西
16原
25金島 15金子
12本藤 19浜田
   
6澤井 7加藤
5高橋 3松岡 4林 2岩井
1増田
リザーブ・・・
サンフ:GK1兼田、DF15池田、18元田、MF6小西、12沖田、17金田、24茶島、FW23安武、22宮原
皆実:GK17時田、DF22村田、20井林、21崎原、MF16秦、14佐々木、24谷本、FW10下江、23玉田



 池田くんはユニを着ていたので「おっ、先発か」と思っていたが、違った。サブなら暑いんだから脱いどきなさい。
 さて両チームの選手が整列して登場。皆実は緑と黒の縦縞の西瓜ユニ、サンフはヴィオラユニと、双方ともホームユニで戦う。13:30、キックオフ。
 皆実、左サイドへ回してMF本藤のクロスにニア金島が飛び込む、が合わず。サンフ、右サイドからロングスルーパスを出すが、合わず。サンフは中盤でダイレクトパスをつないで攻める。そして一転岡本から右サイドへロングフィード、オーバーラップした大西がトラップしたがDFが寄せてきて、ボールはゴールラインを割りゴールキックに。サンフ、中央で素早くつないで内田スルーパスに左大崎飛び出してシュート!は右に外れる。
 スルーパス、カットされてこぼれたところを中野が詰め、左へこぼれたボールを大崎がキープ、DFが寄せてくるが、奪われそうになるところを必死に足を出して強引に奪い返し二人をかわして折り返し、中央中野が受けてノールックスルーパス、右から飛び出してきた不老が受けるが、DFも素早く寄せてシュートにまでいけず、不老のファウル。
 あー惜しい・・・と思っていると、皆実の右サイドバック・岩井が倒れている。起き上がれない。先ほどの大崎との奪い合いで負傷したか。いったん外へ出される。

 中盤ダイレクトでつないで中野のスルーパスに左不老飛び出してシュート!上に外れる。この場面、おとりとなった大崎のフリーランもよかった。
 皆実選手交代、岩井に代わって村田イン。岩井ダメなのか!即交代とは相当ひどいようだが・・・大丈夫だろうか。
 皆実が左サイドを突破、これを横竹が後ろから倒してイエロー。皆実のFK、MF19浜田がセット。彼はサンフジュニアユースOB。前回の対戦でセットプレイからゴールを決めた加藤がファーに張る。そして彼が一気にニアヘダッシュし、浜田がキック!DFが加藤につられる、しかしボールはファーへ飛び、そこにいた皆実・松岡がジャンプ一番ヘッド!

ゴール!
 
ものの見事にゴールに叩き込み、前半11分、皆実先制!サンフ、加藤のランに完全に釣られクマー。


 いい形を作りながらも先制されたサンフ、しかしまだ前半11分。慌てずにこのまま自分たちのサッカーを継続したいところ。
 左サイド、不老から中野へ折り返して中野落としたところを内田ミドル!DFに当たってCKに。左CK、岡本のショートコーナー、内田が落として岡本受け一人かわしてミドルシュート、上に外れる。皆実、オーバーラップのボランチ澤井が落としたボールを加藤がミドル、DFに当たってGK原キャッチ。次いで皆実の左FK、これは原がキャッチ。
 サンフ、左サイドで山根→中野→内田とつないで内田クロス、あ、シュータリング、ゴール右上スミ入るぞ、GK増田ジャンプし伸び上がってパンチ!クリアした。
 岡本がドリブルで猛然と中央突破、PA前で倒されるが笛なし。次いで中野ミドルシュート、左に外れ。皆実反撃、右サイドで回して内田がファウル、FKを得る。PA右カドからやや後ろ。浜田がセット。右足で入れるので、ゴール前へのクロスになる。今度はしっかり守れ・・・キック、クリア!よし。


 ダイレクトパスで右サイドを突破、皆実クリア。右スローイン、大西が入れて中野キープするがカットされる。今度は大西がロングフィード、これに中央大崎が反応し飛び出すところ倒されてFK。ペナルティアークの少し後ろ、絶好の位置。内田と岡本が立つ。どっちでもいいところだが・・・岡本!しかしキックのときに思い切り滑ってずっこけてしまい、キックは右に外れた。
 岡本・内田・中野のトリオで中央突破を図り、岡本がドリブルでタテに抜けセンタリング、DFがカットしCK。左CK、岡本ショートコーナー、内田がリターンし岡本クロス、は大テンプラで、岡本思わず「あーもー!」と空を仰ぐ。しかしこのボールに中野が競り、CKを取った。右CK、内田のキック、中央不老ヘッド!は左に外れた。そしてここで給水タイム。


 試合再開。サンフが攻める。スリートップでボールを回して左サイド、不老→横竹→山根と回して山根クロス、皆実クリアしカウンター、しかし拓がクリア。
 皆実、ボールカットからFW金子にボールを入れ金子ミドルシュート、は当たりきらずに右に外れた。
 救急車が入ってきた。ゴール裏を回って皆実のベンチ裏へ。救急車って、相当まずいのか。骨折か、それとも・・・わからないのでかなり心配。
 と、サンフの攻撃、右サイドからつないで中野が左サイドへ展開、上がってきた山根がドリブルでPAに切り込みセンタリング、これにファーから中央飛び込んできた中野がダイビングヘッド!

左に外れ!

中野、バンバンと芝を叩いて悔しがる。ゴール前フリー、先週の高川学園戦と同じ形だっただけに決めたかったところ(ていうか決めないといけないところだったけど)。
 サンフが中盤でミス、皆実がカットして前線へ、皆実の選手が飛び出す、原も飛び出す、交錯、こぼれる、浜田がキープ、シュート!は―――わずか左に外れる!た、助かった!


 30分を回る。岡本のスルーパスに中野が飛び出すが、わずかに長くGK増田キャッチ。皆実、右サイドで浜田が受けてオーバーラップの村田へパス、村田クロスに金子走り込むがボールはゴールラインを割った。次いで皆実、加藤から右に開いて浜田がキープ、時間を作ってからタテのスペースに出し、そこに再び村田が走り込む!が、戻ってきていた大崎がタックルでカット、ゴールラインにクリアしてCKに。皆実右CK、浜田のキックは大きすぎ逆サイドに流れる、皆実がキープしてクロスを上げるがサンフがクリア。
 サンフはスリートップに横竹も前線に張り付き、前と後ろが開きすぎているために中盤で皆実にボールを回させてしまっている。もっと上下動しないと・・・皆実、中盤でボールを回して左へ展開、金子のクロスはゴールラインを割る。さらにボールを回してクロス、こぼれをキープして後方に落とし、走り込んだ加藤がミドルシュート!しかし内田がその前に立ち塞がってブロック!そしてサンフ、横竹が前線にパスを送り大崎が受ける、持ち上がって右にはたき、中野が受けてワンツー、大崎が裏に抜け出してゴール正面PA内で受けた、ところを後方から倒される、同時に主審が笛を吹いてPKのゼスチャー。よしPKとった!倒れた大崎、してやったりの表情。いいワンツーだった。
 横竹がボールをセットする。ゴール前に立つのは、選手権で三試合連続のPK戦を制したPKストッパー・増田。大きく両腕を広げる。普通に蹴ったのでは止めてしまうだろう。どうする、横竹。長い助走距離をとる。思い切り蹴るのか・・・助走に入る、増田身構える、横竹キック!

ゲット!!

助走距離とは裏腹の、適度に力を抜いたボールがゴール右スミにぱさりとおさまった。思い切り左スミに蹴り込んでくると読んで左に跳んだ増田の裏をかく冷静なキック、横竹のゴールで40分、サンフ同点に追いつく。

 皆実、右サイドを村田がドリブル突破、サンフは二人がかりでストップ、スローインに。右スローイン、村田が入れ浜田がキープ、村田に戻すところカットしてスローインに。村田が入れ、つないで加藤が受け持ち込んでミドルシュート、原キャッチ。反撃、左サイド中野が受けて大崎へパス、大崎キープからタテに出るところDFクリア、CKに。左CK、岡本のキック、ファー、皆実クリア、不老が拾って戻し、大西クロスはゴールラインを割る。
 中央細かくつないで横竹ループパス、皆実クリア、これを不老拾ってミドルシュート、上に外れる。サンフのフィード、大崎が競って左スローイン獲得、内田のロングスロー!は増田飛び出してファンブルしながらもキャッチ。なおもサンフ、左サイドへフィードし山根が拾ってドリブル突破から大崎へ、大崎のリターンを山根が受けてクロス、ニア不老が飛び込む!が右へ外れ、ここで前半終了。
 またもセットプレイから先制を許してしまったものの、守備の堅い皆実を相手にして中盤でボールを回し、たびたび決定機を作っていた。前半の終盤は、ちょっと気がはやったのかちょっと前線とディフェンスラインの間が間延びしていたが、大崎のうまい突破からPKを獲得し、同点で折り返すまずは理想的な展開。ミスがらみ以外では皆実にシュートはほぼ撃たせていないので、後半早い時間帯に逆転し、優位に立ちたいところ。
 この試合も中盤で岡本が利いている。後ろのほうは内田に任せて積極的に前線へと飛び出しており、ドリブルにパスで皆実を崩す。内田はかなり裏方的な役割をこなしており、時には最終ライン付近でリベロみたいな位置取りをすることも。この二人の関係がけっこうはまっており、いい感じの守備と攻撃ができていた。

さて後半開始。両チームとも選手交代はなし。
右サイド、黄色スパイクが緑の芝に映える不老が粘ってキープしスローインゲット。右スローイン、内田が助走からロングスロー!ゴール前、GK増田の前に中野が飛び出しバックヘッドで方向を変e

空振り

増田キャッチ

かすってれば1点ものだったが・・・

 皆実、右からクサビを入れて金島がヒールで落とす、が誰もおらず、内田クリア。次いで松岡から左サイドバック高橋へ、しかし大崎がマークに行きファウルをもらう。この時間帯、やや皆実が押し込んでいるが、ゴール前に来るボールはハイボールもグラウンダーも拓がはね返しまくる。凄まじい気迫。
 サンフ、ダイレクトパスをつないで左サイド大崎が競り、足を押さえて倒れる。横竹がプレイを切る。大崎、立ち上がった。
 皆実左FK、浜田が右に流して高橋がミドルシュート!右に外れる。
 サンフ、ダイレクトパスを回して内田から岡本、岡本のフィードに中央不老走り込むがDF村田も併走して競り合い、村田カットしてクリア。ちなみに彼もサンフジュニアユースOB。次いでサンフ、右サイド大西から中央経由で左サイドへ展開、受けた大崎が二人をかわして三人目と対峙しクロス、横竹受けて大崎にリターン、DFクリアでCK。左CK、岡本のキックはぐんと曲がってGKの上を越える、ファー中野飛び込む!

ポスト!

中野は合わせることができず、ボールはそのまま右ポストに当たってはね返った。こぼれを山根が拾いクロス、DFクリアしてCK。左CK、岡本のキック!は長い。タッチラインを割ったところで副審が主審になにやら告げる。どうやら中野が鼻血を出したようだ。中野は止血のためピッチの外に出される。今日の中野はポストワークにパス出しでよく働いてはいるが、ことゴールを決める段になるといまいち運がない。しばらくして復帰。


 サンフの左スローイン、不老が受けて岡本へ、岡本のクロス、皆実クリア、大西拾ってクロス、クリア。次いで左サイド、山根がフィードを受けてさらにフィード、不老が受け前のスペースへ、そこへ大崎が走り込みDFと一対一、キープからパシッとマイナスに折り返してPA外中央左横竹、ワントラップから迷いなく左足を一閃!

ゴール!!!

ボールは芝の上を滑走して対角のゴール右スミに突き刺さる!増田も反応したがさわる事ができず。横竹の鮮やかなるミドルシュートで後半12分、サンフ逆転!
 それにしても凄いゴール・・・と思っていると、なぜか岡本がピチブーの弓射パフォーマンスを。おまえが決めたんじゃないだろwww


 皆実選手交代、MF本藤に代わりDF20井林イン。左サイドバックに入り、高橋が二列目に上がる。
 右スローイン、不老が受けて横竹に渡し横竹クロス、皆実クリア。次いで中野ミドルシュート、増田正面。
 右サイドで大西と高橋が交錯、大西のファウル。ここで二人がヒートアップし、主審が割って入って両者に注意。皆実のFK、浜田のキックがファーに飛ぶ、しかし原飛び出して跳び上がりキャッチ!グッドだ。
 皆実、中央つないで右に開きクロス、金島落として中央金子シューーー・・・すべった!撃てずにボールはコロコロ転がり、原キャッチ。滑らなければ決定機だった。ラッキー。ここでゴール前カバーに戻ってきていた内田が倒れたまま起き上がらない。足がつったようだ。この蒸し暑さ、前半から攻守に奔走している彼にはかなりきついだろう。しかし内田、自力で立ち上がった。外には出ず、試合続行。
 皆実、FW金島に代わってFW10下江イン。どちらかといえばターゲットマン的な金島をまず先発させ、後半の勝負どころでテクニックに優れた下江を投入するプランだったか。

 皆実、ボランチ澤井が中盤で受けると突如スピードアップ、たちまちのうちに二人かわしてPAに侵入、しかしそこを拓がストップ!今日の拓は最終ラインで獅子奮迅。ボールがこぼれる、サンフクリア、しかしミスキック、皆実拾ってクロス、やばっ、しかしゴール前に戻ってきた山根がヘッドでクリア!よく戻ってたー!山根も最近守備力の向上が著しい。ようやくいっぱしのサイドバックになってきた印象。
 内田のミドルシュート、上に外れる。皆実のフィード、サンフ大きくクリア、これが皆実DFラインの裏に飛び、中野が反応して左サイド抜け出しシュート!は左に外れ、ここで給水タイムに。


 試合再開、皆実右サイドを村田がドリブルで突破しクロス、中央金子が飛び込む!がボールがわずかに高く、合わず。タイミングはピタリだったので、ここは助かった。村田はジュニアユースでは右ウイングバックを担当していたサイドアタッカーだったので、彼の突破は要注意。身体能力も高いし。
 今度はサンフ、左サイド山根から岡本、岡本折り返して中央中野受けミドルシュート!

セーブ!

GK増田、これを見事にはじき返した。横竹がこれを拾い左サイドでキープ、CKをとる。シュートに至るまでの流れもシュート自体も素晴らしかったが・・・今日は中野の日ではないか・・・
 左CK、岡本ショートコーナー、佐伯がリターンし岡本クロスを大崎ヘッド!決まった!と思ったが、ボールはわずかに右へ外れた。惜しいいいいいい。

 サンフ、左サイドでつなぎまくって最後は横竹シュート、DFブロックしタッチラインを割る。山根スローから大崎がキープ、二人を背負った状態から強引に反転してそのまま突破しクロス、DFブロックしこぼれる、それに食らいついてキープしもう一度折り返す、PA内中野受ける、シュート!

増田セーブ!

こぼれる、中野の前へ、中野もう一度シュート!

DFブロック!

ゴールライン際でDFが止める、こぼれる、増田とDFの間へ、中野その間に割って入る、奪う、三たびシュート!

ゲット!!!

やっと中野キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!最後は執念で押し込み、後半29分、サンフが3−1とリードを2点に広げた。
 ベンチの選手たちがピッチサイドに整列した。そして中野が片ヒザついてピチブー弓射、すると彼らが一斉にバタバタと倒れる。
おまえらwwwwwそれはせめて全国大会にとっとけwwwwww




 もう攻めるしかない皆実、右サイドでFKを取り浜田キック、原キャッチ。もう一度右サイドでFKを取り浜田キック、低いボールを入れるがクリア。
 皆実選手交代、澤井に代えMF24谷本。彼はサンフレッチェびんご出身。サンフも選手交代、不老に代えて金田イン。金田は中盤に入り、横竹がトップ下へ。
 皆実のカウンター、下江がドリブルからスルーパス!しかし山根がカット!今日の山根、カットが非常に多い。皆実、右サイドからクロス、逆サイドに流れるところを皆実が拾って戻し上がってきた井林がクロス、しかし原がキャッチ。
 拓のフィード、中央中野が飛び出すがGKキャッチ。そして皆実、中盤でのカットからカウンター、下江が中央ドリブルで持ち上がる、大西がつくがその外側を高橋が猛然と上がってゆく、出されたらまずい、そこへ拓が戻ってくる、マークをスイッチ、大西が高橋を追い拓が下江につく、ディレイだ、しかし下江はちょんと右に持ち出すとそのまま右足一閃!

ゴール!
 
ジャストミートの豪快な弾道が一直線にゴール左スミへ突き刺さる!原も飛びついたが及ばず、下江のスーパーミドルで後半37分、皆実2−3、1点差に詰め寄った。
 大西と拓の対応は間違ってはいない。下江のシュートが凄かったこともあるけど、その前の奪われ方がまずかったのが原因。


 皆実選手交代、19浜田に代えFW23玉田イン。FW三枚を並べ、スクランブル態勢。
 サンフ、金田からのタテパスに大崎抜け出すがオフサイド。サンフの右スローイン、大西が入れてコーナー付近で横竹がキープ、戻して内田が受け折り返して中央岡本、左へ出して中野が受けそのまま反転シュート!はDFブロックしCKに。左CK、岡本のキック、ニア、クリア、そして皆実カウンター、右サイドへ玉田がドリブルで持ち出すがコントロールしきれずにタッチラインを割る。サンフのスローイン、つないで横竹キープからコントロールシュート、右に外れる。後半40分。

 皆実、ボールをつないでいったん最終ラインへ、そこへ金田が後ろからタックルをかましファウル、イエロー。そこは無理に行かなくていい。
 サンフのバックパス、弱い、皆実がカット、下江から高橋へ、高橋中央へ切れ込みミドルシュート!は上に外れる。中途半端なパスは命に関わるぞ。
 皆実、急ぐ。とにかく前へ前へ。しかしそう単純に来た場合、この試合では「動く壁」と化している拓、そして足元はちょっとヤバめだけど高さなら負けない佐伯の二人がいるためにそう怖くはない。皆実、ディフェンスの要・林が足をつらせる。いったん外へ。
 サンフの左スローイン、山根がキープからクロス、こぼれを金田がミドルシュート!上に外れる。バウンドしていたので難しいシュートだったが、ロスタイムに入ろうというこの時間ではそれでいい。
 皆実、高橋から井林へ、井林が(もと先輩の)大西をかわして中へ入りシュート、左に外れる。皆実のフィード、これを大西が追っていきセーフティーにタッチラインへクリアしたところで試合終了の笛が鳴った。
 3点目が入ったときは今回は余裕をもって勝てると思ったけど、そうは問屋が卸さなかった。とはいえ、前回の対戦に比べればかなりチームとしての狙いを自在に表現できていて、内容はよかったと思う。ただ最終ラインやその前で時々ヤバいミスをぽつぽつやるので、そこをなくさないと全国大会では致命傷となるだろう。でもゴリさん抜きでここまでやれれば上出来?

 中野・横竹はまずは充分な働き。不老も質の高い走りで攻撃をリードした。彼の場合、その働きのわりに得点がないのが歯がゆいところだけど、そのうちに報われるだろう。
 大崎は、走りの質に関してはまだまだだけど、ボールを持ったときの執念が凄い。「わしのボールは渡さんちゃ!」とばかりに、たとえ奪われてもすぐに取り返しにアタックする。二人に囲まれても、どうやるのかはわからないが強引に突破していくところは、テクニックもさることながらそういう気迫のなせる業だろうか。向こうっ気が強く、すぐに主審に異議を唱えようとするのは玉にキズ。まだ1年、これからが楽しみ。
 内田と岡本のコンビは良好。アグレッシブなウッチーとクールなトモでかみ合わせぴったりというところだろうか。しかし今日みたいにがっつり守る内田は初めて見た。
 4バックはこのままクラセンにいくか。両サイドバックも安定感が出てきた。とくに山根の躍進が著しい。大西はもうちょい試合ごとの波をなくしていきたいところ。今日はよい大西の日だった。拓も強靭さが増してきた。佐伯は空中戦は問題ないが、くれぐれも足元をおるすにしないように。
 原は今日も無難なお仕事。安定感があるのがいい。2失点は彼にはほぼノーチャンス。これからもスケールを増していってほしい。

 これで連勝。もう一試合、作陽VS高川が作陽の勝利に終わったため、最下位の可能性がゼロになったサンフと作陽の高円宮杯出場が決定。両チームは来週の対戦で優勝を争う。もちろん優勝し、クラセンに向けて弾みをつけたいところ。皆実は高川との対決でみっつめの椅子を狙うことに。得失点差でリードしているのでドローでもいいと思うけど、勝て!岩井くんの怪我が心配だが・・・