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あーうー。昨日の合唱の練習でも全然声出なかったし、ホントに体調悪いようだ。でも、今日はビッグアーチに行かなければならない。１０時３０分ぐらいまで横になってうつらうつらしているとやっと気分がマシになってきたので、起きる。今から行けば開門時間前後に着けるだろう。
腹の調子も最悪だ。キリキリ痛む腹を我慢しながら駐車場着、シャトルバスに乗ってビッグアーチ前へ。と、青くてペンタくんな人がえらく多い。ツアーバスがある！しかも何台も。駐車場からビッグアーチのほうへ青い列ができていた。何だかすごくたくさん来られてますね。試合が終わって帰ったらもう日付が変わる前ぐらいになるんでは。気合が入ってる！
自由席入り口のほうは、補助グラウンドに沿った長蛇の列。正面指定席入り口にもかなりの列ができていた。二時間前でこれなら、今日は相当の人が入るんじゃないか。正面では営業の方？がどこかの偉い方？に挨拶をしていて、これは営業の方々かなり頑張ったな、と思った。ホーム最終戦とはいえ、知名度のある代表クラスは高松くらいしかいない大分が相手、さらにこの日はカープのファン感謝デーと重なっており、その条件のもとで大観衆を集められたら、これは大きな成果といえる。チームもこの努力に応えねばなるまいよ。
スタンドに上がり、ゴール裏へ。Ｊユースカップ決勝トーナメントの会場・開始時間が決まったと聞く。１回戦は吉田で、１２日13：00より。で、２回戦は、当初は小机ブロックだといわれていたが最終的に長居ブロックに決まったようで、１９日11：00より長居第２で。２回戦第１試合となる。ユースにとっては移動が少なくて楽だが、関東サポの方々にはちょっと残念な組み合わせだ。対面を見ると、うわ、青く染まってる。無茶苦茶たくさんいる！青、そして黄緑の襷も上下に張られ、早くも臨戦態勢。そういえば大分から一番近いアウェイがここ広島なのだった。
何か食べようと売店へ行って、まずは熱い豚汁をすすり（ｳﾏｰ）、ついでにカレーを食べる。トリサポの皆さんも多数押し寄せておられた。ビッグアイの売店はどんな感じなんだろうか。戻ってフォリアチャレンジを観る。みんな上手いな。みつやの里強い。
フォリアチャレンジが終わると、スタジアムジョッキー石橋さんよりトリサポさんへの挨拶。昨年の降格時はいろいろとお世話になりました、と感謝の言葉も。「Keep J2禁止」断幕とかのことね。ちょっと会場も和む。そして広島チアリーディングクラブ・ＧＵＴＺ（ガッツ）のパフォーマンスが終わり、両チームのＧＫがピッチに姿を現した。向かいから大きな高嵜コールが。こちらからも下田・林コール。そして大分の登録選手発表。深い交流のある相手だけど、石橋さんがさっき言ってたように「昨日の友は今日の敵」、とりあえず今日は敵だからブーイング。そしてサンフの登録選手発表。
今日のメンバーは、
広島：ＧＫ下田、ＤＦ西河、小村、吉田、ＭＦ駒野、浩司、カズ、服部、ＦＷベット、チアゴ、大木
リザーブは林、吉弘、ハンジェ、盛田、俊介。
大分：ＧＫ高嵜、ＤＦ吉村、サンドロ、パトリック、原田、ＭＦ瀬戸、小森田、梅田、吉田、ＦＷマグノ・アウベス、松橋
リザーブは岡中、三木、有村、西山、高松。
リカルドは累積警告で出場停止、代わりに西河がスタメン。しかしベットがＦＷ？浩司がボランチやるのか？それともブラフか。大分は４−４−２登録だけど、実際は吉田がＦＷの４−３−３だろう。うちのトップもこういう形でやりたいが・・・せめてトゥイードクラスのセンターバックがいれば・・・シュート練習、今日もいい感じ。期待できそうだ。
中略して試合開始前。コイントスの結果、大分がホーム側を取った。やはり逆光を嫌ったのか。そしてサンフのキックオフで試合が始まった。
大分はマグノ・アウベスを中心に吉田孝行、松橋が両サイドに開くスリートップ。二人のポジションは流動的なようだ。まずマグノのポストから左に展開、左にいた吉田が中へ切り込もうとするがＤＦカット。サンフ、大木が右サイドからカウンター、チアゴを飛ばしてベットへとパス、ベットのトラップは流れるものの追いついてキープし、ルーレットで左へ抜けざまシュート！高嵜キャッチ。次いでベットから左に開く大木へ、大木がドリブルで持ち上がりセンタリングはＤＦクリアし左ＣＫに。ベットのキックはショートコーナー、ニア服部のクロスに中央西河がヘッド！叩きつけられたボールは左に外れるも、いい感じの攻撃だ。お次はカズがカット、チアゴに入れる。チアゴはダイレクトで左に落とし、そこへ浩司が走り込んで突破、ＰＡに迫る！「撃て―――！」と声が上がる、しかし浩司はセンタリング、中央走り込んだベットがダイレクトで合わせるが体勢が不十分で力なく、ＧＫキャッチ。浩司、自分でいってもよかったぞ。
大分も反撃、吉田がうまく絡んで右から瀬戸が持ち込み梅田とワンツー、そのままタテに入っていくがボールはゴールラインを割る。次いで原田がマグノにクサビ、小森田に落として小森田フィード、これもゴールラインを割る。大分はマグノに合わせてくるが、後が続かない。サンフも立ち上がりの攻勢が止み、しばらくの間中盤での主導権争いが続く。
大分、原田から右の吉村光示（いつの間に大分へ）に振り、そこから吉田に預けて吉村ダッシュ、リターンを受けてクロス！小村クリア、これを左で小森田が拾って原田へ。原田クロス、ファーに流れるボールを吉田が拾い、吉村に戻して吉村はまた吉田に返す、しかし吉田は出しどころがなくサンドロへ、サンドロがもう一度吉田へ出すが、また出すところがなく最後尾のパトリックにまで戻してしまった。サンフの攻撃を防いでまたやり直し。マグノに入れて右の吉田に開き、吉田のクロスにファー松橋がボレーシュート！小村クリア！
大木から右を駆け上がる駒野にパス、駒野ドリブルで持ち上がってクロス、クリアを浩司が拾って左へ、左サイドで服部が受けてカズとパス交換しようとするがクリアされる。カズが中盤でカット、チアゴに出すがオフサイド。サンフは前線からチェイスをかけ、慌てた原田がクリアミスする。チアゴから右へ開き駒野クロス、ファー服部が拾ってタテに切り込みクロス、合わず。大分、吉田からマグノに入れ、落として小森田が左の原田に開く、原田バックパス、これを大木がカット！カウンター、チアゴに入れる、チアゴドリブルで持ち上がってベットにはたく、が合わない！大分、吉村がクロスを入れるがはね返される。大分、パトリックがボールを持つ。と、彼はそのボールをタッチラインに蹴り出した。？誰も倒れてないぞ。と、自ら頭を押さえつつピッチを出て行く。さっきの服部のクロスをヘッドでクリアにいく際味方とぶつかってたから、それで出血したか。パットはしばらくピッチ外で治療、その間に試合再開。
大分、中盤からポーンと入れたフィードにゴール正面吉田がすっと抜け出した。！！おいおい何ぼーっとしてんだ！吉田はそのままフリーでＰＡに入り下田と一対一、シュート！
セーブ！素早く詰めていた下田が吉田のシュートをブロック、そのまま交錯して二人が倒れた。ボールは舞い上がってゴールラインを割り、左ＣＫに。下田神ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!下田は治療を受け立ち上がった。フィールドプレイヤーの吉田はいったん外に出され、治療が終わって立ち上がったものの、すぐには入れない。バックスタンド側タッチラインへと走っていって待機する。さあＣＫ、原田キック！中央走り込んだパトリックがヘッド！右に外れる！しかしジャストミートしてたらヤバかった。ここで吉田復帰。危険な男だ。ゴールキック、しかし下田キックミス！低いボールが真正面に飛び、梅田がカットして入ってきたばかりの吉田へ、吉田クロス！はＤＦクリアで難を逃れる。危ねー！下田、さっきの交錯のダメージが残ってるのか？大分なおも攻める、小森田のスルーパスに左飛び出した梅田、吉田につないで吉田クロス、ＤＦクリアしてこれをサンフが拾いカウンター、チアゴがドリブルで突進するがパトリックがきっちりと止めてボールを奪う。２０分経過、どっちもいまいちうまくいかない。分の悪い大分に決定機一つ。“We are Oita, say, we are Oita!!”の大コールが彼らを後押ししているか。
浩司から右に展開、駒野がタテに入っていこうとするが原田がカット、クリア。浩司がボールカットし右からクロス、ＤＦクリアし、こぼれを競り合って大分が拾いカウンター、しかし西河がカバーしてクリア。サンフはどうにもベットとチアゴの息が合わず、二人の間でほとんどパスがつながらない。大分もサイドには展開するもののそこから崩せず、バックパスが目立つ。大分、原田がタテパスを入れるが、浩司がカバーしてゴールライン外に追い出す。ジリジリした展開が続く。大分、小森田からマグノにクサビ、飛び出す梅田にパス、もメグさんがクリア。サンフ、ここからカウンターに入るがクロスは合わず。もう一度カウンター、浩司から左に展開、服部がキープし、大外から前のスペースに走るカズにパス、カズが切り込んでシュート！ＤＦブロック、こぼれをパトリックと大木が競るが、ラインを割ってゴールキックになる。
大分のカウンター、小森田からフィード、左のスペースに松橋が走り込みこれを受けてドリブルで突進！まずっ、しかし西河が追いついて併走、松橋シュートは下田がキャッチ！西河、よく付いた。サンフ、右ＣＫゲット。浩司キック、パットがクリア、こぼれがまた浩司へ、ドリブルで切り込もうとするところ原田が倒してイエロー！ＰＡ右やや後ろの位置。ベットと浩司が立つ。浩司キック！はＧＫ高嵜キャッチ。
大分の攻撃、原田から左へ回ってきた吉田へ、吉田落として原田クロス、服部クリア、右サイドで梅田が拾う。これにメグさんがチェックにいってクリア、吉村が拾ってワンツーを試みるが通らず。今度は左サイド松橋がサンドロにバックパス。サンドロは右の吉村に開くが、また戻ってきた。サンドロは仕方なくフィードを入れるがメグさんクリア、これをベットが受けてカウンター、前を走るチアゴにフィード！しかしパトリックがこれをヘッドでＧＫに戻し、危機を脱する。大分、また梅田からフィード。これにまたサンフ守備陣がエアポケット、今度はマグノがゴール正面抜け出した。ＡＨＯ――――！シュート！
セーブ！！今度は横っ飛びで鮮やかにセーブ！下田――――！ＤＦ、スリーバックなのにそんな簡単に真ん中破られてどうする。
マグノがボールを右の吉田にはたく。吉田戻して吉村クロス！は合わず。これをサンフがつないでカウンター、ベットがドリブルで駆け上がり右へ、そして駒野クロスにチアゴの後ろから大木ヘッド！は上に外れる。惜しい。サンフ自陣からのＦＫ、一気に前線に入れてチアゴが落とし、大木がダイレクトボレー！ＧＫ正面！これも惜しい。４０分経過。右の駒野へのフィード、駒野が胸トラップで一人かわして突破、さらに当たってくるパトリックをもかわす！チャンス！そのままドリブルで切り込み折り返し、ベットがスルーして正面チアゴ！しかし合わない、チアゴ何とかキープして左にはたき、服部クロス！ＤＦクリア、カズが拾ってまた右の駒野へ入れ、駒野ダイレクトでセンタリング―――合わず！
大分は前半終了直前にボールをサイドでキープするがゴール前に上げられず、駒野にカットされる。その後、中盤でボールを拾った小森田にメグさんがタックルをかけてイエロー。ちなみにきょうの主審は奥谷。ラスト、マグノにボールが入り、自らドリブルで切り込もうとするがストップされ、ここで笛。前半はスコアレスで折り返し、となった。スタンドからは不満の声が。
あれだけカウンターのチャンスがありながら決められないとは、もったいない。何かベットとチアゴの息が全然合っていない。浩司がボランチの位置から攻撃に絡みまくっているから、後半は前節と同じように（ていうか普通に）浩司をシャドーに上げてベットをボランチに下げてほしい。ベットはボール持ったらほっといても上がっていくんだから。それと今日のチアゴは冴えないな。パットさんに四苦八苦だ。大分はほとんどサンドロ・パットの二人で支えている状況なので、そこさえかわせばいくらでも入る。
太陽が西の山稜に隠れていき、ピッチ全域が陰にかくれていく。後半開始前には、アウェイ側ゴール裏も日陰になりつつあった。秋の深まりを感じる。先に大分の選手が出てきた。有村がピッチサイドに立ち、ボードに「１９」の数字が。原田に代わり有村イン、そのまま左サイドバックへ。
後半開始。大分は吉田が左、松橋が右になった。まず小森田のパスから左サイド吉田が飛び出すが、ＤＦが詰めてカット。さらに左サイドでのパス交換から吉田抜け出す、がオフサイド。次いでＰＡ前から梅田が右にはたき松橋がクロス、ファーに飛んだボールを下田がキャッチしそこねＣＫに。左ＣＫ、下田パンチ、これが大木へ。キープして小村につなぎ、小村の右へのフィードに浩司が飛び出す、ところ倒されてＦＫゲット。これをゴール前に入れてチアゴが落とし浩司が受けて突っかける、ところ倒されてイエロー！ＦＫゲット。正面右、ＰＡよりちょっと後ろ。ベットと浩司が立つ。位置からすると浩司だが、ボールの曲がり具合はベットのほうが上なので、ベットでも面白いところ。どっち・・・浩司！―――上に外れ。やや距離があったため強めに撃ち出したが曲がりきらず。
大分、マグノから吉田を経由し左サイド上がってきた有村へ。有村いったん戻して吉田→小森田、そしてタテに放り込む。飛び出した梅田が受けて切り込みシュート！右に外れる。サンフは徐々にペースをつかみ大分を押し込む。メグさん、カットからカズとパス交換しベットへ、ベットがドリブルで持ち上がって左大木へ開く、大木クロスはＤＦクリアしスローイン。服部が入れて浩司クロスにベットのヘッド！は上半身を振れずに上に外れる。直後、ベットがマグノにかわされカウンターを食らいそうになるがカズがきっちりカバーし奪い返す。
梅田がルーズボールを拾いマグノに入れ、左の吉田に開くが駒野が対応してクリア。
ここで大分、二人目の選手交代。ボランチの瀬戸に代え高松投入！高松がセンターＦＷに入り、右にマグノ、左に松橋、そして吉田孝行がトップ下に回って梅田が一列下がる。早くも攻撃的に来た！
右に開くマグノがキープしクロス、これをメグさんが腹でブロック。マグノはこれを拾ってもう一度クロス！しかしこれも浩司がクリア。と、メグさん腹を押さえて悶絶。モロ入ってた。しばらくプレイが中断されたが、メグさん大丈夫。再開。
中盤で大分のファウル、サンフが素早くリスタート、浩司が持ち上がりベットにパス、ベット壁パスを受けた浩司が猛然と突っ込み、大分ＤＦの真ん中を突き破ってＰＡ侵入する、ところ倒された！ホイッスルが鳴り主審がペナルティスポットを指した。ＰＫ！場内がどっと沸いた。大分の選手たちが猛抗議。カンペキ後ろからいっとったやん、と思ったが、あとで録画のリプレイを見てみたら、ファウルした場所自体はＰＡ直前だった。しかし浩司の突入の勢いが凄まじかったため、主審も思わずＰＫ与えちゃったんだろう。こちら（ホーム側）から見ている感じでは浩司が倒れた瞬間完全にＰＫだ！と思ったし。サンドロにイエローが出る。そしてＰＫ。チアゴがセットする。流れからいけばそのまま浩司だろうが・・・チアゴも前節決めてるしいいか・・・前決めたとき（アウェイＦＣ東京戦）はセーブされたけどそのまま入っちゃったって感じだった。シュートスピードがあんまりないからそこがちょっと心配だけど、コース狙えば問題ないだろ、とわりあい大船に乗った気分だったのだが・・・チアゴ、キック！
右に跳んだ高嵜の胸の前へジャストミ――――ト
ＡＨＯ――――――――
ボールはゴール右へ弾かれ、ゴールラインを割った。ＰＫ失敗！悲鳴が上がった。なんじゃ今の超絶激甘へなちょこシュートは――――――ッ！！そんなシュート、うちのジュニアユースの兼田くんでも片手で止められるっつ――――の！それでもブラジル人か―――！あのマルセロでも百発百中だったぞ！！ああでもまだＣＫある、今度こそ決めろ、右ＣＫ、カズがセット。このパターンは―――キック！全員が一斉にニアへ飛び込む、しかしボールはファーへ、そこへ後方から服部が走り込んできて完全フリーのダイレクトシュ――ト！
外れ！！当たりそこねて大きく宇宙開発し、大分は最大のピンチを切り抜けた。
気を取り直して攻撃、右サイドから浩司がベットとワンツー、持ち込んで大木へ折り返す、がＤＦカット、クリア、そしてカウンター、右サイドをマグノがドリブルで持ち上がりクロス！は大きすぎ逆サイドのタッチラインを割った。ここから意気揚がる大分が攻勢に出る。マグノのスルーパスにゴール正面高松が走り込む、しかし西河がカバーして体をぶつけ、ボールカットしてクリア！少しでも遅れていたら決定機だった、サンキュー西河！今度は梅田から左へ、有村が受けて小森田に折り返し、小森田フィードに高松競る！こぼれを梅田が拾い吉田へ！これはカズがクリア、そしてこれがベットにつながり、反転してカウンターに入る、ところ大分が倒してＦＫ。
大分、サンフの攻撃を防ぎ右へ展開。吉村からマグノに出し、フィード。小村がクリアし右スローイン、これをマグノ→梅田→サンドロ→吉村とつなぎ、高松にクサビを入れて右のマグノへ、マグノが落としたボールを梅田がクロス、これを中央走り込んだ松橋がダイレクトシュート！上に外れる。
サンフ反撃、ベットのキープから右に開いて駒野がダイレクトでクロス、中央チアゴがヘッド！左に外れる。大分、高松からマグノ、吉田とつないで左の有村へと展開する、ところをサンフがカット、ベットにつながる。ベットのパスに大木が反応、ドリブルで持ち上がり、吉村の裏を取って独走――に入るところ、吉村が倒す！当然ファウル、カードだ・・・と、レッド！？一発か！吉村退場！大分の選手たちがまたも一斉に抗議する。今のは・・・確かに抜けていれば大木独走だったから得点機会阻止を適用したんだろうけど、ゴールまではまだ相当距離があったし、普通イエローだろう。キビシーな・・・しかしこの主審は「警告（カード）をブチ撒けろ！」な人だし、仕方がない、のか。サンフは、今日は審判においては最近ないくらいについている。吉村がピッチを出て、大分は１０人になった。ピンチ！いや・・・しかし・・・今年のサンフには・・・相手が１０人だと勝てないジンクスが・・・
サンフのＦＫで試合開始、右に展開して中へ折り返しチアゴがダイレクトで裏へ、でも誰もいない。あーもーチアゴ今日コンビネーション全然ダメー！盛田はまだか！俊介コールも起こり始めた。
大分は梅田が右サイドバックに下がって対応。そこを突くサンフ、左サイドで大木、服部がつないで服部がタテに突破しクロス、中央カズが飛び込む！がわずかに合わず。浩司→服部→ベットと左へと展開してベットがダイレクトで浩司に折り返す、が合わない。大分カウンター、しかしカズがきっちりとカバー。もうちょっとで破れるが・・・相手１０人なんだから勝負かけにこい！
ここで大分選手交代、松橋に代え三木イン。右のセンターバックに入り、サンドロがひとつ前に上がった。
チアゴがＰＡ内左でボールを受け反転、タテに抜けゴールライン際からセンタリングにファーのベットがシュー・・・ト直前にＤＦクリア！こぼれを大分が拾う、ここへ西河が走ってきてスライディングタックル！は相手の足に入ってしまいイエロー。西河は時々危険なプレイをやる傾向があるな。大分、左に流れた高松のポストからオーバーラップ有村がクロス、ニアで吉田がフリーで受ける！がトラップできずボールはそのままファーへ流れてしまい、下田がキャッチ。前線でまたチアゴが倒れる。もうダメか、代わるか・・・戻ってきた。大分、有村から小森田に折り返しクロス、は小村クリア。ピッチサイドで俊介がスタンバイ。先に盛田がよかったな。大分のリスタート、右でマグノがキープ、サンドロに戻して梅田に開きクロス、これを浩司がカットしてフィード、チアゴが走るが三木がマークし、ＰＡ内で競り合いゴールライン際でもつれる。ここで笛、チアゴのファウル。この時三木が倒されたのでトリサポから大きなブーイング。
ここでサンフ、大木に代え俊介イン！大きな歓声と拍手が起こる。後半３３分。
浩司から左の服部へ、ここから二人がパスを交換しながら機をうかがい、浩司から俊介へ。相手を背負ってボールを受けた俊介、さっと相手の逆を突いてターンすると中へ切り込み中央のベットにパス、ベットがダイレクトでスルーパスを出しチアゴが抜け出してシュート！はオフサイド！俊介、今日も動きがいい。大分、左サイドを有村が突破！スピードに乗ってどんどん持ち上がりクロス、メグさんクリア、右スローインに。スローインは服部がクリアするが、三木が拾って梅田、吉田、パットとキープしてフィード、これにＰＡ内走り込んだ高松がトラップ！反転してシュートに行く、しかし小村が密着して前を向かせない、そしてクリア、危機を脱する。
後半４０分が近づく。サンフ、大分を攻めあぐむ。チアゴがすっかりパトリックに押さえ込まれているので、前線にボールが落ち着かない。守ってカウンターの大分の前に煮詰まってしまった。大分・吉田が左サイド抜けようとする、がさすがに疲れているのか足がもつれ、ボールを手放してしまう。吉田、今日は前半から動きまくって攻撃をリードしていた。いい選手になったな。俊介、左サイドでファウルをもらい、ＦＫゲット。ＦＫ、左サイドで俊介が受けて突破、そこを梅田に倒されて再びＦＫゲット、梅田にイエロー！ベットがボールをセットしキック、にニアでカズがヘッド！左に外れる。今度は服部のアーリークロス、チアゴが競るがパトリックがヘッドでＧＫに返す。中盤でカズのファウル、大分ボールに。
ここでサンフ、後半４１分やっと二人目の選手交代、メグさんに代え盛田イン。４−３−３となった。遅い！最低でも俊介の時に同時投入だろ！
高松、右サイドでベットと競り合い倒されてＦＫゲット。吉田のキック！しかしミスキックで低いボールがＰＡ外を横断する、それに味方が足を合わせてゴール前へ、これがＤＦに当たってゴールラインを割り、ＣＫに。右ＣＫ、吉田キック！これもちょっとミス気味、ニアで盛田がクリア！かなり足にきてそうだ。
サンフのカウンター、ベットから左に開く盛田へ。盛田、一対一から抜けて折り返し、ニアでベットがフリーでトラップ！やった！シュート！――左に外れ！ベット顔を覆う！それは決めてくれ―――！ロスタイム３分の表示。
ベットがカット、左へ出して俊介が受け、一人かわして突破しクロス！しかしＤＦクリア。大分のフィード、これをＰＡ内高松がキープしシュート！ＤＦブロック、こぼれたところをマグノがシュート！もブロック！サンフ、こぼれをつないで攻撃、カズがドリブルで持ち上がって左へ展開しベットがクロス、ＤＦクリアを浩司が拾ってファウルを受けＦＫゲット、ゴール前に上げて俊介がヘッドで競り落とすがチアゴに合わず！ボールはゴールラインを割った。高嵜がゆっくりとボールをセットして思い切りキック、ここで長いホイッスルが吹かれて結局スコアレスのまま試合終了。
ホーム最終戦だってのに盛り上がったのはＰＫシーンぐらいという、なんとも煮え切らないゲームだった。まさにサンフの２００４年ダイジェスト総集編。その後のセレモニーもものすごく微妙な雰囲気で、すごく気まずかった。選手の場内一周のとき、トリサポさんから大木コールｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!大分じゃぜんぜん活躍してなかったのに、どーもすみません。
用事があったのでさっさと帰る。坂をてくてくと下りていくと、途中トリサポツアーのバスが追い抜いていった。お疲れさまでした。
深夜の録画放送見たら、加茂さんが解説やっていた。わずかしか出場していない俊介のひとつひとつのプレイに感心し、試合後には、将来を期待したり気遣ったりするコメントも。ほう、加茂さんにもわかるのか、俊介のことが。そして寝る。
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サンフの勝利を最後に生で見たのは、８月２１日の桜戦。そこから怒濤の四連続引き分けで、実に三ヶ月も見ていない。緑戦のときは春野に行っちゃってたし。先週末は天皇杯初戦で横浜ＦＣの前に屈し、今日勝たなければきな臭い話題も一気に噴出！みたいな感じになってきている。今日はとにかく、内容はどうでもいいから勝つしかない。
この小舟（カーン）は止められない
彼の足には滑り止めがついている
彼は甲板（デッキ）の船長（キャプテン）であり
俺達のために泥に身を投げ出す・・・
前日に部屋を片付けていたらディー・プリンツェンの《オリ・カーン》のＣＤを発掘したので、久しぶりに聴きながらビッグアーチへ。ドイツ語の熱さと英語の冷静さそして日本語のおチープさが絶妙のブレンド。気分が乗ってくる（乗るのか）。
家を出るのが遅かったので、ビッグアーチ着は試合開始１時間３０分前。スタンドに上がると、フォリアチャレンジの後半戦が。ホーム側のピッチ半分ではサンフジュニアがプレイしており、森保さんの次男・圭吾くんが１０番をつけて軽快に動き回っていた。ＦＫも蹴ったが、惜しくも右に外れてスタンドからはため息が。
今日のメンバーは、
広島：ＧＫ下田、ＤＦリカルド、小村、吉田、ＭＦ駒野、カズ、ベット、服部、ＦＷ浩司、チアゴ、大木
リザーブは林、西河、ハンジェ、盛田、俊介。
磐田：ＧＫ岩丸、ＤＦ大井、田中、服部、ＭＦ太田、河村、福西、藤田、名波、ＦＷ前田、グラウ
リザーブは高原、山西、成岡、川口、西野。
チアゴが先発に半年ぶり復帰。現時点でのベストメンバーが揃った。俊介は横浜ＦＣ戦では先発フル出場し経験値アップ、今日こそゴール、の期待が高まる。山西が出てりゃチャンスなのに、出てないとは。山本、考えたな。主審は柏原。マジっすか。
フォリアチャレンジが終わり、ピッチに下田と林が。スタンドにマスコットボールを投げ入れ、アップに入る。そして両チームの登録メンバー発表。磐田選手にブーイング。そして監督・山本昌邦の名前が出た瞬間、本日最大のブーイングｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!広島を応援する者にとっては、彼は怨嗟の的といっていい。おとなしそうなおじさんまでブーイングしてるよ！そしてサンフの登録選手紹介が終わると、「戦え広島！」の大コール。アップ中、切れ目なくコールや歌を歌い続ける。
シュート練習、今日は決定率が高い。気合入っているようだ。それが終わると、各自クロスを入れたりシュートを撃ったり。俊介はいつものようにドリブルでスイスイと切り込んでループシュート！ばかりやっている。ハンジェのシュート精度が妙によく、蹴るボール蹴るボールが全部ゴールに吸い込まれる。本番でもそうならいいのに。
両チームの選手が引っ込み、スターティングメンバー発表。そして選手たちが整列して入場してきた。
試合開始。まずは磐田が攻め込む。右サイドの太田がアグレッシブで、さかんに突っ込んでくる。名波、グラウが高い位置からプレスを仕掛け、スリーバックはラインを高く保ち、コンパクトにしてボールを奪い、パスを回して両サイドからクロスを入れてくる。山本サカーの「８秒ルール」に従ってはいないが、実に磐田らしい攻撃。ファーストシュートは前田遼一のミドル、しかし下田がしっかりと正面でキャッチした。今度は左ＦＫ、名波が入れて小村がクリアし右スローインに、ここから太田が入れ、前田、太田、河村、福西らが波状攻撃を繰り出す。しかしカズがカットしてカウンター、右へ大きくフィードして駒野に合わずも、カズがいい守備を見せた。そしてリカルドが右サイドでカットして素早くクロス、ファーでチアゴが受けて左足シュート！わずか右に外れる。さらに右サイドで駒野→浩司→大木とつなぎ、チアゴへ・・・は通らず。しかし、徐々にチアゴにボールが集まるようになってきた。カズがカットからドリブル持ち上がりスルーパス、チアゴが受けるが大井クリア。
磐田は名波がダイレクトパスでリズムを作る。藤田は左ＷＢを務めているが中へも入ってくる。Ｕ−２３の浩司みたいな役回りなのか。彼が中に入ると服部がカバーに入るのもＵ−２３と同じだ。右サイドの太田が元気だが、こちらも吉田が素晴らしいカバーリングを見せ、次々にカットする。吉田のカットから浩司へ、浩司が中央ドリブルでカウンターに入るところ、福西が背後からどついて倒す。フクｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!こちらも押し返してきた。そして前線へフィード、大井がクリアしたボールを浩司がヘッドで大木に入れ、大木がダイレクトで落としてチアゴがこれもダイレクトで左に浮き球のパス、大井を飛び越えたボールに浩司が走り込み、トラップで大井を振り切りＧＫと一対一、飛び出す岩丸、しかしその目の前でちょんと折り返して最後は飛び込んできたチアゴの左足！チアゴはボールと一緒にゴール内へダイブ！
ゴール！！前半１６分、鮮やかな速攻からサンフ先制！チアゴはベンチに走っていくと、リハビリを共にした吉崎トレーナーに抱きついたらしい。
さらに駒野のドリブルから浩司に渡りクロス、チアゴが合わせるが左に流れる、公太が拾って折り返し、中央混戦からカズがシュート、クリアをベットがシュート！上に外れる。右サイドチアゴから中央大木、落としてカズがダイレクトで左公太へ、公太折り返してカズがミドルシュート！あるいはクロスだったか、これはＧＫキャッチ。磐田も名波のプレイスキックでゴールをうかがい、左ＣＫから中央福西がヘッド！下田正面。危ない。サンフはチアゴと大木の二人にうまくボールが入り、大木のダイレクトプレイとチアゴの図抜けたキープで磐田守備陣にプレッシャーをかける。チアゴは大井を「カモれる」と認識したようで、大井のところへ突っ込んでいくようになった。大井はチアゴの前にアドバンテージが取れず、ほかのＤＦが来てくれないと止められない。ＤＦラインが下がってきて、磐田の攻撃がロングボール主体になってきた。最初はお見合いとかしていたサンフＤＦ陣も動きがよくなってきて、特に吉田がいい守備連発。前田はボールをもらいに中盤に戻ってくるようになった。グラウも、リカルドが鬼のようなマークで仕事をさせない。先ほど頭部を負傷して頭をぐるぐる巻きにされていたが、それもさらに闘志を掻き立てる要因となっているか。
下田のフィード、服部年宏のクリアをチアゴが拾って持ち込みミドルシュート！上に外れ。今度は左へのフィード、これを大井が処理ミス、拾ったチアゴがヒールで落として公太がクロス、大木飛び込む、が合わず。磐田守備陣、ヤバめになってきた。ベットのカット、左に開くチアゴへ。チアゴ、大井をかわしてドリブルで切り込みセンタリング、はＤＦがブロックしてクリア。大井、チアゴに圧倒されまくっとる。福西が持ち上がって左のグラウへパスを出すが、駒野がチャージをかけてボールを奪う。駒野、浩司の右サイドコンビから大木→浩司→ベットと渡り、左に展開してチアゴが相手と競る、がファウルをとられる。左へのフィード、チアゴが受けてちょーんとボールを浮かせて大井の上を越しドリブルに入る、大井追いすがってタックル、何とかクリア。このプレイでチアゴが倒れ、起き上がれない。担架が入る。いつものお休みタイムｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!ていうか怪我上がり、大丈夫か？ピッチ外へ。時間は前半４０分、もう少しいけないか。
磐田、右サイドへと展開、しかしベットと吉田が挟み込んでボールを奪う。チアゴ復帰。磐田は藤田が中へ入ってきてボールを捌く。福西も上がってきてクロスを上げたりパスを出したりするが、サンフの守備を崩せない。そして前半が終了した。
いい感じ。このままいけば勝てるんだが、そうならないのがいつものパターン。今日こそそれを破ってくれないと。
大久保のゴールで桜先制か。マジョルカ行く前にしっかり仕事しとかんとな。
後半開始。磐田は藤田に代え川口。そのまま左ＷＢに入れた。大井を下げないのか？まずはサンフ、大木からチアゴへ、ファウルを受けＦＫ。素早いリスタートからカズがクロス、右から駒野が走り込むがＧＫキャッチ。今度は磐田のバックパスを大木がカット！そのままドリブルで持ち上がる。中央チアゴが抜け出す、出したらオフサイド、大木はしかし左へはたく、公太が受けて持ち込む、中央チアゴが手を挙げる、公太クロス！ボールはチアゴの上を越えてファーへ、そこに走り込んだ浩司が右足ダイレクト！
ゲット！！豪快にゴールど真ん中に突き刺し、２−０！ものの見事にカウンター。１点目もそうだったけど、これが「８秒ゴール」ってやつですか山本監督！気持ちいいもんですね。
ベットのカット、ドリブルで持ち上がり大木へのスルーパス、は通らず。ベットがパスのあとのレイトタックルで倒れて起き上がれない。磐田がプレイを切る。全く柏原、見ていやがらねえ。ベット、起き上がる。サンフ、簡単にチアゴにフィード。チアゴは大井を振り切り折り返し、大木が落としてカズのシュート！上に外れる。磐田、福西が左に開いてクロスを上げるが、中央でＤＦクリア。中央名波から右の太田に開き、クロス、ファーに流れるところを川口が拾いセンタリング、は下田キャッチ。
サンフ、選手交代。チアゴに代え盛田イン。お疲れ！やはりチアゴはすごかった。これで足が頑丈だったら・・・
磐田、川口が左サイドでキープ。ターンして抜けようとするところ、リカルドが倒してイエロー。累積三枚目。名波のＦＫ、ファーでＤＦクリア、拾ってつなぐもサンフのチェイスにＧＫまで戻してしまう。今度は名波が右サイドからドリブル突破、倒されてＦＫゲット。名波のキック、ファーでクリア、グラウが拾って中央の田中誠へ、また左に開いて服部年宏クロス！は中央磐田のファウルでサンフのＦＫに。
ここで磐田、ＤＦ大井を下げ成岡翔投入。ボランチに入り、河村が右センターバックに下がる。
浩司から右サイドにスルーパス、駒野が右サイド抜け出しセンタリング、は中央盛田にわずかに合わず。磐田はバックパスが目立つ。服部年宏からグラウにフィードが出るが、オフサイド。グラウ、全く目立てない。磐田、ここで成岡が頑張る。中盤で鬼のように動き回り、サイドにも進出してボールを捌く。その消えっぷりにかつては「ステルス」と呼ばれた男だが、なんか成長してるぞ。左サイドから川口・成岡がコンビで攻め込む、こちらもリカルドとベット、ＤＦ陣が詰めて対抗。福西から右に開き、上がってきた河村がクロス、小村がヘッドでクリア。ベットと大木のダイレクトパスから中央浩司へフィード、浩司走る、ＧＫ岩丸、真横へクリアしてスローインに。真横て。公太から浩司に入り盛田へ、盛田ダイレクトスルーパス、は通らない。
川口が左サイドを突破！切り込んで折り返す、ゴール前をボールが横切る、危ね―――！しかし幸いにも素通りしていって助かった。磐田、成岡が攻撃に絡んでくる。成岡から右へ、河村から太田につなぐ、これは公太クリア。磐田右からのクロス、ファー流れるところをグラウが拾って成岡に戻し、成岡のクロスにファー福西がヘッド！枠を捉えずも、危険な場面が増えてきた。両サイドが圧迫されてきた。ゴールキック、下田蹴る！あ、ファンタジーキック。
磐田のＦＫ、グラウから右の太田へ、太田が上がってきた河村に出すが、服部に応対された河村はバックパス、これが弱く公太がカット。よし守った、とちょっと目を離してまた目を上げると、サンフのゴールにシュートが突き刺さっていた。？？？どうなってんだ？２−１になってしまったらしい。訊いてみると、福西が右クロスのこぼれをダイレクトで叩き込んだらしい。公太がカットしたのに、何でそういうことになるんだ。あとで映像見てみると、公太のカットが流れるところを成岡が拾って名波につなぎ、名波がダイレクトで右の太田にパス、太田クロスを下田がパンチして舞い上がったボールになぜか誰も寄せに行かず、落ちてきたボールを福西がダイレクトボレーで叩き込んだ、というものだった。難易度高いが、誰か寄せろよ。太陽に重なって見えなかったのか？
グラウから成岡、そこから太田にスルーパス！は合わずにゴールラインを割る。下田のゴールキック！盛田が競り勝つ、後ろにこぼれたボールを服部年宏がヘッドでバックパス、と、それが出てきていた岩丸の横を抜ける！岩丸必死で飛びつき手に当てるが、ボールはころころと転がってゴール方向へ。岩丸ほとんど四つんばいで必死こいて追いかけ、飛びつく！届かない！ボールは・・・ゴール左のペットボトルを倒す！惜しい、ゴールならず！決まっていれば岩丸（笑）確定だったのだが・・・サンフの左ＣＫ、カズのキック、ＤＦクリア、磐田カウンター、右でグラウが受けて太田へ出す、がこれはサンフが戻ってクリア。名波から右サイドグラウへ、はオフサイド。今度は中央成岡から左川口へ、ドリブルでタテに切り込みセンタリング、中央飛び込む、がサンフがクリア。成岡→グラウ→前田とつなぐがオフサイド。しかし磐田、中盤を支配してきた。サンフは前線にボールが収まらなくなってきた。チアゴがいないとやはりこうなるのか・・・盛田はポストはできるが、突破ができないからな・・・
ここでサンフ選手交代。浩司に代えハンジェ投入。中盤で潰しまくってくれ。
しかしその直後。サンフがボールカット、クロスプレイで河村がサンフＰＡ付近で倒れる、サンフ切らない、カウンターに、ベットがドリブルで上がり大木にクサビを入れる、大木ダイレクトで落とす、しかしこれがベットに合わず、何と前田への絶妙なクロスカウンターパスに。前田は倒れたままの河村に目もくれず右へ開く、太田はフリーで受けて中を見るやクロス！鋭いボールがゴール前に飛ぶ、これにファーから成岡が飛び込んだ。完全にフリー。あー・・・
ゴール、２−２！ズドムと頭で叩き込んで、磐田追いつく！成岡、いったん中央に走り込んでから動きなおし、いったんステルスしてからファーへ回り込み、ここで再出現して飛び込みゲット。ステルスから一歩成長しやがってますね成岡！ヴァニラ・アイス（ジョジョの）を思い出してしまった。しかし倒れている河村を一顧だにせず攻撃を完遂する磐田の冷徹さ、恐るべし。そして歓喜の輪から取り残され担架に乗せられるカワム、哀れ。
しかしサンフ・・・
またかよ。
サンフフィード、これに反応した盛田が高い磐田のラインを破って独走！やた！ＧＫと一対一、シュート！はなんと左足インにかかりすぎ、真横へのクリアになってしまった。ＡＨＯ―――――！！今日の岩丸なんか、枠に蹴りゃ入るんだよォ―――！！
マッチデープログラムが一枚、風に吹かれて宙を舞っていた。そしてピッチのほうへ落ちてゆく。あーあーあー。プログラムはそのままピッチ上に落ちてしまった。すると、そばにいた名波がそれを拾い上げ、畳んでユニの中にしまった。その動きにスタンドから思わず笑いが。カズがカット、ドリブル持ち上がって右へ、駒野と川口が競るが川口クリア、小さい、ハンジェがフリーで受ける、よし！しかしハンジェは受けるどころかダイレクトでゴール前に入れ、ＤＦにカットされてしまった。だーかーらーフリーのときはートラップくらいしてくれー！プレイが切れたとき、名波はさっきのプログラムを柏原に手渡した。冷静ですね名波さん。
磐田、三人目の選手交代。グラウに代え西野投入。逆転狙ってきた。
川口から前田につなぎ、太田に渡して太田シュート！はＤＦブロック。
ここでサンフも最後の札を切る。大木に代え前田俊介！スタンドから大きな歓声が沸き起こる。頼むぞ俊介！時間は後半３６分。
ハンジェから盛田へ入り、ベットに落としてベットが俊介にパス、俊介が前を向いてドリブル突破を図る、挟まれて倒されるが笛なし！磐田クリア、西野が追うがリカルドがクリア。磐田の攻撃はゴールラインを割り、サンフのゴールキック。下田が左に出し、吉田が受けて前線に一気のロングフィード！磐田のスリーバックが一斉に下がる、しかしそれが致命傷となった。盛田が落下点に入るのに誰も競ることができなかったのだ。盛田は地を蹴って宙に飛び上がると久保竜彦みたいな比類ない豪快さでヘッド、ボールを左前方に叩き落とした。ボールがＤＦ二枚の間を抜ける、そこに俊介が走り込んでいた！俊介ボールを追う、田中誠が追走するがボールに追いつけない、俊介はボールに追いつくやダイレクトで左足一閃！
ボールが岩丸の横を抜けた。ボールはそのまままっすぐ転がってゆく、そして―――
ゴールネットが揺れるよりも一瞬早く、ゴール裏から大歓声がはじけた。
次いでボールがゴール右スミを揺らすと、スタンドが総立ちで喚声を上げた。
石橋さんの、
「ゴ――――――――ル!!!」
の絶叫が轟く。
来た―――ッ！前田俊介、Ｊ初ゴール！
Da ist das Ding, da ist das Di---------ng!!!!
俊介――――
Man of the Match!!!
待ちに待ってたやっと出た！俊介は公太やハンジェに抱きつかれて頭をぐしぐしされる。そしてメインスタンドに向かって両腕を挙げ、人差し指を立てて何かを指す。観に来ているユースのみんなに向けられているのだろう。それからガッツポーズし、自陣に戻ってゆく。スタンドからはMAXボルテージで俊介コール！後半３８分、サンフ３−２勝ち越し！俊介、投入後２分で結果を出してみせた。今度こそ勝ちきるぞ！
盛田が左に流れて持ち込みセンタリング、俊介が落としてハンジェがミドル！左に外れる。サンフのフィード、右サイドで盛田が落として俊介が走り込む！がＧＫが飛び出してキャッチ。磐田、福西がＦＷに上がった。総攻撃だ。ハンジェが福西にガチンコバトルを挑む。ベットがカットしすかさずフィード、俊介が抜け出す！がオフサイド。磐田のフィード、西野が走る、下田飛び出してパンチ、こぼれに福西、しかしＤＦ今度は寄せてクリア！浮き球を西野、福西がヘッドで左につないで成岡！がこれもリカルドがクリア。名波が左サイドでファウルをもらいＦＫゲット、自らセットしキック！下田パンチ！こぼれを磐田が拾って右サイドでつなぎ、成岡クロス！小村クリア！また成岡がキープしクロス、またクリア！服部年宏が拾って名波へ、名波クロス！ファーへ飛ぶ、これは下田がキャッチ。
盛田にボールが入り、俊介へ。俊介、ドリブル開始、まっしぐらに中央へ切り込み三枚のＤＦの中へ割り込んでシュート！ＧＫ正面も、再びスタンドが沸く。岩丸フィード、はオフサイド。ベットが倒れている。足痛めたのか、それともわざとか。担架が入り、ベットいったん外へ。ロスタイムに入った。何分か確認する暇ない。サンフ、自陣でＦＫゲット。リカルド、ゆっくりとボールの元に歩いていってキック！盛田に入り、盛田粘ってＣＫゲット。よし、ショートでキープだ、マフラー回ってるけどオレが許す！左ＣＫ、ここでベットが復帰し、ゆっくりと歩いてコーナースポットへ。心憎いまでに心得てるぜベット！カズもゆっくりと歩いてコーナーへ。ショートコーナー、二人でキープに入る、磐田も一斉に割って入る、もつれてホイッスル、サンフのファウル。ええ？戻れー！ＦＫ、岩丸がキック！左サイドで川口が受け、ドリブルで持ち上がるがリカルドがクリア！磐田左スローイン、川口が入れて年宏が名波へ、名波が右の河村に回すが、サンフがクリア！そしてホイッスルが鳴り、試合終了！サンフが９月２６日以来の勝利を挙げ、ついでに自力でのＪ１残留を決めた。
やはりトップチームの勝利の味は格別。スタンディングオベーション。整列しての挨拶のあと、選手たちがバックスタンドへと挨拶に向かう。その中から俊介が呼ばれた。ヒーローインタビューだな。交代選手やベンチ選手もバックスタンドへ向かい、俊介とすれ違うときに大木や林が手荒い祝福を与えていた。俊介のヒーローインタビューが始まる。俊介はさすがにまだこういうことには慣れていないので、言葉少なではにかみ気味。選手たちがＢ６前にやってきたので、コールが始まる。今日はよくやった。追いつかれたけど。次の大分戦も頑張れ！ヒーローインタビューが終わり、俊介に大きな拍手が。
マン・オブ・ザ・マッチはチアゴ。負傷明けながら絶大な存在感で磐田ＤＦ陣をカモってチームにペースを呼び込み、ゴールも決めた。これも左足に入れた「神活平和」のタトゥの冥助か。これってアウグストの「イエスイキテル」とかグラウの「DEUS E VIDA」と同じような意味合い（こっちはシャツのプリントだけど）なんだろうか。試合を決めたのは俊介だけど、カムバック賞込みでチアゴでもＯＫだろう。
チアゴと俊介が並んでバックスタンドへ挨拶に。それからゴール裏へ。チアゴコールと俊介コール。今日は勝利しゃもじ二つｱﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!二人で掲げてメインへと回っていった。チアゴはフットサル出身ゆえ筋肉のつき具合もフットサル用で、さらに中国では「あんたはゴールだけ決めてくれればいいから」とあんまり厳しい練習とかしてなかったらしい。それで日本に来ていきなり厳しい練習になったもんだから、脚の筋肉が速攻イってしまった、とか。外国籍選手の獲得というのはホント博打だぜフゥーハハハァー。このレベルの選手が一年間コンスタントに働いてくれてれば、確実にもっと上にいただろうが・・・チアゴ、どうなるんだろうか。
ともかく今日はいい試合だった。終わりよければすべてよし。俊介のゴールで全部許そう。ただ先輩方には、大分戦ではもう同じこと繰り返すんじゃねーゾ！？（マガジン風）と言いたいけど。リカバリーして、なるべくベストなコンディションで戦ってくれ。
給油して帰る。なんか最近ずっと広島で給油してるな。福山在住なのに。
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千代田町運動公園でのユース練習試合を観てから高速を飛ばして五日市ＩＣで下り、有料駐車場へ車を停める。この試合が終わったらすぐに家へ帰ってやらなければいけないことがあり、試合後早く駐車場を出たいため。午前中は晴れていたが、ここに着いた時にはもう雨が降り出していた。天気もたなかったか。でも、これがナビスコカップ決勝を三日後に控えた東京の意識を「自重」の方向にいっそう傾けるかもしれないので、ある意味恵みの雨になるかもしれない。
坂をてくてくと歩いて上っていき、ビッグアーチ前へ。新潟への義援金の受付は・・・と見ると、樽ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!一昔前はカープで、近年ではサンフで活躍した募金樽、久しぶりに見た。松浦や俊也などスーツを着たサンフの選手たちがその後ろで「お願いしまーす」と声を上げている。人々が列を作るようにしてその前に集まり、樽の中に各々の気持ちをこめた募金を入れていた。選手たちはその人たちと握手したり、一緒に写真に写ったりなどコミュニケーション。自分も募金し、スタンドへ上がった。
メンバーはすでに携帯速報に載っている。
サンフ、
ＧＫ下田、ＤＦリカルド、小村、吉弘、ＭＦ駒野、ハンジェ、カズ、服部、ＦＷ浩司、盛田、ベット。
リザーブは林、吉田、大木、元気、俊介。
瓦斯、
ＧＫ土肥、ＤＦ加地、ジャーン、茂庭、藤山、ＭＦ今野、宮沢、石川、梶山、鈴木、ＦＷルーカス。
リザーブは塩田、増嶋、前田、馬場、戸田。
雨なので、ＳＢ指定席で簡単に昼食を摂る。そうしているうちにユースが千代田から到着したようで、高円宮杯優勝報告のためにピッチへと出てきた。選手たちがピッチ中央に整列、森山監督、少し遅れて沢田コーチが出てきて列に加わった。そしてスタンドに向かって挨拶、大きな拍手を受ける。Ｂ６からは、「森山広島！」コールが。一同はそのままホームメイン側コーナースポットのタッチライン際に整列、ピッチに出てきたトップチームの選手と一緒に記念撮影。トップチームの選手はそのままピッチに飛び出してスタンドからの歓声に応える。今日ベンチ入りの俊介はその時ユースのみんなからどつかれていた。ユースの面々は下がってゆく。そのときシュージがサンチェと何度も激しくハイタッチしていた。トップの選手たちは挨拶を済ませるとスタンドへ走っていって「THANKS！Ｔシャツ」を投げ入れていった。俊介はメインスタンドのほうへ走っていってぽいっとシャツを放る。それについて少女達による争奪戦が行われていた。
雨が少しきつくなってきたので、ポンチョを買いにいったん外へ。ゲートのところでスタンドへ上がってくるユース生たちとばったり、何人かに挨拶される。グッズ売り場に行くと、ポンチョが飛ぶように売れていた。列に並んでしばらく待ち、やっとこ買ってスタンドへ。ここでさっきもご一緒したfantaさん、squallさんにばったり会い、バックスタンドへ。いつもはＢ６下だが、今日はわけあってバックスタンドの中央へ。
雨は止む気配はない。時間が来て両チームの選手が整列し入場。試合前に黙祷が行われ、そしてキックオフ。
まずＦＣ東京、フィードをルーカスが落として梶山がミドルシュート！しかししっかりと下田がセーブ。サンフもすぐに反撃、ベット、浩司とつないで左に展開、服部のクロス！はＤＦブロック。今度はカズが右サイドに大きく開くがちょっと長すぎて駒野には合わず。東京右サイド石川がドリブルで持ち上がって折り返し、宮沢シュート、は左に外れる。サンフ、カズから服部へスルーパス、服部がクロスを挙げるがＤＦクリア。東京はルーカスが左に流れ、右サイドに広大な空間を作っている。石川に使わせるつもりなのだろう。サンフはスリートップの連携にカズが効果的に絡んでゆく。
石川が右サイドから切り込みクロス、これをニアでルーカスが受け反転シュート！しかし下田正面。吉弘・小村がきっちり寄せていた。いい対応。サンフのフィード、浩司が走り、ＣＫゲット。右ＣＫ、浩司が蹴るがジャーンがクリア。高いな！ハンジェから浩司にパス、浩司が引っ掛けられてファウル、ＦＫゲット。正面右やや遠め。カズと浩司が左右に立つ。直接は無理なんで、クロスだろう。浩司がかがみこんでボールをセットしなおす・・・といきなりボールを足ですくい上げる、それをカズがぽんとタテに入れ、すっと小村が抜け出した、完全フリー！小村、落ちてくるボールをボレー！土肥飛びつく取れない―――わずかに右に外れ！
惜しいいいいいいいい！しかし何というトリックプレイ！森崎兄弟の光ファイバーコミュニケイションのなせる業か。サンフさらにカズから駒野にスルーパス、ＤＦクリアでＣＫゲット。右ＣＫにしては珍しくカズが向かう。キック！全員にニアへ殺到、しかしボールは大きくファーへ、誰もいない、しかしそのスペースへ後方から服部が猛然と走り込んできた！誰もいない完全フリー、ダイレクトシュート！
ポスト直撃！！これも惜しいいいいいい！さらにＦＫゲット、ベットが直接狙う！がＤＦに当たってＧＫキャッチ。サンフ、セットプレイから東京にシュートの雨あられ。そしてまたすぐに右ＣＫゲット。浩司が向かう。キック！ゴール正面で吉弘が競り、ボールがファーにこぼれる、そこにカズ！胸トラップで落として右足一閃！
ゴール！！
今度は決まった！カズの、サンフＪ１通算３００ゴールというメモリアルゴールで先制！
石川が右サイド、吉弘をかわして中へ切り込む！しかし服部がすばやくカバー、石川はクロスを上げるが精度なくラインを割った。脅威である石川の突破は、吉弘と服部がきっちりとした連携で完全に押さえ込む。東京、ＦＫこぼれ球を加地がミドル、下田キャッチ。反撃ハンジェのスルーパス、ベットが受けて中央突破しシュート！しかし茂庭がカバーしブロック！さらにベットのヒールから盛田が左抜け出しシュート！土肥セーブ！吉弘のパスを受けたベットがミドル！少し左に外れる。圧倒的なサンフペースだ。
しかしハンジェが不用意な横パス、石川がこれをさらってミドル！しかしＤＦがしっかりブロック。東京はさらにＦＫ、ＣＫを立て続けに得て攻め立てるが、下田を中心にしっかりと集中し、ゴールを許さない。ロングボールにもきっちり対応する。そして中盤で攻撃陣を自由自在に操るカズのパスからスリートップと両サイドが東京守備陣をゴール前に釘付けにする。追加点がほしいところだったが、茂庭・ジャーンのセンターがゴール前をしっかり固めて決定機にまで持ち込ませない。それからもサンフが押したまま試合を運び、そのまま前半が終了した。
東京は運動量に全く欠けＤＦ以外の当たりも弱い。三日後にナビスコカップ決勝を控えたうえにこの雨天で、この試合で消耗・負傷したくないという精神的リミッターがかかってしまっているのか。サンフはカズがとにかくスーパーで、攻撃に絡みまくって有効なパスを次々に出していた。このまま２点目を取ってしまえば、おそらく東京は戦意を失い、そこで試合は決まるだろう。
雨は止まない。なんか寒気がしてきたぞ。
後半開始。サンフ、浩司に代え大木。？？？あれだけ優勢だったのに、わざわざ交代って・・・最初からの予定だったのか？しかし逆なら解るが、浩司はまだスタミナあるだろうし・・・あとでわかったことだが、前半に接触プレイで目を痛め、視界が白くなってハーフタイムでも回復しなかったため大事をとった、ということだった。しかし大木もダイレクトパスを回してリズムを作ろうとする。大木から服部へ出し、服部がドリブルからクロス、ベットが受けてミドルシュート！右に外れる。東京はルーカスが粘ってＦＫゲット。宮沢のＦＫはリカルドがクリア、ＣＫ。そのＣＫもサンフがはじき返す。東京は石川・鈴木の両サイドが高い位置をとりサンフの両サイドにプレッシャーをかける。それに対しサンフが妙に引きすぎてしまう。東京がボールをキープし始めたが、それでも失点の予感は全くなかったのだが・・・
ピッチサイドに馬場憂太が姿を現した。ボードを見ると宮沢と交代するようだ。宮沢はあまり活躍していなかったから、妥当な判断だろう。その宮沢が中盤上がりめでボールを受け、右にパスを出した。加地がボールを受ける。自分は、最初これを石川だと思っていた。実際には石川はＰＡまで上がっており、このときサンフ守備陣は全くゴール前に引いてしまっていた。加地はフリーでボールを受けると、クロスを放つ。これも高く舞い上がったクロスで、ミスキックだと思った。しかしこのボール、ゴールライン際まで上がってきていた鈴木規郎が競り合ってヘッドで落とす。そしてルーカスの前に落ちてきた。ルーカス、フリー。あれだけ引いといて、何でゴール前でよりにもよってルーカスをフリーにしてんだ！と思う間もなくルーカスは振り向きざまシュート、ゴールに突き刺した。後半７分、東京追いつく！何やってんだああああうちのペースだったのに引いて守って押し込まれてあまつさえ集中力も欠いて相手のＦＷをゴール前フリーにするとは！
東京は宮沢に代え馬場投入、彼はトップ下に入り梶山がボランチに下がった。
後半は左ウイングというくらい高い位置に張る鈴木、ボールを受けてクロス、ファーの馬場が受けてミドルシュート！右に外れる。東京が押し込み始めた。下がってボールを受けやすくなった梶山が、キープとパスワークでチームにリズムを作る。前半は一人で何でもやらなければならず頭ぐるぐるだった今野も負担が軽減され、蘇ってきた。馬場もトップ下でちょこまか動き回ってボールに絡み、素早い攻撃を演出。ルーカスにもボールがどんどん入るようになり、鈴木は左サイドを次々に駆け上がる。サンフはあっという間に劣勢に追い込まれた。
さらにハラヒロミは右サイドで空回りしていた石川に代え、負傷明けの戸田投入！サンフ的にはイヤな男が入ってきた。彼はそのまま右サイドへ入る。サンフも直後、右サイドのほころびを修正するため駒野を下げ吉田を投入、４バックにした。
４バックにしたことで両サイドのケアができるようになり、東京の攻勢がいったん食い止められた。サンフ、左ＣＫゲット。ベットのショートコーナーに服部クロス、ファー盛田がヘッド！土肥キャッチ。膠着状態になってきた。サンフもＤＦ陣が踏ん張り、ハンジェ、カズのところでボールを持てるようになってくる。カズはパスを捌くだけでなく自らも前線に飛び出して攻撃に絡み、何としてもゴールをとの執念を見せる。東京も負けずに踏ん張る。梶山が大木をはね飛ばしてボールキープ！梶山強い！ていうか１９歳に吹っ飛ばされる大木・・・orz
サンフの勢いが一段落すると、今度は東京の番。後半２０分くらいからセカンドボールを拾い始める。ハンジェがボールを奪ってカウンターに入るもそのままミドルシュート、ふかしてしまう。そこは右を走る吉弘に出してほしかった。ハンジェ、市原戦でも一誠無視してミドル撃って外してたし、もうちょっとこういうところの判断力をつけてほしい。東京の攻撃、浮き球を馬場がヘッドで右に落として走り込んできた戸田がシュ―――ト！決定的場面だったが、わずかに左に外れた。ふうううう――。ベットがキープからスルーパス、これにリカルドが後方から猛然と駆け上がってきて追いつく！ＤＦがクリアしＣＫに。右ＣＫ、カズのキック！はＧＫへ。東京、中央左遠めでＦＫゲット。鈴木規郎がボールをセットする。長めの助走を取り、左足一閃！鋭いグラウンダーのボールがゴール前の密集を突き抜ける！がボールは右に外れた。しかしパワフルなキック。
後半３２分、ハンジェに代わり俊介。大きな歓声が起こる。直後、相手がクリアしようとするボールに先に追いついて体を入れカットした吉田にイエローが。どこがイエローだ馬鹿もん！ここからまたサンフが押し返してきた。俊介がドリブルで右サイド突破！しかし茂庭がぴったりとつき、体を入れてボールを奪う。俊介今度はドリブルで中央突破、倒される！が笛なし！それは取れよ！今度は左サイド、服部からのパスを受けてドリブル、ゴールライン際で加地と一対一、対峙すると細かく揺さぶって中へぐっと入り、抜こうとするが加地が体を入れ、ゴールキックに。
雨はなおも降り続き、現在あまり状態がよいとはいえない芝の状況とあいまってかなりの重馬場になり、双方とも力が発揮できなくなってきた。東京、梶山を下げて増嶋を投入、そのままボランチに。しかしこれは怪我明けの梶山をいたわった交代。それからはともにゴール前までは迫るものの決め手を欠き、ロスタイム２分もそのまま経過し、試合終了となった。
「水曜日！水曜日！」
「怪我するな！怪我するな！」
ガスサポたちが挨拶に来た選手たちに激励のコールをかける。それを（いいなあちくしょーとか思いつつ）聞きながら急いでスタンドを出て、坂を下り、車に駆け込む。この駐車場にもけっこうな数の車が停まっており、目の前の道路が夕方で混み始めたこともあって出るのに手間取ったが、何とか出て左折、そのまま西風新都ＩＣに走ってから山陽道へ戻り、可能な限り急いで家へ。
全くケリーも三浦文丈も金沢浄もいない、ナビスコ縛りもある瓦斯に引き分けるとは何事か。後半もそのままハードワークすりゃ、そのまま逃げ切れたのに・・・やはり前半でとどめ刺せなかったのがいけなかったのか。雨で半渋滞になっている高速にイライラしつつも何とか三原久井で下り、家へ帰りついたのは18：30。急いでメシ食って用件に取り掛かり、期限の20：00をちょっと回ってしまったが何とかやるべきことはできた。
結局、この日は天気どおり晴れのち雨な一日だった。
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神戸のアウェイ戦といえば、今までは「小雨降りそぼるユニバーで試合して押し気味なのに何だかわからんうちに先制されてそのままズルズルいってしまってロスタイムにこっちが決定的なシュートを放つもバーとかポストに阻まれて試合終了、０対１で残念でした〜」とかいう最高に鬱な試合しか記憶にないのだが、今年はユニバーじゃなくてウイング！専用スタジアム！ひゃっほう、とか思ってたらガンバ戦あたりで芝問題勃発。確かにひどい芝だった。これはユニバーに変更になっちゃうのかー！やめてユニバーユニバーやめて、とドキドキしていたらウイングスタジアムが頑張ったようで何とか変更なしでこの日を迎えた。
朝起きると、いきなり吐き気がして喉まで出かかった。なんだか調子悪いな。しかし神戸行く。支度していると、母から庭の手入れを依頼された。行ってみると、古い木を引っこ抜いて転がして鋸でバラして焼却し灰にする、という作業。きつっ。でもやる。ひと通り終わったので、部屋に戻って用意を整え（主にカバンの中身を極限まで減らすのが作業の内容だが）、車で家を出る。まってろゴールデンイーグルスめ。違った。しかしミキティ、ゴールデンイーグルスとは。複合語かよ。ライブドアはどう対抗するのか。巷で勝手に挙げられている候補の中では「ギャラクシーエンジェルズ」とか「スティッキーフィンガーズ」とかが好み。
福山駅前の駐車場に車を停め、山陽本線のサンライナーに乗り岡山へ。出るのが遅くなったので、岡山・姫路間で新幹線を使うことにする。そして姫路から新快速で三ノ宮着。ちょっと遅い昼食を食べて、タワーレコードとＨＭＶを物色してから市営地下鉄海岸線三宮・花時計前駅へ。まだ１６時前なので、そんなに人はいない。ゆっくり乗り込んで、御崎公園駅へ。
地上に出ると、きれいな青空が広がっていた。歩いてスタジアムへ。２００１年の天皇杯準決勝・川崎ＶＳ清水（およびＪユースカップ決勝の京都ＶＳＦＣ東京）以来だ。以前と比べると建物が増えているような感じ。あの時は人が多かったので少し歩いたような気がしたが、道が空いていたのですぐにスタジアムへ到着した。マハーさんにメールを入れ、柏桜戦の速報を・・・まだ桜がリードしてるのか。
スタジアム周辺には結構な数の人が集まっていた。最近好調なこともあるのか、入場門にはすでに行列ができている。まだ券を買っていなかったので売り場に行ったら、当日券は１６時３０分より販売とのこと。かたわらの芝生グラウンドでは子供たちのためのアトラクションか何かをやっていたが、とりあえず見るものはなかったので、当日券売り場に並ぶ。時間が来て販売が始まり、自由ビジター席を買うところでマハーさんよりＴＥＬが。券を買って辺りをうろうろしていると、互いに見つけてご挨拶。しばらくぶりです。と、ほかの神戸サポさんが来られて、この前のいぶきの森でのサテライトの練習試合（田村のゴールで１−０だったやつ）の模様を話してくれた。試合のハイライトは、ボールを追いかけて勢い余った田村がそのままサンフベンチに豪快に突っ込んでしまったことらしい！いぶきの森は狭いので、タッチラインのすぐ外にベンチがあるために起こったようだ。松浦の右サイドバックにも驚いておられ、ひょっとして今季で放出？そうなったら地元神戸入り？とか心配＆期待されたり。この試合、サンフのほうでは練習生がプレイしていたらしく、それがオフィシャルでも試合のあることを秘密にしていた理由か！？とちょっと思った。あれは単にうっかりだろうけど。あ、明神同点ゴール。
「今日前田俊介は・・・」と引き続き訊かれたので、「来てますよ」と答える。どういう場面の投入になるか、という話になり、「サンフがリードしていればおそらく出てこない、負けているか同点の場合に出てくる。もしくはサンフが圧倒的な点差をつけているときだが、今のサンフにそれはないだろう」と言っといた。その方が列に並びに行ったあと、こちらもアウェイのゴール裏入り口へ。勘違いしていたが、ここも西京極と同じようにホーム側とアウェイ側が逆になっていた。前に来た時は普通だったのに。「ここで本来の仕事ができるとは」と言うマハーさん（今日は場外誘導ボランティア）に誘導されて北入口へ。途中、広報の真鍋さんが二人のサンフサポを連れて来られるのに出会った。マハーさんに券の引き換え場所（だったか）を尋ね、マハーさんがそれに応対する。真鍋さんはお礼を言って去っていった。真鍋さんはつくづくいい人ですね。マハーさんによれば、こういうことをしていると思いがけず大物とお話をする機会があるとのこと。
北入口へ。広島から遠征ツアーバスが来ている関係で、かなりの人が並んでいる。naokiさんが歩いて来られた。マハーさんとnaokiさんも面識があるので、ここでまた改めてご挨拶。naokiさん、顔が赤い。もうすでに飲んではるゥー！京都０−１山形で、京都が３位の山形に勝点９差をつけられ、３位滑り込みがほぼ絶望となったことが一因みたい。関西でのサンフのゲームを観る機会が（しかも地元京都で）増えない（下手したら減る）、これはかなりの痛恨事。
他のサポさんも加わって他会場の結果なども交え話をしていたが、開場の１７時が近づいたのでマハーさんは戻って行かれた。携帯で試合結果確認。柏桜動かず１−１か・・・今日勝てばほぼ安全圏内に入るな。１７時になり、列が動き始めた。いざ、われらが清貧の精神でマモンの徒を打ち破らん！
ところで柏桜って書くと関取か日本酒の銘柄みたい。どうでもいいけど。
スタンドへ出た・・・が、前来た時と雰囲気が違う。あの時は大柄ながらコンパクトでスカーっとした開放的なスタジアムというイメージだったが、今日は威圧的で閉塞感がある。その理由は、Ｗ杯後に取り付けられた開閉式の屋根。これが両ゴール裏の上にどーんと重量感たっぷりに乗っかっていて、なんだか「上が吹き抜けになっている地下闘技場」というイメージ。バキとかジャック・ハンマーとか出てきそう。話題の芝は、ピッチの西辺、南辺一帯が丸ごと張りかえられていて色が違う。日照悪そうなところだし。そのほかの所は、見たところ大丈夫。少なくとも、キックしたら砂がパーって舞い散ってた先週のビッグアーチよりはマシだろう。上を見ると、屋根一面に吸収材が取り付けられている。ウイングスタジアムは海辺の閑静な市街地のド真ん中にあるため、周囲から苦情が出るためらしいが・・・声が響かないと、声出しは正直ツラい。辺りを見回すと、神戸サポにも負けない数のヴィオラが集まっている。背後の壁には「GREAT
VIOLET KINGDOM」の大横断幕が。この試合、アウェイではなくダービーマッチへと持ち込んだ。
売店へ行く。と、ウイングスタジアムの住人・スーパーウイングが歩いてきた。全身銀色タイツのマスクマン。寒くない？彼のもっこり度は少なめだった（どこを見ている）。
戻ってみると、ベットがピッチに顔を覗かせに来ていた。みんなでベットに拍手し口々にコール。ベットは笑顔で手を挙げて応え、ひと通りスタジアムの感触を確かめるとまた引っ込んだ。さて、携帯速報サイトではすでに発表されていた今日のメンバー。
サンフ、
ＧＫ下田、ＤＦリカルド、小村、吉弘、ＭＦ駒野、ハンジェ、カズ、服部、ベット、ＦＷ盛田、大木。
リザーブは林、吉田、浩司、元気、俊介。
神戸は、
ＧＫセクシー、ＤＦバウル、高木、北本、ＭＦパク・カンジョ、菅原、ホルヴィ、ホージェル、薮田、ＦＷ三浦、播戸。
リザーブは不老、坪内、佐伯、和多田、平瀬。
主審は岡田正義。
吉弘を播戸にぶつけるか。面白そう。神戸の新外国人二人、なかなか面白いとのことだが・・・やがて両チームの選手が姿を現した。両サポーターが喚声を上げ、コールを始める。双方ともかなりの人数がいて、さらにその上に屋根があるので普通なら場内は凄まじい響きの坩堝となるはずなのだが、吸収材のせいで全然響いてこない。残念極まりない。海上に移設できないのか神戸市。試合開始２０分前だが両チームのスターティングメンバー発表。ピッチ上ではシュート練習が終わり、クロスを上げたりのメニューに。俊介、相変わらずループばかりやっている。
今日は関西学生リーグでいわゆる関関戦（あるいは、亀ヶ渕ダービー）が長居であり、関大が「亀幹」こと亀ヶ渕幹のゴールで１−０で勝利していた。ここへ来る前に観に行かれた方によるとサンフユース出身の関大・吉村修平、関学・守生健司ともに途中出場、スーパーサブとして定着した吉村は勝利に貢献、守生はもうちょっとだった、とのこと。関学が関大に負けるのは許せんが、特別に吉村に免じて許してやる。
携帯でちょっと某掲示板を見ていると、どこかで地震があったような書き込みがあった。しかし試合開始時間が迫ったので、詳しく調べている暇はない。フェアプレイ旗が入り、両サポーターがボルテージをあげてゆく中、選手入場。コイントスでサンフは目の前、アウェイ側に布陣する。そして試合開始。
・・・・・・・で。
試合は前半早々に右ＣＫ、ショートコーナーと見せかけ中央に流したボールを駒野がミドル、吉弘に当たるものの吉弘が後ろにはたき、ゴール右の大木が受けて蹴り込んで先制と幸先よかったものの、それからは押し込まれる展開。中盤のプレスが意図的に弱かったのでそれはある程度戦術なのか、と思っていたがパク・カンジョやホージェルがサイドからどんどん上がってくるに及んで完全に守勢に回り、それがチーム全体の動揺につながったのか、ホージェルが半ば流れの中から適当に上げたクロスを下田がものの見事にかぶり、落下点で吉弘にマークされていた播戸が必死で出した腰か腿に当たってゴールに転がり込み追いつかれるというマヌーな展開。播戸このゴールにヴェリーホットになり、オフサイドの判定に体全体で抗議したり副審に食ってかかったりしていた。それに比べて三浦のカズさんは冷静なプレイぶり。的確な判断でボールをつないでチャンス拡大に努めていた。サンフは今日もキレがいい大木が前線で頑張るものの、中盤と両サイドを制圧されたサンフが押されたまま、どうにか１−１で折り返し。
ハーフタイム中に、新潟で大きな地震が起こり、この試合のＴＶ中継が中止になったことが明らかになる。そんなに大きい地震なのか。
後半、盛田に代え浩司投入でスタートするも、状況は変わらず。そして神戸が右サイドのＦＫをゲット、これをホルヴィが自慢の左足で直接叩き込み、逆転した。リプレイでは小村が頭で触っていたが、別角度のリプレイではボールはゴール左スミを捉えており、当たらなくても入っていた。劣勢の中逆転されるといういやな展開に。サンフはパスがつなげず、無理なダイレクトプレイに挑んではミスしてカットされ、逆に神戸のシンプルなダイレクトプレイによる速攻を食らいまくる。両翼の駒野と服部も対面のホージェルとパク・カンジョに一対一で勝てず、ハンジェもホルヴィさんのフィジカルに競り勝てない。ホルヴィさんはプレイスキックもそうだが神出鬼没に走り回ってボールをさばき、それだけでなく自らも攻め上がっていくオールマイティさ。いい選手っ・・・！リードした神戸、佐伯を投入して中盤をさらに固め、ホルヴィを一段上げてきた。さらに三浦さんに代わり和多田投入。ロングスローｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!年々威力が増してますね。ファーまで一直線。ＣＫより強力っ・・・！サンフ、スローインやＣＫを与えまくり、キックやスローに競り勝たれまくってシュートの雨あられを食らう。ちょっとは競り勝て！ギリギリのところで踏ん張っている感じ。こちらも業を煮やして「シュート撃て！」コール。そして右サイドでスローインゲット。ここを足がかりにチャンスを作り、駒野がボールを受けてセンタリング！同時にゴール前ニアへ大木がぎゅんと切れ込んで芝を蹴った。よし！ボールは大木の頭に当たり、ワンバウンドしてゴールに飛び込む。同点！大木本日２ゴール。秋の確変だ！
そしてハンジェに代わって俊介投入！真打ちｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!今日こそゴール！でも中盤からボールが出てこないぞ！ならば奪う！大木がドリブルしてくる軌道上に立ちはだかってボールをかっさらい（やや誇張）、そのまま切り込む！二人の間をすり抜けるところで倒されＦＫゲット！よし！ＰＡすぐ外中央やや右より、ベットと浩司が立つ。位置的には左足だが、正直浩司よりも俊介が蹴ったほうが入る確率高いと思います。しかし俊介はゴール前へ、ならばここはベットの一手だろう、頼むぞ・・・ベットのキック！壁の間を抜こうとしたが、壁に当たってはね返り、クリア。しかし俊介が拾う、前にＤＦがいるが俊介かまわずにミドルシュート！ＤＦの間を縫うコントロールシュートだったが、これは枠を捉えず。でもこういう積極的な姿勢はいい。俊介はバウルを追いまわしたりホルヴィにぶち当たってボールを奪ったり（ファウルをとられた）と守備でも奮闘。かなりこなれてきたようだ。しかしゴールは奪えない。逆にホルヴィがドリブルで持ち上がり、ＤＦをひきつけてちょんとスルーパス、これがマークを外した播戸へ！ゴール正面、フリー！播戸が右足を振り抜いたときは戦慄したが、ボールはわずかに右に外れて安堵。サンフは最後の最後に大木が強引にＤＦ二枚の間を突破して倒されたがファウルの笛はなく、試合終了の笛が吹かれた。２−２のドロー。
総括すると「よく引き分けに持ち込めた、負けなくて良かった」という試合。神戸を舐めていたのか、全てにおいて、特にボールへの寄せや出足を見る限り完全に気持ちで後れを取っていた。監督が代わって立て直し中のチームに内容で負けては、今の今まで何やってたの、という話になる。今日勝利すればセカンド７位にまで順位を上げ、５位という目標がぐっと近づいたというのに。三試合連続でドロー、最初は双方譲らずのスコアレス、次は２点先攻するも追いつかれ、今回は先制して逆転されるも追いついた、という内容。これでいったら次は２点先制されて追いつく、という流れになるが、そういうネタみたいなことはぜひやめて、勝ってくれ。なんか今のままでは来年につながりそうもないし、優勝争いなんか、正直今のサンフユースの主力がどんどん加入していって一人前になるまでは無理だろうと思う。そうでないところを証明するには、相手がどこであれ全力を出し切ることができるようにならなければならない。小野監督もまだ、「勝つための理論」は知っているが「勝ち方」「勝利の使い道」を完全に身につけていない、ということもあるだろうが・・・とりあえずまだまだ発展途上。
ピッチを見ると、スーツを着た年配の方がピッチのめくれてしまった部分を次々に写真に収めていた。チェックの人ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!クラブ、スタジアム、どっちの関係の人だろうか。こちらから見て左側のタッチライン付近に一つデカいのがあり、そしてゴールエリアのスミ、ゴールキックを蹴っていた部分が何箇所もめくれていたのが見える。これからの管理に活かしてたもれ。
家に電話して地震について訊いてみると、相当大きかったらしい。とりあえず辺りのゴミを片付け、外に出る。yuckham姐御さまが、自分の携帯につけていたヴィオラ色の「高円宮杯Ｕ−１８携帯クリーナー」に興味を示されたので、取り外して贈呈する。四試合見に行ったから、あと三つ家にあるし。
ツアー組がバスに戻り、地元組は三々五々帰途へ、そして泊まり組はそれぞれのところへ。自分は三宮周辺のネットカフェで一晩、というつもりだったので、明日のプロレスを見に行かれる姐御、関西組のnaokiさんとjunkoさん、そしてボランティアの終わったマハーさんと食事に。junkoさんの車で三宮まで戻り、駐車場に車を停めて阪急三宮駅近くのすかいらーくへ。一同メニューを広げる。自分は、すかいらーくなら普通にハンバーグにするか、と思って新メニューのハンバーグのセットにしたら、なし崩し的にみんなそれになってしまい、五人全員同じ注文、というすごいことになった。それからは食べたり飲んだり雑談したりタイム。なんか話題が脈絡なく暴走し、はたから聞いていたら「なんのオフ会だ」と思われたかもしれないが、最終的にはしっかり腹を満たして店を出た。
目当てのネットカフェに行くまでに何度も膝がガクっとなった。「な…なんてことだ…このＤＩＯが……気分が悪いだと？このＤＩＯがあの承太郎に頭を破壊されて…立つことが…立つことができないだと！？
」て感じで。相当疲れがきている。車へ戻る四名様と別れ、ネットカフェへ。個室を取ってふうと一息つき、ネットよりも先にＴＶに切り替えて新潟中越地震の被害を見た。こういうのは暗いうちは被害の程度がよくわからない。明るくなってからその被害のほどがわかってくる。それでも新幹線が脱線したとなると相当だろう。阪神淡路大震災を経験した自分としては、気が気ではない・・・あの時は大学に在学中で、所属クラブの東京での演奏会を終えた後一日がかりで西宮の学生寮に戻ってきてグーと眠っていたところへあれが来た。ドーンという縦揺れで叩き起こされ文字通り飛び上がって布団の上に起き上がり、夢か現か何が何だか解らない、混乱した頭で悪魔の仕業かとまで思いながら硬直したまま。揺れがおさまったと同時に本棚が倒れてきて隣にあった炬燵を押し潰し、あーあと思いながら振り向いたらさっきまで頭を横たえていたところにＴＶが落っこちていた。それからの数日は忘れることができない。
スーパーサッカーを見る。今日新潟のバナキン放映とはタイミングが悪いというかなんというか・・・ＮＨＫに変えて続報をしばらく見て、ネットをしばらくやって寝ようとしたが寝られない。３時過ぎにようやく寝ついた（と思う）が、４時３０分ごろに起きてしまった。あんまり疲れが取れていないし、気分も良くない。しかしこの時間に起きたんなら始発で福山に戻って吉田のＪユース杯名古屋戦観に行くか、とネットで時刻表をチェックしてからそこを出た。
以下、こちらに続く。
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ユースが念願の高円宮杯を手に入れてブラボーおおブラボーな一週間だったが、ユースは早くもＪユース杯グループリーグに臨んで初戦を何とか飾っている。こちらも頭を切り替えよう。Ｊ１も代表＆ナビスコ明けで再開。サンフはなんか現在２位を走っているガンバをビッグアーチに迎える。春先の対戦ではこっちが攻めに攻めたのに一発のチャンスを決められて守りきられたという悔しい試合だったので、ホームじゃそん時の分まとめて返してやるぜーとか思いつつ広域公園へ。
第一球技場で高円宮杯Ｕ−１５の広島県大会決勝を観てから補助グラウンドでの「ＮＩＣＯＳサンフレッチェカップＵ−１１」をしばらく観て、開場時間が近づいたので列に並ぶ。さっさと中に入って日本代表チップスをもらい、来場登録の列に並んだが、読み取り機の調子が悪くなったらしく待たされる。なんとか復帰してカードを通し、八田の１８番携帯アクセサリーをゲット。さーて代表チップスのカードは
中田英寿
今さら珍しくもないな・・・もっとこう、茂庭とか那須とか林とか高松とか加地とか山田卓也とか、そういうところがほしい。
ピッチ上で行われているフォリアチャレンジを観る。ＣＫからのヘッドや豪快なミドルシュートもあって楽しい。明日からのサテライト関東遠征に槙野くんと柏木くんが帯同すると聞く。３年生は出席日数がヤバいらしく行かないとのこと。確かに今年はかなりトップやサテライトに駆り出されているし（年代別代表は公休扱いらしいが）・・・勉強のほうにも集中してくれ。
快晴。秋晴れ・・・というよりはちょっと暑い。汗ばんでくる。全く今年はおかしい。年々おかしくなっているけど。そのうち１２月にも台風が来たりするかもしれないな。携帯でメンバー確認。お、ハンジェがメンバーに入ってる！無事に帰ってこれたようだ。よかった。
サンフは、
ＧＫ下田、ＤＦリカルド、小村、吉田、ＭＦ駒野、カズ、ベット、服部、ＦＷ大木、盛田、浩司
リザーブ：林、吉弘、ハンジェ、龍朗、茂木
ガンバは、
ＧＫ松代、ＤＦシジクレイ、山口、實好、ＭＦ森岡、遠藤、橋本、家長、二川、ＦＷ大黒、フェルナンジーニョ
リザーブ：吉田、宮本、入江、吉原、中山
昨日帰ってきたばかりなのに、タフだなハンジェは。初代表初先発で開始１分でゴール、フル出場。その運をこの試合にも持ち込んでくれるかどうか。家長スタメン、しかし俊介は中間テストによるコンディション不良でメンバーに入らず、ファンタジスタ対決はおあずけ。今週もヴェルディ戦で味をしめたひみつ練習を敢行、秘策はあるのかサンフ。一時のダメダメな状態を脱し、上向き加減にあるので、そろそろ一発やってほしい。
フォリアチャレンジが終わった。１３時を回る。携帯で鞠と浦和のメンバーを見てみる。鞠はちと分が悪そうだな。えと、ちなみに主審は・・・
柏原
こんな大一番になぜ柏原。ネタ試合にする気か。それはともかくピッチ上に下田と林が姿を現した。そして両チームの登録選手発表。ハンジェのコールは最後まで取っておいて、それからいつもより多い「リ・ハン・ジェ！」コール。今日は久しぶりにＢ６全会一致でのサポートになるので、みんなかなり気合が入っている。プレイヤーの面々も気合が入っているようで、期待できそうな気がした。ガンバサイドのゴール裏にはあまり人がいない。その代わりメインスタンドのアウェイ側最前列、アウェイチームのバスが来る辺りに異常に人が多い。宮本ギャル？大黒ギャルだったらすみません。
両チームの選手が引き上げ、スタメン発表。そしてちょっと待たせて選手入場。サンフがホームのエンド、そしてガンバのキックオフで試合開始。
立ち上がりからサンフがうまい具合にボールを奪い、攻撃につなげていく。盛田のポストもさることながら大木のコンディションが良く、彼にしてはかなり体を張ってキープし、大きなサイドへの展開でガンバ守備陣を振り回す。サイドから早めにラインの裏に放り込み、ガンバのＤＦを後ろに下げさせて中盤での優位を確立し、プレスからボールを奪って更なる攻撃を繰り出す。しかしガンバも大黒が危険な動きを連発。スリーバックが統率された動きで守るものの、常に「危険な位置」へ鋭く走り込んでおり、全く気が抜けない。これはある意味大久保嘉人よりも怖い。サンフが中盤を支配し、ガンバの攻撃はロングボール主体のため大きな傷にはならないが、それでもＣＫや一瞬の隙を突いてシュートなど、ヒヤリとする場面は作ってくる。
その中、好調な左サイドからの攻撃でＣＫゲット。ベットが向かい、すぐさまショートコーナー。ガンバは全く対応できず服部がふわりとクロスを上げ、ニアで待ち構えていた小村がダイビングヘッド！フリーで放たれた一撃は飛びついた松代の手をかすめてバーに当たり、ゴール内で跳ねた。
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!小村、鞠戦に続きゴール！小村雄叫びを上げ走る！凄い！フィードが全部あさっての方向飛んでいくのはこの際許す！
ガンバも反撃に出る。前への圧力を強めてゴールに迫るが、ＤＦ陣が体を張ってシュートを防ぐ。ベットがスパイク交換で出ている間もよく自重できた。サンフはさらに快調、大木が前線で攻撃を組み立てる。カウンター時でも無理に突っ込まずにいったん味方の上がりを待ってはたく、というのは彼の正しい判断といえるだろう。大木が落として浩司が右へ展開、駒野が持ち上がってクロス！という形は良かった。ただ、駒野のクロスの質がひどく悪いのが気になる。中盤でパスをつないで最後は大木が左の浩司に出す！がこのパスは弱くカットされる。ガンバのパスを砂川主審がカット、ベットが受けて大木に入れ、大木がダイレクトで右に落とすが、盛田が走っていなかった。走っていればビッグチャンスになったのに。しかし今度は盛田のカットからベットがダイレクトで大木に入れ、大木が中央持ち上がりつつスルーパス！右から左へ斜めに飛び出した浩司がＤＦライン裏でボールを受け、そのまま突進。マーカーを振り切りＰＡに入り、左足を振りかぶった時点で勝負アリ。浩司がこの位置から左足を使って決められないわけがない。ボールは鋭くゴール左上スミに突き刺さり、サンフ２点目！
オーレーオレオレオレー 浩司ー 浩司ー
コールが止まぬ中、さらにサンフ、大木の展開から服部が左から切り込みシュート！ゴール左上スミをかすめるように外れた。ガンバ、ＣＫからシジクレイに合わせるが、リカルドが競り合って枠に飛ばさせない。リカルドが痛んでしばらく倒れていたが、ほどなく立ち上がり、両手でサポーターたちを煽った。スタンドから喚声が起こる。ガンバ左サイドから家長のドリブル、リカルドがタックルでクリア、これはボールに行っているように見えたが、家長は倒れて動けない。ボールのあとに入ってしまったのか。家長は運び出されたが、バツが出た。すぐに吉原が投入される。ＦＷに入り、二川が左サイドに張り出した。
サンフ、左ＣＫ。ベットのキックにニア大木が合わせ、ゴールネットが揺れた！うひゃあまたまたｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!と思ったが主審はゴールエリアのへんを指している。げ、サンフのファウルかよ。ノーゴールかちくしょー！その後浩司が繰り返し違反でイエローをもらってしまったが、ロスタイムにその浩司から右へ展開、駒野の折り返しに大木が走り込んでシュート！はダフってＧＫキャッチ、ここで前半が終了した。ほぼ完全なサンフペース、この調子なら後半もっと点がとれそうだ、と、思われた、の、だけど、ね。
あらあら柏原さん今日も景気よくカード出しておられますなー、とかニヤニヤしながらハーフタイムを過ごし、選手が出てくるとさてあと４５分気合入れていくかあ、と立ち上がる。両チームともここでの交代はなし、後半開始！
後半立ち上がりは前半と同じような感じで、サンフが押し気味だった。しかし、右サイドで吉原が、中央で大黒とフェルナンジーニョ、が、そして左サイドで二川が運動量を上げ、ボールを回すスピードを上げてきた。そして後半６分、左サイドを二川がきれいにドリブル突破しＰＡに侵入してセンタリング、これにファー飛び込んだ吉原が足を伸ばしてダイレクトボレー！鮮やかに突き刺して１点を返した。
やられた！返されるのが早すぎる！これはまずいかも。とりあえずパニクって浮き足立たなければいいけど・・・しかしガンバがこのゴールでペースを上げてきた。とくに左サイドの二川が尋常ではなく、駒野がまるで止められない、というか駒野がいないも同然なまでにその地域を支配した。これで守備のバランスが崩れ、チームがギクシャクし始める。そして今度はガンバが右からのフィード、これに吉原が走り込んでシュート！左スミに突き刺さってガンバが後半１２分あっさりと２−２追いついた。
・・・・・・・・・・悪い癖が出た！相手がペースを変えてきたら対応できない。後ろのほうで「選手交代が遅い！」との愚痴が飛んでいたが、この時間帯で選手交代するなら前半の終わりごろからアップしていないといけない。前半は圧倒的なサンフペースだったのだから、選手の用意なんかしているわけはない。あそこはピッチ内の選手で一致団結して防がなければいけなかった。早い時間帯で追いつかれてしまった。ここから勝ち越し点を取りに行かなければならない！
のだが、そう上手くいかない。大木も積極的に仕掛けようとするのだが、相手をかわすことができない。シジクレイをかわそうとしてそのままドーンと正面衝突し、仰向けにすっ転んでしまったシーンはちょっと頭を抱えそうになった。シジクレイが何事もなかったように突っ立っているのがまた。盛田も何だかサポートが遅れ気味。むう、まずい。右から駒野が仕掛ける、しかし相手と交錯して倒れる。立ち上がれない。いったん外へ出されるが、ここでサンフが二人選手交代。駒野と大木に代わり、吉弘とハンジェがイン。吉弘はそのまま右サイドに入った。吉田が左に張り出し、４バックにしたようだ。ハンジェが右サイド高いところまでチェイスに出る。今度は左サイドに飛び出してボールを受け、クロス、いったんはじかれるもまた拾ってクロス！これがファーの吉弘に渡り、吉弘そのままシュート！強烈な一撃がゴール右スミを襲ったが、ＧＫ松代が飛びついてセーブ！惜しい！
しかしガンバの攻撃も激烈を極める。二川が吉弘を守備ラインに張り付けるキレを見せつけ、立て続けにチャンスを作る。ゴール前に押し込まれたサンフは下田がギリギリのところでスーパーセーブ連発で防ぐ。サンフ、盛田を下げ茂木を投入、勝負に出る。ガンバはすぐに森岡に代え宮本。橋本が右に回り服部をケア、もう一度チームを立て直してきた。ガンバ、フェルナンジーニョが足を攣らせたか、中山と交代。サンフ、攻めたいもののベットと茂木にうまくボールが入らない。中盤では回せるものの、そこから前へ有効なボールが出て行かない。サイドもうまく使えない。茂木のスピードが活かせない・・・じりじりした展開が続いたが、ガンバがまた押し込んでゴールに迫り、大黒が右から持ち込んでシュート！決定的だったが、下田がわずかにさわりポスト直撃！助かった。
ロスタイム、何とかベットと茂木が突破しようと奮戦するが最後が突破できない。ガンバの攻撃を防いで最後の攻撃、左サイドに展開して服部が受け、クロスに茂木飛び込む！がＤＦクリア、サンフが拾ってパスを入れ、つないでシュートに持ち込もうとするがＤＦが体を張ってクリアし、ここで試合終了。最後はＦＫにも小村がゴール前にも上がらないし、勝点１でＯＫ、という感じだった。そのＦＫもバックパスしてインターセプトされていたし、ニンともカンとも。
前半の攻撃は圧倒的だったし、２位のガンバにドローで勝点１というのは、結果としては最低限のことはできた。しかし、小村が整列の時にぶんぶんと首を振っていたように、ホームで前半２点リードしながら追いつかれるのは恥ずかしいこと。ユースの、虎の子の１点を集中力を切らさず最後まで体を張って守りきる姿勢を数日前見ていただけに、到底納得はできなかった。とにかく次の神戸戦、這い上がるには絶対落とせない。監督が解任されるようなチームに負けるようなら、烏合の衆と呼ばれても仕方がない。勝て。
さて携帯を
柏が逆転しとるゥー
名古屋は毎年毎年無駄金を使ってるな。うちに分けてくれー。鞠赤はスコアレスドローか。退場者が出なくてよかった。前半早々から頭痛がしていたので、片付けを少し手伝ったあと車に戻って一眠りする。目が覚めると周囲の車はほとんどはけていた。他会場の結果を一覧して（柏追いつかれたのか！）、車を出して坂を下り食事、それから市内に入って書店に行って『ササキ様に願いを＋』とか買って給油して帰った。
サンフにも、
「それでも仙道なら・・・」「仙道ならきっと何とかしてくれる・・・!!」
っていうヤツがいりゃーなーちくしょー！
俊介カモン
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衝撃的な「１０人相手に０−３惨敗」の日本平清水戦から一週間。練習では３−４−３に戻したり、Ｕ−１９日本代表候補合宿から帰ってきたばかりの俊介が加わったり、しかも前日練習にも出てきてベンチ入り確定みたいだし、駒野が本格的に練習復帰してなんと出られそうだったり、嬉しいのと大丈夫かよというのがない交ぜになった複雑な気持ちで土曜日になった。しかし当日になったらもう相手がどこであろうが、
「勝つ」
と心を決めて家を出るものだ。
カール・マリア・フォン・ヴェーバーの歌劇《魔弾の射手》（カルロス・クライバー盤）を聴きながらビッグアーチへ。「有象無象の区別なく私のシュートは許しはしないわ」ってヤツは誰か出てこないものか。
森々の獣ども 牧場の畜生ども
空を駆ける荒鷲どもにいたるまで
勝ち鬨は我らが物なるぞ・・・
できればトリコロールカモメにいたるまで。そういえばトリコロールカモメとムラサキグマはその昔ベルマーレハリケーンで一緒に倒された仲。あのときの戦隊メンバーのうち、西山哲平はまだ現役。大分へ行っちゃったけど。
家を出るときはまだ晴れていたが、山陽道を走るうちに空は曇り、時々フロントガラスを雨が叩くようになった。天気予報あってるのか。でも空はまだ明るいし、降ったり止んだりだろう。そんなに大降りにはなるまい・・・五日市ＩＣに到着、ビッグアーチへ。正面駐車場は満車。１２時３０分ならしょうがない。中古車展示場の隣の有料駐車場に車を入れる。
車を出ると、雨が降り出した。でも傘差すの面倒（ていうか持ってきてない）ので、そのままビッグアーチへの坂道を登っていく。シャトルバスがあったが、これくらいの距離でバスに乗るかよ、とそのまま歩いていった。
クッションなどの付属物が欲しかったという理由でＳＢの年間パスを買っているので正面から入り、ナップサック等をいただく。雨模様ということもあり、ちと客足はにぶい。それにＢＳ中継あるし。プロ野球はストライキだが、カープは横浜ビジターのため、あんまり影響はしないだろう。こういう機会じゃけえ観に行ってみるかのう、という人がどれくらいいらっしゃるか。晴れてれば二万は越えただろうに、今日は一万そこそこになるかもしれないな・・・地鶏弁当とお茶を買ってＳＢ席へ行き、屋根の下で昼食をとることにする。
ピッチではフォリアチャレンジが行われている。フィールドを二分し、それぞれでジュニア年代のチームが試合を行っていた。結構観ていて楽しい。時々凄いプレイが飛び出すし。先月はちょっとヤバめだった芝も、きれいに整備されている。担当の方々、ブラボーだ。アウェイゴール裏を見ると、結構な数の鞠サポが集まりそうな雰囲気。
食べていると一時的にばらばらと雨が激しくなり、座っているところにもかかってきたため、ちょっと後ろに退却し、また食べる。食べ尽くすとひとしきり試合を見る。電光掲示板に「サンフレッチェ広島到着」の文字が。同時にアウェイ側のバス入場ゲート付近も慌しくなってきた。鞠も来たか。オーロラビジョンに鞠バスが映し出される。久保が微笑みながらバスを降りてきたのが映った。ついに来やがったーッ！
フォリアチェレンジの前半が終了すると席を立ってゴミを捨て、それから自由席へと向かう。
携帯でメンバー確認。
サンフは、
ＧＫ下田、ＤＦ西河、小村、吉田、ＭＦ駒野、ハンジェ、ベット、服部、ＦＷカズ、盛田、浩司。
リザーブは林、八田、外池、元気、俊介。
駒野友一復活！鎖骨骨折全治一ヶ月のニュースからまだ一ヶ月も経っていないのにピッチに帰ってくるとは！しかも先発で！回復力早すぎ！波紋使いか再生者（リジェネーター）か。やってくれ！そしてベンチには俊介が。Ｕ−１９日本代表候補合宿から帰ってきてすぐにトップチーム練習に合流し、先輩らを押しのけてビッグアーチへ。これでトップ昇格させんかったら許さんで小野監督＆強化部。システムは３−４−３、盛田ワントップに森崎兄弟のツーシャドー。得点量産とはいかないが、サンフが最もバランスの良い戦いを進められる陣形。チアゴ不在では機能しなかったが、盛田がチームにかなりフィットしている現状、そして相手が鞠という状況ではベストの選択。リカルドが前節のレッドで出場停止だが、スリーバックのセンターに入る小村がどこまでラインを押し上げられるか、メグさんと特別指定選手の西河がどこまでカバーリングできるか、が勝負。
鞠、
ＧＫ榎本達、ＤＦ中澤、松田、那須、ＭＦハユマ、上野、遠藤、大橋、奥、ＦＷアン、坂田。
リザーブ榎本哲、栗原、由紀彦、安永、久保。
ドゥトラの代わりは大橋。ナビスコのアウェイでは彼のスピードにやられたが、今日の対面は駒野。怪我上がりとはいえ、やらせはせん。久保竜彦、移籍以来初の来寇。今や敵となった日本最強ＦＷ、今日は絶対に好きにはさせないぞ。恐ろしいのは坂田のスピードだが、どうなるか。
Ｂ６では、「セカンドステージの目標５位」を掲げながらの清水戦のあまりにも情けないサンフの戦いぶりと、試合後の選手から出た「数的優位になって甘えが出てしまったかもしれない」というあんまりなコメントに、当初は「今日は応援はしない」ということになっていたが、ミーティングの末「各自の判断に任せる」ということになったとのこと。自分は前節を生で見ていないし、駒野の復帰戦ということもあり、さらに数多く来ているマリサポに応援させるままというのもムカつくし、結構メイン・バックスタンドとも埋まってきたので、こっちだけ静かというのも雰囲気出ない。今日は精一杯応援して、それで選手がダメなら来週はＳＢでゆっくり観るか、もしくは高知で一泊して土佐の海の幸食いつつ土日で全日本ユース観るぜと決める。
選手たちが出てくる。そしてスタンドへグッズ投げ入れ。今日こそ頼む。アップ開始。なかなか気合が入っているようだ。シュート練習では相変わらず決定率低いが、林にセーブされる率がかなり高かったので、少なくとも枠には飛びやすくなっている。この天候でキャッチングは難しくなるかもしれないので、いい感じかも。
鞠のほうもアップ中。久保はあんまり存在感がなく、集団の中に埋もれ気味だった。サンフ時代にはぱっと見ればあ、あそこにいる、とすぐわかったが。コンディションが万全ではないのか。
仙台カップは１−１。某速報掲示板ではサンフユースの藤井くんが先発し、なかなかいい感じらしい。そうこうしているうちに１５時になった。Smoke
on the Waterはなし。選手がピッチに散ったあとに駒野コール。そしてキックオフ。
立ち上がりからサンフがいい感じでボールにプレッシャーをかける。小村も両手を広げて西河とメグさんに「ライン上げろ」とさかんに指示。高いラインを維持し、ハンジェがどんどんボールにプレッシャーをかけ、森崎兄弟がそれに連動する。森崎兄弟はボールをキープし、ポストの盛田とともに高い位置でボールを支配、駒野と服部、ベットの攻撃参加を促す。速攻を食らうものの、スリーバックが的確な対応ではじき返す。西河も落ち着いたプレイぶりで、安心して見ていられる。
サンフ、右サイドでプレッシャーをかける。鞠バックパス、これに近くにいたカズが鋭く反応、前に出てボールをカットするやそのまま松田の右をすり抜ける！同時に松田が手を出してカズを引き倒した。カードカード！主審の布施さんが走り寄る。はいイエローイエロー・・・と見ていると、布施さんは赤い紙を抜いて松田の前に掲げた。
また１０人ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
ゴールへの距離的にはレッドはキツい感じだったが、もしカズが抜けていたら決定的だったということでの「得点機会阻止」だろうか。ともかく、先週に続き今週も前半で数的優位に立ってしまった。しかも１１分。今週は容赦するなよ！（でもちょっと不安があったりして）
鞠は上野をスリーバックの中央に下げる。アンがやや引き気味に位置し、サイドにボールを散らしつつ坂田を走らせてきた。そして鞠は左サイド深い位置でＦＫをゲット。奥が向かう。サンフはゴール前に五人が並び、その前に四人が陣取るゾーンディフェンス。鞠、ペナルティアーク付近に四、五人が固まる。どう走りこんでくる・・・奥、キック！ボールはファーへ向け曲がり落ち―――大外から鞠の二人が飛び込んできてその外側がヘッド！ゴール左スミにブチ込んでマリノス先制！背番号１１が歓喜のラン。坂田か―――！下田がかぶったうえに大外一人のゾーンに複数人で飛び込まれてはどうしようもない。かくて今日も１０人の相手に先制を許してしまった。小村が相当悔しそうに両手で芝をバンバンと叩く。しかしすぐに立ち上がって前へ走っていった。
サンフ、左に開いて服部のクロス、盛田が合わせる。決まらずも、形はできてきた。そして、中盤で浩司がボールを持つ。前中央にスペースが空いている。浩司、猛然とドリブルで突進！守備陣が包囲する、しかし浩司素早くＰＡ内のカズにクサビ、落としをクリアされるも服部が拾ってクロス、浩司とＤＦがもつれる、ボールがＰＡから転がり出てくる、そこへもう一度服部が走り込んで、右足一閃！
右足かよ！と思ったがボールは矢のようにゴール右スミへ飛び、ＧＫの横っ飛びを一瞥してポスト内側に当たり、ゴールに勢いよく飛び込んだ。
ゴ―――――ル
服部は指輪にキスしてメインスタンド側へ走り、大きく腕を掲げる！すかさず追いつく１−１！今日は違う、か？
さらに左サイドアタックからＣＫをゲット。ベットが走ってゆきボールをセットする。こっちも決めたれい！ベット、キック！高い弾道のボールがファーへ。ＧＫ榎本飛び出すも、完全にかぶってしまう。大外のカズがフリーのヘッドで折り返し、ゴール正面、跳んだのは背番号３！
逆転！
思いっきりヘッドで叩きつけ、ゴールど真ん中に突き刺す！小村、雄叫びを上げてメインスタンド側へダッシュ！小村、古巣に痛撃くらわした―――ッ！こっち側で見たかった！
ベットがドリブルで持ち上がりちょんとスルーパス、ＤＦ二枚の間を抜けたボールにアウトサイドから駒野が走り込む！が飛び出した榎本がキャッチ。ちょっと駒野アグレッシブすぎ。無理はするな。奥の左ＦＫ、ファーで中澤折り返す、これにメグさんヘッドでクリアにいくところ那須ボレー！こぼれを下田キャッチするもメグさん倒れたまま。まずい！タッチラインにスローし、ゲームを切る。ピッチ外に運び出されて治療。○が出た。そして頭をグルグル巻きにされる。出血してたか。ゲーム再開。しばらくしてメグさん応急処置完了、メイン側タッチラインまで走ってゆき、アピールしてピッチに戻る。
岡田監督動いてきた。大橋に代えストッパー栗原投入、上野を中盤に戻して遠藤を左に回す。そして坂田がいっそう積極的に走ってきた。
サンフ、この辺りからおかしくなってくる。中盤で妙に攻め急ぐようになってきた。ダイレクトパスがことごとく相手へのプレゼントパスに。急ぐ必要などないのにダイレクトで前へ前へ出そうとして、カットされ速攻を食らいまくる。セットプレイも多くなり、栗原が、那須が競り勝ってヘッドしまくる。あーあーあー危ない危ない危ない！ちっとははね返せ！左サイドからドリブルで突っ込まれ、ＰＡ直前で倒してしまう。ＰＫでなくてよかった。イエローか・・・布施さんがメグさんの前に立った・・・・が、出しかけてやめた。なんだ、ナシか？と、副審に訊きにいった。何やら話して、今度はメインスタンドのほうへと走っていって、第四審判と何やら話す。イエロー取り消しの話か？やっと帰ってくると、メグさんにイエロー提示。なんじゃそりゃー！（後日、この警告はメグさんから服部に変更された。まったく）
そんなこんなで前半終了。悪いクセが顔を覗かせたが、何とかもちこたえた。後半は戦術を再徹底させてほしいな・・・
磐田４−１鹿島。おお。今日こそやっと勝利なのか。
後半開始。ハンジェに代わってトノさんＩＮ。ハンジェはアグレッシブな守備の一方途中からミスパスが増えていたし、鞠のハイボール攻撃やセットプレイに対してはトノさんの高さが有効だ。マイナーチェンジというわけか・・・と思ったら、カズがボランチの位置に下がっている。あれ？流れの中でそうなってるのかと思ったが、完全にトノさんと横並びになり、その前にベットがいた。３−５−２にチェンジしてる。攻撃的なのか守備的なのか？と思っているうちにベットからスルーパス、右サイド浩司が抜け出して右足シュート！は角度もあまりなく右足ということもあり威力なく榎本ががっちりキャッチ。鞠は上野がドリブルで持ち上がってＦＫゲット、アンのキックは壁に当たってＣＫ、ＣＫから中澤に撃たれるがはじき返す。さらに坂田を走らせてくるが、スリーバックがきっちりとはね返し続ける。
ここで岡田監督また動いた。遠藤に代わり久保竜彦投入。
彼がピッチに入ったとき、大きなブーイングが起きた。理由はどうあれ、降格時に移籍して「チームを見捨てた」男であり、そしてまた日本でもっとも恐ろしいＦＷ、当然だろう。久保、坂田、アンのスリートップとなり、ＤＦラインも４バックに。中盤を奥と上野で支えることになった。勝負に出てきた。
サンフは直後に速攻から那須のイエローを誘ったり、駒野のパスから盛田が中へ切り込んでシュートを放ったりしていたが、次第に単発になり、連携もとれなくなってくる。とくにベットとその周囲の息が合わなくなってきた。そしてまた中盤でボールを失って速攻を食らうようになる。鞠、素早く左サイドに展開して基点を作り、上がってきた上野がボールを受ける、まずいフリーだ、と思った瞬間上野はパシッと逆サイドにボールを振る、その先には、坂田！フリー！げっマズ！と思った瞬間坂田はギュンと中へ切り込み、正面の服部をかわしざま左足をびゅっとと振りかぶり、一閃させた。ボールはニアを突き破ってゴール右スミに突き刺さる。
同点！！
やられたー！またしても坂田か！あの切り込みからのニアへの一撃、サイドを変えての磐田戦の再現みたいだった。
久保、坂田がどんどん突っ込み、アンがボールをあやつる。中盤は鞠のものになった。まずい。と、カズに代わって前田俊介ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!なんとかしてくれ。ＦＷに入り、浩司がトップ下に、ベットがボランチに下がる。しかしサンフは両サイドに展開され、そこからのクロスで立て続けにピンチを迎える。小村、メグさん、そして西河がはじき返す。西河は鞠相手に堂々たる守備。やるじゃんか！しかしカウンターから坂田、さっきと同じところから切り返してシュート！うわー！しかし今度は下田がセーブ！ふう・・・・そしてカウンターだ！外池から左サイドに開く、服部がやや早めにクロス、これにファーに駆け上がっていた駒野がヘッドで折り返す、中央―――駆け戻ってきた中澤が足を投げ出してクリアー！ぎりぎりゴール右に出した。当たり所が悪ければオウンゴールだったのに。ちっ。浩司のＣＫ！は榎本が捕ってしまった。
サンフ、駒野に代えて八田投入。疲れてしまったか。八田は久保番。西河が右ＳＢに張り出す。
俊介は最初はボールキープしつなぐだけだったが、前を向くようになってきた。そして前を向いてボールを受け、ドリブル開始！いけ！しかし目の前には守備隊形を整えた鞠ＤＦ陣が。早速二人が間合いを詰めてきた。抜きにいくのか？と、俊介は不意に左足をひと振り！ボールはＤＦの左を巻いてゴールへ向かう、しかし上へ外れてしまった。リプレイだとＤＦをかわしてゴール左からぐんとカーブしゴールを襲う弾道だった。惜しくも高さが合わなかったが・・・サンフ攻撃陣は必死で攻める、しかし４バックは完全にラインを引いてしまってサイドは上がってこない。枚数が足りず、浩司もかなり消え気味になっている状況ではあともう一押しが足りない。拮抗したまま、試合終了のホイッスルが鳴った。
うむむむむむ
どう選手を迎えたものか・・・鞠にドローで勝点１ゲットという「結果」は悪くない。しかし前節に続き１０人の相手に勝てなかった「内容」は決してほめられたものではない。ゴール裏もブーイングに拍手が混じるという割り切れない状況。自分は結局腕組みしたまま選手たちをじーっと睨んでいるだけになってしまったが。サンフの選手たちも試合開始前からの雰囲気や逆さになった断幕を見ているために、この結果についてゴール裏の挨拶を省略しようとしたが、主将の服部がそれを呼び止めてトラックの方へみんなを整列させ、礼をさせた。野次や励ましの声が飛ぶ。ほんっとに、次こそたのむぞ。来週、絶対に連勝せえよ・・・！
後半から本格的に雨模様（それほど大降りではなかったが）だったが、気づかなかった。各地の速報が入る。
磐田４−４鹿島
はあああああああああ！？
しかも鈴木隆行ハットトリックッ！これは何かの予兆なのか！
片づけして、ぐだぐだと話しながらバス待ちして、バスを見送って帰る。来週は結果出せー。
しかし久保はいまいちらしくなかったな。
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今まではお客さんだった市原に今年は連敗。で、この日は早くも裏天王山第１ラウンドとなった。相手は前節ＦＣ東京相手に４−３と劇的な逆転勝利を飾ったセレッソ大阪。青赤も何てことをしてくれる。デポルに勝ったからってのぼせ上がってんじゃねーぞ全く。どうやったら４点も取られるんだ。変に勢いつけて広島に来られたらどうすんだ。でも、今週はチアゴが復帰するし、後半からでも出てくりゃベットとのコンビでやってくれるだろう。一誠も沢田コーチのアドバイスで立ち直ったみたいだし。沢田さんも同じ右サイドバックだったから、他にもいろいろ助言したのだろうか。今日は徳重とのマッチアップ・・・勢いでくるタイプだから、洋次郎と二人で冷静に対処してほしい。
それにしても駒野。せっかく治ったばかりなのに、今度は鎖骨骨折。１戦目は声もかからず、２戦目は左サイドバック先発もすぐに右に回されて挙句前半で交代、３戦目では前半早々に相手のカウンターを止めようとして相手に激突され骨折で交代。趙括や馬謖（ともに戦術に溺れた挙句に壊滅的敗北を喫した）のごとき指揮官の下に付いたのが不運だった。今季はもうダメかもしれない。軽ければ天皇杯あたりから復帰できるかもしれないが、とりあえずは鎖骨がくっつくまでじーっとしているほかないので、逸る気持ちを抑えてカルシウムをぼりぼり食べまくってほしい。チームも勝ち続けて、少しでも彼を安心させてやりたいものだ。
Ｊ．Ｓ．バッハのカンタータ第６２番《いざ来ませ、異邦人の救い主よ》とかハイドンの《天地創造》とか聴きつつ広島へ。本当に救い主が現われてほしいし、“Es
werde Licht光あれ！”っていう感じ。しかし眠い。五輪見ながら『ファミコン探偵倶楽部・消えた後継者』やってたせいだが。主人公が記憶を取り戻すくだりは何度プレイしても泣ける。ＢＧＭが良すぎ。このシリーズは音楽が秀逸だ。『うしろに立つ少女』もエンディングテーマが凄まじく良い。『新・鬼ヶ島』も絶妙。『遊々記』だけはアレだったが、まあこれは復刻されることはないだろう。しかしメイドの茜ちゃん、終始暗めのキャラだったか・・・
さて、途中小谷ＳＡで一休みし（駒大苫小牧、やるぜ！）、ビッグアーチへ。正面駐車場はすでに埋まっていたのでＡシティのほうへ。車を停めるとまた眠くなってきたので、一眠り。目を覚ましてから眠気覚ましに本をちょっと読んで、それから車を出た。１７時、もう開場して列も捌けてるだろう。この車の感じなら、一万人は越えそうだ。今日は盆も終わっちゃったし五輪真っ只中だし、さらに市民球場ではカープ巨人戦があってなかなか厳しい日だが、なかなか出足はいい。大阪から車で遠征の桜な人も結構見受けられる。
ぐるりとビッグアーチ正面まで回る。人で埋まっていた。島根県物産展をはじめとしてアトラクション盛りだくさん。今日のサイン会は盛田と青山。変わった組み合わせ。
携帯で今日のメンバーを確認する。
チアゴ居やがらねェ――――
前日練習で痛んで引っ込んだが出場は問題ない、と聞いていたけど・・・つくづくメンタルの弱いやつだな。チャンピオンシップ・マネージャー（洋ゲー）では精神力のパラメーターが「２」（上限は２０くらい。つまり限りなく最低）っていう話だったが、こういう風に低いのね。はたして今年中に試合に出てくれるのか、わからなくなってきた。盛田の復帰とどちらが早いやら。（のちに全治三ヶ月との診断）
スタンドへ上がる。毒連上層部の方がいらっしゃったのでお久しぶりですとご挨拶。ヨンチェ氏も遅れて来られるらしい。しばらく話をしていると下田と上野がピッチに出てきたので、Ｂ６へと戻る。
今日のメンバーは、
ＧＫ下田、ＤＦ一誠、リカルド、小村、服部、ＭＦ高萩、ベット、カズ、龍朗、ＦＷ茂木、元気。
リザーブは上野、吉弘、吉田、大木、俊也。
前節と同じ４−４−２。右サイドは洋次郎と一誠の高３コンビ。左のハーフにも龍朗を配して攻撃的に。ツートップは茂木と元気のコンビ。元気の動き出しでスペースを作り、そこへ茂木が走り込んでベットのパスで決定機を！となればいいけど。
桜は、
ＧＫ羽田、ＤＦ下村、柳本、千葉、布部、ＭＦ濱田、久藤、森島、徳重、ＦＷ西澤、古橋。リザーブ略。
ファーストステージでは機能しなかった４バックを小林新監督は再徹底。といっても人がいないのか、1stではボランチだった下村・布部を両サイドバックに配している。とりあえずＤＦ四人は守備専任か。徳重と同じくＪＦＬから引っ張ってきた古橋も不気味な存在。サンフは新人とか新入りとかそういうのにやられるタイプなので・・・
ベットへのコールは念入り。頼むよベット。そして、スタメンが引っ込んだあとピッチに残ってアップを続けるリザーブにも力のこもったコールを送る。スタンドの戦意も昂揚している。
時間が来た。ビッグフラッグを多数舞わせるセレッソサポたちは試合前から休みなくコールを続けている。こちらもいつもの“Smoke
on the Water”で選手を迎える。さて、勝ちに行こうか。
桜からのキックオフ。立ち上がりはほぼ互角。まずは龍朗の落としから元気のミドル！ＧＫ正面。フリーだったし持ち込んでもよかった。サンフは右から洋次郎・ベット、左からカズ・服部で崩そうとする。桜はＦＫから徳重が直接狙うが下田がセーブ。洋次郎が右にはたいて、ここに走り込んだ元気がクロス！は大きすぎた。今度は洋次郎が持ち上がってロングシュート！強烈な勢いで打ち出されたボールがワンバウンド、惜しくも左に外れたが、シュートの威力にスタンドが沸く。脚細いのによくあんなの撃てるな。圧倒しているわけでもないがシュート撃ってる分どっちかというとこっちに分がある？と思っていた矢先だった。右サイド、一誠が持ち上がり前方にパスを出す、これが相手に当たってはね返った、そして西澤がこれを拾って突破！リカルドのカバーがまずく一気に抜き去られる、西澤はそのままサイドを破って切り込み中央へ折り返し、走り込んだ古橋がダイレクトで蹴り込んでセレッソ先制！あっさりやられてしまった。リカー、そこで一発で当たりに行ってどうすんだー、西澤を甘く見すぎだぞ。
この日のジョン西澤は絶好調。ポストプレイ、ハイボールの競り合いとも正確で、中盤でゲームを作りまくっていた。小村は彼をファウルでしか止められない有様。西澤がボールを持てることからセレッソの両サイドもどんどん上がってきてサイドを圧迫、さらに後方からのロングボールで裏を窺う。そのため、サンフはバックラインがズルズル下がり、両ハーフもサイドの守備に忙殺されて６バック状態になり、中盤は空きＦＷも孤立してしまう。ベットがさかんに「上がれ！上がれ！」とバックラインに身振りで指示するが、なかなかうまくいかない。ＦＷがキープできればいいのだが、元気も茂木もそんなタイプではない。ダイレクトで落とすのが精一杯で、態勢も整っておらずパスする相手もいない状況でリターンされたベットも困惑、何とかキープしようとするところをカットされたりと、まったく攻撃ができない。セレッソのペースだが、そのセレッソもサンフが守備に引いてしまっているのでシュートが撃てない。サンフ、服部のクロスを競り合ってこぼれたところを茂木が体を寝かせながらダイレクトボレーを放ったが、上に浮かせてしまいゴールならず。
右サイドは洋次郎が奮闘し、一誠も時々上がれるのだが、左サイドは龍朗が連携いまいちで、しかも守備が心もとないので非常に危険。オーロラビジョンに映った茂木の顔を見るとすでに息が上がりかけているご様子。キミ夏に弱すぎ！とりあえず桜に許した決定機は失点の時のみ、でもペースをつかめない、というもどかしい展開で前半が終わった。
アンリとベルカンプがいれば今のメタメタな４−４−２でもなんとか機能するんだろうけど。でもこの陣形なら、ＦＷが引っ張るんじゃなくチーム全体がコンパクトな距離を保って押し上げ、中盤プレスからボールを奪って速攻はいＦＷさんいってらっさーい！とならなければいけないのに。ＤＦラインがあんなに下がってはどうにもならない。ＦＷがセカンドボール拾いに忙殺されてさらにキープも出来ないでは、中盤はいったいどうしたらいいのか。カズとベットで何とかもたせた、という前半だった。ベットはラインが上がらないことに相当カリカリきてたみたいだし、「帰るゲージ」がちょっとアップしたかもしれない。大谷とか荒川獲得してもいいんでは。それよりもポストプレイヤー要る。鈴木桂治さんか塚田真希さんにオファー出すか、などということをお出ましになられたヨンチェ総帥がたと話し合っていると、選手たちが出てきた。急いで飲み物を買いに行き、戻る。
選手交代は龍朗アウト、吉田イン。そして茂木アウト、大木イン。吉田を入れてどうする？４−４−２堅持か３−５−２にチェンジか？・・・４−４−２のままだ。吉田が左サイドバックに入り服部が中盤に上がる。これで左サイドの守備は問題ない。と、ベットがトップ下に上がって中盤ダイヤモンド形になっている。攻撃にかかるようだ。そのぶん守備がやや薄くなりシュートを撃たれたが、いずれも下田が正面でがっちりとキャッチする。大木が左に展開し、服部のクロスに中央元気がヘッドで合わせる！がわずかに上。カズから大木にボールが入り、大木キープからスルーパス！ベット飛び込むがＤＦクリアでＣＫに。大木、ゴール前ではてんで弱いが、ちょっと下がってのボール捌きが凄まじく良い。さらに前線からのチェイスも猛烈、というか苛烈なまでに激しい。いったいどうしたんだ！今度は右に振って、一誠がクロス！これにファーから服部が飛び込みヘッド！枠を外れるも、サイド攻撃が機能してきた。さらに洋次郎が右サイドでキープし、一誠の上がりを待ってちょんと前のスペースへパス！これが走り込む一誠にピタリ、ワントラップでマーカーを振り切って切り込みゴールライン際からセンタリング！ＤＦクリアも、高３コンビの絶妙な連携が光る。
サイドを制圧されてきたセレッソ、徳重を下げてスピードスター・苔口投入。コケコケｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
後半半ばになるとサンフの攻撃はやや沈静化し、逆に桜が攻撃を仕掛けるようになる。桜左からのクロスを右サイドで森島がフリーで受けたときは「げえっ」と思ったが、森島はそこからミドル。これは下田が正面でキャッチした。次いで濱田がミドル！これがドライブしてバーに当たった時は少しひやりとしたが、あとをしっかりと抑えた。今度は苔口、その凄まじいスピードで一気に左サイドを駆け上がり、センタリング！は下田ががっちりとキャッチ。コケコケ、スピードだけなら日本でも一、二を争うんじゃないか。サンフのほうはベットと大木がよく組み立てているが、ベットと元気の息が全く合わないのがなんとももどかしい。俊也を入れるか？
中盤のパス回しから右サイドにボールが出て洋次郎がボールキープ。ゆるゆると持ち上がり一誠が上がってくるのを待つ。一誠上がってくる、しかしマーカーがさっと取りに来た、洋次郎はくるりと向きを代えボールをガードする、しかし相手は足を突っ込む、洋次郎がつんのめり、ボールがラインを割った。最後にさわったのは洋次郎だったので桜ボール？いや副審が旗をバタバタさせてセレッソのファウルをアピール。それを見た奥谷主審がそれを認め、サンフのＦＫを宣告した。サンフは素早くリスタートしたが、奥谷主審は位置が違うとやり直しを指示。ベットがボールをセットする。スタンドからベットへの声援が飛ぶ。いいボール蹴ってくれ―――キック！サンフ、一斉にゴール目がけ飛び込む、しかし右足で蹴られたボールはゴールから逃げるようにぐんと曲がりそのうしろへ、そして、そこには―――残ってこれを待ち受けていた大木、フリー！ヘッド！叩きつけてワンバウンドしたボールは、そのままゴール左スミに突き刺さった。
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
大木はセンターサークルのほうに駆け、途中で立ち止まって地面をえぐるようなガッツポーズ！おいおいおいおい今日の大木はヤバい、ヤバすぎる！後半２９分、大木のゴールでサンフ同点に追いつく１−１！
これでサンフが乗った。桜はガクリとなった。左サイドにボールが出る、元気が追いＧＫと交錯、こぼれたボールをベットが角度のないところからシュート―――ポスト！しかしその前の元気のプレイがファウルを取られてＦＫに。中盤のルーズボールに追いついた一誠、右に開く洋次郎にダイレクトパスを出そうと態勢を入れかえようとしたが、その隙を衝かれてボールを奪われ速攻を食らう。ここは服部がなんとかクロスをカバーして危機を脱した。ユース年代の間合いなら今のプレイでも大丈夫なのだが、プロではそうはいかない。そこ宿題だ一誠。
サンフ、元気に代え俊也。走れよー！うむ、走れている。今日はうまく試合に入れているな。大木との絡みもまずまず。と、桜は西澤に代え御給イン。あれ？ここで代えるのか？完全に同点でオッケーあわよくばのカウンター狙いか？（西澤は足が攣ったらしい）
左サイド、吉田のパスにベットが反応、ドリブル突破！と思ったら大木だった。つくづく今日は迫力が違う。そのままＣＫを取った。左ＣＫ、ベットが向かう。コーナーにセット、すぐさま蹴り出す。ショートコーナー、服部が走り込んでダイレクトでクロス！ゴール前では、あとでＴＶ見たら小村がのん気に水飲んでいて、ショートコーナーにあわててペットボトル放り出した光景が映っていて笑ったが、あわてたのは桜も同じだったろう、ショートコーナーにまったく無警戒だった。ゴール正面に飛んだボールに吉田？（田中俊也だったッ！8/24）が足を伸ばす、それに当たり、ＤＦの間を抜けたボールがゴール前に転がる、ＧＫ羽田飛び出す、しかしその前に飛び込んだ紫のプレイヤーがその目の前で右足一閃！ボールはゴール左スミに一直線に突き刺さった。
うおおおおおおお
逆転！誰が決めた！？その男は「来い来い来い！」と手招きしながらメイン側のコーナーフラッグまで走ってゆき、大きくガッツポーズ！その背に記された数字は、２６！
洋次郎ｷﾀﾜｧ*･゜ﾟ･*:.｡゜(n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡ ゜ﾟ･* !!!
一誠のサンフ公式戦最年少ゴールに続き、サンフのリーグ戦最年少ゴールを洋次郎が決めたー！１８歳と１９日。
コーナーで喜び終わった洋次郎が戻ってくる。と、一誠がその前で片ヒザついた。そして靴磨きパフォーマンスｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!意外と芸達者だな洋次郎！
大木が浮き球をダイレクトで左のスペースへ！走り込んだ服部がボレーシュート！ＧＫセーブ。しかし今日の大木、「フィジカルの弱いピクシー」って感じで凄まじい働きぶりだった。サンフは最後の桜の反撃を凌ぎきり、最後の古橋のヘッドも下田がしっかりとキャッチ！そして試合終了、2ndホーム開幕戦を逆転勝利で飾った。
自滅パターン一歩手前だったけど、小野監督の選手交代と、それに応えた大木のプレイがペースを変え、新戦力ベットのプレイスキックが勝利を呼び込んだ。ベットが高い位置でプレイするとチャンスが広がる。ＦＷとの息が合わないのが何だが、大木とはいい感じのようだ。でも大木は９０分はもたないのが悩ましいところだが。
ヒーローインタビューは洋次郎とベット。そしてマン・オブ・ザ・マッチにはベットが選ばれた。商品はネットウォークマン。その間に挨拶に回ってきた選手たちにサンフレッチェコール、そして大木コール。今日はよかった。それを毎回やってくれれば、大変嬉しいのですが。
敗れた桜だが、サポーターたちはがっくりと挨拶に向かう選手たちに向かって力強い「セレッソ大阪！」コールを浴びせていた。彼らはなかなか帰らず、選手たちがバスに乗り込むまでそこにいて、選手たちにコールを送っていた。お互い近い遠征先なので、いっしょに残りたいところだ。正念場が続くが、頑張ってほしい。こちらは、インタビューが終わって挨拶に来たベットと洋次郎にコール。ベットには吉田さんから必勝しゃもじが渡される。ベット、高く掲げて声援に応えた。柏戦でも頼む！
オーロラビジョンに今日のハイライトが映し出される。洋次郎の決勝ゴールの場面、ゴールを決めて「来い来い来い！」と皆を煽っている堂々たる姿を見て、何というか「将軍」の風格を感じた。将来はジャンカルロ・アントニョーニのようになってほしい（見たことはないけど）。
浦和７−２緑ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!永井・山瀬二人してハットトリックってどういう世界か。磐田連敗。柏敗れる、新潟は、逆転・・・も市原に追いつかれた！しかし得点者サンドロエジミウソンマルキーニョスファビーニョオゼアスマルキーニョスて。漢字がないぞ。そういえば今日はオゼアスにバロンにエムボマと、国内間移籍組外国人が揃って点とってるな。
外に出る。バス待ちがたくさんいる。元気がサインに応じていた。ベットと親交を深めなさいよ。服部には長蛇の列で、服部なかなか動けない。そしてボス登場。すると女性の歓声。小野さんにギャルサポが！？小野さんも罪な人だぜ。あ、鞠勝ってる。しぶといな。松田か・・・次のホーム戦はその鞠。久保来るのか？日本最高のＦＷ、盛大にもてなして差し上げずばなるまい。最後にチアゴがあっちのほうでサインしていた。歩けるんなら出ろ。真ん中に突っ立ってボールを２秒間キープし、ベットに渡してあとはゴール前に走って囮になるだけでも役に立つから。
バスが出て行き、帰路に。途中小谷ＳＡに寄る。カープ巨人戦のおかげでかなりの車が停まっていた。尾道ラーメンを食べる。ＴＶでは五輪のカヌーや野球が。台湾に苦戦中も、これは録画で日本がサヨナラ勝ちしたとのこと。由伸ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!追いついた。延長１０回ウラ、無死一、二塁でノリが掟破りの送りバントｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!ノリ大喜び。ホームラン打ったような喜びよう。確かにノリの送りバントはある意味ホームランよりも難しいか・・・そして谷敬遠で小笠原サヨナラ犠牲フライｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!投手にもっとまともなの連れて行けばもっと楽だったのに。あとは知り合いのサポさんと携帯で小野監督のコメント（今日は雄弁！）や大木のコメント（今日は思ったよりも動けたって、おまえが言うのかー！）、洋次郎のコメント（一誠との靴磨きパフォーマンスは、ゴール決めたほうが磨いてもらうって事前に二人で決めていたらしい。しかしＪ１の舞台でフツーにゴールパフォーマンス打ち合わせしている高３の二人・・・恐ろしい子！）など読んで、そして帰る。
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さて、どうも体調が悪い。あたまがボーっとして、声が出ない。風邪・・・か。しかしセカンドステージの開幕戦だし、臨海は今年限りかもしれないし、噂の臨海はいっぺん見ときたい・・・ふらりと家を出て、福山駅へ。なんだか地に足がいまいちつかないふわふわした感じのままのぞみの自由席に乗り、すぐに眠り込む。途中、新大阪や名古屋などがやがやするところでふっと目を覚ましたりしながら、東京駅に着いた。宿を取ろう。構内で予約。このへん、ということで申し出ると、一昨年のヴェルディ戦のときに泊まった神田のホテルを紹介された。あそこはいいところだったので、了承して一部屋取ってもらい、すぐに神田へ。チェックインし、まだ時間が早く部屋に入れないので、荷物をフロントに預けて出る。
あまり歩きたくないので、御茶ノ水まで中央線で行って、そこから歩き。この前閉まっていた古賀書店へ行って漁ってみるが、捜しているメンデルスゾーンの書物はなかった。問い合わせてみても、メンデルスゾーンに関する書物は日本ではほとんど出版されておらず、ここにもなかなか流れてこないとのこと。ここにある古書も一冊を除き自分がすでに持っているものばかり。その一冊も小説で、特に読みたいとも思わなかったので、バッハのカンタータに関する書物を一冊買って出る。
日本という国はフェリクス・メンデルスゾーン・バルトルディを甘く見すぎだぜ、まったく。未だにナチの音楽観に引きずられやがって・・・と改めて落胆しつつ食事してから御茶ノ水駅へ戻り、さて臨海へ行くぞ。初めてだし、間違っちゃいけないからわかりやすい方法で行こう。まず東京から京葉線だ。中央線で東京に戻って・・・
長ェ―――！！
京葉線のホームまで果てしなく遠い。殺す気か。何とかたどり着いて快速に乗り込み、すぐに寝る。起きると、そろそろ蘇我だったので眠いのを我慢してぼーっとし、蘇我で下りて今度は内房線で五井へ。しばらく揺られて五井着。ここで、先週Ｊヴィレッジでご一緒したＮ西さんたちと合流、バスで臨海へ。
ほどなく臨海着。右手のほうに歩いてゆくとアウェイゴール裏入り口。んー、万博みたいな感じ？Ｎ西さんたちはバックスタンド中央付近がよさそうだったが、自分が「ゴール裏」と言ったのでそうなった。今日は声出ないけど、せめてゴール裏から見てやりたいー・・・って、見にくい――！！今いるゴール裏仮設スタンドは緩やかな傾斜で、向こうのほうがあんまり見えない。ホーム側でゴールが決まった場合、誰が決めたか全くわからないとのこと。確かに。でもここ、地震来たら崩落しないか。ほとんど工事現場の足場架設じゃないか。それに・・・客少ないな。ステージ開幕第１節のホームなのに・・・Ｎ西さんによると、蘇我駅までは多くの人が行きかうが、それから先の内房線・外房線となると便が悪くて利用者激減なので、どうしても客が入りにくく、それで蘇我に新スタ建設の運びとなった、とのこと。それでジェフ千葉か。しかしこういう盆休みという時期なのに。営業もなんかアトラクション用意しないのか。神戸なんか仮面ライダーギャレンのﾀﾞﾃﾞｨこと橘さんがサイン会ですよ！先着辛味噌プレゼントですよ！（嘘）
ジェフコロッケを食べていると、両チームのスタメン発表。アウェイチームの選手名もしっかりフルネームで言ってくれる臨海のスタジアムジョッキーさん。
サンフ：
ＧＫ下田、ＤＦ一誠、リカルド、小村、吉田、ＭＦハンジェ、カズ、ベット、服部、ＦＷ元気、盛田。
リザーブは上野、外池、龍朗、大木、茂木。
市原：
ＧＫ櫛野、ＤＦ茶野、ジェレ、斎藤、ＭＦ坂本、中島、勇人、村井、山岸、ＦＷマルキーニョス、サンドロ。
ユースの一誠が先発。先日のナビスコ・緑との試合で先発フル出場、今回はリーグ戦初出場だ。村井とのマッチアップはどうなる？
市原の選手にいちいち枕詞つけるのもいかにも万博的。とくにアトラクションもなく、始球式に誰か来るでもなく、淡々と練習が終わってそのうち試合が始まった。ジェフィ君とかユニティ君とかこっちのほうに回ってきてくれないのか（いっぺん近くで見たいのに）。瑞穂じゃグランパス君一家が愛嬌振りまきに来るぞ。来る時間遅かったか？
サンフ、久々にいい立ち上がりで、左ＣＫをゲットした。ベットが向かう。ガンバとの練習試合を見るかぎり、右も左もベットが蹴るようだ。キック！こぼれをハンジェがシュート！はハズレ。今度はベットが強烈なミドルシュートー！ゴール左上スミを捉えるがくっしーがパンチ！ＣＫに。左ＣＫ、ベットがキック！ファーでサンフの選手がヘッド、流れる、また誰かがヘッド！ＤＦヘッド、しかしボールはゴールネットにぱさぁー！
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
しかし誰が決めたかさっぱりわからない。とりあえず喜ぶ。
「ただいまの得点は、サンフレッチェ広島、森崎和幸・・・」
おおうカズか！浩司に負けじと気合入ってるぜ！
サンフはその勢いで中盤を支配、押し込む。しかし市原、速攻からサンフＰＡすぐ外でＦＫゲット！マズー！セットプレイ弱いからなあ・・・壁ちゃんと作って！キッカーは・・・マルキーニョス！しかし上へ外れた。助かった。レアル戦のあれをまた目の前で見るのはイヤですよ。そして市原、左サイドに開いて村井が受ける。一誠が向かう、しかしちょっと間合いが広すぎ・・・と思った瞬間一発で抜き去られ、村井はそのままタテに突破しセンタリング、中央ツートップが飛び込む！下田がキャッチしたが、下手したら同点ゴールだった。気をつけろ一誠！それでもサンフのペースだったが、市原、右サイドに開くと簡単にアーリークロス！ファーへ飛んだボールにマルキーニョスが追いつく、一誠がつく、しかしそのままトラップされてしまった。前向かせるな！しかしここでも一誠は当たりにいけず、妙な間合いを取ってしまう。マルキはすっと中へ持ち込みながら反転、まずい、リカルドがカバーに行く、しかし遅かった。マルキはそのままシュート、ボールはゴール左スミへ、下田動けず！１−１となった。
さて、マズくなった。市原は「一誠を狙え！」とばかりに村井、そしてマルキが左サイドに流れてきた。ハンジェが前がかりで中に絞ることが多いので、サイドが一誠ひとりになることが多く、一誠はたちまちパニック状態に。さらに盛田が何だか足を痛めてぴょんぴょん跳ねはじめた。え、ダメ？大木と交代？
チアゴと同じか―――
とりあえずポストとして機能していた盛田がいなくなったためにサンフは徐々に押し込まれてくる。一誠のサイドは徹底的に狙われ、サンドロまでｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!さすがプロ、１７歳に向かって容赦なし！つーかハンジェ、なんで一誠のフォローをしないんだ！攻撃に完全に気が行ってしまい、一誠を完全に孤立させてしまっている。４−４−２中盤フラットで、何でサイドで数的優位を作られなきゃならんのだ！攻撃でもむやみにアーリークロスを放ったり無理にミドル放ったり。一誠が右のスペースへナイスなオーバーラップしたとき、それには目もくれずにアーリー上げた時にはキレそうになった。しかし一誠、めげずにオーバーラップし強烈ミドルシュート！抑えが利いていたが右へ外れた。一誠はこれでちょっと余裕が出来たか。
市原も、早くも山岸に代わり工藤浩平投入。厳しいなオシムさん。
それからは市原が押し込み気味だがサンフもよく跳ね返しボールを前に運び、どうにか互角のまま前半が終了した。このままいけばドローはいけそうだ。いけば、の話だけど。サンフの場合はあんまりいかないから・・・
後半開始、選手交代はなし。市原がテンポのよいダイレクトパスをつないでサンフを押し込む。しかしサンフも負けてはいない。左サイドから攻撃、服部が持ち込んで戻し、吉田がクロス！
ミスキック
＿|￣|〇
メグたんはパスの精度がねえ・・・今度はちゃんと上がった！が大木のヘッドは枠を捉えず。次はリカルドがカットして持ち上がり左を走る大木へパス！大木がボールを受けてドリブル、ＰＡに迫る！ＤＦ一枚来た、あああ抜けるのか？と、大木は中へ入ると見せかけてそのままタテへ！どーんとＤＦにぶつかって転倒、ホイッスルが鳴ってサンフのＦＫ！大木、抜けないからうまいこともらいに行ったな。さてＦＫ、ベット直接かな。Ｎ西さんに「どんなキックです？」と聞かれたので、「名波タイプ」と言っておいた。「スピードそこそこよく曲がる」キックなので。ＰＡすぐ外中央左。ベットとカズが立つ。カズ、ボールの右に立ったって左足で蹴れないくせに、なんかやってくるのか？と、ベットがちょんと右へ蹴り出しカズがストップ、そしてもう一度ベットが蹴りにいく、市原の壁が一斉に詰める、その上をベットがちょんとループパス！ゴール前にボールが落ちるが、飛び込んだ小村がボールを収められず、バウンドしたボールを一瞬見失った隙にクリアされてしまった。
市原、中島に代え林を投入。攻撃に出てきた。そしてサンフのクリアからの市原左スローイン、ほいと入れたボールをぽーんとクロス、ファーに二人いたフリーの選手のうちサンドロが折り返し、ニアに二人いたフリーの選手のうちマルキが頭で押し込んで市原があっさりと逆転。サンフ守備陣はその間突っ立っていただけだった。集中力が・・・・・何だかな・・・
市原が生気を取り戻し攻め始める。サンフはハンジェに代わり龍朗を投入し攻撃に出る、しかし吉田のクロスはまたもラインを割る。ちょっと服部をサイドバックに下げて茂木を・・・両者攻めあう時間帯が続くが、パスがうまーく両サイドに展開される市原のほうが一枚上手、サンフは狭いところで回して引っかかる、というパターン。クロスの精度も低い。ただ、龍朗のドリブルや果敢なシュートは買える。と、右サイドへのフィード、大木が追いかけてゴールライン際でＤＦと競り合いボールを奪う！そして折り返し、そこへベットがフリーで走り込んでｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!目の前はゴール、当てれば同点―――！
スカッ
ボールは真横に流れていった。思いっきり蹴り損ない。クリアされる。
＿|￣|〇
どアホ―――
インサイドで当てるだけじゃろ―――――が！大木や元気ならともかくベットが―――！何を信じて生きていけば良いのか。
左サイドを崩し、服部がキープしてパス、外から吉田が走り込んでＰＡ内へ飛び込む―――ところでクリアにいったＤＦのキックが吉田の体にモロに入る！吉田はそのまま転倒して動かない、しかし砂川主審は笛を吹かない！なあああああんだとォォォ！？市原がポーンとボールを蹴る、しかしタッチラインへ出せばいいものをゴールライン向け蹴ったためにボールは途中で止まってしまった。サンフもそれをドリブルで中盤まで持って上がる。吉田は全く動けない。市原側からブーイングが出るが、中途半端なボールを蹴った市原のほうもどうかと思う。結局主審がゲームを止めてドロップボールに。最初からそうしろ、っていうかファウルじゃないのかあれ。それとも林のシャイニング以来サンフ戦は蹴り技ありなのか？こちらからはファウルがないことに関して主審に怒りのブーイングが飛ぶ。バックスタンドからも激しい野次が！しかしこれがマハーさん方だったとは。
一時騒然としたが、ドロップボールをサンフが吉田が倒れた辺りのタッチラインへ蹴り出して市原スローインに。吉田に代わって茂木イン、元気・大木・茂木のスリートップ、龍朗とカズのドイスボランチにベットのトップ下、服部が左サイドバックに下がって４−３−３となった。
服部のクロスに大木潰れて元気が飛び込むがくっしーがキャッチ。そしてカウンター、林がフィールド中央付近からドリブルで一気に中央突破、右に流れつつＰＡに突入してシュート！下田セーブ、ＣＫに。やはり 林は 素早い な。セットプレイははね返す。
くっしーのファンタジーキックは２回拝めたが、堪能している暇はない。カズのパスからチャンスを作るが、クロスの精度が・・・それでもこぼれを龍朗がシュート！しかし枠に行かず。攻め合いながらロスタイム突入、しかし決定機が・・・市原はボールを回して時間稼ぎに、サンフは何とかボールを奪って速攻を仕掛ける。そして右サイドで一誠がボールを奪ってドリブル突破から中にはたいて前へ走る、受けたカズが狙いすましたスルーパス、これに一誠がくっと切れ込んでボールを受け、一つ持ち込んでゴールライン際からマイナスの折り返し！ニア元気飛び込む、合わない、ファー大木・・・合わない、その前でＤＦクリア！ボールがラインを割る、ＣＫか？と、砂川主審が手を挙げてホイッスルを吹いた。試合終了。蹴らせろよ。ていうか、そこでＤＦに競り勝って前に出てミートできるＦＷはいねーのか。
市原も阿部や羽生を欠き、チームとしてのパフォーマンスもそれほど高くなく、充分ドローに持ち込めた試合だった。それをみすみす落としてしまうとは。確かに一誠が狙われたこともあったし、一誠は一対一の守備では全く勝てなかった。しかし、そこを何とかするのがチームプレイ、組織力だろうに。大体後輩のフォローよりも自分のことで一杯一杯だからな・・・そんなんでいい連携が出来るか！
「サンパイオ！サンパイオ！セザール・サンパイオ！」
ゴール裏に挨拶に来たイレブンにサンパイオ・コールが浴びせられる。大分戦に続きこの出来では、致し方ない。これではセカンド５位は不可能、下手を打つと入れ替え戦出場になるだろう。
開幕戦にたった5,467人ってどーいうクラブじゃ、この辺そんなに人おらんのか、つーか営業はなにやっとんじゃ、そんなんじゃジェフ千葉になっても同じじゃろ、とか負け惜しみをぶつぶつ言いながら、歩いて五井駅へ。新潟負けた、柏負けた、んで・・・ゲェーッ！セレッソ勝ってるゥ！ジョン＆パンチモリシで逆転ですとー！後ろが一気に詰まってきたな。来週、再来週といきなり天王山、か・・・柏戦には浩司と駒野帰ってくるから、セレッソ戦は絶対に勝たな・・・どーすっかなー、一誠は左ハーフにして、右サイドバックは森脇にするかなあ。でもユースの選手に完全に頼るチームなんて終わってるな、などと考えたり話したりしながら五井駅着。千葉駅まで出て、そこから東京行きの総武快速で東京へ。総武快速ではこぢまさんに会ってＪ村話とか今日の試合の話とか。東京駅に着いて、自分が神田に宿をとっているので神田でちょっと食事をしようということで自分とＮ西さんとそのご友人の三人で神田へ行って目についた白木屋に入って一時間くらい飲んで食って、日本ＶＳナイジェリア見るぞ！とお別れしてホテルに戻った。
部屋に戻ってＴＶをつけると、野村の決勝戦だった。
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金ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
二年のブランクがあってなお金とって三大会連続金か・・・凄いな。
谷も金ｷﾃﾙ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!
足怪我してたろ！なんつー精神力！
時々日本ＶＳナイジェリア見ながら、おう日本まだ０−０で凌いでるな、荒川今日も頼むよーと思いつつ表彰式を見る。君が代をＢＧＭに国旗が揚がってゆく。やっぱり胸に来るものがあるね。野村も谷も蝶サイコー。表彰式が終わると、チャンネルを女子サッカーへ。しかし、ほどなく意識がなくなってしまった。喉が渇いていたとはいえ、疲れていたところへサワー２杯をほぼ一気飲みでは当然か。
起きる。寒い！冷房つけっ放しでベットの上に下着で倒れていた。うう。冷房OFF。ＴＶでは男子サッカー、韓国ＶＳメヒコ。韓国１点リード。日本はどうなった？そのうち解るか。ぼーっと見る。なべやかんイ・チョンス元気そうだな。メヒコは小技で攻めるものの、韓国の屈強なＤＦ陣はそれをふんふんと跳ね除け続け、１−０でそのまま韓国が勝った。続いてギリシャとマリの試合が。ついでに見るか。マリがぽんと先制、追加点。ギリシャはやる気なくしてトドメ食らって撃沈。ホームなんだからもっと粘れよ、とちょっと興醒め。カーテンをちょっとめくってみると明るくなってる。今から寝るのもなんだな・・・って自分はどれくらい寝たんだろうか。２時間寝てる？まあいい。起きていよう。家を出たときにはなかったのにいつの間にかカバンに入っていた（←白々しい）某カタログを見ながら時間を潰し、７時過ぎにホテルを出る。出掛けにフロントのところで段ボール箱で宅急便を出す女性二人がいた。有明の戦利品ですか？とか思いつつ外へ出ると、雨。げんなりしつつ、神田駅へ向かう。
その後はまた別のお話、ということで。あそこはある意味異次元だし。
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