U-20戦記2005


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代表メンバーはこっち参照。


*ワールドユース選手権オランダ2005:

6月21日:決勝トーナメント1回戦
U−20日本代表 0−1 U−20モロッコ代表
得点:
日本=
モロ=イアジュール(チベルケーナイン)

GK:21西川
DF:8中村、16柳楽、5増嶋('89→20森本)、2水本
MF:4小林、7梶山、11カレン、12水野('72→10兵藤)、17家長('60→19前田)、
FW:9平山

 水野を先発させ4-5-1で臨んだ日本は、立ち上がりからアグレッシブな試合運び。
高い位置から積極的にプレスをかけ、次々にチャンスを作り出す。
カレンがポスト、バーに当たる惜しいシュートを二本放ち、
左サイドからは家長・水本がオーバーラップし攻撃を組み立てる。
 いい感じで来ていた日本、しかし家長に代え俊介を入れた辺りから組織がおかしくなってくる。
カレンの位置が不明確になり、中盤が機能しなくなってきた。
さらに水野に代えて兵藤。これで決定的に中盤がなくなり、梶山が必死でボールをつなぎ展開する場面が目立つようになる。
てっきり兵藤ボランチで梶山をトップ下に上げたのかと思っていたが、梶山はボランチのままだった。
兵藤は前大会の成岡ばりにステルスし、運動量の落ちないモロッコが押し込むようになってくる。
そして延長も視野に入ってきたロスタイム、不用意なバックパスからスローインを与え、
そこからのスルーパスで裏を取られ、イアジュールに決められて痛恨の失点。
森本を投入するが時すでに遅く、日本は今大会決勝トーナメントに進出したものの、未勝利で終わった。

 攻撃をリードしまくっていた家長と水野を交代させた時点で大熊氏は勝利を放棄したようなもの。
家長・水野・俊介のコラボレーションが見られなかったのがこの上なく残念。
最低でも水野に代えて本田を入れてほしかった。
兵藤入れるなら、いろんなアイデアを持ち強烈なミドルも持っている梶山を前に上げてほしかった。
 選手はよくやった。ただ、チーム作りがまずかった。
6月18日:グループリーグ
U−20日本代表 1−1 U−20オーストラリア代表
得点:
日本=前田(梶山)
豪州=タウンゼント(西川)

GK:21西川
DF:8中村、16柳楽、5増嶋('81→20森本)、2水本
MF:10兵藤('67→12水野)、4小林、7梶山、17家長('58→19前田)、
FW:11カレン、9平山

 「絶対に勝つ」と大熊監督はぬかしていたが、
代わり映えのないメンバーで相変わらずのようにノーリスクの腰抜けサッカーを繰り出す。
オーストラリアがたいして上手くもなかったので助かったが、
DFラインがベタ引きでその前にスペースができ、そこを使われてシュートを撃たれまくっていた。
西川がスーパーセーブを見せていなければ、大熊監督が蒼白になるのももっと早まっていただろう。
この程度の相手、前半に2点くらいとって楽に試合を進めればよいものを、
相変わらず前半はダラダラと無駄に時間を浪費し、後半に勝負に出る、という消極的なサッカー。
まったく、とっとと監督やめてほしいぜ、とイライラする45分が終了。

 前半から俊介と水野が揃ってアップしていたが、ハーフタイムの交代はなし。
おおかたオランダ1−0ベナン、ベナン一人退場というニュースでも聞いて、
じゃこのままドローでもいいや、と思ったんだろう。
後半途中、まず俊介が出てきたが、家長と交代。二人が一緒のピッチに立っているところが見たいんだが。
俊介は素早いリスタートからのボールを左サイドで受け、DFを切り返して中央へ入るが、
ボールを足に引っ掛けてしまいシュートを撃てず。
 日本は続いて兵藤を代え水野を投入。拮抗した状態のまま時間が過ぎていくが、
その中、オーストラリアが右サイドFK。GK西川の正面に飛んだが、
相手に引っ張られたかキャッチできずにボールをこぼしてしまい、これを押し込まれて先制されてしまう。
大熊氏、「想定外」の事態に真っ青。
でも、あれだけ時間を無駄に使っていれば、時の神もサッカーの神もそりゃ怒るって。バチが当たったんだ。

 その直後、水野が落ちるFKでゴールを狙うがGKがはじき、
俊介が左サイドを突破してセンタリングを上げるが中央誰も走り込んでいない。
絶対に点を取りに行かなければならなくなった日本、増嶋に代えて森本投入。
兵藤、増嶋という秘蔵っ子を二人とも代えてしまったので、大熊氏相当テンパったなー、と思った。
水野のCKから平山がヘッドで合わせるがライン上でDFがクリア。ツイてない。
このまま負けか、と思われたとき、神々の心を俊介が動かした。
左サイド、仲間と連携してプレスをかけてマイボールにすると、
中央をつながっていくボールを見ながらサイドを駆け上がる。
出てきたボールを受け、DFと対峙すると、ここで必殺・ノーガード戦法炸裂!
両手ダラリで相手が虚を突かれた瞬間、左へぽんとはたいてカレンの前のスペースへ。
カレンのクロス、ファーに流れる、その間に俊介はゴール正面へと密かに移動した。
梶山がボールを拾い、俊介に気づくとDFの頭越しのパス、
DFに当たって後ろにこぼれるところ、俊介がトラップして支配下に置き、本人いわく「おもちゃの右足」を一振り。
GKが反応してさわるものの、フットボール神の寵ある前田俊介のシュートはそのままゴールに飛び込んだ。

 ロスタイムには平山が、
「ゴール前切り返して蝶ドフリー、しっかりと狙い定めてシュート、しかし豪快に外す」
という事件で俊介のゴールをはるかに上回る衝撃を与え、そのまま逃げ切った。
 ベナンはオランダに0−1で敗れ、日本と勝点2で並んだ。
得失点差は同じ−1、当該対戦成績もドロー、しかし総得点が日本3、ベナンが2のため、
日本が逆転でグループ2位となり決勝トーナメント進出決定。勝点2で。スゲー。
大熊氏も俊介のカタルシスウェーブで心を入れ替えて、まっとうなサッカーに目覚めてくれることを期待する。
正直、ここまでは、
「ワールドユースで貴重な時間を潰すよりは所属クラブで練習したほうがよっぽどマシだ」
というサッカーなもんで。
6月15日:グループリーグ
U−20日本代表 1−1 U−20ベナン代表
得点:
日本=水野(FK)
ベナン=マイガ

GK:21西川
DF:16柳楽、5増嶋、2水本
MF:8中村、4小林、7梶山(HT→水野)、17家長(→13苔口)、10兵藤
FW:11カレン(→20森本)、9平山

 前半は大熊サッカー全開。兵藤がボールを奪われてカウンターを食らい1点を失ったが、
あくびが出そうな拮抗状態に持ち込む。決定機もあったが外す展開。
そして後半、梶山に代わって水野がトップ下に入ると、彼を中心に日本が滑らかに動き出した。
サイドに展開してのクロスから水野のシュート、など好機も作るようになる。
そして左サイドから家長がドリブルで中へ切り込み倒されてFKをゲットすると、
中央左から水野が壁を越して直接ゴール左スミに叩き込み、同点に追いつく。
さらに家長が後ろから引っ張られてファウル、この時ベナンの3番が二枚目のイエローで退場となる。
勝負時、日本は森本を投入、さらに切り札の・・・苔口?俊介ちゃうんかい。
で、ドロー。

 試合終了の瞬間、大熊監督満足そうに頷く。ちょっと待て、10人の相手にドローで御の字すか。

 ていうか大熊、あんたコケコケ言いたいだけちゃうんかと。
6月10日:グループリーグ
U−20日本代表 1−2 U−20オランダ代表
得点:
日本=平山(水野FK)
和蘭=アフェライ(バベル)、バベル(オウス・アベイエ)

GK:21西川
DF:8中村、5増嶋、16柳楽、2水本
MF:10兵藤、4小林、14本田(64分→12水野)、17家長(78分→20森本)
FW:9平山、13苔口(42分→11カレン)

 4-3-3のオランダに対し、4バックで臨んだ日本。FWにはカレンではなく苔口が入った。
しかし、立ち上がりからフィジカル、テクニック、組織力で完全に勝るオランダが圧倒的攻勢。
7分、左FWクインシー・オウス・アベイエの突破から中央へクサビ、
バベルがヒールで落としてアフェライがゴール右スミに叩き込み、あっという間にオランダが先制する。
さらに日本の攻撃をはね返してオランダのカウンター、オウス・アベイエが自陣からドリブルで日本の中盤の選手をごぼう抜き。
3人に囲まれながらもはねのけて突破、最後は柳楽も一発でかわして折り返し、ニアのバベルが合わせて18分、早くも2点目。
それからも一方的に押しまくられるが、途中からオランダが流しに入ったこともありそのまま前半終了。
 後半もオランダペースだが、オランダは徐々に余裕ぶっこきモードに入り、プレイが雑になってきた。
その中本田→水野の交代があり、日本も4-3-3に。
その水野が中央右からのFKを蹴り中央平山がヘッド!68分、きれいに決めて1点を返す。
それからは攻められつつも何とか防ぎ、終盤にはカレン、森本が立て続けに決定機を迎えるが、
カレンはゴール前フリーで宇 宙 開 発、森本のシュートはGKのファインセーブに遭いゴールならず。
チャンスはありながらも追いつけずに敗れた。

 途中からのオランダのヘタレっぷりを見るにつけ、
立ち上がりをしのげれば、何かのはずみで勝てたんじゃないか?
と思う。先発のチョイスミスだろう。右膝にテーピング巻いてる苔口出して、いったいどうしようってんだ大熊。
普通にカレン先発にしときゃ、3枚目のカードでカレンに代え俊介投入、あの決定機をスイッと決めて勝点1ゲットー!だったのに。

 あと、西川よくやった。3点は防いでた。
オランダはフィジカル、テクニック、組織力はすごいが、
ポルナレフばりに相手を甘く見る性格みたいなので、どこかでコロッと負けそう。

壮行試合:

5月24日:国際親善試合
U−20日本代表 1−1 U−20チリ代表
得点:
日本=水野(前田FK)
チリ=N.カナレス

GK:西川
DF:中村、増嶋、小林、水本
MF:カレン(68→森本)、伊野波、本田(HT→水野)、家長(75→前田)兵藤
FW:平山

 4−5−1でスタートした日本だったが、立ち上がり早々に本田がボールを奪われて左サイドを突破され、
クロスを中央一人だけ走り込んでいたカナレスに頭で合わされ先制されるとカレンをFWに上げ4−4−2に。
それからはチリの攻撃をしのぎ、後半から本田に代えて水野を右サイドに投入(兵藤がボランチへ)すると流れが変わる。
千葉で堂々のレギュラーを張る水野の突破でチャンスを何度も作り、日本はさらに森本・俊介を投入。
俊介のスルーパスから森本シュート、という決定機の直後の左サイドFK、俊介のキックを水野が頭で合わせて同点。
俊介「あそこに蹴れば何とかなる」水野「自分ならあそこへ蹴る」という両人の意識が一致した見事なゴールだった。
それからも攻めたが、逆転はならず。
5月11日:国際親善試合
U−20日本代表 1−0 U−20カメルーン代表
得点:
日本=平山

 CKから平山の頭、の一発。それくらい。

 翌日、福岡大と練習試合を行い1−1。

ブラジル遠征:

3月28日:練習試合
U−20日本代表 1−1 コリンチャンス
得点:
日本=原
懲りん好機=の誰か

GK:西川
DF:柳楽、河本、水本
MF:中村(69→前田)、小林(50→高柳)、杉山(62→水野)、苔口、本田(59→家長)
FW:平山、森本(53→原)

 パサレラ監督が直々に指揮を執るコリンチャンス1.5軍との35分ハーフの試合、
後半23分にコリンチャンスが先制するものの、2分後に右サイド中村北斗が中央平山にクサビを入れ、
右のスペースに落としたボールに走り込んだ原がDFをかわしてシュート、きれいに決めて追いつく。
そのままドローに持ち込み、ブラジル遠征は1勝2分け3敗の成績となった。
3月27日:練習試合
U−20日本代表 1−1 ウニオン・サン・ジョアン
得点:
日本=森本
ウニ=9番のひと

GK:西川(45→松井)
DF:中尾、森下、丹羽
MF:寺田、杉山(72→本田)、河本(45→高柳)、家長(82→辻尾)、中山(45→原)
FW:前田、カレン(62→森本)

 ウニオン・サン・ジョアンは18〜20歳のジュニオールが相手。
これまでの相手と比べるとレベルは低かったが、相手がどこでも競った試合になるのは大熊さんチームの宿命。
43分、日本CKからのカウンターで先制を許してしまう。
ハーフタイムで選手を入れ替えて反撃、62分には森本を投入。
すると68分、原が右サイドから上げたクロスをその森本がヘッドで叩き込み、同点に追いつく。
日本はさらに本田、辻尾を投入し勝ちに行ったが、果たせずドロー。
3月26日:練習試合
U−20日本代表 4−6 ポンチ・プレッタ
得点:
日本=船谷、家長、前田、河本
ポンチ=多すぎ
GK:松井
DF:柳楽、丹羽、水本
MF:水野、中村、船谷、苔口、中山
FW:原、辻尾
(交代出場選手は家長、平山、西川、森本、前田、本田、河本)

 前半30分までに4点を奪われるハチャメチャな展開。その後船谷のミドルが決まって、1−4で折り返し。
後半立ち上がりから西川、家長、平山を投入も、後半7分にまた失点で1−5。
その直後に日本、ショートコーナーのボールを家長がドリブルシュートで2−5にするが、
後半35分に6点目を決められる。
2分後、途中出場の森本のシュートをGKがはじいたこぼれを俊介が押し込み、
ロスタイムにはスクランブルで前線に張っていた河本がゲットし2点を返したが、
4−6というなんとも大味な敗戦。
3月25日:練習試合
U−20日本代表 1−5 パルメイラス
得点:
日本=河本
パル=数え切れない

GK:西川(45→松井)
DF:中尾(62→柳楽)、河本、水本
MF:中村、高柳(86→原)、本田、苔口(67→家長)、杉山
FW:平山、カレン(45→辻尾)

J'sGOALの記事にはあったが、日本唯一の得点は水野のFKからとか書いてあるし、よくわからん。
とにかく一方的に崩されまくったようだ。
3月24日:練習試合
U−20日本代表 4−2 ナシオナル
得点者:
日本=柳楽、家長、前田、辻尾
松下=何某、何某(PK)

GK:西川
DF:柳楽、河本、森下
MF:寺田、杉山、丹羽、家長、中山
FW:原、カレン
(前田、辻尾が途中出場。それ以外の交代は不明)

 50分×2の変則マッチ。なんでやねん。
プレスが緩いナシオナルに対し、日本は杉山浩太のゲームメイクでペースをつかみ、
34分にセットプレイから柳楽のゴールで先制。
42分に追いつかれるも、後半家長のゴールで再びリードを奪う。
PKでまたも追いつかれてしまうが、82分に俊介が丹羽のパスをフリーで受けると少ないタッチから技巧的シュート、
三たびリードを奪う。そして原の右サイド突破からのクロスを辻尾がヘッドで決めて4−2とし、試合を決めた。

 交代はカレン→辻尾、中山→俊介?
原の出来がよかったようだ。
3月23日:練習試合
U−20日本代表 1−2 サンカエターノ
得点者:
日本=水野
あっち=OG、あとはしらん
GK:松井
DF:中村、中尾、水本、高柳(78→森下)
MF:カレン(69→家長)、丹羽(28→河本)、本田(69→杉山)、苔口(75→森本)
FW:平山、兵藤(21→水野)(86→辻尾)

 前半、サンカエターノが日本のオウンゴールで先制。
日本は39分、兵藤の負傷により途中出場の水野がゴールを挙げて追いついたが、
後半に勝ち越し点を許し、そのまま押し切られた。
 オランダのスリートップを想定した4−4−2だったが、
このチームでは4バックはそれほど経験がないため、ちぐはぐな面があった。
また、移動疲れと時差の関係で後半は足が止まってしまったようだ。

 神戸オフィシャルによれば河本はDFとして入ったそうなので、
それによって一誠が中盤に上がったのか?

宮崎合宿:

2月18日:練習試合
U−20日本代表候補 2−2 仙台
得点者:
日本=中尾(兵藤CK)、平山
仙台=中原(財前CK)、財前(中原)


2月17日:練習試合
U−20日本代表候補 0−0 大宮
得点者:いません
GK:山本
DF:中尾(→森下)、河本、小林
MF:中村、杉山(→平山)、高柳、苔口、兵藤
FW:原(→船谷)、カレン

 前半は杉山浩太のパスワークからいい流れを作っていたが、
彼が交代すると攻め手がなくなる。守備陣の奮闘もあって大宮を無得点に抑え、
またドロー。
2月17日:練習試合
U−20日本代表候補 1−1 草津
得点者:
日本=前田(城後)
草津=御給

GK:西川
DF:中尾(→森下)、丹羽大、丹羽竜(→河本)
MF:寺田、高萩、船谷(→杉山)、家長、狩野(→城後)
FW:辻尾(→原)、前田

 キャンプの疲れで動きの重い草津に対し、U−20も攻めあぐねて前半はスコアレス。
後半サテライト組に代わった草津は、CKこぼれを御給が押し込んで先制。
U−20は狩野に代わって入った城後のスルーパスから俊介がGK股抜きで1−1の同点とするが、
逆転はならずまたもドロー。
2月16日:練習試合
U−20日本代表候補 1−1 川崎
得点者:
日本=船谷
川崎=谷口(西山CK)

GK:西川(→山本)
DF:小林、森下、吉弘
MF:中村、高柳、船谷(→高萩)、家長、兵藤(→寺田)
FW:前田(→カレン)、平山(→原)

 川崎は翌日の広島との練習試合を控え、サテライト組で戦った。
開始1分、西山のCKから谷口が決めて川崎先制。この二人はともにU−20世代。
U−20は兵藤、北斗、平山の国見勢を中心に攻めるが、得点を奪えない。
後半得たPKも兵藤が決められず悪い流れが続くが、
それから間もなく中盤から飛び出した船谷がゴールを決め追いついた。
2月15日:練習試合
U−20日本代表候補 0−2 福岡
得点者:
日本=
福岡=林、アレックス

GK:西川(→山本)
DF:柳楽(→中尾)、丹羽大、森下
MF:寺田、吉弘(→高柳)、船谷(→高萩)、家長、前田
FW:平山、カレン(→原)

 大雨の中の試合。まだ合流していない選手、別メニューの選手もあり。
中村北斗は福岡の選手としてプレイした。
前半、セットプレイのこぼれを林が押し込み、また速攻からアレックスがきれいに決めて福岡が2点先取。
U−20はFWが精彩を欠き、ペースを握った時間帯でもシュートを撃てず。結局前半は家長の1本のみ。
 後半はさらに雨が激しくなり、ボールもうまく回らなくなる。
福岡はサテライト組になったことでU−20が押し返すが、やはりゴールはなし。
後半より登場した高柳の働きが目立ったようだ。
また、初選出の中尾も身体能力の高さを見せたとのこと。

カタール国際大会:

1月26日:決勝
U−20日本代表 0−3 U−20韓国代表
得点者:
日本=Nobody
韓国=キム・スンヨン、パク・チュヨン2

GK:西川
DF:柳楽(→家長)、小林、水本
MF:吉弘、中村、本田、苔口、水野(→兵藤)
FW:カレン(→辻尾)、豊田(→平山)

 決勝戦、日本は腰を痛めている平山と兵藤の代わりに豊田と水野が先発。
さらに韓国のエース・パク・チュヨンに中村北斗をマンマークでつけ、吉弘は今大会初の右サイドへ。
これが序盤功を奏し、韓国は攻撃に苦慮。しかし日本も守備一辺倒で全く攻撃ができない。
そこで攻撃の起点を作るべく日本は水野に代え早くも兵藤を投入。
しかし前半42分、韓国右サイドからのクロスをFWキム・スンヨンに押し込まれて先制されると、
44分には守備の乱れからキム・スンヨンのクロスをエース・パク・チュヨンに押し込まれて突き放される。
そして後半11分に再びパク・チュヨンがゴールし、勝負あり。
 日本は平山、家長、辻尾を立て続けに投入したが時すでに遅く、
韓国に近年最悪のスコアで敗れ去った。

 辻尾、家長、水野、本田といった新戦力、そして吉弘ボランチと今後へのプラス材料もあったが、
中盤からの展開力の欠如、平山頼みの攻撃というこれまでの課題は依然解消されず。
何とかしろ大熊清。
1月23日:準決勝
U−20日本代表 2−0(延長) U−20ノルウェー代表
得点者:
日本=本田(−)、本田(FK)
GK:西川
DF:中村、柳楽、小林、水本
MF:水野(→兵藤)、吉弘、本田、苔口
FW:カレン(→辻尾)(→家長)、前田(→豊田)

 4バックを敷きサイド攻撃に鋭さを見せるノルウェーに対し、日本も4バックで対抗。
両サイドのスペースを消し、さらに兵藤ではなく水野を先発起用し前半は守備に重きを置く。
カレンだけではなくこの日初先発の俊介も守備に引き、とにかく前半は守る。
そして前半をスコアレスで折り返すと、52分に兵藤を投入、反撃開始。
彼を起点にして俊介がいよいよ本領発揮、独特の間合いのドリブルで敵陣を撹乱し守備陣の体力を削ってゆく。
さらにカレンに代え辻尾、そして(辻尾にアクシデントあった?)家長を投入、攻勢をかける。
90分を戦ってスコアレスだったものの、ノルウェーはもういっぱいいっぱいだった。
 延長前半4分、家長の左からのクロスをDFがはじいた所をオーバーラップしてきた本田がズドン。
ようやく均衡を破るとすかさず俊介に代えターゲットの豊田を投入、攻撃をシンプルにして逃げ切りに入る。
日本は延長後半、本田がドリブル突破からFKを得るとこれを自ら決めて試合を決めた。
「リードしてたし、当然っちゃあ当然です」
と涼しくその場面を振り返った本田の活躍で、日本は決勝進出。
決勝の相手は韓国。

 この試合後、前田俊介が吉田高校の卒業試験のため帰国。
1月18日:グループリーグ
U−20日本代表 2−2 U−20ベラルーシ代表
得点者:
日本=平山(増田)、苔口(本田)
ベラ=ミハイル、アリアクサンドル(FK)

GK:松井
DF:柳楽、小林、水本
MF:中村、増田(→本田)、吉弘、家長(→苔口)、兵藤
FW:平山、カレン(→辻尾)

 勝たなければ準決勝に進出できないベラルーシは、ドローでもOKの日本を立ち上がりから押し込む。
そして5分、意表を突くタイミングでミドルシュートを撃たれ、これが決まってベラルーシ先制。
劣勢に立たされる日本は、一発のチャンスを生かす。
23分、増田のスルーパスが一閃。これを受けたエース平山が振り向きざまに蹴り込み、同点に追いついた。
これを機に日本が押し返し、左から家長、右からカレン、北斗、吉弘がサイド攻撃を繰り出す。
 後半、日本は「今日は後半から」というプランだった本田を出すと、次いで左サイドを苔口に交代。
しかし、守備に不安のある苔口のミスからベラルーシにペースを握られ、
今度はFKを決められて勝ち越される。
日本は辻尾を投入、点を取りに出るがなかなかうまく行かない。
その中、本田のロングパスが相手の裏に出るところ、俊足・苔口が飛び出してボールを受け、
そのままゴールに叩き込んで再び追いつく。後半34分。
あとは相手の猛攻を凌ぎきってドロー。
ベラルーシと1勝1分け1敗の勝点4で並んだが、得失点差で日本がグループ2位となり、準決勝へ。
1月16日:グループリーグ
U−20日本代表 1−2 U−21アルジェリア代表
得点者:
日本=本田(兵藤、間接FK)
アルジェ=タヤブ、ホシン

GK:西川
DF:柳楽(→カレン)、小林、水本
MF:中村、吉弘(→豊田)、本田、家長(→水野)、兵藤
FW:平山、辻尾(→前田)

 180cmを越える長身選手をずらりと揃え身体能力に上回るアルジェリアは、
平山、辻尾、兵藤にべったりとマンマークをつけてきた。
攻撃を構築しつつも最後のところで抑えられ得点できない日本に対し、
アルジェリアはセットプレイのこぼれ球を押し込んでうまく先制する。
後半から日本は俊介を投入、俊介は動き回るものの、押されている中でなかなか有効な働きができない。
そして、アルジェリアはPA付近での崩しから追加点を挙げる。
日本はカレン、水野、豊田と攻撃的な選手を次々投入して反撃、
終了間際に間接FKを得、兵藤が流したボールを本田が決めて1点を返すが、それまで。
1勝1敗でグループ最終戦に臨む。
1月14日:グループリーグ
U−20日本代表 4−0 U−20カタール代表
得点者:
日本=兵藤(PK)、兵藤(平山)、辻尾(−)、兵藤(PK)

GK:西川
DF:柳楽、小林、水本
MF:中村、吉弘、本田(→?)、家長、兵藤
FW:平山、カレン(→辻尾?)
こんな感じか。
 前半はカタールに押しまくられるもなんとかしのぎ、一瞬の隙を突き速攻一発からカレンがPA内倒されPKゲット。
これを兵藤が決めてラッキーな先制。
そして後半立ち上がり、柳楽が入れたクサビを平山が落とし、兵藤が角度のないところから決めて2点目。
そして交代出場のFW辻尾が、柳楽のパスを受けてドリブル、そのスピードでマーカーをちぎって3点目をゲット。
とどめは兵藤、自ら得たPKを確実に決めて4−0、終わってみれば快勝だった。

2004年

2003年の戦いはこちら。(メンバー込み)