『戦場の空腹者達』(仮)  

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☆AIR編

 原題

その町には夏が訪れていた。
人形を操るひとりの青年。
その周りには子供がふたりだけ。
観客の興味を引くには、青年の芸は退屈すぎた。
子供たちは興味を失い、その場を走り去った。
青年は旅のひと。
彼の道連れはふたつ。
手を触れずとも歩き出す、古ぼけた人形。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束。
そんな彼に、話しかけるひとりの少女。
人なつっこく、無邪気に笑う。
彼女との出会いをきっかけに、
この土地での暮らしが始まる。
夏の情景に包まれて、穏やかに流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、少女たちとの出会い。
夏はどこまでも続いてゆく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。

AIR The 1000th summer

 

 DK-XsynQ−Side

その町には牛が訪れていた。
おたまを操るひとりの青年。
その周りには子供がふたりだけ。
観客の食欲を引くには、青年の腕は未熟すぎた。
子供たちは食欲を失い、その場を走り去った。
青年は旅のひと。
彼の道連れはふたつ。
一振りでネギ抜きに出来る、古ぼけたおたま。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い食欲。
そんな彼に、話しかけるひとりの少女。
人なつっこく、無邪気に貪り食う。
彼女との出会いをきっかけに、
この土地での調理が始まる。
夏の情景に包まれて、空腹に流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、少女たちとの食べあい。
空腹はどこまでも続いてゆく。
オレンジに光る看板の下で。
彼女が待つ、その厨房の下で。

GYU The 1000th beef


☆「Cの福音」編

 原作

日米間にコンピュータ・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムを作り上げ、
闇の世界にしなやかに生きた孤高の男・朝倉恭介――
悪の天才に、ついに最後の時が訪れた。CIAの狙撃、警察の包囲、
そして宿命の好敵手・川瀬雅彦の銃口を前に、サブマシンガン・イングラムの弾丸も尽きた。
恭介がその手に掴みとるのは、生か…死か!?

 DK-XsynQ−Side

日米間にコンピュータ・ネットワークを駆使したコールスロー密輸の完璧なシステムを作り上げ、
闇の世界にしなやかに生きた孤高の男・朝漬良介――
悪の天才に、ついに最後の時が訪れた。CIAの漬物石、警察の真空圧縮、
そして宿命の好敵手・川瀬雅彦の諸味を前に、天然塩・伯方も尽きた。
良介がその手に掴みとるのは、一夜漬けか…ヌカか!?

 

管理人注:作者の楡先生、宝島社様、スイマセン
管理人はファンですんで許して下さい(^^;