中一週で、ブラックが500万特別のきんせんか賞芝1200に出走することになりました。500万下のレースが少ないこともあり登録馬の数は非常に多かったのですが、除外にならずに出走にこぎつけました。当然フルゲートの一戦です。
1馬 | △‥‥△‥‥ |
東京スポーツ | ‥‥‥△‥‥△◎ |
日刊スポーツ | ‥‥‥◎△‥ |
競馬ブック | ‥‥‥‥‥‥ |
前走の凡走をうけてのレースですので、各紙の印が非常に寂しい状況になっています。その中で数少ない◎を打ってくれたのが東スポ本紙の渡辺氏。曰く、「◎タイキブラックの母クロフネミステリーは6勝した名牝。今回は相手も揃ったが、同馬も芝で一変の余地を残している。とにかく馬っぷりの良さはNo.1‥‥ここは良血馬の変身に注目。」 そう、馬体はやっぱりいいんですよね。前走以降もソエ気味の情報があるので、芝変わりが吉とでるのか凶とでるのか、その点がやはり一番の注目ポイントです。
それから、馬柱には印がでていないのですが、一馬の大江原TMの印も◎。大江原TMは、伊藤正厩舎のコメントを担当していますので、厩舎のトーンは印全般ほどには低くないのでは、と思われます。後は、日刊の鈴木氏が◎ですが、彼は大穴党なので嬉しさ半分といったところですね。
今回は中山に出向くことができずに、GCでの観戦です。気になる馬体重は...増減ゼロの486kg。う〜ん、調教は結構やっていそうな雰囲気なのですが、相変わらず絞れません。なお、後藤騎手はアドマイヤコジーンとともに西下してしまい、横山典騎手に乗り変わりとなりました。レースの人気は、一番人気に小島厩舎カフェシリーズのメジャーカフェ(岡部騎手)、次いで中舘騎乗のクリスタラン、前走オープンのフジサクラオー鞍上柴田善臣といった順です。ブラックは8番人気ですが、2〜3番人気の馬とそんなに能力差はないと思うので、馬券は総流しが美味しそう。メジャーカフェと、なぜか人気がないダイタクソニック(落馬して乗れないけど、武豊を用意してるわけだし、急遽乗り変わりって意外と来るので)を少し厚めにしてみました。
バラバラっとしたスタートになり、人気どころの一頭ローズウッドが出遅れます。ハナをきったのは、ドイル騎手鞍上のエースズチャイム。ブラックは普通にでましたが、やや抑える感じで後方からの競馬になります。600mの通過は33秒台で、ややハイペースの展開。ブラックはそのまま後方グループのやや外側の位置をキープ。4角手前でエースズチャイムは後続に呑み込まれはじめ、先頭集団が4・5頭横に広がって直線に向かいます。ブラックは後続のグループの一番外側を回って差を詰めにかかり、なかなか良い脚色を見せますが、先頭グループには届かず、7着での入線となりました。早めに抜け出したダイワフォーチュンを首差きっちり捉えたメジャーカフェが人気に応えました。
1回中山2日目9R きんせんか賞 3歳500万下 混合 芝1200
着順 | 馬名 | 騎手 | 走破タイム | 上がり | 位置取 | 人気 |
1 | メジャーカフェ | 岡部 | 1.08.3 | 34.6 | 8-6-5 | 1 |
2 | ダイワフォーチュン | 二本柳 | 1.08.3 | 34.8 | 2-4-2 | 7 |
3 | ダイタクソニック | 嶋田 | 1.08.7 | 34.9 | 5-7-8 | 5 |
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8 | タイキブラック | 横山典 | 1.09.4 | 35.0 | 13-13-12 | 8 |
「芝の走りも問題ないし、今日のレース内容は悪くなかったからね。これから徐々に良くなってくると思うよ。(横山典騎手/競馬ブックより)
掲示板に載れなかったのは残念ですが、芝で目処がたったこと、抑えた競馬でそれなりのレースができたことは収穫と言えると思います。ただやはり1200では忙しい感じがします。もう少し距離があって、4角をまわったときに今回よりも前目の位置からの展開になれば、良い結果が期待できそうです。今週くらいからだいぶ暖かくなってきて、他の馬のコメントには絞りやすくなってきた云々が見受けられました。ブラックにはまだ春が感じられていないようですが、次走までに、十分ケイコを積んでもらいましょう。