タイキブラック 馬主の一言 (02.01.20)

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 ブラックの2戦目は折り返しの新馬戦、東京のダート1400に決まりました。叩いての上昇も見込め、期待をもって東京競馬場で応援です。

 パドックで、はじめてブラックを「生」で見ることができました。前走は若干太め、と言われていましたが、なんと今回も体重がプラス4。ブラックの馬体は、前脚の上の胸肉が非常にしっかりしていますし、お尻もなかなか立派。また、体高があるので、全体として大きくみせる馬だな、という印象です。太め云々は一般には腹回りを見るのでしょうが、素人目にはあまり良くわかりませんでした。新馬のわりにはあまりやんちゃな面は見せず、非常に落ち着いて(悪くいえば気合不足?)周回をしています。

1馬▲◎◎×▲○
東京スポーツ ▲▲▲△◎△◎
日刊スポーツ ▲▲▲○▲×
競馬ブック○◎△▲◎○○

 今回のレースのライバルは前走好内容のパレスチャンピオンでこれが抜けた1番人気、ブラックとホッカイセレスの仔のホッカイキャシーが2番人気をわけあう格好です。次いで、エイダイクインの全妹エイダイセンター、ラムタラ産駒のギディーアップと続きます。

 馬券的には、ブラックの単勝を軸にして、馬連は、配当の妙味がないパレスチャンピオンと、パドックがあまり気に入らなかったエイダイセンターを飛ばして(これが失敗)、ホッカイキャシーと妙に気になるヒカルピアチェーレを買いました。また、前走がダート1200の馬がほとんどなのですが、東京1400は1200の延長というよりはマイルをこなせる馬の方がいいのでは、という観点で、(芝なのですが)マイル経験のあるカイガイポリスワンを少し買ってみました。


 まずまずのスタートから、まず飛び出したのは一番人気のパレスチャンピオン。ブラックも今回は積極的なレース運びで2番手につきます。ホッカイキャシーなども先団にとりついて、レースはよどみのない展開になります。前半600mはかなり早いペースです。ほとんど体勢は変わらないまま、3コーナー、4コーナーと過ぎて直線へ。ここで満を持してといった感じでブラックがパレスチャンピオンに並びかけ、坂のあたりでぐっと抜け出し先頭へ。後続から追い込んでくるのはエイダイセンター、さらにその外から11番ヒカルピアチェーレ(!)。ブラックは完全に抜け出し、ゴール前やや手綱を抑える感じで完勝、2着はエイダーセンターが確保しました。

1回東京8日目2R 三歳新馬 混合 ダート1400

着順馬名騎手走破タイム上がり位置取人気
1タイキブラック後藤1.27.539.04-2-23
2エイダイセンター1.27.938.87-5-74
3ヒカルピアチェーレ石神1.28.137.713-14-138


 「使ったあと、テンションもあがらず、とてもいい雰囲気でした。まだ走り方もワンペースですが、距離は1600までなら十分に対応は可能です。素質を感じる馬です。」(後藤騎手/競馬ブックより)

 やりました! 新馬戦勝ちです。一口馬主としても久々の勝利を味わいました。後藤騎手の「素質を感じる」も嬉しくなるコメントです。また、デビュー戦で2着に先着されたレディシップが土曜日の新馬戦を勝ち上がりましたので、これでレベルの高かった新馬戦扱いをされるのかもしれません。今回のレースぶりは非常にセンスを感じさせてくれるものだったので、懸案の太めがもうちょっと絞れれば、昇級戦でも良い勝負が期待できそうです。


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