2003年夏以降に見たいミュージカル

今年から来年にかけては、東宝がミュージカルに力入ってる様子ですね。
上演中の『レミゼ』、秋と年末に開幕する新作2本。翌年は大型のリバイバル。
劇団四季も見逃せません。特に大阪は年末に『アイーダ』の開幕、来年秋には
大阪駅前に新劇場をオープン。ミュージカル・ファンを飽きさせません。

さて、ここではルビ吉が間違いなく見るであろう、今後の上演作品を並べて
見ました。皆さんとご一緒できるものがあれば、是非ともお知らせください。
細々と(?)開催しているミュージカル・オフ会の作品もピックアップしてみました。
これからもひとつでも多く、舞台の感激を分かち合えたら幸せです。

以前ここで「ミュージカルCD」のコレクションをしている」と書きましたら、時々
質問メールをいただくようになりました。そこで各作品のCD情報を、大した情報
ではありませんが簡単に添えてあります。更に詳しい内容につきましては
メールでお問い合わせください。知っていることであれば、お答えしますよ。

ルビ吉へのメールはこちらから→★★★



この演目は観劇会(ミュージカルオフ会)をやります。
→ ミュージカルを観たことがない方も大歓迎です。
→チケット発売が始まってます。参加希望の方はお急ぎルビ吉までご連絡ください。
イーストウィックの魔女たち


公演のチラシ
12/2-29  帝国劇場

■豪華キャストでの開幕です。陣内孝則、一路真輝、涼風真世、森公美子、大浦みずき。宝塚のトップスターが三人も登板です。
■作品はワーナーの同名映画とほぼ同じらしい。12月に相応しく華やかな舞台となりそうですね。
■オリジナルの演出は『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』のキャメロン・マッキントッシュ。日本版は山田和也。演出家の名前を聞いても楽しみが増します。

■チケットは発売中。
■料金はS席12,500円、A席8,000円、B席4,000円です。
■観劇日は12月前半の平日です。

関連ページはコチラ

▼今年上演が始まった新作、再演の作品
夢から醒めた夢


大阪公演のプログラム
10/25-12/28  四季劇場「秋」

■赤川次郎原作の劇団四季オリジナル・ミュージカル。
■命の尊さというか、人間生きてることが何にもまして価値がある…てなことをテーマにした作品です。浅利慶太さんは「ウチでは人生賛歌のミュージカルしかやらない」とおっしゃってましたが、この作品こそその最たるものでしょう。
■どうしてもガキ臭さは拭いきれないミュージカルなんですが、大人も充分楽しめますよ。


《CD情報》
キャスト違いで二種類発売中。ピコ=保坂知寿、マコ=伊東恵里の旧バージョン。そしてピコ=樋口麻美、マコ=木村花代

新(現)バージョン。因みに新バージョンの方が曲数も多いです。

レ・ミゼラブル


TOCT8377,78
9/28まで  帝国劇場
2004.1/2-26 博多座


■言わずと知れたミュージカルですね。もう何演目になるのでしょうか?今回はキャストを一新して、かつて見た人もまたまた見なきゃいけない気持ちにさせられます。
■主役ジャンバルジャンには山口祐一郎、別所哲也、石井一孝、今井清隆がキャスティング。
■俺が見たいキャストはバルジャン=別所、ファンテーヌ=井料瑠美、ジャベール=内野聖陽以外、マリウス=岡田浩暉(←顔がめっちゃタイプ!)。

《CD情報》
海外版はかなりの種類が出ていますが、日本語版は94年にキャスト違いで二種類出たのみ。キャスト違いと言っても、なぜかエポニーヌだけはどちらも島田歌穂。
キス・ミー、ケイト


DRG12988
8/3-29  梅田コマ劇場

■昨年夏に始まった一路真輝主演の『キス・ミー、ケイト』。東京→名古屋→福岡と回って、ようやく大阪公演です。俺はこのミュージカルにかなりハマってて、東京、名古屋、福岡と全部追っかけてきました。
■今回の見どころは新しいハッティー役の花山佳子でしょうか。これまでの春風ひとみさんも素晴らしかったけど、花山さんの圧倒的な声量はやはり楽しみ。その花山さんの歌が堪能できるのは幕開き最初の華やかなナンバー「またショーが始まる」。このシーンには音楽にちょっとした仕掛けがあって、聞き逃せません。
■そう言えば今月(2003年7月)に映画版のDVDが発売。まだ駆け出しのボブ・フォッシーが出演していることで有名な映画です。舞台版とは構成も少し違いますので、見比べてみるのも楽しいかもしれません。

《CD情報》
いちばん手に入りやすいのは左の最新ブロードウェイ版。この作品のCDは種類が多く、ストックホルム版とか珍しいバージョンも日本で見かけます。

十二夜


公演のチラシ
10/5-11/24  帝国劇場

■シェイクスピアの喜劇「十二夜」をミュージカル化した作品。
■とにかくキャストが豪華!大地真央、本田美奈子、愛華みれ、鈴木綜馬、川崎麻世、岡幸二郎、鷲尾真知子、上條恒彦…と、よくもこれだけの役者を集めました。
■俺などはシェイクスピアの「十二夜」自体は、あらすじ程度しか知りません。恋愛関係の複雑な作品だなぁ…程度の感想しか持てないし。でも役者の顔ぶれだけで、とりあえず一度は見ておく必要ありかな…と。
■十二夜とはクリスマスから数えて十二日目の、もっとも寒い夜のことだそうです。なんだかロマンチックですね。
■舞台では真央さん、ギャグ連発だそう。彼女はそこいらの芸人より面白い人ですゆえ、楽しみです。

アイーダ


BuenaVista60671-7
12/21よりロングラン上演  大阪MBS劇場

■『美女と野獣』『ライオン・キング』に続く、ディズニーのミュージカル第3弾。東京ではなく大阪で日本初演の幕を開けるとは、劇団四季も嬉しいことをしてくれます。
■ナイル川のほとりで繰り広げられた、「世界最古の」と言われるラブストーリー。エジプト・ファラオ王の娘アムネリスの許婚であったラダメス将軍は、敵国ヌビア王の娘であり今やエジプトの捕虜となってしまったアイーダを愛してしまう。そして将軍はアイーダを逃そうとして反逆罪にとわれる。アムネリスはそんなラダメス将軍を助けようとするが、彼はアイーダと共に処刑されることを望む。
■劇団四季によれば、舞台は「誰も見たことのない、息を呑むような美しさを呈している」とのこと。ホンマかいな?!(笑)

《CD情報》
左のブロードウェイ版が発売されています。

■チケット入手に苦戦しそうなので、ミュージカルオフ会は今期は見合わせます。ごめんなさい。

関連ページはコチラ

2004年以降に開幕する大型ミュージカル
エリザベート


TOHO-E0006
2004.3/6-5/30  帝国劇場

■2000年に開幕した一路真輝主演の『エリザベート』。翌年の
名古屋、大阪、福岡、そして東京再演も含めて売切れ続出のメガヒットとなった作品。今回も特に山口祐一郎出演日は、チケット即完かもしれませんね。
■プリンシパルは前回とほぼ同じキャスト。変わったと言えばエリザベートの父・マックスが寺泉憲から村井国夫に。ルドルフ、ルドヴィカ、リヒテンシュタイン伯爵夫人、マダム・ヴォルフなどは発表されていません。
■ミュージカルはオーストリア后妃エリザベートの数奇な運命と、700年に及ぶハプスブルグ家の栄光が崩壊していく様を、独特の脚色で描いていきます。

《CD情報》
日本語版は左のスタジオ録音版(ハイライト版)と、ライブ版が発売されています。ライブ版はトート役のキャスト違いで2種類出ています。他には宝塚版の組違いで各種。海外版も各国版が日本でも入手できます。
屋根の上のヴァイオリン弾き


東京公演のチラシ
2004.4/3〜13 東京芸術劇場
4/16〜26 中日劇場
4/28〜5/27 全国公演(15都市)

■森繁久弥、西田敏行に続く三代目テヴィエの誕生です。白羽の矢が立ったのは市村正親。三代目テヴィエに相応しい実力派ですよね。カカァ天下の妻ゴールデには夏木マリ。こちらも適役のキャスト。ユダヤのしきたりより愛を選んでしまう、テヴィエの三人の娘には長女ツァイテルに香寿たつき、次女ホーデルに知念里奈、三女に笹本玲奈。
■このミュージカルはユダヤの暗い話という思い込みで、ルビ吉的には長らく敬遠していた作品。しかしある機会に観劇をしたところ、想像していたものとは全然違ってました。どう違っていたのかはまたの機会に。
■いずれにしても超オススメ。笑って泣いて…の連続で、見応え充分のミュージカルです。

《CD情報》
日本語版は森繁久弥主演のライブ版で発売されていますが、
入手困難だと思います。俺も持っていませんが、なんと近所のTSUTAYAにあったので借りてコピーすることは出来ました。
海外版は色んな種類を見かけます。
ミス・サイゴン


TOCT-8008・09
2004.8月〜11月  帝国劇場

■日本での初演は92年。帝国劇場で1年以上のロングラン公演でした。本物のヘリコプターや巨大なホー・チミン像などに、度肝をぬかれたのを思い出します。
■大々的なオーディションも話題を呼びました。見事主役キムを射止めたのは、本田美奈子と入江加奈子。まったくのド新人の
入江はさておき、本田美奈子のド迫力の声量、魂の叫びのような歌唱に俺などはホントに驚かされたものです。この作品の感動はキムの芝居のひとつひとつに左右されると思います。
■本公演も先ごろオーディションを開催していましたが、結果発表が楽しみですね。
■物語はひたすら悲劇。ベトナム戦争下、陥落間近のサイゴンで出会ってしまった男女。アメリカ兵クリスとベトナム人女性キム。結ばれながらも終戦の動乱で離れ離れになってしまう。やがて生まれてくる子供。子供を幸せにするためにも夫を探すキムだったが、クリスには本国ですでに妻がいて…。

《CD情報》
日本語版は『エリザベート』同様、スタジオ録音版とライブ版の二種類が発売中。ちょっと入手困難のようでしたが、最近になって帝国劇場地下のモールで見かけました。

▼ロングラン上演中
オペラ座の怪人


京都千秋楽で配られたカード
8/10からロングラン上演  福岡シティ劇場

■福岡シティ劇場の客入りがよろしくないということは、浅利さんもたびたび語っているところですが、今回の演目は起死回生をかけての上演というところでしょうか。世界最大のヒットミュージカルが劇場を救うか?!
■因みに『オペラ座』は、福岡では8年ぶりの上演だそうです。
■キャストは基本的に京都公演と同じですね。

《CD情報》
日本語版はオリジナル版、ロングランキャスト版、10周年記念キャスト版の三種類が出ていますが、オリジナル版は絶版。
海外版は多数あり。最近は韓国版をショップでよく見かけます。
美女と野獣


京都公演プログラム
6/1よりロングラン上演中  京都劇場

■開幕して二ヶ月の内に、ベル役が既に3人も登板。何か問題でも?ってくらいの早さでのキャスト変更(笑)。でも見る側にとっては色んな『美女と野獣』が見られて楽しいですけどね。
■作品を深く理解して見る人にも、浅く雰囲気だけ楽しみたい人にも楽しめるミュージカルだと思います。

《CD情報》
日本語版、ブロードウェイ版ともに、比較的容易に入手できるでしょう。日本語版の野獣は芥川英司(現・鈴木綜馬)、ベルは野村玲子。注目は亡くなられた志村幸美さん演じるミセス・ポット。
ディズニー・アニメの日本語吹き替え版もなかなかいいですよ。
こちらは元四季の伊東恵里がベルを担当しています。
マンマ・ミーア!


POCP-7447
2002.12/1よりロングラン上演中
電通四季劇場「海」


■プレビューを見て以降、チケットがなかなか取れずそのままになっていた作品。1年ぶりに秋頃に再度見る予定にしています。
■主演は開幕以来いちども休まず保坂知寿が努めていますが、一体このオバハン、どんな体力をしているんでしょうねぇ(笑)。
■さすがに今年の秋には別の役者に代わっているのかなぁ。俺としては是非とも別キャストで見せていただきたいのですが。

《CD情報》
残念ながら未だに日本語版が発売されません。アバだから、何かと条件がうるさいのかなぁ…と勝手に推測してみたり。とりあえずは左のロンドンキャスト版のみしか出ていません。
ライオン・キング


AVCW12005
1998.12/20よりロングラン上演中(東京)
2003.6/8よりロングラン上演中(名古屋)
四季劇場「春」
新名古屋ミュージカル劇場


■東京はもうすぐ6年目に突入。連日の上演で、なおかつ東京以外でもう1都市で公演しているにも関わらずのこの記録。恐るべし『ライオンキング』です。
■この作品では、一部の役に上演地の方言を2つ取り入れる決まりがあります。もちろんオリジナルのブロードウェイ版でもそうなっています。因みに大阪公演では河内弁と京都弁でした。
そういう意味でもミュージカル・ファンは地方都市での公演も観に行きたくなったりするのです。名古屋ライオン…観に行かなきゃ。

《CD情報》
『美女と野獣』同様、日本語版とブロードウェイ版が容易に入手できます。因みに日本語版のナラ役・濱田めぐみが歌う「シャドウ
ランド」は絶品ですよ。感動のあまり鳥肌が立ちました。



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