『アイーダ』その後の観劇記 2005.1

開幕して1年と1ヶ月。千秋楽をひと月後に控え、俺としては寂しい限り。俺はかなり評価しているミュージカルなんですが、『アイーダ』はディズニーの新作って割には予想外に短い公演期間でした。公演13ヶ月目に入った平日夜公演などは空席も多い。関西の観客は『マンマ・ミーア!』に目が行っちゃって、『アイーダ』なんてすっかりお忘れ?!
関西在住の皆さん!来阪される皆さん!『アイーダ』を見るなら空席の多い、今が絶好のチャンス。他の公演地に行っちゃったら、しばらくは満席必須ですからね。

さて今回見たキャストは昨年11月に見た時と変わらず。
今回の感想としては、まずラダメス将軍役の福井晶一の歌が抜群に上達していたことに驚き。ええこっちゃ。一方でメレブ役の有賀光一、コイツは今回も声が裏返るという失態。しかも2ヶ所!彼のナンバーに突入すると冷や冷やしました。後は感想ではありませんがレポとして、まずアイーダ役の濱めぐちゃん。冒頭のラダメス将軍の「戦の垢を落としてもらおうか」の場で、桶を蹴飛ばす。いい具合に「コーン!」と音が響いたものだから、客席は小さな笑いも。濱田さんも焦ったでしょうね。ま、俺はそれはそれで風呂場の臨場感と解釈しておきましたが(笑)。またアムネリス役の森川さんは、アムネリスの部屋を訪ねてきたラダメスに食ってかかる場で、台詞トチリ。即座に台詞を言い直して、それもそれで興奮してドモった感じになってご愛嬌でした。

ところで、俺には『アイーダ』と言えば真っ先に浮かぶ歌のフレーズがあります。
「人は迷いながら 人生を生きる」
ありきたりの言葉ながら、何度見てもこの歌になると目頭が熱くなってしまうのは
なぜなんでしょうか…。


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