1月某日「20才」 |
昨年はハタチの坊ちゃんになつかれたという話を先日書きましたが、その内のひとりはヤバイくらい俺になついていて、ついに一夜を共にする羽目になりました。ちなみにこっち系の男ではないはず…たぶん。 彼を仮にA君としますが、A君はまだ学生で、知り合ったのは俺の仕事をバイトで手伝ってもらったことがきっかけ。ラグビー、水泳、野球、テニスとスポーツ三昧の生活を送っている彼が、俺に何の接点を見出したのかは今なお謎なんですが、彼いわく「西園寺さんのような大人になりたい」「尊敬してます」と、なかなか笑わせてくれます。正直、俺のような大人になったらまずいだろう…みたいな(笑)。まぁ、それでも若者になつかれて悪い気はしないので、俺もズルズルと尊敬される大人として付き合っています。もちろんA君の前では、俺も多少演じてます(笑)。ただ、俺もハタチの学生ちゃんの相手をするほど暇ではなく、二ヶ月ほど放置していたある日、どうしてもクリスマス・プレゼントを渡したいという悲願のようなメールが届き、年末も押し迫った頃にデートしたのでした。 一緒に食事してその後も延々喋って、まもなく日も変わろうかという頃、「今日は西園寺さんと朝まで一緒にいたい…んですケド」とポソッと。何か腹をくくったかのような物言いに、俺はドン引きです。泊まったらヤバイことになるなぁー、と。しかし寒空の下、行く所もないので渋々ホテルを予約したのでした。もちろんツインで二人が離れて寝られる広めの部屋を。 ホテルの部屋に入ってからもおかしなことにならないよう、俺が喋り倒して笑わせて、逆・雰囲気作りに努めました。しかし「シャワー、先に使っていいよ」なんてうながすと、 「ういっす」と言うが早いかパーッと全裸に。もう、びっくりするくらい美しいスポーツマンの肉体と、程よい大きさでエロい形の棒に、あわや理性が飛びそうでした。一瞬頭を「もう、食っちゃっていいかな」という思いがよぎりましたが、なんとかオトナの理性で攻防に 成功。シャワーから出てきてもなかなか服を着てくれないA君のおかげで、そこから俺は自分との闘いに必死。女の話を仕向けまくって、うっかりした話題にならないよう飛ばす飛ばす。自分がおしゃべりでホントによかったと、そのとき初めて思ったのでした(笑)。 俺の努力のおかげで結局何もなかったのですが、もうコイツとはこりごりです。しかし うっかり泊まった一夜のツケが残ってしまったのです。朝、分かれてからメールが来て、「フーゾク・デビューを西園寺さんにさせてもらえるなんて最高っす。約束忘れないでくださいねっ!」。そんな約束したっけ、俺…。A君は可愛いし、かっこいいんだけど、今の俺にはマジで疫病神。どうしよう、フーゾク…。連れて行くとしても、十数年行ってないから、 どこへ行けばいいのかわからんよ。 ちなみに彼からもらったクリスマス・プレゼントは、赤と緑のストライプ柄の毛糸の手袋。申し訳ないけど、俺には使えないって(笑)。こんどA君に会うときは人通りのない場所で待ち合わせして、最初だけはめて後は勘弁していただこう。 ※この後、やはり以前ここで書いた27才の取引先のイケメン坊ちゃんとのその後のエピソードを披露します。俺はなぜに、恋愛的に不毛な男からしかなつかれないのか?ここでこうして書きながら、自分で検証していきたいと思います。 ![]() 久しぶりに温泉に行きました!朝湯です。 |
1月某日「15才」 |
昨年後半から、アンジェラ・アキの『手紙』に酔いしれています。曲もいいけど歌詞がいい。ご存知のとおり、15才の“僕”が、未来の自分に誰にも言えない悩みを手紙に託し、未来の自分は15才の自分に返事を書く…と、そんな内容です。 自分が15才、すなわち中学三年生の頃なんて、思いだすのにもパワーがいるくらい遠い過去です。それでも色んなことに悩んでいたことが思い出されます。受験のことだったり、一人前に恋愛のことだったり。昔から人から相談はよく受けるけど、自分は人に相談できないタイプで、悩みはすべて一人で抱えていました。解決の術がない幼かった当時の自分は、それらを一体どうしてやり過ごしてきたのか不思議でなりません。 ある日の夕方、東京のホテルで高層ビルを眺めていたら、『手紙』が流れてきました。15才の自分を思い出して、その頃の自分が愛しく思えてきたのでした。 ![]() |
1月某日「謹賀新年」 |
あけましておめでとうございます。皆さんはどんな新年を迎えられましたか?今年は俺も世間並みに(←そうじゃない人、ごめんなさい!)9連休を取得。社会人になって、たぶん初めての長期休暇です。旅行に行くわけでもないのに持て余すかなぁ…と思っていましたが、九日間なんてアッという間ですね。年賀状だとか大掃除だとか、昨年からボランティア(的な)活動も再開したので、元日までは一瞬でした。気がつけば楽しみにしていた『ガキ使』が始まって、笑い転げてる内に2009年も20分くらい過ぎていたと、そんな年越しでした。 さて、昨年を振り返れば、恐ろしく思い出のひとつもない一年でした。もちろん日々楽しいことはあったわけですが、総じて淡々と過ごしてしまったなぁ…と。仕事面ではこんなご時世で望むことがあるとすれば変化のないことくらいで、思い出どころじゃない。願わくば恋愛面で思い出のひとつも欲しかった。昨年はハタチそこそこの坊ちゃんたちに異様になつかれたのが、思い出といえば思い出でしょうか。 自分の2009年がどのように展開するのか想像もつきませんが、とりあえず前向きに生きていかなきゃなぁ…なんて思っています。皆さんも幸多き一年となりますよう。 ![]() 東京のホテルで朝起きたら、富士山が見えてビックリ。 ていうか、これ富士山ですよね…?? |