3月某日「7年という歳月」 |
時間というものは、どうしてこんなに早く過ぎ行くのか。あれから7年も経ってしまった。23歳でみんなから「若っ!」と言われていた坊ちゃんも、30である。30なんて俺から見ればまだまだ若者だが、驚くほど若くはない。あのとき意気揚々と高校に入学した子供は、順当に大学に入っていれば、明日は社会人初日かもしれない。 「ネット界では同じ新人だね」なんてメールを交わしていた管理人さんたちは、今どこで何をしているのだろう。ホームページは跡形もない。 あの年に開業したUSJやディズニー・シーは、今も人で賑わっている。同じく7才のiPodは、今では1億をはるかに超える販売台数を累計しているらしい。テレビの映像に釘付けになったワールドトレードセンターは、着々と新しいビルが建設されている。 自分はどこで何をしていたのだろう。不確かな記憶は、何もしていなかったことの証明なんだろうか。ただこのホームページを通じて、多くの人たちとめぐり合えたことは間違いない。7年という歳月が自分に与えてくれた、唯一にして最大の財産である。そして欲深い俺は更に財産を増やすべく、8年目に突入してみようと思う。 いつも見に来てくださる皆様、本当に有難うございます。 気まぐれな更新で細々と続けているホームページですが、 これからも温かく見守ってください。 2008.3.31 管理人 ![]() 昨年再会したtaro王子もすっかり大人。 カッコよくなっていて驚きました。 |
3月某日「ブスの結婚式」 |
職場でめちゃ可愛がってきた女の子が結婚した。本当に可愛いらしい子で、俺などはエコヒイキ120%。しかし彼女は、俺が120%のエコヒイキをしていても誰からも文句が出ないくらいのブス。ていうか、周りのお姉さんたちも彼女を可愛がってたしな。 彼女が結婚すると聞いたときは嬉しいやら驚くやら。正直なところ、生涯独身かなぁ…と思ってたし。それが付き合ってた男がいただなんて。問い詰めると俺には何度かそれっぽい話を振ったことがあると言うが、俺はまったく覚えていない。たぶん有り得ない話だと思って、上の空で聞いていたのかもしれない。無礼な話だ。 最近は披露宴や二次会は出来る限り遠慮している。いい年した独身男がそういう場所に並ぶのも気がひけるのだ。しかし俺の可愛い娘の結婚となれば、話は別。久しぶりに晴れがましい席に参列し、スピーチまでやってきた。で、驚くべきはそのスピーチ。マイク片手に話をしながら高砂を見ると、幸せそうな顔をして光輝くようにキレイな彼女がいた。その姿をそのまま「今日の○○ちゃんは本当にキレイで」と言ったところで、あろうことか、俺は泣いてしまったのである。自分でもビックリだ。それから話すべきことも飛んでしまって、司会者に助けられる始末。新婦も泣いちゃってるしで、なんとかスピーチを終えて席に戻る時などは異常なほど盛大な拍手。もらい泣きしてる人もいるし。スピーチでは笑いを取ることを信条とする俺としては、とんだキャラ違い。自分で蒔いた種とはいえ、思わぬ展開にとまどってしまった。 披露宴が終わって、一緒に出席した姉さんたちが新婦と一緒に写真を撮るとかで控え室に。彼女に会うなり俺が「みっともないことしちゃって」と言うと、「私、ブサイクだけど、今日だけはみんなからキレイだと思われたかったから嬉しかった」と言われ、またまた 涙がダーッと。姉さんたちもダーッと。写真はきっと全員の目鼻が真っ赤なはずである。 久しぶりに出た披露宴は、恥ずかしかったけれど本当にいい時間であった。しかし帰り道の喫茶店で姉さんたちからダメ出しが。「西園寺さん、スピーチで『今日はキレイ、今日はホントにキレイ』って5回くらい言うてましたよ」「普段あの子はどんなんや?!っちゅう話ですやん」「私らもつられて泣きしましたけど、ハラハラしましたわ」「あの子の父親かて聞いてるんですから」とお叱りの嵐。姉さんたちによると「今日は一段とキレイ」と言うのが通例であり、それは美醜を問わず適用とのこと。ごもっとも…デシタ。 ![]() |
3月某日「3月13日のデパ地下」 |
今年もホワイトデーが終わり、ひと安心。それにしても凄かった、前日のデパ地下。男だらけでした。バレンタイン→ホワイトデーの流れって、すたれていないのですね。ていうか盛り上がってきた?俺も今年はめっちゃもらったしな。 今年のホワイトデーで不思議だと思ったのは、女かゲイにしかその流行はわからないはずのスイーツ・ショップに人だかりが出来ていたこと。しかもその店のいかにも女受けしそうな商品から売れていたこと。ノンケがスイーツ最新情報に詳しいだなんて、なんだか情報過多だったバブル時代を思い出しました。そんなこんなで夜8時にデパ地下に入り、「閉店までの1時間もあれば」と余裕をかましていた俺はエライ目に遭ってしまった。買うものはだいたい決めていたのに、いずれも売り切れ。慌ててデパートを変えて穴場的なショップに行くも、そこも男ばかりの人だかり。この店でこんな光景見たことない。こんな日に少人数でいちいちラッピングしてる店の体制もどうだかと思うし、まとめ買いしてひとつひとつ発送手続きしてるKYオヤジにもイライラ。耳元で「今日発送しても、明日には間に合いませんよ!」と言ってやろうかと。途方に暮れた俺は、知り合いの外商に頼むという奥の手(?)を使って事なきを得たのですが、いやー、ホントにびっくりした。 翌日そんな話を同僚に話してたら、男は嫁とか彼女から商品指定を受けてるからそういう店に買いに来てるんじゃないか?と。なるほどな。謎は解けた。 それにしてもノンケの男と女って、バレンタインやホワイトデーって楽しいだろうなぁ。ゲイにも公然とそんな習慣があったらなぁって思う。俺なら間違いなくオキニの男たちにパンツを贈ってる。それで「俺の前で穿き替えろ」てなことを言って、ドン引きされてるだろうなぁ…って、それじゃあ全然楽しくないか(笑)。 ![]() |
3月某日「ホテル」 |
出張とは言え、ホテルはあれこれ考えて選びたいし、色んなところに泊まってみたいもの。しかし出張時はいつも慌しく前日か当日に予約をするので、特に東京出張の場合は大体何箇所かお決まりのホテルを巡回している感じです。でもそのお決まりのホテルには共通点がありまして、それは予算内で地の利が良いことは大前提として、@窓が大きい、A近所においしい麺屋がある…という点。 俺の場合、自分がひとりで泊まる時に部屋の大きさはそれほど気になりません。ただ窓が大きくて開放感があることは重要。部屋が大きくても窓が小さいと閉塞感があって居心地が悪い。逆に部屋が狭くても窓が大きいと開放感があって寛げます。 「近所においしい麺屋」というのは、ホテル選びの条件ではありませんが、あると嬉しいオプション。東京のお決まりのホテル3軒はそれぞれ近くに美味しいうどん屋だとかラーメン屋があって、泊まる時は大体1回は立ち寄って舌鼓を打っています。 ところで同じホテルに泊まり続けていると新鮮さはまったくありませんが、いいこともあります。毎回ではありませんが、どこのホテルもかなり頻繁にアップグレードをしてくれます。まぁ、俺が泊まるホテルのレベルではアップグレードしてもらったところで劇的な変化もありませんが、気持ちは嬉しいもの。“貸し出し品”として過去に借りた空気清浄機や加湿器を、「今回もお入れしましょうか」と聞いてくれたりするのも、俺的には「うざい」と「有難い」の境界線だけど、やはり気分はいい。 そんなことで次の出張は新規開発を!と思いつつも、なかなかお決まりのホテルのしがらみ(?)から抜け出せません。そろそろ違うホテルに泊まってみたいんですけどねぇ。 ![]() ソウルのパークハイアット。窓が大きいという以前に、これって窓? でもワクワクするような開放感でした。 ![]() 窓の大きさはイマイチだが、なんとも寛げる堂島ホテル。 俺のオススメのホテル in OSAKAであります。 ![]() 堂島ホテルの風呂とベッドルームは、ガラスで仕切られている。 このタイプが最近は多いが、ここでは目隠しのカーテンがなんと 寝室側にある!緊張感のあるバスタイムをお楽しみ下さい(笑)。 |