10月某日「ふたたびチャングム」 |
以前にもここで書いたが面白すぎる…チャングム。俺はテレビで見ておらずDVD観賞なので、まだ30話くらいしか見てないのですが、はっきり言ってたまりません。ちなみに原作は、まったく違うストーリーのものを二種類読破済み。 ところで、このチャングム。少し前までゲイでこの番組を見ている人はあまりいなかったのですが、最近になってようやくちらほらと出会うようになりました。しかしそれも当然。ゲイ受けしないはずがない内容なんです。『大奥』とか、古くは『吉原炎上』『Wの悲劇』などをはるかに超えるえげつなさですから(って、どれも見たことがないのですが…)。 で、少し前からこのチャングムにハマってる人2名とメールのやり取りをしていて、それはもうまったく他愛のない遊びに他ならないのですが、いい年こいて“なりきりメール”をしています。2人とも20代の若者ということもあり、彼らにとって俺は“チェゴサングンさま”。すみません、ここから先はわかる人だけわかって下さい。ちなみにチェゴサングンとは女官のかなり高い位の名前です。メールはいつも「チェゴサングンさま、おはようございます」などという書き出しで送ってくるから、俺も彼らを「ヨンセン、よくお聞き」などと返している始末。ちなみにヨンセンとは、チェゴサングンの下に仕える若い女官でこちらは人名であります。誰になりきるかは、その時々で変わるのですが、俺と彼らの上下関係が覆ることはないのと、なぜか主役のチャングム未だ手付かず。バカバカしいとは思いながら、こんなことをして作品の世界にどっぷり浸っている昨今なのでありました。それにしてもまったく知らない人だから出来てしまう遊びだなぁ…こういうノリって。 ちなみにチャングムにはまっている人、いませんか?現在のところヨンノ、チャンドク、オ・ギョモ様など美味しい役どころでも手付かずになっていますので、今すぐ俺になりきりメールを!(笑)←嘘です。普通のメールで結構ですよ☆ ![]() |
10月某日「ち○こクッキリのパンツ」 |
深夜のラーメン屋で突然耳に入ってきた言葉。「ちんこクッキリのパンツ」。あまりにもエクセレントなワードに、口に入れようとしていた煮玉子を落としそうになった。言葉の主は先ほどからホロ酔いでしゃべってる、ヤンキー風の坊ちゃん三人組。ややイケ、まぁまぁ、ブーッの3人。さて、どう見てもノンケの三人が、どんな話題をしていたら「ちんこクッキリのパンツ」が会話に出てくるのか?ということである。 先ほどから嫌でも耳に入ってくる彼らの会話は、披露宴の二次会の打ち合わせ。三人が幹事で、内ふたりは司会も仰せつかっている様子。そしてその司会をHGの格好でしようと目論んでいる。『ありきたりだなぁ。去年ならコイツら絶対にマツケンサンバを踊っていただろうなぁ』と半ば興味も失せかけていた俺だったが、このヤンキーたちはそれほど ありきたりでもなかった。 「普通にHGやってもしゃーないやんけ。パンツの裾からな、俺はタマをのぞかせててオマエはサオをのぞかせてたらウケるでー」 「マジでー?!そんなんよう出さんわ」 「アホか。マジちゃうわ。ピンポン玉とかそんなんで作って、パンツにボンドで貼んねん。遠目から見たら、おい、アイツらパンツからなんか出てんでーってウケるって」 アホアホ路線ばく進の司会Aに比べ司会Bはやや引き気味だったが、最終的に「つかみは重要」というポリシーのもと、“パンツから何か出てるでぇ〜”作戦は合意を得た。 「せやけどHGの革パンってちっこいから、ピンポン玉入れんでもはみ出るんちゃうん?」 「ちゅーかな、HGって革パンの下はどうしてんねんやろ?オマエ、パンツどうする?」 「俺、普通のトランクスしか持ってへんで」 と、しばらく革パンの下に何を穿くか、あるいは何も穿かないのかの議論の末、ここでようやく冒頭の“ちんこクッキリのパンツ”が登場するわけである。 「高校の時、大林が水泳部でちんこクッキリのパンツ穿いとったやろ?あれを借りたら ええんちゃう?」 我々の専門用語(?)で言うところの競パンが、彼らには“チンコくっきりのパンツ”だったのである。えらい呼ばれ方である。略して“チンパン”とでも言うのだろうか。 二次会は来月の半ばらしい。ここまで打ち合わせを聞いてしまうと、彼らの“何かはみ出てません?”系HGを是非とも見てみたい気がする。特にややイケのヤンキー坊ちゃんは、エエ体してそうだしHGの扮装には興味津々だ。でも俺がもっとも気になるのは、水泳部だった大林が彼らに“チンパン”を貸すのかどうか?という点だったりもする。 まったくどうでもよいことだが。 ![]() ある意味これも“チンパン”。いつでも貸すぞ(笑)。 |
10月某日「31歳の肖像」 |
時が経つのは早い。いつまでも若いつもりでいたが俺も今年で31才になってしまった…て、そんなわけはない。タイトルの31才は、俺のことではなく友人Nの話である。N君は先日31才を迎え、無礼にも俺の前で「はぁ〜、もう31にもなってしまいました」と溜息をついた。早くも“お先真っ暗感”全開といった風である。 ある日N君が「ぼくは大人じゃないんですかねぇ…?」と尋ねて来た。質問意図を問いただすと、「あまりにも子供すぎる」という理由で、6つ下の彼氏にフラれたらしい。しかし聞かれたところで、俺も「大人とはどういう人間を指すのか」なんて改めて考えたことも なく、N君が大人かどうかなんてそれこそ判断がつかない。そこでその日はなりゆきで「大人って何?」なるお題のディスカッションをする羽目になってしまった。もちろん大人の定義などはない(はず)。 そしてあーだこーだと話し合った末に導き出された、N君のファイナルアンサーは「経験と知識が豊富で包容力があること」。なるほど。いかにも駆け出しの大人が考えそうな ありきたりな答えだ。そこで大人街道まっしぐらの俺は「大人とは引けること」と答えてみた。俺のファイナルアンサーにN君は「ふ、深いっすね…つうか、極意ですか」。 こんな会話をしていて自分でも頭の整理がついたのだが、俺が思う大人像は一歩引ける男のことなんだとつくづく思った。N君が言う包容力と似てはいるが、ニュアンス的には微妙に違う。 ところで今の俺はどうなんだろう。そりゃあ若い子よりは“引き芸”を心得ているつもりだが、まだまだである。常に引いてりゃいいってものでもないし、打って出る時は出なければならない。引き芸は事の状況とタイミングが難しい。しかも意識せず自然と振舞わなければ、それは却ってイヤミになるから要注意でもある。大人になるって大変だ。 「俺は知識や経験は長く生きてる分だけ、キミよりはあると思う。でも包容力だとか、俺の言う“引き”に関してはまだまだ修行の身ですよ」なんて言うと、「りゅうさんが修行の身なら、俺なんて修行申し込み中くらいですかね」とN君。ホントは、修行申し込み書取り寄せ中くらいかもしれない。 N君は修行もまだ始まっていないわけで、俺にしたって修行が終わってもないわけで、そう考えていくと31才なんてまだまだこれからなわけだ。しかし30代の入り口である31才は、重要なターニング・ポイントとなる年齢ではある。N君には「30代をどう生きるかで人生の後半戦は違ってくる」と最後にアドバイスしておいた。ついでに、これは俺の周りの30代にいつも言ってることだが、「30代は働いて働きまくって金を貯めておけ」と。 頑張れ、31才!! ![]() |
10月某日「深夜特急と大沢チクビ」 |
沢木耕太郎の『深夜特急』をご存知でしょうか?おそらく20年近くも前に、若者の間で大人気だったノンフィクションです。物語は26才の青年・沢木が日常の生活に居場所を見つけられず、有り金と友達からの借金で海外に飛び出す。デリーからロンドンまで半年かけてバスだけでたどり着くという目標は立てるものの、これといったあてもなく海外を彷徨い歩く…といったもの。当時流行していたバックパッカー達のバイブルのような本でした。俺もこの本を読む2,3年前に似たような旅をしていたのだけれど、こんなハードなものでは到底なく、それでも共感をもって読み漁ったのでした。 と、今日は青春期の情熱依存型旅行を振り返って、ノスタルジーに浸りましょうという話ではございません。実はこの本は映像化されていまして、沢木を大沢たかおが演じています。先日、気まぐれにその映像版を10年ぶりくらいに見ました。そこであらためて気づいたのは、大沢たかおってば乳首がデカイ。俺のささやかな経験から言うと、あれは確実にモロ感チクビです。どちらかというと、かなりいじられまくってきたチクビではないかと。俺はわかるんですよ、見ただけでモロ感チクビが(何を偉そうに!)。沢木のTシャツ姿のシーンが多い『深夜特急』映像版なんですが、よくよく見ていると「それじゃあスタッフも目のやり場に困るだろう」ってくらいモッコリ乳首の日もあって、大沢たかお、怪しさ満載です。ていうか、もしかして前の晩にスタッフの誰かにいじられまくってたのかぁ〜?!と、俺も妄想が止まりません。 乳首とは何の関係もありませんが、沢木が海で戯れるシーン。大沢たかおさんたら、 そんなビキニってノンケは穿きませんよ…というくらいハイレグの黒ビキニで登場です。 これはご自身の趣味なのか、前の晩にチクビをいじりまくってたスタッフの趣味なのか。 20年前は胸を熱くして貪り読んだ『深夜特急』。今では股間を熱くしてその映像を見ている。これじゃあ、冒涜もいいところですね。すみません。大沢さんのファンの皆さんにもすみません。どうかお見逃しを。 ![]() |