9月某日「そして翌日…」 
 興奮さめやらぬ大阪の街の様子は、みなさんニュース等でご覧の通り。大阪のリーマンたちも、今日は何かしら阪神の話題のひとつはしたでしょう。まぁ、世間の相場が“何かしらひとつ”なら、俺の職場環境は“何かしら百”の勢いです(笑)。俺は言うほどに積極的に情報を集めてたわけでもないので、みなさんの話を「100へぇ」くらいのレベルで聞いてました。特に俺の可愛がってる黒ビキニの坊ちゃんなどは筋金入りの阪神ファンということもあり、ここぞとばかりにしゃべるしゃべる。「ビールかけの会場はリッツカールトンの室内プールなんですよ。星野監督のひとことでリッツになったんですよ」なんてことから、ここでは書けないダーティーな話題まで、真偽のほどは知りませんが、「ていうか、キミ、何者?!」ってくらいのワンマンショーでした(笑)。ああ、おもしろかった。
 仕事帰りにヨドバシカメラと阪神百貨店は行っとくべき?と思いながらブラッとでかけたのですが、行って正解!夜だったせいか並ばずに入店できたしね。セールの中身は、ヨドバシは一部値引き、全品は通常の3%アップでポイント還元。俺が欲しかった軽量小型デジタルカメラなども値引きした上に大幅なポイント還元。「これは安い!」のひとことでお買い上げ。阪神百貨店は紳士服売場はごく一部のブランドを除いて、ほとんどの店が投売り状態。キクチタケオでシャツを購入。おかしかったのはバーバリーのブラック・レーベルはセールをやっていないにも関わらず、店員は黒スーツの上にタイガースのサンバイザーを被っててノリノリで接客。ブランドショップも大阪ではこんな感じです(笑)。

 阪神ネタも2,3日の内に収束するんでしょうが、優勝翌日の今日はこんな感じでした。次は日本シリーズ。いよいよ日本一になったら、大阪の街も今度はどんな盛り上がりを見せるんでしょうねぇ。


俺のささやかな記念グッズ。手前は「スポーツ5紙セット」。これはなかなか手に入らなかったレアもの
なんですよ。俺はこのセットを買った上に、習慣でうっかり日刊スポーツを買ってしまった(笑)。バカ…。
後ろはただのヨドバシ、阪神百貨店の紙袋。記念グッズというほどのものでもありませんでした(笑)。


9月某日「阪神タイガース♪」 
 盛り上がってます、大阪!道頓堀川では若いエキスがあり余ったやんちゃな坊ちゃんたちが、次々にダイブ。ホント、危険きわまりない。大阪人、こういうところがいけません。普通の家庭でもビールかけをやってるバカさ加減は好きですが(笑)。規律は守らなくっ
ちゃ。そう、ケジメなさい(by近藤真彦)ということです。そう言えば昨日マンコ女史は、
ダイブで傷ついた殿方たちを救いに修道女として出かけると言ってましたが(笑)、果たして行ったのでしょうか。

 俺は急用が出来て阪神戦も途中までしか見られず、横浜ーヤクルト戦も見られず。
嗚呼、こんな時に…って感じです。その分、家に帰ってきてからはずっとテレビ見てます。今もホームページを触りながら、特番を延々と。なんとオールナイト放送だそうです。
明日から仕事なんですケド…(涙)。
 まぁ、そんなことで阪神優勝企画を少しの間だけ開催。
←終了しました
はい、明らかににわかファンの便乗企画です(笑)。大阪発のホームページですから。


9月某日「輝く我が名ぞ♪」 
 下の9月某日で書いたナゴヤドームでのV決定は、結局ありえませんでしたね。マジック2のまま、ズルズルと気を持たせやがります。14日中に決まってくれたら、ウチでも優勝セールならぬ優勝キャンペーンをやろうかと思っとったんですが、明日15日の夜とか平日に持ち越されたら…。俺の仕事量次第でやってたりやってなかったりかと。相変わらずエエ加減なことでごめんあそばせ。
 さて阪神優勝を目前に控えた大阪は、街の要所要所で早くもファンが盛り上がってます。俺までもなんだかワクワク(雰囲気に弱い??)。でもどうせならワクワクは甲子園でしたい。あ〜、甲子園のチケットが欲しいー。世紀の瞬間ってやっぱりこの目で見たいもの。次は十何年後かわかんないし(笑)。でも、神宮、ナゴヤドーム共に行って来た虎ガマに言わせると、「ルビさんみたいにひ弱なカマが球場に行ったら、元気なボクちゃんたちに押し潰されるよ」ということらしいです。押し倒されるんなら「ちょっとアリかも…むふっ」ですが、押し潰されるのは、ねぇ…。ま、いずれにしても明日は2時からの阪神ー広島、
4時からの横浜ーヤクルト戦に注目〜!ということで。

 そうそう、阪神の話題ですっかり忘れがちでしたが、14日の名古屋レインボーホールで行われた新日本プロレスもちょっと注目でした。世界の荒鷲・坂口征二が復活。スゴイです。61歳のお父ちゃん、息子ふたりの前で闘って勝利を収めてしまいました。
いやぁ、でも、還暦過ぎてプロレスだなんて…。誰か止めたれよ(笑)。
 それにしても坂口憲二も強いっちゅうか、頼もしいお父ちゃんを持ったもんだ。真壁が場外で憲二を挑発すると、父の征二が真壁を跳ね飛ばし息子を守る一幕もあったとか。
坂口憲二は父親を評して「かっこよかった」と試合終了後に語ってますが、確かに!
 61歳のレスラー父ちゃんとイケメン俳優の息子…えらい親子です。これからもまったく目が離せませんぞ!


9月某日「青春の覇気うるわしく♪」 
 マジック3ですねー!今日のヤクルト戦は7回同点で「いよいよ明日かー?!」と気の早いことを言ってたのですが、結果はサヨナラ負け。前にも書いた通り、俺は特別に野球が好きなわけでもなければ大して阪神ファンでもないのですが、やっぱり阪神の優勝はドキドキします。一応、年に1回だけは甲子園で観戦もしてるし(半分仕事)、周りも阪神ファンが多かったり仕事でも阪神の話題が多いしで、シーズン中はいい意味でも悪い意味でも阪神まみれの生活をしてるわけです。情もわくっちゅーもんですな。阪神の勝敗に一喜一憂するまでになってしまいました。来年も同じように一喜一憂してるかどうかはわからんけど(笑)。
 阪神優勝といえば、この夏を境に阪神グッズの増えたこと増えたこと!ドリンク類のパッケージは当然としても、デジカメまであるとは思わなんだ。グッズじゃないけど、まだ優勝してへんのに優勝セールをやってる商店街まで出てきたり…。何かにつけてこういう便乗をする姿勢、俺は大好きです(笑)。「人生、ノリでっしゃろ」とか「イケイケで行ってナンボや」「かまへん、いてまえ!」みたいな発想は俺も同じようなところが…。というか、それが大阪人。ラテン系っす。
 話は逸れましたが、いずれにしても阪神の優勝決定はこの週末が濃厚ですよね。ナゴヤドーム。俺は8月にやった友人とのトトカルチョ(←許して、飯賭けただけなので)で14日のデーゲームを想定していたのですが、1、2日前倒しかもしれませんね。日にちは外しそうですが、名古屋は当たり?!因みに名古屋と思った理由は、単に星野阪神だから。それ以外にな〜んの根拠もなし(笑)。
 
と、仕事は相変わらずキツいですが、阪神のおかげで地味ぃ〜な楽しみを見つけながらなんとか生きております。という近況報告でした☆


MEGUMIを中心としたYellow Girlsの『六甲おろし』。岡山出身のMEGUMIがなぜ?!
こんなCDを企画して売り出す方もスゴイけど、持ってる俺もスゴイ(笑)。歌はもっとスゴイぞ!

9月某日「近頃少し地球の男に飽きたところよ」 
 行って来ました、ピンクレディーの復活コンサート。いつも行ってる飲み屋「且座」のマスター、けんちゃんと一緒に。けんちゃんは店を人に任せて、前日にはフリチェックも怠らない入れ込みようで、気合じゅうぶん(笑)。「入場料のモト取らなきゃ」なんて言ってたけど、「アンタ、五人分くらいのモトをひとりで取ってるよ」みたいな気合(笑)。かく言う俺もかなりヒートアップしてたんですが、何か楽しいイベントが入ると仕事が忙しくなる運命。フリチェックどころか、開演ギリギリに会場に飛び込んだのでした。
 ここ“sugar days”の2003年4月の「シャワラ〜ン・ビューティー♪」でも書きましたが、ピンクレディーの曲って、今聞いても本当に楽しい。カメレオンとか透明人間、モンスター、シンドバッド、パイレーツ、おまけにUFOと、アメリカン・コミック好きの俺にはたまらないアイテムがズラリ。ピンクレディーが素晴らしいのは、それらアメコミのしゃれた世界観を見事なまでに「和風」に変換させ、その結果、カメレオンたちを見たことのないB級感で
覆ってしまったところですね。な〜んて、ちょっと音楽評論家ってみました(笑)。
 コンサートは30代40代の女性とオカマを中心に、元親衛隊風情の男集団や、何か勘違いしてると思われる家族連れなども入り交ざって、異様な空気感が漂ってました。もちろんみんな歌って踊って叫んでのフル回転。客の年も年だしで、さぞかし皆さんお疲れになったことでしょう。俺などは部分的にしかフリもわからず、踊れるところしか踊っていないにもかかわらず、体はヘトヘトでしたもん。因みに且座のけんちゃんは、少なくとも俺たちの席のブロックではダンス・リーダー。最も完璧に踊っていました(←本人は一部不出来があったと反省してましたが)。にも関わらず、コンサートが終わって飯食って、それからご出勤。さすがゲイバーのマスター、鍛え方が違うわね!と、俺などは感心したのでした。

以下、コンサートの中身に触れます。ネタバレになりますので、知りたくない人はここでアデュー! 続きを読む人は写真の下に進んでください。



↑コンサートのプログラム(買っちゃった♪)とかチラシとか


 さてコンサートのレポート。客電が消えると、ステージの左右に設置された大モニターに、2人がピンクレディーとして生きた1970年代後半のモンタージュが映し出されます。昭和史の勉強をしに来たんじゃないから、さっさと次に行け!って感じでしょうか。続いてダメ押し的に「夢」という言葉がやたらと映し出されます。「夢を忘れないで」とか「夢をあきらめないで」のような文言が…。あみんの片割れ見に来たんじゃねーよ!
 と、ジラしにジラして、2人が登場。会場は総立ち。1曲目は何?!とワクワクしていると、全然知らない曲。となりのけんちゃんに聞くと、『みんなの歌』か何かで最近流れている歌だとか。「テレビが来た日」っていうタイトルだそうです。そこから「こんばんわー!私たちがピンクレディーです!」で始まる長いトーク。ひとしきり「もうババァになった」とかなんとか。そんなの見ればわかるしよ、早く歌え。で、ようやく聞き覚えのあるイントロ。
『UFO』でした。以降、1曲歌うごとに長いトークを挟みます。でも、これは仕方ないです。続けて踊れないんですね、二人も、客も(笑)。
 トークはほとんどが年齢ネタ。結構笑えますが、異常なまでにふたりが客に対して態度がデカイ。ふてぶてしいゲイバーのママみたいなしゃべりです(笑)。「私たちもこの年で頑張ってるのよ、アンタたちも座ってないで踊りな」みたいな感じ。激しいダンスで髪型と化粧が乱れたミーに対してケイが「ミー、アンタ怖いよ」と言うやりとりも、なかなかオカマ的。来てる客もゲイが多いから、時間経過と共に大阪城ホールが、、なんだか巨大ゲイバーと化して来ちゃって…。怖っ!家族連れの皆さん、大丈夫〜??
 途中、ケイちゃんの誕生日ということもあって、ハッピーバースデイを挟みつつ、B面曲のリクエスト・コーナーなどもありました。タイトルを次々にモニターに映し出し、客の拍手の多さで、歌う1曲を選ぶというもの。しかし初めに2人から「言っとくけど『乾杯お嬢さん』と『レディーX』が特にオススメになってるから。わかってるわね?!」という脅しが入ります(笑)。脅しと言えば(?)、コンサート・グッズの宣伝コーナーがあるのにも驚きました。ステージにバスタオルとかタンブラーとかを持ってきて、「買えば絶対、記念になるから」。う〜ん、一体何の記念だと言うのでしょう?(笑) 光る団扇が2000円で売ってて、買った人は客席でペンライトのごとき振りながら応援するわけですが、ミーが「やっぱり光る団扇は綺麗よね」と言うと、ケイが「でも、数がまだまだ足りないわねぇ」。…もうわかりましたって。次に来る時は買いますって!

 歌を聞きに来てるような、ふたりに脅されに来てるような、摩訶不思議な空気感のなか二時間が過ぎ、本ステージのラスト曲『ペッパー警部』。もう、終わりなの?!アンタたちのオネェ・トークしか聞いてないような…(笑)。続くアンコールに入り、いよいよラストは「今までのステージは何だったの?」と思わせるほどしっとりしんみりと『OH』へ。いい曲ですけどね。ほとんど一緒に歌ってしまいました(笑)。最後の最後は『星から来たふたり』。この曲を最後にピンクレディーはステージから消えていき、俺たちの青春カムバックの時間も幕を閉じたのでした。

プログラム(順番は無視)
テレビが来た日
ペッパー警部
SOS
カルメン77
渚のシンドバッド
ウォンテッド
UFO
サウスポー
透明人間
キッス・イン・ザ・ダーク
マンデー・モナリザクラブ
レディーX
もう1曲英語の歌←けんちゃんも知らない曲でした
《アンコール》
ピンク・タイフーン
OH
星から来たふたり
計16曲〜ミーちゃん、ケイちゃん、お疲れ様でした♪

モドル