9月某日「9月の終わりに」 |
9月も終わりました。それと同時に俺の好きだったHPが二つも閉鎖。もともとオーナーさんから、閉鎖する旨を聞いていたので驚きはしないものの、無くなってみるとやはり淋しいもの。どちらもオーナーさんの暖かい人柄が伝わる一方で、俺も含めそれに惹かれて人が集まってるホームページでした。オーナーさんとは、ひとりは一度お会いしただけ、もうひとりはメールのやり取りのみでお会いしたこともない…という間柄。にも係わらず、お2人が遠くへ行ってしまったように感じられ、なんだか凄く淋しい思いがします。「インターネットの影響力」という文言はよく耳にすることですが、もちろんこの文言の意味するところとは異なりますが、この淋しさも俺にとってはひとつの「影響力」でした。 ウチもいつか幕を引く時がやってきます。その時みなさんの心の中に、この「王子の雫」はどんな形で残るのでしょうね…? |
9月某日「初秋の東京日記B」 |
一軒目の店を出た時、もうすでに遅い時間だったんですが、1日の終わりを穏やかな気分にするため、もう一軒。そこは友人の行きつけの店です。カウンターに座ると、俺の横にすっごいインパクト系のカマが…(笑)。顔はかわいいんだけど、いかんせん体が横に大きい男で(推定100`?)…。自分のことを「○○ちゃん」と、名前を一人称にして呼んでる上に、オネェで声もデカイ。さすがの俺もビビリました。するとほどなく彼は、店に持ち込みしたオニギリを片手で握ってバクバク食い始め、やはり持ち込んだとしか思えないペットボトルの「爽健美茶」をガブガブと飲み出し、見ればコンビニで売ってる唐揚なども散乱し…。俺も「え、アンタ…怪獣?」と思わず質問(笑)。すると○○ちゃんは、俺の名前を聞いてくる。お店の子が「こちらはルビーさん」と教えると、「え?ロビン?」。「もうエエっちゅーねん。ロビンは島田歌穂と福岡の露出愛好家だけにしてよ」と心の中でツッコミながらも、「○○ちゃん、もう少しキレイに物が食えんかい?!」と注意。すると「○○ちゃんねぇ、爽健美茶を今日16本飲んでるの」と、どうやら人の話を聞く気など全くないようです。それでも「ええっ?!
16本??」と驚くと、「爽健美茶は飲むと痩せるんだってぇ。だから○○ちゃん、1日に20本は飲むの」って、アンタ、そんなに飲んだら痩せるどころか逆効果では…?それに今現在16本目ということは、これからまだ4本も飲む気?!
「キミ、そんなに飲んだら体壊すよ」と割とマトモな受け答えしていたら、「○○ちゃんねぇ、今、セクフレはいるんだけど、M奴隷を探してるの」。…って、もうワケがわかりません。その後も彼は自分用に処方された睡眠薬を男に飲ませて犯した話やら、“フット・スタンプ”の話などを延々…。知ってます?フット・スタンプ。高いところから寝てる男めがけて飛び降りて、足型をつけるという…。「アンタに飛び降りられたら即死でしょう?」と心配してみるも、された男は悶絶して悦んでるそうです。俺などはここまでの話で、ほとんど呼吸困難というか、たかがビルの3階とか4階で軽い高山病に…。しかし○○ちゃんはトドメを刺すように、「写真見せてあげよっかぁ?」。写真よりも酸素が欲しい…と思いながらも、「うん、見せて」と俺。得意げに携帯電話を開いて見せてくれた写真は、チンポのオンパレード。携帯にそんなにたくさんのチンポが…。いや、そんなにたくさんのチンポを携帯してるなんて…。なんなの?コイツ…。チンポを4,5本見たあたりで俺の意識も朦朧。生まれた町の風景や、父母の顔、川の向こうに見えるレンゲの花などが、俺の瞼に浮かんでは消え、浮かんでは消えていったのでありました(笑)。 首都圏には凄いオカマがいるものです。さすが“魔都・東京”といったところでしょうか。○○ちゃんを見ていたら、なんとなくゲイから足を洗おうかとそんな気分になったのでした(笑)。でもその一方で、M奴隷はゴメンだけど少しずつ慣れて、いつか○○ちゃんのお友達にしていただきたい…と、そんな思いもあったりするのでした。←なんだかんだ言って気に入ってる(笑) 3日間の東京日記もこれでおしまいです。 関係ない話なんですが、東京からの帰りに本屋で見たステキな情報。「酒井美紀写真集*エル・オティンポ」。・・・・・・。な、な、なんですとぉ〜!! Lサイズのチンポだぁ?! って、そんなワケありません。「白線流し」もそんな急激には汚れません。よく見ると「エル・ティエンポ」でした。どうもこの3日間に、俺の脳内でプログラム・ファイルのいくつかが破損したようです。こういうケースは、スキャン・ディスクで治るんでしょうか…? |
9月某日「初秋の東京日記A」 |
10時に起きて、サクッと仕事などを片付け、けだるい昼下がりはネットで知り合った舞台関係者の方とお茶。色んな裏話は、俺にはいたく魅力的で、時間の過ぎるのも忘れて話を聞かせてもらいました。感想としては「芸能の世界って、オカマより恐いっ!」(笑)。 夕方はいちどホテルに戻り、夕食までスタンバイ。夕食を一緒する友人からメールが入り、「新宿まで来るなら、中央線の快速(?)でおいで」と。つまりハッテン車輌で来てみれば、と。因みに俺はハッテン車輌なるものを未だ知りません。これは車輌デビューするしかないでしょう。俺のホテルからは一旦、新宿から逆方向にわざわざ戻って、ホームでその電車を待ちました。やがて到着した電車の指定された車輌に乗り、ドキドキバクバク。「きゃあ〜、みなさんホモなのねー!」とすっかり勘違いというか舞い上がった俺は、端から順に男チェック。…いらん!ものごっつういらん!仕事に疲れたオヤジばっかりやんけ!それによく見たら、この車輌ってばそれほど混んでないし。新宿で友人と落ち合うやいなや、「どこがハッテン車輌やねん!ガラガラやし疲れオヤジばっかだし」と激しく抗議すると、「あ〜、時間がちょっと遅かったかも」って。アンタ、それならそれで先に言いなさいよ!もしかしたら今回の東京のメーンイベントになるかも…と思って乗った俺の膨らんだ心と股間はどうしてくれんねん?! 飯食った後、俺は行きたかった店が二丁目にあったので、東京の友人ふたり引き連れてそこへ。大阪の坊ちゃんがこのたび付き合うことになった男が、その店でマスターをしているのです。坊ちゃんは「彼ははっきりとは付き合うとは言ってくれてないし、自分のことをどう思ってるかわからんねん…。東京に行くなら探ってきて」という特命を、俺は受けていたのでした。もしも坊ちゃんのことを弄んでるだけなようであれば、その場でシバキ倒してやろうと意気込んで乗り込んだものの、そのマスターったらめっちゃイイ男なうえに、話をしていると俺の友達にメロメロって感じ。なんだかここでもハッテン車輌と同様、気分がワァーッと盛り上がって、肩透かしみたいな…。心臓に悪い!っちゅーねん!(笑) この店を出た時に時間はすでに遅く、このまま帰ればよかったものを、もう一軒ハシゴ。そしてそのもう一軒で、とんでもないカマに遭遇したのでした。 |
9月某日「初秋の東京日記@」 |
東京さ行って来ました。今回のメインの目的は、あるチャリティ・イベントに参加するため。なんて書くと聞こえがいいんですが、ただ見たいチャリティーコンサートがあったと。一応、黙祷などもしたり、チケット代やプログラム代などを通じて間接的には募金もいたしました。そのコンサートは『サンキュー・ブロードウェイ』というタイトルで、ミュージカルの大物俳優が一堂に会して名曲を聞かせてくれるというもの(内容はコチラを参照)。大阪のミュージカル釜(俺)、名古屋のミュージカル釜、そしてチケットを無理矢理押し付けられた感の強い東京のミュージカル釜2名の四人が、青山劇場に集結。男四人でこういう場所にいると「イカニモ」って感じだと思うんですけど、短髪でTシャツ、ハーフパンツの男二人組には負けました。「すみません、ミュージカル釜の方ですか?」と質問しようかと思いましたが、質問するまでもないので止めました(笑)。そうこうしていると、ミュージカル界ではスターの男優がロビーに。彼は、どこから見てもゲイ。長身の彼はそれだけでも目立つのに、服装が派手。オマケに知り合いからチケットを受け取ると、「どうもですぅ〜」と腰をクネッと。口に手を当てて笑う姿も、我々一般人とは違いゴージャスでございました。彼がゲイであることは確信しているので、今度は俺は「すみませーん、ネコですか?タチですか?」と質問しようかと思いましたが、これも聞くまでもないので止めました(笑)。 コンサートの方は、ゲイに人気のビバさん(前田美波里)とか本田美奈子、ついでに夏木マリなんていうおいしいラインナップで、みんな楽しめたのでは?他にも鳳蘭さんや島田歌穂(元祖ロビンちゃん≠露出愛好家in福岡)なども。俺はもちろんかなめ嬢(涼風真世)に釘付け。一度だけ視線が合って、超幸せ!きっとかなめちゃんも、「客席にイケメンをハケーン」なんて思ってたはず(←思ってねーよ。しかも2チャンネラーじゃねーしよ)。それにしてもかなめちゃんって40歳くらいなんだけど、どうなっているんでしょう、この可愛らしさは…?! あー、俺も負けてられへん!←競うなよ コンサートの後は、ご一緒した面々と茶をしばいて、飯。飯の後ひとりだけ帰り、残りの3人は俺の泊まっていたホテルの部屋でおしゃべり。東京の坊ちゃんが台湾で買ってきた美麗男人図版帳(台湾だからこんな感じ?)、つまりエロ本を持ってきてくれたので、3人で鑑賞会もさせていただきました。写真集一冊に必ず混ざってる包茎写真の是否についてディスカッションをした後、終電に間に合うようふたりも帰りました。で、何故か俺はふたりが帰った10分後には就寝。夢の中には包茎の涼風真世が出てくることもなく(笑)、気がついたら朝の10時。思い出すと一度も起きず、なんと連続10時間睡眠達成。そんなに疲れていたのか?俺…。いや、ただ単にしゃべり過ぎだったのですね、きっと(笑)。 |
9月某日「千と千尋と俺と坊ちゃんの神隠し」 |
今頃見ました、『千と千尋の神隠し』(笑)。冷静に考えたらようわからん話なんですが、とりあえず感動はしました。大きな無力感と小さな希望、眠っていた“生きる力”が呼び覚まされていく…てな宣伝文句がありましたが、まったくいい話です。みなさんはご覧になりましたか?見た方がいいですよ、特に身も心も汚れきったお姉さま方などは(笑)。あ、もちろん見たからといって、身の方はキレイになるわけじゃありませんがね(笑)。でも心は洗われます。 さて、見ていない方のために簡単に話を説明しておきましょう。主人公の千尋は10歳の少女。彼女はある時、両親と一緒に非現実な世界に迷い込みます。その世界は呪い(?)がかかっていて、両親は豚になってしまいます。千尋だけが普通の姿でいられたのは、ハクという少年に助けられたから。しかしこの少年自身が呪いにかかっていて元の姿に戻れない上に、自分の本当の姿さえ忘れてしまっているのです。そこで千尋は両親と、自分を助けてくれた少年を救うために大きな敵に勇敢に立ち向かっていく…といった話です。この説明で充分なのかどうかわかりませんが、大きくは違っていないでしょう。 で、俺的には主人公の千尋も、まぁ魅力的だと思うのですが、このハクという青年(少年?)。この青年がカッコイイんですよ。呪いで悪の手先となっちゃってるんですが、千尋には優しい。ちょっとしたナイトぶりも、俺には新鮮でした。顔もイケメン。「いやん、イケるぅ〜」みたいな(笑)。ハクを見ていたら、時々は年下の坊ちゃんの言う事に従ってみたり、あるいは守ってもらったりするのもいいかも…なんて思えてきて。「ルビさんのことは、僕が守る!」なんて言われたらどうしよう?!そして最後は「この坊ちゃんに犯されるちゃうかも☆」なーんてね!(笑) …すみません、取り乱しました。『千と千尋』を見てこんな妄想を抱いているなんて、まったく「いっそオマエが隠されろ!」って感じっすね。俺の場合、1回見たくらいじゃ心もキレイにならないようで(笑)。 それにしても、このハクの本当の姿…。「それはないんちゃうの?!」と言いたくなるような正体。ネタバレになるから、何かは書きませんけどね。こういう時は「どこぞの王子様」がその正体でした、というのが相場でしょう。それが○○の○○と言われてもねぇ…。俺はそんな○○の○○に妄想を抱いていたんか! |
9月某日「恋ノハナシ@」 |
ネットで知り合った男と会って、なんとなくイケてた。。そしてその男と2,3回会って、好きになってしまった。でも自分には“気がない”可能性の方が高い。そんな時、みなさんはどうしますか?って、これは俺の相談ではないんですよ。ある坊ちゃんがそういう状況になって、「どうしたものか?」と俺に相談してきたという話。 おそらく多い回答は、「告白して、さっさと白黒つけるべし」といったところでしょうか。と、その前に「その2,3回会ったという時に、エッチはしたの?」という質問もあったりしますよね。彼の場合はしていないそうです。だったら「望み薄」?(笑) 俺も以前なら「さっさとカタつけてダメなら次!!」って考えがありました。今も少しそう思ってたりもします。しかし最近になって、というか今更ながら思うのは、そもそも次って「何?」「誰?」ということ。その男が本当に好きなんだったら、そいつに代わる男などいない。恋に恋してるワケではないのなら。 フラれることがわかってて、わざわざフラれに行くのは気持ちの整理?それはそうなんだけど、めちゃくちゃ好きになってしまってたら、フラれたからといって簡単には忘れられるもんじゃありません。 だとしたら、気長に待ってみるのもひとつのテかも…と思ったりもします。こんなこと言ったら「そんな振り向いてくれるかどうかもわからん男を相手に、気長に待ってたら空しくなる」という意見の人もいました。でも「空しい」という気持ちが芽生え始めたらしめたもので、それは徐々に相手のことを自然に忘れていくひとつの兆しだと思うのです。ラッキーな結果は、もちろん相手が振り向いてくれること。でも俺が思うもうひとつラッキーな結果は、相手のことを自然に忘れてしまうという結果。ラッキーというニュアンスでは違和感があるかもしれませんが、片思いのシチュエーションでこの結果はせめてもの救いです。 もちろん待っていたって、相手の気持ちが変化するのかどうかなんてわかりません。そして恋をしたら、相手が自分に対してどう思っているのかばかりが気になります。でもあれこれ考える時に忘れちゃいけないのは、自分の気持ちだって変化していくということ。そして自分自身の気持ちこそ、先のことは読めないということ。 長々と書いておりますが、冒頭の悩み相談のルビ吉的回答。 「好き」という気持ちをもう一度見つめて、「やっぱりめちゃくちゃ好き」と思うのなら、相手の気持ちが変わるか自分の気持ちが変わるまで待ちなさい。 こんな回答は、ジジくさいですか?(笑) |
9月某日「恋ノハナシA」 |
「好きなタイプは?」ゲイに限らず、ノンケとの間でも頻繁に出る質問です。まさしくKing
of Question。このHPでも俺たちの“タイプ”の項目があります。まったく誰からも聞かれてもないのに(笑)。ていうか、ゲイの個人ページではお約束の項目?いちいち答えるのも面倒なので俺も書いていますが、実はタイプを答えることは難しい。いえ、俺にとっては不可能なのかも。 他所のホームページや他人をとやかく言うつもりはさらさらありませんし、自分もまたそんなことを書いているのですが、タイプが「マッチョな人」とか「水泳体型」とか、まさしく俺が書いてる「浅黒系」とか、そういうのってただ単にエッチしたいタイプ?ちなみに俺の場合はそういう意味でのタイプです(笑)。エッチする相手が浅黒いと、2ポイントくらい燃え度が高い、みたいな(笑)。もちろん色白でも減点にはなりませんが。浅黒いとWポイント・キャンペーンの対象になるだけです(←もういいって!)。 タイプのところに肉体的な特徴を書くというのは、やはりつきあうことにおいては“エッチの合う合わない”は重要な要素ということですな。それにゲイの場合は、エッチから入っておつきあいが始まるケースが多いし(俺だけ?)。でも何度か恋愛をしていると、ハタと気づくわけです。自分のヤリたいタイプとは明らかに違うのに、その人を好きになることだってある…ということに。じゃあ、何故その人を好きになってしまったのか?それはわかりません。フィーリングとしか言いようがない。じゃあ、その人とのエッチはよくなかったのか?とんでもない。好きな男を抱くというのは、それだけで充分幸せ。こういう経験をもつと、自分の好きなタイプなどよくわからんようになってきます。 他所のHPでオーナーさんが「好きになった人がタイプ」などと書いてるケースも見かけます。そういうのを見ると「なんだなんだ、こいつストライク・ゾーンを広げて幅広く男を募集してるな」と、邪気に満ちた俺などはそう思ってしまうのですが(笑)、どこかで「正直に書くと、そうなっちゃうよなぁ」と共感しています。 冷静に恋愛を考えると、最近は肉体的な特徴なんてあまり関係ないんかなぁ、と思うことが多いです。タイプなんて関係ないのかなぁ、と。 そう考えると恋なんて、誰と始まるかわからんですね。 こんな意見は線香臭いですか?(笑) こんな理屈を並べてるから、俺にはなかなか男が出来ないのですか?(涙) |