第一弾 西ヨーロッパ一人歩き
D「羨望のアテネ」編
イスタンブールとの別れを惜しみつつ、“24時間バス”に乗る・・・というのも、丸一日かけてアテネへ行こうとしたのだ。いわゆる“sttudent price”ってやつで、50ドル。直通列車が見当たらなかっただけにこれは使えた・・・と言いたいのだが、何せ二階建てで室内は狭いし乗客はほぼ満杯。おまけに国境で3時間ほど待ちぼうけを食らうし、それ以前にバスターミナル(そこまではトラム一本で行けるのだが)で迷ってしまい、お目当てのバスを見つけたのは発車3分前という有様!ちなみに隣には南アフリカから来たという白人の若い男性が乗っており、私が日本人だと知れるや否やすぐさま英語で書かれた日本文化の本を取り出して私に見せた・・・といっても“輪太鼓”の専門書だったから内容はちっともわからなかったのだ!
と、いろいろあってついにアテネに到着。「アテネではユースに泊まろう」と決めていたこともあって彼とは駅で別れる。せめて住所くらい聞いときゃよかった!そしてユースホステルへ・・・幸いにも空いている。で、寝不足(しかも不自然な体勢)でめちゃくちゃ疲れているはずなのに、荷物を置いてすぐさま街へ。
実際、私がこの旅においてユースホステルを使ったのはこれっきりであった。何故か?アテネを除いて、大概のYHは街から離れた所にあって、街中までの交通費や時間の問題から行動範囲が狭くなる心配があったからである。しかもいわゆる“安宿街”(といっても決して“モーテル街”ではない!)で探せば、「YHの宿泊費に往復の交通費を足したくらいの値段」で泊まれるところがあったからだ。現にイスタンブールの時もそのような選択をして正解であったと思っているし、今後の道中においてもそうであった。
<左>(恐らく)アテネの市役所 <右>街中の市場
そしてやってきました・・・パルテノン神殿へ!自分の中では(大げさかもしれないが)“人として生まれて世界史を学んだからには一度は見ておきたいもの”(!)の一つにリストアップされていただけに、目の前にしたときには思わず体全体が震えてしまった。以下は“本体”とその周辺=アクロポリスである。
本当はエーゲ海周辺の島々を周りたかったのだが如何せん時間がなく、そもそも「ちょうどイスタンブールからイタリアへの通り道だったからついでに・・・」という感じだったので(ギリシアファンの皆さんごめんなさい!)ここらで終了。この後イタリアに渡るのであるが、それ以前に私の手元には何故かギリシアの街角やイタリアへの船が出港するパトラまでの道中に出会ったすばらしい風景の写真を収めてあるファイルがないのである!実に残念なのであるが、とりあえず次はいきなりローマからのスタートになる。