MY SCOOTER

  

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これがシルバーウィングです。 まず見た目の大きさに圧倒されます。押してみるとみたままの重さでますます落ち込んで納得します!

発売後4年の歴史があり、熟成されてきました。このバイクは縁あってボクの相棒となった初期型の400CCです。当時は70万円以上もして、スクーター界での王様。その後値下げや機能追加、改善などがあり現在に至ります。

安心できるショップ探しをしているときに、最初に行った店でこのバイクがボクを待っていました。少し迷いましたがホンダドリーム店の安心感で購入を決意。自分のキャラクター的にはレッドがいいのですが、それは次期新車を買うときが来たらまた考えたいと思います。

(曽爾村にて 2005/09/19)

 

 

SCOOTERに乗り始めて26年になります。この間ほとんど毎日のように乗っていますが、これまでには趣味趣向の変化や、時代の流れもあり、その都度相棒としていろんな車種を選んできました。 もう記憶の彼方になっている部分も多いのですが・・・ シルバーウィングにたどり着いた記念にというか、これも備忘録というスタンスでまとめてみたくなりました。

250に乗ったときにツーリングを覚えて、あちこち行きました。それも整理できたらしてみたいですね。一番距離をかせいだ時期からすでに15年ほどたってますので、実際にはリターン組になるかと思います。シルバーウィングに乗っててツーリングしない手はないですよね・・・

自分自身の回顧以外には価値のない情報ですが、ぼちぼちはじめたいと思います

 

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大学一年の時、普通免許を取得し、親父のマーク2に乗ってましたが、しばらくして犬の散歩用に買ったのがこのジェンマです。このバイクは名前の通り、イタリアの俳優、ジュリアーノ・ジェンマがイメージキャラで登場。他のSCOOTERに比べるとちょっと大きめで、高級感がありました。その代わり走行性能はイマイチです。どっちかいうとビジュアル系ってとこですね。 

メットインではないです・・・まだ当時はノーヘルの時代。 大きなトラブルはなかったように記憶していますが、よくパンクしました。事故もなく、のんびり、まったり走っていました。 事故というと・・・実は26年間一度もありません。転倒もないし、これまでは幸運もあって、不本意な十数キロオーバーのスピード違反が一回と、これまた不本意な黄色の直後の交差点進入が一回、これ以外はないのになあ。

ともあれこのSCOOTERから歴史が始まっていきます。ツーリングとかいうのは眼中にはなくて、全くのアシとしての存在。大型のシェパード犬をしっかり運動させるには自転車ではしんどいのですね。 河川敷まで走って、 そのあとは気の向くまま、愛犬リーベンとの思い出がこのバイクにはぎっしり詰まっています。 SUZUKIのバイクはこれ以降乗ってないなあ・・・ 買い換えるときの理由ははっきり覚えていませんが、大学卒業後、京都に住んでいた頃で、たぶんJOGというYAMAHAの最速マシン(いまでもこの名前が残ってるんですね、驚きです)に毎日ぶっちぎられるのがストレスになったことじゃないかなぁ。 まだ若かったので、犬の散歩用ではなくなったジェンマのあまりの遅さが許せなくなったのでしょう。 あ、そうそう、この時期ヘルメット着用が義務化されたのも大きいです。5年くらい乗ったことになるのかな。

で次のSCOOTERは・・・とその前に

SW初ツーリング記念 その1 曽爾高原

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写真は初めてシルバーウィングでツーリングした曽爾高原です。一緒にとりたかったのですが、ここまで乗り入れられないので。立派なカメラを構えた人がたくさん来てましたね。 目の前に頂があるのに、山に登る人よりも撮影する人の方が多い場所なんて珍しいですね〜。 このあと倶留尊山山頂を目指しました。初めはハイキング気分でしたが、、うーむ、岩山なので独特のしんどさがありましたなぁ・・。 帰りはスクーターなら楽チンです。 引きつって疲れた足も使うことなく高速とばして帰りました。 あ、そうそうこの高原のちょっとしたに亀の湯という温泉があったので、高原の露天風呂を満喫しました。 

 

日本初のメットインスクーター(写真はオートバイ2005年5月号別冊、日本のオートバイ史より)

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ジェンマを下取りし、このぶさいくなヤツを買いました。ヘルメットを内蔵できるというのは驚きの機能で、スタイルは度外視して飛びついてしまいました!  走りもなかなかでJOGに負けませんでした。 パワーのせいというか、前輪がすごく軽いので、フルスロットルで発進するとウィイリーします。 

納車されてそのあしで快走。鴨川を渡る橋を越えた直後、スピード違反で捕まりました。17キロオーバー!これがこれまでで唯一のスピード違反。 あのなあ・・・ 軽くメーターを振り切るパワーあるのにそんなスピードでOUTとはなあ・・・ このころリミッターなんてあったのかな? 60キロ以上でたように思いますが、、、

このスクーターのメットインは、最近のモノと違い、底は水平です。 メットの高さをそのまま天井部で稼いでいます。ジェンマからの乗り換えだったので、取り回しも軽く、自分も今より軽かったのでほんとにスピード感ありました。 メットインの恩恵は計り知れなくて大満足でした。 大阪に帰ってきてからも通勤含めてずっと乗っていました。

この時期のヒット作はホンダのタクトじゃないですかね。メットインタクトとか銘打っていた。スタイルもどんどん洗練されてこのスクーターの不細工さが際だっていきましたが、、スピードに関しては決して遅くなかったのでなかなか手放せませんでした。 結局これが最後の原チャリになりました。

次に乗り換えた理由は、、そうですね。もう独身ではなくなって、子供も生まれ、原チャリでは危ないと考えたからです。それにスピードメーターとミラーを交互にみる運転に疲れたのもあります。 意を決して教習所に行きました。そこでVFR400にまたがった。 なんと乗りやすいことか! これがバイクだ! 足もべったり付くし、タンクを挟んで身体で曲がる快感。それにクラッチワークを加えれば、低速でもひらひらと曲がります。 自己流で乗っていたことを反省し、自動二輪の眼で交通も見直しました。 教習所に行くのが楽しくて、、一緒に入所した誰よりも早くパスして免許を手に入れました。 さて、次に何に乗ろうか・・・ 色々考えて、、、それ以降の岐路を決定する選択をします。 で、選んだのは・・・

 

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名車の誉れも高い、リードです。 当時クルマを持っていなかったので、たまに家族で出かけるときはレンタカーを借りていました。 普段はリードがクルマ代わり、前にカゴをつけて、風防もセット。 このスクーターで仕事関係や生活まで、どれほどのモノを運んだか、、、(写真はオートバイ2005年5月号別冊、日本のオートバイ史より)

趣向で選んだのはカワサキのエリミネーターだったんですが、迷いに迷って生活優先でスクーターにしました。

40CCの差がこれほどとは思いませんでした。 伝わってくるトルクの大きさ、気持ちのイイ加速、風にも当たらず、涼しい顔で原付を置き去りに出来ました。

制限速度30キロの呪縛から逃れたことで、一気に世界が広がりましたね。ナナハンと同じになったのだ! クルマについて行けば捕まらない。心の余裕が生まれます。

ツーリングとまでは行かないまでも、もともとトレッキングが好きなので、山に近づきたくてその辺の林道に入ったりしました。 歩かずにアクセルだけで進んでゆく山道は異次元の世界。 生駒山あたりを早朝からよく散策しました。

完成度が高く満足でしたが、、、ずっとみていたカタログには、このスクーターの上に250の存在がありました。フュージョンとフリーウェイです。 もっと遠くに行くには高速道路に乗れる250に乗りたい! リードに乗ってからの方がどんどんその気持ちが膨らみました。エリミネーターもまだ完全にはあきらめきれない!

通勤の時に、いつも通る道に、フュージョンが置いてあって、あこがれの眼で眺めていました。。。この気持ちを抑えることが出来るか・・・?次の行動は・・・ とその前に

 

 

SW初ツーリング記念 その2 倶留尊山 山頂

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山行には地図がつきものです。その地図にはたいていポイント間の所要時間が書いてあって、安全確保のためにその時間はゆっくりとした歩行を基準に算定されてます。 だいたいその基準の半分で登るのがいつもの自分のペースです。 曽爾高原の爽やかな風景からは想像も出来ないごつごつした岩山というかガレ場?を登り、補助用のロープもしっかり張ってあります。 そう言う箇所は足ではなく手で登ります。 山頂に至る手前のピークが二本ボソ。 ここに着いたときはもう汗だくで心臓が破裂しそうでした。 ジムで計算された有酸素運動はしているものの、自然の道はそんなもの役に立ちません。踏み間違えば命を失う道の連続で個体保存の本能も必須です。

さて、ここまで来れば目標は向こうに見えているピーク。随分向こうに見えているようでも、人間の足というものは想像以上にパワフルで、10分でいけてしまいます。 国土地理院が認めた頂上は到達感があり気持ちいいものです。 どこかの山岳チームが記念に作ったプレートがたいては置いてあって記念撮影の役に立ちます。 名山ほどこれは贅沢に出来ていて、ごらんのようにこの山は実に質素なものでした。(ケータイにて撮影)

HONDAドリーム純正のタンデム用ウェストバッグに入れたおにぎりとお茶。 ベンチに座って一人で・・・じゃないですね、倶留尊とともに食事を頂きます。 途中一人の若い男性が登頂しましたが、5分もいないでさっさと降りていきました。だいたい一人で山に入る人というのは寡黙ですね。 しかしお互い暗黙のウチにその人の特徴なんかは覚えておこうとします。装備や身のこなしでだいたいレベルも分かります。 万一の遭難に備えての情報ですね。 一人の山歩きはねんざだけでも命取りになりますから、、、 ところで、ガイドブックに書いてある山頂からの素晴らしい眺めはウソでした! 360度ほとんど視野はなく、今通ってきた二本ボソ方面のみです。 まあ、今日はシルバーウィングが麓で待っているので気分を切り替えましょう(^.^) ここはススキの名所なので本来は秋がシーズンです。

☆二本ボソから山頂への鞍部にはみごとなシャクナゲが咲いていました。 これはデジタルでなく網膜撮影。

今回の道は意外と危険なのできちんとした指導者なしでは小学生は無理だと思います。 曽爾高原を見下ろす亀山はお子様向きなのでそちらへ。 なお、倶盧尊は私有地であるらしく二本ボソで500円の入山料が必要です。 この徴収に関しては賛否両論あるようですが、それはまた別の機会に。 あ、山行が詳しくなりすぎてスクーターのページらしくないかなあ・・・ 

 

話があっちこっちしますが・・これまた名車であり当時のセールスも好調、今なお街で見かける!

 

(写真はスクーターファン VOL32 より)

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リードに乗りながら、ツーリング用として所有。実に12年間にわたって長いつきあいをしました。 壊れたら買い換えようと思いながら過ごした時期が最後の方にありましたが、結局最後まで故障は一回もなく手放す瞬間まで絶好調でした。 これほど完成度の高いバイクに乗ったことは幸運だったとも言えますが、一転今後のチョイスに異様なまでの慎重さが加わり精神的にプレッシャーとなりました。

一時期キングオブスクーターとして君臨していた頃もありました。一方のフュージョンは同じエンジンを積んでいたようですが、実際に買うとなると手が出ませんでした。ユーザーがあまりにも高齢者層?に偏っていたし、カスタムなど全くない時代で、どうみてもかっこいいとは思えませんでした。まさかゾンビのごとく復活するとは誰も予想しなかったでしょう。個人的にはこの記事にあるように、フリーウェイの方を復活させて欲しかったです。

ヒット作であるフリーウェイに乗っていた人たちはその後、何に乗り換えたのでしょうか・・・  内心、そのあとオフロードに乗ろうが、ネイキッドに乗ろうが、コイツだけは手放したくないな・・・なんて後ろ髪ひかれたんじゃないかなあ。冒険をしなければフォーサイトになるでしょう。安心感をそのまま引き継いだ後継者だと思います。

フリーウェイはしばらく大事に実家に置いてましたが、引っ越しをして屋内保管が出来るようになったので、3年乗ったリードを手放しました。リードももちろん故障知らずで、売るときにバイク屋さんが、、何で売んの? ええスクーターやろ?なんて言うのでした。 遠くへ行かないのであればリードは実用車の終着点ですね。その後100CCになったようですが、適所に改善があり、スタイルも良いし、いまでも街で見かけたらついて行きなくなるほど好感度がたかいです。

12年も乗るとほんとに身体の一部になってしまいます。 一発始動で真冬でも暖気などしたことないです。トヨタの新車のように確実に走りました。ですから安心して高速道路でも林道でも使って遠くへ行くことが出来た。 90年からの3年ほどで、近畿のめぼしい山は全て登頂(ってほどの高さはないですが)しました。すべて林道からのアプローチで最短距離をピストンする単独行です。その他小豆島や四国一周などにもがんばってくれました。

こいつの最大の特徴は、、やはりサイズですかね。 コンパクトです。ですが意外とシート高と幅があり足つきが悪いです。 あとから台頭してきたマジェスティなどと並ぶと視線ははっきりと高いです。 それとフットブレーキ。 右足を使うこれは慣れるとすごい楽で、特に信号待ちで両手が自由になるのが快感です。 これほど人間工学的にも優れたものならその後のスクーターの標準になると予想したのですが。。まったく流行りませんでしたなあ・・・これはいまでも不思議です。シルバーウィングにもつけて欲しいですね。どうせなら前後輪連動で。 いっそ右手のブレーキもなくしてしまえばどうかなあ。。クルマにもブレーキは一つだし、イイと思うんだけど。 まあ、それくらいフットブレーキには安心感があったのでした。 ちょっと使いにくいけどサイドブレーキも完備。これは解除にコツがあったので、逆に盗難予防にもなっていたように思います。

 

っと、ここで小休止・・・ シルバーウィングが今日入院しました。 一ヶ月点検でオイルの漏れが見つかりそのために置いてきました。 代車は、、上に書いた文章が通じたのか、SPACEY100です。

 

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このクラスには久しぶりに乗りました。まだ1000キロも走っていないので新車並みです。 当時リード90で感じたような単気筒の荒々しさは全くないですね。 実に大人しいです。 出足もマイルドだし、腰掛けに座ってる感じで、走っていて刺激がないですね・・・ これは自分がその後色々乗ったからそう感じたのか、このスクーター自体がそうなったのかはよく分かりません。 20キロほどの距離を走って帰ってきたのですが、腰が痛くなってきてすごく疲れました。 風防がないのもきついですね。 それとしっかりとポジションが決まることに最近慣れたせいでしょうか。それにしてもHONDAらしくない派手なイエローです。 SPACEYの125はどうなんでしょうね、、これとよく似たかんじなのかな。。台湾製の125の走行性能を堪能している身としては、国産125に危機感を持ちますね。 まあ、一週間ほどのつきあいですが、 大事に乗りたいと思います。

シルバーウィングの重量で鍛えられていると、SPACEYなど昔のパッソルほどの原チャリを扱う感じです。取り回しも楽々、、とはいえ走っている最中の不安感を差し引くと、このクラスにはもう戻れないと痛感します。

 いきなりですが・・・生駒山嶺でのSYM

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もしこの場所にシルバーウィングで来ていたら下り坂でドンツキしかも土の農道から脱出できなかったかもしれません(^.^;  深く入り込んだ山道を行くときは125くらいがいいですね。 っということであらためてSYMのありがたさを実感し、 ちゃんとセンターを立てて写しておきました。 この柵の向こうがぬかた園地というアジサイの名園、、、のはずがまだまだつぼみでしたぁ  

 

備忘録といいながら、すでに現行車に到達しており、このSYMはフリーウェイの後に選んだスクーターです。 これまできわめて堅実な路線で選んできた車種選びを微妙に変更・・・ 特にこのカラーは、かなり勇気がいりました。 だいたいが盗難やいたずらの対象にならないように目立つものを買うのは避けてきたのです。

ただ、譲れない「大きさ」に関してはフリーウェイとほぼ同じサイズで超実用。 子供を後ろに乗せることもあってバックレストも必須です。しばらくは存在しないフットブレーキ・・足下の空気を踏んでました(^-^;

乗り換えてまず感じたのは、乗りやすさでした。 足つきも良くなったし、手放し運転が出来るのは驚きました。走り出してからでもジャケットのファスナーを両手であげれます。またこれまで減速して曲がっていたコーナーが減速しないで曲がれるようになり、ああこれがバイクの「曲がる」ってことかと分かったのでした。 それにブレーキのききがはるかに鋭くなりました。 飛び出した猫を避けたときもフルブレーキをしながらも、車体は安定。 それまで気に入って乗っていたフリーウェイですが、身体の一部になっていたとはいえ、比べてみればこの赤い外車には遠く及ばないことが分かったのでした。

しかしながら、、外車の宿命? 故障は避けられないようで・・エンジントラブルも三回。それと85キロ止まりで最高速が出なくなる現象。

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これはウェイトローラーというもので、元々は真円でそれが外側から綺麗に減っていくものらしい。ところがこの写真のように偏った摩耗をすると遠心クラッチが無効になって高速のギヤに入らなくなる現象が起こるとか・・・ まだ4000キロも走ってないのにこうなってしまうのはチョット頂けない。 ともあれこれを新しいものに交換したら、元通り105キロの最高速が復活しました。  フリーウェイの最高速は130キロ+アルファですが、実質120以上では危険で、100キロ巡航がベストです。 同じ100キロなら、余力は全くないものの、このSYMのほうが快適な走行ができます。それがどうしてなのかは、バイクに詳しくないのでわかりませんが、「快適性」というのはあらゆる条件で得られているのだと思います。

予想通りというか・・これに乗り出してからは仮面ライダーといわれたり、無理な若作りとか?素人衆の批評を浴びています。 日常的なタイミングでありながら交差点進入で捕まったのもおそらくはこの色のせいでしょう。目立つものを所有するリスクを肌で感じている今日この頃です。 どうせならと冬用のジャケットも真っ赤にしたのはまさに火に油か・・・ ピンクのナンバープレートも赤い車体には微妙に似合ってるなあなんて思ってます。

 

フリーウェイの話しに戻りますが・・・10年目を過ぎた頃から、この次故障したら乗り換えよう! っていう気持ちが出てきていました。その時期に実はレッドバロンに行ってスカイウェブを見てきました。 そこであまりのでかさに一瞬で興味が失せて・・・とてもフリーウェイの買い換えにはマッチしないという判断です。

それからまた2−3年して、、あるときクルマで信号待ちしているときにふと右を見ると、、、! おお! これはどこのバイクや! ジャストサイズでライディングポジションもカッコいいし、、、ジロジロ。。を超えた凝視でした。ごめん、気持ち悪かったやろ、、おにいさん。 みると下の方に YAMAHA! ナンバープレートを見たいがためにわざと発進せずに待っていました。 あれ? ピンクのナンバープレート? そう、これが台湾マジェスティ、いわゆるコマジェであるということが分かるには大して時間はかかりませんでした。

あとはネットの力。 夜遅くまでやっている販売店が近所にあって行ってみた。 あのとき見たコマジェもある。 いやまてよ、もっといいのがあるぞ! ってことでグランドディンクとSYMが浮上。 街で見たこともないバイクを買う? いままでHONDAはじめ国産の新車ばかり乗ってきた寄らば大樹の陰精神はどうなる? いっそ買うならずっとあこがれのシルバーウィングも欲しい! 実用をとるなら圧倒的に125は有利。 でもいまさら高速にも乗れないヤツに格落ち? しばらくはウレシイやら苦しいやらの迷いで時間が過ぎていった・・・ 最終的に真っ赤なSYMに決めたのは、遊び心が勝った?ってことになりますかね。

 

SYMからの乗り換えも難航。 最終的な決断を下したのはフォルッツァの最新型を試乗したあとでした。 この250CCが全く速く感じられませんでした。 確かに排気量の分余裕があるし、静かでしたが、SYMのぐいぐい引っ張る感じのほうがむしろ体感的には加速が気持ちよいとも感じました。 これはお金を出してまで買い換えるモノではないと即座に判断。 125からの乗り換えなら最低でも400CCは要ると・・・   さあ、ここまできて終着点のシルバーウィングがようやく見えてきました!

最初にも書きましたが、ドリーム店で手頃な01年型シルバーウィングを見つけていたのでこれに決めました! あれこれクレームなどもあるとは聞いてましたが、全てはショップにまかせることにしました。 同世代だった店長の説得力もなかなかでした。どうせメカ音痴なので自分で整備することはないし、少し遠い場所なので、ショートツーリングにもいいなあ、、とか。

情報はそこそこ集めていたので、改良済みの新型のセンタースタンドを注文しました。これによってセンターかけが楽になるらしいので。あとはセキュリティの純正アラームとグリップヒーター、それにミラーを光り物に変えました。まあ、カスタムはこの程度でいいかと。もともと原型でもなかなかカッコイイと思ってます。 あ、そうそうこの際デイパックとショルダーをドリーム純正で買いました。 タンデム用のグリップなどが着いているのが特徴です。 納車まではセンタースタンドと車検待ちで10日ほどだったかな。 5月でしたが、夜間はまだまだ寒くて、早速グリップヒーターをつけて初乗り。 いやまあ、これの快適なこと! 手が温まるというのはこれほど安心があるのか!一度経験したらやめられないという説明が納得できました。 

かくして念願のシルバーウィングを相棒に出来て現在に至っています。 これまで何度かツーリングに出かけましたが、二気筒の静粛性と伸びやかな加速に大満足です。 そりゃまあ、世の中には隼みたいに速いバイクはいくらでもありますが、、このGTスクーターはまず快適性で抜きんでています。 クルマよりも楽しく、どんどん遠くに行きたくなる乗り物。 燃費は20くらい。 16リッターなので概算300キロの航続距離があります。そろそろ新型が出るという噂もありますが、とにかく欧州ではよく売れているらしく、あちらの文化ではモデルチェンジは御法度のようで、本国もそれに従うしかないということでしょうか。。

以上はスクーター流正統の考え方での悩みでしたが、もう一つはただただスタイルで欲しかったモノもありました。スタイルと言えば、やっぱりイタ車ですよね・・・ つづく

 

っと、すいません、2年たってしまいました(笑) ・・ イタ車のかっこよさは、誰もが認める事実でしょう。デザイン、カラーリングともに意表をつくような衝撃があります。日本車への絶対的な安心感をも揺るがすほどです。これがアトランティックです。250CCが出たばかりでした。

ショップで何度もまたがりながら、一時は仮契約までしてしまいました。結局はご縁がなかったものの、今も憧れていることに変わりはないです。 最近は400CCも出たようですね。このほかにもジレラにもカッコイイスクーターがありました。

 

 

時は過ぎて。。07年の春に限定解除しました。それで乗り換えたのがこのシルバーウィング600です。

そのあたりのことは限定解除の顛末記と合わせて、600のインプレも別のページにまとめてみました。 よかったら読んでみてください。New LICENSE 。 

最後に、近々、オーバー650のノークラッチバイクが、新しいカテゴリーで登場するようですね。 大型スクーター乗りの行き着く場所になるのでしょうか? 今後、二輪の世界ではスタイルやテクノロジーの発展はどんどん進んでいくでしょうが、純粋にスクーターと呼べるもので、このシルバーウィングを超えるものが出るか・・・自分としてはあくまで「スクーター」という乗り物の未来が気になります。 ということで、このページもこのあたりで終わりにしたいと思います。

DN-01・・・水冷4ストローク・OHC・V型2気筒680㎤エンジン。 オートマチック・スポーツクルーザー。

 

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