25日目 ハム邸 拡張計画

 

子供達もどんどん大きくなってきたし、将来はケージを別にしなくてはならないと言われているのですが、前から考えていたのがこの「拡張計画」です。ハムはテリトリーを重視する生き物らしいので、別居が基本となるのでしょうが、これくらい離せばあるいは一緒に暮らせるのではないかという試みでもあります。おなじくテリトリーを重んじるザリガニの飼育から得たヒントです。端から端までは2メートル以上はあります。パイプをひとつ超えることで、別の空間という認識をしてくれるのではないかという仮説に基づいています。

右端にもわざわざU字パイプをつけました。これも同じ発想で、プライベート性を高めるためです。近道は出来ないようになっています。ここまで行くのは今のところリナに限られています。 27日、左端の巣は解消して、目隠しのタオルを取り、元のトイレに戻しました。これは来週、ペットショップにもらわれて行く子ハムの環境変化を考えてです。行く先ではいつも人に見られてる過酷な場所ですから、生きていく上でこの場所での過保護はマイナスだと思ったので。

 

これがあれこれ考えて苦労した連結部です。左につけていたロフトをここに持ってきました。ピックが寝ています。ここもU字にして、ケージ間の距離を少しでも長くしました。同じく近道は出来ないようになっています。狭いところや、隅っこが好きなので、連結部の後端にも空間を作りました。子ハムがよく寝ていますね。

 

29日目 最後の時、、五人家族

 

この次の日曜には、子ハムを里子に出す予定です。左はピックと子ハム×2、右はリナと子ハム、です。それぞれ左のケージと、右のケージに居るところを取りました。子ハムは好きなところに移動しますが、親たちはだいたいこの左右を保っていることが多いです。

子供達大きくなりました。ちょうどリナとピックを飼い始めた頃の大きさです。もう出来ないことは何もありません。あとわずかな時間、、親子の時を過ごしてもらうことにしましょう・・・

 

     

 

よく頑張ったね! 感動をありがとう!

 

      

 

さて、この子育て日記もいよいよ終わりに近づいてきたようです。 左はロフトで寝ているピック、右は水飲み器の下に居てるリナです。 一時は心配したけど、ちゃんと立派に子育てしてくれました。本当にお疲れさまでした。親も新米なら、飼い主も新米で、、、、でもよかった! 

実はこの時点で、私には選択肢があるのです。 今の考えでは、一匹を残して、この状態で、3人暮らしをさせてみようと思っています。ここまで見守ってきた子ハムを一匹はおいておきたいって言うのは人情でしょう。。 その他にも、子ハムを全て手放し、このままゲージを分けて、2人を独身に戻すということ。 これは飼い主にとっては最も楽な方法であり、親ハムは静寂を手に入れることができます。 しかしながら、子供(人間)にとっては最も悲しく残酷なことでもあります。もう少し時間があるので、娘達ともよく話し合って決めたいと思います。

 

・・・結論は

子供とも相談の上、二匹を引き取ってもらいました。いつもひっついて行動していた二匹を選びました。 いま、上の拡張ケージでは、残りの三匹が暮らしています。 しかし、二匹が居なくなったその日から、ハムたちの動きが一変しました。あれだけ元気に回し車であそんでいたのに、誰も回さなくなりました。動きが悪くなって、生き生きとした表情が消えてしまったのです・・・

また、父親であるピックは、残った子供に対して攻撃をすることがあり、孤独な子ハムはやや萎縮しています。それから、母親のリナは、子育て中から人間の手を噛む癖がついてしまって困っています。人なつっこくて、慣れ親しんでいるのですが、その表現方法のひとつとして噛んでる・・そういう感じです。敵対心ではないようでして、、、こう言うのはどういう風にしたら治るのでしょうね。

今回なかなか難しいと思いました。彼らは住居の環境には比較的柔軟に対応するようですが、構成メンバーに対しては想像以上に鋭敏です。さらにこのまま様子を見て、ピックの攻撃が激化したら、この一匹も引き取ってもらうことになるか・・・。リナが再び身ごもるのかな?、、その辺も。

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