カシュガルに着くまで

船酔いでフラフラになりながら上海に着いた。行き先をウルムチに決めた。そして電車に乗り込む。3泊4日4000キロを移動。ひとりぼっちの日本人。ここまでの行程でもさまざまな人との出会いがあった。もう書き出すときりがないので割愛して、国境へと急ぐことにする。

ウルムチはウイグル語で「美しい牧場」という意味だ。テンシャン山脈の麓、シルクロードの要所。見渡しても漢民族などいない。ここは完全にウイグル族の町。

さて私の目的はさらに西方の国境カシュガル。ここから長距離バスで3泊4日かかる。この国の大きさを肌で感じるには地面でいく。自分の足跡を残すのはこの方法しかない。カシュガルの開放は84年。だから私が訪れたときはまだ間もない頃と言うことになる。

切符
これが3泊4日のバスの切符。38元。当時のレートで1520円
バス
これはひどいバスだった!でこぼこ道では身体が20センチも浮游する。
窓ガラスも途中で割れた。後ろに見えてるのが食堂。
食事はいつも焼きうどん。砂入り!砂漠なのでアタリマエ
旅社
犯罪を犯して投獄された?ノー、これが簡易宿。1泊2元(80円)
足下にある練炭ストーブが命の綱だ.
親切な人が使い方を教えてくれた。座っているのがベッド。
寝袋がないと凍死するだろう…
バスで知り合った人たち
同乗の人と。まあバスの中での騒ぎ方は尋常ではない。
高歌放吟やり放題!
カシュガルに着いてやっと笑顔を見せてくれた一瞬。
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