ストロベリー・
オンザ・ショートケーキ



第八話

 第八話 壊れていくふたり
唯の失恋の後が気になるまなとは、
遥の「熱しやすく冷めやすい」という言葉に支えられていた。

しかし、哲也からキツイ別れを告げられた唯は、ほとんど何も食べず、
ゲーを吐いちゃう程体調を崩して苦しんでいた。
そして、まなとが「平瀬愛」からの手紙の返事を貰った事に
唯一の嬉しさを感じていた。

そして大切な鈴を無くした事に気づいた唯は、
まなとにどうしても探してきて欲しいと頼む。
何も怖がらず必死で学校内を探すまなと、鈴を探し出し持ち帰ったが、
後に唯から「本当は先輩との思い出の鈴なの」と聞かされる。

哲也への想いは消えないまま、
音楽室が見えるビルの上で、哲也を暖かく見守る唯、
とうとうバス停の椅子に座りながら、体も冷たくなって意識を失ってしまった。
見つけた遥は、タクシーで家まで連れて行き、
医者から「風邪ではないが、かなり衰弱している」と聞き、
まなとに伝えるが・・・
唯の哲也への想いを認めたくないまなとは、大丈夫だと言い張ってしまう。

そして、
万理子が「哲也とは結婚しない」と言い出したのを無我夢中で否定したまなとは、
唯の看病中に、遥から事情を聞いた哲也が家に訪れて困惑する。
唯はあなたのことをきっと忘れる。と哲也を追い出したが・・・
S.O.S!
悲鳴のように、嫉妬が叫ぶ!! 
はぁぁ、苦しいッスねー!




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