ストロベリー・
オンザ・ショートケーキ



第十話(終)

 第十話 雪の国のSOS
まなとは・・・
突然フィルターをかけていたもう一人の自分を呼び戻してしまっていた。

お見舞いに来た王子様は唯に、
「元気になったら、ニューヨークへおいで」と言ってくれたのだが、
唯は「どうしても会いたい人がいる」と言う。
その会いたい人とは、まなとの好きな「平瀬愛ちゃん」。
哲也は遥から、塗り固められた嘘「平瀬愛」の秘密を聞き出すが・・・

卒業式。
哲也は生徒達の前で言い放つ。
「僕達は、愛する為に産まれました。
苦しむ為に生まれてきたわけではない。
傷つける為に生まれてきたわけではない。
傷つけられる為に生まれてきたわけではありません。
逃避かもしれないが、全ての人には必ずもう一人の友達が居る。
しかし、この素晴らしい友達と別れなければならない。
何故なら、甘えてしまうからだ。
じゃぁ、いつ別れるのだ。
それは、愛する人が出来た時だ。愛する人と共有できるから。
さぁ、愛する人を探しに行こう。
勇気を分け合える、愛する人を!
僕らは、愛する為だけに、生まれてきました。」
大勢の生徒達の前で、真理子にプロポーズをするのだが・・・
真理子のマンションには、誰も、何も無くなっていた。

一方、平瀬愛に会いたいと懇願する唯を病院から連れ出したまなとは、
新潟のある喫茶店で、平瀬愛に会う。
変装した遥だったのだが、何も知らない唯は本物が来たと思い、
ショックで行方不明になってしまった。

とにかく探し回るまなとは、唯の大切な鈴を見つけ、雪山へ入ってしまう。
連絡を受け新潟へ来た哲也、初めて出来た友達だと言い、
悪天候で捜索が出来ない苛立ちを隠せずにいた。

雪山を登り続けるまなと、やっと唯を見つけ小屋で温まるのだが・・
体力が奪われてしまう為、眠らずに「森のくまさん」を歌うのだが、気づけば・・
唯は・・・目を閉じ・・・・・・。

唯を抱いたまま涙を流すまなと。
「面白い話」と言いながら、やっと自分の気持ちを告白する。

そして朝は来た。

唯の本当の気持ちを聞いていた哲也、
何時の間にか唯は、まなとを愛していると知った遥は、
二人のもとへ駆け寄るのだが・・

(ここは省略!)

だから僕は、君を、忘れないよ。
いつまでも変わらず、僕の心に、存在してるから。

うはー、感動〜〜っ!!




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